JP3315095B2 - ロータリーバルブ - Google Patents

ロータリーバルブ

Info

Publication number
JP3315095B2
JP3315095B2 JP14624699A JP14624699A JP3315095B2 JP 3315095 B2 JP3315095 B2 JP 3315095B2 JP 14624699 A JP14624699 A JP 14624699A JP 14624699 A JP14624699 A JP 14624699A JP 3315095 B2 JP3315095 B2 JP 3315095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
powder
rotary valve
rotor
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14624699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000335744A (ja
Inventor
文雄 加藤
信作 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukasa Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsukasa Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukasa Industry Co Ltd filed Critical Tsukasa Industry Co Ltd
Priority to JP14624699A priority Critical patent/JP3315095B2/ja
Publication of JP2000335744A publication Critical patent/JP2000335744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3315095B2 publication Critical patent/JP3315095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉体を輸送するロー
タリーバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】標準型ロータリーバルブは、バグフィル
タやタンク、スクリューコンベア等の定量排出機とし
て、主に圧力差の少ないところ等で使用され、クリアラ
ンスが比較的広く設定されたタイプのものもある。その
構造は、周知の通り、ローターが回転して上から下へ粉
体の定量供給を行うものである。
【0003】空気輸送標準型ロータリーバルブは、圧送
式空気輸送におけるレシーバ、サイクロン下等に主に使
用され、空気を遮断しながら、搬送されてきた粉粒体の
みを定量排出するため、エアーロックまたはエアーロッ
カーとも呼ばれる。ローターとケーシングのクリアラン
スが極めて狭く設定され、ラビリンスシールとなり、圧
力差のあるところ、例えば、上のホッパーと下のホッパ
ーとに圧力差があるときに利用される。
【0004】空気輸送貫流型ロータリーバルブは、空気
輸送の送り元専用(サーバ)に開発されたものであり、
ブロアと輸送配管とが直接本体に取付けられ、ブロアに
より粉体を輸送させるブロースルータイプであり、クリ
アランスは比較的狭く設定される。
【0005】ところが、以上述べた従来技術において、
粉体排出側では下方に落下しようとする粉体が起こす空
気の流れと、粉体供給口側に回転して戻ろうとするロー
タに入ろうとする空気とが混ざり、粉体の流れが阻害さ
れる。また、上方から大気圧(ATM)で粉体が輸送さ
れ、排出側では粉体は重力で落下するが、これを空気輸
送しようとする場合、排出側の空気圧力が大気圧以上と
する必要あるので、供給側と排出側の間に圧力差が生
じて粉体の円滑な輸送の妨げになる等の不都合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、請求項1ない
記載の発明は、ロータリーバルブの排出側での輸送
効率を向上させることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1記載の発明は、ロータリーバルブケーシングの下部に
接続された、空気輸送通路を有する空気輸送部を備え、
粉体排出口にスリットを備えた空気吹出部を設け、該空
気吹出部は、斜め下側に向かってエアカーテンを形成
し、該エアカーテンは、前記排出口の投下側のロータか
ら投下される粉粒体と、戻り側のロータへ入ろうとする
空気とを仕切るように設定され、前記空気吹出部は、ロ
ータリーバルブシャフトの方向に配置された管であり、
該管に前記スリットを設け、前記管が回転可能である
とを特徴とするロータリーバルブである。これにより、
排出口から斜め下方にエアカーテンが形成され、排出口
から投下される粉粒体と、戻り側のロータへ入ろうとす
る空気とが仕切られて、空気の流れに従って下方にスム
ースに粉体が排出されるようになり、上記課題が達成で
きる。
【0008】ここでいうロータリーバルブは、上下方向
にそれぞれ粉体供給口及び粉体排出口が設けられた粉体
輸送室を有するケーシングと、該ケーシングに回転可能
に配置されたシャフトと、該シャフトに固定され、複数
の羽根を放射状に有することで前記粉体輸送室を区画す
るロータと、を備え、前記ロータが回転することにより
粉体を送り出すものが例示される。
【0009】れにより、空気の流れが円滑化され、空
気の仕切り効果が向上する。
【0010】れにより、エアカーテンの方向を変える
ことができ、メインテナンス時にロータリーバルブのロ
ータ等に付着した粉体を洗浄することができる。
【0011】請求項記載の発明は、ロータリーバルブ
ケーシングの下部に設けた粉体排出口に、スリットを備
えた空気吹出部を設け、該空気吹出部は、斜め下側に向
かってエアカーテンを形成し、該エアカーテンは、前記
排出口の投下側のロータから投下される粉粒体と、戻り
側のロータへ入ろうとする空気とを仕切るように設定さ
、前記空気吹出部は、ロータリーバルブシャフトの方
向に配置された管であり、該管に前記スリットを設け、
前記管が回転可能であることを特徴とするロータリーバ
ルブである。これにより請求項1と同様の課題が達成さ
れる。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のロー
タリーバルブ1を図1〜図6を参照して説明する。この
ロータリーバルブ1は、空気源機械にブロア(図示略)
を用い、下部に圧送アダプタ51を取付けて、粉体と空
気の混合比率を低い状態に保ちながら低圧で高速輸送す
る低濃度高速輸送方式に適用されるもので、以下、詳細
に説明する。このロータリーバルブ1は、図1に示した
通り、内部に円弧面2a(図2参照)を備えた略瓦形状
の一対の面板から構成されたケーシング2と、このケー
シング2の駆動部側と直交してボルト3a(図6参照)
で端部同士が連結する駆動部側板3と、ケーシング2の
従動部側と直交してボルト4a(図2参照)で端部同士
が連結する従動部側板4と、ケーシング2と駆動部側板
3と従動部側板4とにより囲まれた粉体輸送室5(図
2、図5参照)と、従動部側板4に固定されている従動
側ベアリング6と、粉体輸送室5の内部を貫通させて従
動側ベアリング6に回転可能に軸着されているステンレ
ス鋼からなるシャフト7と、従動側ベアリング6にボル
ト8を介して取り付けられている透明ポリカーボネート
製のシャフトカバー9と、シャフト7に固定されたロー
タ10とから構成されている。シャフト7はモータ20
(ギヤードモータ)の駆動シャフトとキー等の連結部材
(図示略)で連結され、モータ20のシャフトカバー2
1は、駆動部側板3のカバー31とボルト32で連結さ
れている。
【0014】所望の供給排出量Q(t/h)を得るように
ロータリーバルブ1の寸法等が決定される。下記のロー
タリーバルブ排出計算式から供給排出量Q(t/h)が決
定される。ロータリーバルブ1の形状、寸法等が排出容
量νに影響を及ぼす。 Q=60・η・γ・ν・N (1) ここで、ηは容積効率、γは粉粒体のかさ比重(t/
m3)、νはロータ1回転当たりの排出容量(m3)、Nは
ロータ回転速度(rpm)である。
【0015】以下にロータリーバルブ1の詳細を説明す
。図2に示した通り、粉体輸送室5は、上部及び下部
にそれぞれ形成された、角形の粉体投入口11と、角形
の粉体排出口12とに連通している。即ち、ロータリー
バルブ1の上面に粉体が投入される粉体投入口11が開
口形成され、ケーシング2の上面に上流側の粉体機器
(図示略)が接続される投入口接続面13(図3参照)
が設けられ、複数のネジ穴13a(図3参照)が設けら
れている。一方、ロータリーバルブ1の底面には、図4
に示した通り、粉体投入口11から投入された粉体がロ
ータ10の回転で輸送されてくる粉体排出口12が開口
形成され、下流側の粉体機器(図示略)が接続される排
出口接続面14が設けられ、複数のネジ穴14aが設け
られている。このネジ穴14aにボルト14b(図2参
照)がねじ込まれ、ロータリーバルブ1の下部に圧送ア
ダプタ51が固定されている。
【0016】ロータ10は、側面から見ると、図5に示
した通り、円筒形状の筒状部15とこの筒状部15から
半径方向に放射状に延び出す複数の羽根16と、を備
え、粉体輸送室5を区画して、羽根16の間にトラフ1
7を形成するものである。筒状部15の中心穴にシャフ
ト7が嵌装されて、モータ20の駆動力により、矢印A
方向にシャフト7と一体的に回転可能となっているもの
である。これにより、粉体投入口11から投入された粉
体は、ロータ10の回転でトラフ17により輸送され、
粉体排出口12から下流側に排出されるようになってい
る。羽根16の先端の形状を耐摩耗性を向上させたクリ
スタルカット18を採用した。
【0017】圧送アダプタ51は空気源となるブロア
(図示略)から管状のブロックに形成された圧送アダプ
タ51の内部に圧力空気が供給され、粉体と空気の混合
比率を低い状態に保ちながら、低圧で高速輸送する低濃
度高速輸送構造となっている。圧送アダプタ51の内部
は、粉体排出口12に連通した投入シュート52と、投
入シュート52の両端に接続する接続パイプ53が取り
付けられている。この圧送アダプタ51は、接続パイプ
53のいずれか一方にブロア(図示略)を接続し、他方
にパイプライン(図示略)を接続する。ケーシング2の
粉体排出口12の内部には、駆動部側板3から従動部側
板4に渡って、空気吹出管80が取り付けられている。
この空気吹出管80の管壁にスリット81が水平方向に
連続的に設けられ、外部からパイプライン等で導入され
た圧力空気を粉体排出口12の内部の下方斜め方向W
(図9,図10参照)に噴射させてエアカーテンを形成
するようになっている。また、この空気吹出管80は、
ベアリング19a,19bを介して駆動部側板3及び従
動部側板4に取り付けられ手動又はモータ(図示略)に
より回転させることができるようになっている。なお、
スリット81の位置、形状は、空気の圧力、流路断面積
等によって、適宜採択可能である。例えば、スリット8
1を断続的に形成すること等も可能である。
【0018】ケーシング2、駆動部側板3、従動部側板
4、ロータ10、圧送アダプタ51はアルミニウムの表
面硬質加工処理、例えばマイト処理のなされた耐蝕性の
アルミニウムで鋳造されたものである。
【0019】上述したロータリーバルブ1によれば、粉
体排出口12から投入シュート52に投下された粉体は
圧送アダプタ51の内部に供給され、接続パイプ53を
介してパイプラインに圧送され、圧送アダプタ51にブ
ロア等を接続して低濃度高速輸送(粉体と空気の混合比
率を低くし、低圧力状態で高速輸送する方法)をする際
に、エアカーテンにより粉体排出口12付近の圧力を低
くすることで、ブロア(図示略)からの吹き出し空気
(大気圧以上の圧力)が粉体排出口12付近に影響を及
ぼさないようにして粉体の排出をより円滑にすることが
できる。また、ブロア(図示略)から吹き出す空気を上
方から前述のエアカーテンで押えつけているため空気輸
送を円滑にする。さらに、粉体を排出して空になったト
ラフ17へ空気を補給して、空気の風圧によって上に吹
き上がるようにし、ロータ10に入る空気の風量が減ら
ないようにロス分を補充する。また、空気吹出管80は
軸心回りに回転可能に取り付けられているため、工程終
了後に空気の吹出し角度を上方に変えて適宜の角度で空
気を吹き出してロータ10等の洗浄をすることもでき
る。さらに、圧送アダプタ51の高さを極力抑えて全体
の高さを低くできたため、装置全体がコンパクトになり
製粉工場等への設置が容易となる。
【0020】第2実施形態のロータリーバルブ201を
図7〜図16を参照して説明する。このロータリーバル
ブ201は第1実施形態と概ね同様の構成ではあるが、
ロータリーバルブ201の下部に、高さのある圧送アダ
プタ251が取り付けられ、空気源機械にコンプレッサ
(図示略)を用い、粉体と空気の混合比率を高い状態に
保ちながら高圧で低速輸送する高濃度低速輸送方式に適
用されたものである。
【0021】このロータリーバルブ201は、その高さ
と幅を規格寸法とし、要求される排出容量νに応じて、
ケーシング202及びロータ210の長さを変更するこ
とで、粉体供給排出量Qを変えることのできるものであ
り(前述(1)式参照)、製造効率が格段に向上したも
のである。さらに、駆動部側板203及び従動部側板2
04がエアーパージ用ポート(図示略)を備え粉体の送
り出しを円滑としたものである。なお、第2実施形態の
他の構成は第1実施形態と同様であることから、対応す
る部品番号は200番台として図示し説明は援用し、主
として、特徴的な構成を説明する。
【0022】このロータリーバルブ201は、図8に示
した通り、ケーシング202、駆動部側板203、従動
部側板204、ロータ210等の組み付け部品を、材質
をアルミニウムで統一したパーツとし、高さ、幅等も規
格化することで形状、材質的に共通化を図ったものであ
る。駆動部側板203及び従動部側板204をアルミニ
ウムの鋳造品とし、ケーシング202及びロータ210
を押し出し成形で製造し、所望の長さのものに切断する
ことで、所望の能力、即ち前述の(1)式の供給排出量
Qを簡単に得ることができ、製造効率を格段に向上さ
せ、製造コストを増加させることなく軽量化を達成した
ものである。即ち、各種サイズを取り揃えたケーシング
202とロータ210を、サイズの規格化された駆動部
側板203と従動部側板204とでサンドイッチ状に締
め込むことで、処理能力の異なる軽量化されたロータリ
ーバルブ201を容易に製造できるのである。
【0023】駆動部側板203と従動部側板204は、
配管の距離を短くするために、側板を厚くして、内部に
エアーパージ用ポート293,296がそれぞれ板面方
向に設けられている。これは従動側ベアリング206と
駆動側ベアリング226(図11参照)の内側空間に外
部から圧力空気を導入して粉体輸送室205との間隙に
エアパージ機構によりエアシールを形成するようにした
ものである。
【0024】このロータリーバルブ201は、図9、図
16に示した通り、ケーシング202の従動部側板20
4の外側面に円弧状の長溝である弛緩用ガーター270
が形成され、この弛緩用ガーター270は端部にそれぞ
れ入口連通穴271と出口連通穴272を備え、これに
より粉体輸送室205と連通することができるようにな
っている。また、弛緩用ガーター270の表面が円盤状
のカバー273(図11参照)で覆われており、外気と
遮断されている。図中、点線矢印の通り、戻り側のトラ
フ217aから供給側のトラフ217bへ空気を連通さ
せて逃がす構造となっており、戻り側の空気圧力(正
圧)を減圧させることができる。この弛緩用ガーター2
70は、ロータリーバルブ201下から粉体輸送を行う
場合、ロータリーバルブ201の粉体投入口211の圧
力は大気圧であるが、粉体排出口212の圧力は高くな
り、粉体排出口212から粉体投入口211へ隙間を通
って空気が逃げてしまう等の不都合があるが、この弛緩
用ガーター270によって、粉体排出口212の圧力と
粉体投入口211の圧力の差を少なくすることができ、
これにより空気の上方向への逃げ量を減少させ、粉体排
出口212の圧力を維持でき、粉体輸送を円滑にする効
果がある。さらに、ホース配管を不要とし、外観を向上
させたものである。
【0025】また、図12(a),(b)に示した通
り、空気吹出管280は管壁の下半分側に斜めに下方に
向けてスリット281形成され、左端部に管継手28
3が接続され、圧力空気が供給可能となったものであ
る。このスリット281は連続的に水平に設けてある
が、部分的でも良いし、断続的でも良いし、エアカーテ
ンと同様の機能を達成するためには様々な変形例が挙げ
られる。空気吹出管280を粉体排出口212のロータ
210の戻り側の位置に設け、図13の矢印Wの方向
(斜め下方)へエアカーテンを形成することで、粉体輸
送を円滑にするものである。また、空気吹出管280は
回転可能となっており、モータ(図示略)又は手動で回
転させることで、メインテナンス時に上方向等所望の方
向に空気を噴き出させて、ロータ210等に付着した粉
体を洗浄することができる。なお、スリット281の隙
間は図示のものに限らず、適宜の幅に設定が可能であ
る。
【0026】駆動部側板203にエアパージ機構を設け
ている。このエアパージ機構は、シャフト207の隙間
からの粉体のリークを防ぎ、駆動ベアリング226と
その内側に周設されたオイルシール291を収容するシ
ールハウジング内への粉体の侵入を防止するためのもの
であり、オイルシール291の内側に設けたエアパージ
リング292、エアパージリング292と連通するエア
パージポート(図示略)とを備えたものである。エアパ
ージポート(図示略)から空気を吹き出させることで、
エアシールが形成される。また、同様に、従動部側板2
04に、オイルシール294、その内側に設けたエアパ
ージリング295、エアパージリング295と連通する
エアパージポート(図示略)を備えた第2エアパージ機
構を設けているが、説明は前述の第1エアパージ機構の
説明を援用する。
【0027】図7、図9に示す通り、圧送アダプタ25
1の内部は、粉体排出口212に連通した投入ホッパ2
52と、投入ホッパ252に一体に取り付けられた接続
パイプ253が取り付けられている。この圧送アダプタ
251の内部には、投入ホッパ252の裏側に、コンプ
レッサ接続ユニット254が取り付けられ、このコンプ
レッサ接続ユニット254にコンプレッサ(図示略)を
接続して空気輸送の空気源とするようになっている。な
お、このコンプレッサ接続ユニット254は、管からな
りこの管の一端に管継手が接続され他端が閉じられた空
気吹出部255を備えている。この空気吹出部255
は、横方向に配置されたスリット256(図9参照)が
下方に設けられている。
【0028】第2実施形態のロータリーバルブ201
は、効果においては前記実施形態と概ね同様であるが、
本実施形態特有の効果としては、弛緩用ガーター270
により粉体排出口212の空気圧力を減圧させるように
したことで粉体の輸送効率が向上した。空気吹出管28
0により粉体輸送を効率化し、メインテナンス時に内部
を洗浄することができる。エアパージ機構によりシール
ハウジング内への粉体の侵入を防止できる。また、投入
ホッパ252から落下してプラグ状の脈動流となる粉体
流をエアカーテンで上方から押えつけてきれいな脈動を
作ることができる。また、圧送アダプタ251の内部に
高圧を供給するコンプレッサ接続ユニット254の吹出
口がスリット256になっていることで、図1
(a)、図14(a)、図15(a)に示した比較例と
して挙げる単純な円筒形断面260(図13(a)参
照)からの空気吹出しと対比して、図13(b)、図1
4(b)、図15(b)に示す通り乱流領域が底部に限
定化され、側面と上面には乱流は生じなくなるので、き
れいな脈動が作れるようになり、輸送効率の向上に貢献
できる。尚、比較例には本実施形態と同一番号にダッシ
ュを付して、本実施形態とは区別する。
【0029】第3実施形態のロータリーバルブ301を
図17(a),(b)を参照して説明する。このロータ
リーバルブ01は第1実施形態と概ね同様の構成では
あるが、空気吹出管80に代えて、ケーシング302の
内部の下部に円筒状溝部380を形成し、ここから縁辺
に向かって斜め下方にスリット381が形成され、粉体
排出口312に開口し、前述の円筒状溝部380へ継手
383が接続され、空気源(図示略)から圧力空気が供
給されることで、スリット381から空気が下部斜めに
噴出してエアカーテンを形成するようにしているもので
ある。また、粉体投入口311は左半部に、粉体排出口
312は右半部に形成されることで、それらは偏芯して
配置されている。なお、第3実施形態の他の構成は第1
実施形態と同様であることから、対応する部品番号は3
00番台として図示し説明は援用する。
【0030】第3実施形態のロータリーバルブ301
は、効果においては前記実施形態と概ね同様であるが、
本実施形態特有の効果としては、空気吹出管が不用とな
ることで、構成が簡素となり、取り付けが不用となり、
製造工程も簡素化できる利点がある。
【0031】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない
範囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、
それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれ
ることとなる。
【0032】請求項1及び2記載の発明によれば、粉体
の空気搬送効率を向上させることが可能になった。
タリーバルブの内部を空気により洗浄することが可能に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のロータリーバルブに圧
送アダプタが取り付けられた状態を表した一部破断正面
図である。
【図2】同左側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同ロータリーバルブを表した底面図である。
【図5】図1のA−A線に沿って切断した断面図であ
る。
【図6】同ロータリーバルブの左側面図である。
【図7】第2実施形態のロータリーバルブを表した一部
破断正面図である。
【図8】同ロータリーバルブを表した平面図である。
【図9】同ロータリーバルブを従動側から見た側面図で
ある。
【図10】同ロータリーバルブを駆動側から見た一部破
断側面図である。
【図11】本発明の第実施形態のロータリーバルブを
表した部分破断正面図である。
【図12】(a)はロータリーバルブのコンプレッサ接
続ユニットの空気吹き出し口部分の本実施形態の拡大正
面説明図、(b)は同部分の部分拡大面説明図であ
る。
【図13】(a)は比較例のロータリールブの作用を
示す側面図、(b)は本実施形態のロータリールブの
作用を示す側面図である。
【図14】(a)は比較例のロータリールブの作用を
示す正面図、(b)は本実施形態のロータリールブの
作用を示す正面図である。
【図15】(a)は比較例のロータリールブ(圧送ア
ダプタ部分)の作用を示す平面図、(b)は本実施形態
のロータリールブ(圧送アダプタ部分)の作用を示す
平面図である。
【図16】(a)はロータリールブのケーシングの弛
緩用ガーター付近の横断面図、(b)は同縦断面図で
る。
【図17】(a)は第3実施形態のロータリールブの
側面図、(b)は同底面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 65/30 - 63/48 B65G 53/00 - 53/28 B65G 53/32 - 53/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータリーバルブケーシングの下部に接続
    された、空気輸送通路を有する空気輸送部を備え、 粉体排出口にスリットを備えた空気吹出部を設け、該空
    気吹出部は、斜め下側に向かってエアカーテンを形成
    し、 該エアカーテンは、前記排出口の投下側のロータから投
    下される粉粒体と、戻り側のロータへ入ろうとする空気
    とを仕切るように設定され、前記空気吹出部は、ロータ
    リーバルブシャフトの方向に配置された管であり、該管
    に前記スリットを設け、前記管が回転可能であることを
    特徴とするロータリーバルブ
  2. 【請求項2】ロータリーバルブケーシングの下部に設け
    た粉体排出口に、スリットを備えた空気吹出部を設け、 該空気吹出部は、斜め下側に向かってエアカーテンを形
    成し、 該エアカーテンは、前記排出口の投下側のロータから投
    下される粉粒体と、戻り側のロータへ入ろうとする空気
    とを仕切るように設定され、前記空気吹出部は、ロータ
    リーバルブシャフトの方向に配置された管であり、該管
    に前記スリットを設け、前記管が回転可能であることを
    特徴とするロータリーバルブ
