JP3321783B2 - 給湯装置 - Google Patents
給湯装置Info
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- JP3321783B2 JP3321783B2 JP27382292A JP27382292A JP3321783B2 JP 3321783 B2 JP3321783 B2 JP 3321783B2 JP 27382292 A JP27382292 A JP 27382292A JP 27382292 A JP27382292 A JP 27382292A JP 3321783 B2 JP3321783 B2 JP 3321783B2
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- temperature
- water temperature
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は高温湯と低温水とを混合
し、所望温度の混合湯を得るための給湯装置に関するも
のである。
し、所望温度の混合湯を得るための給湯装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】高温湯と低温水を湯水混合弁で混合して
所望温度の混合湯を得るため、高温湯温度と水温度さら
にその混合湯の温度を検出して、混合湯温度が温度設定
器にて設定された所望温度となるよう制御すべく、湯水
混合弁の弁位置を高温湯温度と低温水温度さらに所望温
度から求まる設計上の弁位置へ目標制御し、さらに混合
湯温度と所望温度の偏差により求まるフィ−ドバック量
により湯水混合弁を制御して所望温度の混合湯を得る給
湯装置は公知である。
所望温度の混合湯を得るため、高温湯温度と水温度さら
にその混合湯の温度を検出して、混合湯温度が温度設定
器にて設定された所望温度となるよう制御すべく、湯水
混合弁の弁位置を高温湯温度と低温水温度さらに所望温
度から求まる設計上の弁位置へ目標制御し、さらに混合
湯温度と所望温度の偏差により求まるフィ−ドバック量
により湯水混合弁を制御して所望温度の混合湯を得る給
湯装置は公知である。
【０００３】例えば図４に示す、従来の給湯装置のブロ
ック構成において、高温湯入口５１、低温水入口５２お
よび混合湯出口５３を有する湯水混合弁５４の中で、湯
側弁体５５および水側弁体５６が弁軸５７に固定され、
ステップモ−タ６０とギヤ機構６１で軸方向に駆動され
る。
ック構成において、高温湯入口５１、低温水入口５２お
よび混合湯出口５３を有する湯水混合弁５４の中で、湯
側弁体５５および水側弁体５６が弁軸５７に固定され、
ステップモ−タ６０とギヤ機構６１で軸方向に駆動され
る。
【０００４】湯側弁体５５が全閉時の状態をリミットス
イッチ６５が検出し、混合弁制御器６８がカウンタをリ
セットしてこれを弁位置の基準位置とし、以降、混合弁
制御器６８はステップモ−タ６０に与えた駆動パルスに
より弁の位置を管理する。
イッチ６５が検出し、混合弁制御器６８がカウンタをリ
セットしてこれを弁位置の基準位置とし、以降、混合弁
制御器６８はステップモ−タ６０に与えた駆動パルスに
より弁の位置を管理する。
【０００５】温度設定器２によって設定温度ＴＳが設定
されると、弁位置演算器６６がその温度を実現するため
の設計上の弁位置を演算する。ついで混合弁制御器６８
には、弁位置演算器６６の出力および弁位置補正回路６
７の出力である補正信号ＸＦＢの和から得る目標弁位置
ＸＳが入力され、、混合弁制御器６８が対応する駆動パ
ルスをステップモ−タ６０に送る。弁位置補正回路６７
は水温度ＴＣ、湯温度ＴＨ、検出混合湯温ＴＭ、設定温
度ＴＳを取込み、この偏差ＴＳ−ＴＭに基づきフィ−ド
バック制御の補正信号ＸＦＢを決定して出力する。
されると、弁位置演算器６６がその温度を実現するため
の設計上の弁位置を演算する。ついで混合弁制御器６８
には、弁位置演算器６６の出力および弁位置補正回路６
７の出力である補正信号ＸＦＢの和から得る目標弁位置
ＸＳが入力され、、混合弁制御器６８が対応する駆動パ
ルスをステップモ−タ６０に送る。弁位置補正回路６７
は水温度ＴＣ、湯温度ＴＨ、検出混合湯温ＴＭ、設定温
度ＴＳを取込み、この偏差ＴＳ−ＴＭに基づきフィ−ド
バック制御の補正信号ＸＦＢを決定して出力する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの構成では、
弁位置補正回路６７への変動入力は検出混合湯温ＴＭだ
けであるから制御系として応答性が悪く、このため補正
におけるオ−バ−シュ−トが発生していた。さらに応答
遅れが生じるため、本来ならば単に個々の混合弁のバラ
ツキ微調整にとどまるべき補正結果が弁位置演算器６６
の目標制御に影響を与える結果、迅速な目標制御の効果
を阻害していた。
弁位置補正回路６７への変動入力は検出混合湯温ＴＭだ
けであるから制御系として応答性が悪く、このため補正
におけるオ−バ−シュ−トが発生していた。さらに応答
遅れが生じるため、本来ならば単に個々の混合弁のバラ
ツキ微調整にとどまるべき補正結果が弁位置演算器６６
の目標制御に影響を与える結果、迅速な目標制御の効果
を阻害していた。
【０００７】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は前記のようなオ−バ−シ
ュ−ト発生を解決し、さらに迅速な目標制御の効果を阻
害せぬ補正が可能な給湯装置を提供することである。
になされたもので、その目的は前記のようなオ−バ−シ
ュ−ト発生を解決し、さらに迅速な目標制御の効果を阻
害せぬ補正が可能な給湯装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項１に係る給湯装置は、湯温度ＴＨの湯と水温度Ｔ
Ｃの水を適当な比率で混合する湯水混合弁から出る混合
湯温度ＴＭを予め設定された設定温度ＴＳとすべく、上
記湯水混合弁の制御を行なう給湯装置において、設定温
度ＴＳに基づき目標弁位置ＸＳを演算する弁位置演算手
段と、湯水混合弁の弁位置Ｘを抽出し、目標弁位置ＸＳ
に近づくように湯水混合弁を駆動する駆動手段と、混合
湯温ＴＭの入力を条件に、湯温度ＴＨ、水温度ＴＣに基
づき、混合湯温ＴＭに対応づけられた演算式または対応
表で求められる弁位置ＸＭを算出する手段と、算出され
た弁位置ＸＭおよび抽出された弁位置Ｘの偏差が小さく
なるように制御し、目標弁位置ＸＳを補正する補正信号
を出力する目標弁位置補正手段とを備え、前記補正信号
を前記目標弁位置ＸＳに加減算することを特徴とする。
請求項１に係る給湯装置は、湯温度ＴＨの湯と水温度Ｔ
Ｃの水を適当な比率で混合する湯水混合弁から出る混合
湯温度ＴＭを予め設定された設定温度ＴＳとすべく、上
記湯水混合弁の制御を行なう給湯装置において、設定温
度ＴＳに基づき目標弁位置ＸＳを演算する弁位置演算手
段と、湯水混合弁の弁位置Ｘを抽出し、目標弁位置ＸＳ
に近づくように湯水混合弁を駆動する駆動手段と、混合
湯温ＴＭの入力を条件に、湯温度ＴＨ、水温度ＴＣに基
づき、混合湯温ＴＭに対応づけられた演算式または対応
表で求められる弁位置ＸＭを算出する手段と、算出され
た弁位置ＸＭおよび抽出された弁位置Ｘの偏差が小さく
なるように制御し、目標弁位置ＸＳを補正する補正信号
を出力する目標弁位置補正手段とを備え、前記補正信号
を前記目標弁位置ＸＳに加減算することを特徴とする。
【０００９】
【００１０】
【００１１】
【作用】請求項１に係る給湯装置は、混合湯温度ＴＭに
対応する設計上の弁位置ＸＭを算出し、駆動手段の中間
過程から抽出した実際の弁位置Ｘと設計上の弁位置ＸＭ
との偏差をとり、この偏差が小さくなるような補正信号
ＸＦＢを出力して補正制御をかける。
対応する設計上の弁位置ＸＭを算出し、駆動手段の中間
過程から抽出した実際の弁位置Ｘと設計上の弁位置ＸＭ
との偏差をとり、この偏差が小さくなるような補正信号
ＸＦＢを出力して補正制御をかける。
【００１２】
【００１３】
【００１４】前記で明らかなように、従来の補正手段で
は制御系全体の入口において固定されている設定温度Ｔ
Ｓと、制御系の末端出力である混合湯温ＴＭを入力に用
いているから応答遅れの悪影響が発生するが、この発明
に係る補正手段はいずれも制御系の中間過程の抽出値で
ある実際の抽出弁位置Ｘ、および制御系の末端出力であ
る実際の混合湯温ＴＭの両方を入力に用いる構成であ
り、設定温度ＴＳを入力に用いないから応答遅れがなく
なり、また安定した制御が実現できる。
は制御系全体の入口において固定されている設定温度Ｔ
Ｓと、制御系の末端出力である混合湯温ＴＭを入力に用
いているから応答遅れの悪影響が発生するが、この発明
に係る補正手段はいずれも制御系の中間過程の抽出値で
ある実際の抽出弁位置Ｘ、および制御系の末端出力であ
る実際の混合湯温ＴＭの両方を入力に用いる構成であ
り、設定温度ＴＳを入力に用いないから応答遅れがなく
なり、また安定した制御が実現できる。
【００１５】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図１は本発明に係る第１実施例の給湯装置
のブロック構成図である。給湯装置１は、温度設定器
２、その設定温度ＴＳおよび湯温度ＴＨ、水温度ＴＣに
基づき目標弁位置ＸＳを演算する弁位置演算手段３、目
標弁位置ＸＳに基づき湯水混合弁を駆動する駆動手段
４、図示しない湯水混合弁出口の混合湯の検出混合湯温
ＴＭおよび湯水混合弁の実際の抽出弁位置Ｘに基づき補
正信号ＸＦＢを出力する補正手段５より成る。
て説明する。図１は本発明に係る第１実施例の給湯装置
のブロック構成図である。給湯装置１は、温度設定器
２、その設定温度ＴＳおよび湯温度ＴＨ、水温度ＴＣに
基づき目標弁位置ＸＳを演算する弁位置演算手段３、目
標弁位置ＸＳに基づき湯水混合弁を駆動する駆動手段
４、図示しない湯水混合弁出口の混合湯の検出混合湯温
ＴＭおよび湯水混合弁の実際の抽出弁位置Ｘに基づき補
正信号ＸＦＢを出力する補正手段５より成る。
【００１６】弁位置演算手段３の出力の目標弁位置ＸＳ
は、補正手段５の出力にて補正される。
は、補正手段５の出力にて補正される。
【００１７】駆動手段４は、弁位置制御器４ａおよび弁
駆動器４ｂより成り、弁位置制御器４ａは弁駆動器４ｂ
を駆動させて、実際の抽出弁位置Ｘが目標弁位置ＸＳと
なるよう制御する。
駆動器４ｂより成り、弁位置制御器４ａは弁駆動器４ｂ
を駆動させて、実際の抽出弁位置Ｘが目標弁位置ＸＳと
なるよう制御する。
【００１８】この結果、目標弁位置ＸＳが実現された場
合、設計上は計算どおりの湯水混合が行われて混合湯温
度は所望の設定温度ＴＳとなる筈であるのが、実際は各
湯水混合弁のバラツキ等誤差により、弁位置がＸＳであ
ってもその実際の検出混合湯温ＴＭは尚、設定温度ＴＳ
と一致せず、偏差の残るのが一般的である。
合、設計上は計算どおりの湯水混合が行われて混合湯温
度は所望の設定温度ＴＳとなる筈であるのが、実際は各
湯水混合弁のバラツキ等誤差により、弁位置がＸＳであ
ってもその実際の検出混合湯温ＴＭは尚、設定温度ＴＳ
と一致せず、偏差の残るのが一般的である。
【００１９】よって目標弁位置ＸＳの補正が必要となる
が、補正手段５がこの補正を実行する。補正手段５は、
検出混合湯温ＴＭに対応する設計上の弁位置ＸＭを演算
する、設計上の弁位置演算手段５ａおよび補正信号ＸＦ
Ｂを出力する目標弁位置補正手段５ｂより成る。
が、補正手段５がこの補正を実行する。補正手段５は、
検出混合湯温ＴＭに対応する設計上の弁位置ＸＭを演算
する、設計上の弁位置演算手段５ａおよび補正信号ＸＦ
Ｂを出力する目標弁位置補正手段５ｂより成る。
【００２０】設計上の弁位置演算手段５ａは、検出混合
湯温度ＴＭ、湯温度ＴＨおよび水温度ＴＣに基づき、検
出混合湯温ＴＭに対応する設計上の混合比ＲＭを演算す
る手段ｆ１、さらにこの設計上の混合比ＲＭから対応す
