JP3321682B2 - 平版印刷版処理装置 - Google Patents

平版印刷版処理装置

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JP3321682B2 JP27992293A JP27992293A JP3321682B2 JP 3321682 B2 JP3321682 B2 JP 3321682B2 JP 27992293 A JP27992293 A JP 27992293A JP 27992293 A JP27992293 A JP 27992293A JP 3321682 B2 JP3321682 B2 JP 3321682B2
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感光性平版印刷版の
処理装置に関し、特に比較的浅い処理液貯溜部からポン
プで給液する際にエアの吸引や渦の発生を防止する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】平版印刷版の現像処理は、比較的浅い処
理槽で行なわれることが多い。それは、平版印刷版は0.
1〜0.3mm厚さのアルミ板をベースに使用しているため腰
が強く曲率半径の小さい曲げを伴う深槽での処理が出来
ないためと、また、処理に伴い、非画像部の感光層の溶
解、析出などにより、処理液中にスラッジが浮遊するた
め、処理液の循環による移動や、交換率を高くするため
に、処理槽に貯溜する処理液量を少なく設定した浅槽方
式が好ましいという理由もある。
【0003】このように浅い処理槽を通して平版印刷版
を搬送しながら現像処理して、次のステージへ送るに当
り、スクイズローラで付着した処理液を絞り取ると、当
該処理槽に隣接する第2の処理槽に処理液が蓄積され、
第1の処理槽の液面位がすぐに低下してしまう。そこ
で、第2の処理槽からポンプをもって第1の処理槽へと
液を返送する構成としている。このポンプによる液の吸
引と、返送に関し、液面位の比較的浅い槽から吸引する
ため、エア吸引が生じ易く、エア吸引してしまっても再
び液吸引の可能なポンプを使用せざるを得なかった。
【0004】即ち自給式と呼ばれるポンプであって、一
般にはベローズポンプが普及しているが、ベローズポン
プは、ポンプの吸引口と、吐出口にゴムの弁を有し、こ
の弁に処理液中のスラッジやゴミ等が詰まると、液を正
しく移送しなくなるという欠点がある。また、ベローズ
ポンプは、一般に小型のモータを使用していて、軸受部
やモータの耐久性が低いので、短期間で交換が必要とな
るというメンテナンス上の欠点もある。
【0005】これに対し、耐久性の高い渦巻ポンプを適
用した場合に、吸引圧が高いため、液面位が低いと、液
面に渦が発生し、エア吸引してしまう。すると、渦巻ポ
ンプ内の液切れが生じ再び液吸引出来なくなる。この場
合停止して、呼び液を入れポンプ内のエア抜きをしなけ
ればならないという多大の手間がかかるため、実用的で
はなく、従って浅槽からのポンプ吸引に渦巻ポンプは適
用されなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】浅い液槽から、渦巻ポ
ンプでの吸引液送りを可能とした耐久性の高い、取扱い
性の良い平版印刷版処理装置を提供することを課題目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の平印刷版処理装置は、処理
液貯溜部の底の吸引口から処理液をポンプで吸引し他へ
給送する構成に於て、該処理液貯溜部の底の吸引口上方
で、最低液面より下に該吸引口より大きい面積を有する
カバーを設けたことを特徴としている。また、請求項2
記載の発明の平版印刷版処理装置は、前記カバーが平板
であることを特徴としている。また、請求項記載の発
明の平版印刷版処理装置は、第1の処理槽に処理液を注
入しながら、第1の処理槽で平版印刷版を現像処理し、
該第1の処理槽のオーバーフロー液を、第2の処理槽に
受容し、第2の処理槽に貯溜した処理液をポンプで吸引
し、第1の処理槽に注入する平版印刷版処理装置に於
て、第2の処理槽の底部に吸引口を設け、該吸引口の上
方にカバーを設け、該カバーが液面より下にある時のみ
該吸引口に連結したポンプを作動させることを特徴とし
ている。
【0008】また更に、請求項記載の発明の平版印刷
版処理装置は、ポンプ吐出量が3リットル/分から15リ
ットル/分の渦巻ポンプで、第2処理槽の底部の吸引口
の上方10mmから50mmの高さにカバーを設け該カバーを液
面下において、該カバーの寸法を該吸引口から液面まで
の距離が50mmから100mmの対角距離となるようにしたこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】この発明に於て、吸引口上方に、液面下に平
を設けたのは、液貯溜部の底に、上向きに設けた吸引口
からポンプ吸引すると、最短距離の液面から強く液を引
くことになり、液面に渦を発生し、更にはエア吸引して
しまうことを防止するためであり、上記平板により渦防
止及びエア吸引防止となる理由は、該平板の端部と吸引
口を結ぶ線の延長上まで液面が遠くなる効果があるから
である。
【0010】この発明におけるカバーとは、吸引口の上
方に、上面と2つの側面を閉じたトンネル状のカバーで
あり、該カバーの上面が液面下となるところまで液面位
が低下したときに液面センサで下限検出し、ポンプ吸引
を停止することで、該カバーの上面以下に液面が下るこ
となく、従ってポンプがエア吸引することがない。
【0011】この発明における対角距離とは、吸引口と
カバー又は平板の端を直線で結んで液面に至る距離を意
味する。
【0012】
【実施例】次に図に基づいて実施例の説明をする。
【0013】図1は、実施例の平版印刷版処理装置の処
理部の断面図であり、第1の処理槽1の右方から搬送ロ
ーラ3で、平版印刷版が搬入され、処理液中の搬送ロー
ラ4を通って搬送され、ブラシローラ5で現像促進と非
画像部のかき取り処理が施され、スクイズローラ5で液
絞りされ、左方に搬送される。第1の処理槽1の中では
液中シャワー8で、平版印刷版の感光材料層に処理液を
吹きつけ、現像促進を行なっている。第1の処理槽1の
側壁に液面高さに設けたオーバーフロー口6からは余分
の処理液が流出し、第2の処理槽2に貯溜される。
【0014】また、絞りローラ7で絞り取られた処理液
も第2の処理槽2に流れこみ貯溜される。そして、更に
余分となった処理液はオーバーフロー口9から排出され
る。第1の処理槽1には図示しない補充手段により新し
い処理液が補充されると共に、第2の処理槽2の吸引口
12から、渦巻ポンプ13で吸引し、戻し口14で注入した処
理液が加わり、処理が実施される。第2処理槽2には、
液面センサ10を設け、上記の如く貯溜する処理液の液面
位を検出し、最低液面位まで低下したときに信号を出
し、渦巻ポンプ13の停止をする。そして、上記の如く第
1の処理槽1への補充が進みオーバーフロー液と、スク
イズローラ7により絞り取った液が貯溜され、第2の処
理槽の液面位が最低液面位より上昇すると該信号を消
し、渦巻ポンプ13の運転を再開する。吸引口12の上方に
は、カバー11を設け、カバー11は、上記最低液面位より
下にあるようにしたから、吸引口12を経て渦巻ポンプ13
で強く吸引してもエア吸引することがない。
【0015】図2はカバーを上方から見た平面図で、図
3は該カバー及び吸引口の関係位置を示す断面図であ
る。渦巻ポンプによる流量を5リットル/分としたとき
に、液面位30mmで、カバーの高さ20mmとしたときの寸法
Aが、60mmと80mmでは、渦が発生せず、40mmでは若干の
発生が認められた。
【0016】比較例として、カバーの無い場合は、渦発
生がひどく、液面位40mmとしてやっと渦発生を止めるこ
とが出来たが、深くなりすぎ、実用上オーバーフロー液
を多くしなければならないなどの支障があり好ましくな
い。
【0017】図3に於て、寸法Aが60mm、液面位30mm、
カバーの高さ20mmの実施例を示し、このとき対角距離B
は54mmで、吸引口から、流量5リットル/分の渦巻ポン
プで吸引して、渦の発生がなく、エア吸引も無くて、良
好な運転を継続することが出来た。
【0018】同等の効果は、寸法Aが50mmのとき、液面
位20mm、カバーの高さ10mmで対角距離54mmとして、得ら
れる。またカバーについては必ずしも、側部に壁が無く
ても同様の効果が得られ、頂部の平板だけでもよい。
【0019】
【発明の効果】上記の如く構成したから、この発明によ
れば、渦巻ポンプで浅槽から液を吸引搬送することが出
来、エア吸引が生じないから、運転の継続が安定し、か
つ、スラッジやゴミによる吸引障害がないので安定した
液給送が出来るので、平版印刷版の処理を安定して行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】カバーの平面図。
【図3】カバーと吸引口の断面図。
【符号の説明】
1 第1の処理槽 2 第2の処理槽 3 搬送ローラ 4 搬送ローラ 5 ブラシローラ 6 オーバーフロー口 7 スクイズローラ 8 液中シャワー 9 オーバーフロー口 10 液面センサ 11 カバー 12 吸引口 13 渦巻ポンプ 14 戻し口
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/30 G03F 7/00 503

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液貯部の底の吸引口から処理液を
    ポンプで吸引し他へ給送する構成に於て、該処理液貯
    部の底の吸引口上方で、最低液面より下に該吸引口より
    大きい面積を有するカバーを設けたことを特徴とする平
    版印刷版処理装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーが平板であることを特徴とす
    る請求項1記載の平版印刷版処理装置。
  3. 【請求項3】 第1の処理槽に処理液を注入しながら、
    第1の処理槽で平版印刷版を現像処理し、該第1の処理
    槽のオーバーフロー液を、第2の処理槽に受容し、第2
    の処理槽に貯溜した処理液をポンプで吸引し、第1の処
    理槽に注入する平版印刷版処理装置に於て、第2の処理
    槽の底部に吸引口を設け、該吸引口の上方に、カバーを
    設け、該カバーが液面より下にある時のみ、該吸引口に
    連結したポンプを作動させることを特徴とした平版印刷
    版処理装置。
  4. 【請求項4】 ポンプ吐出量が3リットル/分から15リ
    ットル/分の渦巻ポンプで、第2処理槽の底部の吸引口
    の上方10mmから50mmの高さにカバーを設け、該カバーを
    液面下において、該カバーの寸法を該吸引口から液面ま
    での距離が50mmから100mmの対角距離となるようにした
    ことを特徴とする請求項3記載の平版印刷版処理装置。
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