JP3318940B2 - 固体電解質型燃料電池の製造方法 - Google Patents
固体電解質型燃料電池の製造方法Info
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- oxide fuel
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/88—Processes of manufacture
- H01M4/8878—Treatment steps after deposition of the catalytic active composition or after shaping of the electrode being free-standing body
- H01M4/8882—Heat treatment, e.g. drying, baking
- H01M4/8885—Sintering or firing
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- H01M4/00—Electrodes
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- H01M4/90—Selection of catalytic material
- H01M4/9016—Oxides, hydroxides or oxygenated metallic salts
- H01M4/9025—Oxides specially used in fuel cell operating at high temperature, e.g. SOFC
- H01M4/9033—Complex oxides, optionally doped, of the type M1MeO3, M1 being an alkaline earth metal or a rare earth, Me being a metal, e.g. perovskites
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体電解質型燃料電池の
製造方法に関する。
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−18874号等で示される如
く、高温燃料電池の一種である固体電解質型燃料電池は
良く知られている。
く、高温燃料電池の一種である固体電解質型燃料電池は
良く知られている。
【0003】上記公報の第1図に示される通り、空気電
極16に相互接続部26が接合されている。この相互接
続部26はLaCaCrO3が代表例である。
極16に相互接続部26が接合されている。この相互接
続部26はLaCaCrO3が代表例である。
【0004】図2は従来の代表的なLaCaCrO3の
製造フロー図であり、S100(ステップ100を意味
する。以下同様。)でLa,Ca,Crの硝酸塩を適量
準備し、これらをS101で水に溶かしながら攪拌混合
する。
製造フロー図であり、S100(ステップ100を意味
する。以下同様。)でLa,Ca,Crの硝酸塩を適量
準備し、これらをS101で水に溶かしながら攪拌混合
する。
【0005】S102で、100℃以下にて乾燥し水分
を除去する。これで得た固形物をS103でZrO2製
ボールを粉砕媒体としたボールミルにて十分に粉砕し、
S104で熱分解処理を施し、粉末から硝酸分を除去す
る。その粉末をS105で更にZrO2ボ−ルミル処理
し、次にS106で900℃結晶化処理を施す。その粉
末をS107でZrO2ボールミル処理し、続いてS1
08で1100〜1400℃粒径制御を行い、S109
でZrO2ボールミル処理を施す。
を除去する。これで得た固形物をS103でZrO2製
ボールを粉砕媒体としたボールミルにて十分に粉砕し、
S104で熱分解処理を施し、粉末から硝酸分を除去す
る。その粉末をS105で更にZrO2ボ−ルミル処理
し、次にS106で900℃結晶化処理を施す。その粉
末をS107でZrO2ボールミル処理し、続いてS1
08で1100〜1400℃粒径制御を行い、S109
でZrO2ボールミル処理を施す。
【0006】S100からS109までの工程で得たL
aCaCrO3粉末を、S110以降の工程で、射出成
形法、スラリーコート法等の手法にて所定の形状に成形
し、空気電極に当接し、焼成して一体化する。
aCaCrO3粉末を、S110以降の工程で、射出成
形法、スラリーコート法等の手法にて所定の形状に成形
し、空気電極に当接し、焼成して一体化する。
【0007】空気電極はLaCaMnO3が代表例であ
る。
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2のS103,S1
05,S107及びS109でのボールミルは、例えば
水平軸の回りに回転する円筒の中に、原料とZrO2製
ボールとを入れ回転するものであり、原料にZrO2製
ボールが衝突し且つ接触することから、いわゆる衝撃圧
縮粉砕と摩砕粉砕とが行われる。
05,S107及びS109でのボールミルは、例えば
水平軸の回りに回転する円筒の中に、原料とZrO2製
ボールとを入れ回転するものであり、原料にZrO2製
ボールが衝突し且つ接触することから、いわゆる衝撃圧
縮粉砕と摩砕粉砕とが行われる。
【0009】従来、ボールミルにおけるボールは鉄鋼球
が主に使用されるが、鉄粉の混入を嫌う工程では、粉砕
媒体として一般にジルコニア(ZrO2)やアルミナ
(Al2O3)のボールが使用される。
が主に使用されるが、鉄粉の混入を嫌う工程では、粉砕
媒体として一般にジルコニア(ZrO2)やアルミナ
(Al2O3)のボールが使用される。
【0010】しかしながら、これらZrO2製ボールや
Al2O3製ボールで破砕処理された粉末で相互接続部を
成形し、空気電極(LaCaMnO3)に接着焼成した
ところ、焼成不良率が高いことが分かった。
Al2O3製ボールで破砕処理された粉末で相互接続部を
成形し、空気電極(LaCaMnO3)に接着焼成した
ところ、焼成不良率が高いことが分かった。
【0011】ここで焼成不良とは、相互接続部自体の強
度低下、相互接続部との接着強度不足をいう。
度低下、相互接続部との接着強度不足をいう。
【0012】そこで本出願人は、これら、ZrO2、A
l2O3を用いて破砕処理した粉末を調べたところ、これ
らの粉末には、ZrあるいはAlが多く不純物として存
在し、これらの元素が相互接続部材の組成であるCrと
反応し、その結果、LaCaCrO3の焼成不良が生じ
ることを解明した。
l2O3を用いて破砕処理した粉末を調べたところ、これ
らの粉末には、ZrあるいはAlが多く不純物として存
在し、これらの元素が相互接続部材の組成であるCrと
反応し、その結果、LaCaCrO3の焼成不良が生じ
ることを解明した。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した不都合を解消す
べく本発明は、固体電解質型燃料電池の相互接続部の原
料を調整する工程において、前記粉砕を、Si3N4製ボ
ールを粉砕媒体としたボ−ルミルで行い、前記固体電解
質型燃料電池の相互接続部の原料を調整するまでの工程
で得た粉末を、以降の工程で、射出成形法、スラリーコ
ート法等の手法にて所定の形状に成形し、空気電極に当
接し、焼成して一体化することを特徴とする。
