JP3377226B2 - エコー装置 - Google Patents

エコー装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、カラオケやエフェク
タ、残響付加装置等に使用されるエコー装置に関するも
のであり、殊に、コンサートホールのような音場等を創
出することができるエコー装置に係るものである。 【0002】 【従来の技術】従来、カラオケ等の音響機器では、エコ
ー装置が備えられ、音声信号に50m秒以上の遅延を与
えて帰還することによって、音色に変化を与えている。
図4は、従来のエコー装置の一例を示すブロック図であ
る。図に於いて、1は入力端子、2は出力端子、3は加
算器、4は遅延回路、5は減衰器である。入力端子1か
ら入力された音声信号は、加算器3を介して出力され
る。出力信号の一部は、遅延回路4を介して減衰器5に
供給されて減衰され、加算器3に供給される。このエコ
ー装置の出力波形は、図5に示すようにな遅延時間tで
繰り返される単調な波形のエコー音となる。P0 は、基
本波であり、P1,2 …は、それぞれ反射音に相当する
フィードバック音である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近年、カラオケ等の音
響機器のエコー装置は、コンサートホール等の響きのあ
る音場や音色、或いは音楽の種類に応じた音響効果を創
出することができるエコー装置が要求されている。しか
し、図4に示すような従来のエコー装置では、図5の波
形図から明らかなように、遅延回路4の遅延時間tと減
衰器5の減衰量によって、一義的に定まる出力波形とな
る。即ち、図4のエコー装置では、音場を創出すること
ができず、音色の変化が少ない単調なエコー音しか得ら
れない欠点があり、より多様なフィードバック音や音色
の変化を与えることができるエコー装置が望まれてい
る。本発明は、上述の如き欠点に鑑みてなされたもので
あって、音場と音色に多様な変化を与えることができる
エコー装置を提供するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明のエコー装置は、
加算手段、レベル検出手段、発振手段、遅延手段を備え
るエコー装置であって、前記加算手段は、入力信号と遅
延信号を加算して加算信号を出力し、前記レベル検出手
段は、入力信号のレベルを検出し、前記発振手段は、検
出されるレベルに応じた発振周波数を出力し、前記遅延
手段は、前記加算信号を入力し、前記発振手段の発振周
波数に応じた周期で遅延時間を変化させて遅延信号を出
力するものである。 【0005】 【作用】本発明のエコー装置は、出力信号を遅延回路を
介して帰還させる際に、遅延時間が信号入力レベルに応
じて変調が掛けれることによって、あらゆる方向から大
小様々な反射音が到来するような感覚を与える音場を創
出することができると共に、フィードバック音が通過す
るフィルタの特性を変えることによって、音色も変える
ことができ、コンサートホール等の深みのあるエコー効
果を創出することができるものである。 【0006】 【実施例】以下、本発明のエコー装置の一実施例につい
て図1に基づいて説明する。図に於いて、11は音声信
号が入力される入力端子、12は出力端子、13は入出
力端子11,12間に接続され、フィードバック音を入
力信号に加算する加算器、14は出力信号が供給される
可変型の遅延回路、15は遅延回路14からの信号が印
加されるフィルタ、16はフィルタ15を通過した信号
を減衰する減衰器、17は入力信号を検波するエンベロ
ープ検波回路、18はエンベロープ検波回路17の出力
の立ち上がり或いは立ち下がり波形に応じてそれぞれア
タックタイムとリカバリータイムを設定するための時定
数回路、19は電圧制御発振器(VCO)からなり、発
振周期が数10m秒〜数秒の範囲で制御される低周波発
振器( Low Frequency Oscilator 、以下、LFOと称
する。)である。 【0007】次に、本発明のエコー装置の動作について
説明する。入力端子1から入力信号が供給され、加算器
13を介して出力端子12から出力されると共に、遅延
回路14を介してフィルタ15に供給される。フィルタ
15を通過した信号は、減衰器16を介して加算器13
に供給され、入力側に帰還される。遅延回路14の遅延
時間は、LFO19からの発振周波数による所定周期で
変調が掛けられている。すなわち、上記遅延時間の発振
周期を、LFO19からの発振周波数による所定周期で
変調している。上記遅延回路14の遅延時間は、数10
m秒から最大数秒の範囲で変化する。 【0008】又、入力信号は、エンベロープ検波回路1
7に供給され、その検波出力は、時定数回路18に供給
される。エンベロープ検波回路17からの入力信号レベ
ルのその立ち上がり、或いは立ち下がり波形に応じて時
定数回路18により、アタックタイムとリカバリータイ
ムが設定される。所定の時定数で変化する時定数回路1
8を通過した信号は、LFO19の制御端子に供給さ
れ、LFO19の発振周波数が変化する。LFO19の
発振周波数は、遅延回路14に供給されて遅延時間に与
えられる変調周期が入力レベルに応じて変調される。例
えば、前記アタックタイムを小さく、リカバリータイム
を大きく設定すれば、入力信号が瞬時に大きくなるとき
には、LFO19の制御端子に印加される電圧が瞬時に
立ち上がり、その発振周期が瞬時に変化して遅延回路1
4の遅延時間が素早く変化する。又、その後、LFO1
9の制御端子に印加される電圧は徐々に立ち下がり、L
FO19の発振周期がゆっくりと変化するので、このL
FO19の発振周波数で変調された遅延回路14の発振
周波数もゆっくり変化する。時定数回路18の時定数を
変えることによって、アタックタイムとリカバリータイ
ムを種々の値に設定することができ、エコー音を変える
ことができる。 【0009】更に、フィルタ15は、低域通過フィルタ
(LPF)、高域通過フィルタ(HPF)、帯域通過フ
ィルタ(BPF)、及びシェルビング等のフィルタを用
いることによって、フィードバック音の音色を変化させ
ることができる。無論、LPF、HPF、BPF、シェ
ルビング等のフィルタは、デジタル信号処理プロセッサ
(以下、DSPと称する。)を用いて構成することによ
り、リアルタイムにフィードバック音の音色を変えるこ
とができる。 【0010】このように本発明のエコー装置は、入力信
号レベルに応じて遅延時間に変調が掛けられるので、図
5に示すような単調な繰り返しによる一義的なエコー音
でなく、図3に示すような多様な遅延時間を創出するこ
とができ、聴取者があらゆる方向から大小の反射音が到
来するような聴感を味わうことができ、コンサートホー
ルのような響きのある音とすることができる。即ち、図
3は、そのエコー音の波形を示すものである。コンサー
トホールのような響きのあるエコー音を創出する為に
は、あらゆる方向から大小の反射音が到来するようにす
る必要があり、遅延回路14の遅延時間に変調を与える
ことによって、基本波R0 に異なった遅延を与え、50
〜100m秒までの領域に初期反射音R1 を作り、初期
反射音以降に残響音R2 を疑似的に作る。このように基
本波R0 にエコーを与えることによって、初期反射音R
1 によって、広がりや奥行きを与える効果を奏し、残響
音R2 によって、壁や床などで何回も反射を繰り返し、
吸音されて消滅する音響効果を与えることができる。 【0011】図2は、本発明に係るエコー装置の他の実
施例を示すブロック図である。図2の実施例は、図1の
実施例と異なり、加算器13と出力端子12間に可変型
の遅延回路14が接続され、LFO19からの発振出力
が可変遅延回路14に供給されるようになされたもので
あり、他の構成は、図1の実施例と同様であるので、そ
の構成の説明は省略する。図2のエコー装置の基本的な
動作は、図1と同じであるが、基本波は遅延されて出力
される。無論、図1の実施例と同様に、フィルタ15
は、DSPによって構成することができる。又、図1及
び図2の実施例では、入力信号のレベル検出回路として
エンベロープ検波回路17が用いられているが、この実
施例に限定することなく、全波整流回路等によっても構
成することもできることは言うまでもない。 【0012】 【発明の効果】上述の如く、本発明のエコー装置は、入
力信号に対して、遅延回路の遅延時間が入力信号レベル
に応じて変調されることによって変調周期を変化させ、
あらゆる方向から大小様々な反射音が到来するような音
場を与えることができるものであり、更に、フィルタの
特性を変えることにより、音色も変えることができる。
従って、カラオケ等の音響装置に、コンサートホール等
の響きのある雰囲気を創出することが容易となる。又、
本発明のエコー装置は、そのフィルタとしてDSPを用
いることによって、リアルタイムにフィールドバック音
の音色を変えることができるものであり、音楽の種類に
応じた音色或いは種々の音場をリアルタイムに再現する
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るエコー装置の一実施例を示す回路
図である。 【図2】本発明に係るエコー装置の他の実施例を示す回
路図である。 【図3】図1の実施例の出力波形の一例を示す出力波形
図である。 【図4】従来のエコー装置の一例を示す回路図である。 【図5】図4のエコー装置の出力波形を示す図である。 【符号の説明】 11 入力端子 12 出力端子 13 加算器 14 遅延回路 15 フィルタ 16 減衰器 17 エンベロープ検波回路 18 時定数回路 19 低周波発振回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 加算手段、レベル検出手段、発振手段、
    遅延手段を備えるエコー装置であって、 前記加算手段は、入力信号と遅延信号を加算して加算信
    号を出力し、 前記レベル検出手段は、入力信号のレベルを検出し、 前記発振手段は、検出されるレベルに応じた発振周波数
    を出力し、 前記遅延手段は、前記加算信号を入力し、前記発振手段
    の発振周波数に応じた周期で遅延時間を変化させて遅延
    信号を出力する ことを特徴とするエコー装置
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