JP3316108B2 - 鋼の連続鋳造方法 - Google Patents

鋼の連続鋳造方法

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JP3316108B2
JP3316108B2 JP17489495A JP17489495A JP3316108B2 JP 3316108 B2 JP3316108 B2 JP 3316108B2 JP 17489495 A JP17489495 A JP 17489495A JP 17489495 A JP17489495 A JP 17489495A JP 3316108 B2 JP3316108 B2 JP 3316108B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】鋼の連続鋳造においては、タ
ンディシュに収容した溶鋼をその底部に設けた浸漬ノズ
ルを通して連続鋳造用鋳型に供給するが、浸漬ノズルの
吐出口から噴出する溶鋼の流速は鋳造速度に比較して著
しく大きいため溶鋼中の介在物や気泡がクレーター深く
に侵入しやすく、このような場合には内部欠陥になるの
が避けられない。また、凝固シェルの再溶解の問題もあ
り、さらには溶鋼の噴流のうち、とくに上向きの流れ
(反転流等)はモールドメニスカス部を盛り上がらせ湯
面変動を助長してモールドパウダーを巻き込むことから
鋳造鋳片の品質や鋳造操業に著しい悪影響を及ぼす。
【0002】この発明は、とくに、溶鋼の供給量が従来
の2倍を超えるような高速鋳造を行う場合において、連
続鋳造用鋳型内における湯面変動やパウダーの巻き込み
あるいは介在物等の巻き込み等を軽減して内部品質の改
善を図るとともにその表面性状の健全化も合わせて図
り、内・外品質の改善された鋳造鋳片を安定して得よう
とするものである。
【0003】
【従来の技術】浸漬ノズルからの溶鋼噴流を制御するに
は、従来は浸漬ノズルの吐出口の形状に工夫を加えたり
溶鋼の注入速度を低減するのが一般的であった。
【0004】しかしながら、浸漬ノズルの吐出口の形状
を単に変更したり溶鋼の注入速度を低減するのみでは、
溶鋼中に含まれる介在物等に起因した品質欠陥を完全に
防止するのは困難であった。
【0005】この点に関する先行技術として、例えば特
開昭57−17356号公報には、連続鋳造用鋳型に静
磁場発生装置を設置し、これによって浸漬ノズルからの
溶鋼の噴出流に制動を加える方法が、また、特開平2−
284750号公報には連続鋳造用鋳型の全面に静磁場
を作用させ、これによって浸漬ノズルから溶鋼の噴出流
に制動を加える技術がそれぞれ開示されている。
【0006】ところで、上掲の特開昭57−17356
号公報に開示の技術では溶鋼の噴流に制動を加えた際
に、それがあたかも壁に当たったようにその向きを変え
るが、噴流のもつエネルギーを分散して均一な流れにす
ることができず、また、噴流が静磁場のない方向に逃げ
るため、満足のいく結果を得ることができない不利があ
った。
【0007】一方、特開平2−284750号公報に開
示の技術においては、浸漬ノズルからの溶鋼の噴流の均
一化を図ることが可能であるとともに、メニスカス部の
湯面変動も小さくすることができ、鋳造鋳片の表面およ
び内部の品質についてはある程度まで改善することがで
きるようになったが、溶鋼のスループットが従来の2倍
を超えるような高速鋳造を実施するような場合において
は、以下のような問題があり未だ多少の改善の余地が残
されていた。
【0008】1)多孔式の浸漬ノズルを用いた場合、浸
漬ノズルからの溶鋼噴流に伴う鋳型内での偏流の発生が
避けられない。 2)多孔式の浸漬ノズルを用いた場合、溶鋼噴流の高速
化によりノズル詰まりが発生した際に、鋳型内での偏流
が大きくなって安定した連続鋳造を実現できない。 3)多孔式の浸漬ノズルを用いた場合、溶鋼噴流の高速
化に伴い鋳型短辺での反転流も高速化するため湯面の流
動増加によるパウダーの巻き込みが避けられない。な
お、この点については単孔式の浸漬ノズルの適用が考え
られるが、溶鋼噴流の下方部域に静磁場を印加すると鋳
型内における戻り電流(誘導電流)の影響で溶鋼の反転
