JP3315512B2 - 陰極線管用アノード電極 - Google Patents

陰極線管用アノード電極

Info

Publication number
JP3315512B2
JP3315512B2 JP04400694A JP4400694A JP3315512B2 JP 3315512 B2 JP3315512 B2 JP 3315512B2 JP 04400694 A JP04400694 A JP 04400694A JP 4400694 A JP4400694 A JP 4400694A JP 3315512 B2 JP3315512 B2 JP 3315512B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive plate
plate portion
anode
anode electrode
supply line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04400694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07254381A (ja
Inventor
和男 和田
博信 徳野
俊太 千原
Original Assignee
大昌電気工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大昌電気工業株式会社 filed Critical 大昌電気工業株式会社
Priority to JP04400694A priority Critical patent/JP3315512B2/ja
Priority to US08/401,755 priority patent/US5583392A/en
Priority to EP95200621A priority patent/EP0673053A1/en
Publication of JPH07254381A publication Critical patent/JPH07254381A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3315512B2 publication Critical patent/JP3315512B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/28Clamped connections, spring connections
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/92Means forming part of the tube for the purpose of providing electrical connection to it
    • H01J29/925High voltage anode feedthrough connectors for display tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/53Bases or cases for heavy duty; Bases or cases for high voltage with means for preventing corona or arcing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S439/00Electrical connectors
    • Y10S439/909Medical use or attached to human body

Landscapes

  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本発明は、絶縁被覆高
圧供給線と、その遊端に電気的に連結している陰極線管
のアノード釦に装着されるアノード電極と、絶縁被覆高
圧供給線の遊端にアノード電極を収容するように設けら
れている絶縁性キャップとを有する陰極線管アノード用
キャップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の陰極線管アノード用キャ
ップの一例を説明するための斜視図で、図2(a)は右
上方より見た図、図2(b)は右下方より見た図で、図
2(a)に示すように、絶縁被覆高圧供給線11と、そ
の遊端に電気的に連結しているアノード釦に装着される
アノード電極12と、絶縁被覆高圧供給線11の遊端に
アノード電極12を収容するように設けられた可撓性を
