JP3317626B2 - ピストンリングの嵌め込み方法 - Google Patents

ピストンリングの嵌め込み方法

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JP3317626B2
JP3317626B2 JP07057296A JP7057296A JP3317626B2 JP 3317626 B2 JP3317626 B2 JP 3317626B2 JP 07057296 A JP07057296 A JP 07057296A JP 7057296 A JP7057296 A JP 7057296A JP 3317626 B2 JP3317626 B2 JP 3317626B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンリングの
嵌め込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】段積み状態の多数のピストンリングを1
つずつ供給する供給装置として、例えば、特開平7−2
66151号公報「ピストンリング組付け装置」があ
る。上記技術は、その公報の図1、図2、図17及び図
18によれば、ガイド体3(番号は公報に記載されたも
のを引用した。以下同じ。)に、段積み状態で多数のピ
ストンリング21…を収納し、最下位のピストンリング
21をステッピングモータ37で押し上げることで、最
上位のピストンリング21を上部の拡径ガイド部材4か
ら1つずつ押出して、ピストン9のリング溝9a〜9c
に嵌め込むものである。ステッピングモータ37は、1
つのピストンリング21の厚さtに相当する距離だけ、
段積み状態のピストンリング21…を押し上げるもので
ある。ピストンリング21は、切れ目21aを有したC
形リングである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ピストン9のリング溝9a〜9cに嵌め込むピストンリ
ング21としては、一般に、次のような5種類のリング
からなる。すなわち、5種類のリングとは、2つのコン
プレッションリング(トップリング、セカンドリング)
と、1組のオイルリング(中央のエキスパンダ、上下の
第1・第2サイドレールからなる。)である。次に、従
来のエキスパンダの嵌め込み方法を次図で説明する。
【0004】図15(a)〜(c)は従来のエキスパン
ダの嵌め込み方法を説明する説明図である。(a)の嵌
め込み方法は、ガイド体101に、段積み状態で多数の
エキスパンダ(ピストンリング)102…を収納し、最
下位のエキスパンダ102を押し上げることで、最上位
のエキスパンダ102を、上部の拡径ガイド部材103
で拡開しながら1つずつ押出して、ピストン104のリ
ング溝105に嵌め込む方法である。エキスパンダ10
2は(b)のような波形状リングであり、このため、径
方向及び軸方向に小さい力で弾性変形可能である。そし
て、エキスパンダ102は切れ目(図示せず)を有した
C形リングである。
【0005】最上位のエキスパンダ102を、単に拡径
ガイド部材103から押出したのでは、押出した瞬間
に、エキスパンダ102が自己の弾性力で縮径しなが
ら、切れ目部分の端部同士がオーバーラップすることが
ある。端部同士がオーバーラップすると、(c)のよう
に、エキスパンダ102がピストン104の外周面に乗
り上がり、リング溝105に嵌合しない虞れがある。従
って、嵌合不良のエキスパンダ102の有無を常時監視
する必要があり、また、嵌合不良のエキスパンダ102
が有った場合には、速やかに修正しないと、次工程で不
具合が発生し得る。このため、嵌合不良を監視する監視
装置を必要とし、また、修正作業が煩わしい。
【0006】そこで本発明の目的は、ピストンリングの
嵌合不良を監視する監視装置が不要で、しかも、嵌合修
正作業も不要としたピストンリングの嵌め込み方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、リング溝
に嵌合する時点のC形ピストンリングの動作や、嵌め込
み方法に要求される特性を詳しく研究し、切れ目部分の
端部同士がオーバーラップしないようにして、C形ピス
トンリングをリング溝に嵌め込む方法を創案することに
成功した。具体的には、外周にC形ピストンリングを嵌
合し、軸方向で上下に段積み状態で収容したマガジンの
下端部から、最下位のピストンリングを拡開状態で下方
に払い出し、該ピストンリングをマガジン下方に配置し
ピストンのリング溝に該ピストンリングを嵌め込む方
法において、拡開状態の前記ピストンリングの上に、接
近.離反して拡開、縮閉する左右1組の押下げアームを
臨ませ、該左右の押下げアームには、各押下げアームの
ピストンリング上面との当接部下面よりも下方に突出す
る凸部を先端部に備え、且つピストンリングの中心方向
に付勢された揺動自在な左右1組の副押下げアームを備
えてなり、前記ピストンのリング溝上方に位置する前記
ピストンリング上面に、前記押下げアームを配置し、前
記押下げアームの下方への押下げで、副押下げアーム先
端部の凸部を、前記ピストンリングの切り欠きの近傍を
押下げ、ピストンリングの他の部分に優先して該切り欠
きの近傍を前記リング溝に嵌め込み、その後、押下げア
ームの押下げで、副押下げアームを揺動離反させてピス
トンリング外周方向に逃がし、押下げアームの当接部の
ピストンリングの他の部分の上面への当接、押下げで、
ピストンリングの他の部分をリング溝に嵌め込むように
したことを特徴とする。
【0008】切欠きの近傍を優先してリング溝に嵌め込
むので、切欠きの端部はリング溝で軸方向移動を規制さ
れる。このため、切欠きの端部はオーバーラップするこ
とがない。その後、他の部分をリング溝に嵌め込むこと
で、C形ピストンリングは確実にリング溝に嵌め込まれ
る。このため、ピストンリングの嵌合不良を監視する監
視装置が不要であり、しかも、嵌合修正作業も不要であ
る。また、ピストンリングの取付け作業を素速く、しか
も、確実に行うことができ、取付け工程の完全自動化を
図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。なお、本発明のピストンリング組付け設
備で組み付けたピストン及びピストンリングの構成及び
作用を説明した後に、ピストンリング組付け設備を説明
する。図1(a),(b)は本発明に係るピストンリン
グ組付け設備によって得たピストンの構成図であり、
(a)はピストンとピストンリングの分解斜視図、
(b)はピストンリングを組み付けた状態のピストンの
要部断面図である。
【0010】(a)は、外周に上から下へ順に3つのリ
ング溝1a,1b,1cを刻設してなるピストン1にお
いて、これらのリング溝1a〜1cに、5つのピストン
リングを嵌め込むことを示す。5つのピストンリングと
は、2つのコンプレッションリング(トップリング2、
セカンドリング3)と、1組のオイルリング(中央のエ
キスパンダ4、下の第1サイドレール5、上の第2サイ
ドレール6からなる。)であり、切欠きNを有したC形
リングである。トップリング2、セカンドリング3、第
1サイドレール5、第2サイドレール6は上下面が平坦
なリングであり、エキスパンダ4は波形状リングであ
る。(b)はピストン1にピストンリング2〜6を組み
付けた状態を示す。なお、5つのピストンリングを区別
せずに説明する場合には、単に「ピストンリング2〜
6」又は「ピストンリング2,3,5,6」のように記
載する。
【0011】図2は本発明に係るピストンリング組付け
設備の平面図であり、ピストンリング組付け設備10
は、ピトンリング取付け前のピストン1…(…は複数を
示す。以下同じ。)を収納した未完成品用パレットA1
〜A4を、搬送する前部パレット搬送装置11と、未完
成品用パレットA2からピストン1を1つずつ取り出す
ピストン取出し装置12と、取り出したピストン1を搬
送するピストン搬送装置14と、搬送されたピストン1
を上下反転するピストン反転装置15と、ピストン反転
装置15から移送されたピストン1を間欠搬送するトラ
ンスファ装置16と、トランスファ装置16で搬送され
たピストン1にピトンリングを個別に取付ける第1〜第
5リング組付け装置21〜25と、ピストンリング取付
け後のピストン1を完成品用パレットB2に収納するピ
ストン収納装置26と、完成品用パレットB1〜B3を搬
送する後部パレット搬送装置27とからなる。
【0012】第1リング組付け装置21はエキスパンダ
4(図1参照)を取付け、第2リング組付け装置22は
第1サイドレール5を取付け、第3リング組付け装置2
3は第2サイドレール6を取付け、第4リング組付け装
置24はセカンドリング3を取付け、第5リング組付け
装置25はトップリング2を取付けるものである。な
お、第1〜第5リング組付け装置21〜25を区別せず
に説明する場合には、単に「リング組付け装置21〜2
5」と記載する。13は中敷取出し装置、28はピスト
ン1の有無を監視する監視装置、Tは1つのピストン1
を載せるトレイである。未完成品用パレットA1…は、
ピストン1のヘッド(トップ)を下に、開口を上に向け
た状態で、ピストン1を多数収納する。
【0013】次に、ピストンリング組付け設備10の概
略の作用を説明する。前部パレット搬送装置11は、次
の(1)〜(3)のステップを繰返す装置である。 (1)段積みした未完成品用パレットA1…のうちの最
下位のパレットA1を、前方(この図の上方)に1ピッ
チだけ搬送する。なお、未完成品用パレットA1…は、
ピストン1…を3段に段積み収納し、各段を図示せぬ中
敷で仕切ったものである。 (2)未完成品用パレットA2から上段のピストン1…
を全て取り出した後、中敷取出し装置13で上段の中敷
を取り出して、隣の空のパレットA3に収納する。そし
て、中段の中敷、下段の中敷の順に取り出して、全ての
ピストン1…及び中敷を取り出す。 (3)前方の空のパレットA3を最前方に段積みした
(パレットA4)後、新たに空になったパレットA2を前
方に1ピッチだけ搬送する。
【0014】ピストンリングの組付けは、次の(1)〜
(4)のステップの反復で実行する。 (1)未完成品用パレットA2から、ピストン1をピス
トン取出し装置12で1つずつ取り出してピストン搬送
装置14で搬送する。 (2)搬送されたピストン1をピストン反転装置15で
上下反転し、トランスファ装置16に移送する。 (3)トランスファ装置16で搬送されたピストン1に
第1〜第5リング組付け装置21〜25で順次図示せぬ
ピトンリングを組み付ける。 (4)ピトンリング取付け後のピストン1を、ピストン
収納装置26で完成品用パレットB2に収納する。
【0015】後部パレット搬送装置27は、次の(1)
〜(3)のステップを繰返す装置である。 (1)段積みした完成品用パレットB1…のうち1つを
前方(この図の上方)に1ピッチだけ搬送する。完成品
用パレットB1…は、ピストン1…を1段収納するもの
である。 (2)ピストン収納装置26から完成品用パレットB2
へ、ピトンリング取付け後のピストン1を1つずつ収納
する。 (3)完成品用パレットB2に満収納した後、最前方に
段積みする(パレットB3)。
【0016】次に、第1〜第5リング組付け装置21〜
25を説明する。図3は本発明に係る第1〜第5リング
組付け装置の正面図であり、リング組付け装置21〜2
5は、それぞれベース31に起設した下部スタンド32
と、下部スタンド32に起設した上部スタンド33と、
上部スタンド33の基盤33aに着脱可能に取付けたマ
ガジンユニット34と、マガジンユニット34に保持さ
れた最下位のピストンリング2〜6を強制的に落下させ
る下降手段60と、落下したピストンリング2〜6を押
し下げてピストン1に供給する供給手段70(詳しくは
図4で説明する。)とからなる。
【0017】マガジンユニット34は、上部スタンド3
3の基盤33aに前後(この図の表裏方向)にスライド
可能に取付けたベースプレート35と、ベースプレート
35に取付けた縦置きシリンダ状のマガジン40(5
0)とからなる。マガジン40(50)は外周面に、ピ
ストンリング2〜6のうちの1種類を、想像線で示すよ
うに段積み状態で保持するものである。上部スタンド3
3は、マガジン40(50)から落下した最下位のピス
トンリング2〜6を検知する検知手段80を備え、この
検知手段80は、例えば投光器81と受光器82とから
なる。
【0018】図4は本発明に係る第1〜第5リング組付
け装置の側面図であり、下降手段60は、上部スタンド
33の上部側部に取付けたサーボモータ61と、上部ス
タンド33に垂直に且つ回転可能に取付けたボールねじ
62と、ボールねじ62と軸方向移動のみ可能に螺合し
たナット63と、ナット63に取付けた下降アーム64
と、この下降アーム64の作動を効果的にピストンリン
グ2〜6に伝える押圧リング65とからなる。66はサ
ーボモータ61からボールねじ62に動力を伝達する伝
動機構である。
【0019】供給手段70は、下部スタンド32に取付
けた昇降用の第1エアシリンダ71と、第1エアシリン
ダ71のピストンロッド71aに取付けたベース72
と、ベース72に取付けた左右1組の押下げアーム7
3,74と、押下げアーム73,74を水平面に沿って
拡開する第2エアシリンダ(図7参照)と、ベース72
の水平回転を阻止し軸方向移動のみ可能にするガイド部
材76とからなる。
【0020】トランスファ装置16は、マガジン40
(50)の下方で、第1〜第5リング組付け装置21〜
25の並び方向(この図の表裏方向)に、ピストン1を
載せたトレイTを移送するものであり、しかも、各マガ
ジン40(50)の位置において、トレイTを持上げて
マガジン40(50)の下部孔48(58)にピストン
1の上部を嵌合させる昇降手段16aを備える。Taは
ピストンを収納する収納筒部、16b…はトレイTを受
けるローラである。
【0021】上記マガジン40(50)は2種類有り、
それぞれの構成を図5に基づき説明する。図5(a),
(b)は本発明に係るマガジンの要部側面図である。
(a)は第1リング組付け装置21のマガジン40(以
下、「第1マガジン40」と言う。)の下部側面形状を
示し、第1マガジン40は、段積み状態で多数のピスト
ンリング(エキスパンダ)4…をストックするストック
部42と、このストック部42より一回り小径の小径部
43と、この小径部43より大径でピストンリング4…
を拡開するための拡開部44とからなり、ストック部4
2、小径部43、拡開部44をこの順に上から下に備え
る。ストック部42及び小径部43は円筒である。拡開
部44は、上方先細りのテーパ部45と、テーパ部45
の下に連なる円筒状の大径部46とからなる。ストック
部42の下端縁部は、分離部47である。
【0022】(b)は第2〜第5リング組付け装置のマ
ガジン50(以下、「第2マガジン50」と言う。)の
下部側面形状を示し、第2マガジン50は、最下位のピ
ストンリング2,3,5,6を拡開する拡開部54と、
この拡開部54より上位に最下位であったピストンリン
グを除いたピストンリング2,3,5,6を仮止めする
ためのストッパ部52とを備える。詳しくは、第2マガ
ジン50は、上部円筒部51、ストッパ部52、下部円
筒部53、拡開部54をこの順に上から下に備える。ス
トッパ部52は上方先細りのテーパ体である。拡開部5
4は、上方先細りのテーパ部55と、テーパ部55の下
に連なる円筒状の大径部56とからなる。ストッパ部5
2の下端縁部は、分離部57である。
【0023】図6は図4の6−6線矢視図であり、下降
アーム64が、マガジン40(50)の両側に延びる平
面視二股状アームであることを示す。36,36はベー
スプレート35を基盤33aに位置決めする位置決めピ
ン、37,37はベースプレート35に付設した取手で
ある。
【0024】図7は図4の7−7線断面図であり、左右
1組の押下げアーム73,74は、マガジン40(5
0)の両側に延びて、マガジン40(50)に積まれた
最下位のピストンリング2〜6の上面を押し下げるアー
ムであり、平面視で互いに対向する略く字状の当接部7
3a,73a,74a,74aを有する。第2エアシリ
ンダ75は、左右1組の押下げアーム73,74同士を
接近・離反駆動するものである。ところで、第1リング
組付け装置21の押下げアーム73,74だけ、副押し
下げアーム77,77を備える。以下、次図で説明す
る。
【0025】図8は本発明に係る第1リング組付け装置
の押下げアームの平面図である。第1リング組付け装置
21の押下げアーム73,74は、想像線で示すエキス
パンダ4の切欠きNの近傍を他の部分に優先して、リン
グ溝1c(図1参照)に嵌め込むための副押し下げアー
ム77,77を備える。詳しくは、副押し下げアーム7
7,77は、互いに対向する揺動先端を水平面に沿って
揺動するアームである。78,78は副押し下げアーム
77,77をエキスパンダ4の中心方向に付勢する圧縮
ばね78,78である。
【0026】図9(a),(b)は本発明に係る第1リ
ング組付け装置の押下げアームの構成図兼作用説明図で
ある。図9(a)は、副押し下げアーム77,77の揺
動先端に、下向きの当接凸部77a,77aを備えたこ
とを示す。当接凸部77a,77aの下面は、当接部7
3a,74aの下面よりも下方に突出し、この突出高さ
は、エキスパンダ4の厚みと概ね同一である。
【0027】次に、第1リング組付け装置21の押下げ
アーム73,74の作用を、図9及び図10に基づき説
明する。最下位のエキスパンダ4を押し下げる場合に
は、先ず、図9(a)のように左右1組の押下げアーム
73,74同士を互いに接近させ、当接部73a,74
a及び当接凸部77a,77aをエキスパンダ4の周縁
の真上に移動する。次に、図9(b)のように各押下げ
アーム73,74を下降させることで、エキスパンダ4
の切欠きNの近傍部分4a,4aを当接凸部77a,7
7aで優先して押し下げる。その後、エキスパンダ4の
他の部分4b,4bを当接部73a,74aで押し下げ
る。このため、エキスパンダ4は先に切欠きNの近傍が
下降し、次いで、他の部分が下降する。供給手段70を
復帰する場合には、各押下げアーム73,74を上昇し
た後に互いに離反する方向に移動する。このように、左
右1組の押下げアーム73,74は、最下位のエキスパ
ンダ4を押し下げて払い出し、図示せぬピストン1に供
給する。
【0028】次に、エキスパンダ(ピストンリング)4
の嵌め込み方法を図10に基づき説明する。図10
(a)〜(d)は本発明に係る第1リング組付け装置の
押下げアームの作用説明図である。押下げアーム73,
74が下降すると、(a)のように、当接凸部77a,
77aがエキスパンダ4の切欠きNの近傍部分4a,4
aに当接して押圧する。このため、(b)のように、近
傍部分4a,4aを他の部分よりも先に押し下げるの
で、エキスパンダ4は近傍部分4a,4aを下げた傾斜
状態で下降する。
【0029】更に、押下げアーム73,74が下降する
と、(c)のように、当接凸部77a,77aが近傍部
分4a,4aを押し下げて、ピストン1のリング溝1c
に嵌め込む。このため、近傍部分4a,4aがリング溝
1cで軸方向移動を規制されるので、切欠きNの端部は
オーバーラップすることがない。近傍部分4a,4aは
リング溝1cに嵌合しているので、これ以上下降しな
い。このため、押下げアーム73,74がより一層下降
すると、当接凸部77a,77aが圧縮ばね78,78
(図8参照)の付勢力に抗して、(d)のように、エキ
スパンダ4の外周方向に揺動して逃げる。この結果、押
下げアーム73,74の当接部73a,74aが、エキ
スパンダ4の上面を押し下げることになる。従って、エ
キスパンダ4の他の部分もリング溝1cに嵌合する。こ
のように、切欠きNの近傍を他の部分に優先してリング
溝1cに嵌め込むので、切欠きNの端部はリング溝1c
で軸方向移動を規制される。従って、切欠きNの端部は
オーバーラップすることがない。
【0030】図11(a),(b)は本発明に係る第2
〜5リング組付け装置の押下げアームの作用説明図であ
る。最下位のピストンリング2,3,5,6を押し下げ
る場合には、先ず、(a)のように左右1組の押下げア
ーム73,74同士を互いに接近させ、当接部73a,
73a,74a,74aをピストンリング2,3,5,
6の周縁の真上に移動する。次に、(b)のように各押
下げアーム73,74を下降させ、当接部73a,73
a,74a,74aでピストンリング2,3,5,6の
上面の所定部位(4箇所)を押すことで、最下位のピス
トンリング2,3,5,6を押し下げる。供給手段70
を復帰する場合には、各押下げアーム73,74を上昇
した後に互いに離反する方向に移動する。このように、
左右1組の押下げアーム73,74は、最下位のピスト
ンリング2,3,5,6を押し下げて払い出し、図示せ
ぬピストン1に供給する。
【0031】次に、ピストンリング2〜6の供給方法を
図3及び図4に基づき説明する。 (1)図3において、多数のピストンリング2〜6を段
積み状態で外周面に収納したマガジン40(50)を縦
向きに所定位置にセットする(第1工程)。詳しくは、
マガジンユニット34のベースプレート35を上部スタ
ンド33の基盤33aに取付ける。
【0032】(2)図4において、ピストン1を載せた
トレイTがマガジン40(50)の真下に移送された時
点で、昇降手段16aがトレイTを持上げて、マガジン
40(50)の下部孔48(58)にピストン1の上部
を嵌合させる(第2工程)。
【0033】(3)下降手段60のサーボモータ61を
始動してボールねじ62を回転させることで、ボールね
じ62に螺合したナット63を下降させ、下降アーム6
4を下げる。この結果、下降アーム64は押圧リング6
5を介して、最上位のピストンリング2〜6を下方へ押
し下げる(第3工程)。
【0034】(4)段積み状態の多数のピストンリング
2〜6が押し下げられることで、最下位のピストンリン
グ2〜6がマガジン40(50)の分離部47(57)
を越えて落下する。図3に示す検知手段80は、投光器
81から常に発する光線(光信号)を受光器82で受信
するものである。受光器82は、分離部47(57)を
越えた最下位のピストンリング2〜6で光線が遮断され
ると、これを検知して検知情報を出力する(ピストンリ
ング検知工程としての第4工程)。すなわち、最下位の
ピストンリング2〜6は、分離部47(57)を越える
と自重で落下するので、検知情報は単に、最下位のピス
トンリング2〜6が分離部47(57)を越えたか否か
を検知するオン、オフ信号でよい。
【0035】(5)検知情報に基づいて図4に示す下降
手段60のサーボモータ61を停止する。この結果、下
降アーム64及び押圧リング65の下降は停止する(第
5工程)。
【0036】(6)落下した最下位のピストンリング2
〜6を、今度は供給手段70で押し下げ、マガジン40
(50)の下端から払出し、ピストン1のリング溝へ供
給する(第6工程)。 (7)ピストン1を載せたトレイTを下降させ、トラン
スファ装置16で搬送する(第7工程)。 このように、上記第2〜第7工程を繰返して、トランス
ファ装置16で搬送されつつある各ピストン1…に、ピ
ストンリング2〜6を供給する。
【0037】次に、第1リング組付け装置21の詳細な
作用を図12に基づき説明する。なお、理解を容易にす
るために、図12では、最上位のエキスパンダを4U、
最下位のエキスパンダを4Dと言う。図12は本発明に
係る第1リング組付け装置の作用説明図である。多数の
エキスパンダ4…は、第1リング組付け装置21の第1
マガジン40に段積み状態でストックされている。詳し
くは、エキスパンダ4…は、径方向及び軸方向に小さい
力で弾性変形可能であり、エキスパンダ4…の内径より
若干大きい径のストック部42に緩く嵌合することで保
持され、軸方向へのずり落ちが防止される。このため、
段積み状態でストックされた波形状のエキスパンダ4…
同士の波部が、互いに嵌り合うことはない。従って、最
下位のエキスパンダ4Dだけを確実に分離することがで
きる。
【0038】押圧リング65で最上位のエキスパンダ4
Uを押圧すると(矢印)、最下位のエキスパンダ4D
が強制的に押出され、分離部47を越えて自重で落下し
(矢印)、小径部43を通過して拡開部44のテーパ
部45に達して静止する(位置)。次に、左右1組の
押下げアーム73,74が最下位のエキスパンダ4Dの
上に移動し、更に、押し下げる(矢印)。このため、
最下位のエキスパンダ4Dは径方向に拡開され、テーパ
部45から大径部46を通って、第1マガジン40の下
端から払い出される。この時点で、最下位のエキスパン
ダ4Dは自己の弾性力で縮径しながら、ピストン1の最
下位のリング溝1cに供給される(矢印)。この結
果、最下位のエキスパンダ4Dはリング溝1cに嵌合す
る。
【0039】次に、第2〜第5リング組付け装置22〜
25の詳細な作用を図13に基づき説明する。なお、第
2〜第5リング組付け装置22〜25は互いに同様の作
用なので、第4リング組付け装置24の作用のみ説明
し、他のリング組付け装置22,23,25の説明を省
略する。また、理解を容易にするために、図13では、
最上位のセカンドリングを3U、最下位のセカンドリン
グを3Dと言う。図13は本発明に係る第4リング組付
け装置の作用説明図である。多数のセカンドリング3…
は、第4リング組付け装置24の第2マガジン50に段
積み状態でストックされている。詳しくは、セカンドリ
ング3…は径方向に小さい力で弾性変形可能であり、ス
トッパ部52で仮止めされている。押圧リング65で最
上位のセカンドリング3Uを押圧すると(矢印)、最
下位のセカンドリング3Dがストッパ部52で拡開され
ながら強制的に押出され、分離部57を越えて自重で落
下し(矢印)、下部円柱部53を通過して拡開部54
のテーパ部55に達して静止する(位置)。
【0040】次に、左右1組の押下げアーム73,74
が最下位のセカンドリング3Dの上に移動し、更に、押
し下げる(矢印)。このため、最下位のセカンドリン
グ3Dは径方向に拡開され、テーパ部55から大径部5
6を通って、第2マガジン50の下端から払い出され
る。この時点で、最下位のセカンドリング3Dは自己の
弾性力で縮径しながら、ピストン1の中位のリング溝1
bに供給される(矢印)。この結果、最下位のセカン
ドリング3Dはリング溝1bに嵌合する。
【0041】次に、ピストンリング2〜6の取付け順序
を図14に基づき説明する。図14(a)〜(e)は本
発明に係るピストンリングの取付け順序説明図である。
最初に、(a)の第1リング組付け装置21で、リング
溝1cにエキスパンダ4を取付ける。次に、(b)の第
2リング組付け装置22で、リング溝1cに且つエキス
パンダ4の下部に、第1サイドレール5を取付ける。次
に、(c)の第3リング組付け装置23で、リング溝1
cに且つエキスパンダ4の上部に、第2サイドレール6
を取付ける。次に、(d)の第4リング組付け装置24
で、リング溝1bにセカンドリング3を取付ける。最後
に、(e)の第5リング組付け装置25で、リング溝1
aにトップリング2を取付ける。
【0042】ところで、各マガジン40(50)の下端
高さは互いに同一である。このため、ピストン1のリン
グ溝1a〜1cとマガジン40(50)の下端との高さ
の関係は、各取付けステップにおいて、ピストン1の上
昇位置で決まる。また、収納筒部Taの上端位置は、ピ
ストン1のリング溝1cの下面とほぼ同一である。更
に、(b)の第2リング組付け装置22における、ピス
トン1外周とマガジン50の下部孔58との隙間Sは、
第1・第3〜第5リング組付け装置21,23,24,
25の隙間より大きい。このため、エキスパンダ4が第
1リング組付け装置21でリング溝1cに不完全装着さ
れて突出した場合、次の第2リング組付け装置22の第
2マガジン50にピストン1を挿入した際に、マガジン
50と接触する虞れはない。
【0043】なお、上記実施の形態において、第1リン
グ組付け装置21は図5(a)のマガジン40の他に、
図5(b)のマガジン50を備えてもよい。また、第2
〜第5リング組付け装置22〜25は図5(b)のマガ
ジン50の他に、図5(a)のマガジン40を備えても
よい。更に、図5(b)のマガジン50のストッパ部5
2は、上方先細りのテーパ体に限定されず、段積みされ
たピストンリング2〜6を仮止めするものであればよ
く、例えば、上部円柱部51の下部周囲に複数の突起を
設けたものでもよい。図5(a),(b)のマガジン4
0(50)の各拡開部44(54)は、上方先細りのテ
ーパ部45(55)だけで構成したものでもよい。ピス
トンリング2〜6の取付け順序は、図14(a)〜
(e)の順序に限定するものではなく、任意である。検
知手段80は、最下位のピストンリング2〜6がマガジ
ン40(50)に設けた分離部47(57)を越えたか
否かを検知するものであればよく、投光器81と受光器
82とからなる光学式の他に、例えば、超音波式等の非
接触式でもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1記載の発明は、外周にC形ピストンリン
グを嵌合し、軸方向で上下に段積み状態で収容したマガ
ジンの下端部から、最下位のピストンリングを拡開状態
で下方に払い出し、該ピストンリングをマガジン下方に
配置したピストンのリング溝に該ピストンリングを嵌め
込む方法において、拡開状態のピストンリングの上に、
接近.離反して拡開、縮閉する左右1組の押下げアーム
を臨ませ、該左右の押下げアームには、各押下げアーム
のピストンリング上面との当接部下面よりも下方に突出
する凸部を先端部に備え、且つピストンリングの中心方
向に付勢された揺動自在な左右1組の副押下げアームを
備えてなり、ピストンのリング溝上方に位置する前記ピ
ストンリング上面に、押下げアームを配置し、押下げア
ームの下方への押下げで、副押下げアーム先端部の凸部
を、ピストンリングの切り欠きの近傍を押下げ、ピスト
ンリングの他の部分に優先して該切り欠きの近傍をリン
グ溝に嵌め込み、その後、押下げアームの押下げで、副
押下げアームを揺動離反させてピストンリング外周方向
に逃がし、押下げアームの当接部のピストンリングの他
の部分の上面への当接、押下げで、ピストンリングの他
の部分をリング溝に嵌め込むようにしたことを特徴とす
る。押下げアームの副押下げアームの凸部でピストンリ
ングの切り欠き近傍を先に押下げ、ピストンリングの
