JP3312196B2 - ボルト締め付け確認具 - Google Patents

ボルト締め付け確認具

Info

Publication number
JP3312196B2
JP3312196B2 JP32935497A JP32935497A JP3312196B2 JP 3312196 B2 JP3312196 B2 JP 3312196B2 JP 32935497 A JP32935497 A JP 32935497A JP 32935497 A JP32935497 A JP 32935497A JP 3312196 B2 JP3312196 B2 JP 3312196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
bolt
indicator
groove
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32935497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11159513A (ja
Inventor
茂雄 矢嶋
Original Assignee
株式会社 名有
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 名有 filed Critical 株式会社 名有
Priority to JP32935497A priority Critical patent/JP3312196B2/ja
Publication of JPH11159513A publication Critical patent/JPH11159513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3312196B2 publication Critical patent/JP3312196B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボルトの締め付
けを確認したり、ボルトの緩みを検知するボルト締め付
け確認具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、作業構台等の組み立てに於いて
は、図1に示すように、支柱1とアングルブレース2と
の連結に締付具3が使用されている。
【0003】この締付具3は、ボルト4を約3000k
gf・cmの力で締め付けて固定するものであるが、ボ
ルト4を締め付けたことを確認するのに、ボルト4にペ
ンキをスプレ−してマーキンングすることにより行って
いた。このペンキのスプレーは、スプレー缶等のマーカ
ーを保持し、吹き付け作業により行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高所作
業の場合は、スプレー缶等のマーカーを保持し、吹き付
け作業をすることが極めて困難であると共に、危険を伴
うものでもあった。そのため、吹き付けを省略したり、
忘れたりする場合があったが、この場合は締め忘れが生
じ、その結果、締付具3等が脱落する等の事故が発生す
る場合があった。
【0005】そればかりか、締め付けが不完全な場合
は、ボルト4が緩んでくる場合もあったが、従来法で
は、ボルトの緩みを検知することは不可能であった。そ
のため、法規上定められている点検(労働安全衛生規
則)作業が、確実に実施できない問題があった。
【0006】この発明は、このような点に着目してなさ
れたものであり、ボルトの締め付けを容易に確認するこ
とができ、しかもボルトの緩みをも検知することもでき
るボルト締め付け表示具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に沿う本発明の
構成は、多角形のボルト頭部若しくはナットに着脱自在
に嵌合するキャップと、該キャップに別体として取り付
けたインジケータとを具備し、該インジケータを、内周
に多数の溝を形成したリング状取り付け部と、該取り付
け部に一体的に連設した指針とから形成し、前記リング
状取り付け部の溝を、前記キャップ外周若しくはキャッ
プ上面の円形凸部の外周に形成した溝に外嵌螺合させ
該インジケータの向きによって、ボルト締めつけの有無
及びボルトの緩みを検知することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図2〜図4は、本発明の実施例を示すものであ
り、キャップ5は多角形のボルトの頭部(通常は六角
頭)13に着脱自在(抜き差し自在)に嵌合する凹部1
2を有している。
【0009】キャップ5の外周には、インジケータ7と
着脱自在(抜き差し自在)に歯合する多数の溝6が形成
されている。この溝6は、滑り止めの作用をもするもの
である。
【0010】インジケータ7は、内周に多数の溝8を形
成したリング状取り付け部9と、該取り付け部9に一体
的に連設した指針10とから形成され、前記リング状取
り付け部の溝8を、前記キャップ5の外周に形成した溝
6に外嵌歯合させるようになっている。
【0011】キャップ5とインジケータ7とは、図2に
示すように、紐状体11で連結すると便利である。キャ
ップ5とインジケータ7とは、別々にプラスチックで成
形しても良いが、両者を紐状体11で連結したものを、
一体成形するのが好ましい。
【0012】上記実施例に於いては、指針10は、矢印
の形に形成されているが、これは必ずしもこのようでな
くとも良い。位置確認が遠方からでも認識できる大きさ
及び形状であれば良く、特に限定されない。
【0013】上記実施例では、キャップ5とインジケー
タ7とは、着脱自在に形成しているので、ボルトがどの
ような停止位置でも、指針10を常に一定の方向に向く
ように位置決めすることができる。
【0014】このような目的のため、キャップの溝6と
リング状取り付け部の溝8は、360等分〜60等分に
形成すると良い。このようにすれば、指針10の方向の
誤差範囲を1°〜10°にすることができる。更に好ま
しくは、360等分〜120等分に形成するのが良い。
【0015】
【0016】また、キャップ5の上面に円形の凸部を形
成し、該凸部の外周に形成した溝に、上記と同様にイン
ジケータ7を着脱自在に装着し得るようにしても良い。
【0017】
【0018】図1〜図4に示す本発明の確認具を使用す
る場合、単にボルト締めつけ完了の確認であれば、キャ
ップ5だけを、ボルトに装着すれば良い。
【0019】緩みの検知まで必要であれば、キャップ5
に更にインジケータ7を装着する。この場合、インジケ
ータ7の指針10を一定方向(例えば下方)にするよう
にすれば、ボルトが緩んだ場合、指針10も一緒に回転
するので、ボルトの緩みを直ちに検知することができ
る。
【0020】図6は、ボルト16のネジ部に、ナット1
5を螺入して締めつけをする場合の実施例を示すもので
ある。
【0021】上記実施例の場合は、本発明のキャップ
5′の蓋部には、ボルト16が貫通する貫通穴14が形
成され、キャップ5′は、ナット15に嵌合装着するよ
うになっている。その他は、前記実施例と同様に構成さ
れている。
【0022】
【発明の効果】以上のべた如く、本発明によれば、ボル
トの締め付けの確認作業が極めて容易になるほか、締め
忘れを防止することができると共に、従来技術では解決
できなかったボルトの緩みをも検知することができる極
めて画期的な効果を奏する。また、本発明の器具を取り
付けることによって、法規上定められている点検作業に
ついても、確実に実施できるようになり、安全上非常に
有効な効果を奏する。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のボルトの固定方法を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の確認具をボルトに装着した状態を示す
斜視図である。
【図4】本発明の確認具をボルトに装着した状態を示す
平面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−232938(JP,A) 特開 平8−338415(JP,A) 実開 平3−130907(JP,U) 実開 昭50−34666(JP,U) 実開 昭55−15477(JP,U) 実開 昭55−71810(JP,U) 実開 昭61−145111(JP,U) 実開 昭59−136018(JP,U) 登録実用新案3003307(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 31/02 F16B 37/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多角形のボルト頭部若しくはナットに着脱
    自在に嵌合するキャップと、該キャップに別体として取
    り付けたインジケータとを具備し、該インジケータを、
    内周に多数の溝を形成したリング状取り付け部と、該取
    り付け部に一体的に連設した指針とから形成し、前記リ
    ング状取り付け部の溝を、前記キャップ外周若しくはキ
    ャップ上面の円形凸部の外周に形成した溝に外嵌螺合さ
    、該インジケータの向きによって、ボルト締めつけの
    有無及びボルトの緩みを検知することを特徴とするボル
    ト締め付け確認具。
  2. 【請求項2】前記キャップと前記インジケータとを、紐
    状体で連結してなる請求項2に記載の確認具。
  3. 【請求項3】前記キャップの溝及び前記リング状取り付
    け部の溝が、60等分〜360等分に形成されていいる
    請求項1又は2に記載の確認具。
JP32935497A 1997-12-01 1997-12-01 ボルト締め付け確認具 Expired - Fee Related JP3312196B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32935497A JP3312196B2 (ja) 1997-12-01 1997-12-01 ボルト締め付け確認具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32935497A JP3312196B2 (ja) 1997-12-01 1997-12-01 ボルト締め付け確認具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11159513A JPH11159513A (ja) 1999-06-15
JP3312196B2 true JP3312196B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=18220530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32935497A Expired - Fee Related JP3312196B2 (ja) 1997-12-01 1997-12-01 ボルト締め付け確認具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3312196B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2436356A (en) * 2006-03-25 2007-09-26 Interparts Automotive B V A device for indicating loss of tension in a wheel nut or bolt
GB2446406B (en) * 2007-02-12 2010-12-29 Interparts Automotive B V Adjustable indicator for fasteners
JP5221984B2 (ja) * 2008-02-29 2013-06-26 三菱重工業株式会社 締結具の緩み検出システム及び緩み検出方法
US7814858B1 (en) * 2008-06-11 2010-10-19 Brunswick Corporation Condition indicator for a marine component
JP6305779B2 (ja) * 2014-02-03 2018-04-04 株式会社共和電業 ねじ緩み検知装置およびねじ緩み監視システム
JP5706985B1 (ja) * 2014-03-26 2015-04-22 株式会社平成エンタープライズ 車両用ホイールナットの緩み検出具
JP6096711B2 (ja) * 2014-05-16 2017-03-15 株式会社サンネクスト ナットキャップ
JP6857487B2 (ja) * 2016-11-28 2021-04-14 株式会社内村 緩み検出装置、緩み検出システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11159513A (ja) 1999-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5687535A (en) Detachable roof anchor
JP3312196B2 (ja) ボルト締め付け確認具
USRE43629E1 (en) Connecting device for connecting a fan blade to a rotor of a motor of a ceiling fan
US5797659A (en) Lug nut apparatus with square drive
US20050100425A1 (en) Fastener assembly
US5279188A (en) Fastener holding apparatus
US5887355A (en) Attachment for a power saw to make plumb cuts
US7070022B1 (en) Gaff shield
JP2003165071A (ja) 釘打機のフック取付装置
US7997961B1 (en) Tool for elevating a sander
JP2001099128A (ja) ナットの緩め防止装置
CN210909744U (zh) 可拆卸式套筒扳手及给水连接管
JP3018137U (ja) ソケットレンチ
JPH0781577B2 (ja) ねじ付ファスナの緩み止め装置
US20200386003A1 (en) Handrail catch basket
KR200391996Y1 (ko) 다이스공을 일체로 한 산업용 클램프
US20050102784A1 (en) Universally attachable rotary brush
JP3342675B2 (ja) 物品締付け装置
JP3991075B2 (ja) 感知器用着脱器
JPS6224103Y2 (ja)
JPH0536080Y2 (ja)
JPH0725379A (ja) 踏板脱落防止式足場
JPH0642087Y2 (ja) 物品の取付具
JPH0423141Y2 (ja)
JPH057440Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees