JP3310746B2 - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

Info

Publication number
JP3310746B2
JP3310746B2 JP33297593A JP33297593A JP3310746B2 JP 3310746 B2 JP3310746 B2 JP 3310746B2 JP 33297593 A JP33297593 A JP 33297593A JP 33297593 A JP33297593 A JP 33297593A JP 3310746 B2 JP3310746 B2 JP 3310746B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formation region
voltage transistor
region
oxide film
transistor formation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33297593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07193146A (ja
Inventor
勇一 九ノ里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP33297593A priority Critical patent/JP3310746B2/ja
Publication of JPH07193146A publication Critical patent/JPH07193146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3310746B2 publication Critical patent/JP3310746B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置および
の製造方法に関し、特に、2種以上のトランジスタ領
域を有する、半導体記憶装置およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、書込はEPROMと同じアバ
ランシェホットエレクトロン注入により行ない、消去は
ソースとフローティングゲートとの間でのF−Nトンネ
リングにより行なうフラッシュEEPROMが知られて
いる。このフラッシュEEPROMの構造において、現
在最も多く用いられているものがEPROMと同じスタ
ックゲート型のものである。また、フラッシュEEPR
OMの中でもセクタごとにプログラムを行なうため、ビ
ット線を主ビット線と副ビット線とに分けるタイプ、い
わゆるDINOR型のEEPROMが開発されてきてい
る。
【0003】このDINOR型のEEPROMは、大き
く分けて低電圧型トランジスタが形成される領域と、高
電圧型トランジスタが形成される領域と、メモリトラン
ジスタが形成される領域とを有している。
【0004】以下、このEEPROMの製造工程につい
て、低電圧型トランジスタ形成領域100、高電圧型ト
ランジスタ形成領域200、メモリトランジスタ形成領
域300とを比較しながら順次説明する。まず、図16
を参照して、シリコン基板1の上に、メモリトランジス
タのゲート酸化膜となるSiO2 膜2を形成する。その
後、このSiO2 膜2の上に、メモリトランジスタのフ
ローティングゲートとなるポリシリコン層3を形成す
る。
【0005】次に、図17を参照して、メモリトランジ
スタ形成領域300に層間絶縁膜4を形成する。その
後、メモリトランジスタ形成領域300にのみレジスト
膜60を形成し、低電圧型トランジスタ形成領域100
と高電圧型トランジスタ形成領域200とのSiO2 膜
2とポリシリコン層3とをエッチングにより除去する。
その後、図18を参照して、メモリトランジスタ形成領
域300にレジスト膜60を形成したまま、低電圧型ト
ランジスタ形成領域100と高電圧型トランジスタ形成
領域200との領域に、ゲート酸化膜20を形成する。
【0006】次に、図19を参照して、レジスト膜60
を除去した後、高電圧型トランジスタ形成領域200と
メモリトランジスタ形成領域300とにレジスト膜62
を形成した後、低電圧型トランジスタ形成領域100に
形成されたゲート酸化膜20を除去する。その後、図2
0を参照して、レジスト膜62を除去した後、再びメモ
リトランジスタ形成領域300にのみレジスト膜63を
形成する。その後、低電圧型トランジスタ形成領域10
0および高電圧型トランジスタ形成領域200とに、再
びゲート酸化膜25を形成する。
【0007】次に、低電圧型トランジスタ形成領域10
0と高電圧型トランジスタ形成領域200とメモリトラ
ンジスタ形成領域300との上全面に第2のポリシリコ
ン層6を形成し、この第2のポリシリコン層6の上に酸
化膜7を形成する。その後、第2のポリシリコン層6と
酸化膜7とを所定の形状にパターニングを行なう。
【0008】次に、図22を参照して、低電圧型トラン
ジスタ形成領域100と高電圧型トランジスタ形成領域
200とをレジスト膜64で覆った後、酸化膜7をマス
クとして、メモリトランジスタ形成領域300の層間絶
縁膜4およびポリシリコン層3のパターニングを行な
う。次に、図23を参照して、酸化膜7をマスクにし
て、半導体基板1に所定の導電型の不純物を導入して、
図24に示すソース領域12aおよびドレイン領域12
bを形成する。その後、半導体基板1の上全面に層間絶
縁膜10を形成する。以上により、EEPROMが完成
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の製
造方法によれば、図21に示すように、低電圧型トラン
ジスタ形成領域100に形成される低電圧型トランジス
タのゲート電極と、高電圧型トランジスタ形成領域に形
成される高電圧型トランジスタのゲート電極とは同一の
ポリシリコン層を用いて形成されている。そのため、高
耐圧型トランジスタのゲート酸化膜は、ゲート酸化膜2
0とゲート酸化膜25との2層構造となっている。この
ように、2層構造のゲート酸化膜を用いた場合、1層構
造で形成されるゲート酸化膜に比べて、製造工程におけ
る寸法誤差が2回含まれることとなり、ゲート酸化膜の
膜厚を制御することが困難となる。したがって、ゲート
酸化膜の膜厚が不均一になるために、高耐圧トランジス
タの動作感度が鈍くなり、半導体記憶装置全体としての
信頼性を低下させる原因となっていた。
【0010】また、図25および図26を参照して、高
電圧型トランジスタ形成領域200とメモリトランジス
タ形成領域300とが隣接する領域では、ポリシリコン
層3の加工時に、半導体基板1がエッチングにより削ら
れるのを防止するためにフィールド酸化膜9が設けられ
ている。このように、フィールド酸化膜9を用いること
により、ポリシリコン層3のエッチング時には、このフ
ィールド酸化膜9がエッチングされ、フィールド酸化膜
9に凹部9aを形成することのみで済む。しかしなが
ら、半導体記憶装置の機能としては不必要なフィールド
酸化膜9を設ける必要があるために、半導体記憶装置の
面積が拡大し、半導体記憶装置の微細化を妨げる原因と
なっていた。
【0011】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、半導体記憶装置の動作の信頼性を向上さ
せ、かつ微細化を可能とする半導体記憶装置の製造方法
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた請求
項1に記載の半導体記憶装置の製造方法においては、半
導体基板上に、低電圧型トランジスタ形成領域と高電圧
型トランジスタ形成領域とメモリトランジスタ形成領域
とを有する半導体記憶装置の製造方法であって、以下の
工程を備えている。
【0013】上記低電圧型トランジスタ形成領域と上記
メモリトランジスタ形成領域との上記半導体基板上に第
1の酸化膜を形成し、この第1の酸化膜上に第1導電層
が形成される。その後、上記メモリトランジスタ形成領
域の上記第1の導電層上に、層間絶縁膜が形成される。
その後、上記高電圧型トランジスタ形成領域の上記半導
体基板上に、上記第1の酸化膜よりも膜厚の厚い第2の
酸化膜が形成される。
【0014】次に、上記低電圧型トランジスタ形成領域
の上記第1導電層の上と上記高電圧型トランジスタ形
成領域の上記第2酸化膜上と上記メモリトランジスタ
形成領域の上記層間絶縁膜上に、第2導電層が形成
される。その後、写真製版技術を含むパターニング過程
を経て、上記低電圧型トランジスタ形成領域に上記第1
の導電層と上記第2の導電層とが重なるゲート電極を含
むパターンと、上記高電圧型トランジスタ形成領域に上
記第2の導電層のゲート電極を含むパターンとが形成さ
れる。その後、写真製版技術を含むパターニング過程を
経て、上記メモリトランジスタ形成領域、上記第1
導電層と上記第2酸化膜と上記第2導電層のゲート
電極を含むパターンが形成される。
【0015】
【0016】
【0017】次に、この発明に基づいた請求項2に記載
の半導体記憶装置の製造方法においては、上記低電圧型
トランジスタ形成領域に上記第1の導電層と上記第2の
導電層とが重なるゲート電極を含むパターンと、上記高
電圧型トランジスタ形成領域に上記第2の導電層のゲー
ト電極を含むパターンとを形成する工程において、写真
製版技術を含むパターニング過程が両パターン形成にお
いて同一過程にて行なわれることを特徴とする
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、低電圧型トラ
ンジスタ形成領域に第1の酸化膜が形成され、高電圧型
トランジスタ形成領域に第1の酸化膜よりも膜厚の厚い
第2の酸化膜が形成されている。したがって、従来のよ
うに、高電圧型トランジスタ形成領域のゲート酸化膜
が、2回の工程で製造されず、1回の工程で製造され
る。これにより、高電圧型トランジスタ形成領域のゲー
ト酸化膜の膜厚を精度よく仕上げることができる。その
結果、高電圧型トランジスタ形成領域に形成されるトラ
ンジスタの動作感度が均一となり、半導体記憶装置の動
作の信頼性を向上させることが可能となる。また、写真
製版技術を含むパターニング過程を経て、前記低電圧型
トランジスタ形成領域に前記第1の導電層と前記第2の
導電層とが重なるゲート電極を含むパターンを形成する
工程を備えることにより、第1の導電層と第2の導電層
とが重なるパターンが形成される部分では、第2の導電
層がエッチングされないため、ゲート電極下のゲート酸
化膜がエッチングダメージを受けることがなく、信頼性
の高いゲート酸化膜を形成することが可能になる。
【0019】次に、請求項2に記載の発明によれば、低
電圧型トランジスタ形成領域と高電圧型トランジスタ形
成領域とのパターン形成が同時に行なわれることから、
製造工程を短くすることが可能になる
【0020】
【実施例】以下、この発明に基づいた半導体記憶装置
よびその製造方法の第1の実施例について、図1ないし
図9を参照して説明する。まず、図1を参照して、低電
圧型トランジスタ形成領域100と、高電圧型トランジ
スタ形成領域200と、この低電圧型トランジスタ形成
領域100および高電圧型トランジスタ形成領域200
からなるトランジスタ領域に隣接するメモリトランジス
タ形成領域300とを有するシリコン基板1の上に、低
電圧型トランジスタ形成領域100と、メモリトランジ
スタ形成領域300とに形成されるトランジスタのゲー
ト酸化膜となるSiO2 膜2を、約100Å形成する。
その後、このSiO2 膜2の上に、低電圧型トランジス
タのゲート電極の一部をなし、またメモリトランジスタ
のフローティングゲート電極をなす第1ポリシリコン層
3を膜厚約1000Å形成する。
【0021】次に、図2を参照して、メモリトランジス
タ形成領域300に層間絶縁膜4を形成する。その後、
低電圧型トランジスタ形成領域100とメモリトランジ
スタ形成領域300との上にレジスト膜51を形成し
て、高電圧型トランジスタ形成領域200に形成された
SiO2 膜2と第1ポリシリコン層3とをエッチングに
より除去する。その後、図3を参照して、レジスト膜5
1を除去した後、高電圧型トランジスタ形成領域200
のシリコン基板1の上に膜厚約200Åのゲート酸化膜
21を形成する。その後、図4を参照して、高電圧型ト
ランジスタ形成領域200とメモリトランジスタ形成領
域300とにレジスタ膜52を成膜した後、低電圧型ト
ランジスタ形成領域100に形成されたゲート酸化膜2
1をエッチングにより除去する。
【0022】次に、図5を参照して、レジスト膜52を
除去した後、低電圧型トランジスタ形成領域100、高
電圧型トランジスタ形成領域200およびメモリトラン
ジスタ形成領域300の領域全面に、第2ポリシリコン
層6を膜厚約2000Å形成する。その後、図6を参照
して、低電圧型トランジスタ形成領域100、高電圧型
トランジスタ形成領域200、メモリトランジスタ形成
領域300の上に所定形状のパターンを有するレジスト
膜53を成膜する。その後、このレジスト膜53をマス
クとして、低電圧型トランジスタ形成領域100と低電
圧型トランジスタ形成領域200とに形成された第1ポ
リシリコン層3と第2ポリシリコン層6とのパターニン
グを行なう。
【0023】次に、図7を参照して、レジスト膜53を
除去した後、再び低電圧型トランジスタ形成領域10
0、高電圧型トランジスタ形成領域200およびメモリ
トランジスタ形成領域300に所定形状のパターンを有
するレジスト膜54を形成する。その後、このレジスト
膜54をマスクとして、メモリトランジスタ形成領域3
00の第2ポリシリコン層6、層間絶縁膜4、第1ポリ
シリコン層3のパターニングを行なう。
【0024】次に、図8を参照して、低電圧型トランジ
スタ形成領域100、高電圧型トランジスタ形成領域2
00およびメモリトランジスタ形成領域300に、それ
ぞれ所定の導電型の不純物を注入することにより、図9
に示すソース領域12aおよびドレイン領域12bを形
成する。その後、シリコン基板1上全面に層間絶縁膜1
0を形成することにより、半導体記憶装置が完成する。
【0025】以上のように、この第1の実施例における
半導体記憶装置およびその製造方法によれば、低電圧型
トランジスタ形成領域にゲート酸化膜2が形成され、高
電圧型トランジスタ形成領域にゲート酸化膜2よりも膜
厚の厚いゲート酸化膜21が形成されている。したがっ
て、従来のように、高電圧型トランジスタ形成領域のゲ
ート酸化膜が2回の工程で製造されず、1回の工程で製
造されている。これにより、高電圧型トランジスタのゲ
ート酸化膜の膜厚を精度よく仕上げることが可能とな
る。また、低電圧型トランジスタ形成領域100と高電
圧型トランジスタ形成領域200とのパターン形成が同
時に行なわれることから、製造工程を短くすることが可
能になる。 さらに、ゲート電極を構成する第1ポリシリ
コン層3とこの第1ポリシリコン層3の上にパターンが
重なるように接続された第2ポリシリコン層6とを有す
る低電圧型トランジスタ形成領域100では、第2ポリ
シリコン層6を用いることでゲート電極の抵抗を下げる
ことが可能になる。 また、第2ポリシリコン層6の膜厚
は、第1ポリシリコン層3の膜厚より厚いため、高電圧
型トランジスタ形成領域200において、第2ポリシリ
コン層6で形成したパターンを用いているので、第1ポ
リシリコン層3を用いる場合に比べ、高電圧型トランジ
スタ形成領域200での抵抗を下げることが可能にな
る。
【0026】次に、この発明に基づいた半導体記憶装置
およびその製造方法の第2の実施例について、図10な
いし図15を参照して説明する。なお、図10ないし図
15は、低電圧型トランジスタ形成領域100と高電圧
型トランジスタ形成領域200と、この低電圧型トラン
ジスタ形成領域100および高電圧型トランジスタ形成
領域200からなるトランジスタ領域に隣接するメモリ
トランジスタ形成領域300とを有する半導体記憶装置
の、高電圧型トランジスタ形成領域200とこの高電圧
型トランジスタ形成領域200に隣接するメモリトラン
ジスタ形成領域300のみを示している。まず、図10
を参照して、シリコン基板1の上に膜厚約100Åのゲ
ート酸化膜2を形成する。このゲート酸化膜2の上に、
膜厚約1000Åの第1ポリシリコン層3を形成する。
この第1ポリシリコン層3の上に、膜厚約200Åの層
間絶縁膜4を形成する。
【0027】次に、図11を参照して、メモリトランジ
スタ形成領域300の領域にレジスト膜55を形成し、
このレジスト膜50をマスクとして、高電圧型トランジ
スタ形成領域200に形成された層間絶縁膜4をエッチ
ングにより除去する。その後、図12を参照して、高電
圧型トランジスタ形成領域200およびメモリトランジ
スタ形成領域300に、膜厚約2000Åの第2ポリシ
リコン層6を成膜する。その後、第2のポリシリコン層
6の上に、所定のパターンを有するレジスト膜56を形
成する。
【0028】次に、図13を参照して、レジスト膜56
をマスクとして、第1のポリシリコン層3、層間絶縁膜
4および第2ポリシリコン層6のエッチングを行なう。
このとき、高電圧型トランジスタ形成領域200におい
ては、ゲート電極の膜厚は、第1ポリシリコン層3と第
2ポリシリコン層6との膜厚の合計であり、メモリトラ
ンジスタ形成領域300におけるゲート電極の膜厚は、
第1ポリシリコン層3と層間絶縁膜4および第2ポリシ
リコン層6との合計となっている。まず、第1ポリシリ
コン層3と層間絶縁膜4とにあまり選択比のない第1の
エッチング剤を用いて、第2ポリシリコン層6および層
間絶縁膜4とのパターニングを行なう。このときのエッ
チング剤の条件としては、層間絶縁膜厚さ×選択比÷第
1ポリシリコン層の膜厚<1を満たす選択比が要求され
る。この選択比を満たすことにより、高電圧型トランジ
スタ形成領域200においてゲート酸化膜2が残るの
で、半導体基板1が上記エッチングにより侵されること
がない。
【0029】その後、ゲート酸化膜2に対して選択比の
高い第2のエッチング剤を用いて、第1ポリシリコン層
3およびゲート酸化膜2のパターニングを行なう。この
ときのエッチング剤の選択比は、高電圧型トランジスタ
形成領域200のゲート酸化膜がすべてエッチングされ
ない程度の選択比が必要となる。これにより、図14に
示すゲート電極が完成する。その後、図15を参照し
て、半導体基板1の所定の領域に、所定の導電型の不純
物を導入することにより、ソース領域12a,ドレイン
領域12bを形成する。その後、さらに半導体基板1の
表面全面に層間絶縁膜14を堆積することにより、半導
体記憶装置が完成する。
【0030】以上、この第2の実施例における半導体記
憶装置およびその製造方法によれば、メモリトランジス
タ形成領域のパターニング時に、第2ポリシリコン層と
層間絶縁膜とをパターニングする工程と、第1ポリシリ
コン層とゲート酸化膜とをパターニングする工程とを設
けている。これにより、従来のように、フィールド酸化
膜を設けなくても、第1ポリシリコンのパターニング時
に、半導体基板がエッチングされることがない。したが
って、フィールド酸化膜を設ける必要がないため、半導
体記憶装置の微細化を図ることが可能となる。
【0031】
【発明の効果】この発明に基づいた請求項1に記載の半
導体記憶装置の製造方法によれば、低電圧型トランジス
タ形成領域に第1の酸化膜が形成され、高電圧型トラン
ジスタ形成領域に第1の酸化膜よりも膜厚の厚い第2の
酸化膜が形成されている。したがって、従来のように、
高電圧型トランジスタ形成領域のゲート酸化膜が、2回
の工程で製造されず、1回の工程で製造される。これに
より、高電圧型トランジスタ形成領域のゲート酸化膜の
膜厚を精度よく仕上げることができる。これにより、高
電圧型トランジスタの動作感度が均一となり、半導体記
憶装置の動作の信頼性を向上させることが可能となる。
さらに、低電圧型トランジスタ形成領域に第1の導電層
と第2の導電層とが重なるゲート電極を含むパターンを
形成する工程を備えるので、低電圧型トランジスタ形成
領域において第2の導電層のエッチング等によるゲート
酸化膜ダメージを抑制することが可能になる。
【0032】次に、この発明に基づいた請求項2に記載
の半導体記憶装置の製造方法によれば、低電圧型トラン
ジスタ形成領域と高電圧型トランジスタ形成領域とのパ
ターン形成が同時に行なわれることから、製造工程を短
くすることが可能になる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた第1の実施例における半導
体記憶装置の製造方法の第1製造工程図である。
【図2】この発明に基づいた第1の実施例における半導
体記憶装置の製造方法の第2製造工程図である。
【図3】この発明に基づいた第1の実施例における半導
体記憶装置の製造方法の第3製造工程図である。
【図4】この発明に基づいた第1の実施例における半導
体記憶装置の製造方法の第4製造工程図である。
【図5】この発明に基づいた第1の実施例における半導
体記憶装置の製造方法の第5製造工程図である。
【図6】この発明に基づいた第1の実施例における半導
体記憶装置の製造方法の第6製造工程図である。
【図7】この発明に基づいた第1の実施例における半導
体記憶装置の製造方法の第7製造工程図である。
【図8】この発明に基づいた第1の実施例における半導
体記憶装置の製造方法の第8製造工程図である。
【図9】この発明に基づいた第1の実施例における半導
体記憶装置の製造方法の第9製造工程図である。
【図10】この発明に基づいた第2の実施例における半
導体記憶装置の製造方法の第1製造工程図である。
【図11】この発明に基づいた第2の実施例における半
導体記憶装置の製造方法の第2製造工程図である。
【図12】この発明に基づいた第2の実施例における半
導体記憶装置の製造方法の第3製造工程図である。
【図13】この発明に基づいた第2の実施例における半
導体記憶装置の製造方法の第4製造工程図である。
【図14】この発明に基づいた第2の実施例における半
導体記憶装置の製造方法の第5製造工程図である。
【図15】この発明に基づいた第2の実施例における半
導体記憶装置の製造方法の第6製造工程図である。
【図16】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の第1製造工程図である。
【図17】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の第2製造工程図である。
【図18】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の第3製造工程図である。
【図19】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の第4製造工程図である。
【図20】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の第5製造工程図である。
【図21】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の第6製造工程図である。
【図22】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の第7製造工程図である。
【図23】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の第8製造工程図である。
【図24】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の第9製造工程図である。
【図25】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の問題点を示す第1の図である。
【図26】従来の技術における半導体記憶装置の製造方
法の問題点を示す第2の図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 第1ゲート酸化膜 3 第1ポリシリコン層 4 層間絶縁膜 6 第2ポリシリコン層 21 第2ゲート酸化膜 100 低電圧型トランジスタ形成領域 200 高電圧型トランジスタ形成領域 300 メモリトランジスタ形成領域 なお、図中同一符号は、同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、低電圧型トランジスタ
    形成領域と高電圧型トランジスタ形成領域とメモリトラ
    ンジスタ形成領域とを有する半導体記憶装置の製造方法
    において、 前記低電圧型トランジスタ形成領域と前記メモリトラン
    ジスタ形成領域との前記半導体基板上に第1の酸化膜を
    形成し、この第1の酸化膜上に第1導電層を形成する工
    程と、 前記メモリトランジスタ形成領域の前記第1の導電層上
    に、層間絶縁膜を形成する工程と、 前記高電圧型トランジスタ形成領域の前記半導体基板上
    に、前記第1の酸化膜よりも膜厚の厚い第2の酸化膜を
    形成する工程と、 前記低電圧型トランジスタ形成領域の前記第1の導電層
    上と前記高電圧型トランジスタ形成領域の前記第2の酸
    化膜上と前記メモリトランジスタ形成領域の前記層間絶
    縁膜上とに、第2の導電層を形成する工程と、 写真製版技術を含むパターニング過程を経て、前記低電
    圧型トランジスタ形成領域に前記第1の導電層と前記第
    2の導電層とが重なるゲート電極を含むパターンと、前
    記高電圧型トランジスタ形成領域に前記第2の導電層の
    ゲート電極を含むパターンとを形成する工程と、 写真製版技術を含むパターニング過程を経て、前記メモ
    リトランジスタ形成領域に、前記第1の導電層と前記第
    2の酸化膜と前記第2の導電層のゲート電極を含むパタ
    ーンを形成する工程と、 を備えた半導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記低電圧型トランジスタ形成領域に前
    記第1の導電層と前記第2の導電層とが重なるゲート電
    極を含むパターンと、前記高電圧型トランジスタ形成領
    域に前記第2の導電層のゲート電極を含むパターンとを
    形成する工程において、写真製版技術を含むパターニン
    グ過程が両パターン形成において同一過程にて行なわれ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
JP33297593A 1993-12-27 1993-12-27 半導体記憶装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3310746B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33297593A JP3310746B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 半導体記憶装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33297593A JP3310746B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 半導体記憶装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07193146A JPH07193146A (ja) 1995-07-28
JP3310746B2 true JP3310746B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=18260919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33297593A Expired - Fee Related JP3310746B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 半導体記憶装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3310746B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07193146A (ja) 1995-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2655124B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
KR920008424B1 (ko) 반도체기억장치의 제조방법
US6750505B2 (en) Non-volatile memory cell with floating gate region autoaligned to the isolation and with a high coupling coefficient
US8017478B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
US6451652B1 (en) Method for forming an EEPROM cell together with transistor for peripheral circuits
RU2168797C2 (ru) Способ изготовления элементов структур очень малого размера на полупроводниковой подложке
US5646059A (en) Process for fabricating non-volatile memory cells having improved voltage coupling ratio by utilizing liquid phase
US6492230B2 (en) Process for fabricating nonvolatile semiconductor memory with a selection transistor
JPH01291470A (ja) 半導体装置
US6573139B2 (en) Method of fabricating cell of flash memory device
JP3310746B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
JPH1154633A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH08181231A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
US20040002192A1 (en) Method for manufacturing non-volatile memory device
JP3398040B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置とその製造方法
KR100297109B1 (ko) 플래쉬 메모리 소자, 그 제조 방법 및 소거 방법
JPH0671070B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
JP3257513B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JPH1022404A (ja) スプリットゲートタイプの半導体装置の製造方法
JPH04356969A (ja) 不揮発性半導体装置及びその製造方法
KR100553690B1 (ko) 모스 트랜지스터들의 제조방법
KR0183794B1 (ko) 반도체 기억장치 및 그 제조방법
JP3028412B2 (ja) フラッシュメモリセル製造方法
KR100472722B1 (ko) 하부층의 손상을 감소시킬 수 있는 라인과 플러그 구조의 금속배선 형성 방법
KR100280816B1 (ko) 플래쉬 이이피롬 형성 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020226

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020507

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees