JP3263644B2 - 可撓性ホース - Google Patents
可撓性ホースInfo
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- JP3263644B2 JP3263644B2 JP31799597A JP31799597A JP3263644B2 JP 3263644 B2 JP3263644 B2 JP 3263644B2 JP 31799597 A JP31799597 A JP 31799597A JP 31799597 A JP31799597 A JP 31799597A JP 3263644 B2 JP3263644 B2 JP 3263644B2
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- Japan
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- wall
- hose
- joined
- spiral groove
- flexible hose
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L11/00—Hoses, i.e. flexible pipes
- F16L11/14—Hoses, i.e. flexible pipes made of rigid material, e.g. metal or hard plastics
- F16L11/15—Hoses, i.e. flexible pipes made of rigid material, e.g. metal or hard plastics corrugated
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Electric Vacuum Cleaner (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力損失が小さ
く、電気掃除機、電気洗濯機などのホースとして有用な
可撓性ホースに関する。
く、電気掃除機、電気洗濯機などのホースとして有用な
可撓性ホースに関する。
【０００２】
【従来の技術】電気掃除機などに接続される可撓性ホー
スとして、全長に亘り一様に、管壁が螺旋状の凹凸部で
形成された蛇腹状ホースが知られている。しかし、この
可撓性ホースでは、内面に螺旋状凹凸部が形成されてい
るので、掃除機などにホースを装着して作動すると、圧
力損失および吸引抵抗が大きく、吸引能力を低下させ
る。
スとして、全長に亘り一様に、管壁が螺旋状の凹凸部で
形成された蛇腹状ホースが知られている。しかし、この
可撓性ホースでは、内面に螺旋状凹凸部が形成されてい
るので、掃除機などにホースを装着して作動すると、圧
力損失および吸引抵抗が大きく、吸引能力を低下させ
る。
【０００３】特開平７−２６５２３７号公報には、補強
線材が螺旋状に巻回配設されたクリーナーホースとし
て、ホース本体の少なくとも一端の所用長さ部（伸縮ゾ
ーン）において、ホース壁を内周面側に向けて弛ませた
状態で、相互にほぼ密着又は近接する急傾斜螺旋状に形
成し、他の部位ではホース壁が伸びた通常状態で管軸方
向に相互に離れた緩傾斜螺旋状に形成したクリーナーホ
ースが開示されている。このようなクリーナーホースで
は、伸縮ゾーンの伸縮および屈曲性を利用して操作性を
向上でき、ホース本体の中間領域での通気抵抗を低減で
きる。しかし、収縮した状態では、補強線材間において
ホースの内方側に延びて弛んだホース壁が存在するた
め、通気抵抗を大きく低減することができない。
線材が螺旋状に巻回配設されたクリーナーホースとし
て、ホース本体の少なくとも一端の所用長さ部（伸縮ゾ
ーン）において、ホース壁を内周面側に向けて弛ませた
状態で、相互にほぼ密着又は近接する急傾斜螺旋状に形
成し、他の部位ではホース壁が伸びた通常状態で管軸方
向に相互に離れた緩傾斜螺旋状に形成したクリーナーホ
ースが開示されている。このようなクリーナーホースで
は、伸縮ゾーンの伸縮および屈曲性を利用して操作性を
向上でき、ホース本体の中間領域での通気抵抗を低減で
きる。しかし、収縮した状態では、補強線材間において
ホースの内方側に延びて弛んだホース壁が存在するた
め、通気抵抗を大きく低減することができない。
【０００４】特公昭４３−１２０４０号公報には、隣合
う線状補強部の間に、内方へ折曲げて襞部を形成し、こ
の襞部を、芯型の押し込みにより同じ方向へ傾斜させる
とともに、壁部を湾曲させて折り畳みホースを製造する
方法が開示されている。この方法で得られたホースは、
襞部の傾斜方向と、流体の流動方向が一致する場合に
は、流動抵抗を低減できる。しかし、襞部の傾斜方向に
対して反対方向から流体を流動させる場合には、流動抵
抗が著しく増大する。そのため、消費電力が増大し、経
済的に不利である。さらに、ホースの構成によっては、
ホース内面の襞部を斜め方向に傾斜できない場合がある
ので、ホースの用途が制限される。特に、硬鋼線と銅線
とを並列して螺旋補強材とする場合には、ホースの収縮
に伴ってホース内面の螺旋状溝の幅が広くなるので、収
縮状態での通気抵抗を軽減することが困難である。
う線状補強部の間に、内方へ折曲げて襞部を形成し、こ
の襞部を、芯型の押し込みにより同じ方向へ傾斜させる
とともに、壁部を湾曲させて折り畳みホースを製造する
方法が開示されている。この方法で得られたホースは、
襞部の傾斜方向と、流体の流動方向が一致する場合に
は、流動抵抗を低減できる。しかし、襞部の傾斜方向に
対して反対方向から流体を流動させる場合には、流動抵
抗が著しく増大する。そのため、消費電力が増大し、経
済的に不利である。さらに、ホースの構成によっては、
ホース内面の襞部を斜め方向に傾斜できない場合がある
ので、ホースの用途が制限される。特に、硬鋼線と銅線
とを並列して螺旋補強材とする場合には、ホースの収縮
に伴ってホース内面の螺旋状溝の幅が広くなるので、収
縮状態での通気抵抗を軽減することが困難である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、いずれの方向から流体を流動させても流動抵抗が小
さな可撓性ホースを提供することにある。本発明の他の
目的は、ホースの収縮に伴ってホース内面に幅広の螺旋
状溝が形成されても、簡単な構造で流動抵抗を大きく低
減できる可撓性ホースを提供することにある。
は、いずれの方向から流体を流動させても流動抵抗が小
さな可撓性ホースを提供することにある。本発明の他の
目的は、ホースの収縮に伴ってホース内面に幅広の螺旋
状溝が形成されても、簡単な構造で流動抵抗を大きく低
減できる可撓性ホースを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討の結果、管壁および螺旋補強材
とを備えた蛇腹状ホースにおいて、前記管壁の内壁を構
成するテープ材を、特定の部位で外壁および補強材から
遊離させて非接合部を形成すると、ホースの収縮に伴っ
て幅広の螺旋状溝が生成しても、この螺旋状溝を前記非
接合部により閉塞可能であることを見いだし、本発明を
完成した。
を達成するため鋭意検討の結果、管壁および螺旋補強材
とを備えた蛇腹状ホースにおいて、前記管壁の内壁を構
成するテープ材を、特定の部位で外壁および補強材から
遊離させて非接合部を形成すると、ホースの収縮に伴っ
て幅広の螺旋状溝が生成しても、この螺旋状溝を前記非
接合部により閉塞可能であることを見いだし、本発明を
完成した。
【０００７】すなわち、本発明の可撓性ホースは、軟質
樹脂製の内壁および外壁からなる蛇腹状の管壁と、前記
内外壁の間に配設された硬質螺旋補強材とで構成され、
内面に螺旋状溝が形成される伸縮性のホースであって、
前記内壁に、前記外壁および硬質螺旋補強材との非接合
部が形成され、ホースの収縮に伴ってこの非接合部がホ
ース内方に移動して前記螺旋状溝を閉塞可能である。
樹脂製の内壁および外壁からなる蛇腹状の管壁と、前記
内外壁の間に配設された硬質螺旋補強材とで構成され、
内面に螺旋状溝が形成される伸縮性のホースであって、
前記内壁に、前記外壁および硬質螺旋補強材との非接合
部が形成され、ホースの収縮に伴ってこの非接合部がホ
ース内方に移動して前記螺旋状溝を閉塞可能である。
【０００８】
【作用】このような可撓性ホースでは、内壁に、外壁お
よび硬質螺旋補強材との非接合部（遊離部）が形成され
ているので、ホースの収縮に伴って、前記非接合部が遊
離してホースの内方へ移動し、螺旋状溝を閉塞可能であ
る。また、ホースの内壁を構成するテープ材を、外壁お
よび補強材のうち特定の部位で接合し、他の部位で遊離
した非接合部を形成すると、ホースの収縮に伴って、内
壁テープ材の非接合部によりホースの内方へ移動可能な
襞状余裕部が形成され、この余裕部により螺旋状溝を確
実に閉塞できる。
よび硬質螺旋補強材との非接合部（遊離部）が形成され
ているので、ホースの収縮に伴って、前記非接合部が遊
離してホースの内方へ移動し、螺旋状溝を閉塞可能であ
る。また、ホースの内壁を構成するテープ材を、外壁お
よび補強材のうち特定の部位で接合し、他の部位で遊離
した非接合部を形成すると、ホースの収縮に伴って、内
壁テープ材の非接合部によりホースの内方へ移動可能な
襞状余裕部が形成され、この余裕部により螺旋状溝を確
実に閉塞できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は本発明の可撓性ホースの一
例を示す概略断面図であり、図２は図１の可撓性ホース
の伸長状態を示す概略断面図であり、図３は図１の可撓
性ホースの部分切欠概略断面図である。
例を示す概略断面図であり、図２は図１の可撓性ホース
の伸長状態を示す概略断面図であり、図３は図１の可撓
性ホースの部分切欠概略断面図である。
【００１０】蛇腹状の可撓性ホースは、内壁２および外
壁３で構成された管壁１と、前記内壁２と外壁３との間
に配設された螺旋補強材４とを備えている。前記内外壁
２，３は、図１および図２に示されるように、軟質で幅
広の１つのテープ材の側部をオーバーラップさせながら
螺旋状に巻回することにより形成されている。なお、テ
ープ材は、軟質合成樹脂、例えば、ポリエチレン，エチ
レン−酢酸ビニル共重合体，エチレン−プロピレン共重
合体，軟質ポリ塩化ビニル樹脂などで構成できる。
壁３で構成された管壁１と、前記内壁２と外壁３との間
に配設された螺旋補強材４とを備えている。前記内外壁
２，３は、図１および図２に示されるように、軟質で幅
広の１つのテープ材の側部をオーバーラップさせながら
螺旋状に巻回することにより形成されている。なお、テ
ープ材は、軟質合成樹脂、例えば、ポリエチレン，エチ
レン−酢酸ビニル共重合体，エチレン−プロピレン共重
合体，軟質ポリ塩化ビニル樹脂などで構成できる。
【００１１】前記螺旋補強材４は、ホースの軸線方向に
シングルピッチで螺旋状に巻回された２本線構造を有し
ている。すなわち、螺旋補強材４は、螺旋補強線５と、
この補強線材に隣接して並設された螺旋被覆導線６とで
構成されており、前記螺旋補強線５は、硬鋼線５ａと、
この硬鋼線を被覆する軟質合成樹脂層５ｂとで構成さ
れ、被覆導線６は、芯線を形成する銅線６ａと、この銅
線を被覆する合成樹脂層６ｂとで構成されている。
シングルピッチで螺旋状に巻回された２本線構造を有し
ている。すなわち、螺旋補強材４は、螺旋補強線５と、
この補強線材に隣接して並設された螺旋被覆導線６とで
構成されており、前記螺旋補強線５は、硬鋼線５ａと、
この硬鋼線を被覆する軟質合成樹脂層５ｂとで構成さ
れ、被覆導線６は、芯線を形成する銅線６ａと、この銅
線を被覆する合成樹脂層６ｂとで構成されている。
【００１２】前記可撓性ホースは、収縮に伴ってホース
内面には螺旋状溝７が形成される。特に螺旋補強材４
が、補強線５と導線６とが並設した２本線構造を有する
ため、ホースの収縮により幅広の螺旋状溝７が形成さ
れ、圧力損失を増加させ、流体の流動抵抗を増大させ
る。本発明では、このような幅広の螺旋状溝７であって
も、ホースの収縮に伴って有効に閉塞できる。
内面には螺旋状溝７が形成される。特に螺旋補強材４
が、補強線５と導線６とが並設した２本線構造を有する
ため、ホースの収縮により幅広の螺旋状溝７が形成さ
れ、圧力損失を増加させ、流体の流動抵抗を増大させ
る。本発明では、このような幅広の螺旋状溝７であって
も、ホースの収縮に伴って有効に閉塞できる。
【００１３】すなわち、前記管壁１の外壁３を構成する
軟質のテープ材は、補強材４（補強線５および被覆導線
６）と接合して一体化しており、内壁２には、テープ材
が前記外壁３および螺旋補強材４から遊離可能な非接合
部８が形成されており、この非接合部は、ホースの収縮
に伴ってホースの内方へ移動し、螺旋状溝７を閉塞可能
である。より詳細には、ホース内壁２を構成するテープ
材は、螺旋状溝７内において互いに対向する外壁面のう
ち、一方の側壁面全体及び補強線材４の一部と接合し、
他方の外壁面のうち螺旋状溝７の開口側の壁面とで接合
しており、他の部位で外壁３および硬質螺旋補強材４か
ら遊離した非接合部８により襞状の余裕部を形成してい
る。また、ホースが収縮した状態において、テープ材の
うち非接合部に対応する前記余裕部は、テープ材のうち
補強材４との接合端部から垂下する垂下部８ａと、螺旋
状溝７の開口側の壁面との接合端部から螺旋状溝７の内
方へ向かって延び、かつ反転したくびれ部８ｃと、前記
垂下部８ａと反転くびれ部８ｃとの間に位置する湾曲部
８ｂとで構成されている。
軟質のテープ材は、補強材４（補強線５および被覆導線
６）と接合して一体化しており、内壁２には、テープ材
が前記外壁３および螺旋補強材４から遊離可能な非接合
部８が形成されており、この非接合部は、ホースの収縮
に伴ってホースの内方へ移動し、螺旋状溝７を閉塞可能
である。より詳細には、ホース内壁２を構成するテープ
材は、螺旋状溝７内において互いに対向する外壁面のう
ち、一方の側壁面全体及び補強線材４の一部と接合し、
他方の外壁面のうち螺旋状溝７の開口側の壁面とで接合
しており、他の部位で外壁３および硬質螺旋補強材４か
ら遊離した非接合部８により襞状の余裕部を形成してい
る。また、ホースが収縮した状態において、テープ材の
うち非接合部に対応する前記余裕部は、テープ材のうち
補強材４との接合端部から垂下する垂下部８ａと、螺旋
状溝７の開口側の壁面との接合端部から螺旋状溝７の内
方へ向かって延び、かつ反転したくびれ部８ｃと、前記
垂下部８ａと反転くびれ部８ｃとの間に位置する湾曲部
８ｂとで構成されている。
【００１４】このような可撓性ホースにおいて、補強材
４の復元収縮力によりホースが収縮すると、前記非接合
部８により形成される襞状余裕部はホースの内方へ移動
可能であり、前記襞状余裕部により螺旋状溝７の開口部
を閉塞できる。そのため、ホースの収縮状態においても
流動抵抗を大きく低減できる。
４の復元収縮力によりホースが収縮すると、前記非接合
部８により形成される襞状余裕部はホースの内方へ移動
可能であり、前記襞状余裕部により螺旋状溝７の開口部
を閉塞できる。そのため、ホースの収縮状態においても
流動抵抗を大きく低減できる。
【００１５】なお、ホース内壁を構成するテープ材は、
外壁及び／又は硬質螺旋補強材に対する非接合部を有
し、この非接合部のテープ材により螺旋状溝を閉塞可能
であればよい。通常、内壁を構成するテープ材は、螺旋
状溝を形成する外壁のうち一方の側壁に接合し、他の部
位又は領域では外壁及び螺旋補強材と接合せずに、ホー
スの収縮状態において遊離部又は余裕部が形成可能な非
接合部を形成している。特に、ホースの収縮に伴って螺
旋状溝を確実に閉塞するためには、前記螺旋状溝内に、
螺旋状溝内で互いに対向する外壁の側面のうち、一方の
側壁の少なくとも上部内面から垂下する非接合部（遊離
部）を形成している。
外壁及び／又は硬質螺旋補強材に対する非接合部を有
し、この非接合部のテープ材により螺旋状溝を閉塞可能
であればよい。通常、内壁を構成するテープ材は、螺旋
状溝を形成する外壁のうち一方の側壁に接合し、他の部
位又は領域では外壁及び螺旋補強材と接合せずに、ホー
スの収縮状態において遊離部又は余裕部が形成可能な非
接合部を形成している。特に、ホースの収縮に伴って螺
旋状溝を確実に閉塞するためには、前記螺旋状溝内に、
螺旋状溝内で互いに対向する外壁の側面のうち、一方の
側壁の少なくとも上部内面から垂下する非接合部（遊離
部）を形成している。
【００１６】さらには、前記内壁を構成する好ましいテ
ープ材は、収縮に伴って螺旋状溝内で互いに対向する側
部外壁のうち一方の側部外壁に接合しているとともに、
他方の側部外壁のうち螺旋状溝の開口側の壁面に接合し
ており、他の部位で外壁および硬質螺旋補強材から遊離
して非接合部を形成している。特に、テープ材により螺
旋状溝の内方へ延びる反転したくびれ部を有する非接合
部（余裕部）を形成すると、垂下部と反転くびれ部との
間に、螺旋状溝を閉塞可能な湾曲部を形成できる。
ープ材は、収縮に伴って螺旋状溝内で互いに対向する側
部外壁のうち一方の側部外壁に接合しているとともに、
他方の側部外壁のうち螺旋状溝の開口側の壁面に接合し
ており、他の部位で外壁および硬質螺旋補強材から遊離
して非接合部を形成している。特に、テープ材により螺
旋状溝の内方へ延びる反転したくびれ部を有する非接合
部（余裕部）を形成すると、垂下部と反転くびれ部との
間に、螺旋状溝を閉塞可能な湾曲部を形成できる。
【００１７】前記非接合部は、ホースの少なくとも一部
に形成すればよく、ホース全体に限らず部分的に形成し
てもよい。例えば、ホースのうち、電気掃除機などに対
する装着部を構成する少なくとも一方の端部を除く領域
に前記非接合部を形成してもよい。さらに、ホースの少
なくとも一方の端部には、非蛇腹状の装着部（装着筒
部）を形成してもよく、この装着部には、前記導線と導
通した端子を取り付けてもよい。
に形成すればよく、ホース全体に限らず部分的に形成し
てもよい。例えば、ホースのうち、電気掃除機などに対
する装着部を構成する少なくとも一方の端部を除く領域
に前記非接合部を形成してもよい。さらに、ホースの少
なくとも一方の端部には、非蛇腹状の装着部（装着筒
部）を形成してもよく、この装着部には、前記導線と導
通した端子を取り付けてもよい。
【００１８】螺旋補強材は複数の補強材で構成する必要
はなく、単一の補強材で構成してもよい。また、螺旋補
強材は、硬質螺旋補強材で構成すればよく、前記金属線
（鋼線，ピアノ線，ステンレス線などの硬質金属線）に
限らず、硬質樹脂などで構成してもよい。硬質金属線
は、導電体（銅，銀，アルミニウムなど）で被覆しても
よく、用途によっては電気信号を装置に与えるための導
線は必ずしも必要ではない。なお、硬質樹脂としては、
例えば、硬質ポリ塩化ビニル樹脂，（メタ）アクリル樹
脂，ポリカーボネート樹脂，ポリアミド樹脂などが利用
できる。前記補強材は、シングルピッチ，ダブルピッ
チ，トリプルピッチなどの適当なピッチで螺旋状に巻回
できる。管壁を構成する内壁及び外壁は、幅広の１つの
テープ材に限らず、複数のテープ材（内面テープ材と外
面テープ材など）を用いて形成してもよい。外壁や螺旋
補強材に対する内壁テープ材の接合は、熱融着、接着剤
による接着などの種々の接合手段で行うことができる。
はなく、単一の補強材で構成してもよい。また、螺旋補
強材は、硬質螺旋補強材で構成すればよく、前記金属線
（鋼線，ピアノ線，ステンレス線などの硬質金属線）に
限らず、硬質樹脂などで構成してもよい。硬質金属線
は、導電体（銅，銀，アルミニウムなど）で被覆しても
よく、用途によっては電気信号を装置に与えるための導
線は必ずしも必要ではない。なお、硬質樹脂としては、
例えば、硬質ポリ塩化ビニル樹脂，（メタ）アクリル樹
脂，ポリカーボネート樹脂，ポリアミド樹脂などが利用
できる。前記補強材は、シングルピッチ，ダブルピッ
チ，トリプルピッチなどの適当なピッチで螺旋状に巻回
できる。管壁を構成する内壁及び外壁は、幅広の１つの
テープ材に限らず、複数のテープ材（内面テープ材と外
面テープ材など）を用いて形成してもよい。外壁や螺旋
補強材に対する内壁テープ材の接合は、熱融着、接着剤
による接着などの種々の接合手段で行うことができる。
【００１９】前記構造の可撓性ホースは、種々の方法、
例えば、幅広のテープ材で螺旋補強材を挟みつつ、接合
部位に接着剤を塗布し、非接合部に対応する部位に接着
剤を塗布することなく、テープ材の両側部をオーバーラ
ップさせながら巻回することにより製造できる。
例えば、幅広のテープ材で螺旋補強材を挟みつつ、接合
部位に接着剤を塗布し、非接合部に対応する部位に接着
剤を塗布することなく、テープ材の両側部をオーバーラ
ップさせながら巻回することにより製造できる。
【００２０】本発明の可撓性ホースは、ホースの長手方
向のいずれの方向から流体を流動させても流動抵抗が小
さいので、種々の用途、例えば、電気掃除機，電気洗濯
機、エアーコンディショナーなどのホース，ダクトなど
として利用できる。
向のいずれの方向から流体を流動させても流動抵抗が小
さいので、種々の用途、例えば、電気掃除機，電気洗濯
機、エアーコンディショナーなどのホース，ダクトなど
として利用できる。
【００２１】
【発明の効果】本発明の可撓性ホースは、内壁を構成す
るテープ材の非接合部により、収縮に伴って螺旋状溝を
閉塞できるので、長手方向のいずれの方向から流体を流
動させても流動抵抗が小さい。また、幅広の螺旋状溝で
あっても、非接合部を形成するという簡単な構造で流動
抵抗を大きく低減できる。
るテープ材の非接合部により、収縮に伴って螺旋状溝を
閉塞できるので、長手方向のいずれの方向から流体を流
動させても流動抵抗が小さい。また、幅広の螺旋状溝で
あっても、非接合部を形成するという簡単な構造で流動
抵抗を大きく低減できる。
【図１】図１は本発明の可撓性ホースの一例を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図２】図２は図１の可撓性ホースの伸長状態を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図３】図３は図１の可撓性ホースの部分切欠概略断面
図である。
図である。
１…管壁 ２…内壁 ３…外壁 ４…螺旋補強材 ７…螺旋状溝 ８…非接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16L 11/08 A47L 9/24 F16L 11/127
Claims (2)
- 【請求項１】 軟質樹脂製の内壁および外壁からなる蛇
腹状の管壁と、前記内外壁の間に配設された硬質螺旋補
強材とで構成され、内面に螺旋状溝が形成される伸縮性
のホースであって、前記内壁に、前記外壁および硬質螺
旋補強材との非接合部が形成され、ホースの収縮に伴っ
てこの非接合部がホース内方に移動して前記螺旋状溝を
閉塞可能にした可撓性ホース。 - 【請求項２】 内壁および外壁がテープ材で形成され、
前記内壁を構成するテープ材が、収縮に伴って螺旋状溝
を形成する一方の側部外壁に接合しているとともに、他
方の側部外壁のうち螺旋状溝の開口側の壁面に接合し、
他の部位で外壁および硬質螺旋補強材から遊離して非接
合部を形成している請求項１記載の可撓性ホース。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31799597A JP3263644B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 可撓性ホース |
| US09/190,849 US6024132A (en) | 1997-11-19 | 1998-11-12 | Flexible hoses |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31799597A JP3263644B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 可撓性ホース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11153265A JPH11153265A (ja) | 1999-06-08 |
| JP3263644B2 true JP3263644B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=18094318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31799597A Expired - Fee Related JP3263644B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 可撓性ホース |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6024132A (ja) |
| JP (1) | JP3263644B2 (ja) |
Families Citing this family (61)
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