JP3312494B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

Info

Publication number
JP3312494B2
JP3312494B2 JP20654094A JP20654094A JP3312494B2 JP 3312494 B2 JP3312494 B2 JP 3312494B2 JP 20654094 A JP20654094 A JP 20654094A JP 20654094 A JP20654094 A JP 20654094A JP 3312494 B2 JP3312494 B2 JP 3312494B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
input
flag
input data
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20654094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0869216A (ja
Inventor
章朗 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP20654094A priority Critical patent/JP3312494B2/ja
Publication of JPH0869216A publication Critical patent/JPH0869216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3312494B2 publication Critical patent/JP3312494B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入出力機能を持つ複写
機、プリンタ、OA機器などにおいて、キーやセンサな
どからの入力データを読み込み、入力データの変化に従
って該当する各々の異なる動作を行なうためのデータ処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機やプリンタ等の組み込み
型のシステムにおいて、ユーザからの指示を入力するた
めのキーや、各部の状態を検知するためのセンサなどの
入力手段から入力データが与えられる。システムでは、
このような入力データに基づき、その入力データの変化
を検出して対応する所定の処理を実行し、その結果、例
えば、モータやソレノイド、クラッチ等のシステム内の
各部の動作が制御され、例えば、出力処理等が行なわれ
る。
【0003】このようなシステムにおいて、例えば、複
写機やプリンタでは、キー入力や用紙の有無の検出セン
サのように、2値の状態を示す入力データが多数存在す
る。ここで、2値の状態として‘0’、‘1’の状態を
取るものとする。入力データの中には、1方向のみの変
化、すなわち、‘0’から‘1’への変化、または、
‘1’から‘0’への変化の一方のみが有意であるデー
タと、両方の変化が意味を持つデータがある。例えば、
スタート/ストップキーは、そのキーが押下されたこと
が意味を持つのであって、押した瞬間と離された瞬間が
意味を持つわけではない。一方、用紙センサでは、用紙
が給送されてきたことを検出するとともに、用紙が排出
されてなくなったことも検出する必要がある。また、1
方向のみの変化が有意である入力データの中には、上述
のスタート/ストップキーのように‘0’から‘1’へ
の変化(以下、立ち上がりエッジという)が有意である
入力データと、逆に‘1’から‘0’への変化(以下、
立ち下がりエッジという)が有意である入力データもあ
る。このように、入力データによって、立ち上がりエッ
ジのみ、立ち下がりエッジのみ、あるいは、その両方が
意味を持つ場合があるため、入力データの変化を検出す
る際には、その変化が立ち上がりエッジを示すものか、
あるいは、立ち下がりエッジを示すものかを区別して検
出し、管理する必要がある。
【0004】図5は、従来の入力データ取り込み時のデ
ータ入力処理を説明するためのブロック図である。図
中、1は入力ポート、2は現在読み値格納部、3は前回
読み値格納部、4はレベル値格納部、5は立ち上がりエ
ッジ格納部、6は立ち下がりエッジ格納部である。入力
ポート1には複数の入力データが入力されている。現在
読み値格納部2は、入力ポート1から読み取られた最新
の入力データが格納される。前回読み値格納部3は、現
在読み値格納部2に格納されている入力データより前に
読み取られた入力データが格納される。レベル値格納部
4は、フィルタ加工処理により確定した入力データが格
納される。立ち上がりエッジ格納部5及び立ち下がりエ
ッジ格納部6は、入力データの立ち上がりあるいは立ち
下がりが検出された旨の情報が格納される。各格納部に
は、入力ポート1に入力される各入力データに対応した
データがそれぞれ格納される。
【0005】図6は、従来の入力データ取り込み処理の
一例を示すフローチャートである。入力データの取り込
みは、ある一定時間ごと、例えば、10msecごとに
行なわれる。S31において、入力ポート1から取り込
まれた入力データは、現在読み値格納部2に格納され
る。それとともに、現在読み値格納部2に格納されてい
た前回取り込んだ入力データは、前回読み値格納部3に
転送される。このとき、今回取り込んだ入力データと、
前回取り込んだ入力データ、および、レベル値格納部4
に格納されているレベル値とに基づき、S32でフィル
タ加工を行なって、新たなレベル値、立ち上がりエッ
ジ、立ち下がりエッジのデータを作成して、それぞれ、
レベル値格納部4、立ち上がりエッジ格納部5、立ち下
がりエッジ格納部6に格納する。
【0006】S32におけるフィルタ加工処理は、ま
ず、入力データに含まれるチャタリングやノイズを除去
するため、今回取り込んだ入力データと前回取り込んだ
入力データとの一致を検出し、新たなレベル値とする。
そして、新たなレベル値とレベル値格納部4に格納され
ているレベル値とから立ち上がりエッジまたは立ち下が
りエッジを検出する。すなわち、新たなレベル値が
‘1’、レベル値格納部4に格納されているレベル値が
‘0’である場合には、立ち上がりエッジとしてこの変
化を検出し、立ち上がりエッジ格納部5に設定する。ま
た、新たなレベル値が‘0’、レベル値格納部4に格納
されているレベル値が‘1’である場合には、立ち下が
りエッジとしてこの変化を検出し、立ち下がりエッジ格
納部6に設定する。また、新たなレベル値はレベル値格
納部4に格納される。このような処理は、各入力データ
ごとに行なわれ、各入力データに対応したそれぞれの格
納部に値が設定されることになる。
【0007】このようにして値が設定された後、S33
において入力処理タスクを起動する。入力処理タスクで
は、S34において、立ち上がりエッジ格納部5および
立ち下がりエッジ格納部6を参照し、状態の変化した入
力データを調べる。そして、S35において、状態の変
化している入力データに対応した処理を行なうためのタ
スクを起動する。
【0008】このような従来の入力データの取り込み処
理では、立ち上がりエッジ格納部5および立ち下がりエ
ッジ格納部6を参照しなければ入力データの変化の有無
がわからないため、毎回、入力処理タスクが起動され、
入力処理タスクにおいて立ち上がりエッジ格納部5およ
び立ち下がりエッジ格納部6内のデータをすべて参照
し、状態の変化した入力データを検索している。近年の
機能の高度化とともに入力データの個数は増加してきて
おり、すべての入力データに対する立ち上がりエッジデ
ータおよび立ち下がりエッジデータを検索するための処
理時間は長期化の一途をたどっている。そのため、入力
データに変化がない場合であっても、入力データの取り
込み処理が起動されるたびに、毎回一定の処理時間を必
要としていた。そのために、本来の処理を行なうための
CPUの能力が相対的にダウンしてしまう。その結果、
本来の処理、例えば、記録のための制御等を円滑に行な
うことができなくなる場合も発生していた。
【0009】また、上述のような入力データの取り込み
処理は、一定の時間間隔で行なわれるので、入力データ
の取り込み処理にかかる処理時間が長期化し、他の処理
を行なう時間が減少すると、最悪の場合には、次の入力
データの取り込み処理までに、入力データの変化に対応
した一部の処理が行なわれないまま次の入力データの取
り込み処理が行なわれて、各格納部のデータが書き変わ
ってしまい、入力データの変化に対応した処理がなされ
ずに誤動作を生ずる原因となっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、入力データの取り込み処理
を高速化し、システムの効率を向上させたデータ処理装
置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部変化に従
った処理を含むデータ処理装置において、少なくとも外
部の状態に関する複数の2値の状態データが入力される
入力部と、前記各状態データが第1の値から第2の値に
変化したか否かを示す第1の変化データを格納する第1
の記憶手段と、前記各状態データが第2の値から第1の
値に変化したか否かを示す第2の変化データを格納する
第2の記憶手段と、前記状態データに共通して設けられ
第1の値から第2の値へ変化した前記状態データが存在
しているか否かを示す第1のフラグと第2の値から第1
の値へ変化した前記状態データが存在しているか否かを
示す第2のフラグを格納するフラグ記憶手段と、前記フ
ラグ記憶手段に格納されている第1のフラグ及び第2の
フラグを参照し前記第1のフラグが前記状態データの変
化を示している場合には前記第1の記憶手段を検索し前
記第2のフラグが前記状態データの変化を示している場
合には前記第2の記憶手段を検索して状態の変化した状
態データを特定し対応する処理手段を実行する入力処理
手段と、一定時間間隔で起動され前記入力部に入力され
た前記状態データから各状態データの変化の有無を検出
して前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段に前記
第1の変化データ及び前記第2の変化データを設定する
とともに前記フラグ記憶手段に前記第1のフラグ及び前
記第2のフラグを設定し前記状態データの変化が検出さ
れたとき入力処理手段を起動する制御手段を有すること
を特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、制御手段によって第1および
第2の変化データを設定するとともに、第1の変化デー
タが設定されているか否かを示す第1のフラグおよび第
2の変化データが設定されているか否かを示す第2のフ
ラグを設定する。そして、この2つのフラグを参照し、
入力データに変化がなかった場合には入力処理手段を起
動しないように制御することが可能である。これによっ
て、従来のように毎回起動されていた入力処理手段は、
必要なときのみ起動されるので、入力処理手段の処理に
かかっていた処理時間を短縮することができる。また、
入力処理手段においては、第1および第2のフラグを参
照することによって、例えば、一方のフラグのみが設定
されている場合には、第1の変化データ記憶手段または
第2の変化データ記憶手段のどちらか一方のみを検索す
ればよく、検索時間は約半分となる。このように、一定
時間間隔で行なわれる入力データに対する処理にかかる
時間を短縮することができるので、CPUに対する無駄
な負荷を軽減して、本来行なわれるべき処理の効率を向
上させることができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明のデータ処理装置の一実施例
を示す構成図である。図中、図5と同様の部分には同じ
符号を付して説明を省略する。7は立ち上がりエッジフ
ラグ、8は立ち下がりエッジフラグ、9は入力制御部、
10は入力処理部、11は処理タスクである。入力ポー
ト1には、例えば、N個の2値の入力データが入力され
ている。現在読み値格納部2、前回読み値格納部3、レ
ベル値格納部4、立ち上がるエッジ格納部5、立ち下が
りエッジ格納部6は、それぞれ、入力データに対応して
N個の記憶領域を有している。
【0014】立ち上がりエッジフラグ7は、複数の入力
データのうち少なくとも1つに立ち上がりエッジが検出
されたときに設定される。また、立ち下がりエッジフラ
グ8は、複数の入力データのうち少なくとも1つに立ち
下がりエッジが検出されたときに設定される。立ち上が
りエッジフラグ7および立ち下がりエッジフラグ8は、
例えば、それぞれ1ビットで構成することができる。
【0015】入力制御部9は、一定時間、例えば、10
msecごとに起動される。そして、入力ポート1から
入力データを読み込み、現在読み値格納部2に格納する
とともに前回の入力データを前回読み値格納部3に格納
する。さらに、フィルタ加工処理を行なってレベル値格
納部4、立ち上がりエッジ格納部5、立ち下がりエッジ
格納部6の書き換えを行なうとともに、立ち上がりエッ
ジが検出された場合には立ち上がりエッジフラグ7を、
また、立ち下がりエッジが検出された場合には立ち下が
りエッジフラグ8を、それぞれ設定する。そして、立ち
上がりエッジフラグ7または立ち下がりエッジフラグ8
が設定されている場合に、入力処理部10を起動する。
【0016】入力処理部10は、入力制御部9によって
起動され、立ち上がりエッジフラグ7および立ち下がり
エッジフラグ8を参照し、立ち上がりエッジフラグ7が
設定されている場合には立ち上がりエッジ格納部5を参
照し、立ち下がりエッジフラグ8が設定されている場合
には立ち下がりエッジ格納部6を参照する。両方のフラ
グが設定されている場合には、両方の格納部を参照す
る。そして、立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジ
の検出された入力データを特定し、特定された入力デー
タおよび検出されたエッジの種類(立ち上がりエッジか
立ち下がりエッジか)に従って、予め定められている対
応する処理タスク11を起動する。起動すべき処理タス
ク11が複数存在する場合には、順次起動したり、ある
いは、すべて起動して並列的に動作させればよい。もち
ろん、エッジが検出されても何も処理を行なわなくてよ
い場合には、処理タスク11を起動する必要はない。あ
るいは、何も処理を行なわないダミーの処理タスクを起
動してもよい。
【0017】処理タスク11は、各入力データおよび検
出されたエッジの種類(立ち上がりエッジか立ち下がり
エッジか)に対応した処理を行なうタスクであり、入力
処理部10によって起動される。各入力データに対応し
て処理タスク11を設け、エッジの種類をパラメタとし
て入力処理部10から受け取るように構成することも可
能である。
【0018】図2は、本発明のデータ処理装置の一実施
例における動作の一例を示すフローチャート、図3は、
入力データに変化が検知された場合の動作の一例の説明
図、図4は、入力データに変化が検知されない場合の動
作の一例の説明図である。入力制御部9は、ある一定時
間ごと、例えば、10msecごとに起動される。入力
制御部9は、S21において、入力ポート1から入力デ
ータを取り込み、現在読み値格納部2に格納するととも
に、現在読み値格納部2に格納されていた前回取り込ん
だ入力データを、前回読み値格納部3に転送する。ある
いは、2つの領域を現在読み値格納部2と前回読み値格
納部3として交代に用いることとし、前回書込を行なわ
なかった側の領域を現在読み値格納部2として取り込ん
だ入力データを書き込み、前回書き込んだ入力データの
存在する領域をそのまま前回読み値格納部3として利用
することも可能である。
【0019】S22において、現在読み値格納部2およ
び前回読み値格納部3に格納されている入力データか
ら、ノイズやチャタリングの影響を除去したレベル値を
作成する。例えば、現在読み値格納部2に格納されてい
る今回取り込んだ入力データと、前回読み値格納部3に
格納されている前回取り込んだ入力データとの一致を検
出するように構成することができる。一致している場合
は、そのデータをレベル値とし、一致していない場合に
は、前回までに確定しているレベル値を変更しないもの
とする。このような入力データに対する加工を行なうこ
とによって、ノイズやチャタリングなどによって、たま
たまその回だけ‘0’あるいは‘1’となった入力デー
タはキャンセルされるので、ノイズフィルタとしての働
きを持たせることができる。
【0020】レベル値が確定されると、レベル値格納部
4に格納されているレベル値と比較される。ある入力デ
ータに基づき今回確定されたレベル値が‘1’、レベル
値格納部4に格納されているレベル値が‘0’であれ
ば、立ち上がりエッジとしてこれを検出し、立ち上がり
エッジ格納部5に入力データと対応した格納場所に立ち
上がりエッジを検出した旨の情報、例えば、‘1’を格
納する。もし、立ち上がりエッジを検出した場合には、
立ち上がりエッジフラグ7を、例えば‘1’とする。今
回確定されたレベル値が‘0’、レベル値格納部4に格
納されているレベル値が‘1’であれば、立ち下がりエ
ッジとしてこれを検出し、立ち下がりエッジ格納部6に
立ち下がりエッジを検出した旨の情報、例えば‘1’を
格納する。もし、立ち下がりエッジを検出した場合に
は、立ち下がりエッジフラグ8を、例えば‘1’とす
る。立ち上がりエッジ格納部5および立ち下がりエッジ
格納部6の‘1’を格納した以外の部分は、‘0’が格
納される。また、立ち上がりエッジフラグ7、立ち下が
りエッジフラグ8は、この処理を行なう前に、例えば、
‘0’にリセットされているものとする。確定されたレ
ベル値は、レベル値格納部4に格納される。
【0021】レベル値格納部4、立ち上がりエッジ格納
部5、立ち下がりエッジ格納部6へのデータの格納が終
了すると、入力制御部9は、S23において、立ち上が
りエッジフラグ7および立ち下がりエッジフラグ8を参
照し、立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジが検出
されたか否かを判定する。例えば、2つのフラグが
‘0’であるか否かを判定すればよい。この2つのフラ
グを参照するだけで、すべての入力データについてエッ
ジが検出されたか否かを判定することができる。
【0022】この判定によって、エッジが検出された場
合について、図3を用いて説明する。立ち上がりエッジ
または立ち下がりエッジが検出されたことが判定される
と、S24において、入力処理部10を起動する。入力
処理部10の起動は、システムの割り込みによって行な
ったり、あるいは、1つのタスクとして起動する等、種
々の方法を用いることができる。
【0023】入力処理部10は、S25において、ま
ず、立ち上がりエッジフラグ7および立ち下がりエッジ
フラグ8を参照する。立ち上がりエッジフラグ7が立ち
上がりエッジを検出した旨を示している、例えば、
‘1’に設定されているときには、入力処理部10は、
立ち上がりエッジ格納部5を検索し、立ち上がりエッジ
の検出された入力データを探索する。すなわち、立ち上
がりエッジ格納部5に‘1’が格納されているものを探
索する。また、立ち下がりエッジフラグ8が立ち下がり
エッジを検出した旨を示している、例えば、‘1’に設
定されているときには、入力処理部10は、立ち下がり
エッジ格納部5を検索し、立ち下がりエッジの検出され
た入力データを探索する。すなわち、立ち下がりエッジ
格納部5に‘1’が格納されているものを探索する。立
ち上がりエッジフラグ7および立ち下がりエッジフラグ
8の両方が設定されている場合には、立ち上がりエッジ
格納部5および立ち下がりエッジ格納部6をすべて探索
することになる。
【0024】従来では、常に立ち上がりエッジ格納部5
および立ち下がりエッジ格納部6を探索していたが、片
方のみが設定されている場合には、立ち上がりエッジ格
納部5または立ち下がりエッジ格納部6のうちフラグが
設定されている側のみしか探索を行なわない。図3で
は、立ち下がりエッジフラグ8が設定されているので、
立ち下がりエッジ格納部6のみを探索することになる。
これにより、2N個のデータの探索を半減させ、N個+
2ビットのデータの参照のみで済ますことができる。
【0025】このようにして、立ち上がりエッジまたは
立ち下がりエッジが探索されると、S26において、立
ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジが検出された入
力データに対応する処理タスク11を起動する。起動さ
れた処理タスク11では、入力データの変化に対応する
処理を行なう。入力データによっては、立ち上がりエッ
ジのみ、あるいは、立ち下がりエッジのみが有意である
場合がある。このような入力データに対しては、検出さ
れたエッジが無意味であるときには処理タスク11を起
動しないように構成することも可能である。各処理タス
ク11の起動は、エッジが探索されるごとに順次行なっ
たり、あるいは、すべてのエッジの探索が終了した後に
行なうこともできる。各処理タスク11は、1つずつ順
に動作するように構成したり、いくつかの処理タスク1
1を並列的に動作させることもできる。
【0026】S23における判定によって、エッジが検
出されなかった場合には、入力処理部10は起動され
ず、そのまま入力制御部9の処理を終了する。そのた
め、図4に示すように、入力処理部10において行なわ
れる立ち上がりフラグ7、立ち下がりフラグ8の参照、
立ち上がりエッジ格納部5、立ち下がりエッジ格納部6
の探索、処理タスク11の起動は、すべて行なわれな
い。これにより、従来、常に入力処理部10が起動され
て探索を行なっていた処理が削除されるため、入力デー
タの取り込み処理にかかる処理時間を短縮することがで
きる。
【0027】このように、入力データの変化が検出され
ない場合には、入力処理部10の起動および処理を省略
し、また、入力データの変化が検出された場合でも、立
ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジのみの場合に
は、その一方のみのエッジデータを検索するのみとして
いるので、平均した入力データの取り込みに要する時間
を削減し、他の処理の実行を促進することができるの
で、効率の良いシステムを構築することができる。
【0028】なお、上述の実施例では、現在読み値格納
部2および前回読み値格納部3を用いてチャタリングや
ノイズの除去を行なっているが、例えば、特開平2−3
6411号公報に記載されているようなカウンタを用い
た構成や、特開平1−209517号公報に記載されて
いるように、今回、前回、前々回の入力データを用いた
構成などを用いることも可能である。もちろん、入力ポ
ート1に入力される前段にハードウェア的なノイズ除去
回路を付加しておくことができる。このようなハードウ
ェア的なノイズ除去回路とともに、上述のような現在お
よび前回の入力データを用いたノイズ除去を行なうこと
が望ましい。また、このようなハードウェア的なノイズ
除去回路だけで十分なノイズなどの除去が行なえる場合
には、入力ポート1から読み取った入力データをそのま
まレベル値として用いることも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、2つのフラグを用い、入力データに変化がな
い場合の処理時間の削減を図るとともに、変化が合った
場合でも一方の変化のみの場合には処理時間をほぼ半減
することができるので、従来にくらべ、システムの相対
的な処理能力を向上させ、誤動作を防止して信頼性を向
上させることが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデータ処理装置の一実施例を示す構
成図である。
【図2】 本発明のデータ処理装置の一実施例における
動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】 入力データに変化が検知された場合の動作の
一例の説明図である。
【図4】 入力データに変化が検知されない場合の動作
の一例の説明図である。
【図5】 従来の入力データ取り込み時のデータ入力処
理を説明するためのブロック図である。
【図6】 従来の入力データ取り込み処理の一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…入力ポート、2…現在読み値格納部、3…前回読み
値格納部、4…レベル値格納部、5…立ち上がりエッジ
格納部、6…立ち下がりエッジ格納部、7…立ち上がり
エッジフラグ、8…立ち下がりエッジフラグ、9…入力
制御部、10…入力処理部、11…処理タスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 B41J 5/30 G08C 13/00 G06F 3/00 G06F 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部変化に従った処理を含むデータ処理
    装置において、少なくとも外部の状態に関する複数の2
    値の状態データが入力される入力部と、前記各状態デー
    タが第1の値から第2の値に変化したか否かを示す第1
    の変化データを格納する第1の記憶手段と、前記各状態
    データが第2の値から第1の値に変化したか否かを示す
    第2の変化データを格納する第2の記憶手段と、前記状
    態データに共通して設けられ第1の値から第2の値へ変
    化した前記状態データが存在しているか否かを示す第1
    のフラグと第2の値から第1の値へ変化した前記状態デ
    ータが存在しているか否かを示す第2のフラグを格納す
    るフラグ記憶手段と、前記フラグ記憶手段に格納されて
    いる第1のフラグ及び第2のフラグを参照し前記第1の
    フラグが前記状態データの変化を示している場合には前
    記第1の記憶手段を検索し前記第2のフラグが前記状態
    データの変化を示している場合には前記第2の記憶手段
    を検索して状態の変化した状態データを特定し対応する
    処理手段を実行する入力処理手段と、一定時間間隔で起
    動され前記入力部に入力された前記状態データから各状
    態データの変化の有無を検出して前記第1の記憶手段及
    び前記第2の記憶手段に前記第1の変化データ及び前記
    第2の変化データを設定するとともに前記フラグ記憶手
    段に前記第1のフラグ及び前記第2のフラグを設定し前
    記状態データの変化が検出されたとき入力処理手段を起
    動する制御手段を有することを特徴とするデータ処理装
    置。
JP20654094A 1994-08-31 1994-08-31 データ処理装置 Expired - Fee Related JP3312494B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20654094A JP3312494B2 (ja) 1994-08-31 1994-08-31 データ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20654094A JP3312494B2 (ja) 1994-08-31 1994-08-31 データ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0869216A JPH0869216A (ja) 1996-03-12
JP3312494B2 true JP3312494B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=16525073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20654094A Expired - Fee Related JP3312494B2 (ja) 1994-08-31 1994-08-31 データ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3312494B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0869216A (ja) 1996-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000214963A (ja) コンピュ―タシステムおよび設定情報の自動設定方法
JP3327628B2 (ja) 電子機器およびその制御方法
JP3312494B2 (ja) データ処理装置
JPH0594353A (ja) データベース管理方式
JP2762816B2 (ja) トランザクション実行トレース情報採取方式
JP2870202B2 (ja) プロセッサ間相互監視方法及びその装置
JPH09223046A (ja) ダンプ収集機能を持つコンピュータシステム
JP2731047B2 (ja) プログラムのオペランドチェック方式
JPH04332055A (ja) プログラム暴走検知方法
JPS6136665B2 (ja)
JP3330767B2 (ja) 情報処理装置および情報処理装置におけるトレース取得方法
JPH0764820A (ja) デバッグ処理装置
JP3451941B2 (ja) 回線データ自動設定型通信機及びその回線データ作成方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JP3514168B2 (ja) 監視制御装置、監視制御方法、および監視プログラムを記録した記録媒体
JPH043218A (ja) データ書き込み方法およびその装置
KR100287014B1 (ko) 브이엠이버스를 통한 확장메모리 유니트의 탐지/초기화 방법
JP3028957B1 (ja) スタ―トポイントのサ―チ方法とその装置
JPH02227747A (ja) ジョブステップダンプ自動採取方式
JP2001005689A (ja) トレース採取回路
JP2001195283A (ja) データ処理装置とデータ処理方法
JP2540750B2 (ja) 自動デ―タ書き出し機能付デ―タ入力装置
JPH0484233A (ja) プログラム動作状況記録方式
JP3114200B2 (ja) 状態記録方法
JP2000353109A (ja) エミュレータ及びエミュレーションシステム
JPH0512061A (ja) アドレストレース記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees