JP3317558B2 - 基準電圧発生回路 - Google Patents

基準電圧発生回路

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JP3317558B2
JP3317558B2 JP25133493A JP25133493A JP3317558B2 JP 3317558 B2 JP3317558 B2 JP 3317558B2 JP 25133493 A JP25133493 A JP 25133493A JP 25133493 A JP25133493 A JP 25133493A JP 3317558 B2 JP3317558 B2 JP 3317558B2
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弘行 魚澄
基也 原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源電圧変動による出
力電圧変動を抑制した基準電圧発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来の基準電圧発生回路の回路図
を示す。図9において、基準電圧設定のための抵抗R1
およびR2が電源電位VDDと接地電位との間に直列に配
置されている。また、電源電位VDDには、ゲート電極が
互いに接続されたPチャネルトランジスタP1とP2と
が並列に接続され、PチャネルトランジスタP1のドレ
イン電極には、NチャネルトランジスタN1のドレイン
電極が接続され、PチャネルトランジスタP2のドレイ
ン電極には出力端子1と、NチャネルトランジスタN2
のドレイン電極が接続され、NチャネルトランジスタN
1、N2のソース電極は共に接地電位に接続されてい
る。また、PチャネルトランジスタP1のゲート電極は
ドレイン電極に接続され、NチャネルトランジスタN2
のゲート電極は出力端子1に接続され、Nチャネルトラ
ンジスタN1のゲート電極は抵抗R1およびR2の電圧
分割点2に接続されている。
【0003】次に動作について説明する。電源電圧は抵
抗R1およびR2で電圧分割点2で得られた電圧Va で
NチャネルトランジスタN1を制御して、カレントミラ
ー回路を形成するPチャネルトランジスタP1およびP
2に流れる電流を制御する。出力電圧Vo はNチャネル
トランジスタN2で、PチャネルトランジスタP2のソ
ース・ドレイン電極間に流れる電流をもとにして設定す
る。
【0004】いま、抵抗R1およびR2の抵抗値を各々
r1 およびr2 とすると電圧分割点2での電圧Va は、
【0005】
【数1】
【0006】で表され、トランジスタP1、N1に流れ
る電流I1 は、
【0007】
【数2】
【0008】で表される。ここで、βはトランジスタの
利得定数であり、VTHはトランジスタのスレッショルド
電圧である。
【0009】PチャネルトランジスタP2およびNチャ
ネルトランジスタN2に流れる電流I2 は、Pチャネル
トランジスタP1およびP2がカレントミラー回路を構
成しているので、I1 の値にPチャネルトランジスタP
1とP2のトランジスタサイズ比を乗じた電流が流れる
ことになる。仮にサイズ比が1とすれば、I1 =I2と
なる。このとき、基準電圧発生回路の出力端子1の電圧
Vo はNチャネルトランジスタN2に電流I2 を流すの
に必要なゲート・ソース間電圧であるので、
【0010】
【数3】
【0011】で表される。(1)、(2)式より(3)
式は、
【0012】
【数4】
【0013】のように変形され、出力端子1の電圧Vo
および電圧分割点2での電圧Va が抵抗R1とR2の抵
抗比および電源電圧VDDの変化に比例して変化すること
になる。
【0014】図10に、NチャネルトランジスタN1の
ゲート電極に与えられる電圧分割点2の電圧Va の特性
が電源電圧VDDが低い場合に最適となるように構成され
た従来の基準電圧発生回路の電圧特性を示す。図10に
おいて、横軸は電源電圧VDDを表し、縦軸は電圧分割点
2での電圧Va を表す。電源電圧VDDと電圧Va との関
係は正比例である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の基準電圧発生回
路は以上のように構成されているので電源電圧の変動に
比例して出力電圧も変動するので、それにつれて該電圧
を供給される他の回路の回路電流も変動するという問題
があった。回路電流が変動するということは、該回路の
消費電力が最適化されないことを意味し、電源容量が限
定されている場合などには著しく不都合であった。
【0016】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、電源電圧の変動に伴う出力電圧の
変動を抑制できる基準電圧発生回路を得ることを目的と
する。
【0017】
【0018】
【0019】
【課題を解決するための手段】 本発明に係る基準電圧発
生回路の第1の態様は、出力電圧を与える出力端子と、
第1の電位と第2の電位との間に順に直列に接続された
第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、並列に配置さ
れ、前記第1の電位に共に一方の電極が接続され、互い
の制御電極どうしが接続された第1導電型の第1のトラ
ンジスタおよび第2のトランジスタと、一方の電極が前
記第1のトランジスタの他方の電極に接続されるととも
に、前記第1のトランジスタの制御電極に接続され、制
御電極が前記第1の抵抗素子および第2の抵抗素子の間
の接続点に接続され、他方の電極が前記第2の電位に接
続された第2導電型の第3のトランジスタと、一方の電
極が前記第2のトランジスタの他方の電極に接続される
とともに、前記出力端子および自身の制御電極に接続さ
れ、他方の電極が前記第2の電位に接続された第2導電
型の第4のトランジスタと、外部から制御信号を与える
外部端子と、入力端子を前記第1および第2の抵抗素子
の間の接続点に接続され、出力端子を前記第2の電位に
接続され、制御電極を前記外部端子に接続されたトラン
スミッションゲートとを備えている
【0020】本発明に係る基準電圧発生回路の第2の態
様は、出力電圧を与える出力端子と、第1の電位と第2
の電位との間に順に直列に接続された第1の抵抗素子お
よび第2の抵抗素子と、並列に配置され、前記第1の電
位に共に一方の電極が接続され、互いの制御電極どうし
が接続された第1導電型の第1のトランジスタおよび第
2のトランジスタと、一方の電極が前記第1のトランジ
スタの他方の電極に接続されるとともに、前記第1のト
ランジスタの制御電極に接続され、制御電極が前記第1
の抵抗素子および第2の抵抗素子の間の接続点に接続さ
れ、他方の電極が前記第2の電位に接続された第2導電
型の第3のトランジスタと、一方の電極が前記第2のト
ランジスタの他方の電極に接続されるとともに、前記出
力端子および自身の制御電極に接続され、他方の電極が
前記第2の電位に接続された第2導電型の第4のトラン
ジスタと、外部から制御信号を与える外部端子と、入力
端子を前記第1の電位に接続され、出力端子を前記第1
および第2の抵抗素子の間の接続点に接続され、制御電
極を前記外部端子に接続されたトランスミッションゲー
トとを備えている
【0021】本発明に係る基準電圧発生回路の第3の態
様は、出力電圧を与える出力端子と、第1の電位と第2
の電位との間に順に直列に接続された第1の抵抗素子お
よび第2の抵抗素子と、並列に配置され、前記第1の電
位に共に一方の電極が接続され、互いの制御電極どうし
が接続された第1導電型の第1のトランジスタおよび第
2のトランジスタと、一方の電極が前記第1のトランジ
スタの他方の電極に接続されるとともに、前記第1のト
ランジスタの制御電極に接続され、制御電極が前記第1
の抵抗素子および第2の抵抗素子の間の接続点に接続さ
れ、他方の電極が前記第2の電位に接続された第2導電
型の第3のトランジスタと、一方の電極が前記第2のト
ランジスタの他方の電極に接続されるとともに、前記出
力端子および自身の制御電極に接続され、他方の電極が
前記第2の電位に接続された第2導電型の第4のトラン
ジスタと、前記第1の電位を検出して制御信号を与える
電圧検出回路と、入力端子を前記第1および第2の抵抗
素子の間の接続点に接続され、出力端子を前記第2の電
