JP3319180B2 - シート搬送装置 - Google Patents
シート搬送装置Info
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- JP3319180B2 JP3319180B2 JP25737194A JP25737194A JP3319180B2 JP 3319180 B2 JP3319180 B2 JP 3319180B2 JP 25737194 A JP25737194 A JP 25737194A JP 25737194 A JP25737194 A JP 25737194A JP 3319180 B2 JP3319180 B2 JP 3319180B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は画像形成装置のシート
搬送装置に関し、特に、ロール紙をレジストローラ、画
像転写部方向に搬送しながら、カッターで任意の長さに
切断するシート搬送装置に関する。
搬送装置に関し、特に、ロール紙をレジストローラ、画
像転写部方向に搬送しながら、カッターで任意の長さに
切断するシート搬送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ等の画像形成装
置においては、感光体ドラム上に形成された画像（潜
像）と複写用紙との位置合わせを行うために、送られて
きた用紙を転写装置の前で一旦止め、タイミングを測っ
て送出するレジストローラが配置されている。このレジ
ストローラは、周知のように、回転と停止を繰り返すこ
とにより、用紙の送出と停止の制御を行うものである。
置においては、感光体ドラム上に形成された画像（潜
像）と複写用紙との位置合わせを行うために、送られて
きた用紙を転写装置の前で一旦止め、タイミングを測っ
て送出するレジストローラが配置されている。このレジ
ストローラは、周知のように、回転と停止を繰り返すこ
とにより、用紙の送出と停止の制御を行うものである。
【０００３】用紙は、このレジストローラによって一時
停止させられる時、その上流側にループを形成するの
で、従来は、例えば特公平４−１８３０３号公報に示さ
れているように、該レジストローラとその上流側に配置
された搬送ローラ間に該ループの収容スペースが設けら
れている。この収容スペースを有する従来のシート搬送
装置の構成を、図４の構成図を参照して説明する。
停止させられる時、その上流側にループを形成するの
で、従来は、例えば特公平４−１８３０３号公報に示さ
れているように、該レジストローラとその上流側に配置
された搬送ローラ間に該ループの収容スペースが設けら
れている。この収容スペースを有する従来のシート搬送
装置の構成を、図４の構成図を参照して説明する。
【０００４】図において、１は感光体ドラムであり、２
は図示されていないロール紙を搬送する搬送路である。
３は転写部、４はレジストローラの駆動ローラ、４´は
従動ローラ、５は第１搬送ローラの駆動ローラ、５´は
従動ローラ、６は第２搬送ローラの駆動ローラ、６´は
従動ローラ、８はロール紙のカッター、９はロール紙の
先端を検出する第１のセンサ、１０は第２のセンサであ
る。また、２１は前記収容スペースを作るための弾性部
材で構成された開閉バッフルであり、支点２２を中心に
時計方向に弾性的に回動するように構成されている。な
お、本発明と関連する他の先行技術として、例えば実開
平２−７６６０号公報に開示されたものがある。
は図示されていないロール紙を搬送する搬送路である。
３は転写部、４はレジストローラの駆動ローラ、４´は
従動ローラ、５は第１搬送ローラの駆動ローラ、５´は
従動ローラ、６は第２搬送ローラの駆動ローラ、６´は
従動ローラ、８はロール紙のカッター、９はロール紙の
先端を検出する第１のセンサ、１０は第２のセンサであ
る。また、２１は前記収容スペースを作るための弾性部
材で構成された開閉バッフルであり、支点２２を中心に
時計方向に弾性的に回動するように構成されている。な
お、本発明と関連する他の先行技術として、例えば実開
平２−７６６０号公報に開示されたものがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記した構成のシート
搬送装置に図示されていないロール紙給紙装置からロー
ル紙が送り出されると、該ロール紙は第１の搬送ローラ
６、６´、第２の搬送ローラ５、５´により搬送され、
その先端がレジストローラ４、４´に届く。さらにロー
ル紙が搬送されると、ロール紙はレジストローラ４、４
´と第２の搬送ローラ５、５´との間でループを作り、
開閉バッフル２１は該ループによって押し上げられて時
計方向に回動する。この結果、該ループは開閉バッフル