る設計上の弁位置ＸＭを演算する手段ｆ２を有し、現在
の検出混合湯温ＴＭを入力するとそれに対応する設計上
の弁位置ＸＭを出力する。
湯温度ＴＭ、湯温度ＴＨおよび水温度ＴＣに基づき、検
出混合湯温ＴＭに対応する設計上の混合比ＲＭを演算す
る手段ｆ１、さらにこの設計上の混合比ＲＭから対応す
る設計上の弁位置ＸＭを演算する手段ｆ２を有し、現在
の検出混合湯温ＴＭを入力するとそれに対応する設計上
の弁位置ＸＭを出力する。
【００２１】この設計上の弁位置ＸＭと、駆動手段４か
ら抽出した抽出弁位置Ｘとの偏差に基づき、目標弁位置
補正手段５ｂが補正信号ＸＦＢを演算し、出力する。
ら抽出した抽出弁位置Ｘとの偏差に基づき、目標弁位置
補正手段５ｂが補正信号ＸＦＢを演算し、出力する。
【００２２】この補正信号ＸＦＢを用いて目標弁位置Ｘ
Ｓが補正され、補正された目標弁位置ＸＳが再び駆動手
段４に入力される。このようにして、検出される実際の
混合湯温ＴＭが設定温度ＴＳに収束するまで、目標弁位
置ＸＳを補正更新する。
Ｓが補正され、補正された目標弁位置ＸＳが再び駆動手
段４に入力される。このようにして、検出される実際の
混合湯温ＴＭが設定温度ＴＳに収束するまで、目標弁位
置ＸＳを補正更新する。
【００２３】前記の、混合湯温度と湯水混合弁の設計上
の弁位置とを対応付ける予め準備された手段ｆ１、ｆ２
は、函数関係の演算式または対応表により実現する。演
算式あるいは対応表のいずれに関しても、実際の検出混
合湯温ＴＭから設計上の弁位置ＸＭを求めるよう構成す
る。
の弁位置とを対応付ける予め準備された手段ｆ１、ｆ２
は、函数関係の演算式または対応表により実現する。演
算式あるいは対応表のいずれに関しても、実際の検出混
合湯温ＴＭから設計上の弁位置ＸＭを求めるよう構成す
る。
【００２４】例えば演算式では、 ＲＭ＝ｆ１（ＴＨ、ＴＣ、ＴＭ） および ＸＭ＝ｆ２（ＲＭ） 等を準備する。
【００２５】また対応表にあっては、湯温度ＴＨおよび
水温度ＴＣの条件下で、例えば実際の検出混合湯温ＴＭ
と設計上の弁位置ＸＭの関係につき、実験で得た値をテ
−ブルやチャ−ト形式で準備してもよい。
水温度ＴＣの条件下で、例えば実際の検出混合湯温ＴＭ
と設計上の弁位置ＸＭの関係につき、実験で得た値をテ
−ブルやチャ−ト形式で準備してもよい。
【００２６】図２は本発明に係る第２実施例の給湯装置
のブロック構成図である。給湯装置１は、温度設定器
２、その設定温度ＴＳおよび湯温度ＴＨ、水温度ＴＣに
基づき目標弁位置ＸＳを演算する弁位置演算手段３、目
標弁位置ＸＳに基づき湯水混合弁を駆動する駆動手段
４、湯水混合弁の実際の抽出弁位置Ｘおよび図示しない
湯水混合弁出口の混合湯の検出混合湯温ＴＭに基づき補
正信号ＸＦＢを出力する補正手段６より成る。
のブロック構成図である。給湯装置１は、温度設定器
２、その設定温度ＴＳおよび湯温度ＴＨ、水温度ＴＣに
基づき目標弁位置ＸＳを演算する弁位置演算手段３、目
標弁位置ＸＳに基づき湯水混合弁を駆動する駆動手段
４、湯水混合弁の実際の抽出弁位置Ｘおよび図示しない
湯水混合弁出口の混合湯の検出混合湯温ＴＭに基づき補
正信号ＸＦＢを出力する補正手段６より成る。
【００２７】弁位置演算手段３の出力の目標弁位置ＸＳ
は、補正手段６の出力にて補正される。
は、補正手段６の出力にて補正される。
【００２８】駆動手段４は、弁位置制御器４ａおよび弁
駆動器４ｂより成り、弁位置制御器４ａは弁駆動器４ｂ
を駆動させて、実際の抽出弁位置Ｘが目標弁位置ＸＳと
なるよう制御する。
駆動器４ｂより成り、弁位置制御器４ａは弁駆動器４ｂ
を駆動させて、実際の抽出弁位置Ｘが目標弁位置ＸＳと
なるよう制御する。
【００２９】この結果、目標弁位置ＸＳが実現された場
合、設計上は計算どおりの湯水混合が行われて混合湯温
度は所望の設定温度ＴＳとなる筈であるのが、実際は各
湯水混合弁のバラツキ等誤差により、弁位置がＸＳであ
ってもその実際の検出混合湯温ＴＭは尚、設定温度ＴＳ
と一致せず、偏差が残される。