有する絶縁性キャップ(図示せず)とを有する。この場
合、絶縁被覆高圧供給線11は、心線14とそれを被覆
している絶縁被覆15とよりなり、遊端において、絶縁
被覆15が剥離されて、心線14が露出されているが、
その心線14が露出している部分に、アノード電極12
が、電気的に連結され、その状態で、絶縁被覆高圧供給
線11の遊端に、絶縁性キャップが、その内に、アノー
ド電極12を収容するように設けられている。
【0003】アノード電極12は、図2(a),図2
(b)で明らかなように、相対向する板面をそれぞれ上
方及び下方に向けている方形状の導電性板部31と、そ
の左側縁部及び右側縁部から、導電性板部31の前半部
と下方から対向するようにそれぞれ右方及び左方に折返
し延長している方形状の導電性板部32及び33と、導
電性板部32及び33の後側縁部から、それぞれ下方に
延長して相対向する板面がそれぞれ前方及び後方に向い
ている方形状の導電性板部34及び35と、導電性板部
31の前側縁部及び後側縁部から、それぞれ外方に延長
している導電性板部36及び37とを有する。
【0004】この場合、導電性板部32及び33は、そ
れらの一方である、例えば、導電性板部33の遊端縁
(左側縁)が導電性板部32の上面に摺接するように延
長している。また、導電性板部34及び35はそれらの
一方である、例えば、導電性板部34の板面の少くとも
右側部が、導電性板部35の前面の少くとも左側部と摺
接乃至近接対向している。さらに、導電性板部34はそ
の下左部において、左外方に延長している係合用面41
と、この係合用面41の左遊端から下右内方に傾斜延長
している傾斜面42とを有するアノード釦係合用片部4
3を有しているとともに、その係合用面41の右遊端か
ら上方に延長している接触用面44を有し、且つ左部の
接触用面44よりも上方の部から、例えば、前方に折曲
げ延長している把持用板部45を有する。
【0005】この場合、アノード釦係合用片部43の相
対向する板面は導電性板部34の相対向する板面と同じ
面上にそれぞれ延長してそれぞれ前方及び後方に向いて
おり、また、アノード釦係合用片部43の係合用面41
及び傾斜面42は、アノード釦係合用片部43の外側面
の一部を形成しており、さらに、接触用面44は、導電
性板部34の左外側面の一部を形成している。
【0006】なおさらに、導電性板部35は、その下右
部において、右方向に延長している係合用面46と、こ
の係合用面46の右遊端から下左内方に傾斜延長してい
る傾斜面47とを有するアノード釦係合用片部48を有
しているとともに、その係合用面46の左遊端から上方
に延長している接触用面49を有し、且つ右部の接触用
面49よりも上方の部から前方に折曲げ延長している把
持用板部50を有する。この場合、アノード釦係合用片
部48の相対向する板面は導電性板部35の相対向する
板面と同じ面上にそれぞれ延長してそれぞれ前方及び後
方に向いており、また、アノード釦係合用片部48の係
合用面46及び傾斜面47は、アノード釦係合用片部4
8の外側面の一部を形成しており、さらに、接触用面4
9は、導電性板部48の右外側面の一部を形成してい
る。
【0007】また、導電性板部36は、導電性板部31
の前側縁部から、導電性板部31と上方から対向するよ
うに、後方に折返し延長し、且つ左側縁部及び右側縁部
から、それぞれ下方に折曲げ延長している心線把持用板
部51及び52を有する。さらに、導電性板部37は、
その左側縁部及び右側縁部から、それぞれ上方に折曲げ
延長している高圧線把持用板部53及び54を有する。
実際上、上述した構成を有するアノード電極12は、一
枚のステンレス板のような導電性弾板の打抜き、折曲加
工によって形成されている。
【0008】上述した構成を有するアノード電極12の
導電性板部34及び35は、陰極線管のアノード釦に装
着される装着部61を構成し、また、導電性板部31,
32及び33は、アノード釦からの放射線を遮蔽する放
射線遮蔽部62を構成している。また、導電性板部36
は、その心線把持用板部51及び52によって絶縁被覆
高圧供給線11の心線14の外部に露出している部分の
遊端を弾圧を以って把持している態様を以って、絶縁被
覆高圧供給線11に電気的に連結されている。さらに、
導電性板部37は、その高圧線把持用板部53及び54
によって絶縁被覆高圧供給線11の端部を絶縁被覆15
上から弾圧を以って把持している態様を以って、絶縁被
覆高圧供給線11を把持している。
【0009】図3は、上記陰極性管アノード用キャップ
が適用された陰極性管のアノード釦の一例を説明するた
めの図で、該アノード釦は、符号1で示すように、導電
性を有する環筒状部2と、その下端を閉蓋するように延
長している導電性を有する板部3と、環筒部2の上端側
から内方に延長して開口4を形成している環板状鍔部5
とよりなり、板部3を陰極線管の管壁6の内面に延長し
ている導電性層7に連結させ、且つ環筒状部を鍔部5に
よって形成されている開口4を通して外部に連通させて
いる態様で、陰極線管の管壁6に埋設されている。
【0010】従って、上述のごとき陰極線管アノード用
キャップによれば、アノード電極12が陰極線管のアノ
ード釦1に装着されていない状態で、アノード電極12
の導電性板部34が、導電性板部31及び32間の折曲
部における弾力によって導電性板部32を介して、左外
方に偏奇されている。また、導電性板部35が、導電性
板部31及び33間の折曲部における弾力によって、導
電性板部33を介して、右外方に偏奇されている。
【0011】このような状態から、絶縁性キャップ13
を把持して、アノード電極12を陰極線管のアノード釦
1に押込めば、アノード電極12の装着部61を構成し
ている導電性板部34のアノード釦係合用片部43の傾
斜面42及び導電性板部35のアノード釦係合用片部4
8の傾斜面47が、アノード釦1の鍔部5によって形成
している開口4の内面に当接するので、導電性板部34
の下左部及び導電性板部35の下右部が、それぞれ右方
及び左方に上述した弾力に抗して偏移しながら、導電性
板部34及び35の下部が、アノード釦1の環筒状部2
内に挿入される。そして、傾斜面42及び47と開口4
の内面との当接関係を脱すれば、導電性板部34の接触
用面44及び導電性板部35の接触用面49が、アノー
ド釦1の開口4の内面に圧接する。
【0012】よって、このような状態が得られたところ
で、アノード電極12のアノード釦1側への押込みを解
除すれば、導電性板部34の接触用面44及び導電性板
部35の接触用面49が、アノード釦1の開口4の内面
に圧接している関係を以って、アノード電極12が、ア
ノード釦1に装着され、そして、その装着状態におい
て、導電性板部34のアノード釦係合用片部43の係合
用面41及び導電性板部35の係合用片部48の係合用
面46が、鍔部5の下面に当接している。また、このよ
うにアノード電極12が、アノード釦1に装着されてい
る状態から、導電性板部34の把持用板部45及び導電
性板部35の把持用板部50を、それらが互に近接する
方向に、絶縁性キャップ13を介して、上述した弾力に
抗して押圧把持して、上方に持上げれば、係合用片部4
3の係合用面41及び係合用片部45の係合用面46が
アノード釦1の鍔部5と対向していない状態で、アノー
ド電極12が、上方に持上げられるので、アノード電極
12を、アノード釦1から取外し得る。
【0013】よって、上述した陰極線管アノード用キャ
ップによれば、陰極線管アノード用キャップとしての機
能を有することは明らかであるが、その機能を得るため
にアノード電極12をアノード釦1に装着するのに、上
述したように、単にアノード電極12を、アノード釦1
側に押込むだけで良いので極めて簡便である。また、ア
ノード電極12を必要に応じてアノード釦1から取外す
のに、上述したように、アノード電極12を押圧把持し
て持上げるだけで良いので極めて簡便である。さらに、
アノード電極12がアノード釦1に装着されている状態
において、その導電性板部31,32及び33が、アノ
ード釦1を覆っているので、それら導電性板部31,3
2及び33によって、アノード釦1から放射される放射
線が外部に放射されるのを有効に回避させることができ
る。なおさらに、アノード電極12がアノード釦1に装
着されている状態において、導電性板部34の接触用面
44及び導電性板部35の接触用面49が、導電性板部
31及び32間の折曲部及び導電性板部31及び33間
の折曲部における弾力を以って、アノード釦1の開口4
の内面に大なる接触圧で、点乃至線接触的に圧接触して
いるので、その接触抵抗が無視し得る程小さく、従っ
て、アノード電極12とアノード釦1との電圧的連結が
良好、確実である。などの大なる特徴を有する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記従来の陰
極線管アノード電極は、該アノード電極12に絶縁被覆
高圧供給線11を接続するのに導電線板部36により、
上記絶縁被覆高圧供給線11の心線14を把持し、かつ
導電性板部37により、上記絶縁被覆高圧供給線11を
把持しているが、これら導電線板部36,37に高圧供
給電線11を把持するために、例えば、プライヤー等の
圧着具を使用しなければならず、その作業が面倒である
ばかりでなく、圧着が悪いと、引張り力に対して弱く、
例えば、電極12が何かに引っかかった状態で、該高圧
供給線11を引張ると、該高圧供給線11が電極12か
ら簡単に抜けてしまう等の問題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、絶縁被覆高圧供給線と、該絶縁被覆高圧
供給線の遊端に電気的に連結している陰極線管のアノー
ド釦に装着されるアノード電極と、上記絶縁被覆高圧供
給線の端部にアノード電極を収容するように設けられた
絶縁性キャップとを有する陰極線管アノード用キャップ
において、上記アノード電極12は、第1の導電性板部
31と、該第1の導電性板部31の左側縁部及び右側縁
部から延長している第2の導電性板部21及び第3の導
電性板部22と、上記第2の導電性板部21及び上記第
3の導電性板部22の側縁部からそれぞれ前記第1の導
電性板部31の下方に延長して相対向する板面がそれぞ
れ前方及び後方に向いている第4の導電性板部43及び
第5の導電性板部48と、上記第1の導電性板部31の
前側縁部及び後側縁部からそれぞれ下部内方に延長して
いる第6の導電性板部25及び第7の導電性板部26と
を有し、上記第4の導電性板部43は、左部において、
左外方に延長して上記アノード釦と係合する係合用面4
1と、該係合用面41の左遊端から下右内方に傾斜延長
している傾斜面42とを有するとともに、前記係合用面
41の右遊端から上方に延長して上記アノード釦と接触
する接触用面44とを有し、上記係合用面41及び傾斜
面42は、上記導電性板部43の外側面の一部を形成し
ており、上記接触用面44は、上記第4の導電性板部4
3の左外側面の一部を形成しており、上記第5の導電性
板部48は、右部において、右外方に延長して上記アノ
ード釦と係合する係合用面46と、該係合用面46の右
遊端から下左内方に傾斜延長している傾斜面47とを有
するとともに、上記係合用面46の左遊端から上方に延
長して上記アノード釦と接触する接触用面49とを有
し、上記係合用面46及び傾斜面47は、上記第5の導
電性板部48の外側面の一部を形成しており、上記接触
用面49は、上記第5の導電性板部48の右外側面の一
部を形成しており、上記第4の導電性板部43及び上記
第5の導電性板部48が、上記陰極線管のアノード釦に
装着される装着部を構成しており、上記第1の導電性板
部31、上記第2の導電性板部21及び上記第3の導電
性板部22が、上記アノード釦側からの放射線を遮蔽す
る放射線遮蔽板を構成しており、前記第6の導電性板部
25は、前記第7の導電性板部26の嵌合用突起部26
cに係合する嵌合用溝25dを有し、前記第7の導電性
板部26は、前端部に前記第6の導電性板部25に設け
られた前記嵌合用溝25dに係合する前記嵌合用突起2
6cを有するとともに、前記第1の導電性板部31に近
接した位置に前記高圧供給線11の心線部14が挿通さ
れる穴26aを有し、かつ、該穴26aと前記嵌合用突
起26cとの中間部に横方向に延長する突起26bを有
し、前記第1の導電性板部31の内側には前記第7の導
電性板部26に設けられた前記突起26bに対向する平
行な2本の突起31a,31bを有し、該突起26bと
31a,31bとの間に前記高圧供給線11の心線部1
4を挟んで、前記第7の導電性板部26の嵌合用突起2
6cを前記第6の導電性板部25の嵌合用溝25dに係
合させるようにしたことを特徴としたものである。
【0016】
【作用】高圧供給線を陰極線管アノード用電極に接続す
るのに、圧着具等の工具を使用することなく、該高圧供
給線の心線をアノード電極に圧接、固定する。
【0017】
【実施例】図1は、本発明による陰極線管アノード用電
極の一実施例を説明するための斜視図で、図1(a)
は、右上方より見た斜視図、図1(b)は、図1(b)
に示したアノード電極を裏返しにしてかつ該電極に高圧
供給線を挿入した状態において、右上方より見た斜視図
で、理解を容易にするために、図2に示した従来技術と
同様の作用をする部分には、図2の場合と同一の参照番
号を付してある。而して、本発明においては、第1の導
電性板部31の左右の両側部は、下方に延長するように
折り曲げられた第1の折り曲げ板部21a,22a、更
に、該第1の折り曲げ板部21a,22aより、前記第
1の導電性板部31に対向するように少し内側に折り曲
げられた第2の折り曲げ板部21b,22b、及び、更
に該第2の折り曲げ板部21b,22bから下方に延長
するように折り曲げられた第3の折り曲げ板部21c,
22cを有し、該第3の折り曲げ板部21c,22cの
側縁から前記第1の導電性板31に側縁が対向するよう
に、第4及び第5の導電性板部43,48が延長してい