JP14624699A 1999-05-26 1999-05-26 ロータリーバルブ Expired - Lifetime JP3315095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14624699A JP3315095B2 (ja) 1999-05-26 1999-05-26 ロータリーバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14624699A JP3315095B2 (ja) 1999-05-26 1999-05-26 ロータリーバルブ

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001391597A Division JP3357040B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 ロータリーバルブ及び圧送アダプタ
JP2002105532A Division JP3382238B2 (ja) 2002-04-08 2002-04-08 ロータリーバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000335744A JP2000335744A (ja) 2000-12-05
JP3315095B2 true JP3315095B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=15403404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14624699A Expired - Lifetime JP3315095B2 (ja) 1999-05-26 1999-05-26 ロータリーバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3315095B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106429249A (zh) * 2016-10-11 2017-02-22 合肥旭龙机械有限公司 一种旋转卸料进出口防卡料结构
JP7131278B2 (ja) * 2018-10-10 2022-09-06 三菱瓦斯化学株式会社 軸封装置及び軸封システム
CN112744594A (zh) * 2021-01-20 2021-05-04 马鞍山意泰诺环保科技有限公司 一种锁风卸料装置阀及其实施方法
CN113697503A (zh) * 2021-07-22 2021-11-26 南京翔瑞粉体工程有限公司 一种上下两台双机串联使用旋转阀

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000335744A (ja) 2000-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3399931A (en) Feed mechanism
JP4990086B2 (ja) 粉粒体供給機
US3574411A (en) Side inlet rotary valve
JP3315095B2 (ja) ロータリーバルブ
JP3382238B2 (ja) ロータリーバルブ
JP3357040B2 (ja) ロータリーバルブ及び圧送アダプタ
CN109867143A (zh) 一种轻介共流气力连续输送系统
JP3177224B2 (ja) ロータリーフィーダー
JP2006240764A (ja) 粉粒体供給装置及び粉粒体輸送システム
JP4495827B2 (ja) 粉粒体輸送機器
JPH09240837A (ja) ロータリーフィーダ
CN111252556A (zh) 一种密封性强的气力输送装置
CN216826606U (zh) 一种立磨用回转阀
CN213899318U (zh) 一种卧式料浆泵
KR200216263Y1 (ko) 곡물 이송기
CN215557258U (zh) 一种面粉配粉关风系统
JPH02132012A (ja) スクリュポンプ
JP3336305B2 (ja) ロータリーバルブ
CN220164964U (zh) 一种适用于石灰输送的螺旋输送机
CN115447976A (zh) 螺旋输送机
CN212216247U (zh) 一种建筑砂料筛选装置
CN221051015U (zh) 一种两用接口星形给料机
CN218774849U (zh) 自吸上料式碾米机及其料斗结构
JP3550102B2 (ja) ロータリーフィーダ
JPH04313517A (ja) スラリー排送装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130607

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130607

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150607

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term