JP3314755B2 - キャリア検出装置 - Google Patents

キャリア検出装置

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JP3314755B2
JP3314755B2 JP11762699A JP11762699A JP3314755B2 JP 3314755 B2 JP3314755 B2 JP 3314755B2 JP 11762699 A JP11762699 A JP 11762699A JP 11762699 A JP11762699 A JP 11762699A JP 3314755 B2 JP3314755 B2 JP 3314755B2
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良雄 堀池
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線送受信機に用
いられるキャリア検出装置に関し、さらに詳しくは電波
を送信する前にチャンネルが空いているかどうかを確認
し空いている場合のみ電波の送信が可能とするシステム
において必須のキャリア検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来のキャリア検出装置の構成を
示す。図9において、1はアンテナに誘起された高周波
信号が高周波増幅器で増幅された後入力する高周波信号
入力端子、3は第一の混合器、4は第二の混合器、5は
ローカル発振器、6は位相調整手段、7は第一の位相シ
フト手段、8は第二の位相シフト手段、9は演算手段、
10はイメージキャンセル型周波数変換手段である。1
1はフィルタ、12はレベル検出手段、13は判定手
段、14はキャリア検出端子である。
【0003】高周波信号入力端子1に入力した高周波信
号は第一の混合器3及び第二の混合器4に入力する。ロ
ーカル発振器5で発生したローカル信号は第一の混合器
3に入力する第一のローカル信号と、第二の混合器に入
力する第二のローカル信号の位相差が90度になるよう
位相調整手段6により調整される。第一の混合器3では
第一のローカル信号と高周波信号入力端子1に入力した
高周波信号がかけ算され、第一のローカル信号と高周波
信号入力端子1に入力した高周波信号の差の周波数成分
が第一の混合器3の出力に生じる。同様に第二の混合器
の出力には第二のローカル信号と高周波信号入力端子1
に入力した高周波信号の差の周波数成分が出力する。そ
して第一の混合器3の出力と第二の混合器4の出力の位
相差は90度である。例えば高周波信号入力端子1に入
力する希望信号周波数に対してローカル発振器5の発振
周波数は450kHz低い周波数とする。そして希望信号
が入力した場合には、第一の混合器3の出力の方が第二
の混合器の出力に比べ位相が90度進んでいるとする。
第一の位相シフト手段7では第一の混合器の出力信号の
位相を45度進める。そして第二の位相シフト手段8で
は第二の混合器の出力信号の位相を45度遅らせる。従
って希望信号に対して演算手段9に入力する二つの信号
の位相差は180度となる。そして演算手段9は入力す
る二つの信号の引き算を行う。すなわち希望信号が高周
波信号入力端子1に入力した場合、演算手段9に入力す
る二つの信号が同相加算された形となり、演算手段9に
中間周波数450kHzの出力が生じる。
【0004】次にイメージ妨害信号が高周波信号入力端
子1に入力した場合を考える。イメージ妨害信号はロー
カル発振器5の発振周波数より450kHz低い周波数の
信号である。イメージ妨害信号に対しては、第一の混合
器3の出力の方が第二の混合器の出力に比べ位相が90
度遅れている。そして第一の位相シフト手段7では第一
の混合器の出力信号の位相を45度進める。そして第二
の位相シフト手段8では第二の混合器の出力信号の位相
を45度遅らせる。従ってイメージ妨害信号に対して演
算手段9に入力する二つの信号の位相差は0度となる。
そして演算手段9は入力する二つの信号の引き算を行
う。すなわちイメージ妨害信号が高周波信号入力端子1
に入力した場合、演算手段9に入力する二つの信号が同
相減算された形となり、演算手段9には出力が生じな
い。いわゆる周波数変換手段10はイメージキャンセル
型の周波数変換手段を構成している。
【0005】さて、フィルタ11は中心周波数が450
kHzのバンドパスフィルタである。そしてレベル検出手
段12で中間周波数450kHzの信号を検出すると判定
手段13は前記中間周波数450kHzの信号レベルが所
定のレベル以上あると希望信号が入力していると判定
し、キャリア検出端子14に出力を生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のキャリア検出装置では、イメージキャンセル型周波数
変換手段10のイメージキャンセル能力はせいぜい30
dB程度であり演算手段9の出力にイメージ妨害信号に
よる450kHz信号が出力し判定手段13においてキャ
リア有りと誤判定してしまうという課題があった。
【0007】また、上記課題を解決するためにはイメー
ジキャンセル型周波数変換手段10を用いているにも関
わらず高周波信号入力端子1の前段にイメージ妨害信号
を除去するためのフィルタを挿入する必要があり、コス
トアップになるという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために本発明のキャリア検出装置は、受信信号を中
間周波数に周波数変換する周波数変換手段と、前記中間
周波数を中心周波数とし所定の帯域を通過させるフィル
タと、前記フィルタからの信号レベルを検出するレベル
検出手段と、前記レベル検出手段により前記中間周波数
の信号を検出した場合受信状態を切り替える受信状態切