２１によって形成されたスペースに収容される。大きな
サイズ（例えば、Ａ１サイズ）のロール紙の場合には、
ロール紙がレジストローラ４、４´を通り転写部３で転
写されている間に、前記カッター８により切断される。
前記ループはこの時ロール紙に与えられる衝撃を吸収
し、該衝撃が転写部に伝わらないようにしている。
搬送装置に図示されていないロール紙給紙装置からロー
ル紙が送り出されると、該ロール紙は第１の搬送ローラ
６、６´、第２の搬送ローラ５、５´により搬送され、
その先端がレジストローラ４、４´に届く。さらにロー
ル紙が搬送されると、ロール紙はレジストローラ４、４
´と第２の搬送ローラ５、５´との間でループを作り、
開閉バッフル２１は該ループによって押し上げられて時
計方向に回動する。この結果、該ループは開閉バッフル
２１によって形成されたスペースに収容される。大きな
サイズ（例えば、Ａ１サイズ）のロール紙の場合には、
ロール紙がレジストローラ４、４´を通り転写部３で転
写されている間に、前記カッター８により切断される。
前記ループはこの時ロール紙に与えられる衝撃を吸収
し、該衝撃が転写部に伝わらないようにしている。
【０００６】しかしながら、この従来装置では、前記ル
ープを収容するスペースが小さいため、ロール紙切断時
にロール紙に与えられる衝撃を十分に吸収することがで
きない。また、ロール紙の腰の強弱でループ形状が変化
し、腰の弱いシートではループ状の小さな変形、すなわ
ち座屈が発生する。前記衝撃あるいは座屈は転写部３ま
で達することとなり、転写部３で安定的に転写が行われ
ず、像抜けが生ずる場合があるという問題があった。
ープを収容するスペースが小さいため、ロール紙切断時
にロール紙に与えられる衝撃を十分に吸収することがで
きない。また、ロール紙の腰の強弱でループ形状が変化
し、腰の弱いシートではループ状の小さな変形、すなわ
ち座屈が発生する。前記衝撃あるいは座屈は転写部３ま
で達することとなり、転写部３で安定的に転写が行われ
ず、像抜けが生ずる場合があるという問題があった。
【０００７】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、ロール紙等の用紙のサイズに関係なく、ま
たその腰の強弱に関係なく、転写に悪影響を与えないシ
ート搬送装置を提供することにある。
点を除去し、ロール紙等の用紙のサイズに関係なく、ま
たその腰の強弱に関係なく、転写に悪影響を与えないシ
ート搬送装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項１の発明は、用紙搬送路上を送られてくるロ
ール紙を一時停止させ、画像形成装置上に形成された画
像と同期をとって該ロール紙を転写部へ送出するレジス
トローラを備えたシート搬送装置において、前記ロール
紙の停止時に生成されるループを収容するために開口
し、かつ該開口時に前記レジストローラ上流の少なくと
も１つの搬送ローラのニップを解除する開閉搬送路と、
該ロール紙の先端が前記レジストローラに到達する以前
に前記開閉搬送路を閉じ、該ロール紙のループ形成時に
該開閉搬送路を開く制御手段と、該ループ形成時におけ
るロール紙の転写中に、該ロール紙を切断するカッター
とを具備した点に特徴がある。また、請求項２の発明は
前記搬送ローラ上流に、ロール紙の先端の通過を検知す
る第１センサーを設け、また請求項３の発明は前記レジ
ストローラ上流に、ロール紙の先端の通過を検知する第
２センサーを設け、該第１センサーからの信号をトリガ
として前記開閉搬送路を閉じ、一方該第２センサーから
の信号をトリガとして前記開閉搬送路を開くようにした
点に特徴がある。
に、請求項１の発明は、用紙搬送路上を送られてくるロ
ール紙を一時停止させ、画像形成装置上に形成された画
像と同期をとって該ロール紙を転写部へ送出するレジス
トローラを備えたシート搬送装置において、前記ロール
紙の停止時に生成されるループを収容するために開口
し、かつ該開口時に前記レジストローラ上流の少なくと
も１つの搬送ローラのニップを解除する開閉搬送路と、
該ロール紙の先端が前記レジストローラに到達する以前
に前記開閉搬送路を閉じ、該ロール紙のループ形成時に
該開閉搬送路を開く制御手段と、該ループ形成時におけ
るロール紙の転写中に、該ロール紙を切断するカッター
とを具備した点に特徴がある。また、請求項２の発明は
前記搬送ローラ上流に、ロール紙の先端の通過を検知す
る第１センサーを設け、また請求項３の発明は前記レジ
ストローラ上流に、ロール紙の先端の通過を検知する第
２センサーを設け、該第１センサーからの信号をトリガ
として前記開閉搬送路を閉じ、一方該第２センサーから
の信号をトリガとして前記開閉搬送路を開くようにした
点に特徴がある。
【０００９】
【作用】請求項１の発明によれば、前記開閉搬送路によ
って形成されるループ収容室はかなり大きなものとな
る。このため、用紙が停止したことにより形成されるル
ープを大きくすることができ、例えばロール紙の切断時
に発生する衝撃は該ループにより十分に吸収されること
になる。また、腰の弱い紙が、従来の小さなループ収容
室でループを形成した時に発生する座屈を防止すること
ができる。この結果、転写部の転写抜けを防止すること
ができ、良好な複写を行えるようになる。また、請求項
２，３の発明によれば、用紙の先端の進行に応じて前記
開閉搬送路の開閉の制御を行うことができるので、用紙
詰まりを起こすことなく、信頼性のある用紙の搬送を行
うことができる。
って形成されるループ収容室はかなり大きなものとな
る。このため、用紙が停止したことにより形成されるル
ープを大きくすることができ、例えばロール紙の切断時
に発生する衝撃は該ループにより十分に吸収されること
になる。また、腰の弱い紙が、従来の小さなループ収容
室でループを形成した時に発生する座屈を防止すること
ができる。この結果、転写部の転写抜けを防止すること
ができ、良好な複写を行えるようになる。また、請求項
２，３の発明によれば、用紙の先端の進行に応じて前記
開閉搬送路の開閉の制御を行うことができるので、用紙
詰まりを起こすことなく、信頼性のある用紙の搬送を行
うことができる。
【００１０】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図１は本発明の一実施例のシート搬送装置の構
成を示す図である。図中の図４と同じ符号は同一または
同等物を示す。開閉搬送路７（以下、開閉バッフル７と
呼ぶ）は支点１１を中心に回転自在に取り付けられてお
り、スプリング１２によって、所定の位置に保持されて
いる。該開閉バッフル７には第１の搬送ローラの従動ロ
ーラ５´が一体に取り付けられている。支点１１には開
閉バッフル７と一体に回転するレバー１３が取り付けら
れており、該レバー１３の近傍には、該レバー１３を揺
動するためのピン１５を備えた回転板１４が軸支されて
いる。この回転板１４の回転位置は第３のセンサ１６に
よって検知される。回転板１４は矢印ａ方向に半回転毎
に回転するように構成されている。
明する。図１は本発明の一実施例のシート搬送装置の構
成を示す図である。図中の図４と同じ符号は同一または
同等物を示す。開閉搬送路７（以下、開閉バッフル７と
呼ぶ）は支点１１を中心に回転自在に取り付けられてお
り、スプリング１２によって、所定の位置に保持されて
いる。該開閉バッフル７には第１の搬送ローラの従動ロ
ーラ５´が一体に取り付けられている。支点１１には開
閉バッフル７と一体に回転するレバー１３が取り付けら
れており、該レバー１３の近傍には、該レバー１３を揺
動するためのピン１５を備えた回転板１４が軸支されて
いる。この回転板１４の回転位置は第３のセンサ１６に
よって検知される。回転板１４は矢印ａ方向に半回転毎
に回転するように構成されている。
【００１１】図１は、前記開閉バッフル７が閉じている
状態を示しており、図２は該開閉バッフル７が開いてい
る状態を示している。図から、明らかなように、回転板
１４が矢印ａ方向に回動させられると、レバー１３はピ
ン１５によって時計方向に押圧され、スプリング１２の
引っ張り力に抗して同方向に回動する。この結果、開閉
バッフル７は図２のように開く。さらに、回転板１４が
矢印ａ方向に回動させられると、スプリング１２の引っ
張り力によって、レバー１３は反時計方向に後退させら
れる。このため、開閉バッフル７は図１のように閉じ
る。
状態を示しており、図２は該開閉バッフル７が開いてい
る状態を示している。図から、明らかなように、回転板
１４が矢印ａ方向に回動させられると、レバー１３はピ
ン１５によって時計方向に押圧され、スプリング１２の
引っ張り力に抗して同方向に回動する。この結果、開閉
バッフル７は図２のように開く。さらに、回転板１４が
矢印ａ方向に回動させられると、スプリング１２の引っ
張り力によって、レバー１３は反時計方向に後退させら
れる。このため、開閉バッフル７は図１のように閉じ
る。
【００１２】前記第３のセンサは例えば透過型のセンサ
からなり、例えば対向して配置された発光素子と受光素
子とから構成されている。そして、該受光素子が光を検
知した時に、回転板１４が図１の状態にあると判定し、
一方、該受光素子が光を検知しない時に、回転板１４が
図２の状態にあると判定する。回転板１４は、図示され
ていないステッピングクラッチにより、動力の供給をオ
ンオフをされ、該ステッピングクラッチに１個の信号が
入る毎に半回転（１８０°）して停止する。
からなり、例えば対向して配置された発光素子と受光素
