JP2859765B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP2859765B2
JP2859765B2 JP3279827A JP27982791A JP2859765B2 JP 2859765 B2 JP2859765 B2 JP 2859765B2 JP 3279827 A JP3279827 A JP 3279827A JP 27982791 A JP27982791 A JP 27982791A JP 2859765 B2 JP2859765 B2 JP 2859765B2
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馨 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームを走査し
て、画像を形成する電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置は特開昭60−16
9179号に記載されているように、光源の発光量モニ
タ値と規準値を比較し、所定の光源駆動電流に対して基
準値に相当する発光量モニタ値が得られない場合光源の
故障と判断する故障検出手段と、該故障検出手段によっ
て光源の故障が検出された場合光源の駆動電流を0とす
る制御手段を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では所定の駆動電流に対して基準値より低い光量が
得られる場合でも故障として光源駆動電流を停止してい
るため次のような欠点があった。
【0004】(1)基準光量より低くても記録媒体上に
潜像を形成できるだけの光量が得られる場合があるが、
この場合でも印字できなくなる。
【0005】(2)故障検出後、故障状態を調べる場
合、駆動電流が停止されているため光源そのものの故障
か駆動回路の故障かの見分けがつきにくい。このため
に、外部装置により光源単体で駆動させる等の処理が必
要であり、故障内容の識別のため、余分な処置、装置が
必要になる。
【0006】本発明は、係る課題を鑑みてなされたもの
で、光ビームを発生する発生手段または、その光ビーム
を走査する走査手段に異常が生じた場合に、係る異常を
正確に精度よく判断することができる電子写真装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、光ビームを発生する発生
手段と、前記発生手段からの光ビームを走査する走査手
段を有し、前記走査手段により走査される光ビームによ
って感光体上に静電潜像を記録する電子写真装置であっ
て、前記発生手段からの光ビームを前記走査手段の走査
位置に関わらず受光可能な位置に設けられ、光ビームを
受光する第1受光手段と、前記第1受光手段により光ビ
ームが正常に受光されているか否かを検出する第1検出
手段と、前記走査手段による光ビームの走査路中に設け
られ、前記走査手段により走査された光ビームを受光す
る第2受光手段と、前記第2受光手段により光ビームが
正常に受光されているか否かを検出する第2検出手段
と、前記第1検出手段の検出結果及び前記第2検出手段
の検出結果に基づいて、前記発生手段または前記走査手
段の異常を判断する判断手段を有することを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明は、前記判断手段は、前記
第1検出手段により異常と検出され且つ前記第2検出手
段により異常と検出された場合に、前記発生手段が異常
であると判断することを特徴とする。 請求項3の発明
は、前記判断手段は、前記第1検出手段により正常と検
出され且つ前記第2検出手段により異常と検出された場
合に、前記走査手段が異常であると判断することを特徴
とする。 請求項4の発明は、前記発生手段は、少なくと
も光源と、該光源の駆動手段を有し、前記判断手段によ
り前記発生手段が異常であると判断された場合に、駆動
手段の状態を保持することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、光ビームを発生する発生手段と、
前記発生手段からの光ビームを走査する走査手段を有
し、前記走査手段により走査される光ビームによって感
光体上に静電潜像を記録する電子写真装置において、前
記発生手段からの光ビームを前記走査手段の走査位置に
関わらず受光可能な位置に設けられ、光ビームを受光す
る第1受光手段と、前記第1受光手段により光ビームが
正常に受光されているか否かを検出する第1検出手段
と、前記走査手段による光ビームの走査路中に設けら
れ、前記走査手段により走査された光ビームを受光する
第2受光手段と、前記第2受光手段により光ビームが正
常に受光されているか否かを検出する第2検出手段と、
前記第1検出手段の検出結果及び前記第2検出手段の検
出結果に基づいて、前記発生手段または前記走査手段の
異常を判断する判断手段を備えたことにより、発生手段
または走査手段に異常が生じた場合に、係る異常を正確
に精度よく判断することができる。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に関る実施例
を説明する。
【0012】本発明を適用した電子写真装置の説明を図
2を用いて行う。図2は本発明を備えたレーザビームプ
リンタ1の断面図である。
【0013】レーザビームプリンタ1は図2に示すよう
に、記録紙Sを収納するカセット4を有し、カセット4
から記録紙をくり出す給紙ローラ5が設けられている。
そして、給紙ローラ5の下流には記録紙Sを同期搬送す
るレジストローラ対6が配設されている。
【0014】またレジストローラ対6の下流には、レー
ザスキャナ部7からのレーザ光により画像を形成する画
像形成部8が配設されている。さらに該画像形成部8の
下流には定着器9が配設されており、該定着器9の下流
には排紙センサ10が配設されている。
【0015】そして、該センサ10の下流には、搬送ロ
ーラ対11が配設されており、該ローラ11の下流に
は、排紙トレイ13が配設されている。
【0016】また、前記レーザスキャナ部7は、レーザ
を発光するレーザユニット14および該ユニット14か
らのレーザ光を走査させる、スキャナユニット15とに
より構成されており、さらに前記画像形成部8は、感光
ドラム16、前露光ランプ17、一次帯電器18、現像
器19、転写帯電器20およびクリーナ21とにより構
成されている。
【0017】そして、レーザビームプリンタ1全体の制
御を行う主制御部22には、インターフェース2を介し
て、外部機器3が接続されている。
【0018】図3は、本例レーザビームプリンタのレー
ザスキャナ部の詳細構造を示す。
【0019】図3において、14はレーザユニットで画
像信号(以下VDO信号と呼ぶ)を受け、オン,オフ変
調されたレーザビーム23を出力する。
【0020】15はスキャナユニットで回転多面鏡(ポ
リゴンミラー)24、該ポリゴンミラー24を定速回転
させるスキャナモータ25、偏向されたレーザビーム2
7を感光ドラム(本発明の感光体)16上に焦点を結ば
せる結像レンズ26からなる。
【0021】VDO信号により変調されたレーザビーム
27は感光体上に水平走査(主走査方向の走査)され
る。28は本発明のビーム位置検出手段としてのビーム
検知器で、光電変換素子29、例えばフォトダイオード
を有しており、画像書き込みタイミングとなる水平同期
信号(BD,以下BD信号と呼ぶ)を出力する。
【0022】30は転写紙で、感光ドラム16に形成さ
れる潜像が現像器19、転写帯電器20(いずれも図2
に図示)により現像剤(トナー)が転写される。なお、
図中Aで示されるのは後述するアンブランキング領域で
ある。
【0023】図1は本実施例の制御部の回路構成を示す
ブロック図であり、図2に示すレーザビームプリンタの
特にレーザスキャナ部に関連する制御部分を示す。
【0024】レーザビームプリンタ1は前述のような制
御を行う主制御部22を有しており、この主制御部22
は、装置全体を制御するマイクロプロセッサ、制御プロ
グラムを格納したROM、データ等を記憶するRAMお
よびゲート素子等の回路部品で構成されている。
【0025】主制御部22は機能的に見るとレーザビー
ムプリンタ1のプリントシーケンスを制御するプリント
シーケンス制御手段33、レーザスキャナ部を制御する
光学系制御手段34、外部機器3とのシリアル通信を制
御するシリアル通信制御手段41、シリアル通信によっ
て外部機器により受けたコマンドを解析するコマンド解
析手段39、シリアル通信によって外部機器へ送るステ
ータスを設定するステータス設定手段40、装置の状態
を診断する自己診断手段35、外部機器へBD信号を出
力するための出力回路31、外部機器からのVDO信号
を入力するための入力回路32等を具えている。
【0026】これら手段の持つ機能は実際にはマイクロ
プロセッサのソフトウェアプログラムにより実現され
る。
【0027】さらに、自己診断手段35はレーザ異常検
出手段(本発明の第1異常検出手段)36、BD異常検
出手段(本発明の第2異常検出手段)37、故障判断手
段(本発明の故障判断手段)38により構成され、光学
系制御手段34は、レーザユニット制御手段42、スキ
ャナユニット制御手段43により構成されている。
【0028】また、インターフェース26は以下の信号
を伝達する。すなわち、主制御部22が外部機器3に対
してプリント可能状態である旨を報知するRDY信号、
外部機器3が主制御部22にプリント開始を指示するP
RNT信号、主制御部22が外部機器3に対して画像出
力の垂直方向(副走査方向)の同期信号VSYNCの出
力を要求するVSREQ信号、画像出力の垂直方向(副
走査方向)の同期信号VSYNC、主制御部22が外部
機器3へ出力する画像出力の水平方向(主走査方向)の
同期信号BDおよび外部機器3がVSYNC信号および
BD信号に同期させてドットイメージをシリアル送出す
る画像信号VDOがインターフェース2により伝達され
る。かつ、インターフェース2はハンドシェイク形式の
シリアル通信線を有しており、このシリアル通信線によ
り外部機器3は主制御部22へ印字条件の指示、プリン
タの状態を示すステータスの送信の指示等を命令し、主
制御部22は外部機器3へ所定のステータスを返送する
ことができる。
【0029】次に、プリントシーケンス制御手段33の
処理動作を図4のフローチャートに従い、説明する。
【0030】まず、ステップS(以下、単にSと呼ぶ)
001で自らのRDY信号がTRUE(真)であること
をプリントシーケンス制御手段33は確認し、外部機器
3からのPRNT信号を待つ(S002)。外部機器3
はRDY信号がtrueであることを確認した後に、P
RNT信号をtrueとする。
【0031】プリントシーケンス制御手段33はPRN
T信号がtrueになると、前回転処理、すなわち、ス
キャナモータ25、図示しないメインモータ(搬送系、
およびドラムを駆動)の立上げ、および電子写真プロセ
スのイニシャライズを行い(S003)、給紙ローラ5
を駆動し給紙を行う(S004)。
【0032】また、給紙開始後所定のタイミングでレー
ザユニット制御手段42に対しレーザ光量自動調整要求
APCREQを出し、レーザユニット14のレーザ光量
を調整する(S005)。そして、給送紙がレジストロ
ーラ対6に達し、レーザ光量の調整が終了するとS00
6で外部機器3に対しVSREQ信号を出力する。
【0033】ここで外部機器3はVSREQ信号を受け
るとVSYNC信号をtrueに設定し、VSYNC信
号に基づき、所定タイミングで画像データをVDO信号
として出力する。プリントシーケンス制御手段33はV
SYNC信号を受けるとただちにS008でVSREQ
信号をfalse(偽)に設定し、S009でレジスト
ローラ対6を駆動する。
【0034】これによって、紙先端から所定の位置から
画像を印字することができる。その後、通常の電子写真
プロセスに従い印紙を行った後(S010)、後回転処
理、すなわち、電子写真プロセスおよびスキャナモータ
の立ち上げを行いつつ紙を排出し(S011)制御を終
了する。
【0035】上述のようにプリントシーケンス制御手段
33は給紙開始後の所定のタイミングでレーザユニット
制御手段42に対しレーザ光量自動調整要求(APCR
EQ)を出す。図5にレーザユニット制御手段42およ
びその周辺の構成を示す。
【0036】レーザ光量比較制御手段44は後述の図6
の制御手順に従って、レーザ光量の制御を行う。45は
出力光量予測手段であり、光量制御によって変化するレ
ーザ発光量を後述する方法により予測し、レーザ光量比
較制御手段44にデータPD,PDPRDを与える。4
7はレーザ光量比較制御手段44からの出力D0 〜D
n-1 、d0 〜dn-1 に接続されるD/A(デジタルアナ
