JP3322294B2 - オーディオ機器におけるキー判別方法およびキー判別回路 - Google Patents

オーディオ機器におけるキー判別方法およびキー判別回路

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JP3322294B2 JP25744696A JP25744696A JP3322294B2 JP 3322294 B2 JP3322294 B2 JP 3322294B2 JP 25744696 A JP25744696 A JP 25744696A JP 25744696 A JP25744696 A JP 25744696A JP 3322294 B2 JP3322294 B2 JP 3322294B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M11/00Coding in connection with keyboards or like devices, i.e. coding of the position of operated keys
    • H03M11/20Dynamic coding, i.e. by key scanning

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キー入力回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ワンボックスタイプのオーディ
オ装置は、そのオーディオ信号系を図6に示すように構
成することができる。
【0003】すなわち、この図はステレオの一方のチャ
ンネルについて示すものであるが、CDプレーヤ、チュ
ーナなどからのオーディオ信号が入力端子1A〜1Nに
供給されるとともに、これら端子1A〜1Nに供給され
たオーディオ信号がファンクションスイッチ2に供給さ
れて目的とするオーディオ信号が選択される。
【0004】そして、その選択されたオーディオ信号が
サラウンド回路3に供給されてサラウンド処理などの再
生音場を補正ないし変更する処理が実行され、さらに、
トーン回路4に供給されて周波数特性が調整され、この
調整されたオーディオ信号が、音量調整用のアッテネー
タ回路5およびパワーアンプ6を通じてスピーカ7に供
給される。
【0005】さらに、回路3〜5にシステム制御用のマ
イクロコンピュータ8が接続されるとともに、このマイ
クロコンピュータ8には各種の操作キー9が接続され、
このキー9の操作に対応して回路3〜5の特性がそれぞ
れ制御あるいは変更され、目的とする再生音場とされ
る。
【0006】そして、この場合、キー9はそれぞれノン
ロックタイプのプッシュスイッチにより構成されるが、
その数は回路3〜5の調整項目の数などにしたがって数
十個となる。しかし、そのように多数のスイッチをマイ
クロコンピュータ8に単純に接続することはできない。
【0007】そこで、キー9を構成するスイッチが、マ
イクロコンピュータ8の出力ポートと、入力ポートとの
間にマトリックス接続されてダイナミックスキャンが行
われ、キー9のうち、どのキーが押されたかが判別され
る。
【0008】あるいはキー9を構成するスイッチが電圧
源、例えば分圧回路に接続され、キー9が押されたと
き、キーごとに異なる大きさの直流電圧が取り出され
る。そして、その取り出された直流電圧がA/D変換さ
れてマイクロコンピュータ8に取り込まれ、押されたキ
ーが判別される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者のダイ
ナミックスキャンによる場合には、そのスキャンパルス
がオーディオ信号ラインにノイズとして混入してしま
う。特にアッテネータ回路5などの高インピーダンス回
路の付近では、容易に混入してしまう。そして、このよ
うにスキャンパルスがオーディオ信号ラインに混入すれ
ば、とうぜんのことながら、音質が劣化してしまう。
【0010】しかも、スキャンパルスはキー入力待ちの
期間は連続して形成されるので、スキャンパルスがオー
ディオ信号ラインに混入すると、これが発振音のように
連続してスピーカから聞こえることになり、再生音が聞
き苦しくなってしまう。
【0011】このような場合のノイズ対策として、シー
ルド板を用いてスキャンパルスがオーディオ信号ライン
に混入しないようにする方法が一般的であるが、この方
法はコストの上昇につながってしまう。また、プリント
配線基板上の部品や回路の配置あるいは配線パターンの
引き回しの都合で、十分にシールドできないこともあ
る。
【0012】その点、後者のA/D変換による場合に
は、ノイズの混入はないが、A/Dコンバータによりコ
ストの上昇を招いてしまう。また、マイクロコンピュー
タ8としてA/Dコンバータを内蔵しているものが必要
になるので、マイクロコンピュータの選択の自由度が狭
くなってしまう。
