JP3319023B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3319023B2
JP3319023B2 JP8824893A JP8824893A JP3319023B2 JP 3319023 B2 JP3319023 B2 JP 3319023B2 JP 8824893 A JP8824893 A JP 8824893A JP 8824893 A JP8824893 A JP 8824893A JP 3319023 B2 JP3319023 B2 JP 3319023B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LEDプリンタ、LC
Sプリンタ等の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホスト機器であるホストコンピュータか
ら出力される印字情報に基づいて記録紙へ印字処理を行
う記録装置として、例えばLEDプリンタやLCSプリ
ンタが知られている。
【0003】図21の(a)は記録装置として、例えば
ホストコンピュータに接続されたLEDプリンタの基本
構成を示す。同図において、LEDプリンタ1はプリン
タコントローラ1a、エンジンコントローラ1b、PP
Cエンジン1cで構成され、プリンタコントローラ1a
は、不図示のCPU、ROM、RAM、キャラクタジェ
ネレータ、フレームメモリ等を内蔵し、ホストコンピュ
ータ2から出力される印字情報を、例えばセントロニク
スインターフェイスを介して入力する。プリンタコント
ローラ1aは、ホストコンピュータ2から出力される印
字情報を解析し、文字コードはキャラクタジェネレータ
で対応するパターンデータに変換し、各種コマンドに対
しては対応する処理を行う。このようにして上述の処理
を繰り返すことにより、フレームメモリに用紙1頁分の
パターンデータ(ビデオ信号)を記憶する。エンジンコ
ントローラ1bは、上述のフレームメモリに記憶したビ
デオ信号をPPCエンジン1cの一部を構成する印字ヘ
ッドへ出力し、不図示のPPC機構により記録紙に印字
する。尚、同図のPPCエンジン1cは、印字ヘッドを
含むLEDプリンタ1の画像形成機構全体を意味する。
【0004】図21の(b)は、さらに上述のLEDプ
リンタ1内の構成を詳しく示す図であり、プリンタコン
トローラ1a内のフレームメモリに記憶されたビデオ信
号をLEDヘッド1c′へ出力する時の印字処理を説明
する図であり、図22はそのタイムチャートを示す。両
図において、エンジンコントローラ1bから水平同期信
号(HSYN)がプリンタコントローラ1aへ出力され
ると、プリンタコントローラ1aは上述のフレームメモ
リに記憶されたビデオ信号の中の1ライン分のデータを
出力すべく書き込み有効信号(VALiD)をエンジン
コントローラ1bへ出力し、以後クロック信号(VCL
K)に同期してフレームメモリに記憶されたビデオ信号
(ViDEO)をエンジンコントローラ1bへ出力す
る。すなわち、フレームメモリに記憶されたビデオ信号
の最上位が、例えばAラインであれば、先ずAラインの
ビデオ信号をクロック信号(VCLK)に同期して順次
エンジンコントローラ1bへ出力する。その後、エンジ
ンコントローラ1bに供給されたAラインのビデオ信号
は露光データとしてクロック信号(DCLK)に同期し
てLEDヘッド1c′へ出力され、一旦ラッチ信号(L
AT)によりラッチされた後、ストローブ信号(ST
R)の出力タイミングに従って前述の感光体ドラムの感
光面に露光される。
【0005】以後、Bライン、Cライン、・・・の順に
上述のプロセスに従って記録紙に印字するわけである
が、この時、図23に示すように、副走査方向に移動す
る感光体に対し、主走査方向に配列されたLED素子か
ら書き込み周期TW (水平同期信号(HSYN)の出力
周期)の例えば1/4の期間(1/4ドットに対応する
期間)だけ露光を行い、予め帯電された感光面にドット
の静電潛像を形成する。そして、適当な現像バイアスが
印加された現像器により1ドットを記録紙上(感光面)
に顕像化する。尚、現像バイアスレベルは形成される1
ドットの主走査方向の幅に対して副走査方向の幅が同一
になるように設定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、記録装置の印
字品質を決定する要素である分解能は、上記書き込み周
期TW で決定される。そして、従来の記録装置は上述の
ように書き込み周期TWが印字ヘッドの露光周期と同じ
である。したがって、従来の記憶装置により分解能を上
げようとすれば、個々のドットの大きさを小さくする必
要がある。この為には上述の書き込み周期TW を短くす
ると共に、フレームメモリに記憶されるビデオ信号のデ
ータ量を多くすることが必要となる。したがって、分解
能を増す為には、例えば印字密度を240DPIから3
00DPI、300DPIから400DPIへと増加す
る必要があり、それに伴ってフレームメモリの容量も増
加する。この為、装置のコストアップの原因ともなる。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、フレー
ムメモリの容量を大きくすることなく記録装置の分解能
を上げ、印字品質を向上させることを可能とした記録装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
する為に、帯電手段により表面が略一様な所定電位に帯
電され、副走査方向に対して所定の速度で移動する被記
録媒体上に、主・副走査方向に対してそれぞれ所定幅を
有する光像を露光する露光素子が主走査方向に対して複
数アレイ状に配列されてなる光書き込み素子アレイヘッ
ドと、上位から入力する元画像データの1ラインデータ
をN本に分割された主走査線ラインデータに変換する画
像データ分割回路と、該画像データ分割回路から出力さ
れる分割ラインデータに従って、所定時間単位に前記露
光素子を選択的に駆動してN本の主走査線を露光する駆
動手段と、前記露光素子の所定時間の露光と被記録媒体
の移動により前記被記録媒体上に形成される放電領域の
集合により形成された所定の閾電位以下又は以上に帯電
している被記録媒体表面にトナーを静電気的に付着させ
る現像手段とを備え、前記画像データ分割回路は、前記
元画像データのうち加工対象となる現ラインデータ及び
副走査方向に対して該現ラインデータの前の前ラインデ
ータ及び後の次ラインデータとを格納するラインデータ
記憶手段と、前記現ラインデータを前記前ラインデータ
及び次ラインデータの両方の値に基づいてNラインの分
割ラインデータに変換する補正手段とからなり、 前記
露光素子の主走査方向の露光幅より短い距離を副走査す
る時間だけ前記分割ラインデータに基づいて前記露光素
子を駆動し、この処理を1書き込み周期の間にN回繰り
返すことにより被記録媒体上に重畳されて形成された放
電領域を前記所定の閾電位で区別して現像処理すること
により、主走査方向のドット幅の1/Nの幅単位で増幅
されるドット画像を形成するものである。
【0009】また、本発明は上記目的を達成する為に、
帯電手段により表面が略一様な所定電位に帯電され、副
走査方向に対して所定の速度で移動する被記録媒体上
に、主・副走査方向に対してそれぞれ所定幅を有する光
像を露光する露光素子が主走査方向に対して複数アレイ
状に配列されてなる光書き込み素子アレイヘッドと、上
位から入力する元画像データの1ラインデータをN本に
分割された主走査線ラインデータに変換する画像データ
分割回路と、該画像データ分割回路から出力される分割
ラインデータに従って、所定時間単位に前記露光素子を
選択的に駆動してN本の主走査線を露光する駆動手段
と、 前記露光素子の所定時間の露光と被記録媒体の移
動により前記被記録媒体上に形成される放電領域の集合
により形成された所定の閾電位以下又は以上に帯電して
いる被記録媒体表面にトナーを静電気的に付着させる現
像手段とを備え、前記画像データ分割回路は、前記元画
像データのうち加工対象となる現ラインデータ及び副走
査方向に対して該現ラインデータの前の前ラインデータ
及び後の次ラインデータとを格納するラインデータ記憶
手段と、前記ラインデータ記憶手段に格納されたデータ
の内、所定領域毎に順次切り出されたデータをテーブル
ROMに定義されたパターンと比較し、画像の途切れた
境界パターンを識別して、その位置を認識する境界検出
手段と、前記現ラインデータをNラインの分割ラインデ
ータに変換するとともに、該Nラインの分割ラインデー
タの前記前ライン側のラインデータ及び前記次ライン側
のラインデータの境界パターン位置を、前記前ラインデ
ータ、現ラインデータ、次ラインデータのそれぞれの境
界パターン位置に基づいて、所定幅分変位加工する補正
手段とを含む記録装置であり、前記露光素子の主走査方
向の露光幅より短い距離を副走査する時間だけ前記分割
ラインデータに基づいて前記露光素子を駆動し、この処
理を1書き込み周期の間にN回繰り返すことにより被記
録媒体上に重畳されて形成された放電領域を前記所定の
閾電位で区別して現像処理することにより、主走査方向
のドット幅の1/Nの幅単位で増幅されるドット画像を
形成するものである。
【0010】
【作用】本発明はドットパターンに存在する段差部を補
正すべく、現ラインのデータを副走査方向に1/3分割
し、例えば上からuライン、mライン、lラインとし、
段差部の位置を検出すると、その位置から所定個のドッ
トに対し、uライン、又はlラインに印字、又は非印字
の補正を施し、段差部を滑らかに形成し印字品質を向上
するものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。本実施例は記録装置としてLEDプ
リンタの例を説明するものであり、図2はLEDプリン
タの全体構成を示す。同図において、LEDプリンタ3
は感光体ドラム4と光書き込み素子アレイヘッドとして
LEDヘッド5等より成る所謂画像形成部6と、給紙
コロ7′等より成る用紙搬送機構8と、後述する上位装
置としてのプリンタコントローラ、及び画像データ分割
回路を含むエンジンコントローラ等の各回路を収納する
制御回路収納部9で構成されている。
【0012】画像形成部6は矢印a方向に回動可能な被
記録媒体としての感光体ドラム4と、この感光体ドラム
4の周面近傍に順次配設された帯電器10、不図示の
素子を主走査方向にアレー状に配設したLEDヘッド
5、及び現像器11、転写器12、クリーナ13で構成
されている。また、用紙搬送機構8は、所定量の用紙P
を収納する給紙カセット7、この給紙カセット7から用
紙Pを搬出する給紙コロ7′、用紙Pを一時待機させ感
光体ドラム4に形成されるトナー像と一致するタイミン
グで用紙Pを再給送する為の待機ロール14等で構成さ
れている。また、定着ロール15は用紙Pを搬送すると
共に、転写器12で後述する転写処理が行われたトナー
像を用紙Pに定着するものであり、搬送方向切り換板1
7は同図の実線位置に在る時用紙Pを所謂フェイアッ
プ排紙トレー18へ送り、点線位置に在る時用紙Pをガ
イド板19、排紙ロール20を介して所謂フェイスダウ
ン排紙部21へ排出する為の切り換え板である。
【0013】一方、制御回路収納部9にはホストコンピ
ュータに接続されたプリンタコントローラ、及びこのプ
リンタコントローラに接続されたエンジンコントローラ
が配設されている。また、図3はシステム構成を説明す
る図であり、プリンタコントローラ23は不図示のCP
U、ROM、RAM、キャラクタジェネレータ、フレー
ムメモリ等を内蔵し、エンジンコントローラ24はプリ
ンタコントローラ23から出力される元画像データとし
てのビデオ信号に後述する補正を行う画像データ分割
路を内蔵し、その分割ラインデータとしての補正データ
を前述のLEDヘッド5へ出力する。尚、同図に示す水
平同期信号(HSYN)、有効信号(VALiD)、ク
ロック信号(VCLK・DCLK)、ビデオ信号(Vi
DEO)、ラッチ信号(LAT)、ストローブ信号(S
TR)は前述の図21の(b)で説明した信号の意味と
同じである。
【0014】図1は上述のエンジンコントローラ24の
詳しい構成を説明する回路ブロック図である。同図に示
すように、エンジンコントローラ24は、後述するビデ
オ信号が入力するデバイダ30と、このデバイダ30に
よって選択されるたビデオ信号が供給されるラインデー
タ記憶手段としての4個のラインバッファ31〜34
と、セレクタ35と、このセレクタ35で選択されたビ
デオ信号が入力する認識手段としての境界検出回路36
と、後述する補正処理を行う補正データ生成手段として
の補正回路37と、この補正回路37で補正された補正
信号が供給されるセレクタ38と、このセレクタ38で
選択された補正信号が入力するラインバッファ39〜4
3と、セレクタ44と、動作時間可変手段としての加工
回路45と、上述の境界検出回路36や補正回路37等
へ制御信号を出力する制御回路46で構成されている。
【0015】上述のデバイダ30は制御回路46の制御
信号に従って、プリンタコントローラ23から出力され
るビデオ信号を1ライン毎に4個のラインバッファ31
〜34へ順次出力する回路である。また、ラインバッフ
ァ31〜34は各々同容量のバッファであり、シリアル
に入力するビデオ信号を同図の右方向へ順次シフトし、
各々1ライン分のビデオ信号を保持する。
【0016】セレクタ35は制御回路46の制御に従っ
て、ラインバッファ31〜34の中の連続する3ライン
のデータを読み出すもので、例えばラインバッファ3
1、32、33のデータを選択した後、ラインバッファ
32、33、34のデータを選択し、次にラインバッフ
ァ33、34、31のデータを選択する。セレクタ35
はラインバッファ31〜34から選択した連続する3ラ
インのデータを前ラインデータ、現ラインデータ、次ラ
インデータとして境界検出回路36へ出力する。
【0017】境界検出回路36は、セレクタ35で選択
した前ライン、現ライン、次ラインの3ラインのデータ
からデータに含まれる境界部を検出する回路であり、具
体的には図4及び図5に示す回路で構成されている。図
4は上述のセレクタ35の出力に接続された回路であ
り、3個のシフトレジスタ51〜53で構成されてい
る。シフトレジスタ51にはクロック信号に同期して上
述の前ラインデータが入力し、シフトレジスタ51は入
力したデータに基づいて出力QA、QB、QCから同じ
ラインの連続する3個のドットデータを出力する。例え
ば、前ラインデータとして“1”、“1”、“1”の連
続する3ドットのデータが入力すると、出力QA、Q
B、QCからデータ“1”、“1”、“1”を出力す
る。また、前ラインデータが、例えば“0”、“0”、
“1”の連続する3ドットのデータの時、出力QA、Q
B、QCからデータ“0”、“0”、“1”を出力す
る。そして、これらの信号は出力A〜Cとして図5に示
すROM50へ出力される。また、シフトレジスタ52
には連続する3ドットの現ラインデータが入力し、同様
に入力したデータを出力QA〜QCから出力D〜Fとし
てROM50へ供給する。さらに、シフトレジスタ53
についても連続する3ドットの次ラインデータが入力
し、入力したデータを出力QA〜QCから出力G〜Iと
してROM50へ供給する。このようにしてシフトレジ
スタ51〜53から出力された出力A〜IのデータはR
OM50の対応する入力A0〜A8へ出力される。
【0018】ROM50は、ドットパターンデータの境
界を検出する回路であり、入力するA〜Iのデータに従
ってUM信号、又はML信号を作成する。具体的には図
6に示す3×3の9ドットのデータa〜iがROM50
に入力する上述のデータA〜Iに対応する。尚、同図の
(イ)〜(ニ)の例の場合、白部はデータ“0”を意味
し、黒部はデータ“1”を意味するものとする。
【0019】図7は上述の補正回路37の具体的な回路
図である。補正回路37は、メインカウンタ54、サブ
カウンタ55、及び出力回路56〜58で構成されてい
る。メインカウンタ回路54は上述の制御回路46から
出力されるクロック信号に従って後述するドット番号の
カウントアップ処理を行い、そのカウントデータ(ドッ
ト番号のデータ)は出力回路58へ出力される。また、
メインカウンタ回路54のカウントデータはサブカウン
タ回路55へ出力され、サブカウンタ回路55はメイン
カウンタ回路54から出力されるカウントデータを1/
3分周し、その分周データを出力回路56、57へ出力
する。すなわち、サブカウンタ回路55から出力される
データもドット番号のデータであり、出力回路56、5
7にはメインカウンタ回路54の出力より遅く(1/3
分周遅れた)ドット番号のデータが入力する。また、出
力回路56には前述のUM信号が入力し、このUM信号
が入力する間、サブカウンタ回路55から出力されるド
ット番号のデータを補正する。同様に、出力回路57に
は前述のML信号が入力し、このML信号が入力する
間、サブカウンタ回路55から出力されるドット番号の
データを補正する。
【0020】図8はこの補正の方法を示す図であり、同
図の(a)に示す如く、1ドットに対して副走査方向に
3分割し、上からuライン、mライン、lラインとす
る。そして、上述のML信号が出力される時同図の
(b)、又は(e)に示すように、lラインのデータ
を、他のuライン、mラインのデータに対して反転させ
る。また、上述のUM信号が出力される時同図の
(c)、又は(f)に示すように、uラインのデータ
を、他のmライン、lラインのデータに対して反転させ
る。したがって、出力回路57はML信号が入力する
時、他のuライン、mラインのデータに対して反転した
lラインのデータをセレクタ38へ出力する。また、出
力回路56はUM信号が入力する時、他のmライン、l
ラインのデータに対して反転したuラインのデータをセ
レクタ38へ出力する。尚、上述の出力回路58には現
ラインのデータも入力し、出力回路58は現ラインデー
タ、及びドット番号のデータ等をセレクタ38へ出力す
る。
【0021】セレクタ38は3分割された現ラインデー
タを選択して順次ラインバッファ39〜43へ出力する
回路である。すなわち、前述のように現ラインの1ドッ
トのデータを図8の(a)に示す如くu、m、lの3ラ
インの補正データとして出力する。ラインバッファ39
〜43は前述のラインバッファ31〜34と同様、同容
量のバッファで構成され、現ラインの1ドットのデータ
が1/3分割され、3ライン分のデータが保持される。
例えば、現ラインデータの中のuラインのデータがライ
ンバッファ39に保持され、mラインのデータがライン
バッファ40に保持され、lラインのデータがラインバ
ッファ41に保持される。尚、この時ラインバッファ4
2、43には、次ラインデータのuライン及びmライン
のデータの書き込みが行われている。
【0022】セレクタ44は制御回路46の制御に従っ
て、ラインバッファ39〜43の中の連続する2ライン
のデータ、又は1ラインのデータを選択する回路であ
り、例えば2ラインのデータを選択した時、これらのデ
ータを加工回路45へ出力する。図9の(a)はこの加
工回路45の具体的な回路を示す図であり、イクスクル
ーシブOR(exclusive OR)ゲートで構成されてい
る。したがって、同図の(b)に示すようにこの加工回
路45への入力する入力1又は入力2のいずれか一方に
データが“1”であれば、加工回路45の出力は“1”
となり、入力1と入力2が両方“1”、又は“0”であ
れば、加工回路45の出力は“0”となる。
【0023】以上の構成のLEDプリンタにおいて、以
下にその印字動作を説明する。図10は本実施例のプリ
ンタ装置により印字処理を行う時の動作を説明するタイ
ムチャートである。同図において、先ず水平同期信号
(HSYN)が前述の如くエンジンコントローラ24
(制御回路46)からプリンタコントローラ23へ出力
されると、プリンタコントローラ23から書き込み有効
信号(VALiD)がエンジンコントローラ24(制御
回路46)へ出力され、以後クロック信号(VCLK)
に同期してプリンタコントローラ23内のフレームメモ
リから1ライン(先ずAライン)のビデオ信号(ViD
EO)がエンジンコントローラ24内のデバイダ30へ
出力される。デバイダ30はこの時、制御回路46から
出力される制御信号により、先ずラインバッファ31を
選択する。この為、エンジンコントローラ24へ供給さ
れたビデオ信号(ViDEO)は、先ずラインバッファ
31へ入力する。ラインバッファ31へビデオ信号がシ
リアルに順次入力し、さらに1ライン分のビデオ信号が
全てラインバッファ31に入力し、所定時間が経過する
と(書き込み周期TW 後)、次の水平同期信号(HSY
N)が出力される。
【0024】次の水平同期信号がプリンタコントローラ
23へ出力されると、上述と同様、プリンタコントロー
ラ23から有効信号(VALiD)が出力され、クロッ
ク信号(VCLK)に同期して次の1ライン(Bライ
ン)のビデオ信号がエンジンコントローラ24内のデバ
イダ30へ出力される。この時デバイダ30は制御回路
46の制御信号により、ラインバッファ32を選択し、
Bラインのビデオ信号をラインバッファ32へ入力す
る。以後、同様の処理が順次繰り返えされ、プリンタコ
ントローラ23から1ライン分のデータが出力される毎
にデバイダ30は選択するラインバッファを32→33
→34→31→32・・・と切り換え、選択されたライ
ンバッファに連続する3ラインのビデオ信号が保持され
る。
【0025】その後、上述の処理が繰り返えされ、例え
ば図10のに示す如く、ラインバッファ34に新たな
ラインnのビデオ信号が書き込まれている時、ラインバ
ッファ33にはラインn−1のビデオ信号が保持され、
ラインバッファ32にはラインn−2のビデオ信号が保
持され、ラインバッファ31にはラインn−3のビデオ
信号が保持されている。
【0026】この状態の時、セレクタ35は制御回路4
6の制御信号に従って、ラインバッファ31に保持され
たラインn−3のビデオ信号を前ラインとして境界検出
回路36のシフトレジスタ51へ出力し、ラインバッフ
ァ32に保持されたラインn−2のビデオ信号を現ライ
ンとしてシフトレジスタ52へ出力し、ラインバッファ
33に保持されたラインn−1のビデオ信号を次ライン
としてシフトレジスタ53へ出力する。尚、図10に示
すは、次のラインバッファ31にラインn+1のビデ
オ信号の書き込み処理を行っている時の他のラインバッ
ファに保持されるデータを示す。また、この上記の状
態の時、セレクタ35の選択により、この時書換え処理
が行われていない3個のラインバッファ32〜34が選
択され、当該ラインバッファ32〜34に保持されたビ
デオ信号を前ラインデータ、現ラインデータ、次ライン
データとして境界検出回路36を構成する前述のシフト
レジスタ51〜53へ出力する。シフトレジスタ51〜
53は前述の如く、順次入力する連続したデータ3個を
保持し、出力A〜CとしてROM50へ出力する。
【0027】以下、図11、図12の具体例を用いて説
明する。図11の(a)は、斜線で示すドットが黒印字
ドットであり、白で示すドットが白印字ドットである。
上述までの処理により、シフトレジスタ51〜53に連
続する3ラインのデータが各々3ドットずつ保持されて
いる。例えば、この時同図の(b)にA部で示す9ドッ
トのデータがシフトレジスタ51〜53に保持されてい
るものとする。この時シフトレジスタ51〜53からR
OM50へ出力されるA〜Iのデータは、出力A〜Eが
データ“0”であり、出力F〜Iがデータ“1”であ
る。すなわち、このデータは前述の図6に示すドットパ
ターン(ハ−3)に対応するものである。ROM50は
上述の出力A〜Iのデータが“000001111”で
ある場合、DO端子から上述のML信号を出力する。こ
の状態をタイムチャートで示すと、図13のに示す状
態である。
【0028】次に、この状態からシフトレジスタ51〜
53に保持される3ドットのデータが、クロック信号に
同期して1ドットだけドット番号の進む方向(図11の
(b)の矢印方向)へ移動すると、ROM50にはA〜
Iのデータとして、“000000111”が出力され
る。この状態は図11のA′部、図13のの状態であ
る。以後、クロック信号に同期して矢印方向に順次移動
し、図11の(c)に示すB部の状態が続く(尚、この
状態は図6に示す(ハ−2)、及び図13のの状態で
ある)。その後、さらにクロック信号に同期して矢印方
向に1ドットずつ移動すると、上述のA部の状態から9
クロック目に図11の(d)のC部に示す状態となる。
すなわち、この時のデータA〜Iは“00000001
1”であり、図6の(ハ−1)、及び図13のの状態
である。したがって、このようにドットパターンが図6
の(ハ−3)の状態から同図の(ハ−1)の状態に変化
する時、上述のようにML信号が補正回路37(出力回
路57)へ出力され、出力回路57はML信号の出力が
開始されたドット番号「15」から「17」までの3ド
ットのデータに補正を施す信号をセレクタ38へ出力す
る。この為、セレクタ38で選択され、例えばラインバ
ッファ39が現ラインのlラインデータを保持する場合
には(この時現ラインのuラインデータはラインバッフ
ァ42に保持され、mラインデータはラインバッファ4
3に保持される)、セレクタ44によりラインバッファ
43、39のデータが読み出され、加工回路45により
加工処理されると、前述の図9に示す如く現ラインデー
タが“0”であり、ML信号によりラインバッファ39
のドット番号「15」から「17」に対応するデータが
“1”に設定されていることから加工回路45の出力は
“1”になる。すなわち、この補正処理により、前述の
如く現ラインのドットデータが白でありこの補正の結
果、図11の(e)に示す如くドット番号「15」から
「17」の3ドットに黒印字処理が施される。
【0029】上述のようにして、図11の(a)に示す
ドットパターンを同図の(e)に示すドットパターンに
補正した後、上述とは逆に図12の(f)に示す矢印方
向にドットを移動すると、シフトレジスタ51〜53に
は図11の(b)に示すA部の状態から、次のクロック
信号で同図の(c)のD部の状態になる。すなわち、こ
の時ROM50の入力A0〜A8に供給されるA〜Iの
データは“000110111”に変化する(尚、図6
の(ハ)と(ロ)でドットの位置とドット番号が一致し
ない理由は、データの読み出し方向が逆転することによ
るものである)。この状態をタイムチャートで示すと、
図14のに示す状態である。その後、さらにクロック
信号に同期して矢印方向に1ドットずつ移動すると、図
13の(f)のE部に示す状態が続いた後、A部の状態
から12クロック目に図13の(f)のF部に示す状態
となる。すなわち、この時の出力データA〜Iは“10
0111111”であり、図6の(ロ−3)、及び図1
4のの状態となる。したがって、このようにドットパ
ターンが図6の(ロ−1)の状態から同図の(ロ−3)
の状態に変化する時、上述のようにUM信号が補正回路
37へ出力される。このようにUM信号が補正回路37
(出力回路56)に出力され、出力回路56はUM信号
の出力が開始されたドット番号「14」から「11」ま
での4ドットのデータに補正を施す信号を出力する。こ
の為セレクタ38は、例えばラインバッファ42が現ラ
インのuラインデータを保持する場合には(この時現ラ
インのmラインデータはラインバッファ43に保持さ
れ、lラインデータはラインバッファ39に保持され
る)、セレクタ44によりラインバッファ42、43の
データが読み出され、加工回路45により上述と同様に
加工処理が施される。この時現ラインデータが“1”で
あり、UM信号によりラインバッファ42のドット番号
「14」から「11」に対応するデータが“1”に設定
されていることから加工回路45の出力は“0”にな
る。すなわち、この補正処理により、現ラインのドット
データが黒でありこの補正の結果、図12の(g)に示
す如くドット番号「14」から「11」の4ドットに白
印字処理が施される。
【0030】図15は上述の加工回路45から出力され
る補正データに基づき前述のLEDヘッド5を駆動し、
印字処理を行う時の露光量とドットの大きさとの関係を
示す図である。本実施例では従来例の場合と異なり、従
来の1ドットの形成処理を副走査方向に対応して1/3
分割して行っている為、LEDヘッド5からの露光も1
/3に分けて行う。すなわち、書き込み周期TW を1/
3に分割し、各期間の最初の1/4の期間(すなわち書
き込み周期TW の対して1/12の期間)補正データに
従った露光処理を行う。図15の例は上述のuライン、
mライン、lライン全てがデータ“1”である場合の例
であり、この場合にはLEDヘッド5から副走査方向に
移動する感光体ドラム4に対して、図16の(a)に示
すタイミングで3回の露光を行う(但し、図16には2
ドット続けて印字する処理で示している)。感光体ドラ
ム4には露光が行われる毎に予め帯電された電荷が除去
され、帯電レベルの異なる静電潛像が形成され、現像器
11により所定の現像バイアスを印加して1ドットを顕
像化する。この時適当に現像バイアスレベルを設定する
ことにより主走査方向と同じ幅のドットを形成できる。
【0031】一方、図16の(b)と(c)は上述の補
正データにより1ドットを印字しない場合の例であり、
同図の(b)が2/3ドットを印字する場合(例えば、
図12の(g)の 外1 に示す1ドットを印字する場
合)の例であり、同図の(c
【0032】
【外1】
【0033】)が1/3ドットを印字する場合(例え
ば、図11の(e)の 外2 に示す1
【0034】
【外2】
【0035】ドットを印字する場合)の例である。以上
のように現ラインのドットパターンデータを副走査方向
にuライン、mライン、lラインの3分割し、ドットパ
ターンに段差がある時、uライン、又はlラインのデー
タを補正し、その補正データを各ラインデータとしてラ
インバッファ39〜43に保持し、加工回路45で加工
処理することにより図11の(a)に示したドットパタ
ーンは、最終的に図12の(h)に示すドットパターン
に補正できる。
【0036】また、図11の(a)の例に限らず、他の
ドットパターンにおいて各種段差部を有する場合にも同
様に対応できる。例えば図6の(ニ)に示す場合には、
矢印V方向への移動にともなって現ラインデータの中の
uラインに対応する部分(の部分、次の段差が存在す
る位置までドット数の1/3のドット分)に黒印字処理
の補正が施される。また、現ラインデータの中のlライ
ンに対応する部分(外3 の部分、次の段差が存在する
位置までドット数の1/3のドット分)に白
【0037】
【外3】
【0038】印字処理の補正が施される。さらに、逆の
矢印W方向への移動にともなって現ラインデータの中の
uラインに対応する部分( 外4 の部分、次の段差が
存在す
【0039】
【外4】
【0040】る位置までドット数の1/3のドット分)
に黒印字処理が施され、lラインに対応する部分( 外
5 の部分、次の段差が存在する位置までドット数の1
/3の
【0041】
【外5】
【0042】ドット分)に白印字処理が施される。した
がって、このように従来1ドット単位に印字処理を行っ
ていた場合に比べ、ドットパターンの段差部について現
ラインの1ドットを副走査方向に1/3分割し、上述の
ように段差部が自然に変化するように補正処理を行うの
で、記録装置の分解能を上げ、印字品質を向上させるこ
とができる。
【0043】さらに、図17に示すような斜線Iについ
ても同様に処理できる。すなわち、同図の(a)は従来
の印字例である角度θ1を有する斜線Iに対し前述の処
理を施し、傾斜I′を作成した例であり、斜線Iに対し
て斜線I′が極めて見やすい印字になったことが分か
る。つまり、同図の(a)に示す如く、斜線Iを形成す
る主走査方向に長さPの多数本の線(ドット)に対し、
そのP/3毎に段差を設けることにより極めて自然な斜
線I′にできるのである。また、同図の(b)は角度θ
2を有する斜線IIに対し上述の処理を施し、傾斜I
I′を作成した例であり、斜線IIに対して斜線II′
が極めて見やすい印字になることが分かる。
【0044】また、本実施例では黒印字をデータ“1”
とし、白印字をデータ“0”とし、データ“1”の時L
EDヘッド5により露光を行い、所謂反転現像方式によ
る印字処理について説明したが、本発明はデータ“0”
の時露光を行い、所謂正現像方式により印字処理を行う
構成としても良い。
【0045】また、本実施例ではラインバッファ31〜
34として4個のラインバッファを使用し、1ドットを
副走査方向に3分割して印字処理を行う構成としたが、
さらに多くのラインバッファを用いて分割数を増す構成
(N分割構成)としても良い。図18はこの場合の例を
示す図であり、上述の実施例は同図の(a)に示す1ド
ット(DOP)の段差がある斜線を1/3ドットで分割
し、印字密度を3倍にした(同図の(b))。しかし、
同図の(c)に示す如く、1/4ドットで分割し印字密
度を4倍にするように構成してもよく、また同図の
(d)に示す如く1/5ドットで分割し印字密度を5倍
にするように構成してもよく、さらに同図の(e)に示
す如く1/6ドットで分割し印字密度を6倍にするよう
構成してもよい。すなわち、境界の長さに応じた任意の
長さで補正を施すことにより、所望の印字密度で印字処
理を行うことができ、印字品質の向上が図れるものであ
る。
【0046】尚、例えばグラフィック等のイメージデー
タと文字データが混在する時、ある領域のイメージデー
タに上述のような補正を施したくない場合もある。この
ような場合の処理について、図19、図20を用いて説
明する。
【0047】例えば、図19の(a)に示す領域S及び
S′は、領域Sについては補正を行い、領域S′(X×
Yドット)については補正を行わない場合の例である。
図20はこの処理を行うシステムブロック図であり、監
視回路60、61、制御回路62〜64で構成されてい
る。監視回路60は、前述の補正回路37内のメインカ
ウンタ回路54と同様、1ライン分の各ドット番号と、
ある領域Xのドット番号とを監視する。そして、主走査
方向にXに相当するドット番号の間、これを知らせる信
号を制御回路62へ出力する。監視回路61は、1ペー
ジ中の各ライン番号と、ある領域のYとを監視し、副走
査方向にYに相当するライン番号を知らせる信号を制御
回路62〜64へ出力する。制御回路62は、各信号が
入力している間、境界検出回路36に対して境界を検出
し、それ以外は検出しない制御を行う。すなわち制御回
路62は、X領域を指定する信号が入力する時境界検出
処理を行わず、それ以外の領域を指定する信号が入力す
る時境界検出処理を行う。制御回路63は、監視回路6
1の出力が入力されている間、ストローブ信号(ST
R)を出力し、それ以外はストローブ信号(STR)を
出力しない。制御回路64は、監視回路61の出力が入
力されている間、ラッチ信号(LAT)を印字ヘッド5
へ出力し、それ以外はラッチ信号(LAT)を出力しな
い。すなわち、Y方向に対してもY領域を指定する信号
が入力する時境界検出を行わず、それ以外の領域を指定
する信号が入力する時境界検出を行うものでる。
【0048】したがって、上述の領域X×Yに対しては
補正が施されず、それ以外の領域に対しては補正が施さ
れる。従って、上述との逆の補正指定も可能である。す
なわち、図19の(c)〜(h)に示す如く、ユーザが
自由に領域を指定し、上述の補正を行うことができる。
このような処理により、例えばグラフィック等のイメー
ジデータと文字データが混在する時、ある領域のイメー
ジデータに補正を施したい場合又は補正を施したくない
場合等に便利である。
【0049】尚、本実施例ではLEDプリンタについて
説明したが、主走査方向に一度に印字処理を行うLCS
プリンタ等の記録装置についても同様に実施できる。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ればフレームメモリの記憶容量を増すこと無く、印字ヘ
ッドの分解能を向上させることができる。
【0051】また、現ラインの分割率は自由に設定でき
るので、ユーザの用途等に合わせ、希望する分解能で印
字することができ、装置をコストアップすることなく印
字品質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の記録装置のエンジンコントローラの
回路ブロック図である。
【図2】一実施例の記録装置の全体構成図である。
【図3】一実施例の記録装置にホストコンピュータを接
続した状態を説明する図である。
【図4】境界検出回路の回路図である。
【図5】境界検出回路の回路図である。
【図6】特定パターンに対する境界検出例を示す図であ
る。
【図7】補正回路の回路図である。
【図8】現ラインのデータをuライン、mライン、lラ
インに3分割した時の補正状態を説明する図である。
【図9】加工回路の具体的回路、及びその真理値表を示
す図である。
【図10】一実施例の記録装置の動作を説明するタイム
チャートである。
【図11】具体的なドットパターンについて補正を行っ
た場合の例を示す図である。
【図12】具体的なドットパターンについて補正を行っ
た場合の例を示す図である。
【図13】具体的なドットパターンについて補正を行う
場合のタイムチャートを説明する図である。
【図14】具体的なドットパターンについて、図13と
逆方向に補正を行う場合のタイムチャートを説明する図
である。
【図15】一実施例の記録装置により1ドットの印字処
理を行う時の例を示す図である。
【図16】一実施例の記録装置により2ドットの印字処
理、5/3ドットの印字処理、4/3ドットの印字処理
を行う時の例を示す図である。
【図17】角度θ1、及びθ2の斜線I、IIに対して
補正を行う例を説明する図である。
【図18】段差部の補正を1/3、1/4、・・・と変
えていった時の状態を説明する図である。
【図19】補正を一部の領域で行わない場合の具体例を
示す図である。
【図20】補正を一部の領域で行わない場合の回路シス
テムを示す図である。
【図21】記録装置の構成を説明する図である。
【図22】記録装置の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【図23】従来の記録装置による1ドットの印字処理を
説明する図である。
【符号の説明】
3 LEDプリンタ 4 感光体ドラム 5 LEDヘッド 6 画像形成部 8 用紙搬送機構 23 プリンタコントローラ 24 エンジンコントローラ 30 デバイダ 31〜34、39〜43 ラインバッファ 35、38 セレクタ 46 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 B41J 2/45 B41J 2/455 B41J 2/485 H04N 1/387

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電手段により表面が略一様な所定電位
    に帯電され、副走査方向に対して所定の速度で移動する
    被記録媒体上に、主・副走査方向に対してそれぞれ所定
    幅を有する光像を露光する露光素子が主走査方向に対し
    て複数アレイ状に配列されてなる光書き込み素子アレイ
    ヘッドと、 上位から入力する元画像データの1ラインデータをN
    分割された主走査線ラインデータに変換する画像デー
    タ分割回路と、 該画像データ分割回路から出力される分割ラインデータ
    に従って、所定時間単位に前記露光素子を選択的に駆動
    してN本の主走査線を露光する駆動手段と、 前記露光素子の所定時間の露光と被記録媒体の移動によ
    り前記被記録媒体上に形成される放電領域の集合により
    形成された所定の閾電位以下又は以上に帯電している被
    記録媒体表面にトナーを静電気的に付着させる現像手段
    とを備え、 前記画像データ分割回路は、 前記元画像データのうち加工対象となる現ラインデータ
    及び副走査方向に対して該現ラインデータの前の前ライ
    ンデータ及び後の次ラインデータとを格納するラインデ
    ータ記憶手段と、 前記現ラインデータを前記前ラインデータ及び次ライン
    データの両方の値に基づいてNラインの分割ラインデー
    タに変換する補正手段とからなり、前記露光素子の主走査方向の露光幅より短い距離を副走
    査する時間だけ前記分割ラインデータに基づいて前記露
    光素子を駆動し、この処理を1書き込み周期の間にN回
    繰り返すことにより被記録媒体上に重畳されて形成され
    た放電領域を前記所定の閾電位で区別して現像処理する
    ことにより、主走査方向のドット幅の1/Nの幅単位で
    増幅されるドット画像を形成 することを特徴とする記録
    装置。
  2. 【請求項2】 帯電手段により表面が略一様な所定電位
    に帯電され、副走査方向に対して所定の速度で移動する
    被記録媒体上に、主・副走査方向に対してそれぞれ所定
    幅を有する光像を露光する露光素子が主走査方向に対し
    て複数アレイ状に配列されてなる光書き込み素子アレイ
    ヘッドと、 上位から入力する元画像データの1ラインデータをN
    分割された主走査線ラインデータに変換する画像デー
    タ分割回路と、 該画像データ分割回路から出力される分割ラインデータ
    に従って、所定時間単位に前記露光素子を選択的に駆動
    してN本の主走査線を露光する駆動手段と、 前記露光素子の所定時間の露光と被記録媒体の移動によ
    り前記被記録媒体上に形成される放電領域の集合により
    形成された所定の閾電位以下又は以上に帯電している被
    記録媒体表面にトナーを静電気的に付着させる現像手段
    とを備え、 前記画像データ分割回路は、 前記元画像データのうち加工対象となる現ラインデータ
    及び副走査方向に対して該現ラインデータの前の前ライ
    ンデータ及び後の次ラインデータとを格納するラインデ
    ータ記憶手段と、 前記ラインデータ記憶手段に格納されたデータの内、所
    定領域毎に順次切り出されたデータをテーブルROMに
    定義されたパターンと比較し、画像の途切れた境界パタ
    ーンを識別して、その位置を認識する境界検出手段と、 前記現ラインデータをNラインの分割ラインデータに変
    換するとともに、該Nラインの分割ラインデータの前記
    前ライン側のラインデータ及び前記次ライン側のライン
    データの境界パターン位置を、前記前ラインデータ、現
    ラインデータ、次ラインデータのそれぞれの境界パター
    ン位置に基づいて、所定幅分変位加工する補正手段と、 を含むことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 前記露光素子の主走査方向の露光幅より
    短い距離を副走査する時間だけ前記分割ラインデータに
    基づいて前記露光素子を駆動し、この処理を1書き込み
    周期の間にN回繰り返すことにより被記録媒体上に重畳
    されて形成された放電領域を前記所定の閾電位で区別し
    て現像処理することにより、主走査方向のドット幅の1
    /Nの幅単位で増幅されるドット画像を形成することを
    特徴とする請求項2記載の記録装置。
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