JP3310616B2 - 収穫機 - Google Patents

収穫機

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JP3310616B2
JP3310616B2 JP11669898A JP11669898A JP3310616B2 JP 3310616 B2 JP3310616 B2 JP 3310616B2 JP 11669898 A JP11669898 A JP 11669898A JP 11669898 A JP11669898 A JP 11669898A JP 3310616 B2 JP3310616 B2 JP 3310616B2
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芳則 滝沢
生夫 村山
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松山株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は収穫機に係り、たと
えば、馬鈴薯、甘藷等の根菜類等の収穫物を掘取って搬
送するとともに、これらの収穫物を収容体に収容して収
穫するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の収穫機としては、たとえ
ば、特許第2673845号公報に記載されていよう
に、自走式の作業機本体に収穫物を掘取って搬送する搬
送装置を設け、前記作業機本体に前記搬送装置から搬出
される収穫物を積込む積込み装置を設け、前記積込み装
置は、前記搬送装置から搬出される収穫物を搬送するコ
ンベヤと、このコンベヤの搬出端部の後方に位置して前
記作業機本体に設けられコンテナを載置する荷台板を有
する載置台と、を有する構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特許公報に記載の
構成では、搬送装置からコンベヤ上に搬入された収穫物
はコンベヤの搬送方向両側において作業者が選別して荷
台板上のコンテナ内に収容され、コンベヤ上に残った
土、石、夾雑物等の非収穫物はコンベヤの搬出端部から
圃場に搬出されるものであるが、このとき、コンベヤ上
に搬入された夾雑物等の非収穫物が少ないか殆どない場
合であっても作業者がコンベヤ上から収穫物を手作業に
よって拾い上げてコンテナ内に収容しなければならない
ので多くの人手を必要とする、という問題がある。
【0004】そこで、コンベヤの搬出端部とコンテナと
の間に多数の篩杆を間隔を開けて並設したスクリーンを
配置し、このスクリーンの多数の篩杆にて収穫物と夾雑
物等の非収穫物とを選別し、収穫物は多数の篩杆にてコ
ンテナ内に収容し夾雑物等の非収穫物は多数の篩杆の間
から篩い落とすことが考えられるが、この場合、多数の
篩杆の間隔によっては収穫物が多数の篩杆の間から篩い
落され、夾雑物等の非収穫物が多数の篩杆にてコンテナ
内に収容されることもあり、多数の篩杆の間隔の設定が
必ずしも容易ではない、という問題がある。
【0005】また、圃場によってはコンベヤ上に多くの
石、夾雑物等の非収穫物が搬入されることもあり、この
ような作業条件では、収穫物と石、夾雑物等の非収穫物
とを選別分離して少ない人手により収穫物だけをコンテ
ナ内に収容できるようにすることが要望されている。
【0006】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、コンベヤの搬出端部と収容体との間において
コンベヤ上に搬入される収穫物と非収穫物との分量に応
じてこれらの搬出物の搬出方向を切換えることを可能に
し、多くの人手を必要とすることなく収穫物だけを収容
体内に確実に収容できるようにした収穫機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の収穫機
は、自走式の作業機本体と、この作業機本体に設けられ
収穫物を掘取って搬送する搬送装置と、前記作業機本体
に設けられ前記搬送装置から搬出される収穫物を積込む
積込み装置と、を具備し、前記積込み装置は、前記搬送
装置から搬出される収穫物を搬送するコンベヤと、この
コンベヤの搬出端部の下方に位置して設けられこのコン
ベヤの搬出端部から搬出される収穫物を収容する収容口
を上面に開口した収容体を載置する荷台板を有する載置
台と、前記コンベヤの搬出端部に臨ませて設けられこの
コンベヤの搬出端部から搬出される収穫物を前記収容体
の収容口に案内する第1の案内位置と前記コンベヤの搬
出端部から搬出される非収穫物を前記収容体の収容口外
に案内する第2の案内位置とに切換え可能な搬出物案内
体と、を有するものである。
【0008】そして、石、夾雑物等の非収穫物が少なく
土の篩い落としが容易な土質の圃場での収穫作業の場合
は、載置台の荷台板上に収容体を載置し、この収容体の
上面に開口した収容口をコンベヤの搬出端部に臨ませ
る。また、搬出物案内体を切り換えてコンベヤの搬出端
部から搬出される収穫物を収容体の収容口に案内する第
1の案内位置に移動し、この収容体の収容口上を開放す
る。
【0009】また、収穫機が前進走行されると、この作
業機本体に設けられ搬送装置にて収穫物が掘取られると
ともに土が篩い落とされながら順次搬送され、この搬送
装置の搬出端部から積込み装置のコンベヤ上に収穫物が
順次搬入される。そして、これらの収穫物はコンベヤに
て搬出端部に向かって順次搬送されるとともに、このコ
ンベヤの搬出端部から搬出され、さらに搬出物案内体に
案内されて収容口から収容体内に順次収容される。
【0010】このとき、コンベヤ上に搬入された石、夾
雑物等の非収穫物は、収穫機の搬送方向両側において作
業者よってコンベヤ上から拾い上げられて圃場等の排出
部に排出されることにより、これらの非収穫物が収容体
内に収容されることを防止される。この際、コンベヤ上
には多くの石、夾雑物等の非収穫物が搬入されることが
ないので、多くの人手によることなく収穫物に混入した
非収穫物がコンベヤ上から十分にかつ確実に拾い上げら
れて圃場等の排出部に排出される。
【0011】したがって、非収穫物が収容体内に収容さ
れることがなく収容体内にはコンベヤにて搬送されて搬
出された収穫物だけが収容される。
【0012】つぎに、石、夾雑物等の非収穫物が比較的
多い圃場での収穫作業の場合は、載置台の荷台板上に収
容体を載置し、この収容体の上面に開口した収容口をコ
ンベヤの搬出端部に臨ませた状態で、搬出物案内体を第
1の案内位置から切り換えてコンベヤの搬出端部から搬
出される非収穫物を収容体の収容口外に案内する第2の
案内位置に移動し、この搬出物案内体にて収容体の収容
口上を遮る。
【0013】また、収穫機が前進走行されると、この作
業機本体に設けられ搬送装置にて収穫物が掘取られると
ともに土が篩い落とされながら順次搬送され、この搬送
装置の搬出端部から積込み装置のコンベヤ上に収穫物が
順次搬入される。そして、これらの収穫物は収穫機の搬
送方向両側において作業者よってコンベヤ上から拾い上
げられて収容口から収容体内に順次収容される。
【0014】また、コンベヤ上に搬入された石、夾雑物
等の非収穫物は、このコンベヤにて搬送されて搬出端部
から搬出物案内体に向かって搬出され、この搬出物案内
体にて案内されて収容体の収容口外の圃場等の排出部に
排出される。
【0015】このとき、搬出物案内体にて収容体の収容
口上が遮られているので、コンベヤの搬出端部から非収
穫物が収容体の収容口に搬出されることがなく、これら
の非収穫物は搬出物案内体にて流れが切り換えられて圃
場等の排出部に確実に排出される。また、コンベヤ上に
は収穫物に混入して比較的多い非収穫物が搬入されて
も、比較的少ない方の収穫物をコンベヤ上から拾い上げ
て収容体内に収容することにより、多くの人手によるこ
となく収穫物が収容体内に収容される。
【0016】したがって、非収穫物が収容体内に収容さ
れることがなく収容体内にはコンベヤにて搬送された収
穫物だけが収容される。
【0017】このように、天候や圃場等の作業条件に応
じて搬出物案内体を、収穫物を収容体の収容口に案内す
る第1の案内位置と非収穫物を収容体の収容口外に案内
する第2の案内位置とに切り換えて収穫物を収容体に収
容する方途を選択することにより、収容体には収穫物だ
けが確実に収容され、収穫物から選別分離された非収穫
物は収容体外の圃場等の排出部に確実に排出される。
【0018】請求項2記載の収穫機は、請求項1記載の
収穫機において、搬出物案内体は、荷台板の上方に位置
して載置台に突設された案内支枠に回動自在に軸支され
収容体の収容口に収穫物を案内するときは収容口上を開
放する第1の案内位置に開回動し収容口外に非収穫物を
案内するときは収容口上を遮る第2の案内位置に閉回動
自在としたものである。
【0019】そして、石、夾雑物等の非収穫物が少なく
土の篩い落としが容易な土質の圃場での収穫作業の場合
は、載置台の荷台板上に収容体を載置し、この収容体の
上面に開口した収容口をコンベヤの搬出端部に臨ませた
状態で、搬出物案内体を案内支枠の支軸を中心に第1の
案内位置に向かって開回動することにより、この搬出物
案内体がコンベヤの搬出端部から搬出される収穫物を収
容体の収容口に案内する第1の案内位置に簡単に移動さ
れ、この収容体の収容口上が収穫物を収容可能に確実に
開放される。
【0020】また、石、夾雑物等の非収穫物が比較的多
い圃場での収穫作業の場合は、載置台の荷台板上に収容
体を載置し、この収容体の上面に開口した収容口をコン
ベヤの搬出端部に臨ませた状態で、搬出物案内体を案内
支枠の支軸を中心に第1の案内位置から第2の案内位置
に向かって閉回動することにより、この搬出物案内体が
コンベヤの搬出端部から搬出される非収穫物を収容体の
収容口外に案内する第2の案内位置に移動され、この搬
出物案内体にて収容体の収容口上が非収穫物を収容不能
に確実に遮られる。
【0021】請求項3記載の収穫機は、請求項2記載の
収穫機において、案内支枠は、上方に向かって拡開傾斜
して荷台板側に向かって突設され収容口上を遮る第2の
案内位置に閉回動したときの搬出物案内体に連続して非
収穫物を案内する案内板を有するものである。
【0022】そして、搬出物案内体及び案内支枠の案内
板にてコンベヤの搬出端部から搬出される非収穫物が収
容体外の圃場等の排出部に確実に排出される。
【0023】請求項4記載の収穫機は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の収穫機において、載置台は、作業機
本体に上下方向に回動自在に設けられ収穫物の積込み時
は略水平状に支持され収穫物の搬出時は収穫物の搬出方
向に向かって下降傾斜される荷台板を有する載置台本体
と、この載置台本体に上下動自在に設けられ前記荷台板
上に載置された収容体を支持する支持枠体及び搬出物案
内体を設けた案内支枠を有し収穫物の搬出時に前記支持
枠体を上下動して収容体を前記荷台板上から吊り上げて
搬出する搬出体と、を有するものである。
【0024】そして、収穫物の積込み時は、載置台本体
がたとえば傾斜した状態にあるときは、この載置台本体
を傾斜した状態から上方に向かって回動することによ
り、この載置台本体が略垂直状に移動されるとともに、
この載置台本体の荷台板が略水平状に移動され、この載
置台本体に設けた搬出体が載置台本体と同様に上方に向
かって回動される。
【0025】また、載置台本体の荷台板が略水平状に支
持されるとともに、この荷台板の上方に搬出体の支持枠
体が突出した状態となり、搬出物案内体はコンベヤの搬
出端部に臨ませた状態となり、この搬出物案内体を作業
条件に応じて第1の案内位置または第2の案内位置に移
動する。また、載置台本体の荷台板上に収容体を載置
し、この収容体の被支持部を搬出体の支持枠体にて支持
することにより、この収容体の収容口がコンベヤの搬送
端部に臨ませて開口される。
【0026】そして、コンベヤ上に搬入された収穫物は
収容口から収容体内に順次積込まれて収容され、この収
容体内には略満杯になる等所定量の収穫物が積込まれて
収容される。また、コンベヤ上に搬入された非収穫物は
収容体外の圃場等の排出部に排出される。
【0027】つぎに、収穫物の搬出時は、載置台本体を
下方に向かって回動することにより、この載置台本体が
略垂直状態から収穫物の搬出方向に向かって下降傾斜さ
れるとともに、この載置台本体の収穫物を積込み込んだ
収容体を有する荷台板が略水平状態から搬出方向に向か
って下降傾斜され、この載置台本体に設けた搬出体が収
容体を支持枠体にて支持した状態のままで載置台本体と
同様に下方に向かって下降傾斜される。
【0028】また、載置台本体及び荷台板が搬出方向に
向かって収容体を搬出する所定の傾斜角度に下降傾斜さ
れるとともに、この荷台板上の収容体が支持枠体にて支
持した状態のままで荷台板の傾斜方向に向かって僅かに
傾斜する。
【0029】また、傾斜した載置台本体に対して搬出体
が傾斜した状態のままで上動されるとともに、この搬出
体の支持枠体にて収容体が荷台板上から吊り上げられて
搬出方向に向かって移動され、この収容体が搬出位置に
吊り上げ移動される。
【0030】そして、傾斜した載置台本体に対して搬出
体が傾斜した状態のままで下動されるとともに、この搬
出体の支持枠体にて収容体が荷台板から外れた位置の搬
出位置に降ろされ、搬出体の支持枠体から収容体の被支
持部の支持を解除する。
【0031】したがって、収穫物の搬出時は搬出体を収
穫物の搬出方向に向けて傾けるとともにこの搬出体にて
収容体を吊り上げて簡単に搬出され、重量的に重い収容
体を荷台板との摩擦抵抗がなく、収容体がスムーズに搬
出され、収容体を人手によって支える手数がなく、収穫
物を収容した重量的に重い収容体が容易に搬出位置に搬
出される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0033】Aは馬鈴薯、甘藷等の作物を収穫する収穫
機で、この収穫機Aは自走式の作業機本体1と、この作
業機本体1に設けられ圃場の馬鈴薯、甘藷等の収穫物を
掘取って搬送する搬送装置2と、前記作業機本体1に設
けられ前記搬送装置2から搬出される収穫物を積込む積
込み装置3と、を備えている。
【0034】前記搬送装置2は、前記作業機本体1の前
端部に後上方に向かって傾斜して設けられた持上げコン
ベヤ4と、この持上げコンベヤ4の下端部に上下方向に
回動自在に軸支され収穫物の掘取り作業時は前下方に向
かって傾斜して突設される傾斜コンベヤ5と、この傾斜
コンベヤ5の前端部に設けられ圃場の収穫物を掘取る前
下方に向かって傾斜した先金6と、を有している。
【0035】また、前記搬送装置2は、前記傾斜コンベ
ヤ5に上下調節機構7を介して回転自在に軸架され前記
先金6の前方両側に位置して接地される両側の接地輪8
と、前記持上げコンベヤ4に前記先金6を有する傾斜コ
ンベヤ5を上下方向に回動自在に支持し収穫物の掘取り
作業時は前記先金6を収穫物の掘取り作業位置に配置し
て支持し非作業時は先金6を有する傾斜コンベヤ5を地
上に持上げて支持する油圧シリンダー装置9と、有して
構成されている。
【0036】前記持上げコンベヤ4は、前記作業機本体
1の前端部に後上方に向かって傾斜して固定された上下
方向のコンベヤフレーム10と、このコンベヤフレーム10
の下端部に回転自在に軸架された駆動ローラ11とコンベ
ヤフレーム10の上端部に回転自在に軸架された従動ロー
ラ12との間に回行自在に懸架され後上方に向かって回行
される無端回行体13と、この無端回行体13の周面にこの
無端回行体13の回行方向に向かって所定の間隔をおいて
突設され収穫物を支持して持上げる多数の持上げ体14
と、を有して構成されている。
【0037】前記傾斜コンベヤ5は、前記コンベヤフレ
ーム10の下端近傍の前側部に左右方向の駆動軸15を介し
て上下方向に回動自在に軸支された前後方向のコンベヤ
フレーム16と、前記駆動軸15に固定された駆動ローラ17
と前記コンベヤフレーム16の前端近傍部に回転自在に軸
架された従動ローラ18との間に回行自在に懸架され後上
方に向かって回行される無端回行体19と、を有して構成
されている。
【0038】前記先金6は、前記傾斜コンベヤ5の前記
コンベヤフレーム16の前端部に前下方に向かって傾斜し
て突設され、収穫物の掘取り作業時は所定の深さで地中
を進行するようになっている。前記両側の接地輪8は、
前記上下調節機構7の調節操作により上下動されて接地
され、この両側の接地輪8にて畝等に追従して走行する
とともに、前記先金6の掘取り深さを支持するようにな
っている。
【0039】そして、前記持上げコンベヤ4の無端回行
体13及び前記傾斜コンベヤ5の無端回行体19は前記作業
機本体1に設けられた後述する駆動機構からの出力によ
り連動媒体20を介してそれぞれ図面矢印方向の後上方に
向かって回行されるようになっている。
【0040】つぎに、前記積込み装置3は、前記作業機
本体1に設けられ前記持上げコンベヤ4の搬出端部から
搬出される収穫物を搬送する前後方向のコンベヤ21と、
このコンベヤ21の搬出端部の下方に位置して前記作業機
本体1に設けられ前記コンベヤ21の搬出端部から搬出さ
れる収穫物を積込んで収容する収容体22を載置する荷台
板23を有する載置台24と、前記コンベヤ21の搬出端部に
臨ませて設けられ前記載置台24に設けられ前記コンベヤ
21の搬出端部から搬出される収穫物を前記収容体22の上
面に開口した収容口25に案内する第1の案内位置26a と
前記コンベヤ21の搬出端部から搬出される非収穫物を前
記収容体22の収容口25外の第2の案内位置26b とに切換
え可能な搬出物案内体26と、を有して構成されている。
【0041】前記作業機本体1は、架台フレーム27と、
この架台フレーム27に設けられたクローラ28と、前記架
台フレーム27上に固定され駆動機構29を載置するととも
に作業者が搭乗する搭乗部30を両側部に有する架台板31
と、この架台板31上に設けられ前記駆動機構29を被覆し
たカバー体32と、前記架台フレーム27の後端近傍部の左
右方向の略中間部に位置して前記架台フレーム27上に相
対して離間して一体に固定された一対の上下方向のブラ
ケット33と、前記架台フレーム27の後端部の両側にそれ
ぞれ離間して後方に向かって一体に突設された一対の連
結板34と、前記一対のブラケット33間に位置してこの一
対のブラケット33に支軸35にて前後方向に回動自在に軸
支された第1の油圧シリンダー装置36と、を有して構成
されている。
【0042】また、前記第1の油圧シリンダー装置36
は、前記支軸35にて上端部を回動自在に軸支され油圧に
より進退動されるピストンを内蔵したシリンダー本体37
と、このシリンダー本体37から下方に向かって進退自在
(伸縮自在)に突出され前記ピストンに連結されたロッ
ド38と、を有して構成されている。
【0043】また、前記駆動機構29は図示しない連動機
構を介して前記連動媒体20に連動連結され、前記駆動機
構29からの出力により連動機構を介して前記連動媒体20
が駆動され、前記持上げコンベヤ4の無端回行体13及び
前記傾斜コンベヤ5の無端回行体19がそれぞれ後上方に
向かって回行されるようになっている。また、前記駆動
機構29からの出力により連動機構を介して前記クローラ
28が作動され、収穫機Aが前進走行、後退走行及び方向
転換するように旋回走行されるようになっている。
【0044】前記コンベヤ21は、前後方向のコンベヤフ
レーム39と、このコンベヤフレーム39の前端部に回転自
在に設けられた左右方向の従動ローラ40と前記コンベヤ
フレーム39の後側部に回転自在に設けられた左右方向の
駆動ローラ41との間に回行自在に懸架された無端回行ベ
ルト42と、を有して構成されている。
【0045】また、前記無端回行ベルト42を懸架した従
動ローラ40は前記コンベヤフレーム39の前端部に回転自
在に軸架された左右方向の支軸43に一体に固定され、こ
のコンベヤフレーム39から突出された前記支軸43の両端
部が前記作業機本体1の前記カバー体32を着脱可能に取
り付けた支持フレーム44の上端部の両側に固定された軸
受体45に回転自在に軸支されている。そして、前記支軸
43を中心に前記コンベヤフレーム39が上下方向に回動自
在に取り付けられている。
【0046】また、前記コンベヤフレーム39の後側部の
両側に上下方向の支持杆46の上端部がそれぞれ支軸47に
て前後方向に回動自在に軸支され、この両側の支持杆46
の下端部は後述する搬出体に回動自在に軸支されるよう
になっている。
【0047】つぎに、前記収容体22は、上面に前記収容
口25を開口したコンテナまたは柔軟な収容袋50にて形成
され、この収容袋50は折り畳んで携行可能な繊維生地ま
たは繊維生地に合成繊維等を混紡した柔軟な材料にて形
成されている。
【0048】また、収容袋50は、この収容袋50の周囲を
補強する複数の強靭な補強体51と、この複数の補強体51
に一体に形成され前記収容袋50の底部及び前記補強体51
と交差してこの収容袋50の周側を補強するととも前記収
容口25より上方に向かって延在するループ状の被支持部
52を有する収容袋50を吊り上げ用の強靭な被支持部材53
と、を有している。前記補強体51及び前記被支持部材53
は強靭な材料により形成されたベルト体54にて形成され
ている。
【0049】つぎに、前記収容体22を載置する荷台板23
を有する載置台24は、前記作業機本体1に上下方向に回
動自在に設けられ収穫物の積込み時は略水平状に支持さ
れ収穫物の搬出時は収穫物の搬出方向に向かって下降傾
斜される前記荷台板23を有する載置台本体55と、この載
置台本体55に上下動自在に設けられ前記荷台板23上に載
置された前記収容体22を支持する支持枠体56を有し収穫
物の搬出時に前記支持枠体56を上下動して前記収容体22
を前記荷台板23上から吊り上げて搬出方向に移動して搬
出する搬出体57と、を有して構成されている。
【0050】前記載置台本体55は、前記荷台板23を支持
した支持フレーム58と、この支持フレーム58の両側部に
相対して垂直状に一体に立設され前記搬出体57を上下動
自在に案内するガイド支柱59と、前記搬出体57を上下動
させる第2の油圧シリンダー装置60と、を有して構成さ
れている。
【0051】前記支持フレーム58は、前記ガイド支柱59
を両端部に一体に立設した左右方向の断面矩形状の支柱
支持枠61と、この支柱支持枠61の両側部に後方に向かっ
て水平状に一体に突設され前記作業機本体1の両側部の
前記一対の連結板34の間にそれぞれ配置して取り付けら
れる前後方向の板状の取付枠(図示せず)介して後端部
に一体に固定されこの両側部の取付枠とともに前記荷台
板23を支持する左右方向の断面矩形状の支持枠62と、前
記両側部のガイド支柱59の上端部、下端部及び中間部を
それぞれ支持した複数の支持桟63と、前記支柱支持枠61
の両端部に前記両側部のガイド支柱59の下端部、前記支
持枠62の両端部及び前記下端部の支持桟63の両端部をそ
れぞれ固定した固定端板64と、前記両側部のガイド支柱
59間の下部に固定された補強兼用の前記収容体22を支持
する支持板65と、を有して構成されている。
【0052】また、前記支柱支持枠61は、この支柱支持
枠61の左右方向の略中間部に固定された連結軸66を有す
る連結枠67と、この支柱支持枠61の左右方向の略中間部
に前方に向かって離間して一体に突出固定された一対の
連結板68と、この支柱支持枠61の左右方向の両側後部に
それぞれ後方に向かって離間して一体に突出固定された
一対の支持突片69と、を有して構成されている。
【0053】そして、前記連結枠67に前記連結軸66にて
前記第2の油圧シリンダー装置60の下端部が軸支され、
また、前記一対の連結板68の先端部間に前記第1の油圧
シリンダー装置36のロッド38の下端部が支軸70にて回動
自在に軸着されている。また、前記支柱支持枠61の両側
後部の一対の支持突片69に支軸71にて前記荷台板23がこ
の荷台板23の前端両側上部に一体に突設された取付片72
を介して上下方向に回動自在にすなわち折り畳み自在に
軸支されている。
【0054】また、前記支持枠62の両側前部に前記両側
部の取付枠73がそれぞれ一体に固定され、この両側部の
取付枠73が前記架台フレーム27から後方に向かって一体
に突設された両側一対の前記連結板34間に支軸74にて上
下方向に回動自在に軸支されている。
【0055】そして、前記第1の油圧シリンダー装置36
のロッド38が進退(伸縮)されることにより、前記両側
一対の連結板34間の支軸74を中心に前記載置台本体55が
上下方向に回動自在に軸支されている。
【0056】また、前記支軸71にて折り畳み回動自在に
軸支された荷台板23は、前記支持フレーム58の前記両側
部の枠部材及び前記支持枠62の上面部にて支持されるも
ので、前記支持枠62の後端部より後方に向かって大きく
突出する長さを有して矩形状に形成されている。しかし
て、前記荷台板23は前記支持フレーム58の前後方向の長
さに対して略三倍大の長さを有して矩形状に形成されて
いる。
【0057】そして、前記荷台板23は、収穫物の積込み
時は前記支持フレーム58の前記両側部の枠部材及び前記
支持枠62の上面部にて略水平状に支持され、収穫物の搬
出時は収穫物の搬出方向の後下方に向かって下降傾斜さ
れるようになっている。すなわち、前記第1の油圧シリ
ンダー装置36のロッド38の収縮により下降回動される前
記載置台本体55にて前記荷台板23が収穫物の搬出方向の
後下方に向かって下降傾斜されるようになっている。
【0058】さらに、前記支柱支持枠61の両端部上に一
体に立設された前記ガイド支柱59は、対向して開口した
平面視略コ字形状に形成された上下方向のガイド凹部75
をそれぞれ有し、このガイド凹部75内の上部に位置して
上下に離間して複数のガイドローラ76がそれぞれ回転自
在に軸架されている。
【0059】また、前記第2の油圧シリンダー装置60
は、前記連結軸66にて下端部を軸支され油圧により進退
動されるピストンを内蔵したシリンダー本体77と、この
シリンダー本体77から上方に向かって進退自在(伸縮自
在)に突出され前記ピストンに連結されたロッド78と、
このロッド78の先端部(上端部)に回動可能に軸着され
上面に開口した係合凹部79を有するとともに両端部を開
放した左右方向の係合体80と、を有して構成されてい
る。
【0060】つぎに、前記支持枠体56を有する搬出体57
は、前記載置台本体55の両側部のガイド支柱59にそれぞ
れ上下動自在に係合した両側部の上下方向の被ガイド支
柱81と、この両側部の被ガイド支柱81の上部に固定され
前記載置台本体55の荷台板23の上方に向かって突設され
た前記支持枠体56と、前記両側部の被ガイド支柱81をこ
の両側部の被ガイド支柱81の上端部、下端部及び中間部
に位置してそれぞれ平行に連結した複数の連結部材82
と、を有して構成されている。
【0061】前記両側部の被ガイド支柱81は、前記ガイ
ド支柱59のガイド凹部75内の前記各ガイドローラ76に上
下動自在に係合した平面視略コ字形状に形成された上下
方向の被ガイド凹部83をそれぞれ有している。そして、
前記両側部のガイド支柱59のガイド凹部75内に前記両側
部の被ガイド支柱81が上下動自在に係合し、かつ、ガイ
ド凹部75内の各ガイドローラ76に被ガイド支柱81の被ガ
イド凹部83が上下動自在に係合した状態で、両側部のガ
イド支柱59に対して両側部の被ガイド支柱81がそれぞれ
上下動自在に案内されるようになっている。
【0062】また、前記複数の連結部材82の内で、前記
両側部の被ガイド支柱81の上端部間を連結した左右方向
の上端部の連結部材82の左右方向の略中間部に前記第2
の油圧シリンダー装置60のロッド78の先端部の係合体80
がこの係合体80の係合凹部79を嵌合して一体に固定さ
れ、このロッド78の進退(伸縮)により上端部の連結枠
部材82にて搬出体57が全体として上下動されるようにな
っている。
【0063】また、前記下端部の連結部材82は、両側部
に一対の取付片84をそれぞれ有し、この両側部の一対の
取付片84に前記コンベヤ21の両側部に軸支した前記支持
杆46の下端部が連結ピン85にて回動自在に軸着されてい
る。そして、前記第2の油圧シリンダー装置60のロッド
78にて前記搬出体57が上下動されることにより、前記両
側部の支持杆46を介して前記コンベヤ21が支軸43を中心
に上下方向に回動されるようになっている。
【0064】前記支持枠体56は、前記両側部の被ガイド
支柱81に固定された前後方向の側枠部86と、この両側部
の側枠部86の後端部間に一体に形成された左右方向の端
枠部87と、前記両側部の側枠部86及び前記端枠部87にそ
れぞれ間隔をおいて突設され前記収容体22の被支持部材
53の被支持部52を支持する複数の支持突起88と、前記両
側部の被ガイド支柱81に固定され両側部の側枠部86を支
持する支持枠部89と、を有して構成されている。
【0065】そして、前記両側部の側枠部86の複数の支
持突起88は側枠部86の外面部にそれぞれ離間して外方に
向かって水平状に一体に突設され、前記端枠部87の複数
の支持突起88は端枠部87の上面部にそれぞれ離間して上
方に向かって垂直状に一体に突設されている。
【0066】つぎに、前記載置台24すなわち前記搬出体
57の両側部の被ガイド支柱81の上端部を連結固定した前
記上端部の連結部材82と前記両側部の被ガイド支柱81の
中間部を連結固定した前記中間部の連結部材82との間に
固定された取付部材90を介して案内支枠91が固定され、
この案内支枠91の上端部に前記搬出物案内体26が支軸と
しての左右方向のボルト92及びこのボルト92にプレート
ワッシャ93及びゴム等にて成形した弾性リング94を介し
て螺着したダブルのナット95にてコンベヤ21の搬出端部
に対して接離する方向の前後方向で前記第1の案内位置
26a と第2の案内位置26b とに対して開閉回動自在に軸
支されている。
【0067】前記案内支枠91は、この案内支枠91の両側
端部及び下端部に形成され前記取付部材90に複数の固定
ねじ(図示せず)にて固定する固定板部96と、この固定
板部96の両側端部に相対して前記荷台板23の上方に向か
って突出された前後方向の両側板部97と、この両側板部
97の後端部間に上方に向かって拡開傾斜して前記荷台板
23側に向かって一体に突設して形成され前記収容口25を
遮る前記第2の案内位置26b に閉回動したときの前記搬
出物案内体26に連続して非収穫物を案内する案内板98
と、を有して構成されている。
【0068】また、前記両側板部97は、この両側板部97
の上端部にそれぞれ形成され前記搬出物案内体26の開閉
回動を案内する案内板部99と、この両案内板部99の後端
部にそれぞれ形成され前記ボルト92を挿通する挿通孔10
0 と、を有して側面視略三角形状に形成されている。
【0069】また、前記案内板98は、前記両側板部97の
挿通孔100 の位置より下方に位置してこの案内板98の上
端部が前記搬出物案内体26の下端部を係合する係合縁部
101として形成されている。
【0070】そして、前記両側板部97と前記案内板98と
により前記コンベヤ21の搬出端部の下方に位置してこの
コンベヤ21の搬出端部に臨ませて非収穫物を落下させる
上面を開口した落下口102 が形成されている。
【0071】また、前記案内板98は、左右方向の略中間
部に位置した下部に前記固定板部96の下端部に連通した
開口形成され前記第2の油圧シリンダー装置60を挿通し
た上下方向の挿通口103 を有し、この挿通口103 の開口
縁部及びこの案内板98の傾斜面に沿って前記第2の油圧
シリンダー装置60を被覆して非収穫物を側方に排除する
カバー体104 が固定されている。
【0072】前記カバー体104 は、前記挿通口103 の両
側の開口縁部及びこの案内板98の傾斜面に沿って固定さ
れた相対する両側の上下方向の側板部105 と、この両側
の側板部105 の上端部にこの上端部を折曲部106 として
上方に向かって互いに近接方向に傾斜して突設され上端
部を一体に形成された傾斜側板部107 と、を有し、前記
両側の側板部105 にて前記挿通口103 に連通して前記第
2の油圧シリンダー装置60を挿通した間隙108 が形成さ
れている。
【0073】そして、前記両傾斜側板部107 の上端部が
前記落下口102 に臨ませて突出され、この落下口102 に
非収穫物が落下されると、この非収穫物が両傾斜側板部
107にて両側方に振り分けられるとともに、両側の側板
部105 及び案内板98にて前方に向かって排出されるよう
になっている。
【0074】つぎに、前記搬出物案内体26は、前記案内
支枠91の案内板98上に連続する左右方向の案内板109
と、この案内板109 の両端部に前方に向かってそれぞれ
一体に突設され前記案内支枠91の両側板部97の案内板部
99に沿って前記ボルト92を中心に回動する側板部110
と、を有して構成されている。
【0075】また、前記案内板109 は、この案内板109
の下端部が前記案内支枠91の案内板98の係合縁部101 に
係合する係合縁部111 として形成されている。また、前
記両側板部110 は、前記案内板109 の両端部との連続部
の下端角部に形成され前記案内支枠91の案内板98の係合
縁部101 に係合する係合凹部112 と、この両係合凹部11
2 に近接して前記両側板部105 の下端部に形成され前記
両側板部97の案内板部99の挿通孔100 に連通する連通孔
113 と、を有して形成されている。
【0076】そして、前記案内板109 の両端部の側板部
110 を前記案内支枠91の両案内板部99に当接した状態
で、この両側板部110 の連通孔113 から両案内板部99の
挿通孔100 に弾性リング94及びプレートワッシャ93を有
する前記ボルト92を挿通し、前記両案内板部99側に突出
した前記ボルト92に弾性リング94及びプレートワッシャ
93を介してダブルのナット95を螺着して締め付けること
により、両案内板部99に両ボルト92を中心に前記搬出物
案内体26が開閉回動自在に軸着され、この搬出物案内体
26が前記落下口102 を閉塞して収穫物を前記収容体22の
収容口25に案内する第1の案内位置26a と非収穫物を前
記収容体22の収容口25外の前記落下口102に案内する第
2の案内位置26b とに切換えられるようになっている。
【0077】すなわち、前記搬出物案内体26は、前記収
容体22の収容口25に収穫物を案内するときは収容口25上
を開放する第1の案内位置26a に開回動し、収容口25外
の落下口102 に非収穫物を案内するときは収容口25上を
遮る第2の案内位置26b に閉回動自在で、この第1の案
内位置26a と第2の案内位置26b とに搬出物案内体26を
切換え可能になっている。
【0078】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0079】収穫物の収穫時は、載置台本体55がたとえ
ば後下方に向かって下降傾斜した状態にあるときは、第
1の油圧シリンダー装置36のロッド38が伸長されると、
このロッド38にて載置台本体55の連結板68が下方に向か
って押動され、この連結板68を有する載置台本体55が架
台フレーム27の両側部の連結板34の支軸74を中心に傾斜
した状態から上方に向かって回動される。
【0080】そして、載置台本体55の両側部のガイド支
柱59が略垂直状に移動されるとともに、この載置台本体
55の荷台板23が略水平状に移動され、この載置台本体55
に設けた搬出体57が載置台本体55と同様に上方に向かっ
て回動される。また、載置台本体55の荷台板23が略水平
状に支持されるとともに、この荷台板23の上方に搬出体
57の支持枠体56が略水平状に突出した状態に支持され
る。
【0081】また、載置台本体55の第2の油圧シリンダ
ー装置60のロッド78が収縮されると、載置台本体55の両
側部のガイド支柱59に沿って搬出体57の両側部の被ガイ
ド支柱81が下降されるとともに、この両側部の被ガイド
支柱81の下端部の連結部材82の両端部の支持杆46にてコ
ンベヤ21が牽引され、このコンベヤ21が支軸43を中心に
下降回動される。そして、荷台板23の上方に搬出体57の
支持枠体56が突出した状態に支持されるとともに、両支
持杆46にてコンベヤ21は無端回行ベルト42を後上方に向
かって僅かに傾斜した状態となって支持される。
【0082】また、載置台本体55の荷台板23上に収容体
22(収容袋50)を載置し、この収容体22の被支持部材53
の被支持部52を搬出体57に設けた支持枠体56の複数の支
持突起88に引掛けて支持することにより、この収容体22
の収容口25がコンベヤ21の搬出端部に臨ませて開口した
状態に荷台板23上の収容体22が支持枠体56にて支持され
る。
【0083】このとき、収容体22の被支持部材53の被支
持部52は支持枠体57の両側枠部86の内側から外側に向か
って引き出すとともに、この両側枠部86の前後の支持突
起88に引掛け、かつ、両側枠部86の後端部の支持突起88
から端枠部87の両側部の支持突起88に引掛けることによ
り、被支持部材53の被支持部52が支持枠体56の複数の支
持突起88にて支持される。
【0084】したがって、この被支持部材53の被支持部
52にて荷台板23上の収容体22が収容口25を開口して支持
枠体56にて吊り下げられた状態に支持され、かつ、この
収容体22の収容口25がコンベヤ21の搬出端部に臨ませて
収穫物の収容に備えて開口した状態に支持される。
【0085】また、石、夾雑物等の非収穫物が少なく土
の篩い落としが容易な土質の圃場での収穫作業の場合
は、搬出物案内体26をボルト92を中心に切り換え回動
し、この搬出物案内体26をコンベヤ21の搬出端部から搬
出される収穫物を収容体22の収容口25に案内する第1の
案内位置26a に移動すると、この搬出物案内体26は両側
板部110 の下端部が案内支枠91の案内板98の前面部に当
接して第1の案内位置26aに移動した状態に支持され
る。
【0086】そして、この搬出物案内体26の案内板109
が上端部をコンベヤ21の搬出端部に臨ませて前傾状態に
支持され、この案内板109 にて案内支枠91の落下口102
が閉塞されるとともに、荷台板23上の収容体22の収容口
25上がコンベヤ21の搬出端部から搬出される収穫物を収
容可能に開放される。
【0087】つぎに、クローラ28により収穫機Aが前進
走行され、駆動機構29からの出力により傾斜コンベヤ5
の無端回行体19及び持上げコンベヤ4の無端回行体13が
後上方に向かってそれぞれ回行され、コンベヤ21の無端
回行ベルト42が後方に向かって回行されると、両側部の
接地輪8にて掘取り深度が規制された先金6にて圃場の
馬鈴薯、甘藷等の収穫物が順次掘取られるとともに、こ
れらの各収穫物が先金6から傾斜コンベヤ5の無端回行
体19の搬入部に順次搬入されて搬送され、この無端回行
体19の搬出端部から持上げコンベヤ4の無端回行体13の
搬入部に順次搬入される。
【0088】また、持上げコンベヤ4の無端回行体13の
搬入部に順次搬入された各収穫物は、この無端回行体13
にて後上方に向かって順次持上げ搬送されるとともに、
この無端回行体13の搬出端部からコンベヤ21の無端回行
ベルト42の搬入部に搬入され、この無端回行ベルト42に
て各収穫物が順次搬出端部に向かって搬送される。
【0089】このとき、コンベヤ21の両側部に待機した
作業者によって無端回行ベルト42上に搬入された石、夾
雑物等の非収穫物は、収穫機Aの搬送方向両側において
作業者よって無端回行ベルト42上から拾い上げられて圃
場等の排出部に排出されることにより、この無端回行ベ
ルト42の搬出端部には非収穫物が搬送されることを防止
され、収穫物だけが搬送される。この際、コンベヤ21の
無端回行ベルト42上には多くの石、夾雑物等の非収穫物
が搬入されることがないので、多くの人手によることな
く収穫物に混入した非収穫物が無端回行ベルト42上から
十分にかつ確実に拾い上げられて圃場等の排出部に排出
される。
【0090】また、無端回行ベルト42の搬出端部に搬送
された各収穫物は、この無端回行ベルト42の搬出端部か
ら搬出されるとともに、案内支枠91の落下口102 を閉塞
した状態の搬出物案内体26の案内板109 に案内されて収
容口25から収容体22内に収容される。
【0091】したがって、非収穫物が収容体22(収容袋
50)内に収容されることがなく収容体22内には無端回行
ベルト42の搬出端部から搬出された収穫物だけが収容さ
れ、この収容体22(収容袋50)内には略満杯になる等所
定量の収穫物が積込まれて収容される。
【0092】つぎに、石、夾雑物等の非収穫物が比較的
多い圃場での収穫作業の場合は、載置台24の荷台板23上
に収容体22(収容袋50)を載置し、この収容体22の上面
に開口した収容口25をコンベヤ21の無端回行ベルト42の
搬出端部に臨ませた状態で、搬出物案内体26を第1の案
内位置26a からボルト92を中心に第2の案内位置26bに
向かって切り換え回動する。
【0093】そして、この搬出物案内体26が無端回行ベ
ルト42の搬出端部から搬出される非収穫物を収容体22の
収容口25外の案内支枠91の落下口102 に案内する第2の
案内位置26b に移動されると、この搬出物案内体26は両
側板部110 の係合凹部112 が案内支枠91の案内板98の係
合縁部101 の両端部に係合され、かつ、この搬出物案内
体26の案内板109 の下端部の係合縁部111 が案内支枠91
の案内板98の係合縁部101 に係合されて支持される。
【0094】そうして、この搬出物案内体26の案内板10
9 が案内支枠91の案内板98の上端部に連続して案内板98
の延長方向に向かって突出され、この搬出物案内体の案
内板109 にて収容体22の収容口25上が遮られ、すなわ
ち、無端回行ベルト42の搬出端部から搬出される非収穫
物が収容体22の収容口25に搬入されることがない状態に
搬出物案内体26の案内板109 が収容体22の収容口25上を
遮って突出される一方、この搬出物案内体26の案内板10
9 にて案内支枠91の落下口102 が非収穫物を落下可能な
状態に開放される。
【0095】また、収穫機Aが前進走行されると、この
作業機本体1に設けられ搬送装置2にて収穫物が掘取ら
れるとともに土が篩い落とされながら順次搬送され、こ
の搬送装置2の搬出端部から積込み装置3のコンベヤ21
の無端回行ベルト42上に収穫物が順次搬入される。そし
て、これらの収穫物は収穫機Aの搬送方向両側において
作業者によって無端回行ベルト42上から拾い上げられて
収容口25から収容体22内に順次収容される。
【0096】また、コンベヤ21の無端回行ベルト42上に
搬入された石、夾雑物等の非収穫物は、この無端回行ベ
ルト42にて搬送されて搬出端部から搬出物案内体26の案
内板109 に向かって搬出され、この搬出物案内体26の案
内板109 にて案内されて案内支枠91の落下口102 に落下
される。
【0097】そして、落下口102 に落下された石、夾雑
物等の非収穫物は、カバー体104 の両傾斜側板部107 に
て左右に振り分けられるとともに、この両傾斜側板部10
7 に連続するカバー体104 の両側板部105 と案内支枠91
の案内板98とにより案内されて落下され、収容体22の収
容口25外の圃場等の排出部に排出される。
【0098】このとき、搬出物案内体26の案内板109 に
て収容体22の収容口25上が遮られているので、無端回行
ベルト42の搬出端部から非収穫物が収容体22の収容口25
に搬出されることがなく、これらの非収穫物は搬出物案
内体26にて流れが切り換えられて圃場等の排出部に確実
に排出される。
【0099】また、コンベヤ21の無端回行ベルト42上に
は収穫物に混入して比較的多い非収穫物が搬入されて
も、比較的少ない方の収穫物を無端回行ベルト42上から
拾い上げて収容体22内に収容することにより、多くの人
手によることなく収穫物が収容体22内に収容される。
【0100】したがって、無端回行ベルト42の搬出端部
から搬出される非収穫物は搬出物案内体26にて案内支枠
91の落下口102 に確実に落下され、非収穫物が収容体22
内に収容されることがなく収容体22内には無端回行ベル
ト42にて搬送された収穫物だけが収容される。
【0101】このように、天候や圃場等の作業条件に応
じて搬出物案内体26を、収穫物を収容体22の収容口25に
案内する第1の案内位置26a と非収穫物を収容体22の収
容口25外に案内する第2の案内位置26b とに切り換え回
動して収穫物を収容体22に収容する方途を選択すること
により、収容体22には収穫物だけが確実に収容され、収
穫物から選別分離された非収穫物は収容体22外の圃場等
の排出部に確実に排出される。
【0102】また、搬出物案内体26を切り換え回動する
とき、この搬出物案内体26は案内支枠91の両側部のボル
ト92を中心として開閉回動することにより、この搬出物
案内体26が収穫物を収容体22の収容口25に案内する第1
の案内位置26a と非収穫物を収容体22の収容口25外に案
内する第2の案内位置26b とに簡単にかつスムーズに切
り換え回動され、かつ、この搬出物案内体26にて案内支
枠91の落下口102 がスムーズに開閉回動される。
【0103】つぎに、収穫物を所定量収容した収容体22
の搬出時は、第1の油圧シリンダー装置36のロッド38が
収縮されると、このロッド38にて載置台本体55の連結板
68が上方に向かって牽引され、この連結板68を有する載
置台本体55が架台フレーム27の両側部の連結板34の支軸
74を中心に下方に向かって回動される。
【0104】そして、載置台本体55の両側部のガイド支
柱59が略垂直状から後下方に向かって回動されるととも
に、この載置台本体55の荷台板23が略水平状態から搬出
方向の後下方に向かって下降傾斜され、この載置台本体
55に設けた搬出体57が収容体22を支持枠体56にて支持し
た状態のままで載置台本体55と同様に後下方に向かって
下降傾斜される。
【0105】また、荷台板23の後端部が地面に接した状
態で第1の油圧シリンダー装置36のロッド38の収縮が停
止されることにより、この第1の油圧シリンダー装置36
にて搬出体57を設けた載置台本体55及び荷台板23が収容
体22を搬出する所定の傾斜角度に下降傾斜した搬出状態
に支持される。
【0106】また、載置台本体55及び荷台板23が収容体
22を搬出する所定の傾斜角度に下降傾斜されるととも
に、この荷台板23上の収容体22が支持枠体56にて支持さ
れた状態のままで荷台板23の傾斜方向に向かって僅かに
傾斜する。
【0107】さらに、荷台板23上の僅かに傾斜した収容
体22の被支持部材53の被支持部52を支持枠体56の両側部
の側枠部86の前部の各支持突起88から外し、この被支持
部材53の被支持部52を両側部の側枠部86の後端部の各支
持突起88及び端枠部87の各支持突起88に引掛けて支持す
ることにより、被支持部材53が弛緩される。
【0108】つぎに、載置台本体55の第2の油圧シリン
ダー装置60のロッド78が伸長されると、載置台本体55の
両側部の傾斜したガイド支柱59に沿って搬出体57の両側
部の被ガイド支柱81が後上方に向かって上昇移動(上
動)されるとともに、この両側部の被ガイド支柱81に軸
着した両端部の支持杆46にてコンベヤ21が押し上げら
れ、このコンベヤ21が支軸43を中心に上昇回動される。
【0109】そして、このコンベヤ21の搬出端部と搬出
体57の両側部の被ガイド支柱81の上端部とは互いに反対
方向に向かって離間移動され、この搬出体57の両側部の
被ガイド支柱81の上昇時に、このコンベヤ21の搬出端部
と搬出体57の両側部の被ガイド支柱81の上端部とは互い
に干渉することを防止され、それぞれの前記移動方向に
向かって移動される。
【0110】また、搬出体57の両側部の被ガイド支柱81
が後上方に向かって上昇移動されるとともに、この両側
部の被ガイド支柱81にて支持枠体56が上昇移動(上動)
され、この支持枠体56にて被支持部52を引掛けた被支持
部材53を介して収容体22が荷台板23上から吊り上げられ
て搬出方向に向かって移動され、この収容体22が搬出位
置の上方に吊り上げ移動される。
【0111】このとき、搬出体57の支持枠体56には収容
体22の被支持部材53の被支持部52を掛け直して被支持部
材53を弛緩支持した状態で、この搬出体57の両側部の被
ガイド支柱81にて支持枠体56が後上方に向かって上昇移
動されることにより、支持枠体56にて被支持部材53を介
して収容体22が地上高く吊り上げられることなく荷台板
23上から搬出位置の上方に容易に吊り上げ移動される。
【0112】そして、載置台本体55の第2の油圧シリン
ダー装置60のロッド78が収縮されると、載置台本体55の
両側部の傾斜したガイド支柱59に沿って搬出体57の両側
部の被ガイド支柱81が下降移動(下動)されるととも
に、この搬出体57の支持枠体56にて被支持部材53を介し
て収容体22が荷台板23から外れた位置の搬出位置に降ろ
される。また、搬出体57の支持枠体56の各支持突起88か
ら収容体22の被支持部材53の被支持部52を外して被支持
部52の支持を解除する。
【0113】このとき、両側部のガイド支柱59のガイド
凹部75内に両側部の被ガイド支柱81が上下動自在に係合
し、かつ、ガイド凹部75内の各ガイドローラ76に被ガイ
ド支柱81の被ガイド凹部83が上下動自在に係合した状態
で、両側部のガイド支柱59に対して両側部の被ガイド支
柱81がそれぞれ上下動されことにより、両側部のガイド
支柱59に対して両側部の被ガイド支柱81がそれぞれ摩擦
抵抗が少なくスムーズに上下動されるとともに、この両
側部の被ガイド支柱81の支持枠体56にて被支持部材53を
介して収容体22の吊り上げ移動及び搬出位置への吊り降
ろし移動がスムーズにかつ容易に行われる。
【0114】したがって、収穫物を収容した収容体22の
搬出時は搬出体57を収容体22の搬出方向に向けて傾ける
とともにこの搬出体58にて収容体22をスムーズに吊り上
げて簡単に搬出され、多量の収穫物を収容して重量的に
重い収容体22を、荷台板23との摩擦抵抗がなく、スムー
ズに搬出でき、収容体22を人手によって支える手数がな
く、多量の収穫物を収容した収容体22が容易に搬出位置
に搬出される。
【0115】このように、架台フレーム27の左右方向の
略中間部の1本の第1の油圧シリンダー装置36のロッド
38の伸縮により両側部の支軸74を中心に搬出体57を上下
動自在に設けた荷台板23を有する載置台本体55を簡単に
上下方向に回動でき、収穫物の積込み時は荷台板23を略
水平状に確実に支持でき、収穫物の搬出時は荷台板23を
搬出方向に向かって確実に下降傾斜できる。
【0116】また、荷台板23は支持フレーム58の両側部
の支軸71にて上下方向に折り畳み回動自在に軸支し、支
持フレーム58の支持枠62の後端部より後方に向かって突
出する長さを有して形成されていることにより、荷台板
23を展開して支持フレーム58にて略水平状に支持した状
態ではこの荷台板23にて多量の収穫物を収容する比較的
大きい底面を有する収容体22を十分に載置するスペース
を確保できる。
【0117】また、非作業時は支軸71を中心に支持フレ
ーム58上に荷台板23を折り畳むことにより、支持フレー
ム58の後方に荷台板23が突出することがなく、収穫機A
の前後長が短くなり道路走行等では荷台板55が交通障害
の原因になることを防止できる。
【0118】さらに、載置台本体55の左右方向の略中間
部の1本の第2の油圧シリンダー装置60のロッド78の伸
縮により搬出体57を簡単に上下動でき、このとき、搬出
体57は載置台本体55の両側部のガイド支柱59に複数のガ
イドローラ76及び互いに係合したガイド凹部75と被ガイ
ド凹部83とを介して上下動自在に係合した被ガイド支柱
81を有することにより、搬出体57はこれらの係合部材に
て載置台本体55に安定してスムーズに上下動できる。
【0119】また、掘取り搬送装置2は持上げコンベヤ
4の両側部に設けた油圧シリンダー装置9にて駆動軸15
を中心に傾斜コンベヤ5を上下方向に回動自在に設けた
ことにより、この油圧シリンダー装置9にて作業時は傾
斜コンベヤ5を前下方に向かって傾斜させるとともに、
この傾斜コンベヤ5の先端部の先金6を所定の深度で土
中を進行させる状態に支持できるが、非作業時は油圧シ
リンダー装置9にて傾斜コンベヤ5を上方に向かって引
上げ回動してこの傾斜コンベヤ5の先端部の先金6を地
上に離間させることにより、クローラ28にて収穫機Aの
前行進走行及び旋回走行が容易に行われる。
【0120】つぎに、前記実施の形態では、搬出物案内
体26は載置台本体55に上下動自在に設けた搬出体57の案
内支枠91に開閉回動自在に軸支した可動式の載置台24に
設けける場合について説明したが、これに限らず、搬出
物案内体26は非可動式の載置台24にコンベヤ21の搬出端
部に臨ませて設けるようにしてもよく、また、作業機本
体1にコンベヤ21の搬出端部に臨ませて設けるようにし
てもよい。
【0121】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、コンベヤの搬
出端部に臨ませて搬出物案内体を、このコンベヤの搬出
端部から搬出される収穫物を収容体の収容口に案内する
第1の案内位置とコンベヤの搬出端部から搬出される非
収穫物を収容体の収容口外に案内する第2の案内位置と
に切換え可能に設けたので、コンベヤの搬出端部と収容
体との間においてコンベヤ上に搬入される収穫物と非収
穫物との分量に応じてこれらの搬出物の搬出方向を搬出
物案内体にて確実に切換えて搬出することができ、多く
の人手を必要とすることなく収穫物だけをコンテナ内に
確実に収容することができ、したがって、収穫物量また
は非収穫物量の多少等圃場条件、天候等の作業条件に応
じて収穫物を収穫する作業能率の高い方途を選択して収
穫物を収穫できる収穫機を提供することができる。
【0122】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、石、夾雑物等の非収穫物が少なく土の篩
い落としが容易な土質の圃場での収穫作業の場合は、搬
出物案内体を案内支枠の支軸を中心に第1の案内位置に
開回動することにより、この搬出物案内体をコンベヤの
搬出端部から搬出される収穫物を収容体の収容口に案内
する第1の案内位置に簡単に移動でき、この搬出物案内
体にて収容体の収容口上を収穫物を収容可能に確実に開
放できる。
【0123】また、石、夾雑物等の非収穫物が比較的多
い圃場での収穫作業の場合は、搬出物案内体を案内支枠
の支軸を中心に第1の案内位置から第2の案内位置に閉
回動することにより、この搬出物案内体をコンベヤの搬
出端部から搬出される非収穫物を収容体の収容口外に案
内する第2の案内位置に簡単に移動でき、この搬出物案
内体にて収容体の収容口上を非収穫物を収容不能に確実
に遮ぎり、非収穫物を収容体外の圃場等の排出部に確実
に搬出できる。
【0124】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加え、案内支枠は上方に向かって拡開傾斜して
荷台板側に向かって突設され収容口上を遮る第2の案内
位置に閉回動したときの搬出物案内体に連続して非収穫
物を案内する案内板を有するので、搬出物案内体及び案
内支枠の案内板にてコンベヤの搬出端部から搬出される
非収穫物を収容体外の圃場等の排出部に更に確実に排出
できる。
【0125】請求項4の発明によれば、請求項1乃至3
のいずれかの発明の効果に加え、収穫物の搬出時は荷台
板を有する載置台本体及び搬出体を収穫物の搬出方向に
傾けるとともに、この搬出体にて収穫物を収容した収容
体を吊り上げて荷台板上から確実に搬出でき、収穫物を
収容して重量的に重い収容体を荷台板から引きずり降ろ
す摩擦抵抗がなく、収容体を人手によって支える手数が
なく、収穫物を収容して収容体を容易に搬出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す収穫機の側面図で
ある。
【図2】同上積込み装置の拡大側面図である。
【図3】同上積込み装置の断面図である。
【図4】同上搬出物切換え機構部の分解斜視図である。
【図5】同上搬出物案内体を支持する案内支枠の斜視図
である。
【図6】同上コンベヤの平面図である。
【図7】同上搬出物切換え機構部の背面図である。
【図8】同上積込み装置の斜視図である。
【図9】同上収穫物収容状態を示す説明図である。
【図10】同上非収穫物排出状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 作業機本体 2 搬送装置 3 積込み装置 21 コンベヤ 22 収容体 23 荷台板 24 載置台 25 収容口 26 搬出物案内体 26a 第1の案内位置 26b 第2の案内位置 55 載置台本体 56 支持枠体 57 搬出体 91 案内支枠 92 支軸 98 案内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 13/00 - 33/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式の作業機本体と、この作業機本体
    に設けられ収穫物を掘取って搬送する搬送装置と、前記
    作業機本体に設けられ前記搬送装置から搬出される収穫
    物を積込む積込み装置と、を具備し、 前記積込み装置は、前記搬送装置から搬出される収穫物
    を搬送するコンベヤと、このコンベヤの搬出端部の下方
    に位置して設けられこのコンベヤの搬出端部から搬出さ
    れる収穫物を収容する収容口を上面に開口した収容体を
    載置する荷台板を有する載置台と、前記コンベヤの搬出
    端部に臨ませて設けられこのコンベヤの搬出端部から搬
    出される収穫物を前記収容体の収容口に案内する第1の
    案内位置と前記コンベヤの搬出端部から搬出される非収
    穫物を前記収容体の収容口外に案内する第2の案内位置
    とに切換え可能な搬出物案内体と、を有する、 ことを特徴とする収穫機。
  2. 【請求項2】 搬出物案内体は、荷台板の上方に位置し
    て載置台に突設された案内支枠に回動自在に軸支され収
    容体の収容口に収穫物を案内するときは収容口上を開放
    する第1の案内位置に開回動し収容口外に非収穫物を案
    内するときは収容口上を遮る第2の案内位置に閉回動自
    在とした、 ことを特徴とする請求項1記載の収穫機。
  3. 【請求項3】 案内支枠は、上方に向かって拡開傾斜し
    て荷台板側に向かって突設され収容口上を遮る第2の案
    内位置に閉回動したときの搬出物案内体に連続して非収
    穫物を案内する案内板を有する、 ことを特徴とする請求項2記載の収穫機。
  4. 【請求項4】 載置台は、作業機本体に上下方向に回動
    自在に設けられ収穫物の積込み時は略水平状に支持され
    収穫物の搬出時は収穫物の搬出方向に向かって下降傾斜
    される荷台板を有する載置台本体と、この載置台本体に
    上下動自在に設けられ前記荷台板上に載置された収容体
    を支持する支持枠体及び搬出物案内体を設けた案内支枠
    を有し収穫物の搬出時に前記支持枠体を上下動して収容
    体を前記荷台板上から吊り上げて搬出する搬出体と、を
    有する、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の収
    穫機。
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