JP3315928B2 - 番組へのcm挿入方法、cm挿入装置、及び情報受信端末システム - Google Patents
番組へのcm挿入方法、cm挿入装置、及び情報受信端末システムInfo
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Description
文字情報を含む番組内に、提供スポンサーのコマーシャ
ル・メッセージ、いわゆるCMを挿入する際に用いられ
るCM挿入方法に係り、特に、番組内における適切箇所
にCMを挿入することができる番組へのCM挿入方法、
CM挿入装置、及び情報受信端末システムに関する。
に適量のCMを挿入することができる番組へのCM挿入
方法、CM挿入装置、及び情報受信端末システムに関す
る。
えばディジタル衛星放送又はインターネット情報放送等
を含むディジタル情報配信に係る社会基盤が急速に整備
されている。
は、映像、音声、又は文字情報を含む番組を視聴者宛に
配信することを事業としているが、例えば民間の放送事
業者が番組配信サービス提供の対価としての収入を得る
際に、主として2つの仕組みが存在する。
いる現状に鑑みて、PPV(Pay-Per-View)と呼ばれる、
視聴した番組毎に視聴料金を課金する仕組みであり、他
方は、番組に協賛する提供スポンサーからCM料金の出
資を受けて、提供スポンサーのCMが挿入された番組を
配信する仕組みである。
スポンサーにとっての要望は、番組の視聴率向上もさる
ことながら、番組内に、自身のCM料金出資額に見合う
量の自己のCMが挿入されることである。
内に、番組の実質的な内容を含む本編の流れを阻害しな
い適切な箇所に適量のCMが挿入されることである。
番組視聴者の上記両要望を満足することを企図して、番
組内容を視聴しながら、本編中のシーンの変わり目や、
本編の前後等の経験上から本編の流れを阻害しないと考
えられる箇所に、挿入すべきCMの全体量を参照しつつ
やはり経験上から適切と考えられる配分量のCMを、手
作業で挿入するようにしている。
た従来の手作業によるCM挿入方法を、例えば、1つの
番組内に複数の提供スポンサーのCMを挿入する場合に
適用すると、放送事業者は、複数の提供スポンサー毎の
各CM料金出資額と、番組へのCM挿入枠となる目標C
M総量とを考慮しつつ試行錯誤の末、経験上から本編の
流れを阻害しないと考えられる箇所に、やはり経験上か
ら適切と考えられる各提供スポンサー毎の配分量のCM
を、手作業で挿入するという手順を踏む必要があるが、
このCM挿入作業は高度な熟練を要するのみならず、き
わめて煩雑であるという解決すべき課題を内在してい
た。
おける適切箇所にCMを挿入することができる新規な技
術の開発が関係者の間で待望されていた。
組内における適切箇所に適量のCMを挿入することがで
きる新規な技術の開発が関係者の間で待望されていた。
であり、人手を煩わすことなく、番組内における適切箇
所にCMを挿入することができるCM挿入方法、及びC
M挿入装置を提供することを課題とする。
く、番組内における適切箇所に適量のCMを挿入するこ
とができるCM挿入方法、及びCM挿入装置を提供する
ことを課題とする。
等の情報受信端末システムの変遷に着目すると、ディジ
タル情報配信の時流に適合させて、ハードディスク記憶
装置などの数MB程度の記憶容量を有する記憶装置を内
蔵した情報受信端末システムが出現するに至っている。
ば、視聴者は、ディジタル形態で配信された番組を視聴
する際に、受信した番組をリアルタイムで視聴する従来
のストリーム型視聴、又は受信した番組を記憶装置に一
旦蓄積しておき、蓄積された番組を必要に応じて再構成
して視聴する蓄積型視聴を自由に選択することが可能で
ある。
者が許容する範囲内において、視聴者の嗜好に適合する
ように番組を再構成して視聴することが可能である。
松井選手が映し出されるシーンを集めたり、ドラマのス
トーリーを短時間で把握することを企図して、本編の先
頭及び末尾部分の各5分間、及び残りの中間部分のうち
5分経過毎に各2分間を集める等の、視聴者の嗜好に適
合するように番組を再構成することが可能となる。
テムにあっては、番組の再構成時にCMが除去されてし
まうおそれがある一方で、番組再構成に伴って、番組時
間が短縮されるか又は長くなる結果として、提供スポン
サーが意図した番組へのCM挿入比率を達成できないお
それもあるという解決すべき課題を内在していた。
うに番組を再構成した場合であっても、番組内における
適切箇所にCMを挿入することができる新規な技術の開
発が関係者の間で待望されていた。
するように番組を再構成した場合であっても、番組内に
おける適切箇所に適量のCMを挿入することができる新
規な技術の開発が関係者の間で待望されていた。
であり、視聴者が各自の嗜好に適合するように番組を再
構成した場合であっても、番組内における適切箇所にC
Mを挿入することができる情報受信端末システムを提供
することを課題とする。
合するように番組を再構成した場合であっても、番組内
における適切箇所に適量のCMを挿入することができる
情報受信端末システムを提供することを課題とする。
法、CM挿入装置、及び情報受信端末システムに用いて
最適な番組フォーマットを記録した記録媒体を提供する
ことを課題とする。
に、本発明は、映像、音声、又は文字情報を含む番組内
に、提供スポンサーのCMを挿入する際に用いられる番
組へのCM挿入方法であって、前記番組への挿入対象と
なるCMが登録される挿入対象CMリストに、時間的に
連続提示すべき複数のCMを連続CM群として登録する
とともに、前記番組内におけるCM挿入が推奨されるC
M挿入推奨箇所に、当該箇所がCM挿入推奨箇所である
旨を表すCM挿入推奨箇所情報を付加しておき、前記番
組を順次走査中に、前記CM挿入推奨箇所情報が検出さ
れたとき、当該CM挿入推奨箇所にCMを挿入すべきか
否かに係るCM挿入可否判定を行い、当該CM挿入可否
判定の結果、前記CM挿入推奨箇所にCMを挿入すべき
旨の判定が下されたとき、前記挿入対象CMリストから
次挿入候補となる連続CM群に属する複数のCMを選択
し、当該選択された連続CM群に属する複数のCMを、
前記番組内における前記CM挿入推奨箇所に時間的に連
続して挿入することを特徴とする。
法、CM挿入装置及び情報受信端末システムの実施形態
について、図に基づいて詳細に説明する。
情報受信端末システム間で共通となる概略ブロック構成
図、図2は、本発明に係るCM挿入装置、又は情報受信
端末システム間で共通となる動作フローチャート図、図
3は、本発明に係るCM挿入装置、又は情報受信端末シ
ステムで用いられるCMリストの一例を示す図、図4
は、本発明に係るCM挿入装置、又は情報受信端末シス
テムで用いられるCM挿入パターン関数cm(t)を基
準とする許容範囲の一例を示す図、図5乃至図6は、本
発明に係るCM挿入装置、又は情報受信端末システムで
用いられるCM挿入パターン関数cm(t)の一例を示
す図、図7乃至図18は、実際の番組へのCM挿入パタ
ーン例を示す参考図である。
輪郭を明確化するために、番組内にCMを挿入する上で
考慮すべき提供スポンサー側、及び視聴者側の各要望事
項について以下に論じる。
て、提供スポンサーは、番組毎に最も適した、より効果
的なCM挿入型式を指定したいと希望している。
Mを挿入するかに係るCM挿入型式の一例としては、次
述するようなものがある(稲田著、「放送メディア入
門」社会評論社1996)。
て、カウキャッチャー方式と呼ばれる、番組開始直後で
あって、番組タイトルの前にCMを挿入する型式と、番
組開始直後から視聴者を惹きつけることを企図して、番
組タイトルの前に、プロローグあるいはハイライトシー
ンを投入し、その後にCMを挿入する型式などが存在す
る。
て、番組タイトルの直後に前CMを挿入し、終了タイト
ルの直前に後CMを挿入し、その間に中CMを数回均等
に挿入する最も典型的な均等配分型式と、視聴者を惹き
つけるために番組前半はCMを少なくし、後半の盛り上
がりシーンでCM挿入頻度が高くなる尻上がり型式など
が存在する。
て、ヒッチハイク方式と呼ばれる、終了タイトルの後に
もCMを挿入する型式と、結末を最後にして後CMまで
視聴させる型式となどが存在する。この場合、前者で
は、後CM、終了タイトル、CMの順に番組が進行する
一方、後者では、後CM、結末、終了タイトルの順に番
組が進行することになる。
組において、プレー中ではなるべくCMを挿入せずに、
攻守の代わり目や投手交替時等にCMを入れ、また、延
長部分ではなるべくCMを挿入せずに、末尾に後CMと
してまとめてCMを入れる、いわゆる野球中継型式と、
サッカー中継番組において、ゲーム開始前、ハーフタイ
ム時、ゲーム終了後にCMを挿入し、プレー中にはでき
る限りCMは入れない、いわゆるサッカー中継型式など
が存在する。
提供スポンサーは、番組毎に最適かつより効果的なCM
挿入型式を指定したいと強く望んでいるのである。
て、視聴者側において再構成された番租へCM挿入を行
う場合でも、提供スポンサーがCM挿入型式を指定可能
であることが望まれる。
の両者の要望事項として、蓄積型視聴を行う場合と、ス
トリーム型視聴を行う場合とで、各個別のCM挿入型式
を指定可能であることが望ましい。例えば、サッカー中
継番組を、ストリーム型で視聴する場合はサッカー中継
型式、ハイライトシーンだけ再構成して蓄積型で視聴す
る場合は尻上がり型式、のような選択的なCM挿入型式
の指定が可能であることが望まれる。
て、特定のシーンの直前又は直後に、指定された特定の
CMを挿入して欲しいという要望が存在する。例えば、
ドラマ中で主人公が洗濯機を使用するシーンが映し出さ
れた直後に、その洗濯機のCMを入れたい、というよう
な場合である。
として、ストーリー性をもつ続きもののCMなので、ど
うしても指定の順番で連続して挿入してほしいという要
望も存在する。
うち、各放送局毎に定める連続した3時間半の時間帯、
いわゆるプライムタイムに対しては、放送基準により、
番組時間に依存してCMの制限時間が規定されている。
この放送基準によると、短時間の番組ではCM挿入比率
を高く設定することができるが、ある番組を再構成して
視聴する場合、つまり、蓄積型視聴の場合には、番組時
間は変化することになる。それに対しては次述する2通
りの考え方がある。
する基準値を守るようにするという考え方であり、他方
は、オリジナルな番組時間に対する基準値を守るように
するという考え方である。
提供スポンサー側の要望事項として、どちらの考え方を
採用する場合であっても、いずれかを選択的に実現可能
であるような番組へのCM挿入の仕組みを用意しておく
ことが望ましい。
て、1つの番組に対して複数の提供スポンサーが存在す
る場合、各提供スポンサー毎の出資額に応じて、各スポ
ンサー間で公平となる量の各自のCMが番組内に挿入さ
れることが望まれる。例えば、視聴者側において、A社
のCMのみを視聴して番組へのCM挿入枠を消化したの
では、その他の提供スポンサーは納得しない。このよう
な事態は、A社のCMがヒット中のCMイメージソング
を採用している場合等において生じることが予測される
が、このような事態の発生を未然に回避可能な番組への
CM挿入の仕組みを用意しておくことが望ましい。
の両者の要望事項として、番組へのCM挿入回数を指定
したいという要望が存在する。
者側の両者の要望事項として、番組の流れを阻害しない
適切箇所にCMを挿入することが望まれる。例えば、ド
ラマの台詞の途中で機械的にCMが挿入されたのでは視
聴者は興ざめる。
を過度に細切れにして番組内に挿入しないことが望まれ
る。例えば、各15秒間の時間長をもつ4本のCMを番
組中に挿入する場合を例に挙げると、4回に分けて挿入
するよりも、4本まとめて1度に挿入した方が視聴者は
心理的にリラックスして番組内容を楽しめる。
聴者側の両者の要望事項を全て満足することを企図し
て、本発明は、発明者らにより鋭意創出されるに到った
のである。
以下に、本発明の具体化された内容について順次詳細に
説明していく。
において、CMだけ間引いて番組を視聴することは、視
聴者側に備えられた情報受信端末が有するCM間引抑制
機能により抑制されているものとする。
と、本発明は、視聴者側において、蓄積した番組を再構
成して視聴する際に、番組内にCMを挿入する場合、又
は、やはり視聴者側において、番組をストリーム型で視
聴する際に、番組内にCMを挿入する場合、及び、例え
ば、放送局等の番組供給者側において、供給対象となる
番組内にCMを挿入する場合などに適用することができ
る。
番組データは高度に構造化され、視聴者側で番組中のシ
ーンやストーリー展開を選択的に視聴可能になることが
予測される。すなわち、ある番組中の例えば暴力シーン
に代えて、ソフトな描写の代替シーンを選択したり、ゲ
ームで見られるマルチエンディング方式のように、自身
の嗜好に合致した結末に導くストーリー展開を選択して
視聴可能になることが予測される。このようなシーン又
はストーリー展開を選択可能になると、総番組長は、視
聴者の選択に依存して変化することが考えられる。その
ような場合にも本発明は適用可能である。
て、オリジナルの番組を制作する場合を例示すると、番
組とCMとではそのフォーマットが相互に相違している
ため、番組内容と、番組内に挿入すべき提供スポンサー
のCMとを各個別に用意しておき、提供スポンサー毎の
各CM料金出資額と、番組へのCM挿入枠となる目標C
M総量とを考慮しつつ試行錯誤の末、経験上から本編の
流れを阻害しないと考えられる箇所に、やはり経験上か
ら適切と考えられる各提供スポンサー毎の配分量のCM
を、手作業で挿入する編集作業を行いながらオリジナル
の番組を制作していた。
て、オリジナルの番組を再放送する際の再放送用番組制
作に言及すると、オリジナルの番組制作と重複した番組
再編集作業を要することとなり、上述したオリジナルと
再放送との各番組制作で必要な編集作業を簡易化し得る
番組へのCM挿入の仕組み作りが関係者の間で強く要望
されていたのである。
システムに適用すれば、番組をCM挿入ポイント毎に区
切って編集する作業が不要になり、番組制作、及び番組
の2次利用を容易に行なうことが可能になる。
作業は人手を介して行なっていたが、その自動化あるい
は半自動化を推進することができる。
内にCMを挿入するシステムを開発してCM挿入処理の
完全自動化を図る場合、本発明はその基本的アルゴリズ
ム、及びシステム構成を開示しているものと本発明者ら
は確信している。
の概要について述べると、本CM挿入方法は、以下に述
べる手順を実行することにより、番組へのCM挿入箇所
又は挿入量を制御することができる。なお、本発明に係
る番組へのCM挿入方法を、CPV(Cee'M Per View)方
式と呼ぶ。
組内におけるCM挿入が推奨されるCM挿入推奨箇所
に、この箇所がCM挿入推奨箇所である旨を表すCM挿
入推奨箇所情報があらかじめ付加されている。
は、本編中のシーンの変わり目等の区切りの良い箇所を
複数抽出し、抽出された複数の箇所をCM挿入推奨箇所
として位置付けて、このCM挿入推奨箇所に、CM挿入
推奨箇所情報を、補助信号の形態で付加しておく。
意図として、番組番組先頭にCMを挿入せず、本編を7
分間継続して流したい場合には、番組先頭の本編中の7
分間に、CM挿入推奨箇所情報を付加しなければよい。
入対象CMリスト(以下、単に「CMリスト」と呼ぶ)
にあらかじめ登録しておく。
法は、番組の順次走査中に、CM挿入推奨箇所が検出さ
れると、CMを挿入すべきか否かに係るCM挿入可否判
定を行い、このCM挿入可否判定の結果、CM挿入推奨
箇所にCMを挿入すべき旨の判定が下されたとき、CM
リストから次挿入候補となるCMを選択し、この選択さ
れたCMを、番組内におけるCM挿入推奨箇所に挿入す
るようにしている。
入方法によれば、番組を順次走査中に、CM挿入推奨箇
所情報が検出されると、この検出時点において、検出さ
れたCM挿入推奨箇所にCMを挿入すべきか否かに係る
CM挿入可否判定を行い、このCM挿入可否判定結果に
従って、検出されたCM挿入推奨箇所にCMを挿入する
ようにしたので、したがって、番組へのCM挿入処理
は、CM挿入推奨箇所以外の箇所では実行されることな
く、CM挿入推奨箇所において確実に実行されることに
なる結果として、人手を煩わすことなく、番組内におけ
る適切箇所にCMを挿入することができる。
M挿入方法は、番組の順次走査中に、CM挿入推奨箇所
が検出されると、番組の先頭から当該検出時点に至るま
での番組経過時間と、番組の先頭からの各経過時間にお
いて達成されるべき指標となる目標CM挿入比率を表す
CM挿入パターン関数とを参照して、当該検出時点での
目標CM挿入比率を演算するとともに、番組経過時間
と、当該検出時点迄に番組内に挿入済みのCM累積時間
を表す実績CM挿入累積時間とを参照して、当該検出時
点で達成されている実績CM挿入比率を演算し、この演
算された目標CM挿入比率及び実績CM挿入比率間の差
異に基づいて、CMを挿入すべきか否かに係るCM挿入
可否判定を行い、このCM挿入可否判定の結果、CM挿
入推奨箇所にCMを挿入すべき旨の判定が下されたと
き、CMリストから次挿入候補となるCMを選択し、こ
の選択されたCMを、番組内におけるCM挿入推奨箇所
に挿入するようにしている。
入方法によれば、番組を順次走査中に、CM挿入推奨箇
所情報が検出されると、この検出時点において、上述の
手順で各々演算された目標CM挿入比率及び実績CM挿
入比率間の差異に基づいて、検出されたCM挿入推奨箇
所にCMを挿入すべきか否かに係るCM挿入可否判定を
行い、このCM挿入可否判定結果に従って、検出された
CM挿入推奨箇所にCMを挿入するようにしたので、し
たがって、番組へのCM挿入処理は、CM挿入推奨箇所
以外の箇所では実行されることなく、CM挿入推奨箇所
において、CM挿入可否判定結果に従う適量のCM挿入
処理が確実に実行されることになる結果として、人手を
煩わすことなく、番組内における適切箇所に適量のCM
を挿入することができる。
報受信端末システムについて、適宜の図面を参照しなが
ら詳細に説明していく。
及び視聴者側の各々において番組内にCMを挿入する際
に用いられる基本的な装置構成を開示するものである。
このうち、本CM挿入装置1を、番組供給側CM挿入装
置として捉える場合には、本編を再構成する手段を省略
することができる。
視聴者側に設置され、視聴者側において、番組を蓄積型
で視聴するか、又はストリーム型で視聴するかにかかわ
らず、番組内にCMを挿入する際に用いられる基本的な
システム構成を開示するものである。
システム101とは、その内部構成が両者間でほぼ共通
であるため、CM挿入装置1を説明することで、情報受
信端末システム101の説明に代えるものとする。な
お、情報受信端末システム101に独自の構成部分につ
いては、補足的に説明を追加するものとする。
て説明すると、図1に示すように、CM挿入装置1は、
番組内容を含む本編5、CMリスト7、及びCM挿入パ
ターン関数cm(t)9などの各種データやパラメータ
が蓄積される、CM挿入パターン関数記憶手段、及び番
組蓄積手段として機能する番組データベース3と、再構
成手段として機能する再構成部15と、CM挿入処理手
段として機能するCM挿入処理部21と、番組走査手
段、及び番組再生表示手段の一部として機能する表示部
23と、CM挿入推奨箇所情報検出手段として機能する
一方、番組走査手段、及び番組再生表示手段の一部とし
て機能する表示制御部25と、目標CM挿入比率演算手
段の一部として機能する番組経過時間計測部27と、実
績CM挿入比率演算手段の一部として機能する実績CM
挿入累積時間計測部29と、目標CM挿入比率演算手段
の一部として機能する目標CM挿入比率演算部31と、
実績CM挿入比率演算手段の一部として機能する実績C
M挿入比率演算部33と、CM挿入可否判定手段の一部
として機能する比較判定部35と、CM挿入可否判定手
段の一部として機能するCM挿入制御部37と、CM指
定入力部39と、次挿入候補CM選択手段として機能す
る挿入CM選択部41と、を備えて構成されている。
3には、本編5、CMリスト7、及びCM挿入パターン
関数cm(t)9以外にも、例えば、番組内にCMを挿
入する際に用いられるCM挿入型式type、番組の先
頭から末尾に至るまでの時間長を表す総番組長leng
th、目標CM挿入比率が達成されているとみなす許容
範囲を表すrange11、番組の末尾において達成さ
れるべき指標となる最終目標CM挿入比率rate1
3、番組へ挿入されるべきCMの回数を表すCM挿入回
数times、CM挿入回数毎の各回における、番組に
対する相対的なCM挿入箇所を表す相対的CM挿入箇所
location、及びCM挿入回数毎の各回におけ
る、番組へのCM挿入枠となる目標CM総量に対する相
対的なCM挿入比率を表す相対的CM挿入比率amou
ntなどの各種パラメータが蓄積されており、上述した
各種データやパラメータは、次述する各種機能部におい
て、必要に応じて適宜参照される。なお、番組データベ
ース3に蓄積される各種パラメータは、図示しないキー
ボード等の操作入力手段を用いて、番組供給者側、又は
視聴者側の操作者が意図する適宜の設計値に設定し得る
如く構成されている。
憶蓄積された番組を再構成する番組再構成機能を有して
おり、この番組再構成機能を発揮することで、例えば視
聴者が意図する番組再構成を実行し得る如く構成されて
いる。なお、再構成部15で再構成後の本編17には、
番組内におけるCM挿入が推奨される箇所を旨を表すC
M挿入推奨箇所情報19が付加されている。
7から送られるCM挿入可否制御信号にしたがって、つ
まり、番組を順次走査中又は順次再生表示中にCM挿入
推奨箇所情報19が検出された場合であって、CM挿入
制御部37から送られたCM挿入可否制御信号が、検出
されたCM挿入推奨箇所にCMを挿入すべき旨を含んで
いる場合には、挿入CM選択部41で選択されたCM
を、番組内における該当するCM挿入推奨箇所に挿入す
るCM挿入処理機能と、再構成部15で再構成後の本編
17の末尾が到来したか否かに係る監視結果から、番組
終了時期が到来したか否かを判定する番組終了判定機能
と、を有している。
CMが挿入されるか、又はCMの挿入が見送られた番組
を、表示部23の表示画面上に、先頭から末尾に到るま
で順次再生表示させる番組再生表示機能と、番組を順次
再生表示中に、番組内に分散する如く付加されたCM挿
入推奨箇所情報を検出するCM挿入推奨箇所情報検出機
能と、を有している。
らCM挿入推奨箇所情報検出時点に至るまでの番組経過
時間を累積して計測する機能を有している。なお、番組
経過時間計測部27で計測される番組経過時間は、挿入
されたCM時間長を含む番組が表示部23の表示画面上
に表示された累積時間、又はCM時間長を除いた本編が
表示部23の表示画面上に表示された累積時間のうち、
いずれか一方の累積時間を適宜選択して採用することが
できる。ここで計測される番組経過時間は、番組に対す
るCM挿入度の指標として位置付けられるCM挿入比率
を求める際に参照される。
は、CM挿入推奨箇所情報検出時点迄に番組内に挿入済
みのCM累積時間を表す実績CM挿入累積時間cmtを
計測する機能を有している。ここで計測される実績CM
挿入累積時間cmtは、番組に対する実績CM挿入比率
を求める際に参照される。
測は、相互に異なる各番組毎に独立して計測されるもの
である。これは、各番組毎に提供スポンサーが異なる場
合があるからである。
時間計測部27で計測された番組経過時間と、番組の先
頭からの各経過時間において達成されるべき指標となる
目標CM挿入比率を表すCM挿入パターン関数cm
(t)9とを参照して、CM挿入推奨箇所情報検出時点
での目標CM挿入比率を演算する機能を有している。
組経過時間計測部27で計測された番組経過時間と、実
績CM挿入累積時間計測部29で計測された実績CM挿
入累積時間cmtとを参照して、CM挿入推奨箇所情報
検出時点で達成されている実績CM挿入比率rを演算す
る機能を有している。
設定された、目標CM挿入比率が達成されているとみな
す許容範囲rangeを参照して、各演算部31,33
で演算された目標CM挿入比率及び実績CM挿入比率r
間の差異が、許容範囲range内に収容されているか
否かを比較判定する差異比較判定機能と、CM挿入処理
部21から番組終了時期が到来した旨を受けたとき、最
終目標CM挿入比率rateを参照して、実績CM挿入
比率rが、最終目標CM挿入比率rateに到達してい
るか否かを比較判定する番組終了時比較判定機能と、を
有している。
差異比較判定結果又は番組終了時比較判定結果を受け
て、該当するCM挿入推奨箇所にCMを挿入すべきか否
か決定し、この決定結果に従うCM挿入可否制御信号
を、CM挿入処理部21及び挿入CM選択部41宛に送
出するCM挿入可否制御信号送出機能を有している。
編中における特定のシーンの前後に挿入するための指定
操作入力を行う際に用いられるものである。なお、CM
指定入力部39を用いて、例えば、本編中における特定
のシーンの直前又は直後に、特定のCMを挿入すべき旨
の指定を行った場合、特定のシーンの直前又は直後に位
置するCM挿入推奨箇所情報には、特定のCMを挿入す
べき旨の特定CM挿入情報が付加されることになる。
機が映し出される等の特定のシーンの直前又は直後に、
CM挿入推奨箇所情報を付加するとともに、さらに、こ
のCM挿入推奨箇所情報に、洗濯機のCM挿入を特定す
る等の特定CM挿入情報を付加しておけば、特定のシー
ンの直前又は直後に、特定のCMを挿入することができ
る結果として、提供スポンサー側の要望に合致した望ま
しい番組へのCM挿入形態を実現することができる。
CM挿入推奨箇所にCMを挿入すべき旨を含むCM挿入
可否制御信号を受けたとき、CMリスト7から次挿入候
補となるCMを選択する次挿入候補CM選択機能と、次
挿入候補CM選択機能を発揮することで選択された次挿
入候補CMの識別情報を、CM挿入制御部37を介して
CM挿入処理部21宛に送出する次挿入候補CM識別情
報送出機能と、を有して構成されている。
されるCMリスト7について、図3を参照して詳細に説
明する。
る1又は2以上のCMが、挿入順序にしたがって配列す
るようにして登録される。ここで、図3中の矢印で示す
方向が、挿入順序にしたがう配列方向となる。
となるCMを選択する次挿入候補CM選択処理の際に、
次挿入候補となるCMを即時に選択することができる結
果として、次挿入候補CM選択処理を、簡素かつ円滑に
行なうことができる。
以上のCMには、各CMが相互に識別可能となる如く各
CMに固有のCM識別情報が付加されている。ここで、
図3中の「A社101」,「B社102」,「C社10
3」,…等がCM識別情報に該当する。
となるCMを選択する次挿入候補CM選択処理の際に、
次挿入候補となるCMを、該当するCM識別情報を指定
することで選択することができる結果として、次挿入候
補CM選択処理を、簡素かつ円滑に行なうことができ
る。
提示すべき複数のCMが連続CM群として登録されるこ
とを妨げないものとされる。
聴したときに格別の妙味を生じさせるようなストーリー
性を有する複数のCMを、連続CM群に属するCMとし
て登録しておけば、提供スポンサー側は、複数のCMが
時間的に連続する、自身の意図に合致したCM挿入形態
となる番組を提供することができる一方で、視聴者側
は、連続CM群に属する複数のCMを連続して視聴する
ことで、提供スポンサー側が意図した格別の妙味を享受
することができる結果として、提供スポンサー、及び視
聴者の双方にとって、両者の要望に合致した望ましい番
組へのCM挿入形態を実現することができる。
を具現化したCM挿入装置1の動作原理について説明す
る。
述したように、各種のCM挿入型式typeをパラメー
タとして指定することができる。再構成された番組は、
総番組長が短縮される場合もあれば長くなる場合もあ
る。そこで、総番組長の変化に対応可能なCM挿入型式
typeを、CM挿入パターン関数cm(t)の引数と
して定義する。
側に供給された時点では、蓄積型で視聴されるのか、又
はストリーム型で視聴されるのかが判別できないので、
両者の場合に対して各個別にCM挿入パターン関数cm
(t)を定義できるものとする。
関数cm(t)として定義する。
は、番組開始時点(t=0)から、番組終了時点(t=
総番組長length)までとする。
開始時点からある番組経過時間tまでの時間帯に含まれ
る累積CM時間)/tつまり、CM挿入パターン関数c
m(t)は、各経過時間tにおいて達成すべき指標とな
る目標CM挿入比率を表していると言うことができる。
を決定する際の方針として、次述する2つの方針が考え
られる。
入パターン関数cm(t)を決定する方針であり、他方
は、CM挿入回数timesからCM挿入パターン関数
cm(t)を決定する方針である。
における各々の処理の流れを簡単に説明する。
パターン関数cm(t)を決定する方針では、CM挿入
パターン関数cm(t)の決定要素は次の3つがある。
長length、及び最終目標CM挿入比率rateで
ある。
挿入型式typeが選択されると、CM挿入パターン関
数cm(t)の概形が決まり、あとは、総番組長len
gth、及び最終目標CM挿入比率rateが設定値と
なるように、関数cm(t)のパラメータを調節する。
)を用意しておき、上記3つの要素をパラメータとし
てわたすと、関数cm(t)が返り値となるようにす
る。システムの初期値として、CM挿入パターン関数c
m(t)を与える。
pe,length,rate)蓄積型視聴の場合、再
構成後の総番組長がlengthとなる一方、ストリー
ム型視聴、又は番組提供側でのCM挿入の場合、番組提
供側が意図した総番組長がlengthとなる。
M挿入比率は高くなる傾向がある。
は、総番組長lengthの関数として表すことができ
る。
いっても、総番組長lengthは、例えば30分又は
1時間等の番組枠で規定されるため、最終目標CM挿入
比率rateは階段上に値が決まることとなる。したが
って、表引き程度で最終目標CM挿入比率rateを求
めることが可能である。
報が検出される毎に、このときのCM挿入パターン関数
cm(t)値、つまり、目標CM挿入比率と、番組経過
時間に対する実績CM挿入累積時間cmtの割合である
実績CM挿入比率rを各々演算し、実績CM挿入比率r
が目標CM挿入比率cm(t)に漸近するようにCM挿
入量を制御する。
入パターン関数cm(t)の実施例について、複数の例
を挙げて説明する。
式、つまり、番組開始直後であって、番組タイトルの前
にCMを挿入する型式が採用されていない場合の、CM
挿入パターン関数cm(t)の実施例が、乃至に示
されている。すなわち、番組内に均質にCMを挿入す