位に接続され、制御電極を前記電圧検出回路に接続され
たトランスミッションゲートとを備えている
【0022】本発明に係る基準電圧発生回路の第4の態
様は、出力電圧を与える出力端子と、第1の電位と第2
の電位との間に順に直列に接続された第1の抵抗素子お
よび第2の抵抗素子と、並列に配置され、前記第1の電
位に共に一方の電極が接続され、互いの制御電極どうし
が接続された第1導電型の第1のトランジスタおよび第
2のトランジスタと、一方の電極が前記第1のトランジ
スタの他方の電極に接続されるとともに、前記第1のト
ランジスタの制御電極に接続され、制御電極が前記第1
の抵抗素子および第2の抵抗素子の間の接続点に接続さ
れ、他方の電極が前記第2の電位に接続された第2導電
型の第3のトランジスタと、一方の電極が前記第2のト
ランジスタの他方の電極に接続されるとともに、前記出
力端子および自身の制御電極に接続され、他方の電極が
前記第2の電位に接続された第2導電型の第4のトラン
ジスタと、前記第1の電位を検出して制御信号を与える
電圧検出回路と、入力端子を前記第1の電位に接続さ
れ、出力端子を前記第1および第2の抵抗素子の間の接
続点に接続され、制御電極を前記電圧検出回路に接続さ
れたトランスミッションゲートとを備えている
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】 本発明に係る基準電圧発生回路の第の態様に
よれば、第3のトランジスタの制御電極に与えられる電
圧特性が第1の電位が低い領域で最適となるように構成
された基準電圧発生回路の場合は、第2の抵抗素子に並
列に接続されたトランスミッションゲートを外部端子か
らの信号で動作させることにより、第1の電位が高い領
域においては、第1の電位の変動に対する第3のトラン
ジスタの制御電極に与えられる電圧の変動の割合を小さ
くすることができる。よって、第1の電位の変動に伴い
第3のトランジスタの動作が不安定になり基準電圧発生
回路の出力が不安定になることを抑制できる。
【0026】本発明に係る基準電圧発生回路の第の態
様によれば、第3のトランジスタの制御電極に与えられ
る電圧特性が第1の電位が高い領域で最適となるように
構成された基準電圧発生回路の場合は、第1の抵抗素子
に並列に接続されたトランスミッションゲートを外部端
子からの信号で動作させることにより、第1の電位が低
い領域においては、第3のトランジスタの制御電極に与
える電圧を高めて、該トランジスタを動作し、第1の電
位が高い領域においては、トランスミッションゲートの
動作を停止することにより、最適な電圧特性に復帰して
第1の電位の変動に対する第3のトランジスタの制御電
極に与えられる電圧の変動の割合を小さくすることがで
きる。よって、第1の電位の変動に伴い第3のトランジ
スタの動作も不安定になって基準電圧発生回路の出力が
不安定になることを抑制できる。
【0027】本発明に係る基準電圧発生回路の第の態
様によれば、第3のトランジスタの制御電極に与えられ
る電圧特性が第1の電位が低い領域で最適となるように
構成された基準電圧発生回路の場合は、第の抵抗素子
に並列に接続されたトランスミッションゲートを、第1
の電位を検出し、該電位に応じて制御信号を出力する電
圧検出回路により動作させることで、第1の電位が高い
領域においては、第1の電位の変動に対する第3のトラ
ンジスタの制御電極に与えられる電圧の変動の割合を小
さくすることができる。よって、第1の電位の変動に伴
い第3のトランジスタの動作も不安定になって基準電圧
発生回路の出力が不安定になることを抑制できる。
【0028】本発明に係る基準電圧発生回路の第の態
様によれば、第3のトランジスタの制御電極に与えられ
る電圧特性が第1の電位が低い領域で最適となるように
構成された基準電圧発生回路の場合は、第1の抵抗素子
に並列に接続されたトランスミッションゲートを、第1
の電位を検出し、該電位に応じて制御信号を出力する電
圧検出回路により動作させることにより、第1の電位が
低い領域においては、第3のトランジスタの制御電極に
与える電圧を高めて、該トランジスタを動作し、第1の
電位が高い領域においては、トランスミッションゲート
の動作を停止することにより、最適な電圧特性に復帰し
て第1の電位の変動に対する第3のトランジスタの制御
電極に与えられる電圧の変動の割合を小さくすることが
できる。よって、第1の電位の変動に伴い第3のトラン
ジスタの動作も不安定になって基準電圧発生回路の出力
が不安定になることを抑制できる。
【0029】
【実施例】図1および図2を用いて本発明に係る基準電
圧発生回路の第1の実施例を説明する。図1において
は、図9で説明した従来の基準電圧発生回路の抵抗R2
に並列してNチャネルトランジスタN3が配置され、該
トランジスタN3のドレイン電極およびゲート電極は電
圧分割点2に接続され、ソース電極は接地電位に接続さ
れている。その他の構成は従来の基準電圧発生回路と同
様である。
【0030】次に動作について説明する。基本的な動作
は図9で説明した従来の基準電圧発生回路と同様であ
る。電源電圧VDDが低く電圧分割点2での電圧Va がN
チャネルトランジスタN3のスレッショルド電圧より低
い場合はNチャネルトランジスタN3に流れる電流は微
小であり、電圧Va は抵抗R1およびR2の値で決定さ
れる。電源電圧VDDが高くなると抵抗分割点2での電圧
Va がNチャネルトランジスタN3のスレッショルド電
圧よりも高くなり、電圧Va は抵抗R1の抵抗値と、N
チャネルトランジスタN3と抵抗R2の合成抵抗値との
比によって決定される。抵抗R1に流れる電流IDD1
は、
【0031】
【数5】
【0032】で表され、R2に流れる電流IDD2 は、
【0033】
【数6】
【0034】で表され、NチャネルトランジスタN3に
流れる電流IDD3 は、
【0035】
【数7】
【0036】で表される。ここで、
【0037】
【数8】
【0038】の関係があるので、(5)〜(8)式より
電圧Va は、
【0039】
【数9】
【0040】で表される。仮にr1 =r2 とすると
(9)式は、
【0041】
【数10】
【0042】となり、出力電圧Vo は、
【0043】
【数11】
【0044】のように表される。従来の基準電圧発生回
路では電源電圧VDDの変動に比例して出力電圧Vo 、電
圧分割点2の電圧Va も変動するのに対して、本実施例
では電源電圧VDDの影響は2乗根で効くので従来回路に
比べて電源電圧の影響を受けにくいことになる。
【0045】図2に本実施例による基準電圧発生回路の
電圧特性を示す。図2において、横軸は電源電圧VDDを
表し、縦軸は電圧分割点2での電圧Va を表す。実線で
示される特性が本実施例による電圧分割点2における電
圧特性4である。破線はTG5をONしない場合の特性
であり、NチャネルトランジスタN1のゲート電極に与
えられる電圧分割点2の電圧Va の特性が電源電圧VDD
が低い場合に最適となるように構成された従来の基準電
圧発生回路の電圧分割点2における電圧特性と同様であ
る。電源電圧VDDが低い領域では従来回路の特性と同様
であるが、電源電圧VDDが高くなると電源電圧VDDの影
響は2乗根で効くので、電源電圧VDDの変化量ΔVDDに
対して出力電圧Va の変化量ΔVa は小さいことがわか
る。
【0046】よって、本実施例により、電源電圧が変動
しても出力電圧は追随せず、安定な出力電圧を得ること
ができる。
【0047】次に図3および図4を用いて本発明に係る
基準電圧発生回路の第2の実施例を説明する。図3にお
いては、図11で説明した従来の基準電圧発生回路の抵
抗R2に並列してトランスミッションゲート(以後TG
と略記)5が配置され、TG5の入力端子は電圧分割点
2に接続され、出力端子は接地電位に接続されている。
また、TG5の制御電極にはTG5制御のための外部端
子6が接続されている。その他の構成は従来の基準電圧
発生回路と同様である。
【0048】次に動作について説明する。Nチャネルト
ランジスタN1のゲート電極に与えられる電圧分割点2
の電圧Va の特性が電源電圧VDDが低い場合に最適とな
るように構成された従来の基準電圧発生回路の場合は、
電源電圧VDDが低く外部端子6からの制御信号によって
TG5がOFFになっているときの電圧特性は従来と同
