JP6996165B2 - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタや軽印刷装置等の用紙の両面に画像形成する際の用紙搬送装置と画像形成装置とに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体に形成したトナー像を搬送中の用紙に転写することで画像形成を行っている。ここで、用紙が斜行していると、用紙上では傾いたトナー像が転写されてしまい、正常な画像形成が行えない問題がある。
そこで、転写直前の用紙停止位置であるレジストローラの手前に存在するループローラ等の搬送ローラで、主走査方向の左右のローラを独立して制御し、速度差や圧力差によって斜行が解消するように逆方向に回転力を与えつつ用紙を搬送する技術が存在している。このようにして用紙の曲がりを解消する搬送ローラをステアリングローラと呼ぶことがある。
ところで、ステアリングローラで用紙の曲がりを解消する際に、用紙後端(用紙上流側)を別の搬送ローラでニップしている状態が存在する。このような状態では、ステアリング時にステアリングローラと上流の搬送ローラにて用紙を引っ張り合ってしまい、用紙の曲がりを適切に修正ができない状態になることがある。
なお、薄紙や低剛度な用紙などで、曲がりが生じたままレジストローラに押し当ててループを形成し、その状態からレジスト再スタートすると、レジストローラにて紙しわが発生する問題がある。なお、これらの技術については、以下の特許文献にも各種の提案がなされている。
特開2010-42903号公報
以上の特許文献1では、用紙搬送時のステアリングローラによる曲がり解消において、用紙の一部に引っ張り力等が作用してひずみが発生する現象について、用紙を挟持搬送するため圧着しているステアリングローラについて、左右の一方で圧着を解除してひずみを解消するようにしている。
ところで、両面画像形成の第2面の画像形成を行う場合の反転搬送路においては、第1面画像形成が済んだ用紙を画像形成部転写位置やステアリングローラに戻すため、紙面垂直方向に屈曲した屈曲搬送経路を用いている。このような屈曲搬送経路では、用紙搬送抵抗が大きくなりやすいため、ステアリングローラの他に、上流側の搬送ローラ(以下、上流ローラ)による搬送が欠かせない。
ここで、上述した引用文献1の技術を応用して、用紙のひずみ解消に上流ローラの圧着を解除したとすると、摩擦の大きい屈曲搬送経路ではステアリングローラの負荷が大きくなり、脱調などの搬送不具合が生じる可能性がある。このため、屈曲搬送経路では、ステアリングローラに加えて上流ローラをも用いた用紙搬送は必要である。
しかし、屈曲搬送経路において用紙の曲がり解消を実行する場合、用紙後端を上流ローラが挟持している状態では、ステアリングローラと上流ローラにて紙を引っ張り合ってしまい、適切な曲がり修正をすることができない状態に陥る。
すなわち、両面画像形成のための屈曲搬送経路において、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることは、両立させることが極めて困難であった。
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、両面画像形成のための屈曲搬送経路において、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方による用紙搬送と、ステアリングローラによる用紙の曲がり修正とを、両立させることが可能な用紙搬送装置と画像形成装置とを実現することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決すべく、本発明の一側面が反映された用紙搬送装置と画像形成装置とは、以下に説明するものである。
(1)本発明の一側面が反映された用紙搬送成装置は、用紙を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記用紙の用紙平面内の搬送方向に対する曲がりを修正するステアリングローラと、前記搬送ローラと前記ステアリングローラとの間で前記用紙の紙面垂直方向の成分の屈曲を有する状態で前記用紙が通過する屈曲搬送経路と、前記搬送ローラの搬送と前記ステアリングローラの曲がり修正とを制御する制御部と、を有する搬送装置であって、前記屈曲搬送経路は、前記用紙の表裏を挟むように搬送する所定間隔で配置された2枚のガイド部を備えて構成され、前記屈曲搬送経路に設けられた2枚の前記ガイド部のうち外周側を外側ガイド部、内周側を内側ガイド部とした場合、前記制御部は、前記用紙が前記搬送ローラと前記ステアリングローラとに挟持された状態で前記ステアリングローラが前記用紙の曲がりを修正する際に、前記屈曲搬送経路の2枚の前記ガイド部の間隔を広げるように、前記外側ガイド部を先に退避させ、前記内側ガイド部を後から退避させるように制御する、ことを特徴とする。
また、本発明の一側面が反映された画像形成装置は、以上の用紙搬送装置と、前記用紙搬送装置で搬送される用紙に画像を形成する画像形成部と、を備えたことを特徴とする。ここで、前記画像形成部に前記用紙を所定タイミングで搬送するレジストローラを備え、前記レジストローラの上流側に以上の用紙搬送装置のステアリングローラが配置される、ことを特徴とする。
(2)以上の(1)において、前記屈曲搬送経路は、2枚の前記ガイド部を移動させる駆動部を有し、前記制御部は、前記ステアリングローラが前記用紙の曲がりを修正する際に、前記駆動部を制御して2枚の前記ガイド部を移動させる、ことを特徴とする。
(3)以上の(1)~(2)において、前記制御部は、前記ステアリングローラによる前記用紙の曲がり修正量の情報と、前記用紙の情報とを得て、2枚の前記ガイド部の少なくとも一方の移動量を制御する、ことを特徴とする。
(4)以上の(1)~(3)において、前記用紙に形成された画像の読み取りを行う読み取り部をさらに有し、前記制御部は、前記用紙の第1面に形成された画像の読み取り結果を参照し、当該読み取り結果に異常が含まれる場合に前記用紙の第2面の画像形成を行う場合に、異常が含まれない場合よりも、2枚の前記ガイド部の移動量が大きくなるように制御する、ことを特徴とする。
(5)以上の(1)~(4)において、前記屈曲搬送経路は、前記内側ガイド部において当該内側ガイド部の移動に付勢力を付与する付勢部を有し、前記屈曲搬送経路を通過中であって前記ステアリングローラにより曲がりが修正される前記用紙により、前記内側ガイド部が移動させらせる、ことを特徴とする。
(6)以上の(1)~(5)において、前記屈曲搬送経路は、前記内側ガイド部において当該内側ガイド部の移動に可変の付勢力を付与する付勢部を有し、前記制御部は、前記ステアリングローラが前記用紙の曲がりを修正する際に、前記付勢部の付勢力を制御して、曲がりが修正される前記用紙による前記内側ガイド部の移動を制御する、ことを特徴とする。
(7)以上の(6)において、前記制御部は、前記ステアリングローラによる前記用紙の曲がり修正量の情報を得て、前記付勢部の付勢力を制御する、ことを特徴とする。
(8)以上の(6)において、前記制御部は、前記ステアリングローラによる前記用紙の曲がり修正量の情報と、前記用紙の情報とを得て、前記付勢部の付勢力を制御する、ことを特徴とする。
(9)以上の(6)~(8)において、前記用紙に形成された画像の読み取りを行う読み取り部をさらに有し、前記制御部は、前記用紙の第1面に形成された画像の読み取り結果を参照し、当該読み取り結果に異常が含まれる場合に前記用紙の第2面の画像形成を行う場合に、異常が含まれない場合よりも、前記付勢部の付勢力が弱くなるように制御する、ことを特徴とする。
(10)以上の(3)と(8)において、前記制御部は、給紙部にセットされた前記用紙から当該用紙の情報を得て、前記屈曲搬送経路の2枚の前記ガイド部の少なくとも一方の間隔についての制御を行う、ことを特徴とする。
(11)以上の(1)~(10)において、前記制御部は、前記用紙の先端が前記外側ガイド部に到達する際に当該外側ガイド部が移動可能になるように制御する、ことを特徴とする。
(12)以上の(1)~(11)において、前記制御部は、前記用紙の後端が前記搬送ローラによる挟持を抜けた後に、前記外側ガイド部の移動状態を解除する、ことを特徴とする。
(13)以上の(1)~(12)において、前記制御部は、前記用紙が前記ステアリングローラで挟持されて曲がり修正される際に当該内側ガイド部が移動可能になるように制御する、ことを特徴とする。
(14)以上の(1)~(13)において、前記制御部は、前記用紙の後端が前記搬送ローラによる挟持を抜けた後に、前記内側ガイド部の移動状態を解除する、ことを特徴とする。
(15)以上の(1)~(14)において、前記制御部は、前記用紙が搬送される位置の情報を得て、搬送中の当該用紙の位置に応じて、2枚の前記ガイド部の少なくとも一方を移動可能に制御する、ことを特徴とする。
本発明の一側面が反映された用紙搬送装置と画像形成装置では、以下のような効果を奏することができる。
(1)本発明の一側面が反映された用紙搬送成装置と画像形成装置では、用紙が搬送ローラとステアリングローラとに挟持された状態でステアリングローラが用紙の曲がりを修正する際に、屈曲搬送経路の2枚のガイド部の間隔を広げるように、外側ガイド部を先に退避させ、内側ガイド部を後から退避させるように制御されることにより、ステアリングローラと上流ローラとを用いた状態で屈曲搬送経路で用紙搬送し、この屈曲搬送経路での用紙搬送中に当該用紙の曲がり解消を実行する場合、ステアリングローラと上流ローラとで紙を引っ張り合ったとしても、屈曲搬送経路の2枚のガイド部の間隔が広げられて用紙の引っ張り力を逃がせるため、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、両面画像形成のための屈曲搬送経路において、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることは、両立させることが可能になる。
(2)以上の(1)において、ステアリングローラが用紙の曲がりを修正する際に、屈曲搬送経路において、駆動部を制御して2枚のガイド部を移動させることにより、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を積極的に作り出し、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(3)以上の(1)~(2)において、ステアリングローラによる用紙の曲がり修正量の情報と、用紙の情報とを得て、2枚のガイド部の少なくとも一方の移動量を制御することにより、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を、用紙情報と曲がり修正量とに応じて適切に作り出し、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(4)以上の(1)~(3)において、用紙の第1面に形成された画像の読み取り結果に異常が含まれる場合に前記用紙の第2面の画像形成を行う場合に、異常が含まれない場合よりも、2枚のガイド部の移動量が大きくなるように制御することにより、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を、検出された異常に応じて駆動部が作り出し、用紙や画像にダメージを与えずに、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。これにより、用紙や画像の損傷を最低限に抑えることが可能になる。
(5)以上の(1)~(4)において、屈曲搬送経路は、内側ガイド部において当該内側ガイド部の移動に付勢力を付与する付勢部を有し、屈曲搬送経路を通過中であってステアリングローラにより曲がりが修正される用紙により、内側ガイド部が移動させらせることにより、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を用紙の引っ張り力に応じて作り出し、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(6)以上の(1)~(5)において、屈曲搬送経路は、内側ガイド部において当該内側ガイド部の移動に可変の付勢力を付与する付勢部を有し、ステアリングローラが用紙の曲がりを修正する際に、付勢部の付勢力を制御して、曲がり修正される用紙による内側ガイド部の移動を制御することにより、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を、用紙の引っ張り力と可変の付勢力とに応じて作り出し、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(7)以上の(6)において、ステアリングローラによる用紙の曲がり修正量の情報を得て、付勢部の付勢力を制御することにより、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を、用紙曲がり量に応じて、用紙の引っ張り力と可変の付勢力とに応じて作り出し、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(8)以上の(6)において、ステアリングローラによる用紙の曲がり修正量の情報と、用紙の情報とを得て、付勢部の付勢力を制御することにより、用