べく本発明は、固体電解質型燃料電池の相互接続部の原
料を調整する工程において、前記粉砕を、Si3N4製ボ
ールを粉砕媒体としたボ−ルミルで行い、前記固体電解
質型燃料電池の相互接続部の原料を調整するまでの工程
で得た粉末を、以降の工程で、射出成形法、スラリーコ
ート法等の手法にて所定の形状に成形し、空気電極に当
接し、焼成して一体化することを特徴とする。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。
説明する。
【0015】図1は本発明に係る固体電解質型燃料電池
の製造フロー図であり、従来の技術の項で図2に基づい
て説明したのと同手順でLa,Ca,Crの硝酸塩を適
量準備し、これらをS02で水に溶かしながら攪拌混合
する。
の製造フロー図であり、従来の技術の項で図2に基づい
て説明したのと同手順でLa,Ca,Crの硝酸塩を適
量準備し、これらをS02で水に溶かしながら攪拌混合
する。
【0016】S03で、100℃以下にて乾燥し水分を
除去する。これで得た固形物をS04でSi3N4ボール
ミルにて十分に粉砕し、S05で熱分解処理を施し、粉
末から硝酸分を除去する。その粉末をS06で更にSi
3N4ボ−ルミル処理し、次にS07で900℃結晶化処
理を施す。その粉末をS08でSi3N4ボールミル処理
し、続いてS09で1100〜1400℃粒径制御を行
い、S10でSi3N4ボールミル処理を施す。
除去する。これで得た固形物をS04でSi3N4ボール
ミルにて十分に粉砕し、S05で熱分解処理を施し、粉
末から硝酸分を除去する。その粉末をS06で更にSi
3N4ボ−ルミル処理し、次にS07で900℃結晶化処
理を施す。その粉末をS08でSi3N4ボールミル処理
し、続いてS09で1100〜1400℃粒径制御を行
い、S10でSi3N4ボールミル処理を施す。
【0017】即ち、本発明は原料を破砕処理するための
ボールを、Si3N4にしたことを特徴とする。
ボールを、Si3N4にしたことを特徴とする。
【0018】その作用を次に述べる。Si3N4製ボール
で破砕処理された粉末で相互接続部を成形し、これを空
気電極(LaCaMnO3)に約1400℃で接着焼成
したところ、接着性は良好で、相互接続部自身の強度も
十分に高いことが確かめられた。
で破砕処理された粉末で相互接続部を成形し、これを空
気電極(LaCaMnO3)に約1400℃で接着焼成
したところ、接着性は良好で、相互接続部自身の強度も
十分に高いことが確かめられた。
【0019】そして、接着焼成後の相互接続部の電気伝
導率は40〜50S/cmであり、この値は良質な相互
接続部のものに相当する。
導率は40〜50S/cmであり、この値は良質な相互
接続部のものに相当する。
【0020】相互接続部に係る諸欠点が解決できた理由
はボール(Si3N4)のSi成分が相互接続部(LaC
aCrO3)と反応し、Si−La−Caの液相を形成
したことと推定される。
はボール(Si3N4)のSi成分が相互接続部(LaC
aCrO3)と反応し、Si−La−Caの液相を形成
したことと推定される。
【0021】相互接続部(LaCaCrO3)からCa
CrO4が空気電極(LaCaCrO3)へ移動すること
を、Si−La−Ca液相が阻止する作用を為すと推定
できる。
CrO4が空気電極(LaCaCrO3)へ移動すること
を、Si−La−Ca液相が阻止する作用を為すと推定
できる。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明はSi3N4
製ボールで粉砕処理することで、燃料電池における相互
接続部の特性を良好に保つことが出来る。
製ボールで粉砕処理することで、燃料電池における相互
接続部の特性を良好に保つことが出来る。
【図1】本発明に係る固体電解質型燃料電池の製造フロ
ー図
ー図
【図2】従来の代表的なLaCaCrO3の製造フロー
図
図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒石 正広 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−18874(JP,A) 特開 平3−261621(JP,A) 特開 昭63−65960(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/02 H01M 8/12 C01G 37/00
Claims (1)
- 【請求項1】 La,Cr,Caの各々の硝酸塩を原料
に、水溶混合し、乾燥固化し、粉砕し、熱分解し、粉砕
し、結晶化処理し、粉砕し、粒径制御処理を施す如くし
て固体電解質型燃料電池の相互接続部の原料を調整する
工程において、前記粉砕を、Si3N4製ボールを粉砕媒
体としたボ−ルミルで行い、前記固体電解質型燃料電池
の相互接続部の原料を調整するまでの工程で得た粉末
を、以降の工程で、射出成形法、スラリーコート法等の
手法にて所定の形状に成形し、空気電極に当接し、焼成
して一体化することを特徴とした固体電解質型燃料電池
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35147691A JP3318940B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 固体電解質型燃料電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35147691A JP3318940B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 固体電解質型燃料電池の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05166524A JPH05166524A (ja) | 1993-07-02 |
JP3318940B2 true JP3318940B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=18417550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35147691A Expired - Fee Related JP3318940B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 固体電解質型燃料電池の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3318940B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106565242B (zh) * | 2016-11-15 | 2019-12-03 | 昆明理工大学 | 一种提高镧钙锰氧陶瓷材料电学性能的方法 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP35147691A patent/JP3318940B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05166524A (ja) | 1993-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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