JP3317055B2 - 循環式浴槽の吸い込み口装置 - Google Patents

循環式浴槽の吸い込み口装置

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JP3317055B2
JP3317055B2 JP29407294A JP29407294A JP3317055B2 JP 3317055 B2 JP3317055 B2 JP 3317055B2 JP 29407294 A JP29407294 A JP 29407294A JP 29407294 A JP29407294 A JP 29407294A JP 3317055 B2 JP3317055 B2 JP 3317055B2
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俊之 柿木
紀幸 迫
孝之 池田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽の水を循環させて
噴流を発生させる循環式浴槽の吸い込み口装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図10、図11に示す如く、浴槽
(イ)の内壁面(ロ)に設けられる吸い込み口(ハ)に
フィルター(ニ)が内蔵されたカバー体(ホ)を取着
し、該カバー体(ホ)の周壁部(ヘ)にフィルター
(ニ)を通じて吸い込み口(ハ)へと連通する吸入開口
(ト)を形成してなる循環式浴槽の吸い込み口装置は知
られている。
【0003】該循環式浴槽においては、浴槽(イ)の外
部に循環パイプ(チ)が配管され、該循環パイプ(チ)
の一端が上記吸い込み口(ハ)として浴槽(イ)内に連
通接続され、同循環パイプ(チ)の他端が循環ポンプ
(リ)を介して上記吸い込み口(ハ)に対向する浴槽
(イ)の内壁に設けられる噴出口(ヌ)に連通接続され
ている。この場合、循環ポンプ(リ)が作動されること
によって、浴槽(イ)内の湯水が吸い込み口(ハ)から
吸い込まれ循環パイプ(チ)を通じて噴出口(ヌ)から
噴出されて同浴槽(イ)内に戻されて循環される。
【0004】又、該循環式浴槽の吸い込み口装置におい
ては、カバー体(ホ)が吸い込み口(ハ)となる上記循
環パイプ(チ)の先端部分に嵌着固定される基台部材
(ル)と該基台部材(ル)に着脱自在に取着されるカバ
ー本部材(オ)とで形成されている。この場合、基台部
材(ル)及びカバー本部材(オ)はいずれも周壁を有す
る皿形状に形成され、相互に開口が対向するように配設
され、基台部材(ル)の周壁外縁部分に形成される凹段
部(カ)にカバー本部材(オ)の周壁部(ヘ)の開口端
縁部(ヨ)が係合されて着脱自在に嵌合取着されてい
る。基台部材(ル)の底壁部分には多数の流通孔(ワ)
が形成されて同基台部材(ル)内にフィルター(ニ)が
嵌合固定され、カバー本部材(オ)の周壁部(ヘ)に周
方向に長い長孔状の吸入開口(ト)が複数形成されると
共に、同カバー本部材(オ)の底壁部分に多数の貫通孔
(タ)が形成され、該カバー本部材(オ)と基台部材
(ル)との間にフィルター(ニ)が内蔵されている。
【0005】したがって、浴槽(イ)内の湯水は、カバ
ー本部材(オ)の吸入開口(ト)及び貫通孔(タ)から
カバー体(ホ)内に吸い込まれ、フィルター(ニ)及び
基台部材(ル)の流通孔(ワ)を通じて同カバー体
(ホ)外に流出されて、吸い込み口(ハ)から循環パイ
プ(チ)へと送水される。その際、フィルター(ニ)に
よって湯水に混じる毛髪、ごみ等が吸着除去されて該湯
水は清浄化され、同清浄化された湯水が浴槽(イ)に戻
されて、浴槽(イ)内の湯水は循環清浄される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、カバー体(ホ)の周壁部(ヘ)に
形成される吸入開口(ト)の面積が同カバー体(ホ)の
上位と下位とで均等となっているため、浴槽(イ)内の
湯水が吸い込み口(ハ)へと上下均等な流勢で吸い込ま
れる。したがって、同吸い込み口(ハ)の下側の浴槽
(イ)の底隅部分に溜まった比重の高い毛髪、ごみ等が
そのまま残存されて、同浴槽(イ)内の湯水が十分に清
浄化され難いものであった。
【0007】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、浴槽内の底隅部分に毛髪、ごみ等が溜まらないよう
に同浴槽内の湯水を確実に清浄化することができる循環
式浴槽の吸い込み口装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1)記載
の循環式浴槽の吸い込み口装置は、浴槽の内壁面に設け
られる吸い込み口にフィルターが内蔵されたカバー体を
取着し、該カバー体の周壁部にフィルターを通じて吸い
込み口へと連通する吸入開口を形成し、該吸入開口の開
口面積をカバー体の上位よりも下位の方が大きくなるよ
うに設定してなり、この構成によって上記課題が解決さ
れた。
【0009】本発明の請求項2)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置は、上記請求項1)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置において、吸い込み口に嵌着固定される基
台部材と該基台部材にこれを覆うように着脱自在に取着
されるカバー本部材とでカバー体を形成し、カバー本部
材の周壁部に吸入開口を形成すると共に、該カバー本部
材と基台部材との間にフィルターを内蔵させたことを特
徴とする。
【0010】本発明の請求項3)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置は、上記請求項2)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置において、基台部材とカバー本部材とでフ
ィルターを挟持させたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置は、上記請求項2)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置において、基台部材の下側周壁外面に係止
凸起を突設し、カバー本部材の下側の周壁部にその端縁
より開口する係止溝を形成し、該係止溝を前記係止凸起
に係止させて、カバー本部材を基台部材に着脱自在に取
着したことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項5)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置は、上記請求項2)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置において、基台部材の下側周壁外面の両側
に挟持用の指当て凸部を突設したことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項6)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置は、上記請求項5)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置において、カバー本部材の下側の周壁部に
その端縁より開口して指当て凸部を露出させる切欠開口
部を形成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の請求項1)記載の循環式浴槽の吸い込
み口装置においては、浴槽の内壁面に設けられる吸い込
み口にフィルターが内蔵されたカバー体が取着され、該
カバー体の周壁部にフィルターを通じて吸い込み口へと
連通する吸入開口が形成されているため、浴槽内の湯水
が吸入開口からカバー体内に吸い込まれ、同湯水内に混
じる毛髪、ごみ等がフィルターに吸着除去されて該湯水
は清浄化され、同清浄化された湯水が吸い込み口から循
環され浴槽へと戻されて、該浴槽内の湯水は循環清浄さ
れる。この場合、吸入開口の開口面積がカバー体の上位
よりも下位の方が大きくなるように設定されているた
め、浴槽内の湯水が吸い込み口へと上側より下側の方が
強力な流勢で吸い込まれ、同吸い込み口の下側の浴槽の
底隅部分に浮遊する毛髪、ごみ等は湯水と共に下側の吸
入開口から吸い込まれてフィルターに吸着除去され、同
浴槽内の湯水が確実に清浄化される。
【0015】本発明の請求項2)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置においては、特に、吸い込み口に嵌着固定
される基台部材と該基台部材にこれを覆うように着脱自
在に取着されるカバー本部材とでカバー体が形成され、
カバー本部材の周壁部に吸入開口が形成されると共に、
該カバー本部材と基台部材との間にフィルターが内蔵さ
れているため、カバー本部材を基台部材から取り外して
内蔵されるフィルターを取り出し、該フィルターの洗
浄、取り替え等を容易に行うことができる。
【0016】本発明の請求項3)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置においては、特に、基台部材とカバー本部
材とでフィルターが挟持されているため、該フィルター
はがたつき動かないように確実に内蔵固定される。
【0017】本発明の請求項4)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置においては、特に、基台部材の下側周壁外
面に係止凸起が突設され、カバー本部材の下側の周壁部
にその端縁より開口する係止溝が形成され、該係止溝が
前記係止凸起に係止されて、カバー本部材が基台部材に
着脱自在に取着されているため、係止溝が係止凸起に係
止されることによって着脱自在に取着されるカバー本部
材が基台部材から不用意に外れないように確実に取着さ
れ、しかも、同係止溝や係止凸起が下側に設けられて上
側から見え難く、外観上支障を来さない。
【0018】本発明の請求項5)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置においては、特に、基台部材の下側周壁外
面の両側に挟持用の指当て凸部が突設されているため、
カバー本部材を基台部材から取り外す際に、同両側の指
当て凸部に対向する指先を当てて基台部材を滑らないよ
うに確実に挟持することができ、同取り外し作業が容易
となり、しかも、同指当て凸部が下側に設けられて上側
から見え難く、外観上支障を来さない。
【0019】本発明の請求項6)記載の循環式浴槽の吸
い込み口装置においては、特に、カバー本部材の下側の
周壁部にその端縁より開口して指当て凸部を露出させる
切欠開口部が形成されているため、カバー本部材の周壁
部を巾広高さ寸法に形成して基台部材の外側が広く覆わ
れるようになすことができ、この場合であっても、切欠
開口部から指当て凸部が露出して該指当て凸部にて支障
なく挟持することができる。
【0020】
【実施例】図1、図2に示す循環式浴槽の吸い込み口
は、本発明の一実施例で、浴槽1の内壁面2に設けら
れる吸い込み口3にフィルター4が内蔵されたカバー体
5を取着し、該カバー体5の周壁部6にフィルター4を
通じて吸い込み口3へと連通する吸入開口7を形成し、
該吸入開口7の開口面積をカバー体5の上位よりも下位
の方が大きくなるように設定してなるものである。
【0021】該循環式浴槽の吸い込み口装置において
は、吸い込み口3に嵌着固定される基台部材8と該基台
部材8にこれを覆うように着脱自在に取着されるカバー
本部材9とでカバー体5が形成され、カバー本部材9の
周壁部6に吸入開口7が形成されると共に、該カバー本
部材9と基台部材8との間にフィルター4が内蔵されて
いる。この場合、基台部材8とカバー本部材9とでフィ
ルター4が挟持されている。
【0022】又、基台部材8の下側周壁外面に係止凸起
10が突設され、カバー本部材9の下側の周壁部6にその
端縁より開口する係止溝11が形成され、該係止溝11が前
記係止凸起10に係止されて、カバー本部材9が基台部材
8に着脱自在に取着されている。又、基台部材8の下側
周壁外面の両側に挟持用の指当て凸部12が突設されてい
る。この場合、カバー本部材9の下側の周壁部6にその
端縁より開口して同指当て凸部12を露出させる切欠開口
部13が形成されている。
【0023】該実施例の循環式浴槽においては、図3に
示す如く、浴槽1の外部に循環パイプ14が配管され、該
循環パイプ14の一端が上記吸い込み口3として浴槽1内
に連通接続され、同循環パイプ14の他端が循環ポンプ15
を介して上記吸い込み口3に対向する浴槽1の対向壁部
16に設けられる噴出口17に連通接続されている。又、同
循環ポンプ15から一対の分岐管18が上方へ連通突出さ
れ、該両分岐管18の先端部分が浴槽1の対向壁部16の同
循環ポンプ15の両側上部に設けられる一対の補助噴出口
19に各々連通接続されている。又、浴槽1のフランジ部
20に設けられる空気取り入れ口21から連通垂下される吸
気管22が前記循環ポンプ15に連通接続されており、該空
気取り入れ口21から吸気管22を通じて循環ポンプ15へと
吸引された空気が噴出口17及び補助噴出口19から噴出さ
れる湯水に混入して、同噴出口17及び補助噴出口19から
は気泡噴流が噴出される。
【0024】この場合、循環ポンプ15が作動されること
によって、浴槽1内の湯水が吸い込み口3から吸い込ま
れ循環パイプ14を通じて噴出口17及び補助噴出口19から
気泡噴流として噴出されて同浴槽1内に戻されて循環さ
れる。噴出口17から噴出される気泡噴流は人の腰付近に
当たり、両補助噴出口19から噴出される気泡噴流は人の
両肩付近に各々当たり、これによって人の腰、肩等の凝
りが効果的に緩和される。又、これと同時に、循環され
る湯水に混じる毛髪、ごみ等がフィルター4に吸着除去
されて該湯水は清浄化され、浴槽1内の湯水が循環清浄
される。
【0025】又、図2に示す如く、浴槽1の内壁面2の
壁部分に貫通開口23が穿設され、該貫通開口23に循環パ
イプ14の吸い込み口3となる先端部分が挿入され、同循
環パイプ14の外周に突設される鍔状部24がパッキン材25
を介して同貫通開口23の周縁部分に当止され、同パッキ
ン材25が同循環パイプ14の外周と貫通開口23の内周との
間にも介在され、同循環パイプ14の挿入された先端部分
の外周に形成される雄螺子部26に浴槽1の内側から固定
ナット27が締め付けられることによって、上記吸い込み
口3が浴槽1の内壁面2に設けられている。
【0026】又、カバー体5は基台部材8とカバー本部
材9とで形成されているが、基台部材8の裏側に突設さ
れる複数の係止片28が上記固定ナット27に弾性的に係止
されることによって、該基台部材8は吸い込み口3に対
して着脱自在に取着されている。基台部材8の底部分に
は多数の流通孔29が形成されており、該基台部材8内に
嵌合保持されるフィルター4から同流通孔29を通じて吸
い込み口3へと連通されている。
【0027】同基台部材8は、図6、図7に示す如く、
大径筒部30と小径筒部31とが筒方向に連続した短円筒形
状に形成されており、該大径筒部30内に内装される円板
部32が上記多数の流通孔29が形成される底部分となる。
該円板部32はその周縁部分において複数の結合片部33に
より小径筒部31の内周に部分的に結合一体化されてお
り、該各結合片部33の間に流通用間隙35が形成されてい
る。又、大径筒部30の小径筒部31との境界部分の内周に
は複数の当止凸片34が突設されており、該当止凸片34と
前記円板部32とが面一状に揃って、該複数の当止凸片34
及び円板部32上にフィルター4が当接されて同大径筒部
30内に嵌合保持される。又、大径筒部30の開口先端縁に
は複数の突出壁部36が延設されており、該各突出壁部36
の間に流通用切欠37が形成されている。又、大径筒部30
の下側周壁外面に上記係止凸起10が突設され、小径筒部
31の下側周壁外面の両側に上記指当て凸部12が突設され
ている。該指当て凸部12の外側面は、指先を当てた際に
馴染み易いように湾曲状に凹んでいる。小径筒部31には
上記複数の係止片28が設けられており、この場合、同小
径筒部31の開口先端縁に対のスリットが形成されて該両
スリット間に係止片28が設けられている。又、大径筒部
30の前記両側の突出壁部36の外面には略L字状に折曲し
た係止凹溝38が形成されており、該両係止凹溝38の一端
は各々同突出壁部36の先端縁部分に開口している。
【0028】又、カバー本部材9は、図4、図5に示す
如く、円形でその周縁に周壁部6を有する有底円筒形状
に形成されており、該周壁部6の上位に周方向の二つの
長孔状で巾狭の吸入開口7が形成され、同周壁部6の下
位に周方向の二つの長孔状で巾広の吸入開口が形成され
ていて、下位の吸入開口7の開口面積の方が上位の吸入
開口7の開口面積よりも大きくなっている。又、周壁部
6の下側中程にはその端縁より開口して略L字状に折曲
した係止溝11が形成されており、該係止溝11には上記係
止凸起10がその端部開口から挿入されてスライド係止さ
れる。その際、図4(c)に示す如く、係止溝11の側縁
部分に小凸起40が突設されていて、該小凸起40に係止凸
起10が係止されることによって、該係止凸起10が係止溝
11から不用意に外れないようになっている。又、周壁部
6の両側内周面には係止凸片39が突設されており、該両
係止凸片39は上記両係止凹溝38に前記係止凸起10の場合
と同様に挿入されてスライド係止される。又、周壁部6
の内周隅部分には複数の凸段片部41が突設されており、
該凸段片部41は上記基台部材8の突出壁部36の先端縁部
分に当接される。又、周壁部6の端縁部分の下側半分
は、上記指当て凸部12を露出させる切欠開口部13として
欠如されている。又、カバー本部材9の底壁部分には多
数の円弧状長孔42が配列形成されている。
【0029】上記カバー体5は吸い込み口3から取り外
されて基台部材8とカバー本部材9とに分解され、内蔵
されるフィルター4が取り出される。この場合、複数の
係止片28が固定ナット27から離脱されて基台部材8が吸
い込み口3から取り外された状態とされ、図9に示す如
く、両側の指当て凸部12に指先を当てて基台部材8を挟
持し、図8(a)(b)(c)の順にカバー本部材9を
回動させて引き外すことによって係止溝11から係止凸起
10を離脱させ、同時に、カバー本部材9の内側において
両側の係止凸片39を両係止凹溝38から離脱させて、基台
部材8とカバー本部材9とを分解する。このように、カ
バー体5が基台部材8とカバー本部材9とに分解される
ことによって、内蔵されるフィルター4が簡単に取り出
され、該フィルター4を洗浄したり取り替えたりする作
業が容易となる。
【0030】又、該実施例の循環式浴槽の吸い込み装置
において、浴槽1内の湯水は、カバー本部材9の吸入開
口7及び円弧状長孔42からカバー体5内に吸い込まれ、
フィルター4から基台部材8の円板部32に形成される流
通孔29及びその周縁部分の流通用間隙35を通じて同カバ
ー体5外に流出されて、吸い込み口3から循環パイプ14
へと送水される。
【0031】したがって、該実施例の循環式浴槽の吸い
込み口装置においては、吸入開口7の開口面積がカバー
体5の上位よりも下位の方が大きくなるように設定され
ているため、図3に示す如く、浴槽1内の湯水が吸い込
み口3へと上側より下側の方が強力な流勢で吸い込ま
れ、同吸い込み口3の下側の浴槽1の底隅部分に浮遊す
る毛髪、ごみ等は湯水と共に下側の吸入開口7から吸い
込まれてフィルター4に吸着除去され、同浴槽1内の湯
水が確実に清浄化される。
【0032】又、該実施例の循環式浴槽の吸い込み口
においては、特に、吸い込み口3に嵌着固定される基
台部材8と該基台部材8にこれを覆うように着脱自在に
取着されるカバー本部材9とでカバー体5が形成され、
カバー本部材9と基台部材8との間にフィルター4が内
蔵されているため、カバー本部材9を基台部材8から取
り外して内蔵されるフィルター4を取り出し、該フィル
ター4の洗浄、取り替え等を容易に行うことができる。
又、この場合、基台部材8とカバー本部材9とでフィル
ター4が挟持されているため、該フィルター4はがたつ
き動かないように確実に内蔵固定される。又、係止溝11
が係止凸起10に係止されることによって着脱自在に取着
されるカバー本部材9が基台部材8から不用意に外れな
いように確実に取着され、しかも、同係止溝11や係止凸
起10が下側に設けられて上側から見え難く、外観上支障
を来さない。又、カバー本部材9を基台部材8から取り
外す際に、両側の指当て凸部12に対向する指先を当てて
基台部材8を滑らないように確実に挟持することがで
き、同取り外し作業が容易とり、しかも、同指当て凸部
12が下側に設けられて上側から見え難く、外観上支障を
来さない。又、カバー本部材9の下側の周壁部6にその
端縁より開口して指当て凸部12を露出させる切欠開口部
13が形成されているため、カバー本部材9の周壁部6を
巾広高さ寸法に形成して基台部材8の外側が広く覆われ
るようになすことができ、この場合であっても、切欠開
口部13から指当て凸部12が露出して該指当て凸部12にて
支障なく挟持することができる。
【0033】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1)記載の
循環式浴槽の吸い込み口装置においては、吸入開口の開
口面積がカバー体の上位よりも下位の方が大きくなるよ
うに設定されていて、浴槽内の湯水が吸い込み口へと上
側より下側の方が強力な流勢で吸い込まれ、同吸い込み
口の下側の浴槽の底隅部分に浮遊する毛髪、ごみ等は湯
水と共に下側の吸入開口から吸い込まれてフィルターに
吸着除去され、同浴槽内の湯水が確実に清浄化される。
【0034】又、本発明の請求項2)記載の循環式浴槽
の吸い込み口装置においては特に、吸い込み口に嵌着固
定される基台部材と該基台部材にこれを覆うように着脱
自在に取着されるカバー本部材とでカバー体が形成さ
れ、カバー本部材と基台部材との間にフィルターが内蔵
されていて、カバー本部材を基台部材から取り外して内
蔵されるフィルターを取り出し、該フィルターの洗浄、
取り替え等を容易に行うことができる。
【0035】又、本発明の請求項3)記載の循環式浴槽
の吸い込み口装置においては特に、基台部材とカバー本
部材とでフィルターが挟持されていて、該フィルターは
がたつき動かないように確実に内蔵固定される。
【0036】又、本発明の請求項4)記載の循環式浴槽
の吸い込み口装置においては特に、係止溝が係止凸起に
係止されることによって着脱自在に取着されるカバー本
部材が基台部材から不用意に外れないように確実に取着
され、しかも、同係止溝や係止凸起が下側に設けられて
上側から見え難く、外観上支障を来さない。
【0037】又、本発明の請求項5)記載の循環式浴槽
の吸い込み口装置においては特に、カバー本部材を基台
部材から取り外す際に、両側の指当て凸部に対向する指
先を当てて基台部材を滑らないように確実に挟持するこ
とができ、同取り外し作業が容易とり、しかも、同指当
て凸部が下側に設けられて上側から見え難く、外観上支
障を来さない。
【0038】又、本発明の請求項6)記載の循環式浴槽
の吸い込み口装置においては特に、カバー本部材の下側
の周壁部にその端縁より開口して指当て凸部を露出させ
る切欠開口部が形成されていて、カバー本部材の周壁部
を巾広高さ寸法に形成して基台部材の外側が広く覆われ
るようになすことができ、この場合であっても、切欠開
口部から指当て凸部が露出して該指当て凸部にて支障な
く挟持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である循環式浴槽の吸い込み
装置を示す斜視図である。
【図2】同循環式浴槽の吸い込み口装置を示す要部断面
図である。
【図3】同循環式浴槽の使用状態を示す概略断面図であ
る。
【図4】同循環式浴槽の吸い込み口装置におけるカバー
本部材を示す(a)は正面図、(b)は平面図、(c)
は底面図、(d)は右側面図である。
【図5】同カバー本部材を示す(a)は背面図、(b)
は図4(a)におけるA−A断面図である。
【図6】同循環式浴槽の吸い込み口装置における基台部
材を示す(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は左
側面図である。
【図7】同基台部材を示す(a)は背面図、(b)は図
6(a)におけるB−B断面図である。
【図8】(a)(b)(c)は同循環式浴槽の吸い込み
装置におけるカバー本部材と基台部材との着脱動作過
程を示す底面図である。
【図9】同カバー本部材と基台部材との着脱動作を示す
斜視図である。
【図10】本発明の従来例である循環式浴槽の吸い込み
装置を示す一部切欠断面図である。
【図11】同従来例である循環式浴槽の使用状態を示す
概略断面図である。
【符号の説明】 1 浴槽 2 内壁面 3 吸い込み口 4 フィルター 5 カバー体 6 周壁部 7 吸入開口 8 基台部材 9 カバー本部材 10 係止凸起 11 係止溝 12 指当て凸部 13 切欠開口部
フロントページの続き (56)参考文献 実公 平6−28167(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 35/027

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の内壁面に設けられる吸い込み口に
    フィルターが内蔵されたカバー体を取着し、該カバー体
    の周壁部にフィルターを通じて吸い込み口へと連通する
    吸入開口を形成し、該吸入開口の開口面積をカバー体の
    上位よりも下位の方が大きくなるように設定してなる循
    環式浴槽の吸い込み口装置
  2. 【請求項2】 吸い込み口に嵌着固定される基台部材と
    該基台部材にこれを覆うように着脱自在に取着されるカ
    バー本部材とでカバー体を形成し、カバー本部材の周壁
    部に吸入開口を形成すると共に、該カバー本部材と基台
    部材との間にフィルターを内蔵させたことを特徴とする
    請求項1)記載の循環式浴槽の吸い込み口装置
  3. 【請求項3】 基台部材とカバー本部材とでフィルター
    を挟持させたことを特徴とする請求項2)記載の循環式
    浴槽の吸い込み口装置
  4. 【請求項4】 基台部材の下側周壁外面に係止凸起を突
    設し、カバー本部材の下側の周壁部にその端縁より開口
    する係止溝を形成し、該係止溝を前記係止凸起に係止さ
    せて、カバー本部材を基台部材に着脱自在に取着したこ
    とを特徴とする請求項2)記載の循環式浴槽の吸い込み
    装置
  5. 【請求項5】 基台部材の下側周壁外面の両側に挟持用
    の指当て凸部を突設したことを特徴とする請求項2)記
    載の循環式浴槽の吸い込み口装置
  6. 【請求項6】 カバー本部材の下側の周壁部にその端縁
    より開口して指当て凸部を露出させる切欠開口部を形成
    したことを特徴とする請求項5)記載の循環式浴槽の吸
    い込み口装置
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