紙曲がり量と用紙情報とに応じて制御された付勢力を用いて、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を、用紙の引っ張り力と可変の付勢力とに応じて作り出し、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(9)以上の(6)~(8)において、用紙の第1面に形成された画像の読み取り結果を参照し、当該読み取り結果に異常が含まれる場合に用紙の第2面の画像形成を行う場合に、異常が含まれない場合よりも、付勢部の付勢力が弱くなるように制御することにより、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を、検出された異常に応じて、用紙の引っ張り力と可変の付勢力とに応じて作り出し、用紙や画像にダメージを与えずに、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(10)以上の(3)と(8)において、給紙部にセットされた用紙から当該用紙の情報を得て、屈曲搬送経路の2枚のガイド部の少なくとも一方の間隔についての制御を行うことにより、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を、給紙部の用紙から用紙情報を参照して適切に作り出し、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(11)以上の(1)~(10)において、屈曲搬送経路に設けられた外側ガイド部に用紙の先端が到達する際に、当該外側ガイド部が移動可能になるように制御することにより、座屈やジャムなどの不具合が搬送中の用紙に発生することなく、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(12)以上の(1)~(11)において、用紙の後端が搬送ローラによる挟持を抜けた後に、屈曲搬送経路に設けられた外側ガイド部の移動状態を解除することにより、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を適切なタイミングで解消し、適切な搬送を実行しつつ、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(13)以上の(1)~(12)において、用紙がステアリングローラで挟持されて曲がり修正される際に、屈曲搬送経路に設けられた内側ガイド部が移動可能になるように制御することにより、適切なタイミングで用紙の引っ張り力を逃がすための空間を作り出して適切な搬送を実行しつつ、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(14)以上の(1)~(13)において、用紙の後端が搬送ローラによる挟持を抜けた後に、屈曲搬送経路に設けられた内側ガイド部の移動状態を解除することにより、用紙の引っ張り力を逃がすための空間を適切なタイミングで解消し、適切な搬送を実行しつつ、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
(15)以上の(1)~(14)において、用紙が搬送される位置の情報を得て、搬送中の当該用紙の位置に応じて、2枚のガイド部の少なくとも一方を移動可能に制御することにより、適切なタイミングで用紙の引っ張り力を逃がすための空間を作り出して適切な搬送を実行しつつ、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることが可能になる。
本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態での用紙曲がり修正の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態での用紙曲がり修正の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態での用紙曲がり修正の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作例を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作例を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作例を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態の動作例を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作例を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作例を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作例を示す説明図である。 本発明の実施形態での動作パラメータを示す説明である。 本発明の実施形態での動作パラメータを示す説明である。 本発明の実施形態での動作パラメータを示す説明である。
以下、図面を参照して、両面画像形成のための屈曲搬送経路において、ステアリングローラと上流側搬送ローラとの両方による用紙搬送と、ステアリングローラによる用紙の曲がり修正とを、両立させることが可能な用紙搬送装置と画像形成装置の実施形態を詳細に説明する。
〔構成〕
用紙搬送装置を含む画像形成装置100の構成例を、図1と図2に基づいて詳細に説明する。なお、図1は画像形成装置100に含まれる各装置の各部の機能を示す機能ブロック図、図2は画像形成装置100に含まれる各装置の各部の機械的構成要素を示す説明図である。
ここで、画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、利用者による操作入力と画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、各種設定を記憶する記憶部104と、給紙トレイに収容された用紙を給紙可能な給紙部105と、装置内で用紙を搬送する搬送部110と、搬送中の用紙の曲がりを修正するステアリング部120と、搬送経路の用紙厚方向の間隔を調整する搬送経路間隔調整部130と、原稿をプラテン上で読み取る原稿読取部140と、画像形成する際の画像データや各種データを記憶する画像データ記憶部150と、画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部160と、画像形成命令と画像データとに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成部170と、画像形成された用紙を排出する排出部190と、を備えて構成されている。
