JP3317095B2 - 圧電共振子及びこの圧電共振子を用いた圧電部品 - Google Patents

圧電共振子及びこの圧電共振子を用いた圧電部品

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JP3317095B2 JP16645195A JP16645195A JP3317095B2 JP 3317095 B2 JP3317095 B2 JP 3317095B2 JP 16645195 A JP16645195 A JP 16645195A JP 16645195 A JP16645195 A JP 16645195A JP 3317095 B2 JP3317095 B2 JP 3317095B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電共振子、特に発振
回路やフィルタ回路等を構成する際に使用される圧電共
振子及びこの圧電共振子を用いた圧電部品に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電部品の一種類として、圧電共振子と
この圧電共振子を保持する金属端子とを備えた構造のも
のが知られている。圧電共振子は、圧電体基板とこの圧
電体基板の表裏面に設けた振動電極や引出し電極を有し
ている。これら振動電極や引出し電極は、通常、Agか
らできている。一方、金属端子はリン青銅等の板材の表
面にAg膜をめっき等の手段にて設けたものである。そ
して、この金属端子を振動電極又は引出し電極に当接さ
せ、圧電共振子を金属端子にて保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧電部品にあっ
ては、圧電共振子の振動電極や引出し電極と、金属端子
の表面被覆膜とが両者ともにAgからなっている。とこ
ろが、Agには自己融着し易いという性質があるため、
金属端子が振動電極や引出し電極に接触している部分で
融着が生じることがある。このような場合、圧電共振子
が共振した際に生じる振動エネルギーが金属端子と振動
電極の融着部分に加わり、振動電極の一部が圧電体基板
から引き剥され、振動電極と金属端子との導通不良が起
きるおそれがあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、圧電体基板の表
面に設けたAg電極とこのAg電極に当接するAg膜を
表面に設けた金属端子とが融着しにくい圧電共振子及び
この圧電共振子を用いた圧電部品を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、第1の発明に係る圧電共振子は、 (a)圧電体基板と、 (b)前記圧電体基板の表面に設けたAg電極と、 (c)前記Ag電極の表面に設けたセラミック,W,
Ti,Mo,Ni−Cuの群から選ばれる少なくとも一
つからなる微粒子と、を備え、 (d)前記Ag電極が、前記微粒子を介して、Ag膜を
表面に設けた金属端子と弾性的に接点接触すること、
特徴とする。
【0006】また、第2の発明に係る圧電部品は、 (前記第1の発明に係る圧電共振子と、 ()前記圧電共振子のAg電極表面に接触して前記圧
電共振子を保持する、Ag膜を表面に設けた金属端子
と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成より、圧電体基板の表面に設けたA
g電極は、前記微粒子を中間に介して、金属端子のAg
膜と接触するため、Ag電極とAg膜の直接接触面積が
少なくなり、Agの自己融着が抑えられる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る圧電共振子及びこの圧電
共振子を用いた圧電部品の一実施例について添付図面を
参照して説明する。図1及び図2に示すように、圧電共
振子1は、圧電体基板2と、この圧電体基板2の表裏面
全面に設けた振動電極3と、この振動電極3の表面に付
着した高融点の微粒子4とで構成されている。圧電体基
板2はPZT等のセラミックや水晶やLiTaO3等の
単結晶からなる。振動電極3はAgのスパッタリング、
蒸着あるいは印刷乾燥等の手段にて形成される。
【0009】高融点の微粒子4は、振動電極3より融点
の高い材料、例えばアルミナ等のセラミック、あるいは
,Ti,Mo,Ni−Cu(モネル)等及びこれらの
合金が用いられる。高融点の微粒子4は、例えばサンド
ブラスト法にて微粒子4を振動電極3の表面に吹き付け
られることにより、振動電極3の表面に付着したり、ま
たは振動電極3に一部が露出した状態で埋め込まれたり
する。あるいは、高融点の微粒子4は、撹拌法にて微粒
子4と圧電共振子1を同じ容器に入れてかき回されるこ
とにより、振動電極3の表面に付着したり、又は振動電
極3に一部が露出した状態で埋め込まれたりする。ここ
に、サンドブラスト法や撹拌法によって微粒子4が振動
電極3に一部が露出した状態で埋め込まれるのは、振動
電極3が金属の中では比較的柔らかいAgからなるため
である。微粒子4を振動電極3に一部が露出した状態で
埋め込めば、微粒子4が絶縁性のものであっても振動電
極3と後述の金属端子との電気的接続不良を起こさない
し、微粒子4が振動電極3から脱落する心配もなくな
る。そして、この高融点の微粒子4は、振動電極3の特
性を損なわない程度の密度で振動電極3に設けられるも
のとする。
【0010】さらに、必要であれば、サンドブラスト法
や撹拌法等で高融点の微粒子4が付着した振動電極3を
洗浄、あるいは機械的にこすったり、振動を加えてふる
い落としたりすることによって、余分な微粒子4を除去
し、振動電極3の凹部に微粒子4が配設されるようにし
て、振動電極3の表面を平滑化する。なお、高融点の微
粒子4の粒形や形状は任意であり、仕様により種々に変
更される。
【0011】図3は、こうして得られた圧電共振子1を
用いて組み立てた共振器9を示す。この共振器9はKH
z帯で動作するもので、内ケース10に金属端子11、
圧電共振子1、金属端子13を重ねて収容し、内ケース
10の開口部を内蓋14で閉じ、さらに外ケース15で
被覆し、シール樹脂16で封止したものである。圧電共
振子1は金属端子11と金属端子13にて表裏面中央部
分を挟持され、拡がり振動モードにて振動する。金属端
子11,13はリン青銅等の板材の表面にAg膜をめっ
き等の手段にて設けたものである。金属端子11,13
は、ばね性を有し、圧電共振子1に弾性的に接点接触し
ている。
【0012】以上の構造の共振器9において、圧電共振
子1の振動電極3は、高融点の微粒子4を中間に介して
金属端子11,13と接触するため、振動電極3と金属
端子11,13との直接接触面積が少なく、振動電極3
のAgと金属端子11,13のAgが自己融着しにくく
なり、圧電共振子1が共振した際に生じる振動エネルギ
ーが振動電極3と金属端子11,13の接触部分に加わ
っても、振動電極3の一部が圧電体基板2から引き剥さ
れる心配がない。
【0013】なお、本発明に係る圧電共振子及びこの圧
電共振子を用いた圧電部品は前記実施例に限定するもの
ではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することがで
きる。特に、高融点の微粒子は、圧電体基板のAg電極
の表面全面に必らずしも付着させる必要はなく、金属端
子が接触する部分に局所的に付着させるものであっても
よい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、圧電共振子のAg電極の表面に、セラミック,
W,Ti,Mo,Ni−Cuの群から選ばれる少なくと
も一つからなる微粒子を設けたので、Ag電極は前記
粒子を中間に介してAg膜を表面に設けた金属端子と接
触することになり、Ag電極とAg膜の直接接触面積が
少なくなり、Agの自己融着が生じにくい。この結果、
Ag電極の一部が圧電体基板から引き剥される等の不具
合が少なくなり、Ag電極と金属端子の電気的接続信頼
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電共振子の実施例を示す断面
図。
【図2】図1に示した圧電共振子の振動電極の一部拡大
断面図。
【図3】図1に示した圧電共振子を用いた圧電部品を示
す断面図。
【符号の説明】
1…圧電共振子 2…圧電体基板 3…振動電極(Ag電極) 4…高融点の微粒子 9…共振器(圧電部品) 11,13…金属端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−107078(JP,A) 特開 平6−224674(JP,A) 特開 昭59−219010(JP,A) 実開 平2−43017(JP,U) 実開 平2−39468(JP,U) 実開 平3−14822(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体基板と、 前記圧電体基板の表面に設けたAg電極と、 前記Ag電極の表面に設けたセラミック,W,Ti,
    Mo,Ni−Cuの群から選ばれる少なくとも一つから
    なる微粒子と、を備え、 前記Ag電極が、前記微粒子を介して、Ag膜を表面に
    設けた金属端子と弾性的に接点接触すること、 特徴とする圧電共振子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された圧電共振子と、 前記圧電共振子のAg電極表面に接触して前記圧電共振
    子を保持する、Ag膜を表面に設けた金属端子と、 を備えたことを特徴とする圧電部品。
JP16645195A 1995-06-30 1995-06-30 圧電共振子及びこの圧電共振子を用いた圧電部品 Expired - Lifetime JP3317095B2 (ja)

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