ログ)変換回路を有する発光電流制御回路である。
【0037】48は発光電流制御回路47により制御さ
れる発光定電流であり、発光電流スイッチング回路49
を介して発光電流Ilが入力される。50は半導体レー
ザ、51は半導体レーザ50のレーザ光を受光するフォ
トダイオードである。
【0038】53はフォトダイオード51の検出信号が
供給されるレーザ光量モニタ回路であり、検出した光量
に相当する電圧VMがA/D変換回路61を介し出力光
量予測手段45に出力される。54は目標光量値の基と
なるデータを設定するレーザ光量設定回路である。
【0039】52は例えば2つのスイッチを有し、この
レーザビームプリンタに装着される感光ドラムに応じた
感度を設定するためのドラム感度スイッチであり、2つ
のスイッチのオン(ON),オフ(OFF)により手動
的にまたはドラム装着時に自動的にドラム感度を4段階
に設定できる。46は設定電圧補正手段であり、レーザ
光量設定回路54よりA/D変換され与えられる設定光
量をドラム感度スイッチ52で設定されるドラム感度に
応じて補正し目標光量値を定め、レーザ光量比較制御手
段44に出力する。55はオアゲートである。
【0040】外部機器3は前述のようにBD信号に同期
して印字する画像のVDO信号を出力する。
【0041】図6は、レーザユニット制御手段42の発
光量制御動作手順を示すフローチャートである。
【0042】まずレーザユニット制御手段42はS10
1でプリントシーケンス制御手段33からレーザ光量自
動調整要求APCREQが送られるまで待機する。プリ
ントシーケンス制御手段33からレーザ光量自動調整要
求APCREQが送られると、レーザユニット制御手段
42はS102において発光電流制御回路47に出力す
るD(nビットのデジタルデータD0 〜Dn-1)および
d(同じくd0 〜dn-1 )を初期化する。
【0043】ここでDは粗調用、dは微調用のデータ
で、Dを1カウント変化させた場合の発光電流Ilの変
化量はdを1カウント変化させた場合の発光電流Ilの
変化量よりも数倍大きくなるようになっている。また、
本実施例では微調をフル(すべてのビットが1)にした
場合粗調の1カウントよりも大きな発光電流となるよう
に構成されている。さらに本実施例ではDおよびdが大
きくなる程発光電流はIlも大きくなるように発光電流
制御回路が構成されている。従ってS102ではD、d
ともに「0」にする。
【0044】次にレーザユニット制御手段42はS10
3で発光電流スイッチング回路49のゲートを空けるた
め、レーザ発光信号LONをtrueにする。ここで前
述のように発光電流制御回路47は入力デジタル値をア
ナログ値に変換するD/A変換回路を有しているので、
レーザ光量比較制御手段44が出力Dおよびdにより構
成されるデジタル値をカウントアップまたはカウントダ
ウンすることにより、発光定電流48は、半導体レーザ
50に流れるレーザ電流Ilを前述のカウントアップま
たはカウントダウンに対応して変化させる。
【0045】ここで、デジタルデータD,dについて詳
しく述べる。レーザ光量比較制御手段44は発光電流制
御回路47に対しD0 〜Dn-1 、d0 〜dn-1 計2nビ
ットの出力を持っている。データDは出力D0 を最下位
ビット、出力Dn 1を最上位ビットとするnビットの2
進数と考え、各出力について「0」はLowレベル:f
alse、「1」はHighレベル:trueとしてデ
ータを出力する。dについても同様であり、データD,
dはそれぞれの値と発光電流Ilの値とは直線的な関
係、すなわちデータdを「0」としたときのデータDと
発光電流IlおよびデータDを「0」としたときのデー
タdと発光電流Ilの関係は正比例の関係になる。
【0046】また半導体レーザ50の発光状態はレーザ
ユニット14に内蔵されているフォトダイオードにより
光電変換され、レーザ光量モニタ回路53により処理さ
れて、モニタ電圧VMとして出力光量予測手段45にフ
ィードバックされる。
【0047】さてレーザユニット制御手段42は前述の
ようにS102、S103でD、dを「0」にしLON
をtrueにした後S104以降のステップで発光電流
制御を行う。
【0048】まずS104で粗調発光電流カウントデー
タDを1カウントアップした後、S105で次にデータ