なお、搬送部110は、給紙部105からの用紙を搬送する搬送経路110aと、画像形成部170の転写位置に所定タイミングで用紙を搬送するレジストローラ111と、レジストローラ111直前の搬送経路110bでループを作成するループローラ112と、画像が転写された用紙を搬送する搬送経路110cと、画像が転写された用紙を排出する搬送経路110dと、画像が転写された用紙を反転搬送する搬送経路110eと、用紙の紙面垂直方向の成分の屈曲を有する状態で画像が転写された用紙を再びループローラ112に戻す屈曲搬送経路110fと、屈曲搬送経路110fの上流側で用紙を搬送する搬送ローラ113と、を備えて構成されている。なお、屈曲搬送経路110fは、用紙の表裏を挟むように搬送する所定間隔で配置された2枚のガイド部を備えて構成される。
また、後述するように、ループローラ112は、ステアリングローラ122を含むステアリング部120としても動作するように構成されている。そして、用紙が搬送ローラ113とステアリングローラ122とに挟持された状態で、ステアリングローラ122が用紙の曲がりを修正する際に、屈曲搬送経路110fの2枚のガイド部の間隔を広げるように、2枚の前記ガイド部の少なくとも一方が移動可能に構成されている。
なお、画像形成部170は、図2に示されるように、帯電された各色の像担持体171Y~171Kに形成される静電潜像が現像されてトナー像となり、中間転写体172上で各色のトナー像が重ね合わされてから、転写ローラ173によって用紙に転写される、いわゆる電子写真方式の画像形成部である。但し、画像形成部170の具体的構成は、図2に示すものに限られない。
また、以上のような画像形成装置100において、制御部101と、給紙部105と、搬送部110と、ステアリング部120と、搬送経路間隔調整部130とにより、用紙搬送装置Aが構成される。
〔ループ形成〕
図3は、転写直前の用紙停止位置であるレジストローラ111の上流側の搬送経路110bにおいて、ループローラ112によるループ形成前の様子を示している。図4は、転写直前の用紙停止位置であるレジストローラ111の上流側の搬送経路110bにおいて、ループローラ112によるループ形成後の様子を示している。なお、レジストローラ111は、ローラ-形式以外の構成でも良く、例えば、レジストシャッタとして構成することも可能である。
〔曲がり修正〕
ここで、ループローラ112をステアリングローラ122として使用して、用紙曲がりを修正する様子を説明する。なお、ここでは、屈曲搬送経路110fを平面に投影した様子を図示して説明している。
なお、転写直前の用紙停止位置であるレジストローラの手前に存在するループローラ112で、紙面上で用紙搬送方向に直交する主走査方向の左右のローラを独立して、ステアリングローラ122(ステアリングローラ122R、ステアリングローラ122L)として制御し、ステアリングローラ122Rとステアリングローラ122Lとの速度差や圧力差によって、用紙曲がりと逆方向に回転力を与えつつ、用紙曲がりを解消して搬送する。なお、ここには具体例を示していないが、ステアリングローラ122のアライメント(並び方や向き)を変化させて、それにより用紙曲がりを修正することも可能である。
例えば、図5のように、用紙Pの主走査方向において、左側が進み、右側が遅れているとする。このような用紙曲がりはセンサ120sにより検知される。
この場合、用紙Pの主走査方向において、進んでいる左側のステアリングローラ122Lの搬送速度を遅らせ、遅れている右側のステアリングローラ122Rの搬送速度を速めるように、ステアリングローラ122を調整する。なお、既に説明したように、ステアリングローラ122Lの用紙挟持圧力とステアリングローラ122Rの用紙挟持圧力との間に差を設けるようにしても良いし、ステアリングローラ122の向きを変更するように調整しても良い。
このようなステアリングローラ122の制御により、図6に示すように用紙曲がりが解消され始める。ただし、この図6の時点では用紙の後端が搬送ローラ113に挟持搬送されているため、用紙の先端と用紙の後端とで向きが異なっており、先端と後端の向きの違いによる曲がりの外側(a)では用紙Pに引っ張りが生じ、先端と後端の向きの違いによる曲がりの内側(b)では用紙Pにたるみが生じている。なお、この引っ張りとたるみの解消については後述する。そして、図7に示すように、用紙の後端が搬送ローラ113を抜けることで用紙全体で曲がりが解消された時点で、ステアリングローラ122の左右を等速(等圧)で制御して、通常の用紙搬送を実行(再開)する。
〔動作〕
以下、図8のフローチャートを参照し、実施形態の動作説明を行う。なお、図8のフローチャートでは、本実施形態の特徴部分である用紙の搬送を中心に説明している。
制御部101は、操作表示部103を介したジョブ開始の指示、あるいは、通信部102を介した外部装置からのジョブ開始の指示を待機している(図8中のステップS101,S102)。
操作表示部103を介したジョブ開始の指示、あるいは、通信部102を介した外部装置からのジョブ開始の指示を受け付けた制御部101(図8中のステップS102でYES)は、給紙部105の給紙トレイに収容されていてジョブで使用する用紙のプロファイル(用紙情報)を認識する(図8中のステップS103)。なお、給紙部105の給紙トレイに収容されている用紙毎に用紙プロファイルが予め設定されている。
制御部101は、指定された用紙をレジストローラ111直前の搬送経路110bまで搬送するように給紙部105と搬送部110とを制御する(図8中のステップS104)。なお、搬送部110の各部にはセンサは設置されていて、センサの検知結果により制御部101は用紙の搬送位置を把握することができる。また、制御部101は、用紙の搬送位置に応じて、以下に述べる各種の制御を実行する。
制御部101は、画像データ記憶部150から読み出した第1面の画像データに対して画像処理部160で画像処理を施し、画像処理部170で画像形成を実行して中間転写体172上に各色のトナー像を重ね合わせた状態にする。そして、レジストローラ111直前で一時停止させていた用紙を搬送し、転写ローラ173によって中間転写体172上のトナー像を用紙の第1面に転写する(図8中のステップS105)。用紙は搬送経路110cを搬送されて定着ローラ175に到達し、用紙第1面上のトナー像は定着ローラ175によって用紙に定着される(図8中のステップS106)。
用紙第1面(表面)の画像形成が完了した用紙について、用紙第2面(裏面)の画像形成が指定されていなければ(図8中のステップS107でNO)、当該用紙は搬送経路110dを搬送されて排出部190で排出される(図8中のステップS117)。そして、ジョブが未完了であれば(図8中のステップS118でNO)、次の用紙についての画像形成を開始する(図8中のステップS103~)。
用紙第1面(表面)の画像形成が完了した用紙について、用紙第2面(裏面)の画像形成が指定されていれば(図8中のステップS107でYES)、当該用紙は搬送経路110eで表裏反転されるように反転搬送される(図8中のステップS108)。
さらに、用紙は搬送ローラ113により挟持搬送され、屈曲搬送経路110fに到達する。なお、屈曲搬送経路110は、用紙の表裏を挟むように、所定間隔で配置された2枚のガイド部を備えて構成されている。
ここで、図9~図11のように、屈曲搬送経路110fに設けられた2枚のガイド部のうち、外周側を外側ガイド部111fGo、内周側を内側ガイド部111fGiとする。そして、屈曲搬送経路110fの2枚のガイド部111fGoと111fGiとの少なくとも一方は移動可能に構成されている。
図9では、外側ガイド部111fGoと内側111fGiとの双方が、屈曲搬送経路110fの上流側と下流側とで等しく広がるような構成を示している。図10では、外側ガイド部111fGoと内側111fGiとの双方が、屈曲搬送経路110fの上流側を支点にして、下流側で広がるような構成を示している。図11では、外側ガイド部111fGoと内側111fGiとの双方が、屈曲搬送経路110fの下流側を支点にして、上流側で広がるような構成を示している。
なお、レジストローラ111は、レジストローラ111に従動する従動ローラ111’が存在しており、用紙を挟持するレジストローラ対を構成している。なお、このようなレジストローラ対を、単にレジストローラ111と呼んでいる。また、レジストローラ111に対して搬送経路110bを介して上流側のステアリングローラ122は、ステアリングローラ122に従動する従動ローラ122’が存在しており、用紙を挟持するステアリングローラ対を構成している。なお、このようなステアリングローラ対を、単にステアリングローラ122と呼んでいる。また、ステアリングローラ122に対して屈曲搬送経路110fを介して上流側の搬送ローラ113は、搬送ローラ113に従動する従動ローラ113’が存在しており、用紙を挟持する搬送ローラ対を構成している。なお、このような搬送ローラ対を、単に搬送ローラ113と呼んでいる。
屈曲搬送経路110fを搬送される用紙の先端が、外側ガイド部111fGoに到達する際には、当該外側ガイド部111fGoが移動可能になるように、制御部101は搬送経路間隔調整部130を介して外側ガイド部111fGoの移動を制御する(図8中のステップS109、図12(a)(1)、図13(a)~図13(b))。実際には、搬送される用紙の先端が、外側ガイド部111fGoに到達する前に、当該外側ガイド部111fGoが移動可能になるように制御することが望ましい。
そして、用紙が屈曲搬送経路110fを搬送され、用紙先端がステアリングローラ122に挟持される(図8中のステップS110)。
ここで、ステアリングローラ122がステアリング動作により用紙曲がり修正を開始する際には、内側ガイド部111fGiが移動可能になるように、制御部101は搬送経路間隔調整部130を介して内側ガイド部111fGiの移動を制御する(図8中のステップS111、図12(b)(2)、図13(c))。実際には、ステアリングローラ122で用紙曲がり修正開始前に、内側ガイド部111fGiが移動可能になるように制御することが望ましい。
なお、図12のタイムチャートではガイド部が瞬時に移動するように示しているが、これに限られず、時間をかけて移動するようにしても良い。また、図12(b)については、実際に移動するだけでなく、後述する図14や図15に示すように移動可能にすることも含む。
ここで、センサ120sにより用紙曲がりが検知されると、検知された用紙曲がりを解消するように、制御部101は、ステアリングローラ122Rとステアリングローラ122Lの搬送速度を異なるように制御する(図8中のステップS112)。
このステアリング動作の実行中は、図9~図11や図13(c)のように、用紙の引っ張り力(図6(a)参照)を逃がすための空間を作り出すことで、適切な搬送を実行しつつ、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。また、このステアリング動作の実行中は、図9~図11や図13(b)のように、用紙のたるみ(図6(b)参照)を逃がすための空間を作り出すことでも、適切な搬送を実行しつつ、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。
なお、用紙の先端が外側ガイド部111fGoに到達する際には当該外側ガイド部111fGoが移動可能になるように、また、ステアリングローラ122がステアリング動作により用紙曲がり修正を開始する際には内側ガイド部111fGiが移動可能になるように、それぞれ適切なタイミングで制御することにより、適切なタイミングで用紙の引っ張り力や用紙たるみを逃がすための空間を作り出して適切な搬送を実行しつつ、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。
すなわち、この屈曲搬送経路111fでの用紙搬送中に当該用紙の曲がり解消を実行する場合、ステアリングローラ122と上流ローラ113とで紙を引っ張り合ったとしても、屈曲搬送経路111fの2枚のガイド部の間隔が広げられて用紙の引っ張り力を逃がせるため、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。すなわち、両面画像形成のための屈曲搬送経路111fにおいて、ステアリングローラ122と上流側搬送ローラ113との両方によって用紙搬送しつつ、ステアリングローラによる用紙曲がり修正をすることは、両立させることが可能になる。
用紙を引き続き搬送し、レジストローラ111位置まで搬送する(図8中のステップS113)。なお、必要に応じて、ステアリングローラ122と兼用するループローラ112で、レジストローラ111の上流側の搬送経路110bにおいて、ループローラ112により用紙のループを形成する。
そして、搬送されている用紙の後端がステアリングローラ122の上流側の搬送ローラ113を抜けたら、制御部101は搬送経路間隔調整部130を介して、内側ガイド部111fGiと外側ガイド部111fGoとの移動状態を解除するよう制御する(図8中のステップS114、図12(a)(3),(b)(4)、図13(c)~図13(a))。このように、用紙の後端が搬送ローラ113による挟持を抜けた後に、屈曲搬送経路110fに設けられた内側ガイド部111fGiと外側ガイド部111fGoとの移動状態を解除することにより、用紙の引っ張り力や用紙たるみを逃がすための空間を適切なタイミングで解消し、適切な搬送を実行しつつ、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。
そして、制御部101は、画像データ記憶部150から読み出した第2面の画像データに対して画像処理部160で画像処理を施し、画像処理部170で画像形成を実行して中間転写体172上に各色のトナー像を重ね合わせた状態にする。そして、レジストローラ111直前で一時停止させていた用紙を搬送し、転写ローラ173によって中間転写体172上のトナー像を用紙の第2面に転写する(図8中のステップS115)。この用紙は搬送経路110cを搬送されて定着ローラ175に到達し、用紙第2面上のトナー像は定着ローラ175によって用紙に定着される(図8中のステップS116)。
用紙第1面(表面)と用紙第2面(裏面)の画像形成が完了した用紙は、搬送経路110dを搬送されて排出部190で排出される(図8中のステップS117)。そして、ジョブが未完了であれば(図8中のステップS118でNO)、次の用紙についての画像形成を開始する(図8中のステップS103~)。なお、ジョブが完了するのであれば(図8中のステップS118でYES)、制御部101は、各部の動作を停止させて、画像形成動作を終了するよう制御する(図8中のエンド)。
〔屈曲搬送経路におけるガイド部の動きの説明〕
図13(a)において、内側ガイド部111fGiと外側ガイド部111fGoは、内側ガイド部111fGiを定常時には所定位置に保つ偏心カム130Ciと外側ガイド部111fGoを定常時には所定位置に保つ偏心カム130Coとにより、所定間隔で用紙の表裏を挟むように屈曲搬送経路110fに配置された2枚のガイド部である。
なお、内側ガイド部111fGiは、図示されないバネ等により、偏心カム130Ciに向かって屈曲搬送経路110fの間隔を広げようとする性質を有しており、偏心カム130Ciにより位置が規制されている。同様に、外側ガイド部111fGoは、図示されないバネ等により、偏心カム130Coに向かって屈曲搬送経路110fの間隔を広げようとする性質を有しており、偏心カム130Coにより位置が規制されている。
また、偏心カム130Ciと偏心カム130Coとは、搬送経路間隔調整部130の一部であり、図示されない偏心カム駆動部により回転角度が制御される。
図13(b)において、内側ガイド部111fGiは偏心カム130Ciにより定常時の所定位置に保たれており、外側ガイド部111fGoは偏心カム130Coの回転により屈曲搬送経路110fの間隔を広げるように外側に移動している。
図13(c)では、外側ガイド部111fGoが偏心カム130Coの回転により屈曲搬送経路110fの間隔を広げるように外側に移動していることに加え、内側ガイド部111fGiも偏心カム130Ciの回転により屈曲搬送経路110fの間隔を広げる方向に移動している。
以上の図13ではガイド部を実際に移動させるようにしているが、本実施形態では以下の図14と図15に示すように移動可能な状態に制御しても良好な結果が得られる。
図14(a)において、内側ガイド部111fGiは、ばね130Spによる付勢力により定常時には所定位置に押圧されて保たれている。この状態において、用紙Pが屈曲搬送経路110fを通過する際に、用紙曲がり修正に起因する引っ張り力によって用紙Pは屈曲搬送経路110f中の最短経路を通過しようとするため、図14(b)のように、内側ガイド部111fGiの中央付近の凸部分が屈曲搬送経路110fの間隔を広げる方向に移動する。この場合には、用紙Pの引っ張り力に応じて内側ガイド部111fGiが移動するため、付勢のためのばね130Spを設けるのみで良い。なお、このばね130Spについては、コイルばね以外にも各種のばねや弾性体を用いることが可能である。
図15(a)において、図14(a)同様に、内側ガイド部111fGiは、ばね130Spによる付勢力により定常時には所定位置に押圧されて保たれている。なお、ばね130Spの一端は内側ガイド部111fGiに接しており、ばね130Spの他端は偏心カム130Ciに接している。
用紙Pが屈曲搬送経路110fに接近すると、制御部101の指示を受けた搬送経路間隔調整部130の偏心カム駆動部により、偏心カム130Ciの回転角度が制御され、内側ガイド部111fGiを所定位置に押さえるばね130Spが伸びることにより、内側ガイド部111fGiを押さえるばね130Spの押圧力が低下する(図15(b))。
この状態において、用紙Pが屈曲搬送経路110fを通過する際に、用紙曲がり修正に起因する引っ張り力によって用紙Pは屈曲搬送経路110f中の最短経路を通過しようとするため、図15(c)のように、内側ガイド部111fGiの中央付近の凸部分が屈曲搬送経路110fの間隔を広げる方向に移動する。この場合には、ばね130Spによる内側ガイド部111fGiへの押圧力が低下しており、用紙Pの引っ張り力に応じた内側ガイド部111fGiの移動が容易になる。このため、用紙Pへのダメージや用紙P上の画像の損傷が生じにくい状況になる。なお、ここで、ばね130Spと偏心カム130Ciで示した部分は、空気量が調整可能な空気バネなどで置き換えることが可能である。
なお、図14と図15において内側ガイド部111fGiにばね130Spを使用した場合に、外側ガイド部111fGoについては偏心カム130Coの回転により屈曲搬送経路110fの間隔を広げるものを組み合わせることが可能である。
なお、図16に、屈曲搬送経路110fにおける内側ガイド部111fGiと外側ガイド部111fGoとの状態を透視図で示す。なお、図16において、矢印は用紙の搬送方向を示している。
図16(a)では内側ガイド部111fGiと外側ガイド部111fGoは定常時の所定位置に保たれている。図16(b)では、内側ガイド部111fGiは定常時の所定位置に保たれており、外側ガイド部111fGoは屈曲搬送経路110fの間隔を広げるように平行移動している。図16(c)では、外側ガイド部111fGoは定常時の所定位置に保たれており、内側ガイド部111fGiは屈曲搬送経路110fの間隔を広げるように平行移動している。図16(d)では、内側ガイド部111fGiは定常時の所定位置に保たれており、外側ガイド部111fGoは屈曲搬送経路110fの間隔を広げるように一端を支点として他端が移動している。図16(e)では、内側ガイド部111fGiは屈曲搬送経路110fの間隔を広げるように一端を支点として他端が移動しており、外側ガイド部111fGoは定常時の所定位置に保たれている。
〔屈曲搬送経路におけるガイド部の制御の説明〕
図17は用紙曲がり量とステアリング量(=曲がり修正量)と用紙引っ張り力とガイド部の移動量との関係を示す特性図である。この図17から明らかなように、センサ120sにより検知される用紙曲がり量に比例して、ステアリング量(=曲がり修正量)が大きくなる。そして、ステアリング量(=曲がり修正量)が大きくなれば、発生する用紙引っ張り力も大きくなる。用紙引っ張り力が大きくなれば、屈曲搬送経路110fに作用する力も大きくなり、ガイド部の移動量も大きくする必要がある。
従って、制御部101は、用紙曲がり修正を実行する際に、センサ120sにより検知される曲がり量を参照して、以上のガイド部の移動量を決定すれば良い。なお、ガイド部の移動量は、図13や図15に示す偏心カムの回転角度によって調整することが可能である。
図18は用紙の各種特性(紙種、坪量、紙厚、剛度、用紙長)とガイド部の移動必要性との関係を示す特性図である。この図18に示すように、坪量が大きい(重い)用紙、厚紙、高剛度な用紙、用紙長が短くステアリングローラと上流側の搬送ローラとで同時に挟持されない用紙、のいずれかの場合には、本実施形態のガイド部を移動させる制御を行わない。一方、この図18に示すように、坪量が小さい(軽い)用紙、薄紙、低剛度な用紙、用紙長が長くステアリングローラと上流側の搬送ローラとで同時に挟持される用紙、のいずれかの場合には、本実施形態のガイド部を移動させる制御を実行する。
すなわち、坪量が小さい(軽い)用紙、薄紙、低剛度な用紙などで、曲がりが生じたままレジストローラ111に押し当ててループを形成し、その状態からレジスト再スタートすると、レジストローラ111にて紙しわが発生する。よって、このような軽く薄く低剛度な用紙では、ガイド部を移動させることで本実施形態を適用して、用紙曲がり修正を確実に実行しておく必要がある。
従って、制御部101は、ジョブを開始する際に、使用する用紙が収容されているトレイに割り当てられている用紙情報を参照して、上述したガイド部の移動を実行するか否かを決定すれば良い。なお、厚紙で低剛度な用紙、厚紙で低剛度な用紙など、両方の条件に合致してしまう用紙の場合には、曲がり修正時にステアリングローラと上流側の搬送ローラとで同時に挟持されるか否かで決定すれば良い。
図19は用紙の各種特性(紙種、坪量、紙厚、剛度、用紙長)とガイド部を押圧するばね130Spの付勢力との関係を示す特性図である。この図19から明らかなように、普通紙、坪量が大きい(重い)用紙、厚紙、高剛度な用紙、用紙長が短くステアリングローラと上流側の搬送ローラとで同時に挟持されない用紙、のいずれかの場合には、図19(a)の状態で付勢力を大きくしておく。一方、この図19から明らかなように、コート紙、坪量が小さい(軽い)用紙、薄紙、低剛度な用紙、用紙長が長くステアリングローラと上流側の搬送ローラとで同時に挟持される用紙、のいずれかの場合には、図19(b)のように、用紙が通過する以前に付勢力を弱めた状態にしておく。
すなわち、坪量が小さい(軽い)用紙、薄紙、低剛度な用紙などで、曲がりが生じたままレジストローラ111に押し当ててループを形成し、その状態からレジスト再スタートすると、レジストローラ111にて紙しわが発生する。よって、このような軽く薄く低剛度な用紙では、付勢力を弱く設定することで本実施形態を適用して、用紙曲がり修正を確実に実行しておく必要がある。
従って、制御部101は、ジョブを開始する際に、使用する用紙が収容されているトレイに割り当てられている用紙情報を参照して、上述したばね130Spの付勢力の制御を実行すれば良い。なお、厚紙で低剛度な用紙、厚紙で低剛度な用紙など、両方の条件に合致してしまう用紙の場合には、曲がり修正時にステアリングローラと上流側の搬送ローラとで同時に挟持されるか否かで決定すれば良い。
また、画像形成部170の後段に画像読み取り部を設けて、画像形成された用紙上の画像を読み取るタイプの画像形成装置が存在している。このような場合に、用紙第1面に形成された画像に異常が検知された場合の用紙第2面の画像形成を行う場合、制御部101は、図13では内側ガイド部111fGiと外側ガイド部111fGoの移動量を通常(異常なし時)より大きく制御し、図15では内側ガイド部111fGiを押圧するばね130Spの付勢力をと外側ガイド部111fGoの移動量を通常(異常なし時)より小さくするように制御する。
この際に、検出される異常の程度に応じて、移動量や付勢力を調整することが更に望ましい。これにより、読み取り結果に異常が含まれる場合に、異常が含まれない場合よりも、用紙の引っ張り力や用紙たるみを逃がすための空間を、検出された異常に応じて、用紙の引っ張り力と可変の付勢力とに応じて作り出し、用紙や画像にダメージを与えずに、適切な曲がり修正をすることができる状態になる。
〔その他の説明〕
以上の説明において、内側ガイド部111fGiと外側ガイド部111fGoの両方を移動させるようにしても良いし、いずれか一方のみを移動させるように制御しても良い。なお、内側ガイド部111fGiの移動では用紙の引っ張り力を逃がし、外側ガイド部111fGoの移動では用紙のたるみを逃がすことができるため、いずれか一方のみを移動させることでも良好な結果がえられるし、両方を移動させることで更に良好な結果が得られる。
また、図17の移動量と図18の移動・待避する/しないについては、内側ガイド部111fGiと外側ガイド部111fGoの両方を移動させる場合でも、内側ガイド部111fGiと外側ガイド部111fGoとを異なる基準に照らして移動させるように制御しても良い。
また、内側ガイド部111fGiにばね130Spを使用した場合に、外側ガイド部111fGoについては偏心カム130Coの回転により屈曲搬送経路110fの間隔を広げるものを組み合わせることが可能である。
また、以上の実施形態で偏心カムと説明した部分は、アクチュエータやリニアモータなどの別な駆動手段を用いて、上述した動作を実現させることも可能である。
〔その他の実施形態〕
以上の画像形成装置100に含まれる用紙搬送の実施形態については、両面搬送の屈曲搬送経路110fだけではなく、その他の部位の屈曲搬送経路において用紙曲がり修正を実行する際に適用して良好な結果を得ることができる。
以上の実施形態の説明において、内側ガイド部111fGiと外側ガイド部111fGoと説明した部分は、該当するガイド板の部分が移動しても良いし、ガイド板の中で用紙と接するリブのみが移動するようにしてガイド板は固定であっても良い。
100 画像形成装置
101 制御部
102 通信部
103 操作表示部
105 給紙部
110 搬送部
120 ステアリング部
130 搬送経路間隔調整部
140 原稿読取部
150 画像データ記憶部
160 画像処理部
170 画像形成部
190 排出部

Claims (17)

  1. 用紙を搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記用紙の用紙平面内の搬送方向に対する曲がりを修正するステアリングローラと、
    前記搬送ローラと前記ステアリングローラとの間で前記用紙の紙面垂直方向の成分の屈曲を有する状態で前記用紙が通過する屈曲搬送経路と、
    前記搬送ローラの搬送と前記ステアリングローラの曲がり修正とを制御する制御部と、
    を有する搬送装置であって、
    前記屈曲搬送経路は、前記用紙の表裏を挟むように搬送する所定間隔で配置された2枚のガイド部を備えて構成され、
    前記屈曲搬送経路に設けられた2枚の前記ガイド部のうち外周側を外側ガイド部、内周側を内側ガイド部とした場合、
    前記制御部は、前記用紙が前記搬送ローラと前記ステアリングローラとに挟持された状態で前記ステアリングローラが前記用紙の曲がりを修正する際に、前記屈曲搬送経路の2枚の前記ガイド部の間隔を広げるように、前記外側ガイド部を先に退避させ、前記内側ガイド部を後から退避させるように制御する、
    ことを特徴とする用紙搬送成装置。
  2. 前記屈曲搬送経路は、2枚の前記ガイド部を移動させる駆動部を有し、
    前記制御部は、前記ステアリングローラが前記用紙の曲がりを修正する際に、前記駆動部を制御して2枚の前記ガイド部を移動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記制御部は、前記ステアリングローラによる前記用紙の曲がり修正量の情報と、前記用紙の情報とを得て、2枚の前記ガイド部の少なくとも一方の移動量を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記用紙に形成された画像の読み取りを行う読み取り部をさらに有し、
    前記制御部は、前記用紙の第1面に形成された画像の読み取り結果を参照し、当該読み取り結果に異常が含まれる場合に前記用紙の第2面の画像形成を行う場合に、異常が含まれない場合よりも、2枚の前記ガイド部の移動量が大きくなるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記屈曲搬送経路は、前記内側ガイド部において当該内側ガイド部の移動に付勢力を付与する付勢部を有し、
    前記屈曲搬送経路を通過中であって前記ステアリングローラにより曲がりが修正される前記用紙により、前記内側ガイド部が移動させらせる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記屈曲搬送経路は、前記内側ガイド部において当該内側ガイド部の移動に可変の付勢力を付与する付勢部を有し、
    前記制御部は、前記ステアリングローラが前記用紙の曲がりを修正する際に、前記付勢部の付勢力を制御して、曲がりが修正される前記用紙による前記内側ガイド部の移動を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  7. 前記制御部は、前記ステアリングローラによる前記用紙の曲がり修正量の情報を得て、前記付勢部の付勢力を制御する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の用紙搬送装置。
  8. 前記制御部は、前記ステアリングローラによる前記用紙の曲がり修正量の情報と、前記用紙の情報とを得て、前記付勢部の付勢力を制御する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の用紙搬送装置。
  9. 前記用紙に形成された画像の読み取りを行う読み取り部をさらに有し、
    前記制御部は、前記用紙の第1面に形成された画像の読み取り結果を参照し、当該読み取り結果に異常が含まれる場合に前記用紙の第2面の画像形成を行う場合に、異常が含まれない場合よりも、前記付勢部の付勢力が弱くなるように制御する、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  10. 前記制御部は、給紙部にセットされた前記用紙から当該用紙の情報を得て、前記屈曲搬送経路の2枚の前記ガイド部の少なくとも一方の間隔についての制御を行う、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項8のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  11. 前記制御部は、前記用紙の先端が前記外側ガイド部に到達する際に当該外側ガイド部が移動可能になるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  12. 前記制御部は、前記用紙の後端が前記搬送ローラによる挟持を抜けた後に、前記外側ガイド部の移動状態を解除する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  13. 前記制御部は、前記用紙が前記ステアリングローラで挟持されて曲がり修正される際に当該内側ガイド部が移動可能になるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  14. 前記制御部は、前記用紙の後端が前記搬送ローラによる挟持を抜けた後に、前記内側ガイド部の移動状態を解除する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  15. 前記制御部は、前記用紙が搬送される位置の情報を得て、搬送中の当該用紙の位置に応じて、2枚の前記ガイド部の少なくとも一方を移動可能に制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  16. 請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載の用紙搬送装置と、
    前記用紙搬送装置で搬送される用紙に画像を形成する画像形成部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  17. 前記画像形成部に前記用紙を所定タイミングで搬送するレジストローラを備え、
    前記レジストローラの上流側に前記用紙搬送装置のステアリングローラが配置される、
    ことを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
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