JP3313146B2 - オーディオ・エフェクタ - Google Patents

オーディオ・エフェクタ

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JP3313146B2 JP20797592A JP20797592A JP3313146B2 JP 3313146 B2 JP3313146 B2 JP 3313146B2 JP 20797592 A JP20797592 A JP 20797592A JP 20797592 A JP20797592 A JP 20797592A JP 3313146 B2 JP3313146 B2 JP 3313146B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラオケや音響機器な
どに使用されるオーディオ・エフェクタに関し、従来の
オーディオ・エフェクタではみられない特異な音響効果
を創出することのできるオーディオ・エフェクタに係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】カラオケや音響機器などでは、例えばエ
コー装置などの所望のオーディオ・エフェクタが備えら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のオーディオ・エ
フェクタは、1つのオーディオ信号処理部を用いて所望
の効果音を得るように処理しているのが普通である。こ
のため、1つのオーディオ信号処理部によって得られる
1つの効果音しか生成することができない。
【0004】また、高価なオーディオ・エフェクタのな
かには、互いに異なる信号処理を行なう複数のオーディ
オ信号処理回路を並列あるいは直列に接続して設け、入
力してくるオーディオ信号に対して複数の処理を施すよ
うにしたものもあるが、最終的に得られるオーディオ信
号は各オーディオ信号を単純に加算しただけの音であ
り、効果音としては必ずしも十分ではなかった。
【0005】一方、ディジタル技術の進歩に伴い、音響
機器にもDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)
が最小されてきており、このDSPを前記オーディオ信
号処理部として利用すれば、プログラムによって外部か
ら種々の効果音を設定することができるが、ハードウェ
アや処理速度上の制約から、生成できる効果音にも制限
があった。
【0006】本発明は前記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な回路構成でありな
がら、従来のオーディオ・エフェクタではみられない特
異な音響効果を創出することのできるオーディオ・エフ
ェクタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のオーディオ・エフェクタは、オーディオ入
力信号に対して並列接続され、オーディオ入力信号にそ
れぞれ所定の信号処理を施す複数のオーディオ信号処理
部と、該複数のオーディオ信号処理部の出力端にそれぞ
れ接続され、各オーディオ信号処理部の出力信号の信号
レベルを調整する複数の減衰器と、該複数の減衰器の出
力信号を加算し、オーディオ出力信号として送出する加
算器と、オーディオ入力信号のエンベロープの立ち上り
および立ち下り波形よりアタックタイムおよびリカバリ
ータイムを設定し、設定されたアタックタイムおよびリ
カバリータイムに応じた混合比となるように前記複数の
減衰器の減衰量を可変制御する混合比制御部とを備える
ことにより構成したものである。
【0008】
【作 用】入力されたオーディオ信号は、各オーディオ
信号処理部においてそれぞれ所定の信号処理、例えばリ
バーブ処理,エコー処理、コーラス処理,ディストーシ
ョン処理、あるいはフィルタ処理などを独立に施され
る。そして、この信号処理後の各オーディオ信号は、そ
れぞれ減衰器に送られ、所定の信号レベルに減衰された
後、加算器において加算され、最終的なオーディオ信号
として出力される。
【0009】この時、本発明の場合、混合比制御部6
は、前記入力されてくるオーディオ信号のエンベロープ
の立ち上りおよび立ち下り波形よりアタックタイムおよ
びリカバリータイムを設定し、設定されたアタックタイ
ムおよびリカバリータイムに応じて前記各減衰器の減衰
量を可変制御する。したがって、前記加算手段から出力
されるオーディオ信号は、入力してくるーディオ信号の
エンベロープの立ち上りおよび立ち下りに応じてその混
合比がリアルタイムに変わり、これまでにはなかった特
異な音響効果を与えることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図1は本発明になるオーディオ・エフェクタ
の一実施例のブロック図である。図において、1はオー
ディオ信号の入力端子、2はオーディオ信号の出力端
子、3a,3bは予め定めた所定の信号処理(例えば、
リバーブ処理,エコー処理、コーラス処理,ディストー
ション処理、フィルタ処理など)を入力してくるオーデ
ィオ信号に対して施すオーディオ信号処理部、4a,4
bは電圧制御増幅器(VCA)などからなる可変型の減
衰器、5は加算器である。
【0011】6は混合比制御部であって、入力してくる
オーディオ信号の信号レベルを監視し、その信号レベル
に応じた混合比となるように、前記減衰器4a,4bの
減衰量を可変制御する回路である。図1の例の場合、こ
の混合比制御部6は、入力してくるオーディオ信号を検
波してそのエンベロープを求めるエンベロープ検波回路
7と、エンベロープの立ち上がり波形と立ち下がり波形
から入力してくるオーディオ信号のアタックタイムとリ
カバリータイムを設定する時定数回路8と、該アタック
タイムとリカバリータイムに応じた混合比を求め、減衰
器4a,4bの減衰量を該混合比となるように可変制御
する混合比演算回路9とから構成されている。
【0012】次に、前記実施例の動作につき説明する。
入力端子1から入力されたオーディオ信号は、オーディ
オ信号処理部3aと3bに入力される。オーディオ信号
処理部3aと3bは、この入力されてくるオーディオ信
号に対して予め設定した一対の信号処理、例えばリバー
ブ処理とエコー処理、コーラス処理とディストーション
処理、ハイパスフィルタ(HPF)処理とローパスフィ
ルタ(LPF)処理などを施し、当該処理後のオーディ
オ信号をそれぞれ減衰器4aと4bに送る。
【0013】一方、前記入力端子1から入力されたオー
ディオ信号は、混合比制御部6のエンベロープ検波回路
7へも供給される。エンベロープ検波回路7は、この入
力されてくるオーディオ信号を検波してそのエンベロー
プを求め、時定数回路8へ送る。時定数回路8は、エン
ベロープ検波回路7から送られてくるエンペロープの立
ち上がり波形と立ち下がり波形からアタックタイムとリ
カバリータイムを設定し、これを混合比演算回路9へ送
る。
【0014】混合比演算回路9は、前記アタックタイム
とリカバリータイムに応じて混合比を算出し、減衰器4
aと4bの減衰量をこの混合比となるように可変制御す
る。例えば、減衰器4aの減衰量をα%とすると、減衰
器4bの減衰量を(100−α)%に、また、減衰器4
aの減衰量は常に0とし、減衰器4bの減衰量のみをα
%に設定するなど、予め定めた手法に従って減衰量を設
定する。
【0015】減衰器4a,4bの出力信号は、加算器5
において加算され、出力端子2から最終的なオーディオ
信号として出力される。このとき、加算器5から出力さ
れるオーディオ信号は、前記混合比演算回路9によっ
て、その時の入力オーディオ信号の信号レベルに応じた
混合比で混合されて出力される。したがって、2つの信
号をただ単純に加算する場合と異なり、特異な音響効果
を付与することができる。
【0016】例えば、入力されたオーディオ信号が瞬時
に大きくなるような立ち上がりの速い信号の場合には、
アタックタイムがそれだけ小さくなり、前記減衰量αは
それに応じた小さな値に設定される。この結果、減衰器
4aの減衰量αの方が減衰器4bの減衰量(1−α)よ
りも小さくなり、加算器5から出力されるオーディオ信
号中には、オーディオ信号処理部3aの出力するオーデ
ィオ信号の方がより多く混合されるようになる。
【0017】また、入力されたオーディオ信号が緩やか
に減衰していくような立ち下がりの遅い信号の場合に
は、リカバリータイムがそれだけ大きくなり、前記減衰
量αはそれに応じた大きな値に設定される。この結果、
前記とは逆に、減衰器4aの減衰量αの方が減衰器4b
の減衰量(1−α)よりも大きくなり、加算器5から出
力されるオーディオ信号中には、オーディオ信号処理部
3bの出力するオーディオ信号の方がより多く混合され
るようになる。
【0018】なお、前記実施例において、オーディオ信
号処理部3aまたは3bのいずれか一方は、入力してき
たオーディオ信号をそのまま何らの処理を施すことなく
減衰器へ出力するようにしてもよい。また、2つのオー
ディオ信号処理部3aと3bの両者を同じ処理内容(例
えばリバーブ処理)の回路とし、その処理パラメータ
(例えばリバーフ処理における残響パラメータ)のみを
変えるようにしてもよいものである。
【0019】また、前記実施例は説明を簡単とするため
に、2つのオーディオ信号処理部3a,3bを設けた場
合について示したが、3系統以上設けてもよいことは勿
論である。さらにまた、2つのオーディオ信号処理部3
aと3bのそれぞれをDSPで構成し、それぞれのDS
Pの処理内容をその時の希望に応じて外部から指定する
ようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明のオーディオ・エフェクタによるときは、オーデ
ィオ信号の混合比を入力してくるオーディオ信号の信号
レベルに応じて変化させるようにしたので、混合出力さ
れるオーディオ信号の音色が入力してくるオーディオ信
号の信号レベルに応じて微妙に変化し、簡単な回路構成
でありながら、従来のオーディオ・エフェクタではみら
れない特異な音響効果を創出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるオーディオ・エフェクタの一実施
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3a,3b オーディオ信号処理部 4a,4b 減衰器 5 加算器 6 混合比制御部 7 エンベロープ検波回路 8 時定数回路 9 混合比演算回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 15/12 G10K 15/04 302 G10H 1/00 G10H 1/10 - 1/16 H04S 1/00 H04S 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ入力信号に対して並列接続さ
    れ、オーディオ入力信号にそれぞれ所定の信号処理を施
    す複数のオーディオ信号処理部と、 該複数のオーディオ信号処理部の出力端にそれぞれ接続
    され、各オーディオ信号処理部の出力信号の信号レベル
    を調整する複数の減衰器と、 該複数の減衰器の出力信号を加算し、オーディオ出力信
    号として送出する加算器と、 オーディオ入力信号のエンベロープの立ち上りおよび立
    ち下り波形よりアタックタイムおよびリカバリータイム
    を設定し、設定されたアタックタイムおよびリカバリー
    タイムに応じた混合比となるように前記複数の減衰器の
    減衰量を可変制御する混合比制御部とを備えたことを特
    徴とするオーディオ・エフェクタ。
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