上昇流が生じ湯面変動をきたしてパウダーの巻き込みが
避けられない。 4)湯面の乱れが大きくなるためオシレーションに起因
したマーク深さが深くなり、また、同時にオシレーショ
ンマークが乱れるため、圧延して得た鋼板に表面きず
(コイル欠陥)が多発する。 5)鋳型内における湯面が波立ち、オシレーションマー
クが乱れるため均一なパウダー供給が困難となりスティ
ッキング等の発生による拘束性ブレークアウトを起こし
やすい。 6)浸漬ノズルからの溶鋼噴流による凝固シェルの再溶
解のおそれがある。
【0009】また、最近では連続鋳造用鋳型の下端部
に、静磁場を印加して連続鋳造する方法(特開平7-5180
1 号公報、特開平7-51802 号公報) の他、連続鋳造用鋳
型の下端に静磁場を印加するとともに、2本のノズルを
用いて連続鋳造を行う方法 (特開平5-277641号公報) 等
が提案されている。これらの技術はクラッド鋼の鋳造を
対象としたものであるが、これによれば例えば浸漬ノズ
ルからの溶鋼の噴流に対して適切な領域(連続鋳造用鋳
型の短辺壁側の凝固シェルの近傍域等)に静磁場を印加
することにより流速を小さくすることが可能であって、
普通鋼の連続鋳造においても十分に適用することが可能
である。
【0010】しかしながら、これらの技術においては静
磁場の値はいずれも0.5 T以下であるため、スループッ
トが6〜10t/min にもなるような高速鋳造では溶鋼噴
流によりメニスカス表面が乱れパウダーや介在物の巻き
込み等が避けられず、製品に欠陥を生じさせることにな
しに鋳造できる量は極わずかなものに限定されてしまう
不利があった。
【0011】磁束密度をより高くしかつ、電力コストの
軽減を図るべく、特公昭63−54470号公報には従
来の常温磁石を超伝導磁石に交換する技術が開示されて
いる。ところで、常電導電磁石であろうが、超伝導電磁
石であろうが、静磁場の印加条件が悪い場合には却って
欠陥が多発することがあり、とくに、スループットを従
来の5t/min 程度から6t/min を超える高速鋳造を
行う場合においては湯面の乱れや介在物の巻き込み等の
問題から、かかる技術では、このような磁石を使用した
磁場発生装置によって欠陥のない鋳造鋳片を得るのに必
要な磁場の印加条件、鋳造条件については全く開示され
ていない。
【0012】さらに、これに関連したものとして、特開
平3−94959号公報には、超伝導電磁石とカプス磁
場を用いて鋳造する方法が開示されているが、この方法
による磁場の磁束密度は0.15T程度であり常電導磁石を
用いた場合と比較してもかなり小さいことと、磁場の印
加方式がカプスであることから高速鋳造の際に問題とな
る連続鋳造用鋳型内における湯面については制御不可能
であった。
【0013】なお、特開平4−52057号公報には、
磁束密度が最大で0.5 Tになる静磁場を鋳型の下端に印
加して欠陥の少ないスラブを鋳造する方法が開示されて
いて、これによって従来よりも気泡や介在物の巻き込み
の軽減を図ることを可能とされているが、鋳造条件につ
いては従来と同様の条件であるため、高速鋳造には対応
し得ない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】高スループット、高速
鋳造を実現するために上述した1)〜6)についての解
決を図る有効な提案は今のことろない。この発明の目的
は、高スループット、高速鋳造を実施する場合における
上記の如き課題を解決しDHCR法(Direct Hot Charg
ed Rolling) あるいはCC−DR法 (Continuous Casti
ng Rolling) に適した無手入れ鋳造鋳片を製造するのに
適した新規な連続鋳造方法を提案するところにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、連続鋳造用
鋳型の対向側壁の相互間に静磁場を印加して、浸漬ノズ
ルを通して該連続鋳造用鋳型内へ供給する溶鋼の噴流を
制御するに当たり、6t/min 以上のスループットにし
て溶鋼を連続鋳造鋳型内へ供給するとともに、連続鋳造
用鋳型のメニスカス部に磁束密度が少なくとも0.5 Tに
なる静磁場を、浸漬ノズルの吐出口から噴出した溶鋼噴
流の下方部域には磁束密度が0.5 T以上になる静磁場を
同時に印加 (メニスカス部および溶鋼噴流の下方部域に
つきそれぞれ局所的に印加してもよいし、それらを含め
た状態で鋳型の全域について印加してもよい) するとと
もに、浸漬ノズルに下記の条件を満足するようにガス
(Ar, N2, NH3, H2, He,Ne等のガスを単独または混合し
て用いる) を吹き込むことを特徴とする鋼の連続鋳造方
法 (請求項1) である。 記 0.5Q≦f≦20+3Q f:ガス吹き込み量 (Nl/ min)、 Q:溶鋼のスループット(t/min))
【0016】この発明においては、溶鋼の供給中はS・
F≧450 (S:連続鋳造用鋳型の上下ストローク(mm)、
F:オシレーション数 (cpm)) の条件を満足するように
連続鋳造用鋳型を振動させるのが好ましい。
【0017】溶鋼の供給中にS・F≧450 の条件を満足
させるにはSについては設備等の問題からその値はほぼ
一定の値に設定されるのでオシレーション数Fの調整が
必要になり、この発明において対象としている高スルー
プット、高速鋳造ではFは好ましくは150cpm以上、より
好ましくは200cpm以上に設定する。この場合、高い磁束
密度が得られ装置の重量の軽減を図ることができる静磁
場印加手段として、超電導磁石、それも鉄芯を有しない
空芯超電導電磁石を用いる。さらに、連続鋳造中浸漬ノ
ズルには溶鋼の噴流を減速させるために上記のようなガ
スを吹き込むことが望ましい。
【0018】
【作用】図1,図2は、浸漬ノズルを通過する溶鋼
(C:20〜30ppm ,Mn: 0.1〜0.2wt %,P:0.01〜0.
012wt %,S: 0.006〜0.010wt %,Al: 0.032〜0.04
5wt%,T .0:22〜32ppm )の量Q、すなわちスループ
ットを4t/min 、7t/min 、10t/min として、そ
れぞれの場合につき、タンディッシュ溶鋼温度Tt :15
55〜1560℃,1チャージ:230 t,鋳型サイズ:260mm
×1300mm,垂直曲げ連鋳機(垂直部3m),浸漬ノズ
ル:2孔ノズル,ノズル径:内径70mm,吐出口サイズ:
70mm×80mmの角型、ノズル角度:下向き15°、ノズル閉
塞防止用ガス (Arガス) の吹き込みの有り無しの条件で
連続鋳造を行い、連続鋳造中に印加した静磁場(磁場の
印加タイプ:上下2段全幅タイプでL1 =250 mm, L2
=250 mm,図8参照、磁束密度:0〜10T印加可能)の
磁束密度と鋳型内湯面温度(指数)および浸漬ノズルの
ノズル詰まり(指数)との関係をそれぞれ調査した結果
を示したものである。なお、図1, 2においては磁束密
度はメニスカス部で0.5 T、溶鋼噴流の下方部域で0〜
5Tの範囲で調整し、ガスの吹き込み量、ストロークお
よびオシレーション条件については図1ではガスの吹き
込み量:20±2Nl/min,鋳型ストローク:8〜10mm, オシ
レーション:187 〜257 cpm 、図2ではガスの吹き込み
量:22±4Nl/min,鋳型ストローク:7〜9mm, オシレー
ション:170 〜220cpmとした。
【0019】メニスカス部において少なくとも0.5 Tに
なる静磁場を印加し、かつ溶鋼噴流の下方部域において
磁束密度が 0.5T以上になる静磁場を印加して溶鋼の噴
流を制御する場合においては、鋳型内における湯面温度
の低下は小さくなり(図1)、ノズル吐出口での溶鋼噴
流の整流化作用によってノズル詰まりも小さくなる(図
2)。とくに、ガスの吹き込みを行った場合には、その
傾向は顕著であり、ガスの吹き込みを行わない場合でも
0.5Tでその効果が表れはじめ 0.7T近傍で効果が顕著
となる。1.0 T近傍ではその効果はガスの吹き込みを行
った場合に近づき、湯面温度の低下は小さくなり、ノズ
ル詰まりもほとんどなくなる。ガスは、気泡として溶鋼
中に吹き込まれるため、0.5 QNl/min以上 (Q:スルー
プットt/min) の流量で吹き込むことにより初めて浮力
の効果が現れる。ガスを多量に吹き込んだ場合には浮力