【0013】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、出力ポートの各ビットと入力ポートの各ビット
との間にマトリックス接続された複数のスイッチのう
ち、操作されたスイッチを判別するにあたり、上記出力
ポートの各ビットのすべてを出力状態にするとともに、
このとき、上記入力ポートの各ビットのどれかに、上記
出力ポートの出力が得られるかどうかをチェックし、こ
のチェックの結果、上記出力ポートの出力が得られない
ときには、上記スイッチが操作されていないものと判断
し、上記チェックの結果、上記出力ポートの出力が得ら
れるときには、上記出力ポートの各ビットを順に出力状
態として上記複数のスイッチのうちの操作されているス
イッチを示すデータを得、所定の期間後に上記データの
取得を再び実行し、この実行結果と上記データとが等し
いとき、上記データを有効とするようにしたキー入力方
法とするものである。
【0015】したがって、スイッチに対するスキャンが
1回となり、ノイズの発生が大幅に低減される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1において、符号10はシステ
ム制御用のマイクロコンピュータを示し、このれは、C
PU11と、各種の処理ルーチンの書き込まれているR
OM12と、ワークエリア用およびデータ記憶用のRA
M13とを有し、これらメモリ12、13はシステムバ
ス19を通じてCPU11に接続されている。
【0017】この場合、ROM12には、これに書き込
まれている処理ルーチンの一部として、例えば、図3に
示すメインルーチン100と、図4および図5に示すサ
ブルーチン200、300とを有する。これらルーチン
100〜300の詳細については後述するが、ルーチン
100は、図の例においては、簡単のため、キー入力の
結果にしたがって対応する処理を実行する部分だけを示
す。また、ルーチン200は、キー入力処理を行うもの
であり、ルーチン300はそのサブルーチンである。
【0018】さらに、バス19には、出力ポート14お
よび入力ポート15が接続され、これらポート14、1
5を通じてマイクロコンピュータ10は制御対象に接続
されている。例えば、このマイクロコンピュータ10が
図6のマイクロコンピュータ8であるとすれば、ポート
14、15は回路3〜5にそれぞれ接続され、回路3〜
5に制御信号を供給するとともに、必要なデータを読み
取ることができるようにされている。また、バス19に
は表示回路16が接続され、各種の表示が実現される。
【0019】そして、図の例においては、説明を簡単に
するため、操作キーが12個の場合であり、そのキー入力
処理を行うため、バス19には、出力ポート17と、入
力ポート18とが接続されるとともに、これらポート1
7、18の間に、12個のノンロックタイプのプッシュス
イッチ(S11〜S13)〜(S41〜S43)が接続されてい
る。
【0020】すなわち、図の例においては、スイッチS
11〜S43の数に対応して、ポート17が3つの出力ビッ
トD1〜D3を持つものとされ、ポート18は4つの入力
ビットB1〜B4を持つものとされる。そして、これらビ
ットD1〜D3と、ビットB1〜B4との間に、スイッチS
11〜S44が4行3列にマトリックス接続される。なお、
スイッチS11〜S43は常開スイッチとされる。
【0021】このような構成において、電源が投入され
ると、CPU11の処理はルーチン100のステップ1
01からスタートし、次にステップ102において、各
部の初期化あるいは初期設定が実行され、その後、ステ
ップ111において、ルーチン200が実行される。そ
して、詳細を後述するが、このルーチン200において
は、キー入力があるかどうかが検出され、ないときに
は、リクエストフラグREQFが“0”にセットされ、ある
ときには、REQF=“1”にセットされるとともに、入力
されたキーを示すデータがRAM13に用意される。
【0022】そして、ルーチン200の処理を終了する
と、CPU11の処理はステップ112に戻り、このス
テップ112において、リクエストフラグREQFがチェッ
クされ、REQF=“1”のときには、処理はステップ11
2からステップ113に進みむ。
【0023】そして、このステップ113において、ス
テップ111(ルーチン200)によりRAM13に用
意されたデータにしたがって、入力されたキーに対応す
る処理、例えば図6におけるアッテネータ回路5の制御
が実行され、その後、処理はステップ111に戻る。し
たがって、このルーチン100によれば、キー入力があ
れば、そのキー入力に対応した処理が実行されることに
なる。
【0024】また、ステップ112において、REQF=
“0”のときには、処理はステップ112からステップ
111に戻る。したがって、キー入力がないときには、
ステップ111、112が繰り返され、キー入力待ちと
なる。
【0025】そして、そのキー入力の検出および入力さ
れたキーの判別は、ルーチン200により以下のように
実行される。すなわち、ルーチン200においては、C
PU11の処理はステップ201からスタートし、次に
ステップ202においてステータスカウンタSTTSが、ST
TS=0であるかどうかがチェックされる。
【0026】このステータスカウンタSTTSは、スイッチ
S11〜S43に対して共通に使用され、スイッチS11〜S
43のどれかが押されているとき、「1」ずつインクリメ
ントされてスイッチS11〜S43の状態を示すものであ
る。すなわち、例えば、カウンタSTTSは8ビットの大き
さとされ、図2に示すように、 (1) STTS=0のとき スイッチS11〜S43がどれも押されていないと見なす。 (2) 0<STTS<αのとき スイッチS11〜S43のどれかが押されたが、チャタリン
グ期間であると見なす。 (3) STTS=αのとき スイッチS11〜S43のどれかが押されたと認め、その処
理を行う。 (4) α<STTS≦255のとき スイッチS11〜S43が押され続けていると見なす。とさ
れ、STTS=αのとき、そのスイッチ出力が有効であり、
STTS≠αのときには、スイッチ出力は無視される。
【0027】なお、値αは、CPU11の処理速度によ
り異なるが、例えば10〜20である。また、スイッチS11
〜S43の出力には、チャタリングが含まれるので、この
チャタリングの影響をなくすため、上記(2)項のように
値αによるチャタリング期間が設定されている。
【0028】そして、ステップ202において、STTS=
0の場合には、処理はステップ202からステップ21
1に進み、このステップ211において、ポート17の
ビットD1〜D3がすべて“1”とされ、次にステップ2
12において、ポート18のビットB1〜B4に、“1”
になっているビットがあるかどうかがチェックされる。
この場合、D1〜D3=“1”であるから、スイッチS11
〜S43がどれも押されていなければ、B1〜B4=“0”
であり、スイッチS11〜S43がどれか1つでも押されて
いれば、ビットB1〜B4のうちの対応するビットが
“1”となる。
【0029】そして、B1〜B4=“0”であれば、スイ
ッチS11〜S43はどれも押されていないので、処理はス
テップ212からステップ299に進み、このルーチン
200を終了する。
【0030】したがって、ステップ211、212によ
れば、スイッチS11〜S43のどれも押されていないとき
には、ステータスカウンタSTTSは変化しないとともに、
リクエストフラグREQFも変化しないで、ルーチン200
を終了する。
【0031】しかし、ステップ212において、ビット
B1〜B4のどれか1ビットでも“1”のときには、これ
はスイッチS11〜S43のどれかが押されているときであ
るから、処理はステップ212からステップ213に進
んでD1〜D3=“0”とされ、次にステップ214にお
いて、ルーチン300が実行されてその押されたスイッ
チが検出される。
【0032】すなわち、ルーチン300においては、C
PU11の処理がステップ301からスタートし、次に
ステップ302において、ポート17のビットD1〜D3
が、D1=“1”、D2=“0”、D3=“0”とされ、
続いてステップ303において、ビットB1〜B4に、
“1”となっているビットがあるかどうかがチェックさ
れる。そして、“1”になっているビットがあるときに
は、処理はステップ303からステップ307に進み、
このステップ307において、このときのデータB1〜
B4、D1〜D4(ポート18、17のビットB1〜B4、
D1〜D3の値)がRAM13に保存され、その後、ステ
ップ308によりこのルーチン300を終了する。
【0033】また、ステップ303において、ビットB
1〜B4に、“1”となっているビットがないときには、
処理はステップ304に進み、このステップ304にお
いて、ポート17のビットD1〜D3が、D1=“0”、
D2=“1”、D3=“0”とされ、続いてステップ30
5において、ビットB1〜B4に、“1”となっているビ
ットがあるかどうかがチェックされる。そして、“1”
になっているビットがあるときには、処理はステップ3
05からステップ307に進み、このときのデータB1
〜B4、D1〜D4がRAM13に保存され、その後、こ
のルーチン300を終了する。
【0034】さらに、ステップ305において、ビット
B1〜B4に、“1”となっているビットがないときに
は、処理はステップ306に進み、このステップ306
において、ポート17のビットD1〜D3が、D1=
“0”、D2=“0”、D3=“1”とされ、続いてステ
ップ307において、このときのデータB1〜B4、D1
〜D4がRAM13に保存され、その後、このルーチン
300を終了する。
【0035】そして、今の場合、スイッチS11〜S43の
どれかが押されていることにより処理がステップ214
(ルーチン300)に進んできたのであるから、ステッ
プ302、304、306のどれかが実行されたとき、
ビットB1〜B4に、“1”となっているビットがある。
【0036】例えば、スイッチS42が押されていれば、
D2=“1”のときに、B4=“1”となるので、処理は
ステップ301からステップ305まで進み、その後、
ステップ307に進む。そして、ステップ307におい
て、このときのB1〜B3=“0”、B4=“1”、D1=
“0”、D2=“1”、D=“0”がRAM13に保存
される。
【0037】また、逆に、B1〜B3=“0”、B4=
“1”、D1=“0”、D2=“1”、D=“0”である
とすれば、B4=“1”であるから、押されたスイッチ
はスイッチS41、S42、S43のどれかかであり、このと
き、D2=“1”であるから、押されたスイッチは、ス
イッチS41、S42、S43のうちのスイッチS42である。
すなわち、RAM13に保存されたビットB1〜B4、D
1〜D3の値から、押されたスイッチを知ることができ
る。
【0038】続いて処理はステップ214(ルーチン3
00)からステップ215に進み、このステップ215
においてステータスカウンタSTTSが「1」だけインクリ
メントされ、その後、ステップ299によりこのルーチ
ン200を終了する。なお、ステップ215において
は、ポート17のビットD1〜D3の値を変更する処理を
実行していなので、そのビットD1〜D3の値は、ステッ
プ214(ステップ302、304あるいは306)が
実行されたときの値、すなわち、RAM13に保存され
ている値に等しい。
【0039】こうして、ステップ211〜215によれ
ば、スイッチS11〜S43のどれかが押されているとき、
その押されているスイッチを示すデータB1〜B4、D1
〜D3が、RAM13に書き込まれる。また、ステータ
スカウンタSTTSが「1」だけインクリメントされる。
【0040】さらに、ステップ202において、STTS≠
0の場合には、処理はステップ202からステップ22
1に進み、このステップ221において、この時点のポ
ート18のビットB1〜B4の値と、ステップ214によ
りRAM13に保存されているデータB1〜B4とが比較
される。
【0041】この場合、ポート17のビットD1〜D3の
値は、ステップ214の実行後に変更されていないの
で、ステップ214によりRAM13に記憶されたデー
タD1〜D3に等しい。したがって、ステップ214が実
行されたときに押されていたスイッチと、ステップ22
1が実行されたときに押されているキーとが等しけれ
ば、このステップ221の比較の結果は等しくなる。ま
た、ステップ221が実行されたときに、スイッチが押
されなくなっていたり、ノイズによりステップ211〜
215が実行されたりしたような場合には、ステップ2
21の比較の結果は、一般に等しくならない。
【0042】そこで、比較の結果が等しいときには(同
じスイッチが押されているときには)、処理はステップ
221からステップ222に進み、このステップ222
において、ステータスカウンタSTTSの値が、STTS<255
であるかどうかがチェックされる。そして、STTS=255
のときには、その値をインクリメントしたとき、オーバ
ーフローするとともに、STTS>αのときは、図2に示す
ように、スイッチが押され続けているときであってスイ
ッチの入力を無視するときなので、処理はステップ22
2からステップ299に進み、このルーチン200を終
了する。
【0043】したがって、スイッチS11〜S43から出力
が得られても、STTS=255のときには、スイッチが押さ
れ続けたと見なされ、スイッチS11〜S43の出力は無視
される。
【0044】また、ステップ222において、STTS<25
5のときには、処理はステップ222からステップ22
3に進み、このステップ223において、カウンタSTTS
は「1」だけインクリメントされ、次にステップ224
において、STTS=αであるかどうかがチェックされる。
そして、STTS≠αのときには、処理はステップ224か
らステップ299に進み、このルーチン200を終了す
る。
【0045】したがって、STTS≠αのときには、チャタ
リング期間と見なされ(これは、0<STTS<αのと
き)、あるいはスイッチS11〜S43が押され続けている
と見なされ(これは、α<STTS<255のとき)、スイッ
チS11〜S43の出力は無視される。
【0046】しかし、ステップ224において、STTS=
αのときには、処理はステップ224からステップ22
5に進み、このステップ225において、リクエストフ
ラグREQFが“1”にセットされ、その後、ステップ29
9によりこのルーチン200を終了する。
【0047】したがって、STTS=αのときには、スイッ
チS11〜S43のどれかが押され、かつ、チャタリング処
理が終了していると見なされ、リクエストフラグREQFが
“1”にセットされることになる。また、このとき、ス
テップ214によりRAM13には、押されたスイッチ
を示すデータB1〜B4、D1〜D3が記憶されている。
【0048】さらに、ステップ221において、ポート
18のビットB1〜B4の値と、ステップ214によりR
AM13に保存されているデータB1〜B4との比較の結
果、両者が等しくないときには(同じスイッチが押され
ていないようなときには)、処理はステップ221から
ステップ231に進み、このステップ231において、
ポート17のビットD1〜D3がすべて“1”とされる。
【0049】そして、さらに、ステップ232におい
て、ステータスカウンタSTTSが「0」にクリアされ、次
にステップ233において、リクエストフラグREQFが
“0”にセットされ、その後、ステップ299によりこ
のルーチン200を終了する。
【0050】したがって、ルーチン200が繰り返され
た場合、スイッチS11〜S43のどれかが押されたとき、
その押されたことを示すリクエストフラグREQFが“1”
にセットされるとともに、その押されたスイッチを示す
データB1〜B4、D1〜D4がRAM13に記憶されるこ
とになる。また、このとき、チャタリング処理も実行さ
れている。
【0051】そして、ルーチン200が以上のように構
成されているので、このルーチン200がルーチン10
0のステップ111において実行されると、全体の処理
は以下のようになる。
【0052】すなわち、ルーチン100に対する処理が
ステップ101からスタートすると、ステップ102に
おいて初期化が実行されるとき、STTS=0、REQF=
“0”に初期化される。
【0053】したがって、最初にステップ111におい
てルーチン200が実行されるとき、処理は、ステップ
201→ステップ202→ステップ211→ステップ2
12→ステップ299と進み、STTS=0、REQF=“0”
の状態が続くととともに、ステップ111だけが繰り返
され、キー入力待ちとなる。
【0054】そして、このキー入力待ちのとき、スイッ
チS11〜S43のどれかが押されると、次にステップ11
1においてルーチン200が実行されるとき、ステップ
213〜215が実行され、押されたスイッチを示すデ
ータB1〜B4、D1〜D3がRAM13に保存される。ま
た、STTS=1とされる。
【0055】しかし、この状態では、まだ、REQF=
“0”の状態にあるので、ステップ111だけが繰り返
されるとともに、この繰り返し時、STTS≠0なので、処
理は、ステップ201→ステップ221→ステップ22
2→ステップ223→ステップ224→ステップ299
と進み、カウンタSTTSのインクリメントだけが実行され
る。すなわち、チャタリング処理が実行される。
【0056】そして、STTS=αになると、ステップ22
4の次にステップ225が実行されてリクエストフラグ
REQFが“1”にセットされる。したがって、ステップ1
11が終了すると、処理はステップ112からステップ
113に進み、RAM13のデータB1〜B4、D1〜D3
にしたがって、目的とする処理が実行される。
【0057】そこで、スイッチS11〜S43を押すことを
やめると、その次にステップ111においてルーチン2
00が実行されるとき、ステップ221において、デー
タB1〜B4が変化しているので、ステップ231〜23
3が実行され、STTS=0、REQF=“0”に初期化され
る。したがって、以後、次のキー入力待ちとなる。
【0058】以上のようにして、スイッチS11〜S43の
うちの操作されたスイッチが判別されるが、この場合、
スイッチS11〜S43に対するスキャンは、ステップ21
4においてスイッチ(S11〜S41)、(S12〜S42)、
(S13〜S43)に対して最多で1回ずつしか実行され
ず、連続して実行されないので、ノイズの発生を抑える
ことができ、例えばオーディオ機器においては、音質の
劣化を防ぐことができる。また、スキャンが連続して実
行されないので、連続したスキャンパルスによる連続音
がスピーカから出力されることもない。
【0059】さらに、スイッチS11〜S43に対するチェ
ックのアルゴリズムを変更するだけでよく、シールド板
を使用する場合に比べ、コストの上昇がないとともに、
プリント配線基板上の部品や回路の配置あるいは配線パ
ターンの引き回しを考慮する必要がない。
【0060】また、マイクロコンピュータ10としてA
/Dコンバータを内蔵したものを使用する必要もなく、
この点からもコストの上昇がなくなるとともに、マイク
ロコンピュータ10を選択するときの自由度が広がる。
【0061】なお、ルーチン300において、ポート1
7のビットD1〜D3を“1”にするごとに、そのときの
ポート18のビットB1〜B4の値をRAM13に記憶す
るとともに、ステップ221においても、同様の処理を
行ってビットD1〜D3を“1”にするごとに、ビットB
1〜B4の比較を行えば、スイッチS11〜S43の複数を同
時に押したとき、これを判別することができる。
【0062】
【発明の効果】この発明によれば、スイッチに対するス
キャンが連続して実行されないので、ノイズの発生を抑