Dをもう1カウントアップした場合の発光量の予測値P
DPRDと目標光量APCTGTとを比較し予測値が目
標光量以上であればS106以降の微調へ進み、目標光
量未満であればS104へ戻り粗調を続ける。
【0049】ここで目標光量APCTGTは、レーザ光
量設定回路54により設定された値V0 のA/D変換値
を、使用している感光ドラムの感度に応じて設定された
ドラム感度スイッチ52をもとに設定電圧補正手段で補
正したものである。
【0050】例えばドラムの感度を高、標準、低の3段
階に分け、高感度のものに対しては通常の−15%の光
量に、低感度のものに対しては通常の+15%の光量に
する。この場合、例えば低感度のドラムに対応してドラ
ム感度スイッチCSENS1、CSENS2がともにt
rueだとすれば、設定電圧補正手段46はCSENS
1、CSENS2がともにtrueの場合に、設定光量
0の115%の値を光量目標値をAPCTGTとして
設定する。
【0051】一方発光量予測値PDPRDは出力光量予
測手段45によって求められたものである。これはレー
ザ光量比較手段49によって1回の調整を行うごとに発
光量モニタ値VM の変化量ΔVM を求めそれをVMに加
えたものである。
【0052】従って、レーザユニット制御手段42は、
S105において光量目標値APCTGTと光量予測値
PDPRDとの比較を行った結果、光量予測値の方が小
さかった場合には、発光電流カウントDをカウントアッ
プしても目標光量を越えないと判断しS104に戻り、
発光電流カウントDをカウントアップする。
【0053】また、光量予測値PDPRDが光量目標値
APCTGT以上になると判断した場合には、先に述べ
たように微調の発光電流カウントdをフルカウント(全
ビットが1)した場合粗調Dを1カウントした場合より
も発光電流の増加量が多くなるように構成されているの
で、レーザユニット制御手段42は光量目標値までの残
りの光量は微調のみで到達可能と判断し、S106以降
の微調へ移行する。
【0054】以上のように粗調から微調へ移行しレーザ
ユニット制御手段42は、S106で微調の発光電流カ
ウントdを1つカウントアップする。S107で光量目
標値APCTGTと光量予測値PDPRDとの比較を行
った結果、光量予測値の方が小さかった場合にはS11
0で発光電流dがフルカウントでないことを確認後、S
106へ戻り微調を継続する。
【0055】また、S110で発光電流カウントdがフ
ルカウントの場合S109へ手順を進める。一方、S1
07で光量予測値PDPRDが光量目標値APCTGT
以上の場合、所定の光量が得られたとレーザユニット制
御手段42は判断し、S108でレーサレディLSRR
DYをセットし、S109へ手順を進める。S109で
はレーザユニット制御手段42はレーザ光量自動制御終
了APCENDをセットし、図6の制御手順を終了す
る。
【0056】以上のような制御手順を実行することで給
紙中のレーザ光量自動制御が完了すると、図3のように
VDO信号に対応したレーザビーム27を感光ドラム1
6上に走査することができる。なお、一走査線毎の始め
の感光ドラム外の領域にはレーザを発光させるアンプラ
ンキング領域と呼ばれる領域が設けられている(図中A
で示される領域)。この領域A内の1カ所にビーム検知
器28を設置することにより、BD信号を発生させる。
すなわち、ビーム検知器28と感光ドラム16との距離
は一定であり、走査速度も一定であるので、外部機器3
は上記BD信号から適切なタイミングで一走査分のVD
O信号を出力することにより転写紙30上の所定の位置
に画像を印字できる。
【0057】さて、以上のような制御の中でレーザユニ
ット制御手段(回路)42もしくはレーザユニット14
に何らかの異常が生じ、目標の光量に達し得なかった場
合、すなわち図6のS110で微調発光電流カウントが
フルカウントであった場合は、レーザレディLSRRD
Yがリセット、光量自動調整要求APCENDがセット
の状態でレーザ光量自動制御を終了する。
【0058】従って自己診断手段35のレーザ異常検出
手段36は光量自動調整要求APCENDがセットされ
た時点でのLSRRDYの内容をチェックすることによ
り異状の有無を検出できる。図7にこの制御手順の詳細
を示す。
