JP3311509B2 - 平版印刷版の処理方法 - Google Patents
平版印刷版の処理方法Info
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- JP3311509B2 JP3311509B2 JP21750594A JP21750594A JP3311509B2 JP 3311509 B2 JP3311509 B2 JP 3311509B2 JP 21750594 A JP21750594 A JP 21750594A JP 21750594 A JP21750594 A JP 21750594A JP 3311509 B2 JP3311509 B2 JP 3311509B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀錯塩拡散転写法によ
る平版印刷版の処理方法に関するものである。
る平版印刷版の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀錯塩拡散転写法(DTR)によって得
られる銀画像を利用したオフセット印刷版は、既に特許
公報昭46−43132号あるいは特許公報昭48−3
0562号に記載されており、さらにポジタイプの印刷
原版については公開特許公報昭49−55402号に、
ネガタイプの印刷原版については公開特許公報昭52−
106902号、公開特許公報昭52−112402号
等に詳細に記載されている。
られる銀画像を利用したオフセット印刷版は、既に特許
公報昭46−43132号あるいは特許公報昭48−3
0562号に記載されており、さらにポジタイプの印刷
原版については公開特許公報昭49−55402号に、
ネガタイプの印刷原版については公開特許公報昭52−
106902号、公開特許公報昭52−112402号
等に詳細に記載されている。
【0003】これらのダイレクト印刷版は、支持体およ
びその上にハレーション防止を兼ねた下塗層、ハロゲン
化銀乳剤層、物理現像核層からなっている。感光材料を
像状露光後、現像主薬とハロゲン化銀溶剤を含む現像液
で処理すると、潜像が形成されているハロゲン化銀は乳
剤層中で黒化銀となるが、これに対して潜像が形成され
いないハロゲン化銀はハロゲン化銀錯化剤の作用で溶解
され、銀錯塩が感光材料の表面に拡散してくる。この銀
錯塩が表面層の物理現像核の上に現像主薬の還元作用に
よって銀画像として析出する。この現像過程の後に中性
から弱酸性に緩衝能力を持つ安定液に浸すことによって
版面を中和し銀画像を安定化させる。このプロセスによ
ってダイレクト印刷版が得られる。このようにして得ら
れたダイレクト印刷版は表面に現れた銀画像部分を親油
化し、銀画像の現れないゼラチン表面を親水化すること
で印刷時に親水部分に水を供給することによって印刷用
インクを銀画像のみに供給することにより印刷するもの
である。
びその上にハレーション防止を兼ねた下塗層、ハロゲン
化銀乳剤層、物理現像核層からなっている。感光材料を
像状露光後、現像主薬とハロゲン化銀溶剤を含む現像液
で処理すると、潜像が形成されているハロゲン化銀は乳
剤層中で黒化銀となるが、これに対して潜像が形成され
いないハロゲン化銀はハロゲン化銀錯化剤の作用で溶解
され、銀錯塩が感光材料の表面に拡散してくる。この銀
錯塩が表面層の物理現像核の上に現像主薬の還元作用に
よって銀画像として析出する。この現像過程の後に中性
から弱酸性に緩衝能力を持つ安定液に浸すことによって
版面を中和し銀画像を安定化させる。このプロセスによ
ってダイレクト印刷版が得られる。このようにして得ら
れたダイレクト印刷版は表面に現れた銀画像部分を親油
化し、銀画像の現れないゼラチン表面を親水化すること
で印刷時に親水部分に水を供給することによって印刷用
インクを銀画像のみに供給することにより印刷するもの
である。
【0004】通常これらのダイレクト印刷版の現像に用
いる現像液のpHはかなり高く、処理を行うことによって
そのpHが徐々に低下していく。そしてpHが低くなると、
この現像処理液で処理されたダイレクト印刷版は、耐刷
力の低下した実用性の低い印刷版となる。このpHの低下
した現像液は寿命がきたものとして、新しい現像液と交
換される。この印刷版の処理液の交換に伴って発生する
廃液はpHが高く、特別管理産業廃棄物に分類されること
が多い。これは管理に特別な資格や設備が必要となり、
より低いpHで実用的な耐刷力を持つダイレクト印刷版の
現像の出来る処理液が望まれている。
いる現像液のpHはかなり高く、処理を行うことによって
そのpHが徐々に低下していく。そしてpHが低くなると、
この現像処理液で処理されたダイレクト印刷版は、耐刷
力の低下した実用性の低い印刷版となる。このpHの低下
した現像液は寿命がきたものとして、新しい現像液と交
換される。この印刷版の処理液の交換に伴って発生する
廃液はpHが高く、特別管理産業廃棄物に分類されること
が多い。これは管理に特別な資格や設備が必要となり、
より低いpHで実用的な耐刷力を持つダイレクト印刷版の
現像の出来る処理液が望まれている。
【0005】一方安定液はダイレクト印刷版の処理に伴
い印刷版に付着している現像液によって安定液のpHが徐
々に上昇していき、そのpH値が高くなると印刷版のイン
キ乗りが悪くなり実用的に問題となることが多い。この
安定液は寿命が来たものとして、新しい安定液と交換さ
れる。このpH上昇は安定液に持ち込まれる現像液のpHが
高いほど早くなり、安定液の寿命が短くなることにな
る。従って、安定液の寿命を長くするためにも現像液の
pHを下げることが望まれている。
い印刷版に付着している現像液によって安定液のpHが徐
々に上昇していき、そのpH値が高くなると印刷版のイン
キ乗りが悪くなり実用的に問題となることが多い。この
安定液は寿命が来たものとして、新しい安定液と交換さ
れる。このpH上昇は安定液に持ち込まれる現像液のpHが
高いほど早くなり、安定液の寿命が短くなることにな
る。従って、安定液の寿命を長くするためにも現像液の
pHを下げることが望まれている。
【0006】さらに、耐刷性がより低いpHにおいても保
たれるようになると、最初のpHを高く設定することによ
り、より多くの印刷版を処理することが出来るようにな
り、ランニング性のより良好な処理液を作ることが出来
る。
たれるようになると、最初のpHを高く設定することによ
り、より多くの印刷版を処理することが出来るようにな
り、ランニング性のより良好な処理液を作ることが出来
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、銀錯
塩拡散転写法を利用するダイレクト平版印刷版の現像処
理に於て、より低い現像液のpHでも耐刷力が良好で、
インキ受理能の高い銀画像を得るための処理方法を提供
することにある。
塩拡散転写法を利用するダイレクト平版印刷版の現像処
理に於て、より低い現像液のpHでも耐刷力が良好で、
インキ受理能の高い銀画像を得るための処理方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討を重
ねた結果、銀錯塩拡散転写法を利用する平版印刷版を、
少なくとも一種のハロゲン化銀溶剤と、pKa値が9.5〜1
2.5の糖類、オキシム類、前記一般式のフェノール類お
よびフッ素化アルコールから選ばれる少なくとも1種の
化合物を現像液1リットル当たり0.1モル以上含むp
H10.0以上の現像液で処理する事を特徴とする処理
方法により、本発明の目的を達成できることを見いだし
た。
ねた結果、銀錯塩拡散転写法を利用する平版印刷版を、
少なくとも一種のハロゲン化銀溶剤と、pKa値が9.5〜1
2.5の糖類、オキシム類、前記一般式のフェノール類お
よびフッ素化アルコールから選ばれる少なくとも1種の
化合物を現像液1リットル当たり0.1モル以上含むp
H10.0以上の現像液で処理する事を特徴とする処理
方法により、本発明の目的を達成できることを見いだし
た。
【0009】本発明に於てハロゲン化銀溶剤とは、ハロ
ゲン化銀を溶解することの出来る化合物を表し、チオ硫
酸塩、亜硫酸塩、ピロ亜硫酸塩、チオシアン酸塩、チオ
エーテル、環状イミド、チオサリチル酸、アミン類、ア
ルカノールアミン類、などが挙げられる。
ゲン化銀を溶解することの出来る化合物を表し、チオ硫
酸塩、亜硫酸塩、ピロ亜硫酸塩、チオシアン酸塩、チオ
エーテル、環状イミド、チオサリチル酸、アミン類、ア
ルカノールアミン類、などが挙げられる。
【0010】これに加えて本発明のpKa値が9.5〜12.5の
化合物の添加量としては、0.1モル/リットル以上が好ましい。
なお、ここで言うpKa値は酸における水素イオンの解離
の第一段、第二段、 第三段解離などのいずれかが9.5〜
12.5の間であることを意味する。
化合物の添加量としては、0.1モル/リットル以上が好ましい。
なお、ここで言うpKa値は酸における水素イオンの解離
の第一段、第二段、 第三段解離などのいずれかが9.5〜
12.5の間であることを意味する。
【0011】本発明の現像液ではpH値は10.0以上が好ま
しく、目的に応じてこのpH範囲で設定することが出来
る。例えば現像液自体のpHを高目にすることでより多く
の印刷版を処理することができ、結果として処理液自体
の寿命を長くすることもできるし、低めに設定して補充
によってそのpHを維持することもできる。
しく、目的に応じてこのpH範囲で設定することが出来
る。例えば現像液自体のpHを高目にすることでより多く
の印刷版を処理することができ、結果として処理液自体
の寿命を長くすることもできるし、低めに設定して補充
によってそのpHを維持することもできる。
【0012】本発明のpKa値が9.5〜12.5の化合物として
特に好ましく用いられるのは、糖類(特に化1または化
2で表される糖類)、化3で表されるオキシム類、化2
4で表されるフェノール類、または化35で表されるフ
ッ素化アルコールである。
特に好ましく用いられるのは、糖類(特に化1または化
2で表される糖類)、化3で表されるオキシム類、化2
4で表されるフェノール類、または化35で表されるフ
ッ素化アルコールである。
【0013】化1、または化2で表される糖類とは次に
示すものである
示すものである
【0014】
【化1】
【0015】
【化2】
【0016】X1、X2、およびX3は、水素原子、水酸
基、アミノ基、 ハロゲン原子、アシロキシ基、アルコ
キシ基、アシルアミノ基、ホスホリルオキシ基を表す。
R1、R2は水素原子、アルキル基、置換アルキル基
(例えばヒドロキシメチル基、1,2-ジヒドロキシエチル
基、アセトキシメチル基、 ベンゾイルオキシメチル
基、メトキシメチル基、ベンゾイルオキシメチル基な
ど)または、カルボキシメチル基を表す。Yは水素原
子、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル
基またはアルキル基を表す。
基、アミノ基、 ハロゲン原子、アシロキシ基、アルコ
キシ基、アシルアミノ基、ホスホリルオキシ基を表す。
R1、R2は水素原子、アルキル基、置換アルキル基
(例えばヒドロキシメチル基、1,2-ジヒドロキシエチル
基、アセトキシメチル基、 ベンゾイルオキシメチル
基、メトキシメチル基、ベンゾイルオキシメチル基な
ど)または、カルボキシメチル基を表す。Yは水素原
子、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル
基またはアルキル基を表す。
【0017】さらにX1、X2、X3、R1、 R2およびY
で表される置換基が水酸基の場合、いずれか2つの水酸
基間のエーテル結合形成により、または更にアセトンや
ベンズアルデヒド等のカルボニル化合物を加えてアセタ
ール形成により、五員環または六員環を形成してもよ
い。
で表される置換基が水酸基の場合、いずれか2つの水酸
基間のエーテル結合形成により、または更にアセトンや
ベンズアルデヒド等のカルボニル化合物を加えてアセタ
ール形成により、五員環または六員環を形成してもよ
い。
【0018】化1または化2のYが、さらに他の化1ま
たは化2のX1、X2、X3、R1、R2ならびにYで表示
される水酸基とn-1個のグルコシド結合を形成すること
により、 完成されるn個の化1または化2のユニットか
らなる少糖類を形成してもよい。ここでnは2〜6まで
の整数を表す。
たは化2のX1、X2、X3、R1、R2ならびにYで表示
される水酸基とn-1個のグルコシド結合を形成すること
により、 完成されるn個の化1または化2のユニットか
らなる少糖類を形成してもよい。ここでnは2〜6まで
の整数を表す。
【0019】X1、X2、 X3として好ましいのは水素原
子または水酸基で更に好ましくは水酸基である。R1、
R2として好ましいのは水素原子、ヒドロキシメチル
基、1,2-ジヒドロキシエチル基またはカルボキシル基
で、Yとして好ましいものは水素原子である。
子または水酸基で更に好ましくは水酸基である。R1、
R2として好ましいのは水素原子、ヒドロキシメチル
基、1,2-ジヒドロキシエチル基またはカルボキシル基
で、Yとして好ましいものは水素原子である。
【0020】化1または化2で表される糖類の具体例と
しては次の化合物を挙げることが出来る。Dーエリセロー
ス、D-スレオース、D-アラビノーズ、D-リボース、D-キ
シロース、D-エリスローペンチュロース、 アルロース、
D-ガラクトース、D-グルコース、D-マンノース、D-タロ
ース、βーD-フラクトース、αーL-ソルボース、6ーデオキ
シーD-グルコース、D-グリセローD-ガラクトーヘプトー
ス、 αーD-アルローヘプチュロース、βーD-アルトロー3ー
ヘプチュロース、サッカロース、ラクトース、D-マルト
ース、イソマルトース、イヌロビオース、ヒアルビオウ
ロン、マルトトリオース
しては次の化合物を挙げることが出来る。Dーエリセロー
ス、D-スレオース、D-アラビノーズ、D-リボース、D-キ
シロース、D-エリスローペンチュロース、 アルロース、
D-ガラクトース、D-グルコース、D-マンノース、D-タロ
ース、βーD-フラクトース、αーL-ソルボース、6ーデオキ
シーD-グルコース、D-グリセローD-ガラクトーヘプトー
ス、 αーD-アルローヘプチュロース、βーD-アルトロー3ー
ヘプチュロース、サッカロース、ラクトース、D-マルト
ース、イソマルトース、イヌロビオース、ヒアルビオウ
ロン、マルトトリオース
【0021】これらの化合物は大部分市販されており容
易に入手可能である。市販されていないものも、 (1)
「大有機化学第三巻、脂肪族化合物II」小竹無二雄監
修、朝倉書店、1957年発行または(2)The Carbohydrate
s,Chemistry and Biochemistry」2nd Ed IA(1972)、
及びIIA(1970)、W.Pigman及びD.Horton監修Academic P
ressを参照すれば容易に合成できる。
易に入手可能である。市販されていないものも、 (1)
「大有機化学第三巻、脂肪族化合物II」小竹無二雄監
修、朝倉書店、1957年発行または(2)The Carbohydrate
s,Chemistry and Biochemistry」2nd Ed IA(1972)、
及びIIA(1970)、W.Pigman及びD.Horton監修Academic P
ressを参照すれば容易に合成できる。
【0022】化3で表されるオキシム類は次のものであ
る。
る。
【0023】
【化3】
【0024】R3及びR4は水素原子、アルキル基(置換
基を有してもよい)、アリール基(置換基を有してもよ
い)、アシル基または複素環を表す。R3とR4が互いに
結合して5または6員の環(特にシクロアルキル環)を
形成してもよい。アルキル基としては炭素数1から18
のもので直鎖、分岐及びシクロアルキル基を含む。置換
起としては例えばヒドロキシ基、カルボキシ基、アルコ
キシ基、ハロゲン原子、スルホン基、スルファモイル
基、カルバモイル基、スルホニルアミノ基、アシルアミ
ノ基、シアノ基、またはアシロキシ基などがあげられ
る。アリール基としてはフェニル基、ナフチル基であ
り、置換基としては例えばアルキル基の置換基としてあ
げたものがあげられる。
基を有してもよい)、アリール基(置換基を有してもよ
い)、アシル基または複素環を表す。R3とR4が互いに
結合して5または6員の環(特にシクロアルキル環)を
形成してもよい。アルキル基としては炭素数1から18
のもので直鎖、分岐及びシクロアルキル基を含む。置換
起としては例えばヒドロキシ基、カルボキシ基、アルコ
キシ基、ハロゲン原子、スルホン基、スルファモイル
基、カルバモイル基、スルホニルアミノ基、アシルアミ
ノ基、シアノ基、またはアシロキシ基などがあげられ
る。アリール基としてはフェニル基、ナフチル基であ
り、置換基としては例えばアルキル基の置換基としてあ
げたものがあげられる。
【0025】複素環としては例えばチアゾール、オキサ
ゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、
チアジアゾール、オキサジアゾール、テトラヒドロフラ
ン、モルホリン、ピリジン、ピペリジン、ベンズチアゾ
ール、ベンズオキサゾールまたはベンズイミダゾール等
が挙げられる。
ゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、
チアジアゾール、オキサジアゾール、テトラヒドロフラ
ン、モルホリン、ピリジン、ピペリジン、ベンズチアゾ
ール、ベンズオキサゾールまたはベンズイミダゾール等
が挙げられる。
【0026】
【化4】
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】
【化7】
【0030】
【化8】
【0031】
【化9】
【0032】
【化10】
【0033】
【化11】
【0034】
【化12】
【0035】
【化13】
【0036】
【化14】
【0037】
【化15】
【0038】
【化16】
【0039】
【化17】
【0040】
【化18】
【0041】
【化19】
【0042】
【化20】
【0043】
【化21】
【0044】
【化22】
【0045】
【化23】
【0046】これらの化合物は市販品として、または
「Organic Functional Group Preparations第3巻」 p3
65Ed.,by S.R.Sandler and W.karo,Academic Press(197
2)に記載されている方法で合成することにより容易に入
手できる。
「Organic Functional Group Preparations第3巻」 p3
65Ed.,by S.R.Sandler and W.karo,Academic Press(197
2)に記載されている方法で合成することにより容易に入
手できる。
【0047】次に一般式化24のフェノール類について
説明する。
説明する。
【0048】
【化24】
【0049】ここでR5、R6、R7、R8は同じかまたは
異なっていて水素原子、アミノ基、カルボン酸基、スル
ホン酸基、炭素数1〜4のアルキル基(置換基を有して
いてもよい)、アルコキシ基(置換基を有していてもよ
い)を表す。置換基としては一般式化3のR3、R4のア
ルキル基またはアリール基の置換基と同様のものが挙げ
られる。
異なっていて水素原子、アミノ基、カルボン酸基、スル
ホン酸基、炭素数1〜4のアルキル基(置換基を有して
いてもよい)、アルコキシ基(置換基を有していてもよ
い)を表す。置換基としては一般式化3のR3、R4のア
ルキル基またはアリール基の置換基と同様のものが挙げ
られる。
【0050】一般式化24で示される化合物の具体例と
しては次のものが挙げられる。
しては次のものが挙げられる。
【0051】
【化25】
【0052】
【化26】
【0053】
【化27】
【0054】
【化28】
【0055】
【化29】
【0056】
【化30】
【0057】
【化31】
【0058】
【化32】
【0059】
【化33】
【0060】
【化34】
【0061】これらの化合物の多くは市販されており、
他の化合物も公知で容易に合成できる。
他の化合物も公知で容易に合成できる。
【0062】次に一般式化35のフッ素化アルコールに
ついて説明する。
ついて説明する。
【0063】
【化35】
【0064】式中Rは水素原子、置換または無置換のア
ルキル基、置換または無置換のシクロアルキル基、置換
または無置換のアリール基を表し;nは1または2を表
し;Jはnが1の場合には水素原子、フッ素原子、置換
または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリー
ル基、置換または無置換のアラルキル基を表し、nが2
の場合には置換または無置換のアルキレン基、置換また
は無置換のシクロアルキレン基、置換または無置換のア
ラルキレン基を表す。
ルキル基、置換または無置換のシクロアルキル基、置換
または無置換のアリール基を表し;nは1または2を表
し;Jはnが1の場合には水素原子、フッ素原子、置換
または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリー
ル基、置換または無置換のアラルキル基を表し、nが2
の場合には置換または無置換のアルキレン基、置換また
は無置換のシクロアルキレン基、置換または無置換のア
ラルキレン基を表す。
【0065】化35で表される化合物のうち好ましいも
のにおいては、Rは水素原子またはフッ素置換アルキル
基を表しnは1または2を表し:Jはnが1の場合には
水素原子、フッ素原子、フッ素置換アルキル基を表し、
nが2の場合にはフッ素置換アルキレン基を表す。これ
ら好ましい化合物のうち、炭素原子数が水酸基、カルボ
ン酸基、スルホン酸基などの親水性基1個当り6個以下
であるものが処理液に対して十分な溶解度を有する点で
特に好ましい。
のにおいては、Rは水素原子またはフッ素置換アルキル
基を表しnは1または2を表し:Jはnが1の場合には
水素原子、フッ素原子、フッ素置換アルキル基を表し、
nが2の場合にはフッ素置換アルキレン基を表す。これ
ら好ましい化合物のうち、炭素原子数が水酸基、カルボ
ン酸基、スルホン酸基などの親水性基1個当り6個以下
であるものが処理液に対して十分な溶解度を有する点で
特に好ましい。
【0066】化35で示される化合物の具体例は以下の
通りである
通りである
【0067】
【化36】
【0068】
【化37】
【0069】
【化38】
【0070】
【化39】
【0071】
【化40】
【0072】
【化41】
【0073】
【化42】
【0074】
【化43】
【0075】これらの化合物の多くは市販されており、
その他の化合物も公知であり容易に合成できる。
その他の化合物も公知であり容易に合成できる。
【0076】本発明の現像処理液に、カルボキシメチル
セルロース(CMC)、ヒドロキシルエチルセルロース
(HEC)等の水溶性ポリマーを粘調剤として使用する
ことは公知であり(例えば特開昭48−76603号、
同昭56−6237号公報等)、本発明の処理液に対し
ても添加してよいが、これらの高分子化合物には、耐刷
力を向上させる作用はない。
セルロース(CMC)、ヒドロキシルエチルセルロース
(HEC)等の水溶性ポリマーを粘調剤として使用する
ことは公知であり(例えば特開昭48−76603号、
同昭56−6237号公報等)、本発明の処理液に対し
ても添加してよいが、これらの高分子化合物には、耐刷
力を向上させる作用はない。
【0077】本発明現像処理液には、アルカリ性物質
(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、第三燐酸ナトリ
ウムなど)、保恒剤としての亜硫酸塩(亜硫酸カリウ
ム、亜硫酸ナトリウムなど)、硫酸塩(硫酸ナトリウ
ム、硫酸アンモニウムなど)、カブリ防止剤(臭化カリ
ウムなど)、現像主薬(ハイドロキノン、1−フェニル
−3−ピラゾリドン、メトールなど)、現像変性剤(ポ
リオキシアルキレン化合物、オニウム化合物など)を含
むことが出来る。
(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、第三燐酸ナトリ
ウムなど)、保恒剤としての亜硫酸塩(亜硫酸カリウ
ム、亜硫酸ナトリウムなど)、硫酸塩(硫酸ナトリウ
ム、硫酸アンモニウムなど)、カブリ防止剤(臭化カリ
ウムなど)、現像主薬(ハイドロキノン、1−フェニル
−3−ピラゾリドン、メトールなど)、現像変性剤(ポ
リオキシアルキレン化合物、オニウム化合物など)を含
むことが出来る。
【0078】更に、界面活性剤(アルギン酸プロピレン
グリコールエステルなど)、アミノポリカルボン酸塩
(エチレンジアミン四酢酸ナトリウムなど)等を一種ま
たは二種以上含有させることも出来る。この他にも本発
明の化合物の溶剤、例えばメタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、DMF、ジオキサン等の水混和性有機溶剤を含
ませることが出来る。
グリコールエステルなど)、アミノポリカルボン酸塩
(エチレンジアミン四酢酸ナトリウムなど)等を一種ま
たは二種以上含有させることも出来る。この他にも本発
明の化合物の溶剤、例えばメタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、DMF、ジオキサン等の水混和性有機溶剤を含
ませることが出来る。
【0079】銀錯塩拡散転写法の実施に当たっては、例
えば英国特許第1000115号、第1012476
号、第1017273号、第1042477号の明細書
に記載されているごとく、ハロゲン化銀乳剤および/ま
たは受像層かそれに隣接する他の水透過性層中に現像主
薬を混入することが行なわれている。したがって、この
ような感光材料では、現像に使われる処理液は、現像主
薬を含まぬ所謂「アルカリ性活性化液」を使用しうる。
本発明の処理液は、このようなタイプの感材でも効果が
ある。
えば英国特許第1000115号、第1012476
号、第1017273号、第1042477号の明細書
に記載されているごとく、ハロゲン化銀乳剤および/ま
たは受像層かそれに隣接する他の水透過性層中に現像主
薬を混入することが行なわれている。したがって、この
ような感光材料では、現像に使われる処理液は、現像主
薬を含まぬ所謂「アルカリ性活性化液」を使用しうる。
本発明の処理液は、このようなタイプの感材でも効果が
ある。
【0080】また本発明の実施に用いられる平版印刷版
のハロゲン化銀乳剤は塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、塩沃
化銀、塩臭沃化銀が使用でき、好ましくは塩化銀が50
モル%以上のハロゲン化銀である。これらのハロゲン化
銀乳剤は分光増感剤(光源・用途に応じた分光増感色
素、例えばカメラタイプ、レーザー光タイプ、色分解用
パンクロタイプ等)、ゼラチン硬化剤、塗布助剤、カブ
リ防止剤、可塑剤、現像主薬、マット剤などを含むこと
が出来る。
のハロゲン化銀乳剤は塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、塩沃
化銀、塩臭沃化銀が使用でき、好ましくは塩化銀が50
モル%以上のハロゲン化銀である。これらのハロゲン化
銀乳剤は分光増感剤(光源・用途に応じた分光増感色
素、例えばカメラタイプ、レーザー光タイプ、色分解用
パンクロタイプ等)、ゼラチン硬化剤、塗布助剤、カブ
リ防止剤、可塑剤、現像主薬、マット剤などを含むこと
が出来る。
【0081】本発明の平版印刷版のハロゲン化銀乳剤に
用いられるバインダーは、通常ゼラチンであるが、ゼラ
チンはその一部をデンプン、アルブミン、アルギン酸ナ
トリウム、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ア
ラビアゴム、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビ
ニルピロリドン(PVP)、カルボキシメチルセルロー
ス(CMC)、ポリアクリルアミド、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体などの親水性高分子結合剤の一種また
は二種以上で置換することも出来る。さらにビニル共重
合体水分散物(ラテックス)を用いることも出来る。
用いられるバインダーは、通常ゼラチンであるが、ゼラ
チンはその一部をデンプン、アルブミン、アルギン酸ナ
トリウム、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ア
ラビアゴム、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビ
ニルピロリドン(PVP)、カルボキシメチルセルロー
ス(CMC)、ポリアクリルアミド、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体などの親水性高分子結合剤の一種また
は二種以上で置換することも出来る。さらにビニル共重
合体水分散物(ラテックス)を用いることも出来る。
【0082】ハロゲン化銀乳剤層の下側(支持体面)に
は接着改良および/またはハレーション防止等の目的で
下引層を含むこともでき、この層には現像主薬、マット
剤を含むことが出来る。
は接着改良および/またはハレーション防止等の目的で
下引層を含むこともでき、この層には現像主薬、マット
剤を含むことが出来る。
【0083】ハロゲン化銀乳剤を塗布する支持体は、
紙、各種のフィルム、プラスチックス、樹脂様物質を塗
布した紙、金属板等が利用できる。
紙、各種のフィルム、プラスチックス、樹脂様物質を塗
布した紙、金属板等が利用できる。
【0084】物理現像核層に使用される物理現像核は、
周知の薬品であるアンチモン、カドミウム、コバルト、
パラジウム、ニッケル、銀、鉛、亜鉛等の金属類および
その硫化物が使用できる。またこの物理現像核層にも現
像主薬を含むことができるし、親水性バインダーを含ん
でもよい。
周知の薬品であるアンチモン、カドミウム、コバルト、
パラジウム、ニッケル、銀、鉛、亜鉛等の金属類および
その硫化物が使用できる。またこの物理現像核層にも現
像主薬を含むことができるし、親水性バインダーを含ん
でもよい。
【0085】
実施例1 以下に実施例を掲げ本発明を更に詳細に説明するが、こ
れだけに限定されるわけではない。
れだけに限定されるわけではない。
【0086】下引処理したポリエステルフィルム支持体
の片面に平均粒径サイズ5μのシリカ粒子を含有するマ
ット化層を設け、反対側の面に波長633nmの光の反射
率が3%になる量のカーボンブラックを含み、平均粒径
7μのシリカ粉末を写真用ゼラチンに対して20重量%
の割合で含むハレーション防止用下塗層(pH4.0に
調整)の上に、物理熟成時にハロゲン化銀1モル当たり
4×10ー6モル塩化ロジウムを添加し、平均粒径0.4
0μの塩化銀乳剤を化学増感した後に分光増感した乳剤
に、平均粒径7μのシリカ粉末を写真用ゼラチンに対し
て5重量%の割合で添加した乳剤層(pH4.0に調
整)を設けた。下塗層はゼラチンを3.5g/m2、乳
剤層はゼラチンを0.8g/m2、ハロゲン化銀(硝酸
銀に換算)1.0g/m2を含んでいる。この下塗層と
乳剤層は、 硬膜剤としてホルマリンをゼラチンに対し
て5.0mg/gの割合で含んでいる。
の片面に平均粒径サイズ5μのシリカ粒子を含有するマ
ット化層を設け、反対側の面に波長633nmの光の反射
率が3%になる量のカーボンブラックを含み、平均粒径
7μのシリカ粉末を写真用ゼラチンに対して20重量%
の割合で含むハレーション防止用下塗層(pH4.0に
調整)の上に、物理熟成時にハロゲン化銀1モル当たり
4×10ー6モル塩化ロジウムを添加し、平均粒径0.4
0μの塩化銀乳剤を化学増感した後に分光増感した乳剤
に、平均粒径7μのシリカ粉末を写真用ゼラチンに対し
て5重量%の割合で添加した乳剤層(pH4.0に調
整)を設けた。下塗層はゼラチンを3.5g/m2、乳
剤層はゼラチンを0.8g/m2、ハロゲン化銀(硝酸
銀に換算)1.0g/m2を含んでいる。この下塗層と
乳剤層は、 硬膜剤としてホルマリンをゼラチンに対し
て5.0mg/gの割合で含んでいる。
【0087】上記塗布物の乾燥後、40℃で14日加温
した後、この乳剤層の上に、特開昭54−103104
号公報の実施例2で用いたプレートNo. 31記載の物理
現像核を含む液を塗布、乾燥し、平版印刷版を製造す
る。このようにして得られた平版印刷版の原版に像反転
機構を有する製版カメラで像露光し、下記の現像液(使
用液)により30℃で30秒間現像処理し、続いて下記
中和液で処理した。この時の現像液のpHは13.5で
あった。又この現像液に12N硫酸水溶液を用いてpH
を13.0、12.5、12.0、11.5に合わせ
た。これらを比較例として、30℃で30秒間現像処理
した。
した後、この乳剤層の上に、特開昭54−103104
号公報の実施例2で用いたプレートNo. 31記載の物理
現像核を含む液を塗布、乾燥し、平版印刷版を製造す
る。このようにして得られた平版印刷版の原版に像反転
機構を有する製版カメラで像露光し、下記の現像液(使
用液)により30℃で30秒間現像処理し、続いて下記
中和液で処理した。この時の現像液のpHは13.5で
あった。又この現像液に12N硫酸水溶液を用いてpH
を13.0、12.5、12.0、11.5に合わせ
た。これらを比較例として、30℃で30秒間現像処理
した。
【0088】 現像液A 水酸化ナトリウム 24g 水酸化カリウム 8g 無水亜硫酸ナトリウム 50g 2−メチル−アミノ−1−プロパノール 30g ウラシル 0.2g 水を加えて1lとする。
【0089】 中和液 エチレングリコール 5g コロイダルシリカ(20%水溶液) 1g クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g 水を加えて1lとする。
【0090】一方、前記の現像液Aに、本発明の例示化
合物であるD-ガラクトース、D-グルコース、サッカロー
ス、化4、化9、化14、化25、化30、化31、化
37、化42を現像液1Lあたり0.5モルの割合で添
加しそれぞれ本発明1〜11とした。これらの現像液を
12N硫酸水溶液でpHを13.0、12.5、12.
0、11.5に合わせた。
合物であるD-ガラクトース、D-グルコース、サッカロー
ス、化4、化9、化14、化25、化30、化31、化
37、化42を現像液1Lあたり0.5モルの割合で添
加しそれぞれ本発明1〜11とした。これらの現像液を
12N硫酸水溶液でpHを13.0、12.5、12.
0、11.5に合わせた。
【0091】現像は比較例と全く同様にし、製版処理し
た。ついで印刷版をオフセット印刷機にセットし、下記
組成のエッチ液で版面を充分に湿し、下記組成の給湿液
を用いて印刷を行なった。
た。ついで印刷版をオフセット印刷機にセットし、下記
組成のエッチ液で版面を充分に湿し、下記組成の給湿液
を用いて印刷を行なった。
【0092】 エッチ液 水 600ml イソプロパノール 400ml エチレングリコール 50g
【0093】 給湿液 水 8l コハク酸 6g 硫酸ナトリウム 25g エチレングリコール 100g コロイダルシリカ(20%水溶液) 28g
【0094】以下の基準により判定した実施例の印刷結
果を、表1に示した。印刷の耐刷力は、次のような方法
で判定した。1,000枚以上50,000枚までの印
刷を続け、銀画像部のインキとびの出るときの印刷枚数
によって、次の4つの水準で評価した。 A 50,000枚以上 B 25,000 C 10,000 D 5,000
果を、表1に示した。印刷の耐刷力は、次のような方法
で判定した。1,000枚以上50,000枚までの印
刷を続け、銀画像部のインキとびの出るときの印刷枚数
によって、次の4つの水準で評価した。 A 50,000枚以上 B 25,000 C 10,000 D 5,000
【0095】
【表1】
【0096】表1から明らかなように比較例ではpHが
12.5よりも低くなると耐刷が極端に悪くなるのに対
して、本発明の現像液はpHの低い現像条件においても
耐刷力の優れた銀画像が得られ、原稿の細線部分も良好
に再現し、しかもその細線部の印刷による機械的磨耗も
なく長い印刷に耐えるものであった。
12.5よりも低くなると耐刷が極端に悪くなるのに対
して、本発明の現像液はpHの低い現像条件においても
耐刷力の優れた銀画像が得られ、原稿の細線部分も良好
に再現し、しかもその細線部の印刷による機械的磨耗も
なく長い印刷に耐えるものであった。
【0097】実施例2 実施例1で用いられた平版印刷版の原版(254mmx450mm)
に像反転機構を有する製版カメラで像露光し、下記の現
像液(使用液)が1.5リットル、中和液が1リットル
入る自動現像機により30℃で30秒間現像処理し、続
いて下記中和液で処理し1リットル当り20m2まで処
理した。 この時のスタート時の現像液のpHは13.
5であった。また、この連続処理に於てサンプリングは
スタート、5、10、15、20m2/L処理したとこ
ろで行った。 これを比較例2とする。この比較例のpH
は表2に示した。
に像反転機構を有する製版カメラで像露光し、下記の現
像液(使用液)が1.5リットル、中和液が1リットル
入る自動現像機により30℃で30秒間現像処理し、続
いて下記中和液で処理し1リットル当り20m2まで処
理した。 この時のスタート時の現像液のpHは13.
5であった。また、この連続処理に於てサンプリングは
スタート、5、10、15、20m2/L処理したとこ
ろで行った。 これを比較例2とする。この比較例のpH
は表2に示した。
【0098】 現像液A 水酸化ナトリウム 24g 水酸化カリウム 8g 無水亜硫酸ナトリウム 50g 2−メチル−アミノ−1−プロパノール 30g ウラシル 0.2g 水を加えて1lとする。
【0099】 中和液 エチレングリコール 5g コロイダルシリカ(20%水溶液) 1g クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g 水を加えて1lとする。
【0100】一方、前記の現像液Aに、本発明の例示化
合物であるD-ガラクトース、D-グルコース、サッカロー
ス、化4、化9、化14、化25、化30、化31、化
37、化42を現像液1lあたり0.5モルの割合で添
加しカ性カリでpHを13.5に合わせたものを、それ
ぞれ本発明12〜22とした。これらの現像液を比較例
と同じ自動現像機で1リットルあたり20m2まで処理
した。また、この連続処理に於てサンプリングはスター
ト、5、10、15、20m2/L処理したところで行
った。この本発明の処理液のpHは表2に示した。
合物であるD-ガラクトース、D-グルコース、サッカロー
ス、化4、化9、化14、化25、化30、化31、化
37、化42を現像液1lあたり0.5モルの割合で添
加しカ性カリでpHを13.5に合わせたものを、それ
ぞれ本発明12〜22とした。これらの現像液を比較例
と同じ自動現像機で1リットルあたり20m2まで処理
した。また、この連続処理に於てサンプリングはスター
ト、5、10、15、20m2/L処理したところで行
った。この本発明の処理液のpHは表2に示した。
【0101】ついで印刷版をオフセット印刷機にセット
し、実施例1と同じ組成のエッチ液及び給湿液を用いて
印刷を行なった。
し、実施例1と同じ組成のエッチ液及び給湿液を用いて
印刷を行なった。
【0102】実施例のpH変化を表2に、その印刷結果
を表3に示した。
を表3に示した。
【0103】
【表2】
【0104】
【表3】
【0105】表3から明らかなように比較例では10m
2 /L以上処理した現像液を用いて処理した場合、耐刷
力が悪くなるのに対して、 本発明の現像液は15m2/
L以上処理した現像液を用いて処理した場合において
も、pHが同じように低下しているにも関わらず耐刷力の
優れた銀画像が得られ、原稿の細線部分も良好に再現
し、しかもその細線部の印刷による機械的磨耗もなく長
い印刷に耐えるものであった。
2 /L以上処理した現像液を用いて処理した場合、耐刷
力が悪くなるのに対して、 本発明の現像液は15m2/
L以上処理した現像液を用いて処理した場合において
も、pHが同じように低下しているにも関わらず耐刷力の
優れた銀画像が得られ、原稿の細線部分も良好に再現
し、しかもその細線部の印刷による機械的磨耗もなく長
い印刷に耐えるものであった。
【0106】
【発明の効果】本発明の平版印刷版用現像方法では、低
いpHの現像液で処理した場合でも耐刷が低下せず、よ
り多くの版を処理することができる。
いpHの現像液で処理した場合でも耐刷が低下せず、よ
り多くの版を処理することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/07 G03C 8/36 G03F 7/32
Claims (1)
- 【請求項1】 銀錯塩拡散転写法を利用する平版印刷版
を、少なくとも一種のハロゲン化銀溶剤と、pKa値が9.5
〜12.5の糖類、オキシム類、下記一般式のフェノール類
およびフッ素化アルコールから選ばれる少なくとも1種
の化合物を現像液1リットル当たり0.1モル以上含む
pH10.0以上の現像液で処理する事を特徴とする処
理方法。 【化24】 式中、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 は、水素原子、アミノ基、カ
ルボン酸基、スルホン酸基、炭素数1〜4のアルキル、
アルコキシ基を表す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21750594A JP3311509B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 平版印刷版の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21750594A JP3311509B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 平版印刷版の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0882936A JPH0882936A (ja) | 1996-03-26 |
JP3311509B2 true JP3311509B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=16705291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21750594A Expired - Fee Related JP3311509B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 平版印刷版の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3311509B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP21750594A patent/JP3311509B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0882936A (ja) | 1996-03-26 |
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