JP3322666B2 - クリーナーホース - Google Patents

クリーナーホース

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JP3322666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機にお
いて、吸引ノズル側と掃除機本体側との間を連結するク
リーナーホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】業務用或いは家庭用の電気掃除機では、
吸引モーターとフィルターなどとを内装する掃除機本体
と、吸い込み口を備えた吸引ノズル側とを可撓性のクリ
ーナーホースで結んで、ノズルの吸い込み口から吸い込
んだ塵埃を、そのクリーナーホースから掃除機本体内に
送り込んで集塵し、掃除機本体内のフィルターを通過し
た空気は、本体後部の排出口から外部へ排出するのが一
般であった。
【0003】しかし、そのように空気を本体から排出す
ると、その排気圧で未だ掃除を終えていない床面の塵埃
を巻き上げ、また、不快な排気臭がするといった不都合
が指摘されている。
【0004】そこで、この問題を解決するため、最近、
クリーナーホースを二重管構造として、フィルターを通
過した空気をそのまま外部に排出することなく、クリー
ナーホースの一方の管路からノズル側に環流させるとと
もに、そのノズル部分から出た空気を再び吸引用空気と
して吸い込み口から吸い込ませることで、一種の循環回
路を構成するようにしたものが開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに一旦吸い込んだ空気を、全て排出することなく、そ
の全量をノズル側へ環流させることとすると、そのノズ
ルまでの管路抵抗のため、吸引モーターの負担が非常に
大きくなって発熱量が大きくなり、これを防止するため
モーターの容量を大きくすると、全体が大型化し、且
つ、価格も高くなるといった欠点がある。
【0006】そこで、掃除機本体のフィルターを通過し
た空気を本体から排出することなく、従って、排気によ
って未だ掃除していない床面の埃を巻き上げることがな
く、また、不快な臭いもほとんど感じることがなく、な
お且つ、吸引モーターの負担を大幅に増大させないよう
にする手段として、本体からノズル側に環流する途中の
ホースの部分で、その管路の発熱した空気の一部を外部
に放出特にしみ出すような形で逃がすことが考えられて
いる。
【0007】この発明は、このようにノズル側に環流さ
せる熱を持った空気の一部を逃がすためのホースであっ
て、通気性を有しながら、クリーナーホースとしての適
度の可撓性と強度を備えたものを提供することを目的と
してなされものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、軟質の樹脂製テープを螺旋状に巻回し
て構成されるホースであって、前記樹脂製テープのホー
ス長手方向に隣接する端縁部間に、通気性テープを介在
させてこの通気性テープと共に一体的に螺旋状に巻回さ
れてなることを特徴とするものである。
【0009】また、この出願の請求項2の発明は、上記
において、通気性テープの両端縁を樹脂製テープの端縁
に重ねて、これらの重ね部を相互に接着若しくは融着し
てあるものが提供される。
【0010】また、この出願の請求項3の発明において
は、樹脂製テープが、ホース外周面を構成する外側テー
プと、同じく内周面を構成する内側テープとからなり、
それら外側テープと内側テープの端縁部間に、通気性テ
ープの端縁部を挟み込んで互いに接着若しくは融着して
あるものが提供される。
【0011】更に、通気性テープは、不織布若しくは織
布が好適に用いられる。
【0012】同じく上記の目的を達成するため、この出
願の請求項5の発明では、軟質の樹脂製テープを螺旋状
に巻回して構成されるクリーナーホースであって、前記
樹脂製テープのホース長手方向に先行するテープ端縁部
と後続する端縁部との間に、不織布と織布との二層構造
の通気性テープを介在させて、この通気性テープと共に
一体的に螺旋状に巻回されてなることを特徴とする。
【0013】同じく請求項6の発明は、上記において、
織布がポリプロピレン樹脂その他の樹脂製であって、そ
の織布の端縁部と樹脂製テープの端縁部とを互いに融着
してなる
【0014】また、請求項7の発明では、上記におい
て、不織布に対して織布がホース外側となるようにして
通気性テープとともに一体的に螺旋状に巻回してなるも
のが提供される。
【0015】更に、請求項8の発明においては、上記樹
脂製テープの幅方向の1又は複数箇所に、そのテープの
長手方向に沿って補強芯材が配置され、この補強芯材と
通気性テープとを互いに融着又は接着してなるものであ
る。
【0016】また、望ましくは、通気性テープによる通
気部と樹脂製テープによる非通気部とのホース長手方向
の比率は、通気部が1に対して非通気部の長さが2〜5
0であるものが用いられる。
【0017】 同じく、この出願の請求項10の発明で
は、内管と外管とからなる二重管構造のクリーナーホー
スであって、上記の構成からなるホースを外管として、
その内側に可撓性ホースからなる別のホースを内管とし
て配置し、その内管内の通路を、吸引ノズル側から掃除
機本体側への流入路とし、外管と内管との間の通路を、
掃除機本体側からノズル側に環流する空気の環流路とし
てなるものが提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、この発明のクリーナーホ
ースの要部を縦断して示す断面図、図2は、同じく要部
の拡大断面図であり、図3は、同じくクリーナーホース
の巻回方法を示す斜視図である。
【0019】 これらの図において、(1)は、この発明の
軟質の樹脂製テープであって、例えばポリオレフィン樹
脂、ポリスチレン樹脂などの脱塩化ビニール系の樹脂或
いは塩化ビニール系の樹脂が用いられる。
【0020】 この樹脂製テープ(1)は、その幅方向に間
隔をおいた3箇所を、外方に半円状に膨出させることに
よって、ホース外周面となる外側部分に、テープ長手方
向に沿った3本の突条(2)(2)が形成され、内周面とな
る内側部分に同じくテープ長手方向に沿った3本の凹溝
(3)(3)が形成されている。
【0021】 上記の凹溝(3)(3)には、それぞれ線状の
補強芯材(4)(4)が埋め込んで固着され、これによっ
て、テープ(1)に適度な可撓性と強度とを与えている。
これら補強芯材(4)(4)の材質としては、例えば、ポリ
プロピレンなどの硬質樹脂、或いは金属線などが用いら
れる。この補強芯材(4)は、1本又は2本或いは4本以
上の場合もあり、強度的に充分であれば用いないことも
ある。
【0022】 (5)は、この発明の通気性テープであっ
て、その素材としては不織布若しくは織布が用いられる
が、通気性を有し且つ適度な可撓性を有するものであれ
ば、他の材質であっても構わない。
【0023】 そして、上記の樹脂製テープ(1)と通気性
テープ(5)とは共に螺旋状に巻回することによってホー
ス(6)を形成するが、その際、螺旋状に巻回される樹脂
製テープ(1)のホース長手方向に先行するテープ端縁部
と後続する端縁部との間に間隔を設け、通気性テープ
(5)でこの間隔を埋めるようにして、共に一体に螺旋状
に巻回し、これによって、ホース長手方向に対して部分
的に通気部を備えたクリーナーホース(6)が形成され
る。
【0024】 この場合、図1及び図2の実施形態では、
特に図2で示すように、通気性テープ(5)の一方の端縁
を、互いに対向する樹脂製テープ(1)の一方の端縁の内
側に、その端縁側に位置する補強芯材(4)まで被覆する
ようにして重ね、同じく通気性テープ(5)の他方の端縁
を、樹脂製テープ(1)の他方の端縁の内側に、その端縁
側に位置する補強芯材(4)まで被覆するようにして重ね
て、それら通気性テープ(5)と樹脂製テープ(1)及び
補強芯材(4)とを、接着剤層(7)を介して接着するか、
又は、融着することで、相互に一体化してある。このと
き、通気性テープ(5)は、その端縁部を樹脂製テープ
(1)の外側に重ねて接着若しくは融着しても良い。
【0025】 上記のクリーナーホース(6)においては、
通過する空気の流速を限りなく0に近づけながら通気性
テープ(5)より吸入・排出するといった通気性を有して
いるが、ホース全体から見れば強度の高い樹脂製テープ
(1)が全体の保形性を確保しており、繰り返し屈曲され
るクリーナーホースに用いた場合に、優れた保形性と強
度を保つことができる。
【0026】 この場合、通気性テープ(5)による通気部
と樹脂製テープ(1)による非通気部とのホース長手方向
の比率は、通気部が1に対して非通気部の長さが2〜5
0であり、総体的に強度の高い樹脂製テープ(1)の部分
が長くなることによって、ホース全体の強度の高いもの
が得られる。
【0027】 図4は、上記のクリーナーホース(6)を用
いた掃除機であって、吸引ノズルAには、硬質樹脂から
なる非可撓性の操作筒Bが接続され、この操作筒Bと掃
除機本体Cとの間を連結する部分の外管として、上記の
クリーナーホース(6)が用いられている。
【0028】 図5が、このクリーナーホース(6)部分の
一部を縦断して示しており、この発明のクリーナーホー
ス(6)内に内装される内管(8)内には、前記吸引ノズル
A側から図の矢印P方向に向かって、吸い込んだ塵埃を
含んだ空気が流れ、掃除機本体C内に吸い込まれる。
【0029】 掃除機本体Cでは、その内部の図示しない
フィルターによって、吸い込んだ塵埃を空気から分離し
て本体C内に滞留させ、フィルターを通過した空気は、
この本体内を迂回して、この発明の可撓性ホース(6)と
内管(8)との間の空間部に流入し、この空間部を図の矢
印Q方向に流れて、前記ノズルA側に環流させられる。
そして、この発明のクリーナーホース(6)と内管(8)と
の間の空間を流れる途中で、その一部が、前記通気性テ
ープ(5)より外部へ向けて放出される。
【0030】 なお、この図5において、内管(8)も可撓
性を有するホースからなるものであり、前記樹脂製テー
プ(1)と同様の軟質樹脂製テープ(9)を螺旋状に巻回し
て、長手方向に先行するテープ端縁部と後続するテープ
端縁部との対向端縁部を互いに接着若しくは融着して形
成される。また、この内管(8)を構成するテープ(9)に
おいても、幅方向の複数箇所を半円状に外方へ膨出させ
て、内周に凹溝(10)を形成し、この凹溝(10)内に、硬質
の合成樹脂若しくは金属線材からなる補強用芯材(11)を
埋め込んで取り付けている。
【0031】 図6は、この発明のクリーナーホース(6)
の別の実施形態であって、螺旋状に巻回される軟質合成
樹脂製テープ(1)を、ホース外周面を形成する外側テー
プ(13)と、同じく内周面を形成する内側テープ(14)とか
らなる二重構造とし、それら外側テープ(13)と内側テー
プ(14)の各端縁部間に、通気性テープ(5)の端縁部を差
し込んで、その通気性テープ(5)の表裏両面と外側テー
プ(13)若しくは内側テープ(14)とを、互いに接着若しく
は融着して一体に螺旋状に巻回している。
【0032】 この実施形態では、外側テープ(13)の幅方
向の一箇所を半円状に膨出させて、その外面に突条(2)
を形成し、内面に凹溝(3)を形成して、この凹溝(3)内
に硬質樹脂からなる補強芯材(4)を埋め込んで取付け、
この補強芯材(4)を挟んだ両側部分において、外側テー
プ(13)と内側テープ(14)とを互いに接着若しくは融着し
て、一体化させている。
【0033】 また、この他にも、通気性テープ(5)を2
重構造として、樹脂製テープ(1)の端縁部間に介在させ
ても良い。さらに、樹脂製テープ(1)の端縁部と通気性
テープ(5)の端縁部とを重ね合わせずに、これら端縁部
同士を補強芯材(4)を介して接続するようにしても良
い。
【0034】 なお、上記のような通気部を形成する手段
としては、前記樹脂製テープ(1)を螺旋状に巻回する際
に、ホース(6)長手方向に先行するテープ端縁部と後続
するテープ端縁部の重なり部分に、この重なり部分を通
ってテープ幅方向にホース内外を連通させるような通気
穴付きテープを挟んで接着若しくは融着したり、或い
は、同方向の隙間ができるような突起付きテープを挟ん
で同様に接着若しくは融着することが考えられる。或い
は、樹脂製テープ自身に、その幅方向の溝を予め形成し
ておいて、その端縁同士を接着若しくは融着すること
で、その溝を通して通気路が形成されるようにすること
が考えられる。
【0035】以下は、外管として用いられるクリー
ナホース(6)において、その樹脂製テープ(1)間に通気
性テープ(5)を介在させた別の実施形態を示している。
【0036】 図1の実施形態では、通気性テープ(5)と
して、不織布又は織布の単体を、樹脂製テープ(1)間に
配置しているが、この構造では、頻繁に屈曲が繰り返さ
れるクリーナーホースの場合、引張強度が不足する可能
性がある。そこで、この実施形態では、この通気性テー
プ(5)を、図のように、不織布(16)と織布(17)との二
層構造としたものである。
【0037】10のように、織布(17)は、多数のテー
プ状の織材(18)(18)…を十字状に織り上げたものであ
り、織材(18)としては、例えば、ポリプロピレン樹脂を
延伸加工を施して引張強度を増大させた後、所定幅にス
リットしたものが用いられる。
【0038】 また、織材(18)は、例えばその幅が0.8
5ミリ、厚さが0.03ミリであって、各織材(18)間に
小間隙(19)を置いて織ることにより、十字方向に隣接す
る4本の織材(18)で囲まれた隅部に、通気隙間(20)が形
成される。そして、この織布(17)と不織布(16)とは、例
えば相互に重ねて融着することで、予め一体に積層され
る。
【0039】 上記のような織布(18)と不織布(16)からな
る二層構造の通気性テープ(5)は、図で示すように、
織布(17)が樹脂製テープ(1)側即ちこの実施形態では外
側となるようにして、その端縁を樹脂製テープ(1)の内
側、特に、樹脂製テープ(1)の内面に露出する補強芯材
()に重ねて螺旋状に巻回されるとともに、この補強芯
材(4)と通気性テープ(5)同士を熱融着して互いに一体
に連結される。この場合、補強芯材(4)は、断面がほぼ
楕円形若しくは円形で、且つホース内周面側に露出する
部分が扁平に形成され、この扁平部(21)部分で重ねて融
着してある。
【0040】 通気性テープ(5)と補強芯材(4)とを融着
するに際しては、互いに融着性の良い材質を選択するこ
とが望ましく、例えば、上記のように、通気性テープ
(5)の融着面側である織布(17)の材質としてポリプロピ
レン樹脂を用いた場合、補強芯材()の材質もそれと同
じポリプロピレン樹脂を用いることが望ましい。勿論、
織布(16)と樹脂製テープ(1)とを、接着剤を用いて連結
することを除外するものではない。
【0041】 この実施形態のホース(6)では、通気性テ
ープ(5)を二層構造としているため強度が高く、特に、
強度の高い樹脂製の織布(17)と樹脂製テープ(1)とを一
体に連結するから、ホース(6)の屈曲時に通気性テープ
(5)が引っ張られても破れるといった虞がない。また、
通気性テープ(5)を熱融着する際、熱容量の大きい補強
芯材(4)との間で熱融着するため、融着強度の高いもの
が得られる。
【0042】 他方、内側の不織布(16)は、織布(17)に対
して通気部の目が非常に細かいため、ホース内を通過す
る塵埃が熱を持った排気とともに外部に排出されるのを
防止するフィルターとしての役目をなし、また、吸音材
としての役割をも期待し得るものである。
【0043】において、上記のクリーナーホース
(6)内には内管(8)が挿入されている。この内管(8)
も、前記の場合と同様に樹脂製テープ(9)を螺旋状に巻
回して構成されるが、その外周面に、硬質樹脂からなる
2本の補強芯材(23)(23)が螺旋状に巻き付けられてお
り、それらの補強芯材(23)には、前記のノズルA側に電
源や電気信号を送信するための1又は2本の導電線(22)
(22)…が内包されている。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明では、軟質樹脂
からなるテープを螺旋状に巻回して得られるホースにお
いて、そのテープのホース長手方向の端縁部間に通気性
テープを介在させて一体的に巻回してなるものであるか
ら、この軟質樹脂テープの保形性と可撓性によって、通
気性を有するものでありながら、ホース全体の強度と適
度な可撓性を持たせることができ、クリーナーホースの
外管として最適のものが得られる。
【0045】 勿論、樹脂製テープと通気性テープとはと
もに螺旋状に巻回して形成されるものであるから、短い
ものから非常に長い物まで所望の長さのものを任意に製
作することができる。
【0046】 しかも、互いに螺旋状に巻回される通気性
テープと樹脂製テープの幅の比率を変更することによっ
て、任意の通気量のものを容易に得ることができる。
【0047】 また、この出願の請求項5の発明では、通
気性テープを、織布と不織布とからなる二層構造として
おり、不織布によってホース内の塵埃が熱を持った排気
とともに排出されるのを防止しながら、織布の特にホー
ス長手方向の織材がホースが屈曲したとき等の長手方向
の引張に抵抗するから、強度の高いものが得られる。
【0048】 特に、この出願の請求項6の発明では、織
布がポリプロピレン樹脂などの樹脂であるから、より強
度の高いものが得られる。
【0049】 また、請求項7では、織布がホース外側と
なるようにして巻回しているから、不織布のフィルター
効果により、外側の織布の通気隙間に塵埃が目詰まりす
る虞がなく、長期に亘って通気効果を持続することが出
来る。
【0050】 この出願の請求項8の発明では、通気性テ
ープと樹脂製テープを融着する場合に、樹脂製テープの
樹脂製補強芯材と融着するようにしており、補強芯材の
大きな熱容量により高強度に融着でき、この部分での剥
離する虞れが減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の可撓性ホースの断面図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】この発明の可撓性ホースの巻回方法を示す斜視