【0059】レーザ異常検出手段36はS201でプリ
ントシーケンス制御手段33から光量自動調整要求AP
CREQが出るまで待機する。光量自動調整要求APC
REQがセットされると、S202でAPCENDがS
ET、すなわち、レーザ光量自動制御が終了するまで待
機する。自動調整要求APCENDがSETされるとS
203でレーザレディLSRRDYの内容をチェック
し、レーザレディLSRRDYがセットなら正常(S2
04)、リセットなら異常(S205)と判断する。
【0060】一方BD異常検出手段37は、ビーム検知
器28からのBD信号を監視し、一つのBD信号を検知
してから次のBD信号を検知するまでの時間が規定する
範囲内にあるかどうかにより正常かどうかの判断を行
い、規定範囲内にない場合があればBDエラーと判断す
る。そして、BDエラーが所定の回数(または時間)続
いた場合にBD異常と判断する。
【0061】ここでレーザ異常検出手段36がレーザ異
常を検出した場合故障判断手段38はただちにはレーザ
故障と判断せず、しばらく待機する。従って、プリント
シーケンス制御手段33は通常どうり印字動作を継続す
る。その後、BD異常検出手段37によってBD異常が
検出された場合に、はじめてレーザ故障と判断する。
【0062】またレーザ異常検出手段36がレーザが正
常であると判断し、かつBD異常検出手段37がBD異
常を検出した場合にはBD故障とする。
【0063】すなわちレーザ故障の検出をレーザユニッ
ト14のフォトダイオード51のみでなくビーム検知器
28も利用することにより、感光ドラム5上に潜像の形
成が可能な間は印字を継続できるようにする。またビー
ム検知器28のみが異常を検出した場合と、異常検知状
態の区別を行うことによってBD検知機構の異常(BD
故障)の検出も可能にしている。
【0064】図8に故障判断手段38の制御手順の詳細
を示す。
【0065】まず、故障判断手段38はS301ではプ
リント開始まで待機し、プリントが開始されれば処理回
路手順をS302へ進める。S302で前記レーザ異常
検出手段36がレーザ異常を検出しているかどうかをチ
ェックする。その結果レーザ異常でなければS303へ
と手順を進め、次に、BD異常検出手段37がBD異常
を検出しているかどうかをチェックする。チェックの結
果BD異常でなければ手順をS305へ進める。S30
3でBD故障を検出した場合はBD故障としてS304
でBD故障を示すステータス情報(後述)を設定する。
【0066】一方、S302でレーザ異常を検出したと
きはS306へ進み、次に、BD異常検出手段37がB
D異常を検出しているかどうかをチェックする。その結
果BD異常でなければ手順をS305へ進める。すなわ
ちレーザ故障とは判断しない。また、S306でBD異
常と判断された場合はレーザ光量が不足して感光ドラム
5上に潜像の形成が不可能と判断してレーザ故障を示す
ステータス情報を設定する。
【0067】ここで、シリアル通信制御手段41は外部
機器3とハンドシェイク方式のシリアル通信I/F2を
介してシリアル通信を行う。そして、外部機器3より得
られたコマンドをコマンド解析手段39が解析しプリン
トシーケンス制御手段33は、このコマンドに従って各
種のプリントモードを選択する。また、ステータス設定
手段40は、プリントシーケンス制御手段33、故障診
断手段38等から受けるプリンタの状況をステータスと
して設定し、コマンド解析手段39から受けるコマンド
に従いシリアル通信制御手段41を介して外部機器3に
ステータスを送信する。
【0068】外部機器3は該ステータス情報によってレ
ーザ故障、BD故障等のプリンタの状態に関する情報を
得ることができる。
【0069】また。本レーザビームプリンタは、故障判
断手段38がレーザ(光源)故障と判断した後もレーザ
ユニット制御手段42が発光用駆動電流を故障検出時の
制御値のまま流し続けるよう指示している。この制御に
よって、外部機器3を通してオペレータがレーザ故障を
知り、サービスマン等が故障箇所を調べるのが容易にな
る。もし、発光電流が正常に流れていて発光しない場合
半導体レーザの故障と考えられ、発光電流が流れていな
い場合駆動回路の故障と識別できる。
【0070】従ってレーザユニット制御手段42が本発
明の制御手段として動作する。
【0071】[他の実施例]以上、述べた実施例では、
レーザ故障検出後常に発光電流を故障検出時の制御値の
まま流し続けるようにしているが、レーザ故障検知後の
発光電流の状態をモードによって切りかえることもでき
る。
【0072】例えば、サービスマン専用のサービス機器
用のインターフェース(I/F)を持ったレーザビーム
プリンタにおいて、該サービス機器からの制御モード
(以下テストモードと呼ぶ)でのレーザ故障検出につい
ては発光電流を故障検出時の制御値のまま流し続け、通
常動作モードでレーザ故障を検出した場合は、発光電流
を十分小さく落とす。このように制御することによって
異常発生時に電流を流し続けることによる危険が防げ、
さらに、サービスマンによる故障チェック時には実施例
1で述べたように故障箇所の判定が容易になる。
【0073】図9は第2実施例のレーザビームプリンタ
の構成を示す。第1実施例の図3の回路構成との相違点
は外部機器3とのI/F2の他にサービス機器100と
のI/F101を持ち、該I/F101を介してテスト
プリント信号(以下単にTSTP信号と呼ぶ)がプリン
トシーケンス制御手段33に入力できるようになってい
ることである。
【0074】TSTP信号を受けるとプリントシーケン
ス制御手段33は、PRNT信号を受けた時と同様に、
前回転を行い給紙を開始しレーザユニット制御手段42
とレーザ異常検出手段36に自動調整要求APCREQ
を出す。その後、給紙が完了すると、プリントシーケン
ス制御手段33はレジストローラ対6を駆動し、またレ
ーザユニット14に出力するVDO信号に相当する画像
信号を自ら発生させてテストパターンを印字する。
【0075】この間の電子写真プロセスはPRNT信号
による通常の印字動作時と全く同じである。ただし、こ
のテストモードでのプリント動作(以下単にテストプリ
ントと呼ぶ)中は外部機器3からのPRNT信号等は受
付けないようになっている。一方、テストプリント時も
レーザユニット制御手段42、レーザ異常検知手段3
6、BD異常検知手段37は通常プリント時と同様に動
作する。
【0076】このようにしてテストプリント動作を行っ
ている間に第1実施例と同様の方法により故障判断手段
38がレーザ故障と判断した場合でも発光電流は、その
まま保持される。
【0077】しかし、外部機器3からのPRNT信号に
よる通常動作モードでのプリント中に故障判断手段38
がレーザ故障と判断した場合、レーザユニット制御手段
42は発光電流を十分小さくする。
【0078】図10はこの制御の手順の詳細を示す。S
401〜S407は図8のS301〜S307と同じ処
理手順である。S407でレーザ故障と判断した後、レ
ーザユニット制御手段42はS408でテストプリント
かどうかをチェックし、テストプリントならば発光電流
をそのままテストプリントでなければ発光電流を十分小
さくする(S409)。以上、説明したように、本実施
例によれば、光源自体の故障を識別できるので、光学系
の故障発生時のオペレータ(またはサービスマン)の故
障原因の調査,故障の復旧が容易となる。また、BD検
知器など従来から他の用途に用いられている回路部品を
光源の故障検知に兼用できるので、新たな回路部品を特
に用意する必要はない。
【0079】
【発明の効果】光ビームを発生する発生手段と、前記発
生手段からの光ビームを走査する走査手段を有し、前記
走査手段により走査される光ビームによって感光体上に
静電潜像を記録する電子写真装置において、前記発生手
段からの光ビームを前記走査手段の走査位置に関わらず
受光可能な位置に設けられ、光ビームを受光する第1受
光手段と、前記第1受光手段により光ビームが正常に受
光されているか否かを検出する第1検出手段と、前記走
査手段による光ビームの走査路中に設けられ、前記走査
手段により走査された光ビームを受光する第2受光手段
と、前記第2受光手段により光ビームが正常に受光され
ているか否かを検出する第2検出手段と、前記第1検出
手段の検出結果及び前記第2検出手段の検出結果に基づ
いて、前記発生手段または前記走査手段の異常を判断す
る判断手段を備えたことにより、発生手段または走査手
段に異常が生じた場合に、係る異常を正確に精度よく判