る。
【0018】換言すれば、折り曲げ板部21a,21
b,21cは、図2に示した第1の導電性板部31に対
して第1の側板(例えば、左側板)21を形成し、22
a,22b,22cは第2の側板(例えば、右側板)2
2を形成しており、これらが、図2に示した第2及び第
3の導電性板部32及び33におけるアノード釦1の係
合用片部43,48を第1の導電性板部1に接続する機
能及び把持用板部45,50に相当する機能をする。す
なわち、これら第1及び第2の側板21,22はそれぞ
れ第1の導電性板部31と第4の導電性板部43及び第
5の導電性板部48を弾性的に連結する連結板として、
また、これら第4及び第5の導電性板をアノード釦から
取り外す時の把持用板部(図2の45,50に相対す
る)として機能する。
【0019】すなわち、装着時、キャップを装着した状
態で、該電極12をアノード釦1に対して押圧すると、
アノード電極12の装着部を構成している導電性板部4
3の傾斜面42及び導電性板部48の傾斜面47が、ア
ノード釦1の鍔部5によって形成している開口4の内面
に当接し、導電性板部43の下左部及び導電性板部48
の下右部が、それぞれ右方及び左方に上述した弾力に抗
して偏移しながら、アノード釦1の環筒状部2内に挿入
される。そして、傾斜面42及び47と開口4の内面と
の当接関係を脱すれば、導電性板部43の接触用面44
及び導電性板部48の接触用面49が、アノード釦1の
開口4の内面に圧接する。
【0020】よって、このような状態が得られたところ
で、アノード電極12のアノード釦1側への押込みを解
除すれば、導電性板部43の接触用面44及び導電性板
部48の接触用面49が、アノード釦1の開口4の内面
に圧接している関係を以って、アノード電極12が、ア
ノード釦1に装着され、そして、その装着状態におい
て、導電性板部43の係合用面41及び導電性板部48
の係合用面46が、鍔部5の下面に当接している。ま
た、このようにアノード電極12が、アノード釦1に装
着されている状態から、左側板21の第2の折り曲げ部
21b及び右側板22の第2の折り曲げ部22bをそれ
らが互に近接する方向に、絶縁性キャップを介して、上
述した弾力に抗して把持押圧して、上方に持上げれば、
導電性板部43の係合用面41及び導電性板部45の係
合用面46がアノード釦1の鍔部5と対向していない状
態で、アノード電極12が、上方に持上げられるので、
アノード電極12を、アノード釦1から取外し得る。
【0021】なお、本明細書において、前記第1の側板
21(21a,21b,21c)を第2の導電性板部、
第2の側板22(22a,22b,22c)を第3の導
電性板部という。第4及び第5の導電性板部43及び4
8は、前述のようにして、アノード釦1に対して係合、
離脱されるものであり、係合用面41,46、傾斜面4
2,47、接触用面44,49等は、前述のように、図
2に示した従来技術と同様の作用をする。
【0022】25,26は高圧供給線11を前記アノー
ド電極12に接続する接続機構の一例を説明するための
もので、本発明においては、25を第6の導電性板部、
26を第7の導電性板部という。而して、本発明は、こ
れら第6の導電性板部25と第2の導電性板部26とが
協働して高圧供給線11の心線部14をアノード電極1
2に接続するようにしたものであり、第1の導電性板部
31には、横方向(左右方向)に延長し、かつ、下方に
延出する2条の突起31a,31bを有し、かつ、第7
の導電性板部26には、高圧供給線11の心線部14が
挿入される穴26aが設けられている。
【0023】第7の導電性板部26に設けられた前記穴
26aを通して高圧供給線11の心線部14を挿入し
(図1(b)参照)、次いで、該導電性板部26を矢印
A方向に押し下げると、前記嵌合用突起26cが嵌合用
溝25dに係合し、以降、該第6の導電性板部25と第
7の導電性板部26の係合が外れるようなことはなく、
前述のように、第1の導電性板部31の突起31a,3
1bと第7の導電性板部26の突起26bにより高圧供
給線11の心線部14を強力に挟持するので、該高圧供
給線11とアノード電極12が外れるようなことはな
い。前記第7の導電性板部26には、前記第1の導電性
板部31に設けられた突起31a,31bの中間で、か
つ、これらの突起31a,31bに対向する突起26b
が設けられており、前述のようにして、第7の導電性板
部26を矢印A方向に押し下げた時に、これら突起26
bと31a,31bにより、高圧供給線11の心線部1
4が挟持、押圧され、高圧供給線11がアノード電極1
2に堅固に接続され、以降、高圧供給線を引張っても、
該高圧供給線11がアノード電極12から抜けるような
ことはない。
【0024】第6の導電性板部25について更に詳細に
説明すると、該第6の導電性板部25は、前記第1の導
電性板部31から下方向に延長する第1の導電性板部2
5a、該第1の導電性板部25aよりアノード電極側に
向って延長する第2の導電性板部25b、更に、該第1
の導電性板部25bより下方向に延長する第3の導電性
板部25cよりなり、該第3の導電性板部25cの前面
25c′部は、上方に向って(図1(b)においては、
下方に向って)、アノード電極側に向って突き出するよ
う傾斜している。従って、前述のようにして、第7の導
電性板部26を矢印A方向に押圧する時に、嵌合用突起
26cが該傾斜面25c′に係合し、第6の導電性板部
25を該導電性板部25のばね力に抗して押し戻しなが
ら(矢印B方向に押し戻す)押下され、十分に押し下げ
ると、第7の導電性板部26の嵌合用突起26cが、第
6の導電性板部25の嵌合用溝25dに係合し、高圧供
給線11をアノード電極12に接続することができる。
【0025】而して、高圧供給線11とアノード電極1
2とを離したい時は、第6の導電性板部25の第3の導
電性板部25cを矢印B方向に引張ると、第7の導電性
板部26の先端部に設けられている嵌合用突起26cが
第6の導電性板部25に設けられている嵌合用溝25d
から外れ、高圧供給線11をアノード電極12から離す
ことができる。
【0026】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、アノー
ド電極12をアノード釦1に装着するのに、アノード電
極にキャップを被せた状態で、該アノード電極12を、
単にアノード釦1側に押込むだけで良いので、極めて簡
便である。また、アノード電極12を必要に応じてアノ
ード釦1から取外すのに、アノード電極12を押圧把持
して持上げるだけで良いので、極めて簡便である。さら
に、アノード電極12がアノード釦1を装着されている
状態において、その導電性板部31,25及び26が、
アノード釦1を覆っているので、それら導電性板部3
1,25及び26によって、アノード釦1から放射され
る放射線が外部に放射されるのを、有効に回避させるこ
とができる。
【0027】なおさらに、アノード電極12がアノード
釦1に装着されている状態において、導電性板部43の
接触用面44及び導電性板部48の接触用面49が、導
電性板部31及び21間の折曲部及び導電性板部31及
び22間の折曲部における弾力を以って、アノード釦1
の開口4の内面に大なる接触圧で、点乃至線接触的に圧
接触しているので、その接触抵抗が無視し得る程小さ
く、従って、アノード電極12とアノード釦1との電気
的連結が良好、確実である、などの大なる利点を有す
る。更に、本発明によれば、高圧供給線11とアノード
電極12との接続が、工具等を使用することなく簡単に
行うことができ、しかも、堅固に接続されるので、高圧
供給線からとアノード電極が外れるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアノード電極の一実施例を説明
するための上側及び下側視斜図である。
【図2】 従来のアノード電極の一例を説明するための
左上方及び右下方より見た斜視図である。
【図3】 従来のアノード電極の一使用状態を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…アノード釦、11…絶縁被覆高圧供給線、12…ア
ノード電極、13…絶縁性キャップ、14…心線、15
…絶縁被膜、21,22,25,26,31〜37…導
電性板部、41,46…係合用面、42,47…傾斜
面、43,48…アノード釦係合用片部(導電性板
部)、44,49…接触用面、45,50…把持用板
部、51,52…心線把持用板部、53,54…高圧線
把持用板部、61…装着部、62…放射線遮蔽部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−1461(JP,A) 実開 昭57−45786(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/92 H01R 11/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁被覆高圧供給線と、該絶縁被覆高圧
    供給線の遊端に電気的に連結している陰極線管のアノー
    ド釦に装着されるアノード電極と、上記絶縁被覆高圧供
    給線の端部にアノード電極を収容するように設けられた
    絶縁性キャップとを有する陰極線管アノード用キャップ
    において、上記アノード電極12は、第1の導電性板部
    31と、該第1の導電性板部31の左側縁部及び右側縁
    部から延長している第2の導電性板部21及び第3の導
    電性板部22と、上記第2の導電性板部21及び上記第
    3の導電性板部22の側縁部からそれぞれ前記第1の導
    電性板部31の下方に延長して相対向する板面がそれぞ
    れ前方及び後方に向いている第4の導電性板部43及び
    第5の導電性板部48と、上記第1の導電性板部31の
    前側縁部及び後側縁部からそれぞれ下部内方に延長して
    いる第6の導電性板部25及び第7の導電性板部26と
    を有し、上記第4の導電性板部43は、左部において、
    左外方に延長して上記アノード釦と係合する係合用面4
    1と、該係合用面41の左遊端から下右内方に傾斜延長
    している傾斜面42とを有するとともに、前記係合用面
    41の右遊端から上方に延長して上記アノード釦と接触
    する接触用面44とを有し、上記係合用面41及び傾斜
    面42は、上記導電性板部43の外側面の一部を形成し
    ており、上記接触用面44は、上記第4の導電性板部4
    3の左外側面の一部を形成しており、上記第5の導電性
    板部48は、右部において、右外方に延長して上記アノ
    ード釦と係合する係合用面46と、該係合用面46の右
    遊端から下左内方に傾斜延長している傾斜面47とを有
    するとともに、上記係合用面46の左遊端から上方に延
    長して上記アノード釦と接触する接触用面49とを有
    し、上記係合用面46及び傾斜面47は、上記第5の導
    電性板部48の外側面の一部を形成しており、上記接触
    用面49は、上記第5の導電性板部48の右外側面の一
    部を形成しており、上記第4の導電性板部43及び上記
    第5の導電性板部48が、上記陰極線管のアノード釦に
    装着される装着部を構成しており、上記第1の導電性板
    部31、上記第2の導電性板部21及び上記第3の導電
    性板部22が、上記アノード釦側からの放射線を遮蔽す
    る放射線遮蔽板を構成しており、前記第6の導電性板部
    25は、前記第7の導電性板部26の嵌合用突起部26
    cに係合する嵌合用溝25dを有し、前記第7の導電性
    板部26は、前端部に前記第6の導電性板部25に設け
    られた前記嵌合用溝25dに係合する前記嵌合用突起2
    6cを有するとともに、前記第1の導電性板部31に近
    接した位置に前記高圧供給線11の心線部14が挿通さ
    れる穴26aを有し、かつ、該穴26aと前記嵌合用突
    起26cとの中間部に横方向に延長する突起26bを有
    し、前記第1の導電性板部31の内側には前記第7の導
    電性板部26に設けられた前記突起26bに対向する平
    行な2本の突起31a,31bを有し、該突起26bと
    31a,31bとの間に前記高圧供給線11の心線部1
    4を挟んで、前記第7の導電性板部26の嵌合用突起2
    6cを前記第6の導電性板部25の嵌合用溝25dに係
    合させるようにしたことを特徴とする陰極線管用アノー
    ド電極。
JP04400694A 1994-03-15 1994-03-15 陰極線管用アノード電極 Expired - Fee Related JP3315512B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04400694A JP3315512B2 (ja) 1994-03-15 1994-03-15 陰極線管用アノード電極
US08/401,755 US5583392A (en) 1994-03-15 1995-03-09 CRT anode cap
EP95200621A EP0673053A1 (en) 1994-03-15 1995-03-15 CRT anode cap

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04400694A JP3315512B2 (ja) 1994-03-15 1994-03-15 陰極線管用アノード電極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07254381A JPH07254381A (ja) 1995-10-03
JP3315512B2 true JP3315512B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=12679624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04400694A Expired - Fee Related JP3315512B2 (ja) 1994-03-15 1994-03-15 陰極線管用アノード電極

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5583392A (ja)
EP (1) EP0673053A1 (ja)
JP (1) JP3315512B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7102701B2 (en) 2001-12-27 2006-09-05 Canon Kabushiki Kaisha Display device

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB246660A (en) * 1925-01-21 1926-02-04 George Edmonds Ltd Improvements relating to electric terminals
US4326096A (en) * 1980-02-20 1982-04-20 Hobson Bros., Inc. Electrical connector
US4422707A (en) * 1980-08-29 1983-12-27 Taisho Denki Kogyo Kabushiki Kaisha CRT Anode cap
DE8702252U1 (ja) * 1987-02-13 1987-06-25 Roederstein Spezialfabriken Fuer Bauelemente Der Elektronik Und Kondensatoren Der Starkstromtechnik Gmbh, 8300 Landshut, De
US4894023A (en) * 1988-09-06 1990-01-16 Hall Harold E Connector assembly for anode ring of cathode ray tube

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07254381A (ja) 1995-10-03
US5583392A (en) 1996-12-10
EP0673053A1 (en) 1995-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8040678B2 (en) Connecting box for a solar panel
US6180903B1 (en) Tact Switch
ITGE940087A1 (it) Strumento elettrochirurgico.
JP2015056209A (ja) 電気コネクタ用端子及び電気コネクタ
EP3407429B1 (en) Metal leaf spring protection structure of electrical connection terminal
JP3315512B2 (ja) 陰極線管用アノード電極
JPH0523422U (ja) 圧接形ケーブル接続器
JP3336299B2 (ja) 端子台用コネクタ
TWI288515B (en) Co-axial cable connector
JPH0749729Y2 (ja) 電線接続装置
JP3283468B2 (ja) シールドコネクタ
JPH0211729Y2 (ja)
JPH08236223A (ja) シールドコネクタ
JPH0648761Y2 (ja) 自動布線用コネクタ
TWI223822B (en) Switching device
JP2000311725A (ja) 端子台用連結部材およびこれを用いた端子台
TW202213883A (zh) 端子裝置之接線組件改良結構
JP2001307809A (ja) 接続端子
JP3413301B2 (ja) 電気接続端子
JP2022046243A (ja) 電気コネクター
JP3024268U (ja) スイッチ付ピンジャック
KR950001343Y1 (ko) 음극선관 소켓트의 결선장치
JPH0218575Y2 (ja)
JP5055461B1 (ja) 電源コンセント
JPH025505Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees