JP3320101B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3320101B2
JP3320101B2 JP19179192A JP19179192A JP3320101B2 JP 3320101 B2 JP3320101 B2 JP 3320101B2 JP 19179192 A JP19179192 A JP 19179192A JP 19179192 A JP19179192 A JP 19179192A JP 3320101 B2 JP3320101 B2 JP 3320101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像形成機能の異常
状態を検出する自己診断機能と、検出した異常状態を外
部に表示するための出力機能を有する複写装置等、画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような画像形成装置では、
前記自己診断機能によって複数の異常項目を検出したと
き、検出したすべての異常項目を外部に出力する制御機
能を備えているか、または前記自己診断機能によって最
初に検出された異常項目のみを外部に出力する制御機能
を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の装置では、検出された複数の異常項目の間
に因果関係がある場合、即ち、特定の異常が原因となっ
て別の異常を併発するような場合にも、両方の異常項目
が出力される。或は、各種異常を検出するためには一定
の検出時間が必要であるため、最初の原因となった異常
よりもその異常により発生した次の異常を先に検出する
可能性があり、最初に検出された異常の項目のみを外部
に出力する方法の場合、2次的に発生した異常だけを出
力してしまうことになっていた。
【0004】前記従来の装置では、以上のように作動す
るため、異常情報を受けとる外部機器、そして操作者、
保守担当者等に必要な情報を正確に出力して、適切迅速
な対応をさせることができないという欠点があった。
【0005】この発明は、上記従来技術の問題点を解消
するためになされたもので、画像形成機能に複数項目の
異常、故障が発生したときでも無駄な処理を行うことな
く、迅速に故障情報を出力すること、および、複数の故
障検知に基づいて、異常個所をなるべく正確に特定して
故障情報を出力すること、ができる画像形成装置を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の技術的構
成によって前記課題を解決できたものである。 (光ビームを射出する光ビーム射出手段と、前記光
ビーム射出手段より射出された光ビームを偏向するため
の回転多面鏡と、前記回転多面鏡により偏向された光ビ
ームを検知する光ビーム検知手段と、前記光ビーム射出
手段の故障を検知する手段と、前記光ビーム検知手段の
故障を検知する手段と、前記光ビーム射出手段の故障と
前記光ビーム検知手段の故障とが検知された場合に、前
記光ビーム射出手段の故障情報を優先的に選択して出力
する手段を有し、前記光ビーム検知手段の故障が検知さ
れてから所定時間以上経過した後に前記光ビーム射出手
段の故障が検知された場合は、前記光ビーム検知手段の
故障情報を出力することを特徴とする画像形成装置。 (光ビームを射出する光ビーム射出手段と、前記光
ビーム射出手段より射出された光ビームを偏向するため
の回転多面鏡と、前記回転多面鏡を回転駆動する回転駆
動手段と、前記回転多面鏡により偏向された光ビームを
検知する光ビーム検知手段と、前記回転駆動手段の故障
を検知する手段と、前記光ビーム検知手段の故障を検知
する手段と、前記回転駆動手段の故障と前記光ビーム検
知手段の故障とが検知された場合に、前記回転駆動手段
の故障情報を優先的に選択して出力する手段を有し、
記光ビーム検知手段の故障が検知されてから所定時間以
上経過した後に前記回転駆動手段の故障が検知された場
合は、前記光ビーム検知手段の故障情報を出力すること
を特徴とする画像形成装置。
【0007】
【作用】上記の構成により、画像形成機能に複数の異常
状態が発生したときは、故障検知手段は発生した複数の
異常状態情報を検出する。そして故障判断手段は予め設
定した各種異常状態間の優先順位によって、前記故障検
知手段が検出した複数の異常状態から特定の異常項目の
情報を選択し、選択した異常情報を情報出力手段により
外部に出力する。
【0008】即ち、故障判断手段に予め設定する各種異
常状態間の優先順位を、例えば各種異常状態間の因果関
係により、或は統計に基づき各種異常状態間の根本的項
目、そして適切な対応を至急要する異常項目を優先順位
として設置しておくことにより、複数の異常状態が発生
したときでも、至急対応を要する根本的、基本的情報を
選択して出力することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明に係る画像形成装置を実施例
により説明する。
【0010】図1は、本発明の第1実施例であるレーザ
ビームプリンタの断面図である。レーザビームプリンタ
1は図1に示すように、記録紙Sを収納するカセット4
を有し、カセット4から記録紙をくり出す給紙ローラ5
が設けられている。そして、給紙ローラ5の下流には記
録紙Sを同期搬送するレジストローラ対6が配設されて
いる。
【0011】またレジストローラ対6の下流には、レー
ザ・スキャナ部7からのレーザ光により画像を形成する
画像形成部8が配設されている。更に該画像形成部8の
下流には定着器9が配設されており、該定着器9の下流
には排紙センサ10が配設されている。
【0012】そして、排紙センサ10の下流には、搬送
ローラ対11が配設されており、搬送ローラ対11の下
流には、排紙トレイ13が配設されている。
【0013】前記レーザスキャナ部7は、レーザを発光
するレーザユニット(光ビーム射出手段)14及びレー
ザユニット14からのレーザ光を走査させるスキャナユ
ニット15とにより構成されており、更に前記画像形成
部8は、感光ドラム16,前露光ランプ17,一次帯電
器18,現像器19,転写帯電器20及びクリーナ21
とにより構成されている。
【0014】そして、レーザビームプリンタ1全体の制
御を行う主制御部22には、インターフェース2を介し
て、外部機器3が接続されている。
【0015】図2は、本実施例のレーザビームプリンタ
1のレーザスキャナ部7をさらに詳細に説明する斜視図
である。14はレーザユニットであり、画像信号(以下
VDO信号という)を受けオン・オフ変調されたレーザ
ビーム23を出力する。15はスキャナユニットであ
り、回転多面鏡(ポリゴンミラー)24、ポリゴンミラ
ー24を定速回転させるスキャナモータ(回転駆動手
段)25,偏向されたレーザビーム27を感光ドラム1
6上に焦点を結ばせる結像レンズ26とからなってい
る。そして、画像信号により変調されたレーザビーム2
7は感光体上に主走査方向の走査として水平走査され
る。
【0016】28は、光ビーム検知手段であるビーム検
知器であり、光電変換素子29、例えばフォトダイオー
ドを有しており、画像書き込みタイミングとなる水平同
期信号(以下BD信号と呼ぶ)を出力する。
【0017】30は転写紙であり、感光ドラム16に形
成される潜像が図1に示す現像器19,転写帯電器20
により現像剤(トナー)が転写される。なお、図中Aで
示される領域は後述するアンブランキング領域である。
【0018】図3は本実施例の構成を示すブロック図で
あり、図1に示す実施例レーザビームプリンタ1の特に
レーザスキャナ部7に関連する部分を示す。
【0019】レーザビームプリンタ1は前述のように主
制御部22を有しており、主制御部22は、実施例装置
全体を制御するマイクロプロセッサ、制御プログラムを
格納したROM、データ等を記憶するRAM及びゲート
素子等により構成されている。
【0020】上記主制御部22にはレーザビームプリン
タ1のプリントシーケンスを制御するプリントシーケン
ス制御手段33、レーザスキャナ部7を制御する光学系
制御手段34、外部機器3とのシリアル通信を制御する
シリアル通信制御手段42、シリアル通信によって外部
機器より受けたコマンドを解析するコマンド解析手段4
0、シリアル通信によって外部機器へ送るステータスを
設定するステータス設定手段41、実施例装置の機能状
態を診断する自己診断手段35、外部機器へBD信号を
出力するための出力回路31、外部機器からのVDO信
号を入力するための入力回路32等がある。
【0021】前記自己診断手段35は、スキャナ故障検
知手段(回転駆動手段25の故障を検知する手段)
6、レーザ故障検知手段(光ビーム射出手段14の故障
を検知する手段)37、BD故障検知手段(光ビーム検
知手段28の故障を検知する手段)38、故障判断手段
(光ビーム射出手段14の故障が検知された場合に、光
ビーム検知手段28の故障を検知しないよう制御する手
段、および、回転駆動手段25の故障が検知された場合
に、光ビーム検知手段28の故障を検知しないよう制御
する手段)39等により構成され、前記光学系制御手段
34は、レーザユニット制御手段43、スキャナユニッ
ト制御手段44により構成されている。
【0022】前記インターフェース2は、主制御部22
が外部機器3に対してプリント可能状態である旨を報知
するRDY信号、外部機器3が主制御部22にプリント
開始を指示するPRNT信号、主制御部22が外部機器
3に対して画像出力の垂直方向(副走査方向)の同期信
号VSYNCの出力を要求するVSREQ信号、画像出
力の垂直方向(副走査方向)の同期信号VSYNC、主
制御部22が外部機器3へ出力する画像出力の水平方向
(主走査方向)の同期信号BD、及び外部機器3がVS
YNC信号及びBD信号に同期させてドットイメージを
シリアル送出する画像信号VDOを伝達するようになっ
ており、かつハンドシェイク形式のシリアル通信線を有
しており、該シリアル通信線により外部機器3は主制御
部22へ印字条件の指示、プリンタの状態を示すステー
タスの送信の指示等を命令し、主制御部22は外部機器
3へ所定のステータスを返送することができる。
【0023】次に各部の動作について説明する。レーザ
ユニット制御手段43は、プリントシーケンス制御手段
33から所定のタイミングでレーザ光量調整要求を受け
るとレーザユニット14の発光するレーザ光量の調整を
行う。この調整装置および調整方法は公知のもので、例
えば特開昭63−56059号に示されるようなもので
ある。
【0024】スキャナユニット制御手段44は、プリン
トシーケンス制御手段33から所定のタイミングでスキ
ャナ駆動要求を受けるとスキャナモータ25をあらかじ
め設定された回転数で回転させる。これは、スキャナユ
ニット制御手段44自身が持つ基本クロックとスキャナ
モータが発生するタック信号を同期させるようにスキャ
ナモータに与える駆動電流を制御するもので、該基本ク
ロックと該タック信号が同期するとスキャナがレディ状
態であることをプリントシーケンス制御手段33と自己
診断手段35に知らせる。
【0025】以上のようにしてスキャナモータ25を駆
動し、レーザの光量が調整されると図2に示すようにV
DO信号に対応したレーザビーム27を感光ドラム16
上に走査することができる。このとき、一走査線ごとの
始めの感光ドラム外の領域にレーザを発光させるアンブ
ランキング領域と呼ばれる領域があり、図2に符号Aで
示してある。該領域A内の1ヶ所にビーム検知器28が
設置してあり、BD信号を発生させる。即ち、ビーム検
知器28と感光ドラム16との距離は一定であり、走査
速度も一定であるので外部機器3は前記BD信号から適
切なタイミングで一走査ぶんのVDO信号を出力するこ
とにより転写紙30上の所定の位置に画像を印字でき
る。
【0026】スキャナ故障検知手段36は、プリントシ
ーケンス制御手段33によりスキャナ駆動要求が出され
てから所定時間以内にスキャナがレディ状態にならない
場合、或は、該スキャナ駆動要求が出ている状態で一度
スキャナレディ状態になってから所定時間スキャナがノ
ットレディ状態になればスキャナ故障状態と判断する。
【0027】レーザ故障検知手段37は、レーザユニッ
ト制御手段43がレーザ光量調整を前述の方法で行って
も所定の光量が得られず、何度かリトライしても所定の
光量が得られない場合にリトライの回数をカウントし所
定の回数に達したらレーザ故障と判断する。
【0028】BD故障検知手段35は、ビーム検知器2
8からのBD信号を監視し、一つのBD信号を検知して
から次のBD信号を検知するまでの時間が規定する範囲
内にあるかどうかにより正常かどうかの判断をし、規定
範囲内にない場合があればBDエラーとする。そして、
BDエラーが所定の回数、又は時間続いた場合にBD故
障と判断する。なお、本実施例装置では、スキャナ故障
をスキャナモータの回転異常、レーザ故障をレーザの発
光異常、BD故障をBD検知機構の異常と定義する。
【0029】レーザユニット14は、前述のようにレー
ザユニット制御手段43によって光量を制御され、外部
機器3から入力回路32を介して入力されるVDO信号
に応じたレーザビームを出力する。ビーム検知器28は
レーザユニット14が前記アンブランキング領域Aで発
するレーザビームを受け電気信号に変換して出力回路3
1を介して外部機器に出力すると同時に自己診断手段3
5に出力する。
【0030】シリアル通信制御手段42は、外部機器3
とハンドシェイク方式のシリアル通信I/Fを介してシ
リアル通信を行う。そして、外部機器より得たコマンド
をコマンド解析手段40が解析しプリントシーケンス制
御手段33に出力する。プリントシーケンス制御手段3
3は、解析手段40からの上記コマンド入力に従って各
種のプリントモードを選択する。
【0031】ステータス設定手段41は、プリントシー
ケンス制御手段33、自己診断手段35等から受けるプ
リンタの状況をステータスとして設定し、コマンド解析
手段40から受けるコマンドに従いシリアル通信制御手
段42を介して外部機器3にステータスを送信する。
【0032】次に、プリントシーケンス制御手段33の
動作を図4のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、ステップS001(以下、単にS・・・と記す)で
プリント可能状態を知らせるRDY信号が正常(TRU
E)であることを確認し、外部機器3からのPRNT信
号を待つ(S002)。外部機器3はRDY信号が正常
(true)であることを確認した後に、PRNT信号
を正常(true)とする。プリントシーケンス制御手
段33はPRNT信号が正常(true)になると、前
回転処理、即ちスキャナモータ25および搬送系及びド
ラムを駆動する。不図示のメインモータの立上げ、及び
電子写真プロセスのイニシャライズを行い(S00
3)、給紙ローラ5を駆動し給紙を行う(S004)。
また、給紙開始後所定のタイミングで前述のようにレー
ザユニット制御手段43に対しレーザ光量自動調整要求
を出し、レーザユニット14のレーザ光量を調整する
(S005)。
【0033】給送紙がレジストローラ対6に達し、レー
ザ光量の調整が終了するとS006で外部機器3に対し
VSREQ信号を出力する。ここで外部機器3はVSR
EQ信号を受けるとVSYNC信号を正常(true)
にし、VSYNC信号から所定のタイミングで画像デー
タをVDO信号として出力する。
【0034】プリントシーケンス制御手段33は、S0
07でVSYNC信号を受けるとただちにS008でV
SREQ信号を非正常(false)にし、S009で
レジストローラ対6を駆動する。これによって、紙先端
からの所定位置から画像を印字することができる。その
後、通常の電子写真プロセスに従い印字を行った後(S
010)に後回転処理、即ち電子写真プロセス及びスキ
ャナモータの立下げを行いつつ紙を排出し(S01
1)、制御を終了する。
【0035】上記のプリントシーケンスフローチャート
図4の中で、従来装置ではS003の前回転処理でのス
キャナモータの立上げからS011の後回転処理でのス
キャナモータの立下げまでの間にスキャナ故障検知を行
い、S005のレーザ光量調整の間にレーザ故障検知を
行い、S009のレジストローラ駆動からS010の印
字搬送が終了するまで水平同期(BD)故障の検知を行
う。しかし、S003の前回転でのスキャナモータの立
上げ時にスキャナモータの故障を検知した場合、あるい
はS005のレーザ光量調整の段階でレーザ故障を検知
した場合、そのまま従来どおりBD故障検知を行えばプ
リンタの構造、及び各故障検知方法からBD故障となっ
てしまい、印字終了後に外部機器3がステータス情報に
より、プリンタの故障内容を調べてもどの故障なのかは
わからない。
【0036】そこで、本実施例では、自己診断手段35
に故障判断手段39を設けている。故障判断手段39
は、各故障項目に関する因果関係があらかじめ設定され
ており、装置の構造、及び故障の検知方法から、ある故
障が発生した場合に必ず発生する故障、即ち検知する故
障がある場合、原因となる故障を検知すると同時に結果
となる故障の検知を中止する。例えば、レーザ故障が発
生すればBD故障になるという関係をあらかじめ設定し
ておき、レーザ故障を検出した時点でBD故障の検知を
中止するという制御を故障判断手段39は行っている。
【0037】以下、図5のフローチャートを参照して第
1実施例の故障判断制御の流れを説明する。まず、S1
01,S102でスキャナ故障検知手段36、レーザ故
障検知手段37による故障検知を行う。S101でレー
ザ故障が検出されればS103からS106へ進む、即
ちBD故障検知手段39によるBD故障検知動作を行わ
ない。同様に、S102でスキャナ故障が検出された場
合も、S104からS106へ進む。従って、レーザ故
障、スキャナ故障が検出されない場合のみS105のB
D故障検知を行う。一連の故障チェックを行った後S1
06で故障情報をステータスに設定する。以上の動作を
プリント終了までくり返す(S107)。
【0038】上記のようにして、スキャナモータの回転
異常、レーザの発光異常によってBD故障と誤判断する
ことを防ぎ、外部機器3により正確な情報を知らせるこ
とができる。
【0039】上記の構成と制御により、原因となる異常
状態から結果として発生した異常状態は出力せず、至急
対応を要する根本的、基本的情報を選択して出力するこ
とができる。
【0040】(第2実施例)前記第1実施例では原因と
なる故障の検出と同時に、同故障の結果となる故障の検
知を中止しているが、各故障検知手段の検知方法によっ
て、故障の発生から検出されるまでの時間が異なるた
め、原因となる故障の検出が結果となる故障の検出より
も後になる場合がある。このような場合のために過去の
統計から優先順位をつけて真の故障を判断する構成とす
ることもできる。
【0041】例えば、前記実施例のレーザビームプリン
タ1において、スキャナ故障をスキャナモータの回転異
常、BD故障をBD検知機構の異常と定義しスキャナレ
ディ落ち、即ち一度スキャナレディとなってからスキャ
ナ駆動要求が出ている状態でスキャナノットレディが所
定時間以上続いた場合故障とするスキャナ故障検知で、
該検知時間を1secとし、またBD故障の検知時間を
100msecとした場合、図4のフローチャートS0
10印字搬送中にスキャナモータが回転異常をおこしB
D信号が正常に入らなくなれば100msec後にBD
故障検知手段38の検出によってBD故障と判断され
る。そして1sec後にスキャナ故障検知手段36の検
出によってスキャナ故障と判断される。この場合、BD
故障とスキャナ故障の因果関係をスキャナ故障を原因、
BD故障を結果(もちろん、スキャナ故障を原因としな
いBD故障もあり得る)と設定していても、BD故障を
先に検出するため両方を検出してしまう。このような場
合に過去の統計からスキャナ故障の発生頻度がBD故障
の発生頻度よりも高い場合、スキャナ故障を第1の優先
順位としてあらかじめ設定しておき、優先順位の高いも
のを故障と判断する機能を故障判断手段39に持たせる
ことにより、故障判断手段39は、回転駆動手段25の
故障と光ビーム検知手段28の故障とが検知された場合
に、回転駆動手段25の故障情報を優先的に選択して出
力する手段となり、スキャナ故障のみ外部機器に対する
ステータスとして設定することができる。逆にBD故障
が発生頻度が高い場合には、BD故障に高い優先順位を
つけておくことによりBD故障のみをステータスとして
設定することができる。また、故障判断手段39は、光
ビーム射出手段14の故障と光ビーム検知手段28の故
障とで、例えば光ビーム射出手段14の故障を第1の優
先順位としてあらかじめ設定しておくことで、光ビーム
射出手段14の故障と光ビーム検知手段28の故障とが
検知された場合に、光ビーム射出手段14の故障情報を
優先的に選択して出力する手段とすることもできる。
【0042】図6は第2実施例の故障判断制御の流れを
示すフローチャートである。なお他の構成は前記第1実
施例の構成に準じているので重複説明を省略する。
【0043】S201でスキャナ故障の検知を、S20
2でレーザ故障の検知を行い、その結果スキャナ故障、
またはレーザ故障が検出されればS203,S204か
らS207へ進む。S207でBD故障が検出されてい
るかどうかをチェックし、既にBD故障が検出されてい
ればS208へ進み、S208でスキャナ故障、レーザ
故障とBD故障の優先順位を判断し、優先順位の低いも
のの故障情報は削除し、S206へ進む。S207でB
D故障が検出されていなければそのままS206へ進
む。またS203,S204でスキャナ故障でなく、そ
してレーザ故障でない場合はS205でBD故障検知を
行いS206へ進む。S206でプリントが終了したが
どうかをチェックし、プリント中であればS201へ戻
り上記と同じ制御を続ける。プリントが終了するとS2
09へ進み、その時点での故障情報をステータスに設定
する。
【0044】上記の構成と制御により、第1実施例より
以上に異常状態の現象を効率よく厳密に判断・選択し
て、根本的、基本的情報を出力することができ、適切迅
速な対応をすることができる。
【0045】(第3実施例)第2実施例では、因果関係
のある複数の故障を検出した場合、結果となる故障の情
報を出力するかどうかの判断を過去の統計によって決定
するよう構成していたが、各故障の検知方法を考慮に入
れた判断を行うことによって、より正確な判断を行うこ
ともできる。
【0046】例えば、前記スキャナレディ落ちのスキャ
ナ故障検知時間が1sec、BD故障の検知時間が10
0msecの場合、スキャナ故障が先に検出された場合
は、第1実施例の制御と同様にBD故障の検知を中止
し、BD故障が先に検出された場合はBD故障の検出か
ら900msec以内にスキャナ故障が検出されれば、
検出されたBD故障はスキャナモータの回転異常による
ものとして、BD故障の情報は外部機器に出力せず、B
D故障の検出が900msecを越えてからスキャナ故
障が検出された場合は、検出されたBD故障はBD検知
機構の異常によるものと判断してBD故障の情報を外部
出力するというように故障判断手段の制御を行う。
【0047】図7は第3実施例の故障判断制御の流れを
示すフローチャートである。
【0048】S301でスキャナ故障の検知を行う。ス
キャナ故障が検出されなければS302からS303へ
進み、BD故障の検知を行う。S304でBD故障が検
出されているかどうかのチェックを行い、BD故障が検
出されていればS305でタイマーをスタートし、BD
故障が検出されていなければそのままS306へ進む。
S306でプリント終了の判断をしプリント中ならばS
301へ戻る。またS301でスキャナ故障が検出され
た場合は、S302からS308へ進みBD故障が既に
検出されているかどうかチェックする。
【0049】S308でBD故障が検出されていない場
合S306へ進み、BD故障が検出されている場合はS
309へ進む。S309でタイマーのチェックを行いタ
イマー値が900msec以下、即ちBD故障を検出し
てから900msec以内にスキャナ故障が検出された
場合、スキャナモータの回転異常によりBD故障が検出
されたと判断しS310でBD故障情報を削除する。
【0050】また、S309でタイマー値が900ms
ecよりも大きい場合、即ち、BD故障を検出してから
900msecを過ぎてスキャナ故障が検出された場
合、スキャナ故障とは関係なくBD故障を検出したと判
断し、BD故障情報はそのまま残す。以上の制御をプリ
ント終了まで続け、プリントが終了するとS307でそ
の時点での故障情報をステータスに設定する。
【0051】上記の構成と制御により、故障検知方法の
特性等にも対応して異常状態の現象を前記実施例よりも
更に選択して、根本的、基本的な異常状態の情報を出力
させることができ、適切かつ迅速な対応をすることがで
きる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成機能に複数の異常状態が発生したときは、故障
判断手段により、予め設定した各種異常状態間の優先順
位によって前記故障検知手段が検出した複数の異常状態
か特定の異常項目を選択し、選択した異常項目の異常情
報を情報出力手段から外部に出力することができ、例え
ば各種異常状態間の因果関係により、或は統計に基づき
各種異常状態間の根本的項目、そして適切な対応を至急
要する異常項目を優先順位として設置しておくことによ
り、画像形成機能に複数項目の異常、故障が発生したと
きでも無駄な処理を行うことなく、迅速に故障情報を出
力すること、および、複数の故障検知に基づいて、異常
個所をなるべく正確に特定して故障情報を出力するこ
と、ができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の断面図である。
【図2】 第1実施例のレーザスキャナ部の斜視図で
ある。
【図3】 第1実施例の要部ブロック図である。
【図4】 第1実施例のプリントシーケンスフローチ
ャートである。
【図5】 第1実施例の故障判断フローチャートであ
る。
【図6】 第2実施例の故障判断フローチャートであ
る。
【図7】 第3実施例の故障判断フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置(レーザビームプリンタ) 2 インターフェース 3 外部機器 7 レーザ・スキャナ部 14 レーザユニット 15 スキャナユニット 16 感光ドラム 22 主制御部 28 ビーム検知機 31 出力回路 34 光学系制御手段 35 自己診断手段 36 スキャナ故障検知手段 37 レーザ故障検知手段 38 BD故障検知手段 39 故障判断手段 40 コマンド解析手段 41 ステータス設定手段 42 シリアル通信手段 43 レーザユニット制御手段 A アンブランキング領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B41J 29/46 B41J 3/00 D (72)発明者 成田 泉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 清野 友蔵 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−131980(JP,A) 特開 昭63−233655(JP,A) 特開 平4−130464(JP,A) 特開 昭58−66967(JP,A) 特開 昭57−204086(JP,A) 特開 昭55−156962(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 502 G03G 21/14 B41J 2/44 B41J 29/42 B41J 29/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを射出する光ビーム射出手段
    と、 前記光ビーム射出手段より射出された光ビームを偏向す
    るための回転多面鏡と、前記回転多面鏡により偏向され
    た光ビームを検知する光ビーム検知手段と、 前記光ビーム射出手段の故障を検知する手段と、 前記光ビーム検知手段の故障を検知する手段と、 前記光ビーム射出手段の故障と前記光ビーム検知手段の
    故障とが検知された場合に、前記光ビーム射出手段の故
    障情報を優先的に選択して出力する手段を有し、 前記光
    ビーム検知手段の故障が検知されてから所定時間以上経
    過した後に前記光ビーム射出手段の故障が検知された場
    合は、前記光ビーム検知手段の故障情報を出力すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 光ビームを射出する光ビーム射出手段
    と、 前記光ビーム射出手段より射出された光ビームを偏向す
    るための回転多面鏡と、前記回転多面鏡を回転駆動する
    回転駆動手段と、 前記回転多面鏡により偏向された光ビームを検知する光
    ビーム検知手段と、 前記回転駆動手段の故障を検知する手段と、 前記光ビーム検知手段の故障を検知する手段と、 前記回転駆動手段の故障と前記光ビーム検知手段の故障
    とが検知された場合に、前記回転駆動手段の故障情報を
    優先的に選択して出力する手段を有し、 前記光ビーム検知手段の故障が検知されてから所定時間
    以上経過した後に前記回転駆動手段の故障が検知された
    場合は、前記光ビーム検知手段の故障情報を出力するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105955241A (zh) * 2016-06-03 2016-09-21 北京科技大学 一种基于联合数据驱动生产过程的质量故障定位方法
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