断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の制御部の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明を適用した電子写真装置の概略構造を示
す側断面図である。
【図3】本発明実施例の光学系の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明実施例におけるプリントシーケンス制御
手順を示すフローチャートである。
【図5】図1のレーザユニット制御手段42の回路構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明実施例におけるレーザユニット制御手段
42の制御処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明実施例のレーザ異常検出手段36の処理
手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明実施例の故障判断手段38の処理手順を
示すフローチャートである。
【図9】本発明他の実施例の回路構成を示すブロック図
である。
【図10】本発明他の実施例の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
14 レーザユニット 15 スキャナユニット 16 感光ドラム 28 ビーム検知器 36 レーザ異常検出手段 37 BD異常検出手段 38 故障判断手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 泉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 清野 友蔵 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−148766(JP,A) 特開 昭61−180336(JP,A) 特開 平3−9317(JP,A) 特開 平4−189559(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 29/46 B41J 29/00 G03G 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを発生する発生手段と、 前記発生手段からの光ビームを走査する走査手段を有
    し、 前記走査手段により走査される光ビームによって感光体
    上に静電潜像を記録する電子写真装置であって、 前記発生手段からの光ビームを前記走査手段の走査位置
    に関わらず受光可能な位置に設けられ、光ビームを受光
    する第1受光手段と、 前記第1受光手段により光ビームが正常に受光されてい
    るか否かを検出する第1検出手段と、 前記走査手段による光ビームの走査路中に設けられ、前
    記走査手段により走査された光ビームを受光する第2受
    光手段と、 前記第2受光手段により光ビームが正常に受光されてい
    るか否かを検出する第2検出手段と、 前記第1検出手段の検出結果及び前記第2検出手段の検
    出結果に基づいて、前記発生手段または前記走査手段の
    異常を判断する判断手段 を有することを特徴とする電子
    写真装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、前記第1検出手段によ
    り異常と検出され且つ前記第2検出手段により異常と検
    出された場合に、前記発生手段が異常であると判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、前記第1検出手段によ
    り正常と検出され且つ前記第2検出手段により異常と検
    出された場合に、前記走査手段が異常であると判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 前記発生手段は、少なくとも光源と、該
    光源の駆動手段を有し、前記判断手段により前記発生手
    段が異常であると判断された場合に、駆動手段の状態を
    保持することを特徴とする請求項1記載の電子写真装
    置。
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