JP3311207B2 - 光分岐モジュール収容架 - Google Patents

光分岐モジュール収容架

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JP3311207B2
JP3311207B2 JP18283495A JP18283495A JP3311207B2 JP 3311207 B2 JP3311207 B2 JP 3311207B2 JP 18283495 A JP18283495 A JP 18283495A JP 18283495 A JP18283495 A JP 18283495A JP 3311207 B2 JP3311207 B2 JP 3311207B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光分岐モジュール収容
架に係り、特に、各段毎に並設させた光分岐モジュール
を有する光分岐モジュール収容架に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から存在する光分岐モジュール収容
架(いわゆるFTM(Fiber Termina-tion Module )
架)の一例として、1995年電子情報通信学会総合大
会講演論文集、通信No. 2、第492頁に記載されて
いる。このFTM架100の各段に並設収容された各光
分岐モジュール101は、図14に示すように、例えば
加入者側光ケーブル心線102と局側光ケーブル心線1
03とを接続するための装置であり、この光分岐モジュ
ール101内には、合分波機能をもった光カプラ104
が収容され、この光カプラ104から二本の試験用分岐
心線105が引き出されている。従って、光分岐モジュ
ール101内に導かれた一本の光ケーブル心線106に
対して二本の試験用分岐心線105が引き出されること
になる。
【0003】また、FTM架100の各段には、多数の
光分岐モジュール101が引き出し自在に並設されてい
る。更に、各段から引き出された全ての試験用分岐心線
105は、FTM架100の最下段に収容した光スイッ
チ107に接続されている。この光スイッチ107とし
ては、特開平6- 67101号公報に開示された光スイ
ッチが利用され、積層して配列した光ファイバ配列部材
(光ファイバアレイ)のV溝に各分岐心線105を各段
毎に並設している。また、光スイッチ107からは、二
本のマスター側光ファイバ108が導出され、このマス
ター側光ファイバ108は、図示しない試験架(いわゆ
るTEM(Test Equipment Module )架)まで導かれて
いる。なお、このTEM架内には、保守点検のために、
光ファイバの支障点を検出するための試験器(図示せ
ず)が配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光分岐モジュール収容架は、上述したように構成されて
いるため、次のような課題が存在していた。
【0005】すなわち、各段から排出された全ての試験
用分岐心線105は、光分岐モジュール収容架100の
最下段に収容した一基の光スイッチ107に一括して接
続されているので、光スイッチ107が大型になる。更
に、各光分岐モジュール101と光スイッチ107との
間の接続配線が非常に長くなると同時に多くなるので、
互いに輻輳して絡み合う虞れがある。そして、接続配線
が各段をまたぐように延びるので、光分岐モジュール収
容架100内に多数の接続配線を収容させるためのスペ
ースを設ける必要が生じる。そして、光分岐モジュール
収容架100内における接続配線の結線作業中や保守点
検中に、長い接続配線が絡まったり、接続配線に無理な
力が加わったりして、接続配線を断線させてしまう惧れ
があった。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、光スイッチと光分岐モジュールと
の接続配線を短くし、結線作業の効率化を図るようにし
た光分岐モジュール収容架を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による光分岐モジ
ュール収容架は、複数心の光ファイバを個別的に収容し
且つ内部に光カプラを有して、各段毎に並設させ且つ収
容した光分岐モジュールと、各光分岐モジュール内の光
カプラから分岐させた試験用分岐心線をマスター側光フ
ァイバと選択的に光結合させるための光スイッチとを備
えた光分岐モジュール収容架において、各段毎に光スイ
ッチを設け、各段毎に収容した各光分岐モジュールの試
験用分岐心線を、各段に設けた光スイッチにそれぞれ接
続させ、各段毎に分岐心線の選択機能をもたせた構成で
ある。
【0008】また、光スイッチは、試験用分岐心線を並
設させた光ファイバ配列部材と、分岐心線に対して選択
的に光結合させるマスター側光ファイバとを備えた構成
である。
【0009】好適には、光スイッチは、各段における複
数の光分岐モジュールに対して並設させると良い。
【0010】好適には、光スイッチは、各段における複
数の光分岐モジュールの下方位置に配置すると良い。
【0011】好適には、マスター側光ファイバは、ヘッ
ドベースに固定された可動アームの先端部に固定され、
この可動アームは、結合位置選択機構により分岐心線の
配列方向に駆動すると共に、可動アーム駆動機構により
分岐心線の配列方向と直交する方向に駆動する構成であ
る。
【0012】好適には、結合位置選択機構は、ヘッドベ
ース及び光ファイバ配列部材を収容するケース内で配列
方向に延在するねじシャフトと、ヘッドベースに設けて
ねじシャフトと螺合する雌ネジ部と、ねじシャフトを駆
動させる駆動源とを備えた構成である。
【0013】
【作用】本発明による光分岐モジュール収容架において
は、各段の光分岐モジュールから引き出された試験用分
岐心線は、各段に設けられた光スイッチに接続される。
そこで、OTDR等から出力された試験光は、各段の任
意の光スイッチのマスター側光ファイバから入射され
る。そして、この試験光は、光スイッチ内で選択された
試験用分岐心線を通って、光カプラに導入された後、測
定対象となる光ファイバに導入されることになる。そこ
で、レーリー散乱によって戻ってくる光を利用して、被
測定光ファイバの支障点を測定することができる。従っ
て、本発明の光分岐モジュール収容架は、各段毎に試験
用分岐心線の選択機能をもたせることができ、光スイッ
チの増設や交換を各段毎に行うことができるので、収容
心数の変更に簡単に対応させることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面と共に本発明による光分岐モジュ
ール収容架の好適な実施例について詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の光分岐モジュール収容架の
外観を示す正面図であり、図2は光分岐モジュールの背
面図である。同図に示す光分岐モジュール収容架(以
下、FTM架という)1の各段には、薄型のボックス状
光分岐モジュール2が複数個が並設され、各光分岐モジ
ュール2は、例えば加入者側のケーブル心線Aと局側の
ケーブル心線Bとを接続するための装置であり(図3参
照)、一方の外縦枠1aと中間枠1bとの間に密に並設
されると共に、各段毎に設けた棚状の横枠1cに吊るさ
れた状態で配置されている。
【0016】図3に示すように、各光分岐モジュール2
内には、合分波機能をもった光カプラ3が収容され、こ
の光カプラ3から二本の試験用分岐心線4が引き出され
ている。従って、光分岐モジュール2内に導かれた一本
のケーブル心線Aに対して二本の試験用分岐心線4が引
き出されることになる。また、各光分岐モジュール2
は、レール状のガイド手段Gを介して引き出し自在に構
成されている。
【0017】なお、FTM架1の各段に400心分のケ
ーブル心線Aを収容した場合、8心のケーブル心線Aを
収容する各光分岐モジュール2が各段毎に50個必要と
なる。そして、8心の心線を収容した各光分岐モジュー
ル2からは16本の試験用分岐心線4が引き出される。
従って、FTM架1の各段において、800本の試験用
分岐心線4が引き出されることになる。
【0018】ここで、図1及び図2に示すように、FT
M架1の各段において、この一端部及び中央部には、2
個の光スイッチ10,11が配置され、光スイッチ1
0,11は、図3に示すように、各段に設けた棚状の横
枠1c上に固定されている。また、図4に示すように、
各光スイッチ10,11には、各光分岐モジュール2か
ら引き出された分岐心線4が接続配線12を介して接続
されている。そして、端部に配置した光スイッチ10に
は、図1における光スイッチ10の右側方に並設させた
複数の光分岐モジュール2が接続され、中央に配置した
光スイッチ11には、図1における光スイッチ11の右
側方に並設させた複数の光分岐モジュール2が接続され
ている。
【0019】図4に示すように、FTM架1において、
光分岐モジュール2を並設させるための棚は5段からな
り、各段に2個ずつ光スイッチ10,11が配置されて
いる。そして、各光スイッチ10には、図1の左半分に
並設させた25個の光分岐モジュール2から引き出され
