JP3319276B2 - 摺動部材の表面処理方法 - Google Patents

摺動部材の表面処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は摺動部材の表面処理
方法に関し、詳しくは摺動面の初期摩擦係数を効果的に
低減させることのできる表面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−20105号公報には、鋼
管圧延用のマンドレルレバー表面を微細なショットでシ
ョットブラスト処理して、該表面に適当な凹凸を形成し
て5〜30μm程度の表面粗さにし、これにより被圧延
材との摩擦係数を低減させるとともに、表面スケール層
の密着性を向上させて、マンドレルレバーの耐用寿命を
改善する技術が開示されている。
【0003】また、特公平1−33529号公報には、
ボルト表面を粒径30〜85μmのショットでショット
ブラスト処理して、該表面に微細な凹凸を形成するとと
もに、表面硬さをHv310以上にし、これにより締付
けトルクを小さくするとともに過度な摩擦の発生を抑制
して、焼付き現象の発生を防止する技術が開示されてい
る。
【0004】さらに、上記両公報には、潤滑材を摩擦面
に塗布することにより、摩擦面における摩擦係数を低減
させる技術も開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プロペラシ
ャフト用の等速ジョイント等の摩擦材においても、摺動
面における摩擦係数を低減するために、潤滑グリスを該
摺動面に塗布することが行われているが、摩擦発熱によ
る潤滑グリスの劣化が問題となる場合がある。そこで本
発明者は、摩擦発熱による潤滑グリスの劣化問題を解決
すべく、摺動面をショットピーニング処理して、摺動面
における摩擦係数を低減させることにより、摺動面にお
ける温度上昇を抑える試験を種々試みた。例えば、摺動
面を粒径45μmのショット粒でショットピーニング処
理したところ、摺動面のなじみ後では無処理品と比較し
て摺動面の温度を5℃低くすることができたが、なじみ
前の初期状態では摺動面の温度が130℃以上に上昇
し、潤滑グリスの使用限界を超えてしまった。そして、
この原因を明らかにするために、上記粒径45μmのシ
ョット粒でショットピーニング処理した摺動面につい
て、SRV(Schwingungs Reibung und Verschleiss te
ster)摺動摩擦摩耗試験機にて摩擦係数の時間変化を測
定した。その結果、図2に示すように、摺動初期に著し
い摩擦係数のピークが存在しており、これが摺動面にお
ける初期昇温の原因になっていることがわかった。
【0006】なお、前述の両公報に開示された技術の利
用目的を考えると、耐用寿命を延長させることや、焼付
きを防止することを狙いとしており、またその使用状態
からしても、両公報に開示された技術における摩擦係数
の低減は、なじみ後のものを指していると考えられる。
したがって、摺動面のなじみ後のみならず、摺動面がな
じむ前の初期状態においても摩擦係数を低減させること
を目的として、ショットピーニング処理することは従来
なされていなかった。
【0007】また潤滑グリスの劣化対策としては、摩擦
発熱により劣化するおそれの少ない固体潤滑剤を摺動面
にコーティングしたり、あるいは初期昇温を抑えるため
に大型フィンを設置したりすることも考えられる。しか
し、上記固体潤滑剤は高価であり、また大型フィンの設
置は大幅な設計変更を伴うため、このような対応ではコ
ストアップを避けることができない。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、摺動面における初期摩擦係数を効果的に低減させ
ることのできる摺動部材の表面処理方法を提供すること
を解決すべき技術課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】摺動面における摩擦係数
は、摺動面の表面形態の違いにより大きく左右される。
そしてショットピーニングにおいて、異なる表面形態を
得るにはショット径を変えることが最も有効である。そ
こで本発明者は、ショット粒径を変えて様々な表面形態
のテストピースを作成し、SRV試験機にてそれぞれの
摩擦係数を測定した。その結果、特定範囲の粒径のショ
ットを用いることにより、著しく初期摩擦係数を低減さ
せることができることを発見し、本発明を完成した。
【0010】すなわち、上記課題を解決する本発明の摺
動部材の表面処理方法は、摺動部材の摺動面に粒径0.
6〜1.0mmのショットを用いてショットピーニング
処理を施すことにより、処理後の該摺動面のHp(10
%)/R max の値を0.3以下とすることを特徴とする
ものである。このように粒径0.6〜1.0mmのショ
ットを用いて処理後の摺動面のHp(10%)/R max
の値が0.3以下となるように該摺動面をショットピー
ニング処理すれば、摺動面のなじみ後のみならず、摺動
面がなじむ前の初期状態においても摩擦係数を効果的に
低減させることができる。したがって、摺動初期及びな
じみ後の双方において、摺動面における温度上昇を効果
的に抑制することができる。
【0011】ショットの粒径が0.6mmより小さい
と、摺動面における初期摩擦係数を効果的に低減させる
ことができない。一方、ショットの粒径が1.0mmよ
り大きいと、表面粗さが著しく悪化するため、摺動面の
なじみ後の摩擦係数が増大する傾向にある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
具体的に説明する。 (ショット粒径と摩擦係数との関係)ショットとして粒
径0.045mm、0.2mm、0.4mm、0.6m
m、0.8mm及び1.0mmのRCW(Round
Cut Wire、東洋精鋼社製)を準備し、それぞれ
のショットを用いて、カバレージ:200%、エアー
圧:29.4MPaのショット条件で、材質:高炭素ク
ロム鋼(DIN51834)よりなるテストピースの表
面をショットピーニング処理した。なお、テストピース
の表面粗さは、ショットピーニング処理前がRz(十点
平均粗さ)0.54μmであり、ショットピーニング処
理後についてはそれぞれ表1に示すとおりであった。
【0013】
【表1】 そして、各処理面について、SRV試験機にて摩擦試験
を行い、摩擦係数をそれぞれ測定した。
【0014】粒径0.8mmのショットを用いた場合の
測定結果、粒径0.045mmのショットを用いた場合
の測定結果をそれぞれ図1、図2に示す。また、各粒径
でショットピーニング処理した処理面について、摩擦係
数のピーク値、及び試験開始から60分経過したなじみ
後の摩擦係数の値を図3に示す。なお、図3において、
●印が摩擦係数のピーク値を示し、▲印がなじみ後の摩
擦係数の値を示す。また、図3の左端の●印及び▲印
は、ショットピーニングを施していない無処理のテスト
ピースについての測定結果である。
【0015】これらの図から明らかなように、粒径が
0.045mm、0.2mm及び0.4mmのショット
を用いたショットピーニングでは、いずれも高い初期ピ
ークがみられた。一方、粒径が0.6mm、0.8mm
及び1.0mmのショットを用いたショットピーニング
では、いずれも摩擦係数の初期ピークが現れず、ピーク
値自体も0.070〜0.075程度と低かった。そし
て、粒径が0.6mm、0.8mm及び1.0mmのシ
ョットを用いたショットピーニングにおけるピーク値
は、なじみ後の摩擦係数の値と同程度であった。したが
って、粒径が0.6〜1.0mmのショットを用いてシ
ョットピーニング処理することにより、摺動初期及びな
じみ後の双方において、摩擦係数を効果的に低減できる
ことが確認された。
【0016】(処理後の表面形状について)粒径0.8
mmのショットを用いてショットピーニングしたテスト
ピースの処理面について、ショット後の表面形状、及び
上記摩擦試験後の表面形状を表面粗さ形状測定機(サー
フコム570A、東京精密社製)により測定した。ショ
ット後の表面形状の測定結果を図4に、摩擦試験後の表
面形状の測定結果を図5にそれぞれ示す。
【0017】粒径0.4mmのショットを用いてショッ
トピーニングしたテストピースの処理面についても、同
様に表面形状を測定した。ショット後の表面形状の測定
結果を図6に、上記摩擦試験後の表面形状の測定結果を
図7にそれぞれ示す。図6及び図7を比較するとわかる
ように、粒径0.4mmのショットを用いたショットピ
ーニングの処理面については、ショット後においては鋭
利な凸形状を呈していたが、摩擦試験後においては円頂
形状になっていた。一方、図4及び図5を比較するとわ
かるように、粒径0.8mmのショットを用いたショッ
トピーニングの処理面については、ショット後において
既に円頂形状となっており、摩擦試験前後での形状変化
が小さかった。
【0018】これにより、初期摩擦係数のピークは、鋭
利な凸形状が摩耗によって円頂形状になることによって
発生していることがわかる。 (表面形態の特性の定量化)摩擦係数低減に有効な表面
形態の特性を定量的に明らかにするパラメータを導入す
るために、粒径0.045mm、0.2mm、0.4m
m、0.6mm、0.8mm及び1.0mmのショット
でショットピーニング処理した処理面について、上記表
面粗さ形状形状測定機で測定したHp/Rmax の値と摩
擦係数のピーク値との相関係数をとった。その結果を図
8に示す。なお、このときのRmax (最大高さ)の値は
表2に示すとおりであった。また、Hp(Height
ofPlateauの略)(10%)とは、表面粗さ
曲線の負荷曲線において、最高の山頂の高さを0%、最
低の谷底を100%としたとき、最高の山頂から相対負
荷長さtp(%)が10%となる切断レベルまでの長さ
の値をいう。ここで、負荷曲線とは、表面粗さ曲線にお
ける全ての切断レベルCと、その切断レベルにおける相
対負荷長さtp(%)との関係をグラフに表したもので
ある。また、相対負荷長さtp(%)とは、表面粗さ曲
線から、ある測定長さLを抜き取り、その平均線に平行
で、かつ、最高山頂から切断レベルCだけ下側にある直
線で切断される表面の切断部分の長さを全長Lに対する
百分率で表したものである。
【0019】図8から明らかなように、最高の山頂から
10%下がった位置を切断レベルとした場合におけるH
p(10%)の値をRmax の値で除したHp(10%)
/R max の値が、Hp/Rmax の値と摩擦係数のピーク
値との相関係数が最も高かったので、このHp(10
%)/Rmax の値を摩擦係数低減に有効な表面形態の特
性を定量的に明らかにするパラメータとする。
【0020】なお、Rmax の値がほぼ一定であれば、H
p(10%)/Rmax の値が小さいほど、すなわちHp
(10%)の値が小さいほど先端が丸くなった凸形状を
有しており、一方Hp(10%)の値が大きいほど鋭利
な凸形状を有していることを示す。但し、粒径0.6〜
1.0mmのショットを用いたショットピーニング処理
により、処理面のHp(10%)/Rmax の値を小さく
することには限界があり、その下限は0.2程度と考え
られる。
【0021】そして、ショット後(摩擦試験前)と摩擦
試験後とにおけるHp(10%)/Rmax の値の変化に
ついて、各ショット粒径で整理した結果を図9に示す。
図9から明らかなように、摩擦試験後においては、いず
れのショット粒径でもHp(10%)/Rmax の値は約
0.2であった、また、ショット後(摩擦試験前)にお
いては、粒径0.6〜1.0mmのショットを用いたシ
ョットピーニングの処理面のHp(10%)/Rmax
値は0.2〜0.3程度の範囲内にあり、他と比較して
著しく小さく、摩擦試験後の値にほぼ近いものとなって
いた。このことは、粒径0.6〜1.0mmのショット
を用いたショットピーニングの処理面は、摩擦試験前後
において表面形態の変化が小さいこと、すなわち摩耗に
よる摩擦係数の増加が小さいことを意味している。
【0022】したがって、ショットピーニング後の処理
面のHp(10%)/Rmax の値が0.3以下であれ
ば、この処理面は摺動初期及びなじみ後の双方において
低い摩擦係数を示し、このような処理面を摺動面として
有する摺動部材は潤滑グリスを塗布した場合でも、摩擦
発熱によるグリスの劣化を効果的に抑制できるといえ
る。
【0023】なお、各粒径のショットでショットピーニ
ングしたショット後の処理面について、Hp(10%)
の値及びRmax の値を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】
【実施例】ショットとして粒径0.8mmのRCWを用
いて、カバレージ:200%、エアー圧:29.4MP
aのショット条件で、材質:Cr鋼(SCr415H)
及びCrMo鋼(SCM415H)よりなる自動車用フ
ロントアクスルジョイントの摺動面をショットピーニン
グ処理した。なお、ショットピーニング処理前の摺動面
の表面粗さはRmax =2.0μmであった。
【0026】この処理面の表面形状について、上記と同
様にHp(10%)の値、Rmax の値及びHp(10
%)/Rmax の値をそれぞれ求めたところ、それぞれH
p(10%)=0.58、Rmax =3.54μm、Hp
(10%)/Rmax =0.16であった。この結果、こ
の摺動面は、ピーク摩擦係数との相関関係からみても、
初期摩擦係数を低く抑えることができるものと期待され
る。
【0027】この摺動面をショットピーニング処理した
アクスルジョイントについて、実機にて摺動面の昇温差
を測定した。また、比較のため、上記ショットピーニン
グ処理を施していない無処理のアクスルジョイントにつ
いても、同様に摺動面の昇温差を測定した。その結果、
無処理の摺動面では初期昇温差が+105℃以上になっ
たのに対し、上記ショットピーニング処理を施した摺動
面では初期昇温差を約+70℃に抑えることができた。
また、なじみ後についても、前者が+65℃であったの
に対し、後者は+60℃であった。
【0028】したがって、従来、プロペラシャフト用等
速ジョイントは、その摺動面に塗布した潤滑グリスが摩
擦発熱により劣化することを理由に、車両に搭載するこ
とが困難であったが、該摺動面に本発明のショットピー
ニング処理を施せば、摺動面に塗布した潤滑グリスの熱
劣化を効果的に抑えることができるので、該プロペラシ
ャフト用等速ジョイントの車両への搭載を可能にするこ
とができる。
【0029】なお、本発明に係るショットピーニング処
理に用いるショットの種類としては、上記したRCWの
他に、スチールボール(新東工業社製)等を採用するこ
とができる。また、本発明に係る摺動部材の材質として
は、上記したSCr415H、SCM415Hの他に、
一般の炭素鋼、クロム鋼、クロムモリブデン鋼等を採用
することができる。さらに、ショットピーニング条件も
操業性、処理能力等を勘案して適宜設定することが可能
である。
【0030】また、上述のとおり、本発明の摺動部材の
表面処理方法は、摺動部材の摺動面に粒径0.6〜1.
0mmのショットを用いてショットピーニング処理を施
ことにより、処理後の該摺動面のHp(10%)/R
max の値を0.3以下とするものであるが、本明細書か
らは、以下に示す発明も抽出することが可能である。
【0031】()摺動面のHp(10%)/Rmax
値が0.3以下であることを特徴とする摺動部材。 ()摺動面のHp(10%)/Rmax の値が0.3以
下であることを特徴とする等速ジョイント。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の摺動部材
の表面処理方法では、粒径0.6〜1.0mmのショッ
トを用いて処理後の摺動面のHp(10%)/R max
値が0.3以下となるように該摺動面をショットピーニ
ング処理することにより、摺動初期及びなじみ後の双方
において、摩擦係数を効果的に低減させて摺動面におけ
る温度上昇を効果的に抑えることができる。したがっ
て、摺動面に潤滑グリスを塗布する場合であっても、シ
ョットピーニング処理という極めて安価な方法により、
潤滑グリスの熱劣化を効果的に抑制することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 粒径0.8mmのショットを用いてショット
ピーニングした処理面について、SRV試験機にて摩擦
試験を行って摩擦係数を測定した結果を示す線図であ
る。
【図2】 粒径0.045mmのショットを用いてショ
ットピーニングした処理面について、SRV試験機にて
摩擦試験を行って摩擦係数を測定した結果を示す線図で
ある。
【図3】 摩擦係数のピーク値及びなじみ後の摩擦係数
の値と、ショット粒径との関係を示す線図である。
【図4】 粒径0.8mmのショットを用いてショット
ピーニングした処理面について、ショット後の表面形状
を表面粗さ形状測定機により測定した結果を示す線図で
ある。
【図5】 粒径0.8mmのショットを用いてショット
ピーニングした処理面について、摩擦試験後の表面形状
を表面粗さ形状測定機により測定した結果を示す線図で
ある。
【図6】 粒径0.4mmのショットを用いてショット
ピーニングした処理面について、ショット後の表面形状
を表面粗さ形状測定機により測定した結果を示す線図で
ある。
【図7】 粒径0.4mmのショットを用いてショット
ピーニングした処理面について、摩擦試験後の表面形状
を表面粗さ形状測定機により測定した結果を示す線図で
ある。
【図8】 ショットピーニング処理した処理面につい
て、表面粗さ形状測定機で測定したHp/Rmax の値と
摩擦係数のピーク値との相関係数を示す線図である。
【図9】 ショットピーニング処理した処理面につい
て、ショット後のHp(10%)/Rmax の値及び摩擦
試験後のHp(10%)/Rmax の値と、ショット粒径
との関係を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−190263(JP,A) 特開 平1−92069(JP,A) 特開 平6−145785(JP,A) 特開 平7−90379(JP,A) 特開 昭58−52420(JP,A) 特開 平3−107418(JP,A) 特開 平9−144847(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 7/00 - 11/00 B24C 1/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動部材の摺動面に、粒径0.6〜1.
    0mmのショットを用いてショットピーニング処理を施
    すことにより、処理後の該摺動面のHp(10%)/R
    max の値を0.3以下とすることを特徴とする摺動部材
    の表面処理方法。
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