の効果が大きくなり、溶鋼噴流を制御しやすくなるが、
体積当たりの気泡が多くなりすぎると磁場中で発生する
電流が通りにくくなるため磁場の制動効果が落ちる。よ
って、浸漬ノズルにガスを吹き込む場合にはその上限は
20+3Q程度となる。通常、0.5 〜1.0 Tの磁束密度に
なる静磁場の印加においては好ましくは1.0 Q≦f≦20
+2Q (f:ガスの吹き込み量(Nl/min), Q:スループ
ット (t/min))程度とするのがよい。ガス吹き込みの下
限値は介在物の浮上、湯面の温度上昇の要請の程度から
決まり、上限値は磁場印加のもとで吐出流で搬送される
介在物が凝固シェルにトラップされのを防ぐ点、あるい
は湯面を乱してパウダーや介在物が巻き込まれことによ
る品質欠陥の増加を防ぐ点から決まる。吹き込むガスと
しては、Arガスが一般的であるが、ArとN2の混合ガスで
もよい。その他、その気泡による浮力効果が期待でき溶
鋼の吐出流に制動力を付与でき、しかも溶鋼を汚染しな
いものであるものならば前述したガス等種々用いること
ができとくに限定はされない。
【0020】溶鋼噴流を制御するために印加する磁場に
関しては単に磁束密度を高くすればよいというものでは
なく溶鋼噴流に対する磁場の印加長さを特定の範囲とす
ることが重要な要素となってくる。溶鋼の噴流を制御で
きる磁場印加長さは、溶鋼流動の運動エネルギーを停止
若しくは減速させられるだけの制動力を与えられる範囲
と考えられ、一般に、磁場中で流動している導電性流体
が磁場から受けるエネルギーEは流体の平均流速を
1 、磁束密度をB、導電性流体の抵抗率をρ、磁場印
加長さをL (図6〜8参照) とした場合、E∝ (V1
ρ) ・B2 ・Lで表すことができる。とくに溶鋼のスル
ープットが6t/min 以上の高速鋳造においては溶鋼の
流速を低減させるまでに必要な磁場印加長さLは、モデ
ル実験等より比例係数を求めて、k・Q/B≦L (k:
5.5,L(mm),B (T),Q (t/min ))で表すことができ
る。この発明においてはメニスカス部の磁場印加長さの
最小値は50mm程度とすることが、また、溶鋼噴流の下方
部域の磁場印加長さの最小値についても50mm程度とする
のがよい。
【0021】空芯超電導電磁石を使用して静磁場を印加
する場合、磁場印加長さLは電磁石の巻き線の上下端の
間隔とし、磁束密度Bは磁場印加長さLにおける鋳型の
1/2厚さで最大磁束密度とする。磁場印加用の電磁石を
複数個使用する場合にはL1+L2---Ln =Lになる。
【0022】連続鋳造鋳型のメニスカス部において少な
くとも磁束密度が0.5 Tになる静磁場を印加し同時に溶
鋼噴流の下方部域に磁束密度が0.5 T以上になる静磁場
を印加することにより、多孔式ノズルを使用した場合に
おける溶鋼の反転流による湯面の変動は抑制され、同時
に浸漬ノズルを流下する溶鋼が整流化されるためノズル
内およびノズル吐出口部での溶鋼の流れが均一になりノ
ズル閉塞のおそれが少なくなる。
【0023】また、単孔式の浸漬ノズルの場合にはメニ
スカス部および溶鋼噴流の下方部域に同時に0.5 T以上
の静磁場を印加することにより、溶鋼の反転上昇流によ
る湯面の変動は抑制されるとともに、高スループット、
高速鋳造において懸念される溶鋼噴流の凝固シェルへの
衝突が回避され再溶解の危険も極めて軽減されたものと
なる。
【0024】図3、図4は、磁束密度について、コイル
欠陥発生率、ブレークアウト発生率を調査した結果を示
したもの(図3はガス吹き込み量:18±2Nl/min,ストロ
ーク:6〜8mm, オシレーション数:180 〜190 cpm 、
図4はガス吹き込み量:28±2Nl/min,ストローク:6〜
8mm, オシレーション数:240 〜260 cpm,他の条件は図
1, 2の場合と同じ) であるが、メニスカス部および溶
鋼噴流の下方部域共に磁束密度が 0.5T以上になる静磁
場を印加した場合においてはパウダーの巻き込みやブレ
ークアウトの発生率も極めて小さくなる。なお、この場
合、メニスカス部に印加する静磁場の磁束密度を0.35T
以下とした場合についてはスループットが6t/min以上
であっても単孔ノズル、多孔ノズルにかかわりなくコイ
ル欠陥発生率は0.25%以上になる。
【0025】また、図5に磁束密度を0〜1.25Tとした
場合における連続鋳造用鋳型内の溶鋼湯面のスーパーヒ
ートと鋳片表面のオッシレーションマークのつめ深さの
関係を示した。図1、図5より、メニスカス部および溶
鋼噴流の下方部記につき同時に磁束密度の高い静磁場を
印加し鋳型内の溶鋼湯面のスーパーヒートを高い状態に
維持することによってつめ深さも軽減される。このつめ
深さが軽減されれば当該部に捕捉される介在物、パウダ
ー、気泡が減少するために冷延コイル製品の欠陥率が低
下するものと考えられる。
【0026】溶鋼のスループットが6t/min以上になる
高速鋳造を対象としたこの発明においては、浸漬ノズル
による溶鋼の供給中、S・F≧450(S:連続鋳造用鋳型
の上下ストローク (振幅の最大値から最小値の間の値)
(mm) 、F:オシレーション数(cpm)) の条件を満足する
ような連続鋳造を行うことが望ましい。その理由は、こ
の発明において目指したような高スループット、高速鋳
造を実施する場合、ブレークアウトや鋳造鋳片の内部欠
陥の発生防止を図るうえでは溶鋼流動を安定化させるこ
とが大きな要因になるが、モールドパウダーを安定して
流れ込ませることも重要であって、そのためにはとくに
上記の条件下で連続鋳造を行う必要があり、これにより
オシレーションマークの乱れはなくなり、そのマークの
深さは軽減される。この条件はより好ましくはS・F≧
1000とする。
【0027】なお、オシレーション数 (振動数) Fにつ
いてはその数値を高くすることによりパウダーの消費量
が多くなりオシレーションマークの深さは低減されるの
で好ましく150 cpm 以上、より好ましくは200 cpm 以上
とする。また、最大値はオシレーション波形の乱れ度の
軽減、パウダー消費量の確保等から600cpm程度とする。
【0028】直接圧延を前提とした表面無手入れ鋳造鋳
片を製造すべく、とくに溶鋼のスループットを6t/mi
n 以上、好ましくは7t/min 、より好ましくは10t/
min以上にして行う高速鋳造においては、上記の効果は
より一層顕著となるだけでなく、温度の高い溶鋼が連続
鋳造用鋳型の出側よりも下側に深く侵入するのを阻止で
きるので凝固シェルの再溶解も回避される。ここに、溶
鋼のスループット6t/min は、厚さ0.22m、幅 1.2m
のスラブの連続鋳造を前提とした場合であって、鋳造速
度Vc は2.9 m/min 程度となる。
【0029】図6a,bに、この発明を実施するのに用
いて好適な設備(連続鋳造用鋳型)の構成を示す。
【0030】図における番号1は一対の短辺壁1aと長
辺壁1bの組合せからなる連続鋳造用鋳型、2は連続鋳
造用鋳型1へ溶鋼を供給する浸漬ノズル、3は連続鋳造
用鋳型1の長辺壁1bの相互間に静磁場を印加する電磁
石(超電導電磁石) であって、この電磁石3は連続鋳造
用鋳型1の背面に配置される。
【0031】上掲図6a,bに示した設備において、浸
漬ノズル2による溶鋼の供給中、磁石3にて磁束密度が
0.5 T以上の静磁場を印加 (メニスカス部:0.5 T, 溶
鋼噴流の下方部域:0.5 T) するとこの静磁場と溶鋼流
との相互作用で生じる誘導電流に由来した電磁力(ロー
レンツ力)にて溶鋼流に制動が加えられ減速された均一
な流れとなり、また、モールドパウダーを巻き込んだり
介在物が深く侵入して凝固シェルに捕捉されるようなこ
とはない。
【0032】図7a,bは連続鋳造用鋳型における長辺
壁1bの幅方向の全域に静磁場を印加する場合 (ただ
し、メニスカス部、溶鋼噴流の下方部域はともに0.5 T
以上の静磁場を印加) の例であって、この場合、浸漬ノ
ズル2からの溶鋼の噴流はその吐出角度や吐出速度等の
操業条件の変動に係わりなく均一な磁場の中を流れて整
流化される。
【0033】図8a、bに示すように、浸漬ノズル2の
吐出口2aの上下に電磁石3を配置した場合には、上下
の電磁石間に溶鋼噴流を封じ込めることができるので、
介在物を含む噴流の侵入深さの減少とメニスカスの鎮静
化が同時に達成されるだけでなく、鋳型内における溶鋼
の温度降下も抑制することができる。
