JP2007180639A - 無線機、制御方法及びプログラム - Google Patents

無線機、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デジタル及びアナログの無線通信が並存する状況下、デジタル式無線端末10において、目的通信チャンネルがアナログ無線通信の空きチャンネルとなっている否かを的確に検出する。
【解決手段】目的通信チャンネルの周波数FcoのRSSIを測定する。次に、Fcoより所定量小さい周波数FclのRSSIを測定する。FcoのRSSIからFclのRSSIを推定する。FclのRSSIの推定値は、誤差を含めたEu〜Elの範囲で定義する。FclのRSSIの測定値が、FclのEu〜El外であれば、FcoのRSSIは非ピークであり、目的通信チャンネルは空きチャンネルと判断する。FclのEu〜El内であれば、Fcoより所定量大きい周波数Fchに対して同様なことを行う。Fchにおいても、FchのRSSIの測定値が、FclのEu〜El内であれば、FcoのRSSIはピークであり、目的通信チャンネルはBUSYと判断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、空きチャンネルの検出機能を装備する無線機、制御方法及びプログラムに関するものである。
無線通信システムでは、混信防止のために、送信チャンネルの使用に先立ち、該送信チャンネルが空きチャンネルとなっているかを確認する機能が各送信機に必要になる。
図8は従来のアナログ式無線端末100のブロック図である。該ブロック図におけるアナログ式無線端末100の各素子は、スケルチ回路101及びA/D変換器102を除いて、後述の図1における同符号の素子と同一であり、詳細についての説明は省略し、空きチャンネル検出機能に関する主要点についてのみ説明する。
スケルチ回路101は、混合器15において同調させている周波数、すなわちアナログ式無線端末100が選択しているチャンネルの周波数の電波強度をFM検波IC35の出力から検出し、それを出力する。混合器15において同調されている現在選択中のチャンネルがBUSY(使用中)である場合、スケルチ回路101の出力レベルは所定値以上となる。
A/D変換器102は、スケルチ回路101の出力をA/D変換して、CPU41へ出力する。CPU41は、アナログ式無線端末100が選択しているチャンネルがBUSYであるか否かをA/D変換器102からの入力に基づき判定する。すなわち、アナログ式無線端末100が選択しているチャンネルの周波数の電波強度が所定値以上である場合、該チャンネルはBUSYであると判断し、また、所定値未満である場合には、該チャンネルは空きチャンネルであると判断する。
図9は従来のデジタル式無線端末110のブロック図である。該ブロック図におけるデジタル式無線端末110の各素子は、後述の図1における同符号の素子と同一であり、詳細についての説明は省略し、空きチャンネル検出機能に関する主要点についてのみ説明する。
混合器15における同調によりデジタル式無線端末110が選択したチャンネルの受信信号は、FM検波IC35において検波されてからDSP(Digital Signal Processor)39へ送られる。DSP39は、FM検波IC35からの入力信号からデジタルデータを生成する。そして、生成したデジタルデータが、所定のフレーム同期符号を含み、該フレーム同期符号が周期的に受信できる場合には、該選択チャンネルはBUSYであると判断する。
特許文献1は、スケルチゲートを開閉するスケルチ制御部を開示する。該スケルチ制御部は、検波信号内のノイズを整流した整流電圧が、通信信号の強度低下に伴って増大することに着目し、ノイズの周波数範囲を複数の周波数区分に分割し、各周波数区分ごとに、ノイズ整流電圧を生成して、各基準値とそれぞれ対比して、それら対比に基づきスケルチゲートを開閉している。
特開2004−56183号公報
アナログ無線通信システムからデジタル無線通信システムへ移行する場合、無線端末や無線中継システムをすべて一括してアナログのものからデジタルのものへ転換することは、コスト上及びシステム安定性の維持上、難しい。したがって、時間をかけて、新システムへ徐々に移行する方法が取られている。
この移行期間中は、アナログ無線通信システムとデジタル無線通信システムとが並存するシステムとなるため、両者の混信を防止するために、デジタル無線通信システムの使用者は、自分の通信に先立ち、使用しようとするチャンネルにおけるアナログ無線通信システムの通信の有無を確認する必要がある。
しかしながら、アナログ無線通信システムとデジタル無線通信システムとでは、前述のアナログ式無線端末100及びデジタル式無線端末110で説明したように、BUSYの検出方法が異なっている。すなわち、従来のデジタル式無線端末110は、フレーム同期符号の有無からBUSYを検出する方式を使って、アナログ無線通信システムにおけるチャンネルのBUSYを検出することは困難である。
