JP5550331B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、搬送中のシートの斜行を補正する斜行補正部を有するシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、画像形成部にシートを搬送するまでにシートの姿勢及び位置を合わせるための斜行補正部を備えたものがある。このような斜行補正部の補正方式の1つとして、サイドレジストレーション基準による補正方式がある。この補正方式では、シート搬送路の側部に搬送方向と平行に基準壁を設け、シート搬送路に斜送ローラ(幅寄せローラ)を配置し、斜送ローラにより搬送中のシートを基準壁に寄せ、シートの側端を基準壁に突き当てることによってシートの斜行を補正する。
しかし、上記補正方式では、斜送ローラの搬送力でシートを基準壁に突き当ててシートの斜行を補正する構成なので、斜送ローラの搬送力が強すぎると薄いシートでは側端が突き当てられた際に座屈し、シートの詰まり(ジャム)や補正精度劣化を招いてしまう。
そこで、上記基準壁にシートを案内するガイド溝の隙間を可変に構成することにより、シートの座屈やループ状部等の発生を抑えるものが提案されている(特許文献1参照)。
また、斜送ローラの下流側に設けられかつシート搬送方向と直交する幅方向に移動可能な搬送ローラと、シートの側端を検知する側端検知センサとを有する整合装置を備えた画像形成装置が提案されている。この画像形成装置では、搬送ローラを幅方向に移動させる際、側端検知センサがシートの側端を検知したタイミングに基づいて搬送ローラの移動動作を制御する。これにより、シートの座屈やループ状部等が発生しても、側端位置を基準位置に合わせることができる(特許文献2参照)。
特開2002−356250号公報 特開平11−189355号公報
しかし、特許文献1記載の技術では、シートに生じる座屈やループ状部等の発生を抑制することはできるが、確実に防ぐことは困難である。そのため、薄紙等の場合、ガイド溝の隙間を狭く設定した状態で座屈やループ状部ができてしまった場合には、座屈やループ状部を許容できる(逃がす)空間がないため、ジャムを起こす虞があった。
また、特許文献2記載の技術では、搬送ローラの挟持位置と基準壁との間において座屈やループ状部の大きさが上流側と下流側とで違うと、斜行を補正することができないという問題があった。
そこで本発明は、シートの座屈やループ状部による斜行補正の精度を損なうような問題を確実に防止することが可能なシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート搬送方向に沿って延設された基準面と、シートの側端を前記基準面に摺接させるようにシートを挟持しながら幅寄せする幅寄せローラ対と、を有し、シートの斜行を補正する斜行補正部を備えるシート搬送装置において、前記シート搬送方向と直交する幅方向における一側端側に前記基準面が配置されるガイドと、前記ガイドに設けられ、前記幅寄せローラ対により幅寄せされるシートの側端を前記基準面に案内するために前記幅寄せローラ対側が開口するガイド溝と、前記ガイド溝内に配置され、前記幅寄せローラ対により前記基準面に向けて幅寄せされたシートを挟持して前記シート搬送方向に搬送する搬送ローラ対と、前記幅寄せローラ対の挟持を解除する解除部と、前記解除部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記幅寄せローラ対によって挟持されて幅寄せされ、側端が前記基準面に突き当てられて斜行補正されながら搬送されるシートを前記搬送ローラ対によって搬送を開始すると、前記幅寄せローラ対による挟持を解除するように前記解除部を制御することを特徴としている。
また、本発明は、シート搬送方向に沿って延設された基準面と、シートの側端を前記基準面に摺接させるようにシートを挟持しながら幅寄せする幅寄せローラ対と、を有し、シートの斜行を補正する斜行補正部を備えるシート搬送装置において、前記シート搬送方向と直交する幅方向における一側端側に前記基準面が配置されるガイドと、前記ガイドに設けられ、前記幅寄せローラ対により幅寄せされるシートの側端を前記基準面に案内するために前記幅寄せローラ対側が開口するガイド溝と、前記ガイド溝内でシート搬送方向に沿って配置され、前記幅寄せローラ対により前記基準面に幅寄せされたシートを挟持して前記シート搬送方向に搬送する第1搬送ローラ対及び前記第1搬送ローラよりも上流に配置される第2搬送ローラ対と、前記幅寄せローラ対の挟持を解除する第1の解除部と、前記第1及び第2搬送ローラ対のそれぞれの挟持を解除する第2の解除部と、前記第1及び第2の解除部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記幅寄せローラ対により前記基準面に幅寄せされるシートを前記第1搬送ローラ対が挟持するまでは前記第2搬送ローラ対の挟持を解除しておき、シートが前記第1搬送ローラ対で挟持された時点で前記幅寄せローラ対の挟持を解除すると共に前記第2搬送ローラ対を挟持させることを特徴としている。
本発明によれば、サイドレジストレーション方式において、シートを基準面に突き当てた際に座屈やループ状部が生じたとしても、これらを基準面と搬送ローラ対との間に規制することが可能になる。このため、基準面と搬送ローラ対との間に生じる座屈やループ状部を最小限に抑えることができる。その後、幅寄せローラ対の挟持を解除することで、基準面と搬送ローラ対との間に生じた座屈やループ状部等を取り除くことができ、これにより、座屈やループ状部を生じやすいシートにおいても高い精度の斜行補正を可能にすることができる。
また、本発明によれば、サイドレジストレーション方式において、シートを基準面に突き当てた際に座屈やループ状部が生じたとしても、これらを基準面と第1及び第2搬送ローラ対との間に規制することが可能になる。このため、基準面と第1及び第2搬送ローラ対との間に生じる座屈やループ状部を最小限に抑えることができる。また、幅寄せローラ対の挟持を解除することで、基準面と第1及び第2搬送ローラ対との間に生じた座屈やループ状部等を取り除くことができ、これにより、座屈やループ状部を生じやすいシートにおいても高い精度の斜行補正を可能にすることができる。
本発明に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラー画像形成装置の概略構成を示す断面図。 本発明に係る第1の実施形態のシート搬送装置に備えられた斜行補正装置及び搬送ローラの構成を説明する平面図。 第1の実施形態のシート搬送装置に備えられた斜行補正装置及び搬送ローラ装置の構成を示す側面図。 第1の実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の動作を説明する平面図。 第1の実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の動作を説明する正面図。 搬送ローラを構成する従動ローラを駆動ローラから離間させる機構を示す図。 第1の実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の制御系を示すブロック図。 第1の実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の動作を示すフローチャート。 比較例としての斜行補正装置によるシートの座屈の様子を示す図。 本発明に係る第2の実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の構成を示す図。 第2の実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の動作を示すフローチャート。 本発明に係る第3の実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の構成を示す図。 第3の実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について図に沿って詳細に説明する。図1は、本発明に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。
図1に示すように、100はカラー画像形成装置であり、カラー画像形成装置100は、カラー画像形成装置本体(以下、装置本体という)100Aを備えている。なお、カラー画像形成装置100は構成上から主に、複数の画像形成部を並べて配置したタンデム方式と、円筒状に配置したロータリ方式に分類される。また、転写方式としては、感光体ドラムから直接シートにトナー像を転写する直接転写方式と、一旦中間転写体に転写した後シート材に転写する中間転写方式とに分類される。
ここで、中間転写方式は、直接転写方式のようにシートを中間転写ベルト上に保持する必要がないため、超厚紙やコート紙等の多種多様なシートに対応することができる。また中間転写方式は、複数の画像形成部における並列処理及びフルカラー画像の一括転写という特長から、高生産性の実現に適している。
以下、本カラー画像形成装置100を、4色の画像形成ユニットを中間転写ベルト上に並べて配置した中間転写タンデム方式のものとして説明する。カラー画像形成装置100の装置本体100Aは、画像形成部513と、シートSを搬送するシート給送装置100Bと、画像形成部513で形成されたトナー画像をシート給送装置100Bから給送されたシートSに転写する転写部100Cとを備えている。また、装置本体100Aには、シートSを搬送するシート搬送装置100Dが設けられている。
ここで、画像形成部513は、それぞれに感光体ドラム508、露光装置511、現像装置510、一次転写装置507及びクリーナ509等を備えたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の画像形成ユニットにより構成される。なお、各画像形成ユニットにより形成される色は、これら4色に限定されるものではなく、また色の並び順もこの限りではない。
シート給送装置100Bは、シートSをリフトアップ装置52上に積載される形で収納するシート収納部51と、シート収納部51に収納されたシートSを送り出すシート給送部53とを備えている。なお、シート給送部53としては、給送ローラ等による摩擦分離を利用する方式や、エアによる分離吸着を利用する方式等が挙げられるが、ここでは、エアによる給送方式を例に挙げる。
また、転写部100Cは、駆動ローラ504、テンションローラ505及び二次転写内ローラ503等のローラ類によって張架されて、図中の矢印B方向へと搬送駆動される中間転写ベルト506を備えている。
ここで、中間転写ベルト506は、一次転写装置507により与えられる所定の加圧力及び静電的負荷バイアスにより、感光体ドラム508上に形成されたトナー像が転写されるものである。また、中間転写ベルト506は、略対向する二次転写内ローラ503及び二次転写外ローラ56により形成される二次転写部において、所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えられることでシートSに未定着画像を吸着させる。