合、設計上は計算どおりの湯水混合が行われて混合湯温
度は所望の設定温度ＴＳとなる筈であるのが、実際は各
湯水混合弁のバラツキ等誤差により、弁位置がＸＳであ
ってもその実際の検出混合湯温ＴＭは尚、設定温度ＴＳ
と一致せず、偏差が残される。
【００３０】よって目標弁位置ＸＳの補正が必要となる
が、補正手段６がこの補正を実行する。補正手段６は、
抽出弁位置Ｘに対応する設計上の混合湯温度ＴＸを演算
する、設計上の混合湯温度演算手段６ａおよび補正信号
ＸＦＢを出力する目標弁位置補正手段６ｂより成る。
が、補正手段６がこの補正を実行する。補正手段６は、
抽出弁位置Ｘに対応する設計上の混合湯温度ＴＸを演算
する、設計上の混合湯温度演算手段６ａおよび補正信号
ＸＦＢを出力する目標弁位置補正手段６ｂより成る。
【００３１】設計上の混合湯温度演算手段６ａは、抽出
弁位置Ｘ、湯温度ＴＨおよび水温度ＴＣに基づき、抽出
弁位置Ｘに対応する設計上の混合比ＲＸを演算する手段
ｇ１、さらにこの設計上の混合比ＲＸから対応する設計
上の混合湯温度ＴＸを演算する手段ｇ２を有し、現在の
弁位置Ｘを入力するとそれに対応する設計上の混合湯温
度ＴＸを出力する。
弁位置Ｘ、湯温度ＴＨおよび水温度ＴＣに基づき、抽出
弁位置Ｘに対応する設計上の混合比ＲＸを演算する手段
ｇ１、さらにこの設計上の混合比ＲＸから対応する設計
上の混合湯温度ＴＸを演算する手段ｇ２を有し、現在の
弁位置Ｘを入力するとそれに対応する設計上の混合湯温
度ＴＸを出力する。
【００３２】この設計上の混合湯温度ＴＸと、検出した
混合湯温度ＴＭとの偏差に基づき、目標弁位置補正手段
６ｂが補正信号ＸＦＢを演算し、出力する。
混合湯温度ＴＭとの偏差に基づき、目標弁位置補正手段
６ｂが補正信号ＸＦＢを演算し、出力する。
【００３３】この補正信号ＸＦＢを用いて目標弁位置Ｘ
Ｓが補正され、補正された目標弁位置ＸＳが再び駆動手
段４に入力される。このようにして、検出される実際の
混合湯温ＴＭが設定温度ＴＳに収束するまで、目標弁位
置ＸＳを補正更新する。
Ｓが補正され、補正された目標弁位置ＸＳが再び駆動手
段４に入力される。このようにして、検出される実際の
混合湯温ＴＭが設定温度ＴＳに収束するまで、目標弁位
置ＸＳを補正更新する。
【００３４】前記の、弁位置と湯水混合弁の設計上の混
合湯温度とを対応付ける予め準備された手段ｇ１、ｇ２
は、函数関係の演算式または対応表により実現する。演
算式あるいは対応表のいずれに関しても、実際の弁位置
Ｘから設計上の混合湯温度ＴＸを求めるよう構成する。
合湯温度とを対応付ける予め準備された手段ｇ１、ｇ２
は、函数関係の演算式または対応表により実現する。演
算式あるいは対応表のいずれに関しても、実際の弁位置
Ｘから設計上の混合湯温度ＴＸを求めるよう構成する。
【００３５】例えば演算式では、 ＲＸ＝ｇ１（ＴＨ、ＴＣ、Ｘ） および ＴＸ＝ｇ２（ＲＸ） 等を準備する。
【００３６】また対応表にあっては、湯温度ＴＨおよび
水温度ＴＣの条件下で、例えば実際の抽出弁位置Ｘと設
計上の混合湯温ＴＸとの関係につき、実験で得た値をテ
−ブルやチャ−ト形式で準備してもよい。
水温度ＴＣの条件下で、例えば実際の抽出弁位置Ｘと設
計上の混合湯温ＴＸとの関係につき、実験で得た値をテ
−ブルやチャ−ト形式で準備してもよい。
【００３７】図３は図１と図２における弁位置演算手段
３のブロック構成を示すものである。弁位置演算手段３
はふたつのフィ−ドフォワ−ド手段３ａ、３ｂより成
る。最初のフィ−ドフォワ−ド手段３ａは、フィ−ドフ
ォワ−ド演算による混合比ＲＦを求めるための演算手段
Φ１を内蔵する。
３のブロック構成を示すものである。弁位置演算手段３
はふたつのフィ−ドフォワ−ド手段３ａ、３ｂより成
る。最初のフィ−ドフォワ−ド手段３ａは、フィ−ドフ
ォワ−ド演算による混合比ＲＦを求めるための演算手段
Φ１を内蔵する。
【００３８】演算手段Φ１は湯温度ＴＨ、水温度ＴＣ、
設定温度ＴＳの函数であり、熱収支に基づいて導出でき