えることができ、例えばオーディオ機器において、連続
音がスピーカから出力されることがない。
【0063】さらに、コストの上昇がないとともに、プ
リント配線基板上の部品や回路の配置あるいは配線パタ
ーンの引き回しを考慮する必要がない。また、マイクロ
コンピュータを選択するときの自由度が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明を説明するための図である。
【図3】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図4】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図5】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図6】この発明を説明するための系統図である。
【符号の説明】
10=マイクロコンピュータ、11=CPU、12=R
OM、13=RAM、17=出力ポート、18=入力ポ
ート、100=メインルーチン、200および300=
サブルーチン、S11〜S43=スイッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力ポートの各ビットと入力ポートの各ビ
    ットとの間にマトリックス接続された複数のスイッチの
    うち、操作されたスイッチを判別するにあたり、 上記出力ポートの各ビットのすべてを出力状態にして、
    上記入力ポートのいずれかのビットに、上記出力ポート
    の出力が得られるかどうかをチェックし、 このチェックの結果、上記出力ポートの出力が得られな
    いときには、上記複数のスイッチがいずれも操作されて
    いないものと判断し、 上記チェックの結果、上記出力ポートの出力が得られる
    ときには、上記出力ポートの各ビットを順に出力状態に
    していくとともに、 この順に出力状態にしていくとき、上記入力ポートのい
    ずれかのビットに、上記出力ポートの出力が得られた
    ら、そのときの上記入力ポートの各ビットの値を記憶す
    るとともに、このときの上記出力ポートの各ビットの値
    を保持して上記順に出力状態にしていく処理を終了し、 チャタリング期間の経過後、上記入力ポートの各ビット
    の値と上記記憶した入力ポートの各ビットの値とが互い
    に等しいとき、上記入力ポートの各ビットのデータを有
    効とするようにしたオーディオ機器におけるキー判別方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のオーディオ機器における
    キー判別方法において、 上記操作されているスイッチの操作が解除されたとき、
    上記出力ポートの各ビットのすべてを出力状態に戻すよ
    うにしたオーディオ機器におけるキー判別方法。
  3. 【請求項3】出力ポートと、 入力ポートと、 上記出力ポートの各ビットと上記入力ポートの各ビット
    との間にマトリックス接続された複数のスイッチと、 上記入力ポートの各ビットの値を記憶するメモリ回路
    と、 所定の処理を実行する制御回路とを有し、 上記所定の処理が、 上記出力ポートの各ビットのすべてを出力状態にして、
    上記入力ポートのいずれかのビットに、上記出力ポート
    の出力が得られるかどうかをチェックし、 このチェックの結果、上記出力ポートの出力が得られな
    いときには、上記複数のスイッチがいずれも操作されて
    いないものと判断し、 上記チェックの結果、上記出力ポートの出力が得られる
    ときには、上記出力ポートの各ビットを順に出力状態に
    していくとともに、 この順に出力状態にしていくとき、上記入力ポートのい
    ずれかのビットに、上記出力ポートの出力が得られた
    ら、そのときの上記入力ポートの各ビットの値を上記メ
    モリ回路に記憶するとともに、このときの上記出力ポー
    トの各ビットの値を保持して上記順に出力状態にしてい
    く処理を終了し、 チャタリング期間の経過後、上記入力ポートの各ビット
    の値と上記メモリ回路に記憶した入力ポートの各ビット
    の値とが互いに等しいとき、上記入力ポートの各ビット
    のデータを有効とする制御であるようにしたオーディオ
    機器におけるキー判別回路。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のオーディオ機器における
    キー判別回路において、 上記所定の処理が、 上記操作されるスイッチの操作が解除されたとき上記出
    力ポートの各ビットのすべてを出力状態に戻す制御をさ
    らに含むようにしたオーディオ機器におけるキー判別回
    路。
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