欠きの近傍を優先してリング溝に嵌め込むので、切欠き
の端部はリング溝で軸方向移動を規制される。このた
め、切欠きの端部はオーバーラップすることがない
の後、他の部分を押下げアームの当接部で押下げてリン
グ溝に嵌め込むことで、C形ピストンリングは確実にリ
ング溝に嵌め込まれる。このため、ピストンリングの嵌
合不良を監視する監視装置が不要であり、しかも、嵌合
修正作業も不要である。また、ピストンリングの取付け
作業を素速く、しかも、確実に行うことができ、取付け
工程の完全自動化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピストンリング組付け設備によっ
て得たピストンの構成図
【図2】本発明に係るピストンリング組付け設備の平面
【図3】本発明に係る第1〜第5リング組付け装置の正
面図
【図4】本発明に係る第1〜第5リング組付け装置の側
面図
【図5】本発明に係るマガジンの要部側面図
【図6】図4の6−6線矢視図
【図7】図4の7−7線断面図
【図8】本発明に係る第1リング組付け装置の押下げア
ームの平面図
【図9】本発明に係る第1リング組付け装置の押下げア
ームの構成図兼作用説明図
【図10】本発明に係る第1リング組付け装置の押下げ
アームの作用説明図
【図11】本発明に係る第2〜5リング組付け装置の押
下げアームの作用説明図
【図12】本発明に係る第1リング組付け装置の作用説
明図
【図13】本発明に係る第4リング組付け装置の作用説
明図
【図14】本発明に係るピストンリングの取付け順序説
明図
【図15】従来のエキスパンダの嵌め込み方法を説明す
る説明図
【符号の説明】
1…ピストン、1c…リング溝、4…ピストンリング
(エキスパンダ)、4a…切欠きの近傍部分、4b…他
の部分、10…ピストンリング組付け設備、21…第1
リング組付け装置、40…第1マガジン、42…ストッ
ク部、43…小径部、44…拡開部、70…供給手段、
73,74…押し下げアーム、73a,74a…当接
部、77…副押し下げアーム、77a…当接凸部、N…
切欠き。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 年弘 静岡県浜松市葵東一丁目13番1号 本田 技研工業株式会社 浜松製作所内 (72)発明者 浜口 泰史 静岡県浜松市葵東一丁目13番1号 本田 技研工業株式会社 浜松製作所内 (56)参考文献 特開 昭55−137849(JP,A) 特開 昭49−57215(JP,A) 実開 昭64−20228(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/02 F02F 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にC形ピストンリングを嵌合し、軸
    方向で上下に段積み状態で収容したマガジンの下端部か
    ら、最下位のピストンリングを拡開状態で下方に払い出
    し、該ピストンリングをマガジン下方に配置したピスト
    ンのリング溝に該ピストンリングを嵌め込む方法におい
    て、拡開状態の前記ピストンリングの上に、接近.離反して
    拡開、縮閉する左右1組の押下げアームを臨ませ、該左
    右の押下げアームには、各押下げアームのピストンリン
    グ上面との当接部下面よりも下方に突出する凸部を先端
    部に備え、且つピストンリングの中心方向に付勢された
    揺動自在な左右1組の副押下げアームを備えてなり、 前記ピストンのリング溝上方に位置する前記ピストンリ
    ング上面に、前記押下げアームを配置し、 前記押下げアームの下方への押下げで、副押下げアーム
    先端部の凸部を、前記ピストンリングの切り欠きの近傍
    を押下げ、ピストンリングの他の部分に優先して該切り
    欠きの近傍を前記リング溝に嵌め込み、 その後、押下げアームの押下げで、副押下げアームを揺
    動離反させてピストンリング外周方向に逃がし、押下げ
    アームの当接部のピストンリングの他の部分の上面への
    当接、押下げで、ピストンリングの他の部分をリング溝
    に嵌め込むようにした、 ことを特徴とするピストンリングの嵌め込み方法。
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