子とから構成されている。そして、該受光素子が光を検
知した時に、回転板１４が図１の状態にあると判定し、
一方、該受光素子が光を検知しない時に、回転板１４が
図２の状態にあると判定する。回転板１４は、図示され
ていないステッピングクラッチにより、動力の供給をオ
ンオフをされ、該ステッピングクラッチに１個の信号が
入る毎に半回転（１８０°）して停止する。
【００１３】次に、本実施例の動作を、図３のタイミン
グチャートを参照して説明する。図は、第１、第２のセ
ンサ９、１０、前記回転板１４に回動力を伝達するステ
ッピングクラッチ、開閉バッフル７、レジストローラ
４、およびカッター８の動作のタイミング信号を示して
いる。
グチャートを参照して説明する。図は、第１、第２のセ
ンサ９、１０、前記回転板１４に回動力を伝達するステ
ッピングクラッチ、開閉バッフル７、レジストローラ
４、およびカッター８の動作のタイミング信号を示して
いる。
【００１４】図示されていない制御装置からロール紙１
８に画像を複写する命令が出されると、レジストローラ
４、４´、第１の搬送ローラ５、５´、第２の搬送ロー
ラ６、６´、および感光体１は、ほぼ同一の周速で回転
する。そして、図示されていないロール紙給紙装置から
送り出されたロール紙１８がカッター部８を通り、ロー
ル紙搬送路２内に導かれてくる。
８に画像を複写する命令が出されると、レジストローラ
４、４´、第１の搬送ローラ５、５´、第２の搬送ロー
ラ６、６´、および感光体１は、ほぼ同一の周速で回転
する。そして、図示されていないロール紙給紙装置から
送り出されたロール紙１８がカッター部８を通り、ロー
ル紙搬送路２内に導かれてくる。
【００１５】次に、時刻ｔ1 において第１のセンサ９が
ロール紙１８の先端を検知すると、ステッピングクラッ
チに信号が印加される。この結果、動力が回転板１４に
伝えられ、該回転板１４は半回転する。この半回転によ
り、レバー１３を押し上げていたピン１５が移動し、ス
プリング１２の引っ張り力により、今まで開いていた開
閉バッフル７は閉じ、シート搬送路を形成する。この結
果、ロール紙１８の先端は開閉バッフル７を通り、レジ
ストローラ４、４´に導かれる。
ロール紙１８の先端を検知すると、ステッピングクラッ
チに信号が印加される。この結果、動力が回転板１４に
伝えられ、該回転板１４は半回転する。この半回転によ
り、レバー１３を押し上げていたピン１５が移動し、ス
プリング１２の引っ張り力により、今まで開いていた開
閉バッフル７は閉じ、シート搬送路を形成する。この結
果、ロール紙１８の先端は開閉バッフル７を通り、レジ
ストローラ４、４´に導かれる。
【００１６】次に、時刻ｔ2 に、第２のセンサ１０が前
記ロール紙の先端を検知すると、該ロール紙の先端がレ
ジストローラ４、４´のニップを通過し、微小距離進行
する第１の所定時間Ｔ1 後に、前記ステッピングクラッ
チに信号が印加される。この結果、開閉バッフル７は開
き始め、ロール紙がレジストローラ４、４´に当接して
作成するループを収容する。なお、該開閉バッフル７が
開くと、約３０ｍｍという大きなループも吸収すること
ができるようになる。
記ロール紙の先端を検知すると、該ロール紙の先端がレ
ジストローラ４、４´のニップを通過し、微小距離進行
する第１の所定時間Ｔ1 後に、前記ステッピングクラッ
チに信号が印加される。この結果、開閉バッフル７は開
き始め、ロール紙がレジストローラ４、４´に当接して
作成するループを収容する。なお、該開閉バッフル７が
開くと、約３０ｍｍという大きなループも吸収すること
ができるようになる。
【００１７】前記時刻ｔ1 から第２の所定時間Ｔ2 後の
時刻ｔ3 において、レジストローラ４、４´を一時停止
する。このため、ロール紙は、開口した開閉バッフル７
内にループを形成する。この後、感光体１の画像とタイ
ミングをとってレジストローラ４に信号が入ると、該レ
ジストローラ４は回転し、ロール紙１８を転写部３に送
り出す。レジストローラ４、４´が一時停止してから再
回転するまでの第３の所定時間Ｔ３の間に生成されるル
ープ量はロール紙搬送量で３０ｍｍ程度に達し、このル
ープは所定のシート長を搬送した後、カッター８で切断
されるまで保持される。本実施例の開閉バッフル７は、
図２から明らかなように、第１の搬送ローラ５、５´の
ニップが解除され、レジストローラ４、４´と第２の搬
送ローラ６、６´間がループ収容スペースとなるため、
大きなスペースを提供することができる。
時刻ｔ3 において、レジストローラ４、４´を一時停止
する。このため、ロール紙は、開口した開閉バッフル７
内にループを形成する。この後、感光体１の画像とタイ
ミングをとってレジストローラ４に信号が入ると、該レ
ジストローラ４は回転し、ロール紙１８を転写部３に送
り出す。レジストローラ４、４´が一時停止してから再
回転するまでの第３の所定時間Ｔ３の間に生成されるル
ープ量はロール紙搬送量で３０ｍｍ程度に達し、このル
ープは所定のシート長を搬送した後、カッター８で切断
されるまで保持される。本実施例の開閉バッフル７は、
図２から明らかなように、第１の搬送ローラ５、５´の
ニップが解除され、レジストローラ４、４´と第２の搬
送ローラ６、６´間がループ収容スペースとなるため、
大きなスペースを提供することができる。
【００１８】ロール紙１８が転写部３に到達し、転写中
の時刻ｔ4 にカッター８に駆動信号が印加されると、カ
ッター８はロール紙１８を切断する。この時、ロール紙
１８は進行方向とは逆方向に引っ張られ、切断衝撃が進
行中のロール紙に伝わる。しかしながら、本実施例の開
閉バッフル７は、前記したように大きなループを収容す
ることができるので、該切断時の衝撃を該ループによっ
て吸収することができる。このため、ロール紙１８の切
断時の衝撃は、転写部３の用紙先端部には届かない。ま
た、用紙の腰が弱くても、この大きなループのため、用
紙に座屈は発生しない。この結果、転写部３では、転写
抜けのない良好な転写を行うことができる。さらに、本
実施例によれば、過度のシートの座屈が発生しないの
で、これを原因とする紙詰まりは発生しなくなる。
の時刻ｔ4 にカッター８に駆動信号が印加されると、カ
ッター８はロール紙１８を切断する。この時、ロール紙
１８は進行方向とは逆方向に引っ張られ、切断衝撃が進
行中のロール紙に伝わる。しかしながら、本実施例の開
閉バッフル７は、前記したように大きなループを収容す
ることができるので、該切断時の衝撃を該ループによっ
て吸収することができる。このため、ロール紙１８の切
断時の衝撃は、転写部３の用紙先端部には届かない。ま
た、用紙の腰が弱くても、この大きなループのため、用
紙に座屈は発生しない。この結果、転写部３では、転写
抜けのない良好な転写を行うことができる。さらに、本
実施例によれば、過度のシートの座屈が発生しないの
で、これを原因とする紙詰まりは発生しなくなる。
【００１９】時刻ｔ5 になると、ロール紙１８の後端が
第１のセンサー９を通過する。そして、時刻ｔ6 におい
て、次のロール紙の先端を検知すると、ステッピンクク
ラッチに信号が印加され、前記回転板が半回転する。こ
のため、開閉バッフル７は再び閉じる。複数枚の画像形
成モードの場合は、カッター８でロール紙を切断後、さ
らに次のロール紙１８が送られてくるため、以上の動作
が繰り返される。
第１のセンサー９を通過する。そして、時刻ｔ6 におい
て、次のロール紙の先端を検知すると、ステッピンクク
ラッチに信号が印加され、前記回転板が半回転する。こ
のため、開閉バッフル７は再び閉じる。複数枚の画像形
成モードの場合は、カッター８でロール紙を切断後、さ
らに次のロール紙１８が送られてくるため、以上の動作
が繰り返される。
【００２０】なお、本実施例では、紙詰まり時に、開閉
バッフル７を開口状態にしてシート搬送装置の動作を終
了するようにしているので、紙詰まりの除去作業を容易
に行うことができる。
バッフル７を開口状態にしてシート搬送装置の動作を終
了するようにしているので、紙詰まりの除去作業を容易
に行うことができる。
【００２１】なお、前記の実施例の説明は、ロール紙を
搬送する場合について説明したが、本発明はこれに限定
されず、カット紙の搬送路に適用してもよいことは勿論
である。
搬送する場合について説明したが、本発明はこれに限定
されず、カット紙の搬送路に適用してもよいことは勿論
である。
【００２２】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、レジストロー
ラ上流の少なくとも１つの搬送ローラのニップを解除し
て用紙のループ収容室を形成することができるので、大
きなループ収容室を形成できるという効果がある。ま
た、この結果、用紙の切断時の衝撃を大きなループで吸
収することができ、あるいはループ形成時に、腰の弱い
用紙に従来時折発生した座屈の発生を殆ど完全に防止す
ることができ、品質の良い転写を保証することができる
ようになる。
ラ上流の少なくとも１つの搬送ローラのニップを解除し
て用紙のループ収容室を形成することができるので、大
きなループ収容室を形成できるという効果がある。ま
た、この結果、用紙の切断時の衝撃を大きなループで吸
収することができ、あるいはループ形成時に、腰の弱い
用紙に従来時折発生した座屈の発生を殆ど完全に防止す
ることができ、品質の良い転写を保証することができる
ようになる。
【００２３】請求項２、３の発明によれば、用紙の先端
部の通過を検知して、開閉搬送路の開閉を制御すること
ができるので、用紙が開閉搬送路の開閉によって詰まる
ことを防止することができ、信頼性の高いシート搬送装
置を提供することができる。
部の通過を検知して、開閉搬送路の開閉を制御すること
ができるので、用紙が開閉搬送路の開閉によって詰まる
ことを防止することができ、信頼性の高いシート搬送装
置を提供することができる。
【図１】 本発明の一実施例の第１の動作状態を示す説
明図である。
明図である。
【図２】 本実施例の第２の動作状態を示す説明図であ
る。
る。
【図３】 本実施例の動作を示すタイミングチャートで
ある。
ある。
【図４】 従来装置の構成を示す説明図である。
１…感光体、２…ロール紙搬送路、３…転写部、４…レ
ジストローラ、５…第１の搬送ローラ、６…第２の搬送
ローラ、７…開閉バッフル、８…カッター、９…第１の
センサー、１０…第２のセンサー、１３…レバー、１４
…回転板、１５…ピン、１６…第３のセンサー、１８…
ロール紙。
ジストローラ、５…第１の搬送ローラ、６…第２の搬送
ローラ、７…開閉バッフル、８…カッター、９…第１の
センサー、１０…第２のセンサー、１３…レバー、１４
…回転板、１５…ピン、１６…第３のセンサー、１８…
ロール紙。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65H 9/14 B65H 5/06 B65H 5/36 G03G 15/00 522
Claims (3)
- 【請求項１】用紙搬送路上を送られてくるロール紙を一
時停止させ、画像形成装置上に形成された画像と同期を
とって該ロール紙を転写部へ送出するレジストローラを
備えたシート搬送装置において、 前記ロール紙の停止時に生成されるループを収容するた
めに開口し、かつ該開口時に前記レジストローラ上流の
少なくとも１つの搬送ローラのニップを解除する開閉搬
送路と、該ロール紙の先端が前記レジストローラに到達する以前
に前記開閉搬送路を閉じ、該ロール紙のループ形成時に
該開閉搬送路を開く制御手段と、 該ループ形成時におけるロール紙の転写中に、該ロール
紙を切断するカッターと、 を具備したことを特徴とするシート搬送装置。 - 【請求項２】請求項１に記載のシート搬送装置におい
て、 前記搬送ローラ上流に、ロール紙の先端の通過を検知す
る第１センサーを具備し、 前記制御手段は該第１センサーからの信号をトリガとし
て前記開閉搬送路を閉じることを特徴とするシート搬送
装置。 - 【請求項３】請求項１に記載のシート搬送装置におい
て、 前記レジストローラ上流に、ロール紙の先端の通過を検
知する第２センサーを具備し、 前記制御手段は該第２センサーからの信号をトリガとし
て前記開閉搬送路を開くことを特徴とするシート搬送装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25737194A JP3319180B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | シート搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25737194A JP3319180B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | シート搬送装置 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH0891637A JPH0891637A (ja) | 1996-04-09 |
| JP3319180B2 true JP3319180B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=17305463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25737194A Expired - Fee Related JP3319180B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | シート搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3319180B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-09-28 JP JP25737194A patent/JP3319180B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0891637A (ja) | 1996-04-09 |
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