様である。電源電圧VDDがNチャネルトランジスタN1
を動作できるまでに高くなると、外部端子6から制御信
号を与えてTG5をONする。その結果、電圧分割点2
での電圧Va は、
【0049】
【数12】
【0050】で表されるように、抵抗R2とTG5の抵
抗の合成抵抗と抵抗R1との抵抗比によって決定される
ことになり、TG5をONすることで電源電圧VDDの変
化に対するVa の変化の割合を、従来の基準電圧発生回
路よりも小さくすることができる。
【0051】図4に本実施例による基準電圧発生回路の
電圧特性を示す。図4において、横軸は電源電圧VDDを
表し、縦軸は電圧分割点2での電圧Va を表す。実線で
示される特性が本実施例による電圧分割点2における電
圧特性4である。破線はTG5をONしない場合の特性
であり、NチャネルトランジスタN1のゲート電極に与
えられる電圧分割点2の電圧Va の特性が電源電圧VDD
が低い場合に最適となるように構成された従来の基準電
圧発生回路の電圧分割点2における電圧特性と同様であ
る。電源電圧VDDが低くTG5をOFFしている場合に
は従来と同じ特性を示し、電源電圧VDDが高くなってT
G5をONすると、電源電圧VDDの変化量ΔVDDに対し
て、電圧分割点2での電圧Va の変化量ΔVa が従来の
特性よりも傾きが小さい特性に変わることがわかる。
【0052】よって、本実施例により、電源電圧が変動
しても出力電圧が追随せず、安定な出力電圧を得ること
ができる。
【0053】次に図5および図6を用いて本発明に係る
基準電圧発生回路の第3の実施例を説明する。図5にお
いては、図9で説明した従来の基準電圧発生回路の抵抗
R1に並列してTG5が配置され、TG5の入力端子電
源電位に接続され、出力端子は電圧分割点2に接続され
ている。また、TG5の制御電極にはTG5制御のため
の外部端子6が接続されている。
【0054】次に動作について説明する。Nチャネルト
ランジスタN1のゲート電極に与えられる電圧分割点2
の電圧Va の特性が電源電圧VDDが高い場合に最適とな
るように構成された従来の基準電圧発生回路の場合は、
電源電圧VDDが低い場合には電圧分割点2での電圧Va
も低いためトランジスタN1を動作できないということ
がある。電源電圧VDDが低いときには外部端子6から制
御信号を与えてTG5をONする。電圧分割点2での電
圧Va は、抵抗R1とTG5の抵抗の合成抵抗と抵抗R
2との抵抗比によって決定されることになり、TG5を
ONすることで電源電圧VDDの変化に対する電圧Va の
変化の割合を、従来の基準電圧発生回路よりも大きくす
ることができる。Va がNチャネルトランジスタN1を
動作できるまでに十分高くなった時点でTG5をOFF
する。
【0055】図6に本実施例による基準電圧発生回路の
電圧特性を示す。図6においてグラフの構成は図4で示
した第2の実施例のグラフと同様である。実線で示され
る特性が本実施例による電圧分割点2における電圧特性
4である。破線はTG5をONしない場合の特性であ
り、NチャネルトランジスタN1のゲート電極に与えら
れる電圧分割点2の電圧Va の特性が電源電圧VDDが高
い場合に最適となるように構成された従来の基準電圧発
生回路の電圧特性と同様である。電源電圧VDDが低くT
G5をONした場合には、電源電圧VDDに対する電圧分
割点2での電圧Va の変化の割合が増加する。電源電圧
VDDが高くなってTG5をOFFすると、最適化された
特性に戻ることがわかる。この特性は、電源電圧VDDの
変化量ΔVDDに対して、電圧分割点2での電圧Va の変
化量ΔVa は十分小さいので電源電圧の影響を受けにく
いことがわかる。
【0056】よって、本実施例により、電源電圧が低い
場合にも、外部端子を操作することで基準電圧発生回路
を動作することでき、安定な出力電圧を得ることができ
る。
【0057】次に図7および図4を用いて本発明に係る
基準電圧発生回路の第5の実施例を説明する。図7にお
いては、図11で説明した従来の基準電圧発生回路の抵
抗R2に並列してTG5が配置され、TG5の入力端子
は電圧分割点2に接続され、出力端子は電源電位に接続
されている。また、TG5の制御電極には電源電圧を検
出し、その値に応じてTG5を制御するための検出回路
7が接続されている。
【0058】次に動作について説明する。Nチャネルト
ランジスタN1のゲート電極に与えられる電圧分割点2
の電圧Va の特性が電源電圧VDDが低い場合に最適とな
るように構成された従来の基準電圧発生回路の場合は、
電源電圧VDDが低く検出回路7からの制御信号によって
TG5がOFFになっているときの電圧特性は従来と同
様である。電源電圧VDDがNチャネルトランジスタN1
を動作できるまでに高くなったことを検出回路7が検出
し、制御信号を与えてTG5をONする。その結果、電
圧分割点2での電圧Va は、抵抗R2とTG5の抵抗の
合成抵抗と抵抗R1との抵抗比によって決定されること
になり、TG5を動作させることで電源電圧VDDの変化
に対するVa の変化の割合を、従来の基準電圧発生回路
よりも小さくすることができる。
【0059】本実施例による基準電圧発生回路の電圧特
性は図4で示した第2の実施例の特性と同様である。
【0060】よって、本実施例により、電源電圧の変動
を自動的に検出して安定な出力電圧を得ることができ
る。
【0061】次に図8および図5を用いて本発明に係る
基準電圧発生回路の第5の実施例を説明する。図9にお
いては、図11で説明した従来の基準電圧発生回路の抵
抗Rに並列してTG5が配置され、TG5の入力端子
電源電位に接続され、出力端子は電圧分割点2に接続
されている。また、TG5の制御電極には電源電圧を検
出してその値に応じてTG5を制御するための電圧検出
回路7が接続されている。
【0062】次に動作について説明する。Nチャネルト
ランジスタN1のゲート電極に与えられる電圧特性が電
源電圧VDDが高い場合に最適となるように構成された従
来の基準電圧発生回路の場合は、電源電圧VDDが低い場
合には電圧分割点2での電圧Vaも低いためトランジス
タN1を動作できないということがある。電源電圧VDD
が低く、NチャネルトランジスタN1を動作できないこ
とを電圧検出回路7が検出し、制御信号を与えてTG5
をONする。その結果、電圧分割点2での電圧Va は、
抵抗R1とTG5の抵抗の合成抵抗と抵抗R2との抵抗
比によって決定されることになり、TG5をONするこ
とで電源電圧VDDの変化に対する電圧Va の変化の割合
を、従来の基準電圧発生回路よりも大きくすることがで
きる。Va がNチャネルトランジスタN1を動作できる
までに十分高くなった時点でTG5をOFFする。
【0063】本実施例による基準電圧発生回路の電圧特
性は図5で示した第3の実施例の特性と同様である。
【0064】よって、本実施例により、電源電圧が低い
場合にも、自動的に電源電圧を検出して基準電圧発生回
路を動作し、安定な出力電圧を得ることができる。
【0065】
【0066】
【0067】
【発明の効果】 請求項記載の基準電圧発生回路によれ
ば、第1の電位の変動に伴って基準電圧発生回路の出力
が不安定になることを抑制するためのトランスミッショ
ンゲートを外部から制御することができるので、必要に
応じて該トランスミッションゲートを動作させて、安定
した出力電圧を得ることができ、該出力電圧を供給され
る他の回路の回路電流を安定させることで、該回路の消
費電力の最適化に寄与する効果がある。
【0068】請求項記載の基準電圧発生回路によれ
ば、トランスミッションゲートを外部から制御すること
ができるので、第1の電位が低い場合にも基準電圧発生
回路を動作させることができ、必要に応じて該トランス
ミッションゲートを動作させて、安定した出力電圧を得
ることができ、該出力電圧を供給される他の回路の回路
電流を安定させることで、該回路の消費電力の最適化に
寄与する効果がある。
【0069】請求項記載の基準電圧発生回路によれ
ば、第1の電位の変動に伴って基準電圧発生回路の出力
が不安定になることを抑制するためのトランスミッショ
ンゲートを電圧検出回路からの制御信号で自動的に制御
することができる。よって、自動的に該トランスミッシ
ョンゲートを動作させて安定した出力電圧を得ることが
でき、該出力電圧を供給される他の回路の回路電流を安
定させることで、該回路の消費電力の最適化に寄与する