シート搬送装置100Dは、搬送ユニット54、搬送ローラ装置50、斜行補正部としての斜行補正装置55、レジストローラ対7、定着前搬送部57、分岐搬送装置59、反転搬送装置501、両面搬送装置502等から構成されている。また、装置本体100Aには、カラー画像形成装置100の画像形成動作及び後述するシートSの斜行補正動作を制御する制御部9が備えられている。
このような構成を有するカラー画像形成装置100において、画像を形成する際には、まず、感光体ドラム508を図中の矢印A方向に回転させ、予め不図示の帯電部により感光体ドラム508の表面を一様に帯電させる。この後、回転する感光体ドラム508に対し、送られてきた画像情報の信号に基づいて露光装置511が発光し、この光を反射部材512等を適宜経由して照射することにより、感光体ドラム508上に静電潜像が形成される。なお、感光体ドラム508上に僅かに残った転写残トナーは、クリーナ509により回収されて、再び次の画像形成に備えることになる。
次に、このようにして感光体ドラム508上に形成された静電潜像に対して、現像装置510によるトナー現像が行われ、感光体ドラム508上にトナー像が形成される。この後、一次転写装置507により所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられ、中間転写ベルト506上にトナー像が転写される。なお、画像形成部513のY、M、C及びBkの各画像形成ユニットによる画像形成は、中間転写ベルト506上に一次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。この結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト506上に形成される。
また、シートSは、シート給送部53により画像形成部513の画像形成タイミングに合わせて送り出される。この後、シートSは、搬送ユニット54に設けられた搬送パス54aを通過して、搬送中のシートの位置ズレ及び斜行を補正するための斜行補正装置55に搬送される。
そして、斜行補正装置55により位置ズレ及び斜行が補正されたシートSは、レジストローラ対7へと搬送され、レジストローラ対7でタイミング補正を行った後、二次転写内ローラ503及び二次転写外ローラ56により形成される二次転写部へと搬送される。この後、二次転写部において、シートS上にフルカラーのトナー像が二次転写される。
次に、このようにトナー像が二次転写されたシートSは、定着前搬送部57により定着装置58へと搬送される。そして、この定着装置58において、略対向するローラもしくはベルト等による所定の加圧力と、一般的にはヒータ等の熱源による加熱効果を加えて、未定着トナー像をシートS上に溶融固着させる。
次に、このようにして得られた定着画像を有するシートSは、分岐搬送装置59により、そのまま排紙トレー500上に排出される。なお、シートSの両面に画像を形成する場合には、不図示の切替えフラッパの切替えにより、この後、反転搬送装置501へと搬送される。
ここで、上記のように反転搬送装置501へと搬送されると、シートSは、スイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替えられ、両面搬送装置502に設けられた再搬送通路Rへと搬送される。この後、シート給送装置100Bから搬送されてくる後続ジョブのシートSとのタイミングを合わせて、搬送ユニット54が有する再給紙パス54bから合流し、同様に二次転写部へと送られる。画像形成プロセスに関しては、1面目と同様なので省略する。
なお、搬送ユニット54、分岐搬送装置59、反転搬送装置501、両面搬送装置502には、多数の搬送ローラが配置されている。これらの搬送ローラでは、駆動ローラと従動ローラとの間でシートSを挟持した状態で、駆動ローラ及び従動ローラが回転することにより、シートSを搬送するように構成されている。これらの搬送ローラでは、従動ローラを不図示のスプリング等の付勢部材で駆動ローラ側に付勢することにより、両ローラの間にシートSをニップする圧力が設定されている。
<第1の実施形態>
次に、本発明に係る第1の実施形態におけるシート搬送装置100Dについて説明する。図2は、本実施形態のシート搬送装置100Dに備えられた斜行補正装置55及び搬送ローラ装置50の構成を説明する平面図であり、図3は、本実施形態の斜行補正装置55及び搬送ローラ装置50の構成を示す側面図である。なお、図2では、斜行補正ローラ対32,32aを構成する上側の従動ローラ322の図示を省略して、駆動ローラ321を視認し易くしている。
シート搬送装置100Dは、図2に示すように、斜行補正装置55及び搬送ローラ装置50を備えている。この斜行補正装置55は、搬送中のシートSの側端を基準として位置ズレ及び斜行を補正するサイドレジストレーション基準による補正方式のものである。斜行補正装置55は、シートSの搬送ガイドとして機能する固定式ガイド33と、搬送されるシートSのサイズに応じてシート搬送方向(矢印C方向)と直交する方向(幅方向)に移動可能な可動式ガイド30とを備えている。可動式ガイド30は、基準部材31と斜行補正ローラ対32,32aとを有してシートSの斜行を補正するように機能する。斜行補正ローラ対32aはシート搬送方向上流側に一対が配置され、斜行補正ローラ対32は、斜行補正ローラ対32aよりシート搬送方向下流側に二対が配置されている。
