JP2935380B2 - 平版印刷版の処理方法 - Google Patents

平版印刷版の処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀錯塩拡散転写法によ
る平版印刷版の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀錯塩拡散転写法(DTR)によって得
られる銀画像を利用したオフセット印刷版は、既に特許
公報昭46−43132号あるいは特許公報昭48−3
0562号に記載されており、さらにポジタイプの印刷
原版については公開特許公報昭49−55402号に、
ネガタイプの印刷原版については公開特許公報昭52−
106902号、公開特許公報昭52−112402号
等に詳細に記載されている。
【0003】これらのダイレクト印刷版は、支持体およ
びその上にハレーション防止を兼ねた下引き層、ハロゲ
ン化銀乳剤層、物理現像核層からなっている。感光材料
を像様露光後、現像薬とハロゲン化銀溶剤を含む現像液
で処理すると潜像が形成されているハロゲン化銀は乳剤
層中で黒化銀となるが、これに対して潜像が形成されい
ないハロゲン化銀はハロゲン化銀錯化剤の作用で溶解
し、感光材料の表面に拡散してくる。この銀錯塩が表面
層の物理現像核の上に現像主薬の還元作用によって銀画
像として析出する。このプロセスによってダイレクト印
刷版が得られる。
【0004】この銀画像のインキ受容性を強化させるた
めには現像後、必要ならば感脂化処理を施し、オフセッ
ト印刷機上で印刷物へとインキ画像が転写される。この
ダイレクト印刷版は、操作性が良いこと、低価格である
ことなどの利点を持っているが、その反面写真現像処理
により印刷用銀画像を形成する性格上、処理時間内に拡
散転写が完結せず、過剰な銀イオンが残存し、それが保
存安定性もしくは耐刷力低下の一因となっていた。
【0005】これらの欠点を改良するために種々の方法
が利用される。そのひとつは酸化剤の使用である。特開
昭55−98753号公報には、含硫黄有機化合物と酸
化剤の併用が述べられており、また、特開昭51−58
952号、同昭61−223740号公報には、ヨウ素
イオンと酸化剤を使った耐刷力の向上法が述べられてい
る。また、キレート樹脂の利用による過剰な銀イオンの
除去も、耐刷力を上げるのに効果があった。しかしなが
ら、これらの方法の欠点は、往々にして銀画像のインキ
受理能を低下させることであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、銀錯
塩拡散転写法を利用するダイレクト平版印刷版の現像処
理に於て耐刷力が良好で、インキ受理能の高い銀画像を
得るための処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討を
重ねた結果、適当な大きさのアルキル基を持つ現像抑制
剤の存在下で、銀錯塩拡散転写を抑制させることによ
り、本発明の目的を達成できることを見いだした。
【0008】すなわち、本発明は、下記化2で示される
含窒素複素環式化合物を含有する現像液で平版印刷版を
処理する方法である。
【0009】
【化2】
【0010】式中、Rは炭素原子4個から9個のアルキ
ル基を表わし、ZはRとベンゼン環を介して結合する5
−メルカプト−1−フェニルテトラゾール、2−メルカ
プト−1−フェニルイミダゾール、ベンゾトリアゾー
ル、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプト
ベンゾオキサゾールを表わす。本発明に用いられる化2
の化合物の具体的な例を以下に示す。
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】
【化10】
【0019】
【化11】
【0020】本発明化合物の合成は、P−アルキルアニ
リンを原料として常法に従い容易にできる。以下に本発
明の代表的化合物の合成例を示す。
【0021】合成例1(化合物化3の合成例) 4−オクチルアニリン18.4gを、無水酢酸80ml
と水80mlの混合溶液中に添加し、撹拌しつつ30分
間加熱した。室温まで放冷後析晶を濾取し、水洗後乾燥
しアミノアセチル体を得た。このアミノアセチル体2
0.9gを無水酢酸80ml中に溶解し、氷水冷下撹拌
しつつ濃硝酸33.5mlを徐々に滴下した。滴下終了
後、室温下で30分間撹拌した。水80mlを徐々に加
え、析晶濾取し、水洗後乾燥して粗製2−ニトロ体2
3.5gを得た。
【0022】粗製2−ニトロ体23.5gをエタノール
160mlと30%水酸化カリウム水溶液15mlの混
合溶液中に添加し、1時間還流した。室温まで放冷し、
クロロホルム100mlで抽出した。クロロホルム層を
水洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下留去する
と、粗製2−ニトロ−4−n−オクチルアニリン21.
0gを得た。
【0023】粗製2−ニトロ−4−n−オクチルアニリ
ン21.0gを、10%パラジウム炭素2gをエタノー
ル200ml中に分散させた混合溶液中に溶解し、室温
下4時間水素接触還元した(水素吸収量6200m
l)。不溶物を濾別し、濾液には濃塩酸20mlとエタ
ノール30mlの混合溶液を加えた。減圧留去し、残渣
を石油エーテルで洗浄後乾燥して粗製1、2−ジアミノ
体塩酸塩22.4gを得た。
【0024】粗製1、2−ジアミノ体塩酸塩22.4g
を1N希塩酸250mlに溶解し、氷水冷により温度0
−5℃に維持しつつ亜硝酸ナトリウム5.2gを水50
ml中に溶解した水溶液を滴下した。滴下終了後酢酸エ
チルエステル150mlで抽出し、酢酸エチルエステル
層は水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧留去
し残渣はシリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒ベン
ゼン+酢酸エチルエステル5:1)で分離した。分取し
たフラクションは減圧留去後n−ヘキサン中より再結晶
した。 収量:11.0g m.p.:64−65℃
【0025】1H−NMR(CDCl3/TMS):δ=
7.87(1H、d、J=8Hz、7位)、7.66
(1H、s、J=8Hz、4位)、7.26(1H、
d、J=8Hz、5位)、2.74(2H、t、J=7
Hz、メチレン)、1.66(2H、t、J=7Hz、
メチレン)、1.25(10H、m、メチレン5個)、
0.86(3H、t、J=7Hz、メチル)
【0026】合成例2(化合物化6の合成例) 4−n−ヘプチルアニリン11.46gを2N塩酸15
0mlに溶解し、室温下撹拌しつつチオホスゲン7.2
4gを徐々に滴下した。滴下終了後4時間撹拌し、ベン
ゼン150mlで抽出した。ベンゼン層を水洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下留去すると、粗製イ
ソチオシアナート体13.1gを得た。
【0027】粗製イソチオシアナート体13.7gに室
温で撹拌しながらアミノアセタール7.82gを滴下し
た。30%希硫酸200mlを加え、さらに5時間還流
した。室温まで放冷後、水100mlを加え、生じた沈
殿を濾取し水洗浄後、含水エタノールおよび酢酸エチル
エステルより再結晶した。 収量:7.8g m.p.:128−129℃
【0028】1H−NMR(CDCl3/TMS):δ=
7.48(2H、d、J=8Hz、ベンゼン環2位6
位)、7.29(2H、d、J=8Hz、ベンゼン環3
位5位)、6.82(2H、d、J=10Hz、イミダ
ゾール環4位5位)、2.65(2H、t、J=7H
z、メチレン)、1.65(2H、s、J=7Hz、メ
チレン)、1.31(8H、s、メチレン)、0.89
(3H、s、メチル)13C-NMR(CDCl3):δ=
161.3(イミダゾール2位)、143.4、13
5.2 129.0、125.6(以上ベンゼン環)、
119.4、114.8 (イミダゾール環4位5
位)、35.6、31.7、31.2、29.2、2
9.1、22.6、14.0(以上n−ヘプチル基)
【0029】合成例3(化合物化9の合成例) 4−n−ヘプチルアニリン4.78g、二硫化炭素4.
75gと硫黄1.6gをステンレス製封管に入れ密栓
し、油浴上240℃で5時間加熱した。放冷後、反応混
合物にアセトンを加えて不溶物を濾別し、濾液を減圧留
去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで2回(展
開溶媒ベンゼン+酢酸エチルエステル10:1およびn
−ヘキサン+酢酸エチルエステル5:1)分離した。分
取したフラクションは溶媒留去後、n−ヘキサン中より
再結晶した。 収量:0.8g m.p.:109−110℃
【0030】1H−NMR(CDCl3/TMS):δ=
7.27(1H、d、J=1Hz、7位)、7.26
(1H、d、J=8Hz、4位)、7.16(2H、d
d、J=1Hz・8Hz、5位)、2.64(2H、
t、J=7Hz、メチレン)、1.60(2H、t、J
=7Hz、メチレン)、1.28(8H、m、メチレ
ン)、0.87 (3H、s、メチル)13C-NMR(C
DCl3)、δ=190.3(2位)、140.0、1
38.4、130.1、127.7、120.7、11
2.0(以上ベンゼン環)、35.6、31.7、3
1.5、29.0、22.6、14.0(以上n−ヘプ
チル基)
【0031】本発明の化2の化合物の現像液への添加量
は、10-5〜10-1モル/lの範囲であり、好ましくは
10-3〜10-2モル/lがよい。また二種類以上の化合
物の併用もできる。本発明の化合物は現像液中に添加す
るのが最も効果的だが、ダイレクト印刷版のハロゲン化
銀乳剤層もしくは上塗り層、好ましくはハロゲン化銀乳
剤層に添加してもよい。その場合添加量は10-7〜10
-3モル/m2の範囲であり、好ましくは10-6〜10-4
モル/m2がよい。また二種類以上の化合物の併用もで
きる。
【0032】平版印刷版用拡散転写現像液にカルボキシ
メチルセルロース(CMC)、ヒドロキシルエチルセル
ロース(HEC)等の水溶性ポリマーを粘調剤として使
用することは公知であり(例えば特開昭48−7660
3号、同昭56−6237号公報等)、本発明の処理液
に対しても添加してよいが、これらの高分子化合物に
は、耐刷力を向上させる作用はない。
【0033】本発明現像処理液には、アルカリ性物質
(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、第三燐酸ナトリ
ウム等)、保恒剤としての亜硫酸塩(亜硫酸カリウム、
亜硫酸ナトリウムなど)が必須であるが、それ以外の化
合物、例えば硫酸塩(硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウ
ムなど)、カブリ防止剤(臭化カリウムなど)、ハロゲ
ン化銀溶剤(チオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエーテ
ル、環状イミド、チオサリチル酸、アルカノールアミン
など)、現像主薬(ハイドロキノン、1−フェニル−3
−ピラゾリドン、メトールなど)、現像変性剤(ポリオ
キシアルキレン化合物、オニウム化合物など)を含むこ
とが出来る。
【0034】更に、界面活性剤(アルギン酸プロピレン
グリコールエステルなど)、アミノポリカルボン酸塩
(エチレンジアミン四酢酸ナトリウムなど)等を一種ま
たは二種以上含有させることも出来る。この他にも本発
明の化合物の溶剤、例えばメタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、DMF、ジオキサン等の水混和性有機溶剤を含
ませることが出来る。
【0035】銀錯塩拡散転写法の実施に当たっては、例
えば英国特許第1000115号、第1012476
号、第1017273号、第1042477号の明細書
に記載されているごとく、ハロゲン化銀乳剤および/ま
たは受像層かそれに隣接する他の水透過性層中に現像主
薬を混入することが行なわれている。したがって、この
ような感光材料では、現像に使われる処理液は、現像主
薬を含まぬ所謂「アルカリ性活性化液」を使用しうる。
本発明の処理液は、このようなタイプの感材でも効果が
ある。
【0036】また本発明の実施に用いられる平版印刷版
のハロゲン化銀乳剤は塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、塩沃
化銀、塩臭沃化銀が使用でき、好ましくは塩化銀が50
モル%以上のハロゲン化銀である。これらのハロゲン化
銀乳剤は分光増感剤(光源・用途に応じた分光増感色
素、例えばカメラタイプ、レーザー光タイプ、色分解用
パンクロタイプ等)、ゼラチン硬化剤、塗布助剤、カブ
リ防止剤、化塑剤、現像主薬、マット剤などを含むこと
が出来る。
【0037】本発明の平版印刷版のハロゲン化銀乳剤に
用いられるバインダーは、通常ゼラチンであるが、ゼラ
チンはその一部をデンプン、アルブミン、アルギン酸ナ
トリウム、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ア
ラビアゴム、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビ
ニルピロリドン(PVP)、カルボキシメチルセルロー
ス(CMC)、ポリアクリルアミド、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体などの親水性高分子結合剤の一種また
は二種以上で置換することも出来る。さらにビニル共重
合体水分散物(ラテックス)を用いることも出来る。
【0038】ハロゲン化銀乳剤層の下側(支持体面)に
は接着改良および/またはハレーション防止等の目的で
下引層を含むこともでき、この層には現像主薬、マット
剤を含むことが出来る。
【0039】ハロゲン化銀乳剤を塗布する支持体は、
紙、各種のフィルム、プラスチックス、樹脂様物質を塗
布した紙、金属板等が利用できる。
【0040】物理現像核層に使用される物理現像核は、
周知の薬品であるアンチモン、カドミウム、コバルト、
パラジウム、ニッケル、銀、鉛、亜鉛等の金属およびそ
の硫化物が使用できる。またこの物理現像核層にも現像
主薬を含むことができるし、親水性バインダーを含んで
もよい。
【0041】
【実施例】以下に実施例を掲げ本発明を更に詳細に説明
するが、無論、これだけに限定されるわけではない。
【0042】下引処理したポリエステルフィルム支持体
の片面に平均粒径サイズ5μのシリカ粒子を含有するマ
ット化層を設け、反対側の面に波長633nmの光の反射
率が3%になる量のカーボンブラックを含み、平均粒径
7μのシリカ粉末を写真用ゼラチンに対して20重量%
の割合で含むハレーション防止用下塗層(pH4.0に
調整)と、化学増感した後に平均粒径7μのシリカ粉末
を写真用ゼラチンに対して5重量%の割合で添加し、か
つ分光増感した高感度塩化銀乳剤層(pH4.0に調
整)とを設けた。下塗層はゼラチンを3.5g/m2
乳剤層はゼラチンを0.8g/m2とハロゲン化銀(硝
酸銀に換算)1.0g/m2の割合で塗布した。この下
塗層と乳剤層は、硬膜剤としてホルマリンをゼラチンに
対して5.0mg/gの割合で含んでいる。
【0043】乾燥後40℃で14日加温した後、この乳
剤層の上に、特開昭54−103104号公報の実施例
2で用いたプレートNO.31記載の核液を塗布、乾燥
し、平版印刷版を製造する。ハロゲン化銀乳剤は、物理
熟成時にハロゲン化銀1モル当たり4×10-6モルの塩
化ロジウムを添加したものであり、平均粒径0.40μ
であった。このようにして得られた平版印刷版の原版に
像反転機構を有する製版カメラで像露光し、下記の現像
液(使用液)により30℃で30秒間現像処理し、続い
て下記中和液で処理した。
【0044】 現像液A 水酸化ナトリウム 24g 水酸化カリウム 8g 無水亜硫酸ナトリウム 50g 2−メチル−アミノ−1−プロパノール 30g ウラシル 0.2g 水を加えて1lとする。
【0045】 中和液 エチレングリコール 5g コロイダルシリカ(20%水溶液) 1g クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g 水を加えて1lとする。
【0046】一方、前記の現像液Aのほかに、下記の比
較化合物化12−16または本発明の例示化合物を現像
液1lあたり2×10-3モルの割合で添加し、現像液B
−Kを調製した。
【0047】
【化12】
【0048】
【化13】
【0049】
【化14】
【0050】
【化15】
【0051】
【化16】
【0052】現像は上記の現像液Aと全く同様にし、製
版処理した。ついで印刷版をオフセット印刷機にセット
し、下記組成のエッチ液で版面を充分に湿し、下記組成
の給湿液を用いて印刷を行なった。
【0053】 エッチ液 水 600ml イソプロパノール 400ml エチレングリコール 50g
【0054】 給湿液 水 8l コハク酸 6g 硫酸ナトリウム 25g エチレングリコール 100g コロイダルシリカ(20%水溶液) 28g
【0055】以下の基準により判定した実施例の印刷
結果を、表1に示した。印刷の耐刷力は、次のような方
法で判定した。1,000枚以上50,000枚までの
印刷を続け、銀画像部のインキとびの出るときの印刷枚
数によって、次の4つの水準で評価した。 A 50,000枚以上 B 25,000 C 10,000 D 5,000
【0056】
【表1】
【0057】表1から明らかなように化2の化合物を添
加して得られた平版印刷版は、飛躍的に耐刷力の優れた
銀画像が得られ、原稿の細線部分も良好に再現し、しか
もその細線部の印刷による機械的磨耗もなく長い印刷に
耐えるものであった。
【0058】
【発明の効果】本発明の処理方法で製版された平版印刷
版は、転写銀像の欠落が改良され、耐刷力の飛躍的な向
上が図れ、インキ受理能の低下がない。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/32,7/07

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銀錯塩拡散転写法を利用する平版印刷版
    を、下記化1で表わされる複素環式化合物の少なくとも
    1種類を含有する現像液で処理する方法。 【化1】 (式中、Rは炭素原子4個から9個のアルキル基を表わ
    し、ZはRとベンゼン環を介して結合する5−メルカプ
    ト−1−フェニルテトラゾール、2−メルカプト−1−
    フェニルイミダゾール、ベンゾトリアゾール、2−メル
    カプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾオキサ
    ゾールを表わす。)
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