特許文献1のスケルチ制御装置は、直接にはスケルチ回路の開閉制御に関し、そのスケルチ制御部をBUSY検出に適用できるかもしれないが、適用した場合には、各周波数区分ごとに、帯域通過フィルタ、増幅器及び整流器を必要とし(特許文献1の図1の符号19のブロック内を参照。)、部品点数が増大する。
本発明の目的は、スケルチ回路を装備せずに、各チャンネルの電波の使用の有無を的確に検出できる無線機、制御方法及びプログラムを提供することである。
本発明の無線機は次の手段を備えている。
目的通信チャンネルの周波数におけるRSSI(Receive Signal Strength Indication)が、目的通信チャンネルの周波数を中間に含む所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを判定する判定手段、及び
判定手段が非ピークであると判定した場合は、目的通信チャンネルは空きチャンネルとする空きチャンネル検出手段。
本発明の無線機制御方法は次のステップを備えている。
目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが、目的通信チャンネルの周波数を中間に含む所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを判定するステップ、及び
目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが、目的通信チャンネルの周波数を中間に含む所定の周波数範囲における非ピークであると判定した場合は、目的通信チャンネルは空きチャンネルとするステップ。
本発明のプログラムは、本発明の無線機の各手段としてコンピュータを機能させる。
本発明によれば、目的通信チャンネルの周波数が、該周波数を中間に含む所定周波数範囲における非ピークとなっているか否かにより、目的通信チャンネルが空きチャンネルとなっているか否かを的確に検出できる。
図1はデジタル式無線端末10のブロック図である。受信信号入力部11は、アンテナ(図示せず)より受信信号を入力される。該受信信号は、デジタル信号の場合だけでなく、アナログ信号の場合もある。しかし、デジタル式無線端末10は、受信信号がデジタル信号である場合のみ、後述のDSP39において復号して、受信信号内の音声を出力できるようになっている。受信信号入力部11の受信信号は帯域通過フィルタ12、RF増幅器13及び帯域通過フィルタ14を経て混合器15へ入力される。
混合器15では、帯域通過フィルタ14からのRF信号に受信PLL42からの発振信号を混合させて、IF信号が生成される。スイッチ20は、混合器15からのIF信号を入力される入力端子21と、2個の出力端子22,23とを備えている。各チャンネルが空きチャンネル及びBUSYのいずれであるかを測定する期間では、入力端子21は測定用広帯域受信フィルタとしての測定用MCF(Monolithic Crystal Filter)26側の出力端子22へ接続される。相手の無線端末との通信時では、入力端子21は、通常の通信用受信フィルタとしての受信用MCF30側の出力端子23へ接続される。
測定用MCF26は、妨害波を減衰させずに、各周波数のRSSIを正確に測定する役割を果たし、受信用MCF30より通過帯域を広くされている。測定用IF増幅器27は、RSSI測定期間に、意図しない過大な受信信号によりFM検波IC35を破損させない役割を果たし、受信用IF増幅器31より利得を小さくされている。出力端子22のIF信号は、測定用MCF26を経て、測定用IF増幅器27へ送られ、測定用IF増幅器27において増幅されてから、FM検波IC35へ送られる。
出力端子23のIF信号は、受信用MCF30を経て、受信用IF増幅器31へ送られ、受信用IF増幅器31において増幅されてから、FM検波IC35へ送られる。
FM検波IC35は、所定周波数の発振信号2ndを入力されて二次IF信号を生成するとともに、二次IF信号を検波して、検波信号をDSP39へ送る。DSP39は、検波信号を復号することによりデジタル信号を生成し、次に、該デジタル信号からアナログのオーディオ信号を生成して、スピーカ(図示せず)へ出力する。
FM検波IC35はRSSI(Receive Signal Strength Indication)をA/D変換器40へ出力する。A/D変換器40は、それをA/D変換し、CPU41へ送る。CPU41は、スイッチ20の切替位置及び受信PLL42の発振周波数を制御するとともに、A/D変換器40からの入力信号から各周波数におけるRSSIを知得する。
空きチャンネルを見つけるためのRSSIの測定期間では、スイッチ20は入力端子21を出力端子22へ接続する。そして、CPU41は、混合器15においてIF信号へ変換するRF信号が、RSSIを測定する周波数のものとなるように、受信PLL42への制御信号を制御する。
図2及び図3はデジタル式無線端末10による空きチャンネルの検出原理を説明する図である。図2及び図3では、周波数がFcoであるチャンネル(以下、「目的通信チャンネル」という。)が空きチャンネルであるか否かを調べている。目的通信チャンネルに対して周波数軸方向へ低域側及び高域側でそれぞれ隣接する低域側隣接通信チャンネル及び高域側隣接通信チャンネルが定義される。
Wc,Wl,Whはそれぞれ目的通信チャンネル、低域側隣接通信チャンネル及び高域側隣接通信チャンネルの受信信号のRSSIとなっている。Fl,Fhは低域側隣接通信チャンネル及び高域側隣接通信チャンネルの周波数である。Fcl,Fchは、それぞれFcoに対してそれぞれ周波数軸方向の−側及び+側へ適当な量だけ離れた周波数であり、Fl<Fcl<,Fco<Fch<Fhとなっている。図2の例では、RSSIの所定レベル(図2において横軸が交わる縦軸の位置のRSSIレベル)におけるWcの幅ΔWは12.5kHzであり、ΔC=Fco−Fcl=Fch−Fco=3kHzである。ΔCは例えばΔWの約1/2が目安となっている。
FcoにおけるRSSIを基準値と対比して、基準値以上及び基準値未満で、機械的に、それぞれ該目的通信チャンネルはBUSY及び空きチャンネルであると判断することはできない。なぜなら、RSSIは温度により変化するからである。
デジタル式無線端末10における空きチャンネルの検出原理について説明する。図2は目的通信チャンネル、低域側隣接通信チャンネル及び高域側隣接通信チャンネルのすべてがBUSYである場合の周波数−RSSIレベルの関係を示している。図2から分かるように、目的通信チャンネルがBUSYである場合、FcoにおけるRSSIは、それを中間、例えば中心に含む所定の周波数範囲(図2ではFco±ΔCの周波数範囲)においてピークとなる。
最初は、高域側隣接通信チャンネルのFcoにおけるRSSIを検出する。該検出値は例えば−50dBmとする。目的通信チャンネルがBUSYであると仮定する場合、FcoにおけるRSSIが判明すると、Wcのカーブは、無線通信に係る法律から規定されている帯域カーブから、おおよそ推定することができる。Wcの推測カーブは、誤差を考慮して、上限の推測カーブEuと下限の推測カーブElとの間に含まれる。
Wcの推測カーブでは、例えば、Fcl,FchのRSSIの推測レベルは、FcoのRSSIのレベルが−50dBmであるとすると、10dBmダウンの−60dBmとなる。また、上限側及び加減側の推測Eu,Elは中心の推測RSSIに対して±10dBmであり、Fcl,Fchにおける推測Eu,Elは、−60dBmに対し、−50dBm及び−70dBmである。
次に、FclのRSSIを検出し、検出値が、推定したEu〜Elの範囲内であるか否かを判定する。なお、Wlが存在しない場合は、FclのRSSIは、FclにおけるWcのRSSIであるが、Wlが存在する場合、FclのRSSIは、FclにおけるWcのRSSI+FclにおけるWlのRSSIとなる。前述のEuには、FclにおけるWlのRSSIの推測分も含める。
Fclにおける判定が否であるならば、該目的通信チャンネルは空きチャンネルと判定する。反対に、Fclにおける判定が正であるならば、FchのRSSIを検出し、Fclの場合と同様なことを行う。
Fchにおける判定が否であるならば、該目的通信チャンネルは空きチャンネルと判定する。すなわち、Fcl,FchのRSSIのいずれか一方が、推定したEu〜Elの範囲外であれば、該目的通信チャンネルは空きチャンネルと判定する。反対に、Fchにおける判定が正であるならば、すなわち、Fcl,FchのRSSI共に、推定したEu〜Elの範囲内であれば、該目的通信チャンネルはBUSYと判定する。なお、FclにおけるRSSIをFchにおけるRSSIより先に測定したが、逆であってもよい。
図3は目的通信チャンネルが空きチャンネルである場合の周波数−RSSIレベルの関係を示している。図2では、目的通信チャンネル、低域側隣接通信チャンネル及び高域側隣接通信チャンネルはそれぞれBUSY、空きチャンネル及び空きチャンネルとなっている。最初にFcoにおけるRSSIを検出する。次に、FclにおけるRSSIを検出する。FcoにおけるRSSI<FclにおけるRSSIであるので、FchにおけるRSSIを検出しなくても、FcoにおけるRSSIは、それを中間に含む近傍周波数範囲においてピークとならないこと、すなわち目的通信チャンネルが空きチャンネルであることが判明する。
図3の例において、Fclより先にFchのRSSIを検出した場合について説明する。その場合、FcoにおけるRSSI>Fchとなり、FcoのRSSIはピークである可能性がある。したがって、次に、FclについてRSSIを検出する。結果、FcoにおけるRSSI<FclにおけるRSSIであるので、FcoにおけるRSSIはピークではないこと、すなわち目的通信チャンネルが空きチャンネルであることが判明する。
図4は無線機50のブロック図である。無線機50は、判定手段51及び空きチャンネル検出手段52を備える。判定手段51は、目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが、目的通信チャンネルの周波数を中間に含む所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを判定する。空きチャンネル検出手段52は、判定手段51における判定が正である場合は、目的通信チャンネルは空きチャンネルとする。
無線機50の一例は前述のデジタル式無線端末10である。目的通信チャンネルの周波数は図2及び図3のFcoに対応する。また、目的通信チャンネルの周波数を中間に含む所定の周波数範囲の一例は図2のFco±1.5kHzに対応する。無線機50は、無線通信端末に限定されず、無線中継機であってもよい。無線機50は、例えば、目的通信チャンネルがアナログ無線のチャンネルとして使用されていないことを検出するデジタル無線機であるが、目的通信チャンネルがアナログ無線のチャンネルとして使用されていないことを検出するアナログ無線機であってもよい。
典型的には、無線機50において、Fco,Fcl,FchのRSSIを調査する期間では、目的通信チャンネルの受信信号内のオーディオを出力する期間に使用するIF信号用帯域通過フィルタ及び該IF信号用帯域通過フィルタの出力を増幅する増幅器(以下、それぞれ「第1のIF信号用帯域通過フィルタ」及び「第1の増幅器」という。)とは、別のIF信号用帯域通過フィルタ及び該IF信号用帯域通過フィルタの出力を増幅する増幅器(以下、それぞれ「第2のIF信号用帯域通過フィルタ」及び「第2の増幅器」という。)増幅器を使用する。
第1及び第2のIF信号用帯域通過フィルタの一例はそれぞれ受信用MCF30及び測定用MCF26である。第1及び第2の増幅器の一例はそれぞれ受信用IF増幅器31及び測定用IF増幅器27である。第2のIF信号用帯域通過フィルタの通過帯域は第1のIF信号用帯域通過フィルタのそれよりも広い。また、第2の増幅器の利得は第1の増幅器のそれよりも小とされる。
図2で説明したように、目的通信チャンネルがBUSYである場合には、目的通信チャンネルの周波数Fcoを中間に含む所定の周波数範囲(図2の例では、Fcoを中心とする±1.5kHzの周波数範囲)において、FcoのRSSIはほぼピークとなる。したがって、Fcoが該所定の周波数範囲において非ピークであれば、目的通信チャンネルは空きチャンネルであると判断することができる。
前述したように、RSSIは温度により変化するが、該無線機50では、目的通信チャンネルが空きチャンネルであるかは、FcoにおけるRSSIを基準値と対比して検出するのではなく、目的通信チャンネルの周波数がそれを中間に含む所定周波数範囲において非ピークであるか否かに基づき、判定するので、温度に関係なく正確に空きチャンネルを検出することができる。
図5は判定手段51の第1の実施例としての判定手段51aの詳細なブロック図である。判定手段51aは、好ましくは、基準RSSI検出手段55、別RSSI検出手段56、推測RSSI算出手段57及び対比手段58を備える。
基準RSSI検出手段55は、目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIを基準RSSIとして検出する。別RSSI検出手段56は、目的通信チャンネルの周波数より周波数軸方向へ所定量だけ小及び/又は大である周波数としての別周波数におけるRSSIを別RSSIとして検出する。
推測RSSI算出手段57は、目的通信チャンネルが非空きチャンネルであると仮定した場合に、基準RSSIから推測される別周波数における推測RSSIを算出する。対比手段58は、目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを、別RSSIと推測RSSIとの対比に基づき判定する。
別周波数の一例は、図2のFcl,Fchである。なお、目的通信チャンネルの周波数を含む所定の周波数範囲における非ピークになっているか否かは、Fcl及びFchの両方における別RSSIと推測RSSIとの対比により判定しなければならない場合もあるが、図3のように、Fcl及びFchの一方における別RSSIと推測RSSIとの対比のみにより判定できる場合がある。
推測RSSIの一例は、Fcl,Fchにおける図2のEu〜Elである。Elは、Wcのカーブの下側の誤差のみを含めば足りるが、Euは、Wcのカーブの上側の誤差の他に、FclにおけるWl又はFchにおけるWhのRSSIを適宜、考慮する必要がある。
例えば、検出した別RSSIがEu〜Elの範囲外であれば、目的通信チャンネルは空きチャンネルであると判定し、Fcl及びFch共に、Eu〜Elの範囲内であれば、目的通信チャンネルはBUSYと判定する。
図2及び図3では、Fcl及びFchはそれぞれ1個であったが、それぞれ複数個、採択して、全部の別周波数における別RSSIがEu〜Elの範囲内にある場合のみ、目的通信チャンネルはBUSYと判定するようにしてもよい。
図6は判定手段51の第2の実施例としての判定手段51bのブロック図である。判定手段51bは基準RSSI検出手段63、別RSSI検出手段64及び対比手段65を備えていてもよい。
基準RSSI検出手段63は、目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIを基準RSSIとして検出する。別RSSI検出手段64は、目的通信チャンネルの周波数より周波数軸方向へ所定量だけ小及び/又は大である周波数としての別周波数におけるRSSIを別RSSIとして検出する。
対比手段65は、目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを、基準RSSIと別RSSIとの対比に基づき判定する。
判定手段51bにおける別周波数の一例は、判定手段51aの場合と同様に、Fcl及びFchである。図3から分かるように、Fcl又はFchを適当に選択することにより、単純に、基準RSSI<別RSSIとなっていれば、基準RSSIは該所定周波数範囲において非ピークであると判定できる。Fcl及びFchの両方において、基準RSSI>別RSSIである場合のみ、基準RSSIは該所定周波数範囲においてピークであるとすることができる。
図7は無線機制御方法75のフローチャートである。無線機制御方法75はS76,S77を備えている。
S76では、目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが、目的通信チャンネルの周波数を中間に含む所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを判定する。判定が正(非ピーク)である場合は、S77へ進み、否(ほぼピーク)である場合は、S78へ進む。
S77では、目的通信チャンネルは空きチャンネルであると判断する。S78では、目的通信チャンネルは他の無線機で使用中(BUSY)であると判断する。
S76における具体的な判断方式は、図5又は図6に対応する。すなわち、第1の判断方式(図5に対応する方式)では、目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIを基準RSSIとして検出し、目的通信チャンネルの周波数より周波数軸方向へ所定量だけ小及び/又は大である周波数としての別周波数におけるRSSIを別RSSIとして検出する。さらに、目的通信チャンネルが非空きチャンネル(BUSY)であると仮定した場合に、基準RSSIから推測される別周波数における推測RSSIを算出する。そして、目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを、別RSSIと推測RSSIとの対比に基づき判定する、
第2の判断方式(図6に対応する方式)では、目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIを基準RSSIとして検出し、目的通信チャンネルの周波数より周波数軸方向へ所定量だけ小及び/又は大である周波数としての別周波数におけるRSSIを別RSSIとして検出する。そして、目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを、基準RSSIと別RSSIとの対比に基づき判定する。
本発明を適用したプログラムは無線機50の各手段としてコンピュータを機能させる。本発明を適用した別のプログラムは、無線機制御方法75の各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、最良の形態における各構成要素を変形して具体化できる。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、最良の形態に開示されている複数の構成要素を便宜、組み合わせて、追加したり、いくつかの構成要素を削除したりして、種々の発明を形成することができる。さらに、開示した複数の実施形態間で、所定の構成要素を選択し、それらを組み合わせても、種々の発明を形成することができる。
デジタル式無線端末のブロック図である。 目的通信チャンネル、低域側隣接通信チャンネル及び高域側隣接通信チャンネルのすべてがBUSYである場合の周波数−RSSIレベルの関係を示す図である。 目的通信チャンネルが空きチャンネルである場合の周波数−RSSIレベルの関係を示す図である。 無線機のブロック図である。 第1の判定手段の詳細なブロック図である。 第2の判定手段のブロック図である。 無線機制御方法のフローチャートである。 従来のアナログ式無線端末のブロック図である。 従来のデジタル式無線端末のブロック図である。
符号の説明
50:無線機、51,51a,51b:判定手段、52:空きチャンネル検出手段、55:基準RSSI検出手段、56:別RSSI検出手段、57:推測RSSI算出手段、58:対比手段、63:基準RSSI検出手段、64:別RSSI検出手段、65:対比手段、75:無線機制御方法。

Claims (7)

  1. 目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが、前記目的通信チャンネルの周波数を中間に含む所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを判定する判定手段、及び
    前記判定手段が非ピークであると判定した場合は、前記目的通信チャンネルは空きチャンネルとする空きチャンネル検出手段、
    を備えていることを特徴とする無線機。
  2. 前記判定手段は、
    前記目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIを基準RSSIとして検出する基準RSSI検出手段と、
    前記目的通信チャンネルの周波数より周波数軸方向へ所定量だけ小及び/又は大である周波数としての別周波数におけるRSSIを別RSSIとして検出する別RSSI検出手段と、
    前記目的通信チャンネルが非空きチャンネルであると仮定した場合に、基準RSSIから推測される前記別周波数における推測RSSIを算出する推測RSSI算出手段と、
    目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが前記所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを、前記別RSSIと前記推測RSSIとの対比に基づき判定する対比手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の無線機。
  3. 前記判定手段は、
    前記目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIを基準RSSIとして検出する基準RSSI検出手段と、
    前記目的通信チャンネルの周波数より周波数軸方向へ所定量だけ小及び/又は大である周波数としての別周波数におけるRSSIを別RSSIとして検出する別RSSI検出手段と、
    目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが前記所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを、前記基準RSSIと別RSSIとの対比に基づき判定する対比手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の無線機。
  4. 前記無線機は、目的通信チャンネルがアナログ無線のチャンネルとして使用されていないことを検出するデジタル無線機であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線機。
  5. 前記目的通信チャンネルの受信信号内のオーディオを出力する期間に使用するIF信号用帯域通過フィルタ及び該IF信号用帯域通過フィルタの出力を増幅する増幅器をそれぞれ第1のIF信号用帯域通過フィルタ及び第1の増幅器とすると、
    前記目的通信チャンネルが空きチャンネルであるか否かを調査する期間では、前記第1のIF信号用帯域通過フィルタ及び前記第1の増幅器とは別の第2のIF信号用帯域通過フィルタ及び第2の増幅器を使用し、
    前記第2のIF信号用帯域通過フィルタの通過帯域は第1のIF信号用帯域通過フィルタのそれよりも広く、
    前記第2の増幅器の利得は前記第1の増幅器のそれよりも小とすることを特徴とする請求項4記載の無線機。
  6. 目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが、前記目的通信チャンネルの周波数を中間に含む所定の周波数範囲における非ピークであるか否かを判定するステップ、及び
    目的通信チャンネルの周波数におけるRSSIが、前記目的通信チャンネルの周波数を中間に含む所定の周波数範囲における非ピークであると判定した場合は、前記目的通信チャンネルは空きチャンネルとするステップ、
    を備えていることを特徴とする無線機制御方法。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載の無線機の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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