る場合、具体的には、 cm(t)=t・sin(t) 尻上がりにCMを挿入する場合、具体的には、 cm(t)=t 尻上がりにCMを挿入する場合、具体的には、 cm(t)=α・t3 (ただし、αは任意の係数) 上記3つの実施例の各々について解説すると、番組内
に、均質にまんべんなくCMを挿入したい場合には、
の実施例を採用することができる。
盛り上がりシーンでCM挿入頻度が高くなるようにCM
を挿入したい場合には、又はの実施例を採用するこ
とができる。しかし、の実施例のように、前倒し的に
CM挿入パターン関数cm(t)の特性を高く設定して
おき、番組終了が近づくにしたがって最終目標CM挿入
比率rateに漸近させた方が、の実施例と比較し
て、番組の末尾に挿入される最終CMを長くする必要が
なくなることから好ましい。
採用されている場合の、CM挿入パターン関数cm
(t)の2つの実施例が、乃至に示されている。す
なわち、番組内に均質にCMを挿入する場合 尻上がりにCMを挿入する場合、具体的には、 cm(t)=(t−α)2 ・sin(t)+β(ただし、α,βは任意の係数) なお、最終目標CM挿入比率rateを確実に達成する
ためには、CM挿入パターン関数cm(t)の特性を前
倒し的に高く設定しておき、番組後半において徐々に最
終目標CM挿入比率rateに漸近させていくのが好ま
しい。
決定する手法の一例としては、例えば、図7乃至図18
に示すような実際の番組へのCM挿入パターンを参考に
して、自身の意図に近いCM挿入パターンをもつ番組を
選択的に抽出し、抽出した番組の番組経過時間に対する
実績CM挿入比率特性を回帰分析することにより、CM
挿入パターン関数cm(t)を決定する手法を採用する
こともできる。
ると、図4に示すように、CM挿入推奨箇所情報検出時
点における実績CM挿入比率rと、目標CM挿入比率と
の間の差異の許容範囲として変数rangeを別途初期
値としてシステムに与えておく。そして、CM挿入推奨
箇所情報検出時点での目標CM挿入比率cm(t)を基
準として、変数rangeの許容範囲内に実績CM挿入
比率rが収容されるようにする。実績CM挿入比率rが
下限しきい値r1以下である場合には、上限しきい値R
2以上になるまでCM挿入を継続する。
を大きく設定するほど、1つのCM挿入推奨筒所でのC
M挿入量は増大することになる。
esからCM挿入パターン関数cm(t)を決定する方
針を採用した場合について説明する。
挿入型式typeからCM挿入パターン関数cm(t)
を決定する場合であっても、関数cm(t)の形状、つ
まりCM挿入型式typeと許容範囲rangeのとり
方で制御可能であるが、特にCM挿入回数timesを
優先したい場合には、CM挿入母関数MCMを使用する
ことなく、以下の情報を与えて、CM挿入パターン関数
cm(t)を決定するものとする。
は、番組の先頭から末尾までを0乃至1までの小数で表
した場合、どの程度の相対的箇所にi回目のCMを挿入
するかを指定するものである。もちろん、locati
on[i−1]<location[i]である。
[i]は、i回目のCM挿入時に、CMリスト7で用意
されている総CM挿入量全体の何割を、その時に挿入す
るかを指定する。トータルで1.0になるようにする。
te(length)を適用することで、最終目標CM
挿入比率rateが求められる。i回目の相対的CM挿
入箇所locationは、総番組長lengthを乗
算することで実際に長さが決まる。また、rate×l
engthで総CM挿入量を演算し、この演算結果にi
回目の相対的CM挿入比率amountを乗算すれば、
その回に挿入すべきCM量が求められる。
直後、前半終了後のハーフタイム時、番組末尾の3箇所
にCMを挿入する場合の具体的な設定例を挙げておく。
おけるタイトルの直後、前半終了後のハーフタイム時、
番組末尾の3箇所に付加しておき、CM挿入回数tim
esを「3」に設定する。
ation[i]を下記の如く設定する。すなわち、 location[1]:0.0 location[2]:0.47 location[3]:0.98 そして、i回目の相対的CM挿入比率amount
[i]を下記の如く設定する。すなわち、 amount[1] :0.2 amount[2] :0.6 amount[3] :0.2 このように、CM挿入回数timesからCM挿入パタ
ーン関数cm(t)を決定する方針を採用したCM挿入
装置によれば、CM挿入パターン関数は、番組へ挿入さ
れるべきCMの回数を表すCM挿入回数と、CM挿入回
数毎の各回における、番組に対する相対的なCM挿入箇
所を表す相対的CM挿入箇所と、CM挿入回数毎の各回
における、番組へのCM挿入枠となる目標CM総量に対
する相対的なCM挿入比率を表す相対的CM挿入比率
と、を含む決定要素から定義されるので、したがって、
例えば放送局等の番組供給側において、上述した決定要
素の各々を、適宜の回数、箇所、又は値にそれぞれ設定
しておけば、この設定に従うCM挿入パターン関数が定
義され、定義されたCM挿入パターン関数を用いたCM
挿入処理を実行することができる結果として、人手を煩
わすことなく、番組内における適切箇所に適量のCMを
挿入することができる。
的な動作の流れについて、図1乃至図2を参照して詳細
に説明する。
25は、番組を順次再生表示中に、番組内に分散する如
く付加されたCM挿入推奨箇所情報の有無を常時監視す
ることで、CM挿入推奨箇所情報を検出するCM挿入推
奨箇所情報検出処理を実行する。
M挿入推奨箇所情報検出処理の結果、CM挿入推奨箇所
情報が検出されると、目標CM挿入比率演算部31は、
番組経過時間計測部27で計測された番組経過時間と、
番組の先頭からの各経過時間において達成されるべき指
標となる目標CM挿入比率を表すCM挿入パターン関数
cm(t)9とを参照して、CM挿入推奨箇所情報検出
時点での目標CM挿入比率を演算する一方、実績CM挿
入比率演算部33は、番組経過時間計測部27で計測さ
れた番組経過時間tと、実績CM挿入累積時間計測部2
9で計測された実績CM挿入累積時間cmtとを参照し
て、CM挿入推奨箇所情報検出時点で達成されている実
績CM挿入比率rを演算する。
35は、許容範囲rangeを参照して、各演算部3
1,33で演算された目標CM挿入比率及び実績CM挿
入比率r間の差異が、許容範囲range内に収容され
ているか否かを比較判定する差異比較判定処理を実行す
る。具体的には、比較判定部35は、目標CM挿入比率
及び実績CM挿入比率r間の差異が、許容範囲rang
eから得られる下限しきい値r1以下であるか否かを比
較判定する差異比較判定処理を実行する。
異比較判定処理の結果、目標CM挿入比率及び実績CM
挿入比率r間の差異が、下限しきい値r1以下である旨
の判定が下されたとき、CM挿入制御部37は、比較判
定部35の差異比較判定結果を受けて、該当するCM挿
入推奨箇所にCMを挿入すべきか否か決定し、この決定
結果に従うCM挿入可否制御信号を、CM挿入処理部2
1及び挿入CM選択部41宛に送出するCM挿入可否制
御信号送出処理を実行する。このCM挿入可否制御信号
を受けて、挿入CM選択部41は、CMリスト7から次
挿入候補となるCMを選択する次挿入候補CM選択処理
を実行するとともに、選択された次挿入候補CMの識別
情報を、CM挿入制御部37を介してCM挿入処理部2
1宛に送出する次挿入候補CM識別情報送出処理を実行
する。そして、CM挿入処理部21は、CM挿入制御部
37から送られるCM挿入可否制御信号にしたがって、
挿入CM選択部41で選択されたCMを、番組内におけ
る該当するCM挿入推奨箇所に挿入するCM挿入処理を
実行する。
M挿入処理が終了すると、目標CM挿入比率演算部31
は、ステップS2と同様の手順を用いてCM挿入推奨箇
所情報検出時点での目標CM挿入比率を演算する一方、
実績CM挿入比率演算部33は、やはりステップS2と
同様の手順を用いてCM挿入推奨箇所情報検出時点で達
成されている実績CM挿入比率rを演算する。
35は、許容範囲rangeを参照して、各演算部3
1,33で演算された目標CM挿入比率及び実績CM挿
入比率r間の差異が、許容範囲range内に収容され
ているか否かを比較判定する差異比較判定処理を実行す
る。具体的には、比較判定部35は、目標CM挿入比率
及び実績CM挿入比率r間の差異が、許容範囲rang
eから得られる上限しきい値r2以上であるか否かを比
較判定する差異比較判定処理を実行する。なお、ステッ
プS6の差異比較判定処理の結果、目標CM挿入比率及
び実績CM挿入比率r間の差異が、上限しきい値r2未
満である旨の判定が下されたとき、CM挿入制御部37
は、処理の流れをステップS4に戻し、以下の処理を繰
り返し実行させる。
異比較判定処理の結果、目標CM挿入比率及び実績CM
挿入比率r間の差異が、上限しきい値r2以上である旨
の判定が下されたとき、又は、ステップS3の差異比較
判定処理の結果、目標CM挿入比率及び実績CM挿入比
率r間の差異が、下限しきい値r1を越える旨の判定が
下されたとき、又は、ステップS1のCM挿入推奨箇所
情報検出処理の結果、CM挿入推奨箇所情報が検出され
ないとき、CM挿入処理部21は、再構成部15で再構
成後の本編17の末尾が到来したか否かに係る監視結果
から、番組終了時期が到来したか否かを判定する番組終
了判定処理を実行する。
組終了判定処理の結果、番組終了時期が到来していない
旨の判定が下されたとき、表示制御部25は、CM挿入
処理部21でCMが挿入されるか、又はCMの挿入が見
送られた番組を、表示部23の表示画面上に、先頭から
末尾に到るまで順次再生表示させる番組再生表示処理を
継続して実行し、この番組再生表示処理に並行させて、
処理の流れをステップS1に戻し、以下の処理を繰り返
し実行させる。
7の番組終了判定処理の結果、番組終了時期が到来した
旨の判定が下されたとき、比較判定部35は、最終目標
CM挿入比率rateを参照して、実績CM挿入比率r
が、最終目標CM挿入比率rateに到達しているか否
かを比較判定する番組終了時比較判定処理を実行する。
番組終了時比較判定処理の結果、実績CM挿入比率r
が、最終目標CM挿入比率rateに未到達である旨の
判定が下されたとき、CM挿入制御部37は、比較判定
部35の番組終了時比較判定結果を受けて、該当するC
M挿入推奨箇所にCMを挿入すべきか否か決定し、この
決定結果に従うCM挿入可否制御信号を、CM挿入処理
部21及び挿入CM選択部41宛に送出するCM挿入可
否制御信号送出処理を実行する。このCM挿入可否制御
信号を受けて、挿入CM選択部41は、CMリスト7か
ら次挿入候補となるCMを選択する次挿入候補CM選択
処理を実行するとともに、選択された次挿入候補CMの
識別情報を、CM挿入制御部37を介してCM挿入処理
部21宛に送出する次挿入候補CM識別情報送出処理を
実行する。そして、CM挿入処理部21は、CM挿入制
御部37から送られるCM挿入可否制御信号にしたがっ
て、挿入CM選択部41で選択されたCMを、番組内に
おける該当するCM挿入推奨箇所に挿入するCM挿入処
理を実行する。
のCM挿入処理が終了すると、目標CM挿入比率演算部
31は、ステップS2と同様の手順を用いてCM挿入推
奨箇所情報検出時点での目標CM挿入比率を演算する一
方、実績CM挿入比率演算部33は、やはりステップS
2と同様の手順を用いてCM挿入推奨箇所情報検出時点
で達成されている実績CM挿入比率rを演算し、この演
算処理の終了後に、処理の流れをステップS9に戻し、
以下の処理を繰り返し実行させる。
判定処理の結果、実績CM挿入比率rが、最終目標CM
挿入比率rateに到達している旨の判定が下されたと
き、CM挿入装置1は、1つの番組へのCM挿入処理が
終了したものとみなして、全ての処理の流れを終了させ
る。
101は、上述したCM挿入装置1と同様のCM挿入処
理を行うことにより、視聴者に対し、適切箇所に適量の
CMが挿入された番組を提供することができる。
及び情報受信端末システムによれば、番組を順次走査
中、又は順次再生表示中に、CM挿入推奨箇所情報が検
出されると、この検出時点において、検出されたCM挿
入推奨箇所にCMを挿入すべきか否かに係るCM挿入可
否判定を行い、このCM挿入可否判定結果に従って、検
出されたCM挿入推奨箇所にCMを挿入するようにした
ので、したがって、番組へのCM挿入処理は、CM挿入
推奨箇所以外の箇所では実行されることなく、CM挿入
推奨箇所において確実に実行されることになる結果とし
て、人手を煩わすことなく、番組内における適切箇所に
CMを挿入することができる。
報受信端末システムによれば、番組を順次走査中、又は
順次再生表示中に、CM挿入推奨箇所情報が検出される
と、この検出時点において、上述の手順で各々演算され
た目標CM挿入比率及び実績CM挿入比率間の差異に基
づいて、検出されたCM挿入推奨箇所にCMを挿入すべ
きか否かに係るCM挿入可否判定を行い、このCM挿入
可否判定結果に従って、検出されたCM挿入推奨箇所に
CMを挿入するようにしたので、したがって、番組への
CM挿入処理は、CM挿入推奨箇所以外の箇所では実行
されることなく、CM挿入推奨箇所において、CM挿入
可否判定結果に従う適量のCM挿入処理が確実に実行さ
れることになる結果として、人手を煩わすことなく、番
組内における適切箇所に適量のCMを挿入することがで
きる。
情報受信端末システムによれば、CM挿入パターン関数
は、番組内にCMを挿入する際に用いられるCM挿入型
式と、番組の先頭から末尾に至るまでの時間長を表す総
番組長と、番組の末尾において達成されるべき指標とな
る最終目標CM挿入比率と、を含む決定要素から定義さ
れるので、したがって、例えば放送局等の番組供給側に
おいて、上述した決定要素の各々を、適宜の型式、又は
値にそれぞれ設定しておけば、この設定に従うCM挿入
パターン関数が定義され、定義されたCM挿入パターン
関数を用いたCM挿入処理を実行することができる結果
として、人手を煩わすことなく、番組内における適切箇
所に適量のCMを挿入することができる。
決定要素のうちのCM挿入型式を、番組の前半部分に比
較的多量のCMを挿入する型式、又は番組の後半部分に
比較的多量のCMを挿入する型式等の、番組供給側が意
図する型式に設定しておけば、この設定に従うCM挿入
パターン関数が定義され、定義されたCM挿入パターン
関数を用いたCM挿入処理を実行することができる結果
として、番組供給側が意図するCM挿入型式が優先的に
考慮されたCM実施形態を実現することができる。
素のうちのCM挿入型式を、番組の前半部分に比較的多
量のCMを挿入する型式、又は番組の後半部分に比較的
多量のCMを挿入する型式等の、視聴者側の嗜好に合致
する型式に設定しておけば、この設定に従うCM挿入パ
ターン関数が定義され、定義されたCM挿入パターン関
数を用いたCM挿入処理を実行することができる結果と
して、視聴者側の嗜好に合致するCM挿入型式が優先的
に考慮されたCM実施形態を具現化することができる。
及び情報受信端末システムによれば、目標CM挿入比率
及び実績CM挿入比率間の差異には、目標CM挿入比率
を基準として、目標CM挿入比率が達成されているとみ
なす許容範囲が設定されるので、したがって、例えば、
実績CM挿入比率が、目標CM挿入比率を基準とする許
容範囲内に位置付けられているか否かに基づいて、CM
挿入推奨箇所にCMを挿入すべきか否かに係るCM挿入
可否判定を行い、このCM挿入可否判定結果に従うCM
挿入処理を実行することができる結果として、挿入対象
となるCMが、一般に例えば30秒間や1分間等の所定
長を有するという実情に合致した、きわめて実用的な番
組へのCM挿入形態を具現化することができる。
情報受信端末システムによれば、目標CM挿入比率が達
成されているとみなす許容範囲は、任意の幅に可変設定
されることを妨げないものとされるので、したがって、
例えば、1つのCM挿入推奨箇所に挿入されるCM量
を、相互に異なる番組間で異なる量に調節したいという
要望を生じた場合であっても、許容範囲を任意の幅に可
変設定することで、上述した要望を満足することができ
る結果として、1つのCM挿入推奨箇所に挿入されるC
M量を、要望に応じて弾力的に調節し得るCM挿入形態
を実現することができる。
報受信端末システムによれば、CM挿入可否判定手段
は、目標CM挿入比率演算手段で演算された目標CM挿
入比率、及び実績CM挿入比率演算手段で演算された実
績CM挿入比率間の差異が、目標CM挿入比率が達成さ
れているとみなす許容範囲内に収容されているか否かに
基づいて、具体的には、実績CM挿入比率演算手段で演
算された実績CM挿入比率が、目標CM挿入比率を基準
とする下限しきい値以下であるとき、CM挿入推奨箇所
にCMを挿入すべき旨の判定を下すので、したがって、
CM挿入可否判定手段のCM挿入可否判定結果に基づい
て、実績CM挿入比率が下限しきい値以下であるときに
はCM挿入処理が実行されることになる結果として、目
標CM挿入比率が達成されていないとみなされるとき、
換言すれば、番組に対するCM挿入量が不足していると
みなされるときには、確実に番組へのCM挿入処理を実
行することができる。
及び情報受信端末システムによれば、CM挿入可否判定
手段は、上述の如く演算された実績CM挿入比率が、目
標CM挿入比率を基準とする下限しきい値以下であると
き、CM挿入推奨箇所にCMを挿入すべき旨の判定を下
して、実績CM挿入比率が目標CM挿入比率を基準とす
る上限しきい値以上に到達するまで、挿入対象CMリス
トから次挿入候補となるCMを選択する次挿入候補CM
選択処理と、この選択されたCMを、番組内におけるC
M挿入推奨箇所に挿入するCM挿入処理と、を繰り返し
継続して実行させるので、したがって、番組に対するC
M挿入量が不足しているとみなされるときには、番組に
対するCM挿入量が目標量を越えるに到るまで、確実に
番組へのCM挿入処理を実行することができる。
情報受信端末システムによれば、挿入対象CMリストか
ら次挿入候補となるCMを選択する次挿入候補CM選択
処理と、この選択されたCMを、番組内におけるCM挿
入推奨箇所に挿入するCM挿入処理と、を繰り返し継続
して実行する際に、目標CM挿入比率及び実績CM挿入
比率は、CM挿入処理後における最新の演算値に逐次更
新されるので、したがって、CM挿入処理後における最
新の演算値に逐次更新された目標CM挿入比率及び実績
CM挿入比率を参照しながら、番組に対するCM挿入量
が不足しているとみなされるときには、番組に対するC
M挿入量が目標量を越えるに到るまで、確実に番組への
CM挿入処理を行うことができる結果として、きわめて
実用的かつ緻密な番組へのCM挿入形態を具現化するこ
とができる。
によれば、番組蓄積手段は、受信した映像、音声、又は
文字情報を含む番組を記憶蓄積し、これを受けて、再構
成手段は、番組蓄積手段に記憶蓄積された番組を、例え
ば、野球番組で巨人軍の松井選手が映し出されるシーン
を集めたり、ドラマのストーリーを短時間で把握するこ
とを企図して、本編の先頭及び末尾部分の各5分間、及
び残りの中間部分のうち5分経過毎に各2分間を集める
等の、視聴者の嗜好に適合するように再構成する。そし
て、再構成手段で再構成された番組は、番組再生表示手
段を用いて順次再生表示され、再構成された番組を対象
として、上述したCM挿入処理が実行されることにな
る。
ステムによれば、視聴者が各自の嗜好に適合するように
番組を再構成した場合であっても、番組内における適切
箇所にCMを挿入可能な、又は、番組内における適切箇
所に適量のCMを挿入可能な情報受信端末システムを得
ることができる。
限定されることなく、請求の範囲内において適宜の変更
を加えることにより、その他の態様で実施することが可
能である。
中、挿入対象CMリストに、番組への挿入対象となる複
数のCMを、挿入順序にしたがって配列するようにして
登録しておき、この挿入順序にしたがって選択された次
挿入候補となるCMを、番組内に挿入する形態を例示し
て説明したが、本発明はこの形態に限定されることな
く、例えば、挿入対象CMリストから次挿入候補となる
CMを選択する際に、選挙等で用いられる比例代表制ア
ルゴリズムを用いて、提供スポンサー毎のCM料金出資
額と、番組へのCM挿入枠となる目標CM総量とを参照
し、番組内に結果として各提供スポンサー毎の適正配分
量のCMが挿入されることを考慮して、適切なCMを次
挿入候補として選択し、選択された次挿入候補となるC
Mを、番組内に挿入する形態を採用することもできる。
対して複数の提供スポンサーが存在し、かつ、各提供ス