図である。
【図4】この発明のクリーナーホースを用いた掃除機の
全体の側面図である。
【図5】図4において、この発明のクリーナーホース部
分で縦断した要部の断面図である。
【図6】この発明のクリーナーホースの別の実施形態を
示す要部の断面図である。
【図7】この発明の別の実施形態を示すクリーナーホー
スの断面図である。
【図8】同じく要部の拡大断面図である。
【図9】通気性テープの要部の拡大断面図である。
【図10】通気性テープに用いられる織布の要部の拡大
平面図である。
【符号の説明】
(1) 樹脂製テープ (4) 補強芯材 (5) 通気性テープ (6) クリーナーホース (8) 内管 (13) 外側テープ (14) 内側テープ (16) 不織布 (17) 織布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗本 勲 大阪府高槻市栄町1丁目2番1号 東拓 工業株式会社内 (56)参考文献 特開2001−161612(JP,A) 特開2001−204664(JP,A) 特開 平11−178760(JP,A) 特開 平9−285426(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 5/00 - 9/24

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質の樹脂製テープを螺旋状に巻回して
    構成されるクリーナーホースであって、前記樹脂製テー
    プのホース長手方向に先行するテープ端縁部と後続する
    端縁部との間に、通気性テープを介在させてこの通気性
    テープと共に一体的に螺旋状に巻回されてなることを特
    徴とするクリーナーホース。
  2. 【請求項2】 通気性テープの両端縁を樹脂製テープの
    端縁に重ねて、これらの重ね部を相互に接着若しくは融
    着してあることを特徴とする請求項1記載のクリーナー
    ホース。
  3. 【請求項3】 樹脂製テープが、ホース外周面を構成す
    る外側テープと、同じく内周面を構成する内側テープと
    からなり、それら外側テープと内側テープの端縁部間
    に、通気性テープの端縁部を挟み込んで相互に接着若し
    くは融着してあることを特徴とする請求項1記載のクリ
    ーナーホース。
  4. 【請求項4】 通気性テープが不織布若しくは織布であ
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載し
    たクリーナーホース。
  5. 【請求項5】 軟質の樹脂製テープを螺旋状に巻回して
    構成されるクリーナーホースであって、前記樹脂製テー
    プのホース長手方向に先行するテープ端縁部と後続する
    端縁部との間に、不織布と織布との二層構造の通気性テ
    ープを介在させて、この通気性テープと共に一体的に螺
    旋状に巻回されてなることを特徴とするクリーナーホー
    ス。
  6. 【請求項6】 織布がポリプロピレン樹脂その他の樹脂
    製であって、その織布の端縁部と樹脂製テープの端縁部
    とを互いに融着してなる請求項5記載のクリーナーホー
    ス。
  7. 【請求項7】 不織布に対して織布がホース外側となる
    ようにして通気性テープとともに一体的に螺旋状に巻回
    してなる請求項5又は6記載のクリーナーホース。
  8. 【請求項8】 樹脂製テープの幅方向の1又は複数箇所
    に、そのテープの長手方向に沿って補強芯材が配置さ
    れ、この補強芯材と通気性テープとを互いに融着又は接
    着してなる請求項1から7のいずれかに記載のクリーナ
    ーホース。
  9. 【請求項9】 通気性テープによる通気部と樹脂製テー
    プによる非通気部とのホース長手方向の比率は、通気部
    が1に対して非通気部の長さが2〜50である請求項1
    から8のいずれかに記載したクリーナーホース。
  10. 【請求項10】 内管と外管とからなる二重管構造のク
    リーナーホースであって、請求項1からのいずれかの
    ホースを外管として、その内側に可撓性ホースからなる
    別のホースを内管として配置し、その内管内の通路を、
    吸引ノズル側から掃除機本体側への流入路とし、外管と
    内管との間の通路を、掃除機本体側からノズル側に環流
    する空気の環流路としてなるクリーナーホース。
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