た400本の試験用分岐心線4が接続されている。同様
に、各光スイッチ11も図1の右半分に並設された25
個の光分岐モジュール2から引き出された400本の試
験用分岐心線4が接続されている。
【0020】従って、FTM架1の各段において、50
個の光分岐モジュール2が並設され、25個の光分岐モ
ジュール2を一個の光スイッチ10で担い、25個の光
分岐モジュール2を一個の光スイッチ11で担っている
ので、各光分岐モジュール2と各光スイッチ10,11
を接続させるための接続配線12を、横枠1cに沿って
這わせることができ、接続配線12を極めて短くするこ
とができ、FTM架1内における配線量や配線密度を大
幅に減らすことができ、しかも、結線作業の効率化を図
ることができる。
【0021】次に、400心の試験用分岐心線4が接続
された光スイッチ10について説明する。
【0022】図5に示すように、光スイッチ10は、直
方体の筺体Kを備えている。この筺体2内には、接続配
線12を介して光スイッチ10まで延ばされた400心
の試験用分岐心線4を並設させるための光ファイバ配列
部材13と、可動アーム14を配設したブロック状のヘ
ッドベース15とを封入するための密封ケース16が設
けられている。そして、図6に示すように、各光ファイ
バ配列部材13の表面には、光ファイバ結合方向に一直
線状に延在する所定数のV溝17が形成されている。各
V溝17の一側は、400心の分岐心線4を接着剤によ
って固定させるための第1光ファイバ固定溝17aとし
て利用され、各V溝17の他側は、可動アーム14に固
定されたマスター側光ファイバ19を導き入れるための
第2光ファイバ導入溝17bとして利用される。そし
て、V溝17のピッチを小さくすることにより、光ファ
イバ配列部材13上に400心の試験用分岐心線4を配
列方向(X方向)に並設させることができる。
【0023】また、第1光ファイバ固定溝17aに接着
固定された400心の試験用分岐心線4は、密封ケース
16に設けた貫通孔16aを介して密封ケース16外に
導き出されると共に、筺体Kに設けられた分岐心線引出
し部20を介して外部にそれぞれ導き出される。更に、
可動アーム14の先端部に固定された二心のマスター側
光ファイバ19は、密封ケース16に設けた貫通孔16
bを介して密封ケース16外に導き出されると共に、筺
体Kに設けられたマスター側光ファイバ引出し部21を
介して外部に導き出される。なお、貫通孔16a,16
bは、分岐心線4及びマスター側光ファイバ19を挿入
させた後、液密状態でシールされるか又は接着剤により
密閉される。
【0024】更に、筺体K内には、ヘッドベース15を
試験用分岐心線4の配列方向(X方向)に駆動させる結
合位置選択機構Cが設けられている。この結合位置選択
機構Cは、ヘッドベース15及び光ファイバ配列部材1
3を収容した密封ケース16内で配列方向(X方向)に
延在するねじシャフト22と、ヘッドベース15に設け
てねじシャフト22に螺合する雌ネジ部23と、ねじシ
ャフト22を駆動させる駆動源としてのエンコーダ24
a付きのモータ24と、ねじシャフト22を支持するた
めに密封ケース16に固定された軸受25とを備えてい
る。そして、このモータ24を密封ケース16外に置く
ことで、モータ24は、密封ケース16内に封入された
光反射防止剤(例えばシリコンオイル)の影響を受け
ず、モータ24にオイルシールを施す必要がなくなる。
なお、符号26は、モータ24を回転制御する制御部で
ある。また、密封ケース16内には、ヘッドベース15
をX方向に案内するためのガイド手段(図示せず)が設
けられている。
【0025】次に、前述した可動アーム14及び可動ア
ーム駆動機構Dについて説明する。図6〜図8に示すよ
うに、可動アーム14は、上方に位置し且つバネ性を有
する板状の第1可動アーム32と、下方に位置し且つバ
ネ性を有する第2可動アーム33とで構成されている。
この第1可動アーム32の基端は、ヘッドベース15に
固定された取付台34の上段面34aにネジ等で固定さ
れ、第2可動アーム33の基端は、取付台34の下段面
34bにネジ等で固定されている。
【0026】また、第2可動アーム33の中央には、一
枚のバネ板からなるバネ部33aが設けられ、このバネ
部33aは、定常状態において第2可動アーム33を下
方に付勢させると共に、マスター側光ファイバ19がV
溝17に導入された時の位置ずれを補正するために、側
方への変位を可能にしている。更に、第2可動アーム3
3の先端部には、ブロック状の可動ヘッド33bが固定
され、この可動ヘッド33bの下面には二心のマスター
側光ファイバ19が斜め下方(光ファイバ配列部材13
のV溝17)に向けて固定されている。なお、第1可動
アーム32も、バネ板から形成されると共に、定常状態
において下方に付勢されている。
【0027】前述の可動アーム14の側方には、可動ア
ーム駆動機構Dが隣接して設けられている。この可動ア
ーム駆動機構Dは、取付台34に固定された電磁ソレノ
イド35と、ソレノイド35のプランジャ35aの押圧
によって揺動するL字状のスイング部36と、プランジ
ャ35aの上方に位置すると共に取付台34に固定さ
れ、X方向に延びてスイング部36を回転支持する支軸
37と、スイング部36の遊端を後方(矢印E方向)へ
付勢すると共に取付台34とスイング部36との間に架
け渡された巻ばね38と、スイング部36の内側面の上
部からX方向に延びると共に第1可動アーム32と第2
可動アーム33との間に配置して第1可動アーム32を
持ち上げる第1作動バー39と、スイング部36の内側
面の下部からX方向に延びると共に第2可動アーム33
の下方に配置して第2可動アーム33を持ち上げる第2
作動バー40とを備えている。
【0028】そこで、図8に示すように、可動アーム1
4が定常状態(マスター側光ファイバ19が光ファイバ
配列部材13のV溝17へ導入された所謂V接状態)に
あるとき、プランジャ35aは後退し、スイング部36
は巻ばね38の付勢力により矢印E方向に回動して、第
1可動アーム32と第1作動バー39との係合及び第2
可動アーム33と第2作動バー40との係合が解かれ
る。その結果、第1可動アーム32の先端部で第2可動
アーム33の先端部が押圧されるので、マスター側光フ
ァイバ19は光ファイバ配列部材13にV接される。
【0029】また、光接続を切替えるために、可動アー
ム14を試験用分岐心線4の配列方向(X方向)に移動
させる場合、図9に示すように、マスター側光ファイバ
19のV接状態を解く必要があるので、プランジャ35
aを前進させ、このプランジャ35aでスイング部36
を押しながら、支軸37を中心にスイング部36を矢印
F方向に回動させる。その結果、第1作動バー39で第
1可動アーム32を押し上げ、第2作動バー40で第2
可動アーム33を押し上げながら、マスター側光ファイ
バ19のV接状態を解除させる。
【0030】なお、図6に示すように、可動アーム駆動
機構Dには、可動アーム14の変位を検出するセンサ部
41が設けられている。このセンサ部41は、取付台3
4の下段面34bに固定された光学式センサ42と、第
1作動バー39の先端に固定されて光学式センサ42に
対して出入する遮光板43とからなっている。従って、
スイング部36の揺動により、遮光板43が光学式セン
サ42を遮光した場合、図8に示すように、第2可動ア
ーム33が下降して、マスター側光ファイバ19が光フ
ァイバ配列部材13のV溝17にV接したと判断され
る。また、光学式センサ42の遮光が解放された場合、
図6に示すように、第2可動アーム33が上昇して、マ
スター側光ファイバ19が光ファイバ配列部材13のV
溝17にV接していないと判断される。
【0031】次に、前述した光スイッチ10の作動につ
いて説明する。
【0032】先ず、制御部26からの光ファイバ切替え
指令に基づき、モータ34を駆動させて、ねじシャフト
22を所定量だけ回転させて、ヘッドベース15を任意
の位置まで移動させる。なお、この時、ソレノイド35
のプランジャ35aを前進させて、マスター側光ファイ
バ19のV接状態を解除させておく(図9参照)。そし
て、ソレノイド35のプランジャ35aを後退させるこ
とにより、第1可動アーム32の先端部で第2可動アー
ム33の先端部が押圧されて、マスター側光ファイバ1
9をX方向と直交する方向に移動させ、マスター側光フ
ァイバ19を所望のV溝17に導き入れて、所望の光結
合が完了する。
【0033】前述したように、光スイッチ10からは、
二本のマスター側光ファイバ19が引き出され、各マス
ター側光ファイバ19は、図示しない試験架(いわゆる
TEM(Test Equipment Module )架)まで導かれてい
る。なお、このTEM架内には、保守点検のために、光
ファイバの支障点を検出するための試験器(図示せず)
が配置されている。
【0034】なお、光スイッチ11も前述と同様の構成
を有しているので、ここでの説明は省略する。
【0035】本発明の光分岐モジュール収容架は前述し
た実施例に限定されるものではない。例えば、図10及
び図11に示すように、光分岐モジュール収容架(以
下、FTM架という)50の各段には、薄型のボックス
状光分岐モジュール2が複数個が並設され、各光分岐モ
ジュール2は、外縦枠1aと中間枠1bとの間に密に並
設されていると共に、各段毎に設けた棚状の横枠1cに
吊るされた状態で配置されている。
【0036】ここで、FTM架50の各段において、1
個の光スイッチ51が配置され、各光スイッチ51は、
光分岐モジュール2の下方位置で、横枠1c上に固定さ
れている。また、図12に示すように、各光スイッチ5
1には、各光分岐モジュール2から引き出された分岐心
線4が接続配線12を介して接続されている。そして、
各段に並設させた全ての光分岐モジュール2は、各段に
配置した光スイッチ51に接続されている。
【0037】図12に示すように、FTM架50におい
て、光分岐モジュール2を並設させるための棚は5段か
らなり、各段に一個ずつ光スイッチ51が配置されてい
る。そして、各光スイッチ51の一端側においては、図
11の左半分に並設させた25個の光分岐モジュール2
から引き出された400本の試験用分岐心線4が接続さ
れている。同様に、各光スイッチ51の他端側におい
て、図11の右半分に並設された25個の光分岐モジュ
ール2から引き出された400本の試験用分岐心線4が
接続されている。従って、FTM架1の各段において、
50個の光分岐モジュール2が並設され、50個の光分
岐モジュール2を一個の光スイッチ51で担っている。
【0038】次に前述した光スイッチ51について説明
する。
【0039】図13に示すように、密封ケース16内で
複数個(この例では2個)の光ファイバ配列部材13を
X方向に並設させ、各光ファイバ配列部材13に対峙さ
せるように複数個(この例では2個)の可動アーム14
をX方向に並設させ、光ファイバ配列部材13と可動ア
ーム14とを一対一の関係にしている。この場合、各可
動アーム14は、分割型のヘッドベース15にそれぞれ
固定されている。なお、ヘッドベース15は一体型であ
ってもよい。
【0040】更に、筺体K内には、各ヘッドベース15
を試験用分岐心線4の配列方向(X方向)に駆動させる
結合位置選択機構Cが設けられている。この結合位置選
択機構Cは、前述した構成と同様に、密封ケース16内
で配列方向(X方向)に延在するねじシャフト22と、
ねじシャフト22に螺合する雌ネジ部23と、ねじシャ
フト22を駆動させる駆動源としてのエンコーダ24a
付きのモータ24と、ねじシャフト22を支持するため
に密封ケース16に固定された軸受25とを備えてい
る。また、密封ケース16内には、図示しないが、ヘッ
ドベース15をX方向に案内するためのガイド手段が設
けられている。
【0041】なお、密封ケース16内の一端側に設けた
光ファイバ配列部材13においては、25個の光分岐モ
ジュール2から引き出された400本の試験用分岐心線
4が接続されている。同様に、他端側に設けた光ファイ
バ配列部材13において、25個の光分岐モジュール2
から引き出された400本の試験用分岐心線4が接続さ
れている。従って、各段において、50個の光分岐モジ
ュール2を1個の光スイッチ51で担うことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明による光分岐モジュール収容架
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。
【0043】すなわち、各段毎に光スイッチを設け、各
段毎に収容した各光分岐モジュールの試験用分岐心線
を、各段に設けた光スイッチにそれぞれ接続させ、各段
毎に分岐心線の選択機能をもたせたことにより、光スイ
ッチと光分岐モジュールとの接続配線を短くすることが
でき、しかも各段毎の結線作業を効率良く行うことがで
きるとった効果を有する。
【0044】また、各段において、光スイッチを、光分
岐モジュールに対して並設させたり、光分岐モジュール
の下方に配置させたりすることにより、各段における光
分岐モジュールの収容スペースを有効に利用することが
できる。
【0045】更に、ヘッドベースに固定された可動アー
ムを駆動させる結合位置選択機構を、ヘッドベース及び
光ファイバ配列部材を収容するケース内で配列方向に延
在するねじシャフトと、ヘッドベースに設けてねじシャ
フトと螺合する雌ネジ部と、ねじシャフトを駆動させる
駆動源とで構成することで、簡単で且つコンパクトな構
造の光スイッチが可能で、各段に光スイッチを配置しや
すくしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光分岐モジュール収容架の第1実施例
を示す正面図である。
【図2】図1の光分岐モジュール収容架の背面図であ
る。
【図3】本発明の要部をなす光分岐モジュールと光スイ
ッチとの位置関係を示す断面図である。
【図4】図1の光分岐モジュール収容架を概略的に示し
た図である。
【図5】図1の光分岐モジュール収容架に適応させる光
スイッチを示す断面図である。
【図6】図5の光スイッチに適用させる可動アーム及び
可動アーム駆動機構を示す斜視図である。
【図7】図6に示した可動アーム及び可動アーム駆動機
構の平面図である。
【図8】可動アームに設けたマスター側光ファイバを降
下させて、光ファイバ配列部材に対するV接状態を示す
側面図である。
【図9】マスター側光ファイバを上昇させて、光ファイ
バ配列部材に対してV接状態が解かれた状態を示す側面
図である。
【図10】本発明の光分岐モジュール収容架の第2実施
例を示す正面図である。
【図11】図10の光分岐モジュール収容架の背面図で
ある。
【図12】図10の光分岐モジュール収容架を概略的に
示した図である。
【図13】図10の光分岐モジュール収容架に適応させ
る光スイッチを示す断面図である。
【図14】従来の光分岐モジュール収容架の要部を示す
断面図である。
【符号の説明】
1,50…光分岐モジュール収容架(FTM架)、2…
光分岐モジュール、3…光カプラ、4…試験用分岐心
線、10,11,51…光スイッチ、13…光ファイバ
配列部材、14…可動アーム、15…ヘッドベース、1
9…マスター側光ファイバ、22…ねじシャフト、23
…雌ネジ部、24…駆動源、C…結合位置選択機構、D
…可動アーム駆動機構。
フロントページの続き (72)発明者 田口 哲也 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 富田 信夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−84198(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 H04B 10/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数心の光ファイバを個別的に収容し且
    つ内部に光カプラを有して、各段毎に並設させ且つ収容
    した光分岐モジュールと、前記各光分岐モジュール内の
    前記光カプラから分岐させた試験用分岐心線をマスター
    側光ファイバと選択的に光結合させるための光スイッチ
    とを備えた光分岐モジュール収容架において、 前記各段毎に前記光スイッチを設け、前記各段毎に収容
    した前記各光分岐モジュールの前記試験用分岐心線を、
    前記各段に設けた前記光スイッチにそれぞれ接続させ、
    前記各段毎に前記分岐心線の選択機能をもたせたことを
    特徴とする光分岐モジュール収容架。
  2. 【請求項2】 前記光スイッチは、前記試験用分岐心線
    を並設させた光ファイバ配列部材と、前記分岐心線に対
    して選択的に光結合させるマスター側光ファイバとを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の光分岐モジュール
    収容架。
  3. 【請求項3】 前記光スイッチは、各段における複数の
    光分岐モジュールに対して並設させたことを特徴とする
    請求項1記載の光分岐モジュール収容架。
  4. 【請求項4】 前記光スイッチは、各段における複数の
    光分岐モジュールの下方位置に配置したことを特徴とす
    る請求項1記載の光分岐モジュール収容架。
  5. 【請求項5】 前記マスター側光ファイバは、ヘッドベ
    ースに固定された可動アームの先端部に固定され、この
    可動アームは、結合位置選択機構により前記分岐心線の
    配列方向に駆動すると共に、可動アーム駆動機構により
    前記分岐心線の配列方向と直交する方向に駆動すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の光分岐モジュール収
    容架。
  6. 【請求項6】 前記結合位置選択機構は、前記ヘッドベ
    ース及び前記光ファイバ配列部材を収容するケース内で
    前記配列方向に延在するねじシャフトと、前記ヘッドベ
    ースに設けて前記ねじシャフトと螺合する雌ネジ部と、
    前記ねじシャフトを駆動させる駆動源とを備えたことを
    特徴とする請求項5記載の光分岐モジュール収容架。
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