JP2534326Y2 - 画像形成装置のシート搬送機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、静電写真複写機やファクシミリ等の画像形
成装置に装備されるシート搬送機構に関し、詳しくは、
感光体表面から分離されたシートを定着装置に搬送する
するためのシート搬送機構に関するものである。

〔従来の技術〕

上記のシート搬送機構として、第９図に示すように、
感光体表面Ｓから分離されたシートａを定着装置に搬送
するシート搬送装置51の搬送経路途中に、シート先端の
当接により搬送方向下流側に揺動してシートａの搬送を
検出するセンサー部材52を設けて、該センサー部材52が
所定のタイミングでシートａの搬送を検出し得なかった
ことの結果を基にして、感光体表面Ｓに対するシートａ
の巻き付きジャムを検出するように構成されたものがあ
る。

〔考案が解決しようとする課題〕

かゝるシート搬送機構において、感光体表面Ｓから分
離されたシートａの先端が上向きにカール気味である場
合に、該シート先端がセンサー部材52によって案内され
る如くに上方に持ち上げられて、当該シートａがセンサ
ー部材52の上方を通過してしまうことがある。

而して、転写後のシートａが所定通りに感光体表面Ｓ
から分離され、かつ、当該分離後のシートａが前記シー
ト搬送装置51によって搬送されているにもかかわらず、
前記センサー部材52がシートの搬送を検出し得ないこと
から、かかる事態を基にして、前記感光体表面Ｓに対す
るシートａの巻き付きジャムが発生したと見做される制
御が採られる欠点がある。

そこで、本考案は以上の如き従来構造の欠点を改善す
るために発案されたもので、簡単な改良技術によって感
光体表面から分離されたシートを、たとえ先端が上向き
気味のシートであったとしても、確実にセンサー部材に
向けて搬送し、もってセンサーを確実に働かせることが
でき、併せて転写後の未定着画像にダメージを与える恐
れを少なくして搬送できる画像形成装置のシート搬送機
構を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために本考案の画像形成装置の
シート搬送機構は、感光体表面から分離されたシートを
定着装置に搬送するシート搬送装置のシート搬送経路途
中で、且つ、このシート搬送装置側に、シートの当接に
よりシート搬送方向下流側に揺動してシートの搬送を検
出するセンサー部材を設けた画像形成装置のシート搬送
機構において、前記感光体と前記センサー部材との間
で、かつ、前記シート搬送経路を挟んで前記シート搬送
装置とは反対側に、前記感光体から前記センサー部材側
に向かって順に、シートの当接により被動回転されてこ
のシートの先端を前記センサー部材に向けて案内する星
型形状の回転体と前記シートの先端を前記センサー部材
に向けて案内するガイド部材とが設けられていると共
に、このガイド部材は、前記シート搬送経路を横断する
方向視において、前記星型形状の回転体の回動軌跡と前
記センサー部材とにその一部が重合されて設けられてい
て、前記シート搬送経路を横断する方向視において、こ
のガイド部材とセンサー部材とによって前記シート搬送
経路が閉鎖されていることを特徴とするものである。

〔作用〕

以上のように構成された本考案の画像形成装置のシー
ト搬送機構は、前記感光体表面から分離されたシートの
先端がたとえ上向きカール気味であったとしても、該シ
ートが、感光体と前記センサー部材との間にあってこの
シートの当接により被動回転されてその先端を前記セン
サー部材に向けて案内するように設けられた前記星型形
状の回転体に当接することによって、この回転体が被動
回転され、シート先端をシート搬送方向下流側へ搬送さ
せながら、前記センサー部材側へと案内する。そして、
前記回転体で案内されたシートは、更にこの回転体のシ
ート搬送方向下流側で、しかも前記シート搬送経路を横
断する方向視において、この星型形状の回転体の回動軌
跡とその一部が重合されて設けられている前記ガイド部
材により引き続き確実にセンサー部材側へ案内されるこ
とになる。従って、感光体表面から分離されたシート
は、搬送経路中をこの星型形状の回転体からガイド部材
そしてセンサー部材に至る三者の部材に順次間断なく案
内されながら搬送されて行き、第９図に示される従来構
造のように、センサー部材によって案内される如くに上
方に持ち上げられて、当該シートがセンサー部材の上方
を通過してしまったり、不用意にシート先端がシート搬
送経路外にまで突出してしまって他の機器の間に挟み込
まれてしまうと言う不都合をなくし、もってシートを確
実にセンサー部材へ案内し、センサーの確実な作動を可
能にする。