可動式ガイド30は、幅寄せローラ対である斜行補正ローラ対32,32aと、斜行補正ローラ対32,32aにより斜送されたシートSが突き当てられて斜行を補正するための基準部材31とを備える。基準部材31は、シート搬送方向に沿って延設され且つシートを搬送する搬送面に対して垂直に形成された基準面31aを有する。斜行補正ローラ対32,32aは、シートSの側端を基準面31aに摺接させるようにシートSを挟持しながら幅寄せする。斜行補正ローラ対32,32aにおける駆動ローラ321は、基準部材31の基準面31aに対する突き当て搬送成分が得られるように、シート搬送方向(矢印C方向)に対して角度αだけ傾いた状態で可動式ガイド30に取り付けられている。
また、図2に示すように、斜行補正装置55のシート搬送方向上流に配置され、シートSを斜行補正装置55に搬送する搬送ローラ装置50は、複数の搬送ローラ対34を有している。複数の搬送ローラ対34はそれぞれ、図3(a)〜(d)に示すように、下部ローラである駆動ローラ301と、この駆動ローラ301に接離可能に圧接して駆動ローラ301と共にシートSを搬送する上部ローラである従動ローラ14とから構成されている。
従動ローラ14は、搬送ユニット54(図1参照)から搬送されたシートSを搬送する際には、図3(a)に示すように、駆動ローラ301に圧接する位置にある。これにより、搬送ユニット54から搬送された後、シートSは、複数の搬送ローラ対34により挟持されて、斜行補正装置55に搬送される。
また、斜行補正ローラ対32,32aは、図3(a)〜(d)に示すように、下側に位置する駆動ローラ321と、この駆動ローラ321に接離可能に圧接して駆動ローラ321と共にシートSを搬送する従動ローラ322とを有している。
図2において、シート搬送方向(矢印C方向)と直交する幅方向(図2の左右方向)における基準面31aと斜行補正ローラ対32,32aとの間には、搬送ローラ対(搬送ローラ)36が配置されている。この搬送ローラ対36は、斜行補正ローラ対32,32aにより基準面31aに幅寄せされたシートSを挟持してシート搬送方向に搬送する。
また、レジストローラ対7は、不図示の駆動ローラと、この駆動ローラに接離可能に圧接して駆動ローラと共にシートを搬送する従動ローラとから構成されている。また、レジストローラ対7は、斜行補正されたシートをシートの搬送基準に戻すためにシートをシフトさせる必要がある。すなわち、本実施の形態では、シートは搬送路の中心とシートの中心とを一致させて搬送される所謂中央基準であり、斜行補正をしたため中央からずれたシートを再び中央に戻す必要がある。そこで、レジストローラ対7は、シートを挟持した状態で中央に戻すためにシート搬送方向と直交する幅方向にスライド移動可能に設けられている。
次に、図7を参照して、カラー画像形成装置100の画像形成動作及びシートの斜行補正動作を制御する制御部9を備えた制御機構について説明する。
制御部9は、斜行補正動作の制御の1つとして、斜行補正ローラ対32,32aの挟持を解除する第1の解除部(解除部)としてのニップ解除機構32Aと、搬送ローラ対36の挟持を解除する第2の解除部としてのニップ解除機構36Aとをそれぞれに制御する。そして、制御部9は、斜行補正ローラ対32,32aによって幅寄せされたシートSを搬送ローラ対36によって挟持搬送を開始すると、斜行補正ローラ対32,32aによる挟持を解除するように制御する。
制御部9には、レジストローラ対7をシート搬送方向と直交する幅方向にスライド移動させるレジストローラ移動機構7Aと、レジストローラ対7の駆動ローラと従動ローラとのニップ(挟持)を解除するニップ解除機構7Bとが接続されている。また制御部9には、レジストローラ対7を駆動するレジストローラ駆動モータ7Cと、シートの通過を検知するシート通過検知センサ40と、搬送ローラ対36のニップ(挟持)を解除するニップ解除機構36Aとが接続されている。シート通過検知センサ40は、図3(a)に示すように、斜行補正ローラ対32aのニップ部の直前にシートSが到達したことを検知するように配置されている。
さらに制御部9には、搬送ローラ対36を駆動する搬送ローラ駆動モータ36Bと、搬送ローラ対34のニップ(挟持)を解除するニップ解除機構34Aと、搬送ローラ対34を駆動する搬送ローラ駆動モータ34Bとが接続されている。また制御部9には、斜行補正ローラ対32,32aのニップ(挟持)をそれぞれ解除するニップ解除機構32Aと、斜行補正ローラ対32,32aをそれぞれ駆動する斜行補正ローラ駆動モータ32Bとが接続されている。
ここで、図6を参照して、レジストローラ対7における従動ローラ14を駆動ローラ301から離間させるためのニップ解除機構7Bについて説明する。
即ち、ニップ解除機構7Bは、図6に示すように、従動ローラ14を回転自在に支持するアーム部材101と、偏心コロ103とを有している。アーム部材101は、ステー部材18に軸12を介して揺動自在に支持されていると共に、不図示の付勢部材によって従動ローラ14を駆動ローラ301に圧接する方向に付勢している。アーム部材101の従動ローラ14と反対側の端部は、不図示の付勢部材により偏心コロ103に圧接(弾接)されている。偏心コロ103には、ステッピングモータ104の回転がギア105,106を介して伝達される。
ニップ解除機構7Bでは、ステッピングモータ104の駆動で偏心コロ103が回転すると、この偏心コロ103の偏心部分が、アーム部材101の従動ローラ14と反対側の端部を押圧する。これにより、アーム部材101は、図6の(a)に示す挟持位置(ニップ位置)から軸12を支点として時計回り方向に回動し、従動ローラ14を同方向に移動させて図6の(b)のように駆動ローラ301から離間させる(解除位置)。
以上がニップ解除機構7Bの構成であるが、本実施形態における搬送ローラ対36用のニップ解除機構36A、搬送ローラ対34用のニップ解除機構34A、及び、斜行補正ローラ対32,32a用のニップ解除機構32Aも、同様に構成されている。
次に、前述した構成を備える搬送ローラ装置50及び斜行補正装置55のシート搬送時の動作について、図3〜図5、図8及び図9を参照して説明する。なお、図3は、本実施形態のシート搬送装置100Dに備えられた斜行補正装置55及び搬送ローラ装置50の構成を示す側面図、図4は、これら斜行補正装置55及び搬送ローラ装置50の動作を説明する平面図である。図5は、本実施形態の斜行補正装置55及び搬送ローラ装置50の動作を示す正面図、図8は、これら斜行補正装置55及び搬送ローラ装置50の動作を示すフローチャート、図9は、比較例としての斜行補正装置55によるシートの座屈の様子を示す図である。
図8において、制御部9が、斜行補正ローラ駆動モータ32Bを駆動して斜行補正ローラ対32,32aの回転を開始させ、搬送ローラ駆動モータ34Bを駆動して搬送ローラ対34の回転を開始させる。さらに、搬送ローラ駆動モータ36Bを駆動して搬送ローラ対36の回転を開始させる(S1)。
これにより、シート収納部51から給送されたシートSは、搬送パス54aを経由して搬送ローラ装置50に送られる。この際、シートSが、図2、図3(a)、図4(a)のように、シート搬送方向(矢印C方向)に対する斜行角度β(図2)を有した状態で搬送ローラ装置50に搬送されても、斜行補正装置55に送られて、後述のように斜行を補正される(図5(a),(b))。
ステップS2において、制御部9は、シート通過検知センサ40の検知結果に基づいて、搬送ローラ対34により搬送されてくるシートSが斜行補正ローラ対32aに到達したか否かを判断する。その結果、到達したと判断した場合、制御部9は、ニップ解除機構34Aを作動させて搬送ローラ対34のニップ(挟持)を解除する(S3)。つまり、シートSが最も上流側の斜行補正ローラ対32aにより搬送され始めた時点で、搬送ローラ対34のニップが解除される(図3(b))。これにより、シートSは、搬送ローラ対34の挟持から解放された状態で、斜行補正ローラ対32,32aによってシート搬送方向に搬送される(図3(b),図4(b),図5(a))。このように、搬送ローラ対34において従動ローラ14が駆動ローラ301から離間することで、斜行補正ローラ対32,32aによりシートSが斜送される際に、シートSの斜送が搬送ローラ対34によって妨げられることを防止できる。
この斜送時において、シートSは、斜行補正ローラ対32,32aにより端面(側端)を基準面31aに押し付けられて摺接しながら下流のレジストローラ対7へと搬送されることで、斜行及び幅方向の位置ズレが補正される。なお、図5(a)において、本実施形態における斜行補正装置55では、可動式ガイド30の基準面31aの上部側に、シートSを挿入可能なガイド溝31cを形成するためのガイド部材31bが配設されている。
上記基準面31aへのシートSの押し付け時、押し付け力が強すぎると、シートSに座屈やループ状部が生じてしまう。そのため、図9に示す比較例においては、狭いガイド溝31c内で座屈やループ状部Lが成長してしまい、斜行補正能力の低下や、シートSの詰まりを生じてしまう。そこで本実施形態では、図5(b)のように、ガイド溝31cの幅、即ちガイド溝31cの入口と基準面31aとの間の距離dを比較例よりも短くした。これにより、ガイド溝31cの入口と斜行補正ローラ対32,32aとの間に、座屈やループ状部Lを許容できる空間を多くとっている。本実施形態では、その空間内で座屈やループ状部Lを積極的に成長させるようにして、余分な押し付け力を逃がしつつ、図9に示したようなガイド溝31c内での座屈やループ状部Lの発生を抑えることができる。これにより、後述の搬送ローラ対36によって、座屈やループ状部Lの発生を抑えたガイド溝31c内でシートSを挟持することができる。
ステップS4において、制御部9は、斜行補正ローラ対32,32aによって斜行補正されながら搬送されるシートSが搬送ローラ対36に到達したか否かを判断する。この判断は、シート通過検知センサ40のようなセンサを配置してシート先端を検知する構成でも可能であるが、例えば、斜行補正ローラ対32aで搬送開始されてから、予め設定した時間を計測して搬送ローラ対36への到達を判定することもできる。この間、斜行補正ローラ対32,32aで挟持されて基準面31aに押し当てられるシートSには、ループ状部Lが形成される(図5(b))。
そしてステップS4で、制御部9は、搬送ローラ対36にシートSが到達したと判断すると、ニップ解除機構32Aを作動させて斜行補正ローラ対32,32aのニップ(挟持)を解除する(S5)。この際、シートSは、ニップ状態のまま回転駆動している搬送ローラ対36に挟持(図5(c))された後、斜行補正ローラ対32,32aが挟持を解除されると(図3(c),図4(c),図5(d))、ループ状部Lを解放されて平坦な状態に戻る。そして、このシートSは、搬送ローラ対36によってそのまま搬送される。
つまり、シートSが搬送ローラ対36に達して搬送され始めた時点(S4)で、斜行補正ローラ対32,32aの挟持を解除する(S5)ことで、図5(d)に示すように、シートSに発生していた座屈やループ状部Lを解放して平面状にできる。その際、発生していた座屈やループ状部Lの大きさが上流側と下流側で異なっていても、斜行補正ローラ対32,32aの挟持を解除したことでガイド溝31c内のシート姿勢に倣うので、安定した斜行補正を行うことができる。なお、ステップS5での解除タイミングは、シートSが搬送ローラ対36で搬送され始めると同時に行っても良いし、搬送ローラ対36で搬送され始めた直後に行っても良い。上記搬送ローラ対36は、後述するが、斜行補正ローラ対32の下流側のものに限定されることはなく、また、個数も1つに限定されることなく複数個配置してもよい。また、本実施の形態では、搬送ローラ対36はニップした状態でシートを待っているが、予めニップ解除機構36Aによってニップを解除した状態でシートを待っていても良い。この場合には、シートが搬送ローラ対36のローラの間に侵入したことを検知又は予測してシートをニップするようにすれば良い。このように構成すると、搬送ローラ対36の設置位置の自由度を高めることができる。すなわち、搬送ローラ対36を斜送補正ローラ32,32aの近くに配置することも可能となり、シートが搬送ローラ対36のローラ間を通過させながら斜送補正ローラ32,32aがシートを斜送することが可能となる。そのため、装置の小型化に繋がる。
引き続き、ステップS6で、制御部9は、搬送ローラ対36により搬送されるシートSがレジストローラ対7に到達したか否かを判断する。制御部9は、到達したと判断した場合、ニップ解除機構36Aを作動させて搬送ローラ対36の挟持を解除する(S7)。これと共に、レジストローラ移動機構7Aを作動させて、シートSを挟持した状態のレジストローラ対7を、シート搬送方向と直交する幅方向にシフトさせる(S8)(図3(d),図4(d))。
さらに、ステップS9において、シートSが二次転写部に到達したか否かを判断し、到達したと判断した場合、制御部9は、ニップ解除機構7Bを作動させてレジストローラ対7の挟持を解除し(S10)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、制御部9が、斜行補正ローラ対32,32aによって幅寄せされたシートSを搬送ローラ対36によって挟持搬送を開始すると、斜行補正ローラ対32,32aによる挟持を解除するように制御する。このため、シートSを基準面31aに突き当てた際に座屈やループ状部Lが生じたとしても、これらを基準面31aと搬送ローラ対36との間に規制でき、基準面31aと搬送ローラ対36との間に生じる座屈やループ状部Lを最小限に抑えることができる。その後、斜行補正ローラ対32,32aの挟持を解除することにより、基準面31aと搬送ローラ対36との間に生じた座屈やループ状部Lを取り除くことができため、座屈やループ状部Lを生じ易いシートにおいても高精度の斜行補正を可能にできる。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図10及び図11を参照して説明する。図10は、本実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の構成を示す図、図11は、本実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態は、図1〜図9に示した先の第1の実施形態に比して、搬送ローラ対36aを付設した点が異なるだけで、他の部分はほぼ同一なので、主要部分に同一符号を付してその説明を省略する。
即ち、本実施形態では、図10(a),(b)に示すように、シート搬送方向における下流側の第1搬送ローラ対である搬送ローラ対36に加えて、シート搬送方向における上流側の第2搬送ローラ対である搬送ローラ対36aを配置している。本実施形態においても、搬送ローラ対36,36aは、シート搬送方向(矢印C方向)と直交する幅方向における基準面31aと斜行補正ローラ対32,32aとの間に配置されている。搬送ローラ対36,36aは、斜行補正ローラ対32,32aにより基準面31aに幅寄せされたシートSを挟持してシート搬送方向に搬送する。
本実施形態において、搬送ローラ対36の配置は第1の実施形態の場合と同様であるが、搬送ローラ対36aは、シート搬送方向では斜行補正ローラ対32と斜行補正ローラ対32aとの間の位置に配置されている。これにより、シート搬送方向に長いシートや、厚紙を搬送する場合におけるシート挙動を安定させることができる。
また、本実施形態における制御部9は、斜行補正ローラ対32,32aにより基準面31aに幅寄せされるシートSを搬送ローラ対36が挟持するまでは搬送ローラ対36aの挟持を解除しておく。そして、シートSが搬送ローラ対36で挟持された時点で、斜行補正ローラ対32,32aの挟持を解除すると共に搬送ローラ対36aを挟持するようにニップ解除機構(第2の解除部)36A及びニップ解除機構(第1の解除部)32Aを制御する。なお、本実施形態では、搬送ローラ駆動モータ36Bは、搬送ローラ対36,36aを個別に回転駆動させ、ニップ解除機構36Aは、搬送ローラ対36,36aを個別に挟持・解除駆動させるように構成されている。
図11において、制御部9が、斜行補正ローラ対32,32aを回転開始させ、搬送ローラ対34を回転開始させ、挟持状態の搬送ローラ対36を回転開始させる(S21)。ステップS22では、シートSが斜行補正ローラ対32aにニップされる前に搬送ローラ対36aのニップを解除しておき、シート通過検知センサ40の検知結果に基づいて、シートSが斜行補正ローラ対32aに到達したか否かを判断する。
そして、シートSが斜行補正ローラ対32aに到達したと判断した場合、制御部9は、ニップ解除機構34Aを作動させて搬送ローラ対34のニップ(挟持)を解除する(S24)。これにより、シートSは、搬送ローラ対34の挟持から解放された状態で、斜行補正ローラ対32,32aによってシート搬送方向に搬送される。
さらに、ステップS25で、制御部9は、斜行補正ローラ対32,32aによって斜行補正されながら搬送されるシートSが搬送ローラ対36に到達したか否かを判断する。そして、シートSが搬送ローラ対36に到達し、搬送ローラ対36で搬送され始めた時点で、ニップ解除機構36Aの作動で搬送ローラ対36aを挟持させ(S26)、ニップ解除機構32Aの作動で斜行補正ローラ対32,32aの挟持を解除する(S27)。なお、ステップS27での解除タイミングは、シートSが搬送ローラ対36,36aで搬送され始めると同時に行っても良いし、搬送ローラ対36,36aで搬送され始めた直後に行っても良い。
なお、搬送されてくるシートSの幅方向での位置のバラツキを考慮し、斜行補正装置55に搬送されてくるシートSが基準部材31に衝突しないように、この基準部材31をオフセットした位置で待機させている。このためシートSがレジストローラ対7に達し、その後レジストローラ対7でシートSの搬送が開始されると(S28)、搬送ローラ対36,36aの挟持を解除し(S29)、レジストローラ対7によりシートSを挟持搬送しながら幅方向に移動させる(S30)。これにより、シートSと中間転写ベルト506上の画像の中心位置とを合わせることができる。
さらに、ステップS31において、シートSが二次転写部に到達したか否かを判断し、到達したと判断した場合、制御部9は、ニップ解除機構7Bを作動させてレジストローラ対7の挟持を解除(S32)させる。これと共に、レジストローラ対7を、ステップS30のときとは反対の方向に移動させることで次のシートに対する待機状態に復帰させ、処理を終了する。
以上の構成を備える本実施形態においても、第1の実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る第3の実施形態について、図12及び図13を参照して説明する。図12は、本実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の構成を示す図、図13は、本実施形態の斜行補正装置及び搬送ローラ装置の動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態は、先の第1の実施形態に比して、搬送ローラ対36を無くし、搬送ローラ対36bを付設し、かつシート通過検知センサ60を付設した点が異なるだけで、他の部分はほぼ同一なので、主要部分に同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、幅方向における基準面31aと斜行補正ローラ対32,32aとの間に配置され、基準面31aに幅寄せされたシートを挟持してシート搬送方向に搬送する搬送ローラとして搬送ローラ対36a,36bが配設される(図12(a),(b))。この搬送ローラ対36aは第2の実施形態と同様の機能を備えるが、本実施形態で新たに設けた搬送ローラ対36bは、搬送ローラ対36aのシート搬送方向下流側に配置され、その動作は搬送ローラ対36aと同じにされている。なお、本実施形態では、搬送ローラ駆動モータ36Bは、搬送ローラ対36a,36bを同時に回転駆動させ、ニップ解除機構36Aは、搬送ローラ対36a,36bを同時に挟持・解除駆動させるように構成されている。
本実施形態における制御部9は、斜行補正ローラ対32,32aにより基準面31aに幅寄せされるシートSの先端をシート通過検知センサ60が検知するまでは、搬送ローラ対36a,36bの挟持を解除しておく。そして、シートSがシート通過検知センサ60で検知された時点で、斜行補正ローラ対32,32aの挟持を解除すると共に搬送ローラ対36a,36bを挟持するようにニップ解除機構36A及びニップ解除機構32Aを制御する。
図13において、制御部9が、斜行補正ローラ対32,32aを回転開始させ、搬送ローラ対34及び搬送ローラ対36a,36bを回転開始させる(S31)。ステップS32では、シートSが斜行補正ローラ対32aにニップされる前に搬送ローラ対36a,36bのニップを解除しておき、シート通過検知センサ40の検知結果に基づいて、シートSが斜行補正ローラ対32aに到達したか否かを判断する。
そして、シートSが斜行補正ローラ対32aに到達したと判断した場合、制御部9は、ニップ解除機構34Aを作動させて搬送ローラ対34のニップを解除する(S34)。これにより、シートSは、搬送ローラ対34の挟持から解放された状態で、斜行補正ローラ対32,32aによってシート搬送方向に搬送される。
さらに、制御部9は、斜行補正ローラ対32,32aによって斜行補正されながら搬送されるシートSの先端がシート通過検知センサ60で検知されたか否かを判断する(S35)。そして、シートSの先端がシート通過検知センサ60で検知された時点で、ニップ解除機構36Aの作動で搬送ローラ対36a,36bを挟持させると共に(S36)、ニップ解除機構32Aの作動で斜行補正ローラ対32,32aの挟持を解除する(S37)。なお、ステップS37での解除タイミングは、シートSが搬送ローラ対36a,36bで搬送され始めると同時に行っても良いし、搬送ローラ対36a,36bで搬送され始めた直後に行っても良い。
シートSがレジストローラ対7に達し、その後レジストローラ対7によりシートSの搬送が開始されると(S38)、搬送ローラ対36a,36bの挟持を解除し(S39)、レジストローラ対7によりシートSを挟持搬送しながら幅方向に移動させる(S40)。これにより、シートSと中間転写ベルト506上の画像の中心位置とを合わせる。
さらに、ステップS41において、シートSが二次転写部に到達したか否かを判断し、到達したと判断した場合、制御部9は、ニップ解除機構7Bを作動させてレジストローラ対7の挟持を解除させる(S42)。これと共に、レジストローラ対7を、ステップS40のときとは反対の方向に移動させることで次のシートに対する待機状態に復帰させ、処理を終了する。
以上の構成を備える本実施形態においても、第1の実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
9…制御部、30…ガイド(可動式ガイド)、31a…基準面、31c…ガイド溝、32,32a…幅寄せローラ対(斜行補正ローラ対)、32A…第1の解除部(ニップ解除機構)、36…搬送ローラ対,第1搬送ローラ対(搬送ローラ対)、36a…搬送ローラ対,第2搬送ローラ対(搬送ローラ対)、36b…搬送ローラ対(搬送ローラ対)、36A…第2の解除部(ニップ解除機構)、55…斜行補正部(斜行補正装置)、100…画像形成装置(カラー画像形成装置)、100D…シート搬送装置、513…画像形成部、C…シート搬送方向、S…シート

Claims (5)

  1. シート搬送方向に沿って延設された基準面と、シートの側端を前記基準面に摺接させるようにシートを挟持しながら幅寄せする幅寄せローラ対と、を有し、シートの斜行を補正する斜行補正部を備えるシート搬送装置において、
    前記シート搬送方向と直交する幅方向における一側端側に前記基準面が配置されるガイドと、
    前記ガイドに設けられ、前記幅寄せローラ対により幅寄せされるシートの側端を前記基準面に案内するために前記幅寄せローラ対側が開口するガイド溝と、
    前記ガイド溝内に配置され、前記幅寄せローラ対により前記基準面に向けて幅寄せされたシートを挟持して前記シート搬送方向に搬送する搬送ローラ対と、
    前記幅寄せローラ対の挟持を解除する解除部と、
    前記解除部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記幅寄せローラ対によって挟持されて幅寄せされ、側端が前記基準面に突き当てられて斜行補正されながら搬送されるシートを前記搬送ローラ対によって搬送を開始すると、前記幅寄せローラ対による挟持を解除するように前記解除部を制御する、ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記搬送ローラ対の挟持を解除する第2の解除部を備え、前記制御部は、前記第2の解除部を制御して、前記幅寄せローラ対により幅寄せされるシートを受け入れるために前記搬送ローラ対の挟持を解除し、シートを受け入れた後に前記搬送ローラ対にシートを挟持させることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記シート搬送方向における前記斜行補正部の下流に、シート搬送方向と直交する方向にシートを挟持して移動可能なレジストローラ対を配置し、前記搬送ローラ対で搬送されるシートが前記レジストローラ対に到達した後に、前記制御部は、前記第2の解除部を制御して、前記搬送ローラ対の挟持を解除することを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. シート搬送方向に沿って延設された基準面と、シートの側端を前記基準面に摺接させるようにシートを挟持しながら幅寄せする幅寄せローラ対と、を有し、シートの斜行を補正する斜行補正部を備えるシート搬送装置において、
    前記シート搬送方向と直交する幅方向における一側端側に前記基準面が配置されるガイドと、
    前記ガイドに設けられ、前記幅寄せローラ対により幅寄せされるシートの側端を前記基準面に案内するために前記幅寄せローラ対側が開口するガイド溝と、
    前記ガイド溝内でシート搬送方向に沿って配置され、前記幅寄せローラ対により前記基準面に幅寄せされたシートを挟持して前記シート搬送方向に搬送する第1搬送ローラ対及び前記第1搬送ローラ対よりも上流に配置される第2搬送ローラ対と、
    前記幅寄せローラ対の挟持を解除する第1の解除部と、
    前記第1及び第2搬送ローラ対のそれぞれの挟持を解除する第2の解除部と、
    前記第1及び第2の解除部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記幅寄せローラ対により前記基準面に幅寄せされるシートを前記第1搬送ローラ対が挟持するまでは前記第2搬送ローラ対の挟持を解除しておき、シートが前記第1搬送ローラ対で挟持された時点で前記幅寄せローラ対の挟持を解除すると共に前記第2搬送ローラ対を挟持させる、ことを特徴とするシート搬送装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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