JP3318112B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3318112B2 JP10965694A JP10965694A JP3318112B2 JP 3318112 B2 JP3318112 B2 JP 3318112B2 JP 10965694 A JP10965694 A JP 10965694A JP 10965694 A JP10965694 A JP 10965694A JP 3318112 B2 JP3318112 B2 JP 3318112B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導加熱を利用して炊
飯する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来使用されているこの種の炊飯器につ
いて図3に基づいて説明する。21は米と水を入れる鍋
で、この鍋21のフランジ部を上枠22で支持してい
る。また鍋21の下面は、保護枠下25で保護されてい
る。前記保護枠下25には、誘導加熱部を形成している
誘導加熱コイル23と誘導加熱コイル23の周囲に配置
したフェライト24とを設けている。また前記上枠22
と保護枠下25間には、加熱用ヒータ26を備えている
略筒形の保護枠胴27を設けている。この保護枠胴27
の外方には、炊飯時の発熱による器体の過熱を防止する
ためと、保温時の熱の放出を防止するために断熱壁28
を設けている。この断熱壁28は、前記保温効果を高め
るためと耐熱性を保証するために金属板を使用してい
る。
【0003】以上の構成で、誘導加熱コイル23が発生
する高周波磁界によって鍋21を誘導加熱し、蒸らし時
と保温時には加熱用ヒータ26を作動させて、おいしい
ご飯を炊飯しているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の炊飯
器には、断熱壁28の構成が起因する保温時の白化等の
炊飯性能に関する課題を有しているものである。白化
は、保温時に温度むらがあった場合、蒸気が結露してご
飯上に付着してご飯の色が白くなる現象で、水分を過剰
に含んでいるため当然味覚も低下するものである。
【0005】この白化の原因は、前記しているように断
熱壁28の構成に原因があるものである。つまり従来の
構成では、断熱壁28は長方形の金属板の両端を溶接し
て円筒形に形成したものを使用している。このため、端
部には重ね合わせた溶接部が生じて、この溶接部には応
力が生ずるものである。つまり断熱壁28は、真円には
ならず楕円形となるものである。換言すれば、鍋21と
の距離の分布に差が生ずるものである。この距離の差が
原因して、保温時の温度分布に差が生じ白化が生ずるも
のである。
【0006】また、断熱壁28が楕円形となるために、
炊飯器の組立工程においてもスムーズに組立ができない
という課題を有しているものである。
【0007】本発明はこの様な従来の構成が有している
課題を解決しようとするもので、組立が容易で、かつ保
温性能の高い炊飯器を提供することを第一の目的として
いる。また組立および保温性能をさらに高めた炊飯器を
提供することを第二の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、米と水を入れる鍋と、上枠
と、前記上枠に設けられ前記鍋のフランジ部を受けるキ
ャップと、前記鍋の下面に設けた誘導加熱部と、前記誘
導加熱部を有し鍋の下面を保護する保護枠下と、前記上
枠と保護枠下間に設けた加熱用ヒータを備えた略筒形の
保護枠胴と、保護枠胴の外方に設けた筒形の断熱壁とを
有し、前記断熱壁を上枠と保護枠下のいずれかと一体に
形成した炊飯器とするものである。
【0009】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、特に、断熱壁と上枠と保護枠下とを一体に形
成した炊飯器とするものである。
【0010】
【作用】本発明の第一の手段は、断熱壁を上枠または保
護枠下と一体に成型した構成によって、真円度を高め、
かつ組立性を高めた炊飯器として作用するものである。
【0011】また本発明の第二の手段は、上枠・断熱壁
・保護枠下を一体に形成する構成として、更に保温性能
の高い、また組立性の良い炊飯器として作用するもので
ある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1を参照
しながら説明する。1は米と水を入れる鍋で、鍋1のフ
ランジ部は上枠2によって支持されている。上枠2は耐
熱性の高いプラスチックで形成しているキャップ9を備
えている。鍋1の下面には、誘導加熱部を形成している
誘導加熱コイル3と誘導加熱コイル3の周囲に設けてい
るフェライト4を配置している。この誘導加熱コイル3
とフェライト4とは、鍋1の底面を保護している保護枠
下5に設けているものである。なおこの保護枠下5も、
耐熱性の高いプラスチックで形成しているのである。ま
た上枠2と保護枠下5間には、加熱用ヒータ6を有する
略筒形の保護枠胴7を鍋1の周囲を覆うように配置して
いる。保護枠胴7の外方には、筒形の断熱壁8を配置し
ている。この断熱壁8は、耐熱性の高いプラスチック、
本実施例ではポリプロピレンを使用しており、前記上枠
2と一体に形成しているものである。
【0013】以下本実施例の動作について説明する。前
記しているように本実施例では、断熱壁8はポリプロピ
レンを使用して上枠2と一体に成型して構成しているも
のである。このため、従来の金属板を使用して溶接加工
することによって生じていた課題は解決できるものであ
る。つまり、プラスチックの成型加工としているため加
工精度が高く、真円度が非常に高まるものである。この
ため、断熱壁8と鍋1との距離が均一となって、保温時
の温度分布が一様で炊飯器としての保温性能が高まるも
のである。つまり、従来見られていた白化の問題を解消
できるものとなっている。また上枠2と断熱壁8とが一
体となったことによって、上枠2と断熱壁8との組み合
わせ部分の隙間が無くなって、より保温性能が向上する
ものである。
【0014】また炊飯器の組立工程においても、真円度
が高まっているため保護枠下5へのセット作業が非常に
スムーズに行なえるものである。また上枠2と断熱壁8
とを一体とした構成としているため、これらを組み合わ
せる工程を省略することができ組立性の非常に高い炊飯
器を実現するものである。
【0015】なお本実施例では、断熱壁8は上枠2と一
体としているが、保護枠下5と一体としても支障はない
ものである。
【0016】次に本発明の第二の実施例について図2を
参照しながら説明する。本実施例では、断熱壁8と上枠
2と保護枠下5との三者を一体に形成しているものであ
る。
【0017】こうして、前記実施例よりも更に保温性能
の高い、かつ組立性の高い炊飯器を実現しているもので
ある。つまり、第一の実施例構成に加え、さらに保護枠
下5を一体に形成しているため、組立工程での工程数を
さらに1つ削減できるものである。また、断熱壁8と保
護枠下5との間の隙間も無くなることによって、温度む
らの原因となる隙間が更に減少して一層保温性能の高い
炊飯器となるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、米と水を入れる
鍋と、上枠と、前記上枠に設けられ前記鍋のフランジ部
を受けるキャップと、前記鍋の下面に設けた誘導加熱部
と、前記誘導加熱部を有し鍋の下面を保護する保護枠下
と、前記上枠と保護枠下間に設けた加熱用ヒータを備え
た略筒形の保護枠胴と、保護枠胴の外方に設けた筒形の
断熱壁とを有し、前記断熱壁を上枠と保護枠下のいずれ
かと一体に形成した構成として、組立が容易で、かつ保
温性能の高い炊飯器を実現するものである。
【0019】また本発明の第二の手段は、特に、断熱壁
と上枠と保護枠下とを一体に形成した構成として、更に
保温性能の高い、組立性の良い炊飯器を実現するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の構成を一部切り欠き断
面にして示した側面図
【図2】同第二の実施例の構成を一部切り欠き断面にし
て示した部分側面図
【図3】従来の炊飯器を一部切り欠き断面にして示した
部分側面図
【符号の説明】
1 鍋 2 上枠 3 誘導加熱コイル 4 フェライト 5 保護枠下 6 加熱用ヒータ 7 保護枠胴 8 断熱壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−371111(JP,A) 特開 平6−284962(JP,A) 特開 平6−126(JP,A) 実開 平6−3215(JP,U) 実開 昭58−14810(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米と水を入れる鍋と、上枠と、前記上枠
    に設けられ前記鍋のフランジ部を受けるキャップと、
    記鍋の下面に設けた誘導加熱部と、前記誘導加熱部を有
    し鍋の下面を保護する保護枠下と、前記上枠と保護枠下
    間に設けた加熱用ヒータを備えた略筒形の保護枠胴と、
    保護枠胴の外方に設けた筒形の断熱壁とを有し、前記断
    熱壁を上枠と保護枠下のいずれかと一体に形成した炊飯
    器。
  2. 【請求項2】 米と水を入れる鍋と、上枠と、前記上枠
    に設けられ前記鍋のフランジ部を受けるキャップと、
    記鍋の下面に設けた誘導加熱部と、前記誘導加熱部を有
    し鍋の下面を保護する保護枠下と、前記上枠と保護枠下
    間に設けた加熱用ヒータを備えた略筒形の保護枠胴と、
    保護枠胴の外方に設けた筒形の断熱壁とを有し、前記断
    熱壁と上枠と保護枠下とを一体に形成した炊飯器。
JP10965694A 1994-05-24 1994-05-24 炊飯器 Expired - Lifetime JP3318112B2 (ja)

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