る。演算手段Φ１によって得られた混合比ＲＦに基づ
き、次のフィ−ドフォワ−ド手段３ｂが内蔵の演算手段
Φ２を用いて目標弁位置ＸＳを演算する。ここで、図１
と図２における補正信号ＸＦＢを図２における手段ｇ１
に入力し、ＲＸＦＢ＝ｇ１（ＴＨ，ＴＣ，ＸＦＢ）を求
め、このＲＸＦＢを用いてＲＦを補正する構成としても
よい。
設定温度ＴＳの函数であり、熱収支に基づいて導出でき
る。演算手段Φ１によって得られた混合比ＲＦに基づ
き、次のフィ−ドフォワ−ド手段３ｂが内蔵の演算手段
Φ２を用いて目標弁位置ＸＳを演算する。ここで、図１
と図２における補正信号ＸＦＢを図２における手段ｇ１
に入力し、ＲＸＦＢ＝ｇ１（ＴＨ，ＴＣ，ＸＦＢ）を求
め、このＲＸＦＢを用いてＲＦを補正する構成としても
よい。
【００３９】なお、図１におけるＲＭ＝ｆ１（ＴＨ，Ｔ
Ｃ，ＴＭ）と図２におけるＲＸ＝ｇ１（ＴＨ，ＴＣ，
Ｘ）との偏差をとり、この偏差に基づきＲＦまたはＸＳ
を補正する構成としてもよい。
Ｃ，ＴＭ）と図２におけるＲＸ＝ｇ１（ＴＨ，ＴＣ，
Ｘ）との偏差をとり、この偏差に基づきＲＦまたはＸＳ
を補正する構成としてもよい。
【００４０】さらに、図１におけるＲＭをｆ１（ＴＨ，
ＴＣ，ＴＭ）により求めず、湯側流量，水側流量，混合
湯流量のうち何れか２つの流量を検出し、流量比を算出
することにより求めることも可能である。なお、本発明
の構成はフィ−ドフォワ−ド制御の機器にとどまらず、
広く混合比を用いる目標制御の機器に適用可能なことは
言うまでもない。
ＴＣ，ＴＭ）により求めず、湯側流量，水側流量，混合
湯流量のうち何れか２つの流量を検出し、流量比を算出
することにより求めることも可能である。なお、本発明
の構成はフィ−ドフォワ−ド制御の機器にとどまらず、
広く混合比を用いる目標制御の機器に適用可能なことは
言うまでもない。
【００４１】
【発明の効果】以上説明したように請求項１に係る給湯
装置は、実際の抽出弁位置に基づいて弁位置補正制御を
かける構成により、制御系の中間過程の変数を抽出して
応答遅れのない制御量で制御するから、従来おこりがち
であった不必要な補正量を与える結果のオ−バ−シュ−
ト現象を防止でき、平滑な収束を実現できる。 また、
補正は微調整にとどまるから、湯水混合弁の誤差やバラ
ツキ補正のみとなり、よって弁位置演算手段が行なう迅
速な目標制御の動作を妨げることがない。
装置は、実際の抽出弁位置に基づいて弁位置補正制御を
かける構成により、制御系の中間過程の変数を抽出して
応答遅れのない制御量で制御するから、従来おこりがち
であった不必要な補正量を与える結果のオ−バ−シュ−
ト現象を防止でき、平滑な収束を実現できる。 また、
補正は微調整にとどまるから、湯水混合弁の誤差やバラ
ツキ補正のみとなり、よって弁位置演算手段が行なう迅
速な目標制御の動作を妨げることがない。
【００４２】本発明に係る給湯装置は、温度入力に基づ
いて直ちに対応する目標弁位置を演算し出力できるか
ら、迅速なフィ−ドフォワ−ド制御を可能にする。
いて直ちに対応する目標弁位置を演算し出力できるか
ら、迅速なフィ−ドフォワ−ド制御を可能にする。
【図１】本発明に係る第１実施例の給湯装置のブロック
構成図
構成図
【図２】本発明に係る第２実施例の給湯装置のブロック
構成図
構成図
【図３】本発明に係る給湯装置の弁位置演算手段のブロ
ック構成図
ック構成図
【図４】従来の給湯装置のブロック構成図
１ 給湯機 ２ 温度設定器 ３ 弁位置演算手段 ４ 駆動手段 ４ａ 弁位置制御器 ４ｂ 弁駆動器 ５ 補正手段 ５ａ 検出混合湯温ＴＭに対応する設計上の弁位置演算
手段 ５ｂ 目標弁位置補正手段 ＴＣ 水温度 ＴＨ 湯温度 ＴＭ 混合湯温度 ＴＳ 設定温度 Ｘ 抽出弁位置 ＸＦＢ 補正信号 ＸＭ 検出混合湯温 ＸＳ 目標弁位置
手段 ５ｂ 目標弁位置補正手段 ＴＣ 水温度 ＴＨ 湯温度 ＴＭ 混合湯温度 ＴＳ 設定温度 Ｘ 抽出弁位置 ＸＦＢ 補正信号 ＸＭ 検出混合湯温 ＸＳ 目標弁位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−3723（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−217051（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−211323（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−168306（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−208320（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G05D 23/00 - 23/32
Claims (1)
- 【請求項１】 湯温度ＴＨの湯と水温度ＴＣの水を適当
な比率で混合する湯水混合弁から出る混合湯温度ＴＭを
予め設定された設定温度ＴＳとすべく、前記湯水混合弁
の制御を行なう給湯装置において、 前記設定温度ＴＳに基づき目標弁位置ＸＳを演算する弁
位置演算手段と、 前記湯水混合弁の弁位置Ｘを抽出し、前記目標弁位置Ｘ
Ｓに近づくように前記湯水混合弁を駆動する駆動手段
と、 前記混合湯温ＴＭの入力を条件に、前記湯温度ＴＨおよ
び前記水温度ＴＣに基づき、前記混合湯温ＴＭに対応づ
けられた演算式または対応表で求められる弁位置ＸＭを
算出する手段と、 前記弁位置ＸＭと前記弁位置Ｘの偏差が小さくなるよう
に制御し、前記目標弁位置ＸＳを補正する補正信号を出
力する目標弁位置補正手段とを備え、前記補正信号を前
記目標弁位置ＸＳに加減算することを特徴とする給湯装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27382292A JP3321783B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27382292A JP3321783B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 給湯装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06102941A JPH06102941A (ja) | 1994-04-15 |
| JP3321783B2 true JP3321783B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=17533045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27382292A Expired - Lifetime JP3321783B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 給湯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3321783B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5455958B2 (ja) * | 2011-03-30 | 2014-03-26 | 三菱電機株式会社 | 自動給湯装置 |
| JP6848265B2 (ja) * | 2016-08-26 | 2021-03-24 | 株式会社ノーリツ | 温水調温装置 |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP27382292A patent/JP3321783B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06102941A (ja) | 1994-04-15 |
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