ポンサー毎のCM料金出資額が相互に異なる場合であっ
ても、番組内には、各提供スポンサー毎の適正配分量の
CMが順次挿入されることになる結果として、各提供ス
ポンサー間で公平かつ適正な配分量となる番組へのCM
挿入形態を実現することができ、番組へのCM挿入処理
を飛躍的に簡易化することができる。
発明によれば、人手を煩わすことなく、番組内における
適切箇所にCMを挿入することができるのに加えて、し
かも、例えば、時間的に連続して視聴したときに格別の
妙味を生じさせるようなストーリー性を有する複数のC
Mを、連続CM群に属するCMとして登録しておけば、
提供スポンサー側は、複数のCMが時間的に連続する、
自身の意図に合致したCM挿入形態となる番組を提供す
ることができる一方で、視聴者側は、連続CM群に属す
る複数のCMを連続して視聴することで、提供スポンサ
ー側が意図した格別の妙味を享受することができる結果
として、提供スポンサー、及び視聴者の双方にとって、
両者の要望に合致した望ましい番組へのCM挿入形態を
実現することができる。
CM挿入処理は、CM挿入推奨箇所以外の箇所では実行
されることなく、CM挿入推奨箇所において、CM挿入
可否判定結果に従う適量のCM挿入処理が確実に実行さ
れることになる結果として、人手を煩わすことなく、番
組内における適切箇所に適量のCMを挿入することがで
きる。
送局等の番組供給側において、上述した決定要素の各々
を、適宜の型式、又は値にそれぞれ設定しておけば、こ
の設定に従うCM挿入パターン関数が定義され、定義さ
れたCM挿入パターン関数を用いたCM挿入処理を実行
することができる結果として、請求項5の発明と同様
に、人手を煩わすことなく、番組内における適切箇所に
適量のCMを挿入することができる。
放送局等の番組供給側において、上述した決定要素のう
ちのCM挿入型式を、番組の前半部分に比較的多量のC
Mを挿入する型式、又は番組の後半部分に比較的多量の
CMを挿入する型式等の、番組供給側が意図する型式に
設定しておけば、この設定に従うCM挿入パターン関数
が定義され、定義されたCM挿入パターン関数を用いた
CM挿入処理を実行することができる結果として、番組
供給側の意図するCM挿入型式が優先的に考慮されたC
M実施形態を実現することができる。
視聴者側において、上述した決定要素のうちのCM挿入
型式を、番組の前半部分に比較的多量のCMを挿入する
型式、又は番組の後半部分に比較的多量のCMを挿入す
る型式等の、視聴者側の嗜好に合致する型式に設定して
おけば、この設定に従うCM挿入パターン関数が定義さ
れ、定義されたCM挿入パターン関数を用いたCM挿入
処理を実行することができる結果として、視聴者側の嗜
好に合致するCM挿入型式が優先的に考慮されたCM実
施形態を具現化することができる。
ば、実績CM挿入比率が、目標CM挿入比率を基準とす
る許容範囲内に位置付けられているか否かに基づいて、
CM挿入推奨箇所にCMを挿入すべきか否かに係るCM
挿入可否判定を行い、このCM挿入可否判定結果に従う
CM挿入処理を実行することができる結果として、挿入
対象となるCMが、一般に例えば30秒間や1分間等の
所定長を有するという実情に合致した、きわめて実用的
な番組へのCM挿入形態を具現化することができる。
えば、1つのCM挿入推奨箇所に挿入されるCM量を、
相互に異なる番組間で異なる量に調節したいという要望
を生じた場合であっても、許容範囲を任意の幅に可変設
定することで、上述した要望を満足することができる結
果として、1つのCM挿入推奨箇所に挿入されるCM量
を、要望に応じて弾力的に調節し得るCM挿入形態を実
現することができる。
象となるCMが、一般に例えば30秒間や1分間等の所
定長を有するという実情に合致した、きわめて実用的な
番組へのCM挿入形態を具現化することができる。
挿入比率が達成されていないとみなされるとき、換言す
れば、番組に対するCM挿入量が不足しているとみなさ
れるときには、確実に番組へのCM挿入処理を行うこと
ができる。
対するCM挿入量が不足しているとみなされるときに
は、番組に対するCM挿入量が目標量を越えるに到るま
で、確実に番組へのCM挿入処理を行うことができる。
M挿入処理後における最新の演算値に逐次更新された目
標CM挿入比率及び実績CM挿入比率を参照しながら、
番組に対するCM挿入量が不足しているとみなされると
きには、番組に対するCM挿入量が目標量を越えるに到
るまで、確実に番組へのCM挿入処理を行うことができ
る結果として、きわめて実用的かつ緻密な番組へのCM
挿入形態を具現化することができる。
えば放送局等の番組供給側において、上述した決定要素
の各々を、適宜の回数、箇所、又は値にそれぞれ設定し
ておけば、この設定に従うCM挿入パターン関数が定義
され、定義されたCM挿入パターン関数を用いたCM挿
入処理を実行することができる結果として、請求項5の
発明と同様に、人手を煩わすことなく、番組内における
適切箇所に適量のCMを挿入することができる。
ば放送局等の番組供給側において、上述した決定要素の
うちのCM挿入回数を、3回又は5回等の番組供給側が
意図する回数に設定しておけば、この設定に従うCM挿
入パターン関数が定義され、定義されたCM挿入パター
ン関数を用いたCM挿入処理を実行することができる結
果として、番組供給側の意図するCM挿入回数が優先的
に考慮されたCM実施形態を実現することができる。
ば視聴者側において、上述した決定要素のうちのCM挿
入回数を、3回又は5回等の視聴者側の嗜好に合致する
回数に設定しておけば、この設定に従うCM挿入パター
ン関数が定義され、定義されたCM挿入パターン関数を
用いたCM挿入処理を実行することができる結果とし
て、視聴者側の嗜好に合致するCM挿入回数が優先的に
考慮されたCM実施形態を具現化することができる。
煩わすことなく、番組内における適切箇所にCMを挿入
することができるのに加えて、しかも、例えば、時間的
に連続して視聴したときに格別の妙味を生じさせるよう
なストーリー性を有する複数のCMを、連続CM群に属
するCMとして登録しておけば、提供スポンサー側は、
複数のCMが時間的に連続する、自身の意図に合致した
CM挿入形態となる番組を提供することができる一方
で、視聴者側は、連続CM群に属する複数のCMを連続
して視聴することで、提供スポンサー側が意図した格別
の妙味を享受することができる結果として、提供スポン
サー、及び視聴者の双方にとって、両者の要望に合致し
た望ましい番組へのCM挿入形態を実現することができ
る。
のCM挿入処理は、CM挿入推奨箇所以外の箇所では実
行されることなく、CM挿入推奨箇所において、CM挿
入可否判定結果に従う適量のCM挿入処理が確実に実行
されることになる結果として、人手を煩わすことなく、
番組内における適切箇所に適量のCMを挿入可能なCM
挿入装置を得ることができる。
放送局等の番組供給側において、上述した決定要素の各
々を、適宜の型式、又は値にそれぞれ設定しておけば、
この設定に従うCM挿入パターン関数が定義され、定義
されたCM挿入パターン関数を用いたCM挿入処理を実
行することができる結果として、請求項18の発明と同
様に、人手を煩わすことなく、番組内における適切箇所
に適量のCMを挿入可能なCM挿入装置を得ることがで
きる。
ば放送局等の番組供給側において、上述した決定要素の
うちのCM挿入型式を、番組の前半部分に比較的多量の
CMを挿入する型式、又は番組の後半部分に比較的多量
のCMを挿入する型式等の、番組供給側が意図する型式
に設定しておけば、この設定に従うCM挿入パターン関
数が定義され、定義されたCM挿入パターン関数を用い
たCM挿入処理を実行することができる結果として、番
組供給側の意図するCM挿入型式が優先的に考慮された
CM実施形態を実現可能なCM挿入装置を得ることがで
きる。
ば視聴者側において、上述した決定要素のうちのCM挿
入型式を、番組の前半部分に比較的多量のCMを挿入す
る型式、又は番組の後半部分に比較的多量のCMを挿入
する型式等の、視聴者側の嗜好に合致する型式に設定し
ておけば、この設定に従うCM挿入パターン関数が定義
され、定義されたCM挿入パターン関数を用いたCM挿
入処理を実行することができる結果として、視聴者側の
嗜好に合致するCM挿入型式が優先的に考慮されたCM
実施形態を具現化可能なCM挿入装置を得ることができ
る。
ば、実績CM挿入比率が、目標CM挿入比率を基準とす
る許容範囲内に位置付けられているか否かに基づいて、
CM挿入推奨箇所にCMを挿入すべきか否かに係るCM
挿入可否判定を行い、このCM挿入可否判定結果に従う
CM挿入処理を実行することができる結果として、挿入
対象となるCMが、一般に例えば30秒間や1分間等の
所定長を有するという実情に合致した、きわめて実用的
な番組へのCM挿入形態を具現化可能なCM挿入装置を
得ることができる。
例えば、1つのCM挿入推奨箇所に挿入されるCM量
を、相互に異なる番組間で異なる量に調節したいという
要望を生じた場合であっても、許容範囲を任意の幅に可
変設定することで、上述した要望を満足することができ
る結果として、1つのCM挿入推奨箇所に挿入されるC
M量を、要望に応じて弾力的に調節し得るCM挿入形態
を実現可能なCM挿入装置を得ることができる。
対象となるCMが、一般に例えば30秒間や1分間等の
所定長を有するという実情に合致した、きわめて実用的
な番組へのCM挿入形態を具現化可能なCM挿入装置を
得ることができる。
入可否判定手段のCM挿入可否判定結果に基づいて、実
績CM挿入比率が下限しきい値以下であるときにはCM
挿入処理が実行されることになる結果として、目標CM
挿入比率が達成されていないとみなされるとき、換言す
れば、番組に対するCM挿入量が不足しているとみなさ
れるときには、確実に番組へのCM挿入処理を実行可能
なCM挿入装置を得ることができる。
番組に対するCM挿入量が不足しているとみなされると
きには、番組に対するCM挿入量が目標量を越えるに到
るまで、確実に番組へのCM挿入処理を実行可能なCM
挿入装置を得ることができる。
挿入処理後における最新の演算値に逐次更新された目標
CM挿入比率及び実績CM挿入比率を参照しながら、番
組に対するCM挿入量が不足しているとみなされるとき
には、番組に対するCM挿入量が目標量を越えるに到る