り替え手段と、前記受信状態切り替え手段により受信状
態を切り替える前の中間周波信号のレベルと切り替えた
の中間周波信号のレベルとからの二つの出力状態から
キャリア有無の判定を行う判定手段とで構成したもので
ある。そして、受信状態切り替え手段は周波数変換手段
のローカル周波数を中間周波数の2倍だけ変更する
【0009】本発明によればイメージ妨害信号によるレ
ベル検出か希望信号によるレベル検出かの識別をするこ
とが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、受信信号を中間周波数
に周波数変換する周波数変換手段と、前記中間周波数を
中心周波数とし所定の帯域を通過させるフィルタと、前
記フィルタからの信号レベルを検出するレベル検出手段
と、前記レベル検出手段により前記中間周波数の信号を
検出した場合受信状態を切り替える受信状態切り替え手
段と、前記受信状態切り替え手段により受信状態を切り
替える前と切り替えた後の二つの出力状態からキャリア
有無の判定を行う判定手段とで構成されている。そし
て、イメージ妨害信号によるレベル検出か希望信号によ
るレベル検出かの識別をすることができる。
【0011】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する二つのローカル信号の位相
差を調整する位相調整手段と、前記二つの混合器の出力
の相対位相をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相
シフト手段の二つの出力を加減算する係数を切り替える
機能を有した演算手段とで構成されたイメージキャンセ
ル型周波数変換手段であって、前記演算手段を受信状態
切り替え手段としている。そして、簡単な構成で受信状
態切り替え手段を構成でき、安価にイメージ妨害信号に
よるレベル検出か希望信号によるレベル検出かの識別を
することができる。
【0012】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する二つのローカル信号の位相
差を調整する位相調整手段と、前記二つの混合器の出力
の相対位相をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相
シフト手段の二つの出力を加減算する演算手段とで構成
されたイメージキャンセル型周波数変換手段であって、
前記位相調整手段は基準となるローカル信号に対して他
方のローカル信号の位相推移量をを切り替える機能を有
し、前記位相調整手段を受信状態切り替え手段としてい
る。そして、簡単な構成で受信状態切り替え手段を構成
でき、安価にイメージ妨害信号によるレベル検出か希望
信号によるレベル検出かの識別をすることができる。
【0013】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する二つのローカル信号の位相
差を調整する位相調整手段と、前記二つの混合器の出力
の相対位相をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相
シフト手段の二つの出力を加減算する演算手段とで構成
されたイメージキャンセル型周波数変換手段であって、
前記位相シフト手段は基準となる混合器出力に対して他
方の出力の位相推移量を切り替える機能を有し、前記位
相シフト手段を受信状態切り替え手段としている。そし
て、簡単な構成で受信状態切り替え手段を構成でき、安
価にイメージ妨害信号によるレベル検出か希望信号によ
るレベル検出かの識別をすることができる。
【0014】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する受信信号の位相差を調整す
る位相調整手段と、前記二つの混合器の出力の相対位相
をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相シフト手段
の二つの出力を加減算する係数を切り替える機能を有し
た演算手段とで構成されたイメージキャンセル型周波数
変換手段であって、前記演算手段を受信状態切り替え手
段としている。そして、簡単な構成で受信状態切り替え
手段を構成でき、安価にイメージ妨害信号によるレベル
検出か希望信号によるレベル検出かの識別をすることが
できる。
【0015】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する受信信号の位相差を調整す
る位相調整手段と、前記二つの混合器の出力の相対位相
をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相シフト手段
の二つの出力を加減算する演算手段とで構成されたイメ
ージキャンセル型周波数変換手段であって、前記位相調
整手段は基準となる混合器に入力する受信信号に対して
他方の混合器に入力する受信信号の位相推移量を切り替
える機能を有し、前記位相調整手段を受信状態切り替え
手段としている。そして、簡単な構成で受信状態切り替
え手段を構成でき、安価にイメージ妨害信号によるレベ
ル検出か希望信号によるレベル検出かの識別をすること
ができる。
【0016】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する受信信号の位相差を調整す
る位相調整手段と、前記二つの混合器の出力の相対位相
をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相シフト手段
の二つの出力を加減算する演算手段とで構成されたイメ
ージキャンセル型周波数変換手段であって、前記位相シ
フト手段は基準となる混合器出力に対して他方の出力の
位相推移量を切り替える機能を有し、前記位相シフト手
段を受信状態切り替え手段としている。そして、簡単な
構成で受信状態切り替え手段を構成でき、安価にイメー
ジ妨害信号によるレベル検出か希望信号によるレベル検
出かの識別をすることができる。
【0017】また、受信状態切り替え手段は周波数変換
手段のローカル周波数を2倍の中間周波数だけ変更する
よう構成している。そして、簡単な構成で受信状態切り
替え手段を構成でき、安価にイメージ妨害信号によるレ
ベル検出か希望信号によるレベル検出かの識別をするこ
とができる。
【0018】また、判定手段は、受信状態切り替え前の
レベル検出手段からの信号と受信状態切り替え後のレベ
ル検出手段からの信号を比較し、受信状態切り替え後の
検出レベルと受信状態切り替え前の検出レベルの比を求
め、前記求めた比がある値以上の場合所定レベル以上と
判定する。そして、より正確にイメージ妨害信号による
レベル検出か希望信号によるレベル検出かの識別をする
ことができる。
【0019】また、受信信号を中間周波数に周波数変換
する周波数変換手段と、前記中間周波数を中心周波数と
し所定の帯域を通過させるフィルタと、前記フィルタか
らの信号レベルを検出するレベル検出手段と、前記フィ
ルタからの信号の周波数或いは周波数の変化を検出する
周波数検出手段と、前記レベル検出手段により前記中間
周波数の信号を検出した場合受信状態を切り替える受信
状態切り替え手段と、受信状態切り替え後の前記周波数
検出手段からの信号が受信状態を切り替える前に比べ正
に変化したか負に変化したかによりキャリアの有無を判
定する判定手段とで構成されている。そして、より正確
にイメージ妨害信号によるレベル検出か希望信号による
レベル検出かの識別をすることができる。
【0020】また、受信状態切り替え手段はフィルタの
帯域幅以内の変更幅で周波数変換手段のローカル周波数
を変更する構成としている。そして、簡単な構成でイメ
ージ妨害信号によるレベル検出か希望信号によるレベル
検出かの識別をすることができる。
【0021】また、周波数変換手段は二つの混合器から
なるイメージキャンセル型周波数変換手段であることを
特徴としている。そして、高周波フィルタを不要にする
ことができる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0023】(実施例1) 図1は本発明の実施例1のキャリア検出装置のブロック
図である。
【0024】図1において、1はアンテナに誘起された
高周波信号が高周波増幅器で増幅された後入力する高周
波信号入力端子、3は第一の混合器、4は第二の混合
器、5はローカル発振器、6は位相調整手段、7は第一
の位相シフト手段、8は第二の位相シフト手段、9は演
算手段、10はイメージキャンセル型周波数変換手段で
ある。11はフィルタ、12はレベル検出手段、13は
判定手段、14はキャリア検出端子である。
【0025】イメージキャンセル型周波数変換手段10
のイメージキャンセル動作は従来例と同じである。レベ
ル検出手段12でフィルタ11を通過した中間周波信号
を検出すると演算手段9を制御する信号をレベル検出手
段12は出力する。演算手段9は前記レベル検出手段1
2からの制御信号を受信すると演算動作を引き算動作か
ら加算動作に切り替える。すなわち演算手段9が受信状
態切り替え手段を構成している。
【0026】従って希望信号が高周波信号入力端子1に
入力した場合には、演算手段9の二つの入力信号は18
0度の位相差があるため演算手段9で加算されると打ち
消し合って出力が生じない。一方イメージ妨害信号が高
周波信号入力端子1に入力した場合には、演算手段9の
二つの入力信号は同相になるため演算手段9で加算され
ると出力が2倍になって生じる。すなわち演算手段9を
切り替える前は希望信号が入力した場合に大きな出力が
生じ、演算手段9を切り替えた後はイメージ妨害信号が
入力した場合に大きな出力を生じることとなる。
【0027】よって、レベル検出手段12で演算手段9
を切り替えた後のフィルタ出力11から出力する中間周
波信号のレベルを検出し、前記レベルが所定レベル以上
の大きさがあればイメージ妨害信号であると判定手段1
3は判定し、キャリアなしとしてキャリア検出端子に出
力を生じない。所定レベルとして、あらかじめ定めた閾
値を用いてもいいが、演算手段9を切り替える前に検出
したフィルタ11からの信号レベルにある定数を掛けた
値を用いても良い。そして前記ある定数としてイメージ
キャンセル型周波数変換手段10でのイメージキャンセ
ル量と相関のある値を用いれば、検出レベルの絶対値に
影響されることなくより正確にイメージ妨害信号による
影響かどうかを識別できる。
【0028】なお本実施例では、切り替え動作として演
算手段9は減算と加算を切り替えているが減算或いは加
算の割合を切り替えてもよい。すなわち、イメージがキ
ャンセルされている状態からわずかに演算手段の加減算
の割合を変化させるだけでもイメージキャンセル量が大
きく劣化するため切り替え前と切り替え後のフィルタ1
1の出力レベルの変化でイメージ妨害信号かどうかを識
別できる。
【0029】(実施例2) 図2は本発明の実施例2のキャリア検出装置のブロック
図である。
【0030】図2において図1と同じ機能ブロックには
同じ番号を付与している。図1と異なる点は、受信状態
切り替え手段として位相調整手段6を用いている点であ
る。実施例1と同様にレベル検出手段12で中間周波信
号を検出すると位相調整手段6に対してレベル検出手段
12は制御信号を出力する。位相調整手段6は前記制御
信号を受信すると第一の混合器に出力する第一のローカ
ル信号の位相を180度反転させる。これにより第一ロ
ーカル信号と第二ローカル信号の位相の進み遅れ関係が
切り替え前と切り替え後で反転することとなる。よって
第一の混合器3の出力と第二の混合器4の出力の位相関
係も反転するので演算手段9の出力は実施例1の場合と
同様に位相調整手段6を切り替える前は希望信号が入力
した場合に大きな出力が生じ、位相調整手段6を切り替
えた後はイメージ妨害信号が入力した場合に大きな出力
を生じることとなる。
【0031】よって、レベル検出手段12で位相調整手
段6を切り替えた後のフィルタ出力11から出力する中
間周波信号のレベルを検出し、前記レベルが所定レベル
以上の大きさがあればイメージ妨害信号であると判定手
段13は判定し、キャリアなしとしてキャリア検出端子
に出力を生じない。所定レベルとして、あらかじめ定め
た閾値を用いてもいいが、位相調整手段6を切り替える
前に検出したフィルタ11からの信号レベルにある定数
を掛けた値を用いても良い。そして前記ある定数として
イメージキャンセル型周波数変換手段10でのイメージ
キャンセル量と相関のある値を用いれば、検出レベルの
絶対値に影響されることなくより正確にイメージ妨害信
号による影響かどうかを識別できる。
【0032】なお本実施例では、切り替え動作として位
相調整手段6の位相を180度反転させているが位相を
わずかに推移させてもよい。すなわち、イメージがキャ
ンセルされている状態からわずかに位相推移手段6の位
相推移量を変化させるだけでもイメージキャンセル量が
大きく劣化するため切り替え前と切り替え後のフィルタ
11の出力レベルの変化でイメージ妨害信号かどうかを
識別できる。
【0033】(実施例3) 図3は本発明の実施例3のキャリア検出装置のブロック
図である。
【0034】図3において図1と同じ機能ブロックには
同じ番号を付与している。図1と異なる点は、受信状態
切り替え手段として第二の位相シフト手段を用いている
点である。実施例1と同様にレベル検出手段12で中間
周波信号を検出すると第二の位相シフト手段8に対して
レベル検出手段は制御信号を出力する。第二の位相シフ
ト手段8は前記制御信号を受信すると演算手段9に出力
する出力信号を180度反転させる。これにより演算手
段9に入力する二つの入力信号の位相の進み遅れ関係が
切り替え前と切り替え後で反転することとなる。
【0035】よって演算手段9の出力は実施例1の場合
と同様に第二の位相シフト手段8を切り替える前は希望
信号が入力した場合に大きな出力が生じ、位相調整手段
6を切り替えた後はイメージ妨害信号が入力した場合に
大きな出力を生じることとなる。また、レベル検出手段
12で第二の位相シフト手段8を切り替えた後のフィル
タ出力11から出力する中間周波信号のレベルを検出
し、前記レベルが所定レベル以上の大きさがあればイメ
ージ妨害信号であると判定手段13は判定し、キャリア
なしとしてキャリア検出端子に出力を生じない。所定レ
ベルとして、あらかじめ定めた閾値を用いてもいいが、
第二の位相シフト手段8を切り替える前に検出したフィ
ルタ11からの信号レベルにある定数を掛けた値を用い
ても良い。そして前記ある定数としてイメージキャンセ
ル型周波数変換手段10でのイメージキャンセル量と相
関のある値を用いれば、検出レベルの絶対値に影響され
ることなくより正確にイメージ妨害信号による影響かど
うかを識別できる。
【0036】なお本実施例では、切り替え動作として第
二の位相シフト手段8の位相を180度反転させている
が位相をわずかに推移させてもよい。すなわち、イメー
ジがキャンセルされている状態からわずかに第二の位相
シフト手段8の位相推移量を変化させるだけでもイメー
ジキャンセル量が大きく劣化するため切り替え前と切り
替え後のフィルタ11の出力レベルの変化でイメージ妨
害信号かどうかを識別できる。
【0037】(実施例4) 図4は本発明の実施例4のキャリア検出装置のブロック
図である。
【0038】図4において図1と同じ機能ブロックには
同じ番号を付与している。図1と異なる点は、位相調整
手段6の配置されている位置である。すなわち第一の混
合器3及び第二の混合器4のローカル信号は同位相の信
号を用いる代わりに、高周波信号入力端子1に入力した
高周波信号を第二の混合器4に対しては位相調整手段6
を介して位相を90度シフトして入力している。これに
より実施例1と同様に第一の混合器3の出力と第二の混
合器4の出力の位相差は90度となる。そして演算手段
9を切り替える前は希望信号が入力した場合に大きな出
力が生じ、演算手段9を切り替えた後はイメージ妨害信
号が入力した場合に大きな出力を生じることとなる。
【0039】よって、レベル検出手段12で演算手段9
を切り替えた後のフィルタ出力11から出力する中間周
波信号のレベルを検出し、前記レベルが所定レベル以上
の大きさがあればイメージ妨害信号であると判定手段1
3は判定し、キャリアなしとしてキャリア検出端子に出
力を生じない。所定レベルとして、あらかじめ定めた閾
値を用いてもいいが、演算手段9を切り替える前に検出
したフィルタ11からの信号レベルにある定数を掛けた
値を用いても良い。そして前記ある定数としてイメージ
キャンセル型周波数変換手段10でのイメージキャンセ
ル量と相関のある値を用いれば、検出レベルの絶対値に
影響されることなくより正確にイメージ妨害信号による
影響かどうかを識別できる。
【0040】なお本実施例では、切り替え動作として演
算手段9は減算と加算を切り替えているが減算或いは加
算の割合を切り替えてもよい。すなわち、イメージがキ
ャンセルされている状態からわずかに演算手段の加減算
の割合を変化させるだけでもイメージキャンセル量が大
きく劣化するため切り替え前と切り替え後のフィルタ1
1の出力レベルの変化でイメージ妨害信号かどうかを識
別できる。
【0041】(実施例5) 図5は本発明の実施例5のキャリア検出装置のブロック
図である。
【0042】図5において図2と同じ機能ブロックには
同じ番号を付与している。図2と異なる点は、位相調整
手段6の配置されている位置である。すなわち第一の混
合器3及び第二の混合器4のローカル信号は同位相の信
号を用いる代わりに、高周波信号入力端子1に入力した
高周波信号を第二の混合器4に対しては位相調整手段6
を介して位相を90度シフトして入力している。これに
より実施例1と同様に第一の混合器3の出力と第二の混
合器4の出力の位相差は90度となる。そして位相調整
手段6を切り替える前は希望信号が入力した場合に大き
な出力が生じ、位相調整手段6を切り替えた後はイメー
ジ妨害信号が入力した場合に大きな出力を生じることと
なる。
【0043】よって、レベル検出手段12で位相調整手
段6を切り替えた後のフィルタ出力11から出力する中
間周波信号のレベルを検出し、前記レベルが所定レベル
以上の大きさがあればイメージ妨害信号であると判定手
段13は判定し、キャリアなしとしてキャリア検出端子
に出力を生じない。所定レベルとして、あらかじめ定め
た閾値を用いてもいいが、位相調整手段6を切り替える
前に検出したフィルタ11からの信号レベルにある定数
を掛けた値を用いても良い。そして前記ある定数として
イメージキャンセル型周波数変換手段10でのイメージ
キャンセル量と相関のある値を用いれば、検出レベルの
絶対値に影響されることなくより正確にイメージ妨害信
号による影響かどうかを識別できる。
【0044】なお本実施例では、切り替え動作として位
相調整手段6の位相を180度反転させているが位相を
わずかに推移させてもよい。すなわち、イメージがキャ
ンセルされている状態からわずかに位相推移手段6の位
相推移量を変化させるだけでもイメージキャンセル量が
大きく劣化するため切り替え前と切り替え後のフィルタ
11の出力レベルの変化でイメージ妨害信号かどうかを
識別できる。
【0045】(実施例6) 図6は本発明の実施例6のキャリア検出装置のブロック
図である。
【0046】図6において図3と同じ機能ブロックには
同じ番号を付与している。図3と異なる点は、位相調整
手段6の配置されている位置である。すなわち第一の混
合器3及び第二の混合器4のローカル信号は同位相の信
号を用いる代わりに、高周波信号入力端子1に入力した
高周波信号を第二の混合器4に対しては位相調整手段6
を介して位相を90度シフトして入力している。これに
より実施例1と同様に第一の混合器3の出力と第二の混
合器4の出力の位相差は90度となる。そして演算手段
9の出力は実施例3の場合と同様に第二の位相シフト手
段8を切り替える前は希望信号が入力した場合に大きな
出力が生じ、位相調整手段6を切り替えた後はイメージ
妨害信号が入力した場合に大きな出力を生じることとな
る。
【0047】よって、レベル検出手段12で第二の位相
シフト手段8を切り替えた後のフィルタ出力11から出
力する中間周波信号のレベルを検出し、前記レベルが所
定レベル以上の大きさがあればイメージ妨害信号である
と判定手段13は判定し、キャリアなしとしてキャリア
検出端子に出力を生じない。所定レベルとして、あらか
じめ定めた閾値を用いてもいいが、第二の位相シフト手
段8を切り替える前に検出したフィルタ11からの信号
レベルにある定数を掛けた値を用いても良い。そして前
記ある定数としてイメージキャンセル型周波数変換手段
10でのイメージキャンセル量と相関のある値を用いれ
ば、検出レベルの絶対値に影響されることなくより正確
にイメージ妨害信号による影響かどうかを識別できる。
【0048】なお本実施例では、切り替え動作として第
二の位相シフト手段8の位相を180度反転させている
が位相をわずかに推移させてもよい。すなわち、イメー
ジがキャンセルされている状態からわずかに第二の位相
シフト手段8の位相推移量を変化させるだけでもイメー
ジキャンセル量が大きく劣化するため切り替え前と切り
替え後のフィルタ11の出力レベルの変化でイメージ妨
害信号かどうかを識別できる。
【0049】(実施例7) 図7は本発明の実施例7のキャリア検出装置のブロック
図である。
【0050】図7において図1と同じ機能ブロックには
同じ番号を付与している。図1と異なる点は、受信状態
切り替え手段としてローカル発振器5を用いている点で
ある。実施例1と同様にレベル検出手段12で中間周波
信号を検出するとローカル発振器5に対してレベル検出
手段12は制御信号を出力する。ローカル発振器5は前
記制御信号を受信すると発振周波数を中間周波数の2倍
だけ高い方にシフトさせる。従って切り替える前と切り
替え後ではイメージ妨害信号の周波数が異なることとな
る。よって切り替える前にイメージ妨害によりレベル検
出手段12で中間周波信号を検出したとしても切り替え
後ではイメージ妨害信号の周波数が異なるため、中間周
波信号に妨害が生じない。よってレベル検出手段12で
信号を検出しないため、判定手段13はキャリア無しと
判定する。
【0051】(実施例8) 図8は本発明の実施例8のキャリア検出装置のブロック
図である。
【0052】図8において図7と同じ機能ブロックには
同じ番号を付与している。図7と異なる点は、周波数検
出手段15を新たに設けて、周波数検出手段15の出力
を判定手段12の入力にしている点である。実施例1と
同様にレベル検出手段12で中間周波信号を検出すると
ローカル発振器5に対してレベル検出手段12は制御信
号を出力する。ローカル発振器5は前記制御信号を受信
すると発振周波数をフィルタ11の帯域幅以下の変化で
シフトさせる。希望信号に対してローカル発振器5の発
振周波数が低い場合、レベル検出手段12からの制御信
号でローカル発振周波数が若干高い方にシフトしたとす
ると希望信号を中間周波数に変換したとき中間周波数が
低い方にシフトする。一方イメージ妨害信号を受信して
いる場合は、中間周波数が高い方にシフトする。
【0053】よって、切り替える前と切り替え後では中
間周波数がどちらにシフトしたかを周波数検出手段15
で検出することにより希望信号を受信したのかイメージ
妨害信号を受信したのかを判定手段13により識別でき
る。
【0054】なお、周波数検出手段は周波数を計測する
ものでも良いし、FM検波器のようなSカーブ特性を持
ったものを用いても良い。また、実施例1から実施例8
において、第一の位相シフト手段7と第二の位相シフト
手段8の二つの位相シフト手段を用いているが、一つの
90度位相シフトのできる位相シフト手段を用いても良
い。その場合は例えば第一の位相シフト手段7の位置に
前記90度位相シフトのできる位相シフト手段を設け、
第二の位相シフト手段8は省略することとなる。同様に
位相調整手段6の代わりに、それぞれ45度位相を逆方
向にシフトさせるふたつの位相調整手段を用いても良
い。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の
キャリア検出装置によれば次の効果が得られる。
【0056】受信信号を中間周波数に周波数変換する周
波数変換手段と、前記中間周波数を中心周波数とし所定
の帯域を通過させるフィルタと、前記フィルタからの信
号レベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出
手段により前記中間周波数の信号を検出した場合受信状
態を切り替える受信状態切り替え手段と、前記受信状態
切り替え手段により受信状態を切り替える前と切り替え
た後の二つの出力状態からキャリア有無の判定を行う判
定手段とで構成されているため、イメージ妨害信号によ
るレベル検出か希望信号によるレベル検出かの識別をす
ることができ、イメージ妨害信号により送信できないと
いう課題を解決できる。
【0057】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する二つのローカル信号の位相
差を調整する位相調整手段と、前記二つの混合器の出力
の相対位相をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相
シフト手段の二つの出力を加減算する係数を切り替える
機能を有した演算手段とで構成されたイメージキャンセ
ル型周波数変換手段であって、前記演算手段を受信状態
切り替え手段としているため、簡単な構成で受信状態切
り替え手段を構成でき、安価にイメージ妨害信号による
レベル検出か希望信号によるレベル検出かの識別をする
ことができる。
【0058】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する二つのローカル信号の位相
差を調整する位相調整手段と、前記二つの混合器の出力
の相対位相をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相
シフト手段の二つの出力を加減算する演算手段とで構成
されたイメージキャンセル型周波数変換手段であって、
前記位相調整手段は基準となるローカル信号に対して他
方のローカル信号の位相推移量を切り替える機能を有
し、前記位相調整手段を受信状態切り替え手段としてい
るため、簡単な構成で受信状態切り替え手段を構成で
き、安価にイメージ妨害信号によるレベル検出か希望信
号によるレベル検出かの識別をすることができる。
【0059】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する二つのローカル信号の位相
差を調整する位相調整手段と、前記二つの混合器の出力
の相対位相をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相
シフト手段の二つの出力を加減算する演算手段とで構成
されたイメージキャンセル型周波数変換手段であって、
前記位相シフト手段は基準となる混合器出力に対して他
方の出力の位相推移量を切り替える機能を有し、前記位
相シフト手段を受信状態切り替え手段としているため、
簡単な構成で受信状態切り替え手段を構成でき、安価に
イメージ妨害信号によるレベル検出か希望信号によるレ
ベル検出かの識別をすることができる。
【0060】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する受信信号の位相差を調整す
る位相調整手段と、前記二つの混合器の出力の相対位相
をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相シフト手段
の二つの出力を加減算する係数を切り替える機能を有し
た演算手段とで構成されたイメージキャンセル型周波数
変換手段であって、前記演算手段を受信状態切り替え手
段としているため、簡単な構成で受信状態切り替え手段
を構成でき、安価にイメージ妨害信号によるレベル検出
か希望信号によるレベル検出かの識別をすることができ
る。
【0061】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する受信信号の位相差を調整す
る位相調整手段と、前記二つの混合器の出力の相対位相
をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相シフト手段
の二つの出力を加減算する演算手段とで構成されたイメ
ージキャンセル型周波数変換手段であって、前記位相調
整手段は基準となる混合器に入力する受信信号に対して
他方の混合器に入力する受信信号の位相推移量を切り替
える機能を有し、前記位相調整手段を受信状態切り替え
手段としているため、簡単な構成で受信状態切り替え手
段を構成でき、安価にイメージ妨害信号によるレベル検
出か希望信号によるレベル検出かの識別をすることがで
きる。
【0062】また、周波数変換手段は二つの混合器と、
前記二つの混合器に入力する受信信号の位相差を調整す
る位相調整手段と、前記二つの混合器の出力の相対位相
をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相シフト手段
の二つの出力を加減算する演算手段とで構成されたイメ
ージキャンセル型周波数変換手段であって、前記位相シ
フト手段は基準となる混合器出力に対して他方の出力の
位相推移量を切り替える機能を有し、前記位相シフト手
段を受信状態切り替え手段としているため、簡単な構成
で受信状態切り替え手段を構成でき、安価にイメージ妨
害信号によるレベル検出か希望信号によるレベル検出か
の識別をすることができる。
【0063】また、受信状態切り替え手段は周波数変換
手段のローカル周波数を2倍の中間周波数だけ変更する
よう構成しているため、簡単な構成で受信状態切り替え
手段を構成でき、安価にイメージ妨害信号によるレベル
検出か希望信号によるレベル検出かの識別をすることが
できる。
【0064】また、判定手段は、受信状態切り替え前の
レベル検出手段からの信号と受信状態切り替え後のレベ
ル検出手段からの信号を比較し、受信状態切り替え後の
検出レベルと受信状態切り替え前の検出レベルの比を求
め、前記求めた比がある値以上の場合所定レベル以上と
判定するため、より正確にイメージ妨害信号によるレベ
ル検出か希望信号によるレベル検出かの識別をすること
ができる。
【0065】また、受信信号を中間周波数に周波数変換
する周波数変換手段と、前記中間周波数を中心周波数と
し所定の帯域を通過させるフィルタと、前記フィルタか
らの信号レベルを検出するレベル検出手段と、前記フィ
ルタからの信号の周波数或いは周波数の変化を検出する
周波数検出手段と、前記レベル検出手段により前記中間
周波数の信号を検出した場合受信状態を切り替える受信
状態切り替え手段と、受信状態切り替え後の前記周波数
検出手段からの信号が受信状態を切り替える前に比べ正
に変化したか負に変化したかによりキャリアの有無を判
定する判定手段とで構成されているため、より正確にイ
メージ妨害信号によるレベル検出か希望信号によるレベ
ル検出かの識別をすることができる。
【0066】また、受信状態切り替え手段はフィルタの
帯域幅以内の変更幅で周波数変換手段のローカル周波数
を変更する構成としているため、簡単な構成でイメージ
妨害信号によるレベル検出か希望信号によるレベル検出
かの識別をすることができる。
【0067】また、周波数変換手段は二つの混合器から
なるイメージキャンセル型周波数変換手段であることを
特徴としているため、高周波フィルタを不要にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のキャリア検出装置のブロッ
ク図
【図2】本発明の実施例2のキャリア検出装置のブロッ
ク図
【図3】本発明の実施例3のキャリア検出装置のブロッ
ク図
【図4】本発明の実施例4のキャリア検出装置のブロッ
ク図
【図5】本発明の実施例5のキャリア検出装置のブロッ
ク図
【図6】本発明の実施例6のキャリア検出装置のブロッ
ク図
【図7】本発明の実施例7のキャリア検出装置のブロッ
ク図
【図8】本発明の実施例8のキャリア検出装置のブロッ
ク図
【図9】従来のキャリア検出装置のブロック図
【符号の説明】
3 第一の混合器 4 第二の混合器 5 ローカル発振器 6 位相調整手段 7 第一の位相シフト手段 8 第二の位相シフト手段 9 演算手段 10 イメージキャンセル型周波数変換手段 11 フィルタ 12 レベル検出手段 13 判定手段 15 周波数検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/26 H04B 1/10

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を中間周波数に変換する周波数
    変換手段と、前記中間周波数を中心周波数とし所定の帯
    域を通過させるフィルタと、前記フィルタからの信号レ
    ベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段
    により前記中間周波数の信号を検出した場合、受信状態
    を切り替える受信状態切り替え手段と、前記受信状態切
    り替え手段により受信状態を切り替える前の中間周波信
    号のレベルと切り替えた後の中間周波信号のレベルとか
    キャリア有無の判定を行う判定手段とを備えたキャリ
    ア検出装置であって、前記受信状態切り替え手段は周波
    数変換手段のローカル周波数を中間周波数の2倍だけ変
    更するよう構成したキャリア検出装置。
  2. 【請求項2】 受信信号を中間周波数に変換する周波数
    変換手段と、前記中間周波数を中心周波数とし所定の帯
    域を通過させるフィルタと、前記フィルタからの信号レ
    ベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段
    により前記中間周波数の信号を検出した場合、受信状態
    を切り替える受信状態切り替え手段と、前記受信状態切
    り替え手段により受信状態を切り替える前と切り替えた
    後の中間周波信号レベル同士を比較することによりキャ
    リア有無の判定を行う判定手段とを備えたキャリア検出
    装置であって、前記周波数変換手段は二つの混合器と、
    前記二つの混合器に入力する二つのローカル信号または
    受信信号の位相差を調整する位相調整手段と、前記二つ
    の混合器の出力の相対位相をシフトさせる位相シフト手
    段と、前記位相シフト手段の二つの出力を加減算する係
    数を切り替える機能を有した演算手段とで構成されたイ
    メージキャンセル型周波数変換手段であって、前記演算
    手段を受信状態切り替え手段としたキャリア検出装置。
  3. 【請求項3】 受信信号を中間周波数に変換する周波数
    変換手段と、前記中間周波数を中心周波数とし所定の帯
    域を通過させるフィルタと、前記フィルタからの信号レ
    ベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段
    により前記中間周波数の信号を検出した場合、受信状態
    を切り替える受信状態切り替え手段と、前記受信状態切
    り替え手段により受信状態を切り替える前と切り替えた
    後の中間 周波信号ベル同士を比較することによりキャリ
    ア有無の判定を行う判定手段とを備えたキャリア検出装
    置であって、前記周波数変換手段は二つの混合器と、前
    記二つの混合器に入力する二つのローカル信号の位相差
    を調整する位相調整手段と、前記二つの混合器の出力の
    相対位相をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相シ
    フト手段の二つの出力を加減算する演算手段とで構成さ
    れたイメージキャンセル型周波数変換手段であって、前
    記位相調整手段は基準となるローカル信号に対して他方
    のローカル信号の位相推移量を切り替える機能を有し、
    前記位相調整手段を受信状態切り替え手段としたキャ
    ア検出装置。
  4. 【請求項4】 受信信号を中間周波数に変換する周波数
    変換手段と、前記中間周波数を中心周波数とし所定の帯
    域を通過させるフィルタと、前記フィルタからの信号レ
    ベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段
    により前記中間周波数の信号を検出した場合、受信状態
    を切り替える受信状態切り替え手段と、前記受信状態切
    り替え手段により受信状態を切り替える前と切り替えた
    後の中間周波信号レベル同士を比較することによりキャ
    リア有無の判定を行う判定手段とを備えたキャリア検出
    装置であって、前記周波数変換手段は二つの混合器と、
    前記二つの混合器に入力する二つのローカル信号または
    受信信号の位相差を調整する位相調整手段と、前記二つ
    の混合器の出力の相対位相をシフトさせる位相シフト手
    段と、前記位相シフト手段の二つの出力を加減算する演
    算手段とで構成されたイメージキャンセル型周波数変換
    手段であって、前記位相シフト手段は基準となる混合器
    出力に対して他方の出力の位相推移量を切り替える機能
    を有し、前記位相シフト手段を受信状態切り替え手段と
    したキャリア検出装置。
  5. 【請求項5】 受信信号を中間周波数に変換する周波数
    変換手段と、前記中間周波数を中心周波数とし所定の帯
    域を通過させるフィルタと、前記フィルタからの信号レ
    ベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段
    により前記中間周波数の信号を検出した場合、受信状態
    を切り替える受信状態切り替え手段と、前記受信状態切
    り替え手段により受信状態を切り替える前と切り替えた
    後の中間周波信号レベル同士を比較することによりキャ
    リア有無の判定を行う判定手段とを備えたキャリア検出
    装置であって、前記周波数変換手段は二つの混合器と、
    前記二つの混合器に入力する受信信号の位相差を調整す
    る位相調整手段と、前記二 つの混合器の出力の相対位相
    をシフトさせる位相シフト手段と、前記位相シフト手段
    の二つの出力を加減算する演算手段とで構成されたイメ
    ージキャンセル型周波数変換手段であって、前記位相調
    整手段は基準となる混合器に入力する受信信号に対して
    他方の混合器に入力する受信信号の位相推移量を切り替
    える機能を有し、前記位相調整手段を受信状態切り替え
    手段としたキャリア検出装置。
  6. 【請求項6】 判定手段は、受信状態切り替え前のレベ
    ル検出手段からの信号と受信状態切り替え後のレベル検
    出手段からの信号を比較し、受信状態切り替え後の検出
    レベルと受信状態切り替え前の検出レベルの比を求め、
    前記求めた比がある値以上であるか否かを判定すること
    によりキャリアの有無を判定する請求項1〜5のいずれ
    か1項記載のキャリア検出装置。
  7. 【請求項7】 受信信号を中間周波数に周波数変換する
    周波数変換手段と、前記中間周波数を中心周波数とし所
    定の帯域を通過させるフィルタと、前記フィルタからの
    信号レベルを検出するレベル検出手段と、前記フィルタ
    からの信号の周波数或いは周波数の変化を検出する周波
    数検出手段と、前記レベル検出手段により前記中間周波
    数の信号を検出した場合受信状態を切り替える受信状態
    切り替え手段と、受信状態切り替え後の前記周波数検出
    手段で検出した周波数が受信状態を切り替える前に比べ
    正に変化したか負に変化したかによりキャリアの有無を
    判定する判定手段とを備えたキャリア検出装置。
  8. 【請求項8】 受信状態切り替え手段はフィルタの帯域
    幅以内の変更幅で周波数変換手段のローカル周波数を変
    更する請求項7記載のキャリア検出装置。
  9. 【請求項9】 周波数変換手段は二つの混合器からなる
    イメージキャンセル型周波数変換手段である請求項1、
    7又は8記載のキャリア検出装置。
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