【0034】上掲図6〜8においてはすべて多孔式の浸
漬ノズルについて示したが、この発明では単孔式の浸漬
ノズルを適用することができるのはいうまでもなく、得
られる効果もほぼ同様となる 。
【0035】図9a、bは浸漬ノズルとして単孔式のス
トレートノズルを適用した場合について示したものであ
る。このような浸漬ノズルはとくに溶鋼噴流が深く侵入
するため凝固シェルの再溶解、介在物、ガス気泡の侵入
が懸念されるが、浸漬ノズルの下側の電磁石によって溶
鋼の流速が減速されると同時に介在物、ガス気泡の侵入
が阻止され、さらに下向きの流れは均一化される。一
方、メニスカス部についてはその領域に配置した電磁石
による磁場の印加によって戻り電流 (誘導電流)と磁場
で形成される上昇流は弱められ湯面の乱れは小さくな
る。
【0036】なお、図9a,bに示したように上下に電
磁石を配置する場合にはその配置は浸漬ノズルの配置関
係から磁場の印加がより有効に作用する領域にすればよ
いが、磁極については上下と対向面でそれぞれ異極とす
るのが望ましい。
【0037】図10は、この発明を実施するのに用いて好
適な空芯静磁場発生用電磁石3の構成をしたものであ
る。電磁石3はヘリウム槽、輻射断熱シールドおよびこ
れらを取り囲み対流による熱の入り込みを防止する真空
容器を有し、ヘリウム槽は液体ヘリウムコンテナーに、
輻射断熱シールドは液体窒素コンテナーにそれぞれつな
がっている。電磁石3は常時、液体ヘリウムによって冷
却され−268.9 ℃以下に保持されるようになっている。
輻射断熱シールドへは液体窒素コンテナーより液体窒素
が常時供給され外部の熱が直接ヘリウム槽に届かないよ
うになっている。各コンテナーは、図示はしないが冷凍
機を有していて、気体となったそれぞれのガスを再度冷
却、液化しそれぞれのコンテナーに回収する仕組みにな
っている。
【0038】静磁場発生用電磁石として上掲図10に示す
ような超電導電磁石を使用すれば、高い磁束密度が得ら
れるだけでなく鉄心がいらないので、従来の常電導式の
電磁石に比較して軽量化を図ることができ、また、常
時、通電する必要がないので省エネルギーを達成するう
えでも極めて有利となる。
【0039】
【実施例】C:10〜15ppm , Mn:0.15〜0.2 wt%, P:
0.02〜0.025 wt%, S:0.008 〜0.012 wt%, Al:0.02
5 〜0.035 wt%,T.O:25〜31ppm の成分組成になる溶鋼
を用いて、長辺壁間の間隔 (鋳造鋳片の厚さに対応す
る) が220mm ,短辺壁間の間隔 (鋳造鋳片の幅に対応す
る) が1600mmで、長辺壁の背面に縦200mm ,幅2000mmの
静磁場発生用超電導電磁石(種類Nb- Ti線)を配置した
図6, 図7, 図8, 図9に示したような構造になる鋳型
を有する連続鋳造機にて、 磁束密度:メニスカス部0.5 T, 下方部域1.0 T 磁場印加長さL1 :250 mm, L2 :250 mm 溶鋼のスループット:8t/min 2孔式浸漬ノズル (図6〜図8) 単孔式浸漬ノズル (図9) ノズル径:内径80mm 浸漬ノズルの吐出口サイズ:80mm×80mm□ (2孔式浸漬
ノズル) 直径80mm (単孔式浸漬ノズル) 浸漬ノズルの吐出角度 :下向き20° (2孔式浸漬ノズ
ル) 浸漬ノズルの吐出口位置:メニスカスからノズルの吐出
口上端まで230mm メニスカスの位置:電磁石の磁極上端から+20mmの位置 鋳型のオシレーション数:220 cpm ストローク:7mm 鋳造速度:2.89 m/min の条件のもとで厚さ 220mm、幅1600mmのスラブを600 チ
ャージ、1チャージ当たり 260トンそれぞれ鋳造し、鋳
造時におけるノズル詰まり、ブレークアウトの発生状況
および得られたスラブの内部品質、表面品質 (コイル欠
陥率) について調査した。その結果を、静磁場を印加し
ない他はすべて同一の条件で連続鋳造を行った比較法で
得られたスラブの品質とともに表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1より明らかなように、この発明に従え
ば、圧延製品板の表面品質の改善を図ることが可能であ
るだけでなく、内部も高い品質にすることができ、高ス
ループット、高速鋳造において無手入れ鋳造鋳片を安定
して製造できることが確認できた。
【0042】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば鋳型内の溶鋼
湯面温度の低下が小さいのでノズル詰まりを起こすこと
が極めて少なく、また、モールドパウダーの巻き込み、
介在物の巻き込み、オシレーションに起因した表面欠陥
等が軽減され、さらにはシェルの再溶解も回避できるの
で内、外ともに品質の良好な鋳造鋳片を安定して製造で
きる。また、鋳型のオシレーション数が高いのでマーク
の深さが小さくなり、加えて爪深さも低減されるのでコ
イル欠陥を著しく軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続鋳造用鋳型内における溶鋼湯面温度と磁束
密度 (溶鋼噴流の下方部域において静磁場を印加した場
合の磁束密度) の関係を示した図である。
【図2】ノズル詰まりと磁束密度 (溶鋼噴流の下方部域
において静磁場を印加した場合) の関係を示した図であ
る。
【図3】冷延コイル欠陥と磁束密度 (溶鋼噴流の下方部
域において静磁場を印加した場合) の関係を示した図で
ある。
【図4】ブレークアウト発生率と磁束密度 (溶鋼噴流の
下方部域において静磁場を印加した場合) の関係を示し
た図である。
【図5】オッシレーションマーク部つめ深さと溶鋼のス
ーパーヒートとの関係を示した図である。
【図6】a, bはこの発明を実施するのに用いて好適な
設備の構成を示した図である。
【図7】a, bはこの発明を実施するのに用いて好適な
設備の構成を示した図である。
【図8】a, bはこの発明を実施するのに用いて好適な
設備の構成を示した図である。
【図9】a, bはこの発明を実施するのに用いて好適な
設備の構成を示した図である。
【図10】静磁場発生用超電導磁石の構成を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 連続鋳造用鋳型 1a短辺壁 1b長辺壁 2 浸漬ノズル 2a吐出口 3 静磁場発生用電磁石 (空芯超電導磁石)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 徹也 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−277803(JP,A) 特開 平5−293620(JP,A) 特開 平5−177317(JP,A) 特開 昭56−141946(JP,A) 特開 平6−226409(JP,A) 特開 平5−96345(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/115 B22D 11/10 360 B22D 11/11

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造用鋳型の対向側壁の相互間に静
    磁場を印加して、浸漬ノズルを通して該連続鋳造用鋳型
    内へ供給する溶鋼の噴流を制御するに当たり、 6t/min 以上のスループットにして溶鋼を連続鋳造鋳
    型内へ供給するとともに、連続鋳造用鋳型のメニスカス
    部に磁束密度が少なくとも0.5 Tになる静磁場を、浸漬
    ノズルの吐出口から噴出した溶鋼噴流の下方部域には磁
    束密度が0.5 T以上になる静磁場をそれぞれ同時に印加
    るとともに、浸漬ノズルに下記の条件を満足するよう
    にガスを吹き込むことを特徴とする鋼の連続鋳造方法。 記 0.5Q≦f≦20+3Q f:ガス吹き込み量 (Nl/ min) Q:溶鋼のスループット(t/min)
  2. 【請求項2】 溶鋼の供給中に下記式を満足するように
    連続鋳造用鋳型を振動させる、請求項1記載の方法。 記 S・F≧450 S:連続鋳造用鋳型の上下ストローク(mm) F:オシレーション数 (cpm)
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