JP3319705B2 - トラックの荷台補強構造 - Google Patents

トラックの荷台補強構造

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JP3319705B2 JP18987597A JP18987597A JP3319705B2 JP 3319705 B2 JP3319705 B2 JP 3319705B2 JP 18987597 A JP18987597 A JP 18987597A JP 18987597 A JP18987597 A JP 18987597A JP 3319705 B2 JP3319705 B2 JP 3319705B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックの荷台補
強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は比較的小型の車輌から成るトラッ
クの側面図であり、図中1はトラックのキャブ、2は該
キャブ1の後方に位置する荷台を示し、図7及び図8に
示す如く、前記荷台2は、フロアパネル3と、その幅方
向の両側部に起立するサイドパネル4とを有し、該サイ
ドパネル4は、上端部を互いに固着したサイドアウタパ
ネル5とサイドインナパネル6とにより構成されてお
り、該サイドインナパネル6の下端は、内側に向け折り
曲げられてフロアパネル3の側部上面にスポット溶接さ
れている。
【0003】更に、前記フロアパネル3の裏面には、荷
台2の幅方向に延びる複数本のクロスシル8が、前記フ
ロアパネル3を補強し得るよう配設されており、前記ク
ロスシル8の下方には、小型トラックの前後方向(図6
における左右方向)に延びるサイドレール7(シャシフ
レームの車体前後方向に延びる部位)が配置され、該サ
イドレール7上に図示しないマウンティング部材を介し
て前記各クロスシル8が支持されるようになっている。
【0004】また、図9に示す如く、前記クロスシル8
は、平板状の基部9と、この基部9の両側で起立する一
対の立壁部10と、該各立壁部10の上端に形成された
フランジ部11とを備えて形成されており、該各フラン
ジ部11が上面をフロアパネル3の裏面に対しスポット
溶接されて固着されている。
【0005】尚、図中2aはホイールハウスを示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た如き従来構造においては、荷台2のフロアパネル3を
積載荷重に耐え得るよう各クロスシル8により補強して
いるが、サイドパネル4については格別な補強構造を採
用していなかった為、走行時に積荷等の振動により荷台
2の幅方向(図8における左右方向)にサイドパネル4
が荷重を受けると、該サイドパネル4は、その上端部側
を荷台2の幅方向に揺動するような動きを生じ易く、特
にサイドインナパネル6下端の折り曲げ部分に応力が集
中する虞れがあった。
【0007】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、トラックの荷台のサイドパネルが幅方向に荷重を受
けた際に、該サイドパネルの幅方向の揺動を拘束してサ
イドインナパネル下端への応力集中を回避することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、荷台2のクロ
スシル8にサイドインナパネル6より外側へ延びる延長
部12を設け、該延長部12にサイドインナパネル6の
外側面を補強するブラケット13を設け、該ブラケット
13にサイドインナパネル6下端の折り曲げ部下面を下
方から支える受座部17を形成したことを特徴とするト
ラックの荷台補強構造、に係るものである。而して、こ
のようにすれば、トラックの荷台2のサイドパネル4
が、走行時における積荷等の振動により幅方向に荷重を
受けても、サイドインナパネル6の外側面がブラケット
13により補強されているので、サイドパネル4の幅方
向の揺動が拘束されてサイドインナパネル6下端への応
力集中が回避されることになり、しかも、サイドインナ
パネル6下端の折り曲げ部下面を下方から支える面積が
ブラケット13の受座部17により増加されることでも
更なる荷台2の強度向上が図られることになる。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0011】図1〜図3は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図6〜図9と同一の符号を付した部分は
同一物を表わしている。
【0012】本形態例においては、荷台2のクロスシル
8の長手方向端部に、サイドインナパネル6より外側へ
延びる延長部12が設けられており、該延長部12に
は、サイドインナパネル6の外側面を補強するブラケッ
ト13が設けられている。
【0013】ここで、前記ブラケット13は、クロスシ
ル8の基部9上面に沿う平板状の基部14と、該基部1
4の車体後方側(図2における右側)で起立して荷台2
の幅方向に平面を成す立壁部15と、該立壁部15の内
側端部に前記サイドインナパネル6の外側面に沿うよう
車体後方側へ略直角に屈曲させて形成した当接部16
と、該当接部16下部に前記サイドインナパネル6下端
の折り曲げ部下面を受けるように形成された受座部17
とを備えて形成されており、前記基部14の適宜位置に
溶接したナット18に対し、前記クロスシル8の基部9
の下面側からシム19を介してボルト20を締結し、適
宜溶接されることにより取り付けられている。
【0014】尚、図示する例では、前記ブラケット13
の受座部17がクロスシル8の車体後方側のフランジ部
11に乗り上げて配置されるようになっており、該フラ
ンジ部11を前記受座部17に形成した切欠部17a
(図3参照)に侵入させて同一平面を形成させた後に前
記受座部17の下面側に潜らせて該受座部17を支持さ
せるようにしてある。
【0015】従って上記形態例によれば、サイドインナ
パネル6の外側面をブラケット13の当接部16により
側方から支えて補強することができるので、トラックの
荷台2のサイドパネル4が幅方向に荷重を受けた際に、
該サイドパネル4の幅方向の揺動を拘束してサイドイン
ナパネル6下端への応力集中を回避することができ、延
いては荷台2の強度を従来より大幅に向上することがで
きる。
【0016】尚、特に本形態例においては、ブラケット
13にサイドインナパネル6下端の折り曲げ部下面を受
ける受座部17を形成してあるので、該受座部17によ
りサイドインナパネル6下端の折り曲げ部下面を下方か
ら支える面積を増加して更なる荷台2の強度向上を図る
ことができる。
【0017】また、クロスシル8のサイドインナパネル
6より外側に延びた延長部12にブラケット13を設
、しかも、該ブラケット13にクロスシル8の基部9
上面に沿う平板状の基部14を形成している為、ブラケ
ット13に入力された荷重は基部14を介し該ブラケッ
ト13直下の延長部12で受けもつことができ、前記ブ
ラケット13を効率よく補強することができる。
【0018】ブラケット13の取り付けには、ボルト2
0を用いずに溶接にて取り付けるようにしてもよい。
【0019】また、以上に述べた補強構造は、図4及び
図5に示す如く、荷台2のホイールハウス2aに適用す
ることも可能であり、このようにした場合には、クロス
シル8に設けた延長部12の近傍にサイドレール7が配
置されることになるので、該サイドレール7からマウン
ティング部材21を介して前記延長部12を支持するこ
とが可能となる。
【0020】より詳細には、サイドレール7の外側面に
沿う取付部22と、該取付部22の両側に形成された一
対の側板部23と、該各側板部23の上端に形成された
平坦な支持部24とを備えたマウンティング部材21
を、前記取付部22をアーク溶接等によりサイドレール
7の外側面に取付け、前記支持部24の上面で前記クロ
スシル8の延長部12の下面を支持せしめ、ブラケット
13の基部14の適宜位置に溶接したナット18に対
し、前記マウンティング部材21の支持部24の下面側
からシム25を介してボルト20を締結するようにして
ある。
【0021】このように、荷台2のホイールハウス2a
に適用した場合には、クロスシル8の延長部12をサイ
ドレール7からマウンティング部材21を介して支持す
ることができるので、サイドインナパネル6の外側面に
対する補強効果を一層高めることができ、積荷等をぶつ
け易いホイールハウス2aに対し極めて有効な補強手段
となる。
【0022】更に、ブラケット13に入力された荷重を
直下のクロスシル8の延長部12で受けもつ他、延長部
12に設けたデッキのマウンティング部材21を経由し
てサイドレール7で受けもつことができるので、より荷
重が分散されず剛性の高い部材に伝達でき、効率よく補
強することができる。
【0023】また、クロスシル8の延長部12をサイド
レール7からマウンティング部材21を介して支持する
ことにより、クロスシル8一本当たりにおける補強効果
が大幅に高められるので、クロスシル8の本数を従来よ
り削減しても略同等の荷台2の強度を維持することがで
き、コスト及び車重の低減化を図ることができる。
【0024】尚、本発明のトラックの荷台補強構造は、
上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0025】
【発明の効果】上記した本発明のトラックの荷台補強構
造によれば、サイドインナパネル6の外側面をブラケッ
ト13により補強することができるので、トラックの荷
台2のサイドパネル4が幅方向に荷重を受けた際に、該
サイドパネル4の幅方向の揺動を拘束してサイドインナ
パネル6下端への応力集中を回避することができ、しか
、ブラケット13に受座部17を形成したことで、サ
イドインナパネル6下端の折り曲げ部下面を下方から支
える面積を増加することができ、幅方向に荷重を受け
た際におけるサイドパネル4の揺動をより一層効果的に
拘束することができるので、荷台2の強度を従来より大
幅に向上することができるという優れた効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図1のブラケットの組付け状態を斜め上方から
見た斜視図である。
【図4】本発明の他の形態例を示す断面図である。
【図5】図4のブラケットの組付け状態を斜め上方から
見た斜視図である。
【図6】比較的小型の車輌から成るトラックの側面図で
ある。
【図7】図6の荷台を斜め下方から見た斜視図である。
【図8】図6のVIII−VIII方向の矢視図であ
る。
【図9】図8のクロスシルを斜め上方から見た斜視図で
ある。
【符号の説明】
2 荷台 6 サイドインナパネル 8 クロスシル クロスシルの基部 13 ブラケット14 ブラケットの基部 17 受座部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台(2)のクロスシル(8)にサイド
    インナパネル(6)より外側へ延びる延長部(12)を
    設け、該延長部(12)にサイドインナパネル(6)の
    外側面を補強するブラケット(13)を設け、該ブラケ
    ット(13)にサイドインナパネル(6)下端の折り曲
    げ部下面を下方から支える受座部(17)を形成したこ
    とを特徴とするトラックの荷台補強構造。
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