JP2934574B2 - 収穫機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は収穫機に係り、たとえ
ば、馬鈴薯などの地下塊茎収穫物を収穫するものに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、馬鈴薯を拾い上げて収穫する収穫
機としては、たとえば、実公平３−５２２３号公報に記
載されているように、機枠の前側部に収穫物を拾い上げ
る先金を前端部に有する持上げコンベヤを設け、前記機
枠の上部に前記持上げコンベヤから搬出される収穫物を
搬入搬送して収穫物と規格外の小径の収穫物及び収穫物
以外の石等とを選別する選別コンベヤを設け、この選別
コンベヤの一側部に選別コンベヤから選別抽出された規
格外の小径の収穫物及び収穫物以外の石等を収容する第
１のコンテナを配設するとともに、前記選別コンベヤの
搬出端部に選別コンベヤから搬出される収穫物を収容す
る第２のコンテナを配設する構成が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の構成
では、選別コンベヤから規格外の小径の収穫物及び収穫
物以外の石等を選別抽出する一方、収穫物はそのまま選
別コンベヤの搬出端部から第２のコンテナに搬出するた
め、この第２のコンテナ内には収穫物以外に選別漏れの
石が混入されることがあるとともに、選別コンベヤから
選別抽出し難い土等が混入される、という問題がある。

【０００４】また、選別コンベヤ上において収穫物と規
格外の小径の収穫物とを目測で選別するため、規格外の
小径の収穫物を選別抽出することは選別作業上必ずしも
簡単なことではなく、誤って規格内の収穫物を選別抽出
することがある、という問題もある。

【０００５】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、第１の選別コンベヤの無端回行体上から収穫物
を選別抽出するとともに、収穫物以外の石や土はそのま
ま無端回行体の搬出端部から搬出する一方、収穫物は第
２の選別コンベヤにおいて大小の収穫物に確実に選別す
ることができ、この大小の収穫物を収容するコンテナ内
に土が混入することを防止でき、収穫物を選別抽出する
ことにより収穫物が規格外か否かを選別する必要がな
く、したがって、選別作業が簡単で確実であり、作業性
にすぐれた収穫機を提供することを目的とするものであ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の収穫機
は、走行装置を設けた機枠と、この機枠の前側部に配設
され前端部に収穫物を掘り起こす掘起体を有する後上り
に傾斜した持上げコンベヤと、この持上げコンベヤの後
方に位置して前記機枠に配設され持上げコンベヤから搬
出される収穫物を搬入搬送して選別する選別装置と、を
具備し、前記選別装置は、前記持上げコンベヤの搬出端
部に連設され収穫物を搬送する無端回行体を有しかつこ
の無端回行体上の収穫物を土等から選別分離する第１の
選別コンベヤと、この第１の選別コンベヤの側部に配設
され第１の選別コンベヤから選別搬入された収穫物を搬
送し大小の収穫物に選別する第２の選別コンベヤと、か
らなり、前記機枠に第２の選別コンベヤにて選別された
小径の収穫物を収容する第１の収納体及び大径の収穫物
を収容する第２の収納体をそれぞれ配設するものであ
る。

【０００７】請求項２記載の収穫機は、請求項１記載の
収穫機において、その第２の選別コンベヤは、大径の収
穫物を支持して搬送する回行自在に並設された複数の無
端ベルトを有し、かつ、この複数の無端ベルトはそれぞ
れの間に小径の収穫物を選別落下させる選別空間を形成
して配設するものである。

【０００８】

【作用】請求項１記載の収穫機では、圃場において走行
装置にて本機を走行すると、持上げコンベヤの掘起体に
て圃場の収穫物が順次掘り起こされ、この収穫物は掘起
体から持上げコンベヤに搬入され、この持上げコンベヤ
にて土をふるい落としながら収穫物は後上方に向かって
搬送され、この持上げコンベヤの搬出端部から収穫物は
第１の選別コンベヤの無端回行体の搬入部に搬入され
る。

【０００９】また、この収穫物は第１の選別コンベヤに
て後方に向かって搬送されるとともに、この第１の選別
コンベヤによる搬送途中にて収穫物が選別抽出され、こ
の収穫物は第２の選別コンベヤに搬入される一方、土や
石等はそのまま搬送されて第１の選別コンベヤの搬出端
部から搬出される。

【００１０】また、第２の選別コンベヤに搬入された収
穫物は第２の選別コンベヤにて大小の収穫物に選別さ
れ、小径の収穫物は第１の収納体内に収容されるととも
に、大径の収穫物は第２の収納体内に収容される。

【００１１】このようにして、圃場の収穫物は順次掘り
起こされ、この収穫物は第１の選別コンベヤにて収穫物
と収穫物以外の土や石等とに選別分離され、土や石等は
そのまま第１の選別コンベヤの搬出端部から搬出される
一方、収穫物は第２の選別コンベヤにて大小に選別分類
され、この大小の収穫物はそれぞれの収納体内に順次選
別収納される。

【００１２】したがって、第１の収納体及び第２の収納
体には大小の収穫物が選別分類されて収容されるが、こ
の大小の収穫物を収容した第１の収納体及び第２の収納
体には土や石が混入されることが防止される。

【００１３】請求項２記載の収穫機では、収穫物は第２
の選別コンベヤの複数の搬送ベルト上に搬入され、この
複数の搬送ベルトにて収穫物は搬送され、この各搬送ベ
ルト間の選別空間の間隔より小径の収穫物は各選別空間
から選別落下されるとともに、第１の収納体内に収容さ
れる。また、各選別空間の間隔より大径の収穫物は各搬
送ベルトにて支持されて搬送されるとともに、その搬出
端部から搬出され、第２の収納体内に収容される。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。

【００１５】１は機枠で、この機枠１は上部枠２及びこ
の上部枠２と一体の下部枠３を有し、この下部枠３の左
右方向の両側下部にはクローラのような走行装置４が配
設されている。また、前記上部枠２にはエンジン及び油
圧機構からなる駆動機構５が設けられ、この駆動機構５
に連動連結されたミッション６が前記上部枠２と下部枠
３との後端部間に配設され、このミッション６からの出
力によって前記走行装置４が走行駆動されるようになっ
ている。

【００１６】つぎに、前記機枠１の前側部には持上げコ
ンベヤ７が前下方に向かって傾斜して配設されている。
この持上げコンベヤ７は、前記上部枠２の前端部に相対
して前下方に向かって傾斜して配設固定された左右の固
定コンベヤフレーム８を有し、この左右の固定コンベヤ
フレーム８の前端部には相対する左右の可動コンベヤフ
レーム９が前下方に向かって傾斜して配設され、この左
右の可動コンベヤフレーム９の後端部は前記下部枠３の
前端部から前方に向かって一体に突設された左右のブラ
ケット10に左右方向の支軸11にてそれぞれ上下方向に回
動自在に軸支されている。

【００１７】また、前記左右の固定コンベヤフレーム８
の外側部にはシリンダー装置12の基端部が左右方向の支
軸13にて上下方向に回動自在に軸支され、この左右のシ
リンダー装置12のピストンロッド14の先端部には左右方
向の支軸15にて前記左右の可動コンベヤフレーム９の中
途部が上下方向に回動自在に軸支されている。そして、
前記左右のシリンダー装置12にて前記左右のブラケット
10の支軸11を中心として前記左右の可動コンベヤフレー
ム９が上下方向に回動自在に支持され、この左右の可動
コンベヤフレーム９は常時は前記左右の固定コンベヤフ
レーム８の傾斜方向に沿って連続的に傾斜した状態に支
持されている。

【００１８】また、前記左右の可動コンベヤフレーム９
の前端部間には先金状の掘起体16が前下方に向かって一
体に突設され、この掘起体16の後端部に近接した後方部
に位置して前記左右の可動コンベヤフレーム９間には左
右の従動輪17がそれぞれ回転自在に軸架され、前記左右
の固定コンベヤフレーム８の後端部間には駆動軸18が回
転自在に軸架され、この駆動軸18の左右部には前記左右
の従動輪17に対応した位置に駆動輪19がそれぞれ固着さ
れ、この左右の駆動輪19と前記左右の従動輪17との間に
は無端回行体20が回行自在に懸架されている。

【００１９】また、前記駆動軸18は連動媒体を介して前
記駆動機構５に連動連結され、この駆動機構５からの出
力によって駆動軸18が回転駆動され、この駆動軸18にて
前記無端回行体20が図１矢印時計方向に向かって回行さ
れるようになっている。しかして、前記無端回行体20は
相対して配設された無端チェーン間に多数の横杆を回動
自在に並設軸架して構成され、その各横杆上にて収穫物
を支持搬送しながら各横杆の間から土をふるい落とすよ
うになっている。

【００２０】さらに、前記左右の駆動輪19の下方に位置
して前記機枠１の上部枠２には支枠21が立設されて固定
され、この支枠21にはシュート22が後下方に向かって傾
斜した状態で一体に固着されている。このシュート22
は、その上端部を前記持上げコンベヤ７の無端回行体20
の搬出端部に臨ませるとともに、その下端部を後下方に
向かって傾斜して突出されている。

【００２１】つぎに、前記機枠１の上部枠２の後端左右
部には支枠23が立設されて固定され、この後部の支枠23
と前記前部の支枠21とにより前記持上げコンベヤ７の搬
出端部から搬出される収穫物を搬入搬送して選別する選
別装置24が支持されている。この選別装置24は第１の選
別コンベヤ25と第２の選別コンベヤ26とにより構成され
ている。

【００２２】前記第１の選別コンベヤ25は、前記前部の
支枠21と後部の支枠23とにより支持された相対するコン
ベヤフレーム27を有し、この相対するコンベヤフレーム
27の前端部間には左右方向の従動ローラ28が回転自在に
軸架され、この相対するコンベヤフレーム27の後端部間
には左右方向の駆動ローラ29が回転自在に軸架され、こ
の駆動ローラ29は前記駆動機構５からの出力によって前
記ミッション６を介して回転駆動されるようになってい
る。

【００２３】また、前記駆動ローラ29と前記従動ローラ
28との間には前記持上げコンベヤ７の無端回行体20と略
同じ幅広の無端平ゴムベルトからなる無端回行体として
のコンベヤベルト30が回行自在に懸架されている。そし
て、前記コンベヤベルト30は前記駆動ローラ29の回転駆
動により後方に向かって回行されるようになっている。
なお、無端回行体としてはコンベヤベルト30に限らず、
チェーンコンベヤであってもよい。

【００２４】また、前記第２の選別コンベヤ26は、前記
相対するコンベヤフレーム27の外側部にコンベヤフレー
ム31がそれぞれ一体に固着され、この両側部のコンベヤ
フレーム31の前端部には水平状に配設された左右方向の
回転軸32がそれぞれ回転自在に軸架され、この回転軸32
には軸方向に複数の凹溝を有する従動プーリ33がそれぞ
れ固着されている。

【００２５】また、前記両側部のコンベヤフレーム31の
後端部には水平状に配設された左右方向の駆動軸34が回
転自在に軸架され、この駆動軸34には軸方向に前記各従
動プーリ33に対向した凹溝を有する複数の駆動プーリ35
がそれぞれ固着されている。また、前記回転軸32の各従
動プーリ33と前記駆動軸34の各駆動プーリ35との間には
大径の収穫物を支持して搬送する丸ベルトまたはＶベル
トからなる無端ベルト36がそれぞれ回行自在に懸架さ
れ、この各無端ベルト36の間には小径の収穫物を選別落
下させる選別空間37がそれぞれ形成されている。

【００２６】さらに、前記駆動軸34の一端部は前記第１
の選別コンベヤ25の駆動ローラ29の一端部に連動連結さ
れている。そして、駆動ローラ29が回転駆動されること
により駆動軸34が同時に回転駆動され、この駆動軸34の
各駆動プーリ35にて各無端ベルト36が後方に向かって回
行されるようになっている。

【００２７】また、前記両側部の第２の選別コンベヤ26
のコンベヤフレーム31の前端下部にはシュート38がそれ
ぞれ後下方に向かって傾斜して一体に突設されている。

【００２８】つぎに、前記上部枠２の両側部には前後方
向に長いステップ39がそれぞれ水平状に一体に突出形成
されている。また、前記両側部の第２の選別コンベヤ26
の下方部に位置して前記両側部のステップ39上には第１
の収納体としての第１のコンテナ40がそれぞれ出し入れ
自在に配設されているとともに、前記両側部の第２の選
別コンベヤ26の搬出端部の下方に位置して前記両側部の
ステップ39上には第２の収納体としての第２のコンテナ
41がそれぞれ出し入れ自在に配設されている。

【００２９】そして、前記両側部の各選別空間37から選
別落下された小径の収穫物は前記第１のコンテナ40内に
収容されるようになっているとともに、前記両側部の第
２の選別コンベヤ26の搬出端部から搬出される大径の収
穫物は前記両側部の第２のコンテナ41内に収容されるよ
うになっている。

【００３０】なお、図中42は接地輪、43収穫機操縦用の
ハンドル、44は座席である。

【００３１】つぎに、前記実施例の作用を説明する。

【００３２】先ず収穫作業を行う場合には、走行装置４
にて本機を走行すると、持上げコンベヤ７の下端部の掘
起体16にて圃場の収穫物、たとえば、馬鈴薯が順次掘り
起こされ、この馬鈴薯は掘起体16から持上げコンベヤ７
の無端回行体20の搬入部に搬入されるとともに、この無
端回行体20にて土がふるい落とされながら馬鈴薯が後上
方に向かって搬送され、この無端回行体20の搬出端部か
ら搬出された馬鈴薯はシュート22に案内されて第１の選
別コンベヤ25のコンベヤベルト30の搬入部に搬入され
る。

【００３３】また、この馬鈴薯は第１の選別コンベヤ25
のコンベヤベルト30にて後方に向かって搬送されるとと
もに、このコンベヤベルト30による搬送途中において左
右の座席44に着座した作業者によって馬鈴薯が選別抽出
され、この各馬鈴薯は第１の選別コンベヤ25の両側部の
第２の選別コンベヤ26の各無端ベルト36上に搬入され
る。

【００３４】この際、馬鈴薯は第１の選別コンベヤ25の
コンベヤベルト30にて搬送されるため、馬鈴薯はコンベ
ヤベルト30上で大きく転動されることがなく、この搬送
途中で馬鈴薯が損傷されることが防止される。

【００３５】また、第１の選別コンベヤ25のコンベヤベ
ルト30上から選別抽出されなかった馬鈴薯以外の土や石
等はそのまま搬送されてコンベヤベルト30の搬出端部か
ら搬出される。

【００３６】また、第２の選別コンベヤ26の各無端ベル
ト36上に搬入された馬鈴薯は各無端ベルト36にて大小の
馬鈴薯に選別され、各無端ベルト36間の選別空間37の間
隔より小径の馬鈴薯は各選別空間37から選別落下され、
この各小径の馬鈴薯は第１のコンテナ40内に収容され
る。また、各選別空間37の間隔より大径の馬鈴薯は各無
端ベルト36にて支持されて搬送され、その搬出端部から
搬出されて第２のコンテナ41内に収容される。

【００３７】このようにして、圃場の収穫物は順次掘り
起こされ、この収穫物は第１の選別コンベヤ25にて収穫
物と収穫物以外の土や石等とに選別分離され、土や石等
はそのまま第１の選別コンベヤ25の搬出端部から搬出さ
れる一方、収穫物は第２の選別コンベヤ26にて大小に選
別分類され、この大小の収穫物はそれぞれのコンテナ4
0，41内に順次選別収納される。

【００３８】したがって、第１のコンテナ40及び第２の
コンテナ41には大小の収穫物が選別分類されて収容され
るが、この大小の収穫物を収容した第１のコンテナ40及
び第２のコンテナ41には土や石が混入されることが防止
される。

【００３９】なお、馬鈴薯の収穫作業を行わない場合に
は、持上げコンベヤ７の左右のシリンダー装置12を作動
してピストンロッド14を収縮すると、この左右のピスト
ンロッド14にて左右の可動コンベヤフレーム９が左右の
ブラケット10の支軸11を中心として図１鎖線に示すよう
に左右の固定コンベヤフレーム８上に向かって移動さ
れ、この左右の可動コンベヤフレーム９の掘起体16及び
接地輪42が馬鈴薯の収穫作業を行わない本機の移動の妨
げとなることがない。

【００４０】

【発明の効果】請求項１の発明によれば、選別装置は持
上げコンベヤの搬出端部に連設され収穫物を搬送する無
端回行体を有しかつこの無端回行体上の収穫物を土等か
ら選別分離する第１の選別コンベヤと、この第１の選別
コンベヤの側部に配設され第１の選別コンベヤから選別
搬入された収穫物を搬送し大小の収穫物に選別する第２
の選別コンベヤと、からなり、第２の選別コンベヤにて
選別された小径の収穫物を収容する第１の収納体及び大
径の収穫物を収容する第２の収納体をそれぞれ機枠に配
設したので、第１の選別コンベヤの無端回行体上から収
穫物を選別抽出するとともに、収穫物以外の石や土はそ
のまま無端回行体の搬出端部から搬出する一方、収穫物
は第２の選別コンベヤにおいて大小の収穫物に確実に選
別することができ、この大小の収穫物を収容する収納体
内に土が混入することを防止でき、収穫物を選別抽出す
ることにより収穫物が規格外か否かを選別する必要がな
く、したがって、選別作業が簡単で確実であり、作業性
にすぐれた収穫機を提供することができる。

【００４１】請求項２の発明によれば、第２の選別コン
ベヤは大径の収穫物を支持して搬送する回行自在に並設
された複数の無端ベルトを有し、かつ、この複数の無端
ベルトはそれぞれの間に小径の収穫物を選別落下させる
選別空間を形成して配設したので、複数の無端ベルトに
て収穫物を搬送するだけで各選別空間の間隔より大径の
収穫物は複数の無端ベルトにて第２の収納体に向かって
搬送できるとともに、各選別空間の間隔より小径の収穫
物は各選別空間から確実に選別落下でき、したがって、
簡単な構成により大小の収穫物に確実に選別することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す収穫機の側面図であ
る。

【図２】同上平面図である。

【図３】同上選別装置の側面図である。

【図４】同上選別装置の平面図である。

【符号の説明】

１ 機枠 ４ 走行装置 ７ 持上げコンベヤ 16 掘起体 24 選別装置 25 第１の選別コンベヤ 26 第２の選別コンベヤ 30 無端回行体 36 無端ベルト 37 選別空間 40 第１の収納体 41 第２の収納体

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 走行装置を設けた機枠と、この機枠の前
   側部に配設され前端部に収穫物を掘り起こす掘起体を有
   する後上りに傾斜した持上げコンベヤと、この持上げコ
   ンベヤの後方に位置して前記機枠に配設され持上げコン
   ベヤから搬出される収穫物を搬入搬送して選別する選別
   装置と、を具備し、 前記選別装置は、前記持上げコンベヤの搬出端部に連設
   され収穫物を搬送する無端回行体を有しかつこの無端回
   行体上の収穫物を土等から選別分離する第１の選別コン
   ベヤと、この第１の選別コンベヤの側部に配設され第１
   の選別コンベヤから選別搬入された収穫物を搬送し大小
   の収穫物に選別する第２の選別コンベヤと、からなり前
   記機枠に第２の選別コンベヤにて選別された小径の収穫
   物を収容する第１の収納体及び大径の収穫物を収容する
   第２の収納体をそれぞれ配設することを特徴とする収穫
   機。
2. 【請求項２】 第２の選別コンベヤは、大径の収穫物を
   支持して搬送する回行自在に並設された複数の無端ベル
   トを有し、かつ、この複数の無端ベルトはそれぞれの間
   に小径の収穫物を選別落下させる選別空間を形成して配
   設することを特徴とする請求項１記載の収穫機。