効果がある。
【0070】請求項記載の基準電圧発生回路によれ
ば、トランスミッションゲートを電圧検出回路からの制
御信号で自動的に制御することができるので、第1の電
位が低い場合にも基準電圧発生回路を動作させることが
できる。よって、自動的に該トランスミッションゲート
を動作させて安定した出力電圧を得ることができ、該出
力電圧を供給される他の回路の回路電流を安定させるこ
とで、該回路の消費電力の最適化に寄与する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基準電圧発生回路の第1の実施例
を示す回路図である。
【図2】本発明に係る基準電圧発生回路の第1の実施例
の電圧特性を示すグラフである。
【図3】本発明に係る基準電圧発生回路の第2の実施例
を示す回路図である。
【図4】本発明に係る基準電圧発生回路の第2の実施例
の電圧特性を示すグラフである。
【図5】本発明に係る基準電圧発生回路の第3の実施例
を示す回路図である。
【図6】本発明に係る基準電圧発生回路の第3の実施例
の電圧特性を示すグラフである。
【図7】本発明に係る基準電圧発生回路の第4の実施例
を示す回路図である。
【図8】本発明に係る基準電圧発生回路の第5の実施例
を示す回路図である。
【図9】従来の基準電圧発生回路を示す回路図である。
【図10】従来の基準電圧発生回路の電圧特性を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
4 本発明による電圧特性 5 トランスミッションゲート 6 外部端子 7 電圧検出回路 R1 抵抗素子(第1の抵抗素子) R2 抵抗素子(第2の抵抗素子) P1 Pチャネルトランジスタ(第1のトランジスタ) P2 Pチャネルトランジスタ(第2のトランジスタ) N1 Nチャネルトランジスタ(第3のトランジスタ) N2 Nチャネルトランジスタ(第4のトランジスタ) N3 Nチャネルトランジスタ(第5のトランジスタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 務 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社 北伊丹製作所内 (56)参考文献 特開 平3−78810(JP,A) 特開 平4−358212(JP,A) 特開 平2−16613(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 3/24 H03F 3/343 H03F 3/345

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力電圧を与える出力端子と、 第1の電位と第2の電位との間に順に直列に接続された
    第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、 並列に配置され、前記第1の電位に共に一方の電極が接
    続され、互いの制御電極が接続された第1導電型の第1
    のトランジスタおよび第2のトランジスタと、 一方の電極が前記第1のトランジスタの他方の電極に接
    続されるとともに、前記第1のトランジスタの制御電極
    に接続され、制御電極が前記第1の抵抗素子および第2
    の抵抗素子の間の接続点に接続され、他方の電極が前記
    第2の電位に接続された第2導電型の第3のトランジス
    タと、 一方の電極が前記第2のトランジスタの他方の電極に接
    続されるとともに、前記出力端子および自身の制御電極
    に接続され、他方の電極が前記第2の電位に接続された
    第2導電型の第4のトランジスタと、外部から制御信号を与える外部端子と、 入力端子を前記第1および第2の抵抗素子の間の接続点
    に接続され、出力端子を前記第2の電位に接続され、制
    御電極を前記外部端子に接続されたトランスミッション
    ゲート とを備えた基準電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 出力電圧を与える出力端子と、 第1の電位と第2の電位との間に順に直列に接続された
    第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、 並列に配置され、前記第1の電位に共に一方の電極が接
    続され、互いの制御電極が接続された第1導電型の第1
    のトランジスタおよび第2のトランジスタと、 一方の電極が前記第1のトランジスタの他方の電極に接
    続されるとともに、前記第1のトランジスタの制御電極
    に接続され、制御電極が前記第1の抵抗素子および第2
    の抵抗素子の間の接続点に接続され、他方の電極が前記
    第2の電位に接続された第2導電型の第3のトランジス
    タと、 一方の電極が前記第2のトランジスタの他方の電極に接
    続されるとともに、前記出力端子および自身の制御電極
    に接続され、他方の電極が前記第2の電位に接続された
    第2導電型の第4のトランジスタと、 外部から制御信号を与える外部端子と、 入力端子を前記第1の電位に接続され、出力端子を前記
    第1および第2の抵抗素子の間の接続点に接続され、制
    御電極を前記外部端子に接続されたトランスミッション
    ゲートとを、備えた 基準電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 出力電圧を与える出力端子と、 第1の電位と第2の電位との間に順に直列に接続された
    第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、 並列に配置され、前記第1の電位に共に一方の電極が接
    続され、互いの制御電極が接続された第1導電型の第1
    のトランジスタおよび第2のトランジスタと、 一方の電極が前記第1のトランジスタの他方の電極に接
    続されるとともに、前記第1のトランジスタの制御電極
    に接続され、制御電極が前記第1の抵抗素子および第2
    の抵抗素子の間の接続点に接続され、他方の電極が前記
    第2の電位に接続された第2導電型の第3のトランジス
    タと、 一方の電極が前記第2のトランジスタの他方の電極に接
    続されるとともに、前記出力端子および自身の制御電極
    に接続され、他方の電極が前記第2の電位に接続された
    第2導電型の第4のトランジスタと、 前記第1の電位を検出して制御信号を与える電圧検出回
    路と、 入力端子を前記第1および第2の抵抗素子の間の接続点
    に接続され、出力端子を前記第2の電位に接続され、制
    御電極を前記電圧検出回路に接続されたトランスミッシ
    ョンゲートとを、備えた 基準電圧発生回路。
  4. 【請求項4】 出力電圧を与える出力端子と、 第1の電位と第2の電位との間に順に直列に接続された
    第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、 並列に配置され、前記第1の電位に共に一方の電極が接
    続され、互いの制御電極が接続された第1導電型の第1
    のトランジスタおよび第2のトランジスタと、 一方の電極が前記第1のトランジスタの他方の電極に接
    続されるとともに、前記第1のトランジスタの制御電極
    に接続され、制御電極が前記第1の抵抗素子および第2
    の抵抗素子の間の接続点に接続され、他方の電極が前記
    第2の電位に接続された第2導電型の第3のトランジス
    タと、 一方の電極が前記第2のトランジスタの他方の電極に接
    続されるとともに、前記出力端子および自身の制御電極
    に接続され、他方の電極が前記第2の電位に接続された
    第2導電型の第4のトランジスタと、 前記第1の電位を検出して制御信号を与える電圧検出回
    路と、 入力端子を前記第1の電位に接続され、出力端子を前記
    第1および第2の抵抗素子との間の接続点に接続され、
    制御電極を前記電圧検出回路に接続されたトランスミッ
    ションゲートとを、備えた 基準電圧発生回路。
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