また、前記回転体は星型形状であるから、感光体表面
から分離されたシートがこの星型形状の回転体に当接す
ることによって、この回転体が被動回転され、シート先
端をシート搬送方向下流側へ移行させながら、前記セン
サー部材側へと案内しようとする時、シートの未定着画
像にはこの回転体の小突起が当接するだけで、シート面
が擦られるようなことがなく、うまくセンサー部材側へ
案内する。

〔実施例〕

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図は画像形成装置の一例の静電写真複写機の概略
を示し、上部に原稿の自動給紙装置１を備えた複写機本
体２に感光体３を横架すると共に、該感光体３のまわり
に帯電装置４と現像装置５と転写装置６を設け、かつ、
前記感光体３の表面に付着したシートａを間接的に分離
するための例えば静電分離方式のシート分離装置７と、
該分離装置７によって間接分離し切れなかったシートａ
を感光体ドラム１表面から強制的に分離するための爪分
離方式のシート分離装置８、及び、前記感光体ドラム１
表面に残留のトナーを分離回収するためのクリーニング
装置９を、その順に前記転写装置６の下流側に設けてあ
る。

そして、前記複写機本体２の上部空間に露光装置10を
設けると共に、複写機本体２の下部空間に給紙カセット
11の装填部12を設け、かつ、重送防止の機能を有する重
送防止給紙装置13から前記転写装置６にわたって給紙搬
送装置14を設けると共に、該給紙搬送装置14によるシー
ト搬送経路途中に手差し給紙部15を設ける一方、転写・
分離後のシートａを定着装置16に搬送するシート搬送装
置17と、定着後のシートａを繰り出す排紙ローラ対18、
及び、該繰り出されたシートａを巻き取りながら受ける
排紙トレイ19を設けてある。

更に、前記給紙搬送装置14とシート搬送装置17の各シ
ート搬送経路途中に、センサーS₁,S₂の夫々に枢着され
且つシート先端の当接によりシート搬送方向下流側に揺
動してシートａの搬送を検出するセンサー部材20,21を
設けると共に、当該両センサー部材20,21からのシート
搬送の検出信号を入力する制御器Ｃを設ける一方、当該
制御器Ｃが、一方のセンサー部材20からシート搬送の検
出信号を入力し且つ所定時間を経過して後に他方のセン
サー部材21からのシート搬送の検出信号を入力しなかっ
たときに、これを基にして前記転写後のシートａが感光
体表面Ｓに巻き付きジャムしたことを表示すると共に装
置を駆動停止させる制御手段22を設けてある。

次に、前記爪分離方式のシート分離装置８の具体例に
ついて説明する。

即ち、第１図および第３図に示すように、前記クリー
ニング装置９の背面部に逆Ｌ字状のブラケット23を設け
ると共に、該ブラケット23の水平板部23aの下面に間欠
駆動手段の一例のソレノイド24を取り付け、かつ、前記
ブラケット23の鉛直板部23bに、２個の揺動操作片b,cを
備えた揺動部材25を枢着すると共に、該揺動部材25の入
力側部材ｄを前記ソレノイド24に枢支連結してある。

そして、前記ブラケット23の鉛直板部23bから感光体
３側に向けて一対の支持アーム26を連設すると共に、軸
線を前記感光体３の回転軸線と平行にする状態で、該ア
ーム26に回動軸27を軸線方向移動自在に軸支し、かつ、
前記揺動部材25の一方の揺動操作片ｂによる押圧力を受
ける板状のアーム部材28を前記回動軸27に設けると共
に、上記の押圧力に抗する付勢手段29を前記アーム部材
28とブラケット23の水平板部23aとにわたって設け、更
に、ウエイト部分ｗによる付勢力で先端が感光体表面Ｓ
にソフトに当接する複数個のシート分離爪30を、前記回
動軸27に所定間隔を隔てて回動自在に保持させると共
に、該シート分離爪30のウエイト部分ｗを前記アーム部
材28の上面部に係止させてある。

更に、前記ブラケット23の鉛直板部23bに対して前記
感光体３とは反対側で且つ前記シート搬送装置17に対し
て前記回動軸27よりも上方部位に２個の軸受31を設ける
と共に、軸線を前記回動軸27の回動軸線と平行にする状
態で、該２個の軸受31に回転軸32を軸線方向移動自在に
軸支し、かつ、前記アーム部材28と同期して他方の揺動
操作片ｃによる押圧力を受ける板状部材33を前記回転軸
32に連設すると共に、上記の押圧力に抗する付勢手段34
を前記板状部材33と前記揺動部材25の入力側部材ｃとに
わたって設けて、前記ソレノイド24の駆動停止に伴って
前記回転軸32を正逆転駆動させるようにしてある。

また、前記軸受31の一方をカム機構保持部材として、
該軸受31と前記回転軸32の一端側との間に、該回転軸32
の一方向への回転（第１図において時計廻り方向）に伴
って当該回転軸32を軸線方向に移動させるカム機構35を
設けると共に、前記回転軸32の軸線方向移動を前記シー
ト分離爪30に伝達するための連動機構36を前記板状部材
33とアーム部材28とにわたって設けてある。

尚、前記カム機構35は、ラチェット歯の加工が成され
た傾斜カム面S₀を有するカム部材37を、一方向伝達手段
（前記他方の揺動操作片ｃによる押圧力が解除された際
の前記付勢手段34による回転軸32の回転のみを当該カム
部材37に伝達する機能を有する。）38を介して前記回転
軸32の端部に取り付けると共に、カム作用端が前記回転
軸32の軸線まわり並びに軸線方向で異なるカムフォロア
39を前記軸受31に連設し、かつ、前記付勢手段34を利用
して前記カム部材37をカムフォロア39側に付勢当接させ
て成る。

また、前記連動機構36は、前記板状部材33に連設され
たフォーク状の係止部材36aと、前記アーム部材28に連
設されて前記係止部材36aに係入する係止部材36bから成
る。

上記の構成によれば、所定のシート分離のタイミング
で所定の時間だけ前記ソレノイド24が駆動されると、前
記アーム部材28が前記一方の揺動操作片ｃによる押圧力
を受けて第１図において時計廻り方向に揺動され、前記
シート分離爪30の先端が感光体表面Ｓに当接した時点で
前記ウエイト部分ｗに対する前記アーム部材28の係止が
解除されることで、前記シート分離爪30の爪先端が前記
感光体表面Ｓにソフトに当接され、前記間接分離方式の
シート分離装置７によって分離し切れなかった感光体表
面Ｓに付着のシートａが、前記シート分離爪30によって
感光体表面Ｓから掬い取られるように強制的に分離され
る。

そして、所定のタイミングで前記ソレノイド24の駆動
が停止されると、前記付勢手段29,34によって回動軸27
ならびに回転軸32が今までとは逆方向に回動ならびに回
転されることで、前記シート分離爪30の先端が感光体表
面Ｓから離間すると共に、前記回転軸32の回転がカム機
構35のカム部材37に伝達されて、当該回転軸32が軸線方
向の一方（傾斜カム面S₀の終端を越したときには軸線方
向他方）に移動し、かつ、この回転軸32の軸線方向移動
が前記連動機構36を介して回動軸27に伝達されること
で、当該回動軸27に付設のシート分離爪30も該回動軸27
の軸線方向に同期移動し、前記シート分離爪30の先端が
感光体表面Ｓを局部的に劣化することが効果的に防止さ
れる。

上記構成のシート分離装置８において、第４図にも示
すように、周部に小突起ｅが形成された薄肉星型形状の
回転体40を、前記感光体３と前記センサー部材21との間
で、その小突起ａを前記シート分離爪30の下面部よりも
下方に突出させた状態で、前記シート分離爪30の横側部
の前記回動軸27に遊転自在に設けて、シート先端の当接
により当該回転体40が被動回転してシート先端をシート
搬送装置17のシート搬送経路へと搬送させるようにして
ある。

また、前記星型形状の回転体40のシート搬送方向下流
側で且つ前記板状部材33の下面側に、シート先端を前記
センサー部材21に向けて案内する薄肉構成のガイド部材
41を、第１図乃至第４図に示されるように、その前記星
型形状の回転体40側の一部をこの星型形状の回転体40に
重合させると共に、そのセンサー部材21側の一部をこの
センサー部材21に重合させる状態で、前記星型形状の回
転体40とセンサー部材21との間に位置するように設置
し、これによって、その横断方向視において、前記ガイ
ド部材41とこのセンサー部材21とによって、シート搬送
経路を実質的に閉塞するように、互いに関連付けて配置
してある。この構成によって、シートａの搬送経路を、
前記感光体表面Ｓから分離されたシートａの先端側が上
向きカール気味であっても、第９図に示される従来の構
造と違って、シートａがセンサー部材の上を通過してし
まったり、シート搬送経路の外方に不用意にはみ出して
他の機器の間に挟み込まれてしまうと言う不都合を生じ
ると言った不測の事態が未然に旨く防止され、該シート
ａの先端を強制的に前記センサー部材21に案内させて、
当該センサー部材21を確実にシート搬送方向下流側に揺
動させることができるものである。また、図示される通
り、前記星型の回転体40とガイド部材41とは、前記シー
ト搬送経路を挟んでシート搬送装置17とは反対側、つま
り、図上このシート搬送装置17の上方に、設けられてい
る。

而して、シートａの搬送が所定通りに行われているか
否かを、前記センサー部材21によって確実に検出させる
ことができるようになっている。

ところで、前記ガイド部材41を薄肉構成としているの
で然程でもないが、前記シートａの未定着画像面が当該
ガイド部材41によって擦られることでダメージを受け
る。

この未定着画像面のダメージを抑止する上で好適な実
施例を第５図乃至第７図に示す。

このものは、前記センサー部材21に対してそのシート
搬送方向下流側に相当する部分のガイド部材41に、周部
に小突起ｆが形成された薄肉星型形状の回転体42を、そ
れの小突起ｆを前記ガイド部材41の下面部よりも下方に
突出させた状態で遊転自在に設けたものであって、前記
シート先端がガイド部材41に案内されて前記センサー部
材21に当接し、かつ、該センサー部材21をシート搬送方
向下流側に揺動させたときに、そのセンサー部材21の揺
動初期に前記シート先端が回転体42に当接することで当
該回転体42が被動回転し、前記シートａをガイド部材41
の下面部から離間させるもので、前記シートａの未定着
画像面には前記回転体42の小突起ｆが当接するだけであ
るから、該未定着画像面のダメージを抑止できる。

あるいは第８図に示すように、前記回転体42を前記セ
ンサー部材21のシート搬送方向上流側に設けて、前記ガ
イド部材41によって案内されたシートａの先端が前記セ
ンサー部材21に当接する前に当接シート先端を回転体42
に当接させるようにし、もって、シート先端の当接によ
る前記回転体42の被動回転により、前記シート先端をガ
イド部材41の下面部から離間させながら、当該シート先
端で前記センサー部材21をシート搬送方向下流側に揺動
させることによっても、前記シートａの未定着画像面の
ダメージを抑止させることができる。

〔考案の効果〕

以上説明したように、本考案の画像形成装置のシート
搬送機構は、感光体から分離されたシートを、例えば第
９図に示される従来の構造のような、シートａがセンサ
ー部材の上を通過してしまったり、シート搬送経路の外
方に不用意にはみ出して他の機器の間に挟み込まれてし
まうと言った不測の事態を未然に旨く防止でき、該シー
トａを強制的に前記センサー部材21に案内させて、当該
センサー部材21を確実にシート搬送方向下流側に揺動さ
せることができ、従来機種に見られるシートの検出不能
と言った問題をうまく回避でき、センサーの作動とシー
トの搬送との対応が精度良く現出され、実用上、有利な
画像形成装置のシート搬送機構を提供できるに至った。

また、たとえ前記回転体だけでシートをセンサー部材
に送ることが困難な場合であっても、前記シート搬送経
路を横断する方向視において、この星型形状の回転体の
回動軌跡にその一部が重合されて設けられたガイド部材
によって、引き続いて前記センサー部材側へ案内できる
ため、従来機種に見られるシートの検出不能といった問
題をうまく回避でき、センサーの作動とシートの搬送と
の対応が精度良く現出される効果が一段と効果的に発揮
される。

また、前記の通り、感光体と前記センサー部材との間
で、かつ、前記シート搬送経路を挟んで前記シート搬送
装置とは反対側に、感光体からセンサー部材側に向かっ
て順に、前記の通りの星型形状の回転体とガイド部材と
を設けると言った簡単な改良によって、上記の格別の効
果を現出できるものであるから、構造上大きな設計変更
を要せず、安価に製造できる上に、従来機種への転用も
比較的容易であるため、一層実用的で廉価に提供できる
利点がある。

併せて未定着の画像にはこの星型形状の回転体の小突
起が当接するだけで、シート面が擦られる恐れがなくな
るため、未定着画像にダメージを与える恐れがなく、従
って、鮮明な画像を定着することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はシート分離装置部分の側面図、第２図は画像形
成装置の一例の静電写真複写機の概略縦断面図、第３図
はシート分離装置の分解斜視図、第４図はガイド部材に
よるセンサー部材側へのシートの案内状態を示す説明図
である。 第５図はガイド部材に回転体を付加した別実施例の斜視
図、第６図および第７図はその動作説明図である。 第８図はガイド部材に回転体を付加した更なる別実施例
の側面図であり、第９図は従来例の側面図である。 16……定着装置、17……シート搬送装置、21……センサ
ー部材、41……ガイド部材、42……星型形状の回転体、
ａ……シート、Ｓ……感光体表面。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−88467（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−267980（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−11469（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−48769（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−75942（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−7939（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−148854（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−154334（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−103066（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−47369（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−156471（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭49−105126（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−33462（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−150449（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】感光体表面から分離されたシートを定着装
   置に搬送するシート搬送装置のシート搬送経路途中で、
   且つ、このシート搬送装置側に、シートの当接によりシ
   ート搬送方向下流側に揺動してシートの搬送を検出する
   センサー部材を設けた画像形成装置のシート搬送機構に
   おいて、前記感光体と前記センサー部材との間で、か
   つ、前記シート搬送経路を挟んで前記シート搬送装置と
   は反対側に、前記感光体から前記センサー部材側に向か
   って順に、シートの当接により被動回転されてこのシー
   トの先端を前記センサー部材に向けて案内する星型形状
   の回転体と前記シートの先端を前記センサー部材に向け
   て案内するガイド部材とが設けられていると共に、この
   ガイド部材は、前記シート搬送経路を横断する方向視に
   おいて、前記星型形状の回転体の回動軌跡と前記センサ
   ー部材とにその一部が重合されて設けられていて、前記
   シート搬送経路を横断する方向視において、このガイド
   部材とセンサー部材とによって前記シート搬送経路が閉
   鎖されていることを特徴とする画像形成装置のシート搬
   送機構。