まで、確実に番組へのCM挿入処理を行うことができる
結果として、きわめて実用的かつ緻密な番組へのCM挿
入形態を具現化可能なCM挿入装置を得ることができ
る。
えば放送局等の番組供給側において、上述した決定要素
の各々を、適宜の回数、箇所、又は値にそれぞれ設定し
ておけば、この設定に従うCM挿入パターン関数が定義
され、定義されたCM挿入パターン関数を用いたCM挿
入処理を実行することができる結果として、請求項18
の発明と同様に、人手を煩わすことなく、番組内におけ
る適切箇所に適量のCMを挿入可能なCM挿入装置を得
ることができる。
ば放送局等の番組供給側において、上述した決定要素の
うちのCM挿入回数を、3回又は5回等の番組供給側が
意図する回数に設定しておけば、この設定に従うCM挿
入パターン関数が定義され、定義されたCM挿入パター
ン関数を用いたCM挿入処理を実行することができる結
果として、番組供給側の意図するCM挿入回数が優先的
に考慮されたCM実施形態を実現可能なCM挿入装置を
得ることができる。
ば視聴者側において、上述した決定要素のうちのCM挿
入回数を、3回又は5回等の視聴者側の嗜好に合致する
回数に設定しておけば、この設定に従うCM挿入パター
ン関数が定義され、定義されたCM挿入パターン関数を
用いたCM挿入処理を実行することができる結果とし
て、視聴者側の嗜好に合致するCM挿入回数が優先的に
考慮されたCM実施形態を具現化可能なCM挿入装置を
得ることができる。
のCM挿入処理は、CM挿入推奨箇所以外の箇所では実
行されることなく、CM挿入推奨箇所において、CM挿
入可否判定結果に従う適量のCM挿入処理が確実に実行
されることになる結果として、人手を煩わすことなく、
番組内における適切箇所に適量のCMを挿入可能な情報
受信端末システムを得ることができる。
が各自の嗜好に適合するように番組を再構成した場合で
あっても、番組内における適切箇所に適量のCMを挿入
可能な情報受信端末システムを得ることができる。
受信端末システム間で共通となる概略ブロック構成図で
ある。
受信端末システム間で共通となる動作フローチャート図
である。
受信端末システムで用いられるCMリストの一例を示す
図である。
受信端末システムで用いられるCM挿入パターン関数c
m(t)を基準とする許容範囲の一例を示す図である。
受信端末システムで用いられるCM挿入パターン関数c
m(t)の一例を示す図である。
受信端末システムで用いられるCM挿入パターン関数c
m(t)の一例を示す図である。
率の時間変化を追跡した図表である。
示す参考図である。
示す参考図である。
入比率の時間変化を追跡した図表である。
例を示す参考図である。
例を示す参考図である。
入比率の時間変化を追跡した図表である。
例を示す参考図である。
例を示す参考図である。
入比率の時間変化を追跡した図表である。
例を示す参考図である。
例を示す参考図である。
段、及び番組蓄積手段) 5 本編 7 CMリスト(挿入対象CMリスト) 9 CM挿入パターン関数cm(t) 11 共用範囲range 13 最終目標CM挿入比率rate 15 再構成部(再構成手段) 17 再構成後の本編 19 CM挿入推奨箇所情報 21 CM挿入処理部(CM挿入処理手段) 23 表示部(番組走査手段、及び番組再生表示手段) 25 表示制御部(CM挿入推奨箇所情報検出手段、番
組走査手段、及び番組再生表示手段) 27 番組経過時間計測部(目標CM挿入比率演算手
段) 29 実績CM挿入累積時間計測部(実績CM挿入比率
演算手段) 31 目標CM挿入比率演算部(目標CM挿入比率演算
手段) 33 実績CM挿入比率演算部(実績CM挿入比率演算
手段) 35 比較判定部(CM挿入可否判定手段) 37 CM挿入制御部(CM挿入可否判定手段) 39 CM指定入力部 41 挿入CM選択部(次挿入候補CM選択手段)
Claims (22)
- 【請求項1】 映像、音声、又は文字情報を含む番組内
に、提供スポンサーのCMを挿入する際に用いられる番
組へのCM挿入方法であって、 前記番組への挿入対象となるCMが登録される挿入対象
CMリストに、時間的に連続提示すべき複数のCMを連
続CM群として登録するとともに、前記番組内における
CM挿入が推奨されるCM挿入推奨箇所に、当該箇所が
CM挿入推奨箇所である旨を表すCM挿入推奨箇所情報
を付加しておき、 前記番組を順次走査中に、前記CM挿入推奨箇所情報が
検出されたとき、当該CM挿入推奨箇所にCMを挿入す
べきか否かに係るCM挿入可否判定を行い、 当該CM挿入可否判定の結果、前記CM挿入推奨箇所に
CMを挿入すべき旨の判定が下されたとき、前記挿入対
象CMリストから次挿入候補となる連続CM群に属する
複数のCMを選択し、 当該選択された連続CM群に属する複数のCMを、前記
番組内における前記CM挿入推奨箇所に時間的に連続し
て挿入することを特徴とする番組へのCM挿入方法。 - 【請求項2】 映像、音声、又は文字情報を含む番組内
に、提供スポンサーのCMを挿入する際に用いられる番
組へのCM挿入方法であって、 前記番組への挿入対象となるCMを挿入対象CMリスト
に登録するとともに、前記番組内におけるCM挿入が推
奨されるCM挿入推奨箇所に、当該箇所がCM挿入推奨
箇所である旨を表すCM挿入推奨箇所情報を付加してお
き、 前記番組を順次走査中に、前記CM挿入推奨箇所情報が
検出されたとき、 前記番組の先頭から当該検出時点に至るまでの番組経過
時間と、前記番組の先頭からの各経過時間において達成
されるべき指標となる目標CM挿入比率を表すCM挿入
パターン関数とを参照して、当該検出時点での目標CM
挿入比率を演算するとともに、前記番組経過時間と、当
該検出時点迄に前記番組内に挿入済みのCM累積時間を
表す実績CM挿入累積時間とを参照して、当該検出時点
で達成されている実績CM挿入比率を演算し、 当該演算された目標CM挿入比率及び実績CM挿入比率
間の差異に基づいて、当該CM挿入推奨箇所にCMを挿
入すべきか否かに係るCM挿入可否判定を行い、 当該CM挿入可否判定の結果、前記CM挿入推奨箇所に
CMを挿入すべき旨の判定が下されたとき、前記挿入対
象CMリストから次挿入候補となるCMを選択し、 当該選択されたCMを、前記番組内における前記CM挿
入推奨箇所に挿入することを特徴とする番組へのCM挿
入方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の番組へのCM挿入方法
であって、 前記CM挿入パターン関数は、 前記番組内にCMを挿入する際に用いられるCM挿入型
式と、 前記番組の先頭から末尾に至るまでの時間長を表す総番
組長と、 前記番組の末尾において達成されるべき指標となる最終
目標CM挿入比率と、 を含む決定要素から定義されることを特徴とする番組へ
のCM挿入方法。 - 【請求項4】 請求項2又は3のうちいずれか一項に記
載の番組へのCM挿入方法であって、 前記演算された目標CM挿入比率及び実績CM挿入比率
間の差異には、前記目標CM挿入比率を基準として、当
該目標CM挿入比率が達成されているとみなす許容範囲
が設定されることを特徴とする番組へのCM挿入方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の番組へのCM挿入方法
であって、 前記目標CM挿入比率が達成されているとみなす許容範
囲は、任意の幅に可変設定されることを妨げないことを
特徴とする番組へのCM挿入方法。 - 【請求項6】 請求項4又は5のうちいずれか一項に記
載の番組へのCM挿入方法であって、 前記演算された目標CM挿入比率及び実績CM挿入比率
間の差異が、前記許容範囲内に収容されているか否かに
基づいて、当該CM挿入推奨箇所にCMを挿入すべきか
否かに係るCM挿入可否判定を行うことを特徴とする番
組へのCM挿入方法。 - 【請求項7】 請求項4乃至6のうちいずれか一項に記
載の番組へのCM挿入方法であって、 前記目標CM挿入比率が達成されているとみなす許容範
囲は、前記目標CM挿入比率を基準とする下限しきい値
を含んでおり、 前記実績CM挿入比率が、前記目標CM挿入比率を基準
とする下限しきい値以下であるとき、前記CM挿入推奨
箇所にCMを挿入すべき旨の判定を下すことを特徴とす
る番組へのCM挿入方法。 - 【請求項8】 請求項4乃至7のうちいずれか一項に記
載の番組へのCM挿入方法であって、 前記目標CM挿入比率が達成されているとみなす許容範
囲は、前記目標CM挿入比率を基準とする下限しきい値
及び上限しきい値とから規定され、 前記実績CM挿入比率が、前記目標CM挿入比率を基準
とする下限しきい値以下であるとき、前記CM挿入推奨
箇所にCMを挿入すべき旨の判定を下して、前記実績C
M挿入比率が、前記目標CM挿入比率を基準とする上限
しきい値以上に到達するまで、 前記挿入対象CMリストから次挿入候補となるCMを選
択する次挿入候補CM選択処理と、 当該選択されたCMを、前記番組内における前記CM挿
入推奨箇所に挿入するCM挿入処理と、 を繰り返し継続して実行することを特徴とする番組への
CM挿入方法。 - 【請求項9】 請求項4乃至8のうちいずれか一項に記
載の番組へのCM挿入方法であって、 前記挿入対象CMリストから次挿入候補となるCMを選
択する次挿入候補CM選択処理と、 当該選択されたCMを、前記番組内における前記CM挿
入推奨箇所に挿入するCM挿入処理と、 を繰り返し継続して実行する際に、前記目標CM挿入比
率及び実績CM挿入比率は、前記CM挿入処理後におけ
る最新の演算値に逐次更新されることを特徴とする番組
へのCM挿入方法。 - 【請求項10】 請求項2に記載の番組へのCM挿入方
法であって、 前記CM挿入パターン関数は、 前記番組へ挿入されるべきCMの回数を表すCM挿入回
数と、 当該CM挿入回数毎の各回における、前記番組に対する
相対的なCM挿入箇所を表す相対的CM挿入箇所と、 当該CM挿入回数毎の各回における、前記番組へのCM
挿入枠となる目標CM総量に対する相対的なCM挿入比
率を表す相対的CM挿入比率と、 を含む決定要素から定義されることを特徴とする番組へ
のCM挿入方法。 - 【請求項11】 映像、音声、又は文字情報を含む番組
内に、提供スポンサーのCMを挿入する如く構成された
CM挿入装置であって、 前記番組への挿入対象となる、時間的に連続提示すべき
複数のCMが連続CM群として登録される挿入対象CM
リストと、 前記番組を順次走査する番組走査手段と、 当該番組走査手段を用いて前記番組を順次走査中に、当
該番組内におけるCM挿入が推奨されるCM挿入推奨箇
所に付加されたCM挿入推奨箇所情報を検出するCM挿
入推奨箇所情報検出手段と、 当該CM挿入推奨箇所情報検出手段でCM挿入推奨箇所
情報が検出されたとき、当該CM挿入推奨箇所にCMを
挿入すべきか否かに係るCM挿入可否判定を行うCM挿
入可否判定手段と、 当該CM挿入可否判定手段のCM挿入可否判定の結果、
前記CM挿入推奨箇所にCMを挿入すべき旨の判定が下
されたとき、前記挿入対象CMリストから次挿入候補と
なる連続CM群に属する複数のCMを選択する次挿入候
補CM選択手段と、 当該次挿入候補CM選択手段で選択された連続CM群に
属する複数のCMを、前記番組内における前記CM挿入
推奨箇所に時間的に連続して挿入するCM挿入処理手段
と、 を備えて構成されることを特徴とするCM挿入装置。 - 【請求項12】 映像、音声、又は文字情報を含む番組
内に、提供スポンサーのCMを挿入する如く構成された
CM挿入装置であって、 前記番組への挿入対象となるCMが登録される挿入対象
CMリストと、 前記番組を順次走査する番組走査手段と、 当該番組走査手段を用いて前記番組を順次走査中に、当
該番組内におけるCM挿入が推奨されるCM挿入推奨箇
所に付加されたCM挿入推奨箇所情報を検出するCM挿
入推奨箇所情報検出手段と、 前記番組の先頭からの各経過時間において達成されるべ
き指標となる目標CM挿入比率を表すCM挿入パターン
関数を記憶するCM挿入パターン関数記憶手段と、 当該CM挿入推奨箇所情報検出手段でCM挿入推奨箇所
情報が検出されたとき、前記番組の先頭から当該CM挿
入推奨箇所情報検出時点に至るまでの番組経過時間と、
前記CM挿入パターン関数記憶手段に記憶されたCM挿
入パターン関数とを参照して、当該CM挿入推奨箇所情
報検出時点での目標CM挿入比率を演算する目標CM挿
入比率演算手段と、 前記CM挿入推奨箇所情報検出手段でCM挿入推奨箇所
情報が検出されたとき、当該CM挿入推奨箇所情報検出
時点迄に前記番組内に挿入済みのCM累積時間と、前記
番組経過時間とを参照して、当該CM挿入推奨箇所情報
検出時点で達成されている実績CM挿入比率を演算する
実績CM挿入比率演算手段と、 前記目標CM挿入比率演算手段で演算された目標CM挿
入比率、及び前記実績CM挿入比率演算手段で演算され
た実績CM挿入比率間の差異に基づいて、前記CM挿入
推奨箇所にCMを挿入すべきか否かに係るCM挿入可否
判定を行うCM挿入可否判定手段と、 当該CM挿入可否判定手段のCM挿入可否判定の結果、
前記CM挿入推奨箇所にCMを挿入すべき旨の判定が下
されたとき、前記挿入対象CMリストから次挿入候補と
なるCMを選択する次挿入候補CM選択手段と、 当該次挿入候補CM選択手段で選択されたCMを、前記
番組内における前記CM挿入推奨箇所に挿入するCM挿
入処理手段と、 を備えて構成されることを特徴とするCM挿入装置。 - 【請求項13】 請求項12に記載のCM挿入装置であ
って、 前記CM挿入パターン関数記憶手段に記憶されたCM挿
入パターン関数は、 前記番組内にCMを挿入する際に用いられるCM挿入型
式と、 前記番組の先頭から末尾に至るまでの時間長を表す総番
組長と、 前記番組の末尾において達成されるべき指標となる最終
目標CM挿入比率と、 を含む決定要素から定義されることを特徴とするCM挿
入装置。 - 【請求項14】 請求項12又は13のうちいずれか一
項に記載の番組へのCM挿入装置であって、 前記目標CM挿入比率演算手段で演算された目標CM挿
入比率、及び前記実績CM挿入比率演算手段で演算され
た実績CM挿入比率間の差異には、前記目標CM挿入比
率を基準として、当該目標CM挿入比率が達成されてい
るとみなす許容範囲が設定されることを特徴とするCM
挿入装置。 - 【請求項15】 請求項14に記載の番組へのCM挿入
装置であって、 前記目標CM挿入比率が達成されているとみなす許容範
囲は、任意の幅に可変設定されることを妨げないことを
特徴とするCM挿入装置。 - 【請求項16】 請求項14又は15のうちいずれか一
項に記載の番組へのCM挿入装置であって、 前記CM挿入可否判定手段は、 前記目標CM挿入比率演算手段で演算された目標CM挿
入比率、及び前記実績CM挿入比率演算手段で演算され
た実績CM挿入比率間の差異が、前記許容範囲内に収容
されているか否かに基づいて、前記CM挿入推奨箇所に
CMを挿入すべきか否かに係るCM挿入可否判定を行う
ことを特徴とするCM挿入装置。 - 【請求項17】 請求項14乃至16のうちいずれか一
項に記載の番組へのCM挿入装置であって、 前記目標CM挿入比率が達成されているとみなす許容範
囲は、前記目標CM挿入比率を基準とする下限しきい値
を含んでおり、 前記CM挿入可否判定手段は、 前記実績CM挿入比率演算手段で演算された実績CM挿
入比率が、前記目標CM挿入比率を基準とする下限しき
い値以下であるとき、前記CM挿入推奨箇所にCMを挿
入すべき旨の判定を下すことを特徴とするCM挿入装
置。 - 【請求項18】 請求項14乃至17のうちいずれか一
項に記載の番組へのCM挿入装置であって、 前記目標CM挿入比率が達成されているとみなす許容範
囲は、前記目標CM挿入比率を基準とする下限しきい値
及び上限しきい値から規定され、 前記CM挿入可否判定手段は、 前記実績CM挿入比率演算手段で演算された実績CM挿
入比率が、前記目標CM挿入比率を基準とする下限しき
い値以下であるとき、前記CM挿入推奨箇所にCMを挿
入すべき旨の判定を下して、前記実績CM挿入比率が、
前記目標CM挿入比率を基準とする上限しきい値以上に
到達するまで、 前記次挿入候補CM選択手段における、前記挿入対象C
Mリストから次挿入候補となるCMを選択する次挿入候
補CM選択処理と、 前記CM挿入処理手段における、前記次挿入候補CM選
択手段で選択されたCMを、前記番組内における前記C
M挿入推奨箇所に挿入するCM挿入処理と、 を繰り返し継続して実行させることを特徴とするCM挿
入装置。 - 【請求項19】 請求項18に記載の番組へのCM挿入
装置であって、 前記次挿入候補CM選択手段における、前記挿入対象C
Mリストから次挿入候補となるCMを選択する次挿入候
補CM選択処理と、 前記CM挿入処理手段における、前記次挿入候補CM選
択手段で選択されたCMを、前記番組内における前記C
M挿入推奨箇所に挿入するCM挿入処理と、 を繰り返し継続して実行させる際に、前記目標CM挿入
比率及び実績CM挿入比率は、前記CM挿入処理後にお
ける最新の演算値に逐次更新されることを特徴とするC
M挿入装置。 - 【請求項20】 請求項12に記載のCM挿入装置であ
って、 前記CM挿入パターン関数記憶手段に記憶されたCM挿
入パターン関数は、 前記番組へ挿入されるべきCMの回数を表すCM挿入回
数と、 当該CM挿入回数毎の各回における、前記番組に対する
相対的なCM挿入箇所を表す相対的CM挿入箇所と、 当該CM挿入回数毎の各回における、前記番組へのCM
挿入枠となる目標CM総量に対する相対的なCM挿入比
率を表す相対的CM挿入比率と、 を含む決定要素から定義されることを特徴とするCM挿
入装置。 - 【請求項21】 映像、音声、又は文字情報を含む番
組、及び当該番組への挿入対象となる提供スポンサーの
CMを受信し、当該受信した番組内に、当該受信したC
Mを挿入する如く構成された情報受信端末システムであ
って、 前記番組への挿入対象となるCMが登録される挿入対象
CMリストと、 前記番組を表示手段の表示画面上に順次再生表示させる
番組再生表示手段と、 当該番組再生表示手段を用いて前記番組を順次再生表示
中に、当該番組内におけるCM挿入が推奨されるCM挿
入推奨箇所に付加されたCM挿入推奨箇所情報を検出す
るCM挿入推奨箇所情報検出手段と、 前記番組の先頭からの各経過時間において達成されるべ
き指標となる目標CM挿入比率を表すCM挿入パターン
関数を記憶するCM挿入パターン関数記憶手段と、 当該CM挿入推奨箇所情報検出手段でCM挿入推奨箇所
情報が検出されたとき、前記番組の先頭から当該CM挿
入推奨箇所情報検出時点に至るまでの番組経過時間と、
前記CM挿入パターン関数記憶手段に記憶されたCM挿
入パターン関数とを参照して、当該CM挿入推奨箇所情
報検出時点での目標CM挿入比率を演算する目標CM挿
入比率演算手段と、 前記CM挿入推奨箇所情報検出手段でCM挿入推奨箇所
情報が検出されたとき、当該CM挿入推奨箇所情報検出
時点迄に前記番組内に挿入済みのCM累積時間と、前記
番組経過時間とを参照して、当該CM挿入推奨箇所情報
検出時点で達成されている実績CM挿入比率を演算する
実績CM挿入比率演算手段と、 前記目標CM挿入比率演算手段で演算された目標CM挿
入比率、及び前記実績CM挿入比率演算手段で演算され
た実績CM挿入比率間の差異に基づいて、前記CM挿入
推奨箇所にCMを挿入すべきか否かに係るCM挿入可否
判定を行うCM挿入可否判定手段と、 当該CM挿入可否判定手段のCM挿入可否判定の結果、
前記CM挿入推奨箇所にCMを挿入すべき旨の判定が下
されたとき、前記挿入対象CMリストから次挿入候補と
なるCMを選択する次挿入候補CM選択手段と、 当該次挿入候補CM選択手段で選択されたCMを、前記
番組内における前記CM挿入推奨箇所に挿入するCM挿
入処理手段と、 を備え、 前記番組再生表示手段は、 前記CM挿入処理手段でCMが挿入された番組を、表示
手段の表示画面上に順次再生表示させることを特徴とす
る情報受信端末システム。 - 【請求項22】 請求項21に記載の情報受信端末シス
テムであって、 前記受信した映像、音声、又は文字情報を含む番組を記
憶蓄積する番組蓄積手段と、 当該番組蓄積手段に記憶蓄積された番組を再構成する再
構成手段と、 をさらに備え、 前記再構成手段で再構成された番組は、前記番組再生表
示手段を用いて順次再生表示されることを特徴とする情
報受信端末システム。
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