JPH09322622A - 球根の収穫方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューリップを植えた一畝単位でその球根を
土石と分離して迅速に収穫できるようにする。 【解決手段】 作業車Ａに畝より球根を掘り出す排土手
段Ｂと、球根を掘起し部３を介して掬い上げる掬取り手
段Ｃを備え、作業車Ａに連結した台車Ｄに掬取り手段Ｃ
に連ねて斜めに上昇して球根を台車Ｄの上端部へ移送す
る搬送手段Ｅと、搬送手段Ｅに続いて球根に混在する土
石を排除する分別部Ｆと、分別部Ｆを通過した球根を収
納箱６に投入する格納部Ｇとを配設し、分別部Ｆは複数
のブラシローラー１１をそれぞれ同方向に回転可能に並
設し、その隣接する各毛先部が互いに重り合う状態で架
設し、格納部Ｇは少なくとも一畝から収穫される球根量
を収納できる大きさの収納箱６を、その側壁の開放口縁
がブラシローラー１１の支持位置の高さ近辺に保持し、
底部に至るに従って低くなるように傾斜した状態から起
立する方向に変位可能の傾倒調節手段１５に着脱自在に
支持していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、育成されたチュー
リップの球根を掘り起し、畝から掬い取って収納箱に投
入するまでの球根の収穫方法と装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の装置として、例えば特開平７−
５９４２２号公報によって開示してあるように、作業車
（高床式トラクタＢ）に、畝の表層部の土を除去する排
土手段（覆土除去用スクレーパＨ）と、球根を掘り起し
て掬い取る掬取り手段（球根類掘取部Ｃ）とを備え、上
記作業車で牽引される台車（台車３０）に前記掬取り手
段に続いて斜めに上昇して球根を台車の上端部へ移送す
る搬送手段（搬送用コンベアＤ）と、該搬送手段に次い
で球根に混在する土石を排除する分別部（選別用コンベ
ア部Ｅ）と、該分別部を通過した球根を収納箱（回収
箱）に投入する格納部（選別・回収箱支持枠体３４）と
を順次配設したもので、上記構成のうち、分別部では、
台車の上端部中央部に設けた圃場放置用コンベア３１の
両脇に回収コンベア３２を設けたもので、圃場放置用コ
ンベア上には球根と土石が混在して搬送されて来るか
ら、選別する作業員が台車に乗り、球根のみを摘出して
回収コンベアに移載することにより、球根のみを回収箱
に収納するものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記公報の装置は本発
明者が発明したもので、土石との分別に良好な手段が解
決することができず、人為的な作業に頼らざるを得なか
った。しかも複数の人員が必要となるばかりではなく、
見落として球根の回収率を低下する問題があり、更に、
球根の収納箱は一畝に収穫される球根の量の全部を収納
できる大きさの箱を用いれば、途中で収穫作業を停止す
ることなく連続して処理できるようになるが、前記装置
にはこの点に付いて考慮されてなく、収穫の能率に今一
つ問題があった。

【０００４】本発明は以上の諸問題を解決するために、
球根の土石との分別手段と、前記のような大きな収納箱
を採用できる装置を開発し、収穫の能率を向上すること
にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の解決方法は、畝
より掬い取った球根と土石の混合物を複数並設してそれ
ぞれ同方向に回転する各ブラシローラーを通過して、球
根をブラシローラーによって順次送り、球根より重い土
石塊を各ブラシローラー間から落下排除する分別工程を
行い、分別して送られる球根を収納箱に格納する際に、
少なくとも一畝から収穫される球根量を収納できる大き
さの収納箱を、その側壁の開放口縁がブラシローラーの
支持位置の高さ近辺に保持し、底部に至るに従って低く
なるように傾斜して、球根を収納箱の前記側壁を転がり
落ちるように挿入し、収納箱内の貯留量が増大するに従
って収納箱を起立する方向に順次変位することを特徴と
する。

【０００６】本発明の解決手段は、作業車に畝の表層部
土を排除する排土手段と、球根の掘起し部を介して掬い
上げる掬取り手段とを備え、上記作業車で牽引される台
車に前記掬取り手段に連ねて斜めに上昇して球根を台車
の上端部へ移送する搬送手段と、該搬送手段に続いて球
根に混在する土石を排除する分別部と、該分別部を通過
した球根を収納箱に投入する格納部とを順次配設する点
は前記公報の装置と同様であるが、そのうち上記分別部
は、複数のブラシローラーをそれぞれ同方向に回転可能
に並設してあると共に、その隣接する各毛先部が互いに
重り合う状態で架設してあること。及び上記格納部は、
少なくとも一畝から収穫される球根量を収納できる大き
さの収納箱を、その側壁の開放口縁がブラシローラーを
支持した位置の高さ近辺に保持し、底部に至るに従って
低くなるように傾斜した状態から起立する方向に変位可
能の傾倒調節手段に着脱自在に支持していることを特徴
とする。

【０００７】前記分別部の各ブラシローラーの毛の硬度
が交互に硬軟の差が付けてあることが最も好ましい。

【０００８】更に前記格納部の傾倒調節手段は、分別部
のブラシローラーの支持高さ位置近傍から台車の下端部
にまで垂下する高さを持つ枠体をその上端部においてシ
リンダーによって上下に揺動可能に枢着し、該枠体の下
端部に、少なくとも一畝から収穫される球根量を収納で
きる大きさで且つ枠体の上端部にまで至る高さを持つ収
納箱を載置する支持片を備え、上記シリンダーの駆動回
路中に、枠体をその枢支点を中心にして上方へ押上げた
状態から、球根の投入されるに従って増量する重量によ
ってシリンダーを下降する制御弁を介在したものを設け
る。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明による実施形態は、図１に
示しているように、作業車Ａに組み付けるもので、その
前進する前側を前方と称し、後退する後側を後方として
説明するが、作業車Ａの前方に畝の表層部土を畝溝へ排
除して球根をほぼ露出する排土手段Ｂを設け、作業車Ａ
の車体中間部より後方に亘り球根と土石の混合物を掘り
起して取り込む掬取り手段Ｃを設け、更に作業車Ａの後
方に台車Ｄを連結し、該台車Ｄに掬取り手段Ｃに連ねて
台車Ｄの上部に移送する搬送手段Ｅを設け、台車Ｄの上
部に前記混合物を分離する分別部Ｆを備え、続いて球根
を収納箱６に収める格納部Ｇを設けるものである。

【００１０】本発明の特徴部である分別部は、複数のブ
ラシローラーをその各毛が互いに重なり合うように列設
してそれぞれ同方向に回転させ、しかも各ブラシローラ
ーの毛の硬度に交互に硬軟を付けたものである。

【００１１】更に他の特徴部である格納部は、少なくと
も一畝に収穫できる量の全部を収容できる大きさを持っ
た収納箱を、傾斜してその下側となる側壁に分別部から
送り出されて来る球根を転がり落ちるように受け込み、
収容した量が多くなるに従って収納箱を順次起立するよ
うに、収納箱を傾斜調節手段に着脱自在に設けるもので
ある。

【００１２】

【実施例】本発明を実施例によって説明すると、図１に
示す作業車Ａは、チューリップ植え込み畝は一般の野菜
用の畝より高いもので、これに対処できるように、床を
高くしたトラクターによる。

【００１３】上記作業車Ａの前方に設けた排土手段Ｂ
は、上下動自在に取り付けられ、スクリュー羽根１に鋸
刃状の刃を付けたもので、エンジン２によって回転駆動
されるもので、スクリュー羽根１を回転駆動することに
より、球根を覆う土と、球根の茎を切断して畝溝に排除
するものである。

【００１４】掬取り手段Ｃは、図４に示しているように
先端に目皿状をなす掘起し部３を備え、これに続いて目
皿状の第１コンベア４をその掘起し部３側が低くなるよ
うに傾斜して作業車Ａに取り付けてあると共に、第１シ
リンダー５によって掘起し部部３側が上昇できるように
なっている。

【００１５】台車Ｄは作業車Ａに牽引可能に連結される
もので、図２に示しているように、前方部に搬送手段Ｅ
を設け、上部に分別部Ｆを設け、後方部に格納部Ｇを設
けるが、格納部Ｇに設置する収納箱６は、四角形のもの
で、その縦が１ｍから１．２ｍ、横が１ｍ、高さ（深
さ）が０．７ｍもあり、一畝（長さが約９０ｍ、幅が約
０．８ｍ）に育成された全ての球根を収容できるのに充
分な大きさのものであって、その開放口を上にして載置
されるが、その際、開放口が分別部Ｆよりやや下部に位
置するように、この収納箱６の寸法に合わせて台車Ｄを
製造している。尚上記収納箱６の底板より下部に搬送用
のフォークが差し込まれる空間部７を有するものであ
る。

【００１６】上記台車Ｄに設けた搬送手段Ｅは、掬取り
手段Ｃに連続して搬送された混合物を台車Ｄの上部に設
けた分別部Ｆへ上昇して誘導するもので、図５に示して
いるように、目皿状の第２コンベア８に突片９を列設し
たものである。

【００１７】分別部Ｆは図２に示しているように、台車
Ｄ上に固着した枠状のフレーム１０に複数のブラシロー
ラー１１を列設して形成したもので、モーター１２によ
ってそれぞれ同方向に回転駆動するものであり、また、
隣り合う両ブラシローラー１１の毛先が互いに重なり合
い、しかも各ブラシローラー１１の毛の硬度が交互に硬
軟の差を付けたもので、第１番目のブラシローラー１１
ａの毛が硬く、第２番目のブラシローラー１１ｂの毛が
軟であり、第３番目のブラシローラー１１ｃの毛が硬、
第４番目のブラシローラー１１ｄの毛が軟となるように
配列してある。

【００１８】従って、分別部Ｆに供給された球根と土石
との混合物のうち、球根は各ブラシローラー１１の上層
部を伝って送り出し側へ順次送られる一方、土石は球根
より重いものであるから、各ブラシローラー１１間から
下方へ落下するものである。しかも各ブラシローラー１
１の毛に硬軟の差を付けたものであるから、柔軟なブラ
シローラーでは粉になった土が振るい落とされ、一方球
根には根が付いているので、その根が毛によって保持さ
れ落下することなく次の硬い毛のブラシローラーへ移送
されるものである。このように毛に硬軟の差を付けるこ
とが最も理想的であるが、必ずしもこれに限ることがな
く、一様の硬度を持つ毛で成形したブラシローラーであ
っても良い。

【００１９】尚、図２に示すように、球根を搬送手段Ｅ
から分別部Ｆへ供給する際、跳ね出されないようにゴム
板１３で第２コンベア８の上部を覆い、また球根を第１
番目のブラシローラー１１ａ上に載置されるように、第
２コンベア８の突片９と第１番目のブラシローラー１１
ａにそれぞれ食い込むブラシローラーよりなるガイド１
４をブラシローラー１１と平行して設けている。このガ
イド１４は球根を誘導すると同時に、第２コンベア８の
突片９に付着する土や草の茎などを拭い取るものであ
る。

【００２０】格納部Ｇは図２に示しているように、収納
箱６を傾斜した状態から起立する状態に変位可能に支持
する傾倒調節手段１５で構成するもので、傾倒調節手段
１５は、台車Ｄの後端に枠体１６を、その上端部におい
て上下方向に揺動自在に枢着して設け、枠体１６の下端
に後方に向かって突出する支持片１７を備え、該支持片
１７を収納箱６の空間部７に差し込んで収納箱６を支持
片１７上に保持するものである。更に、上記枠体１６を
第２シリンダー１８の駆動によって傾斜及び起立するも
ので、第２シリンダー１８を前進駆動することにより、
枠体１６の下端部側が上昇する状態で傾斜するもので、
これに伴い収納箱６も傾斜するものである。

【００２１】以上のように収納箱６を傾斜しておくこと
により、分別部Ｆから送り出されて来る球根は、一挙に
収納箱６の底にまで落下することがなく、傾斜によって
下側となった側壁を伝って転がるように落下するもので
ある。

【００２２】しかし以上のように傾斜したままで球根を
収納し続けると、箱の容量の約半分しか入らず、またそ
の状態で収納箱６を起立すると収納された各球根同士が
擦れ合い、その衝撃でも傷を付ける結果を招くものであ
る。

【００２３】そこで、収納箱６を傾斜して支持した状態
から、順次球根が入り重量が増えるに従って起立する方
向へと順次変位できるように構成してある。このように
作動する構成は、前述のように枠体１６を第２シリンダ
ー１８によって駆動するものであるから、そのシリンダ
ー１８を油圧シリンダーとなし、その油圧ユニット１９
に設けている油圧回路中のシリンダーの背圧側回路（シ
リンダーを前進駆動する室へ油圧を供給する側を指す）
に圧力調整弁などの制御弁（図示省略）を設けるか、あ
るいは手動型の方向切換え弁のスプールを半開きするこ
とにより、収納箱６の重量が増えるに従って順次起立す
る方向へ変位するものである。

【００２４】以上のように収納箱６を傾斜状態から変位
して起立した際に、図３に示すように、収納箱６が直立
する以上に復動して、後方に至るに従って底面が低くな
るまで傾倒されるもので、このように傾倒することによ
り、収納箱６の後端部が畝に接地し、そのまま作業車を
前進することにより、枠体１６の支持片１７が収納箱６
の空間部７より抜き取られ、圃場に載置することができ
るものであり、また逆に圃場に載置してある収納箱６の
空間部７に支持片１７を差し込み、第２シリンダー１８
を前進駆動することにより、収納箱６を保持することが
できるものである。

【００２５】上記作業車Ａの排土手段Ｂなどの高さ調整
を行い、収納箱６を上へ揚げて傾斜した状態に保持して
から畝に沿って前進すれば、先行する排土手段Ｂで球根
を覆う土及び茎が畝溝へ排除出され、後続する掘起し部
３を介して球根が掬取り手段Ｃの第１コンベア４に掬い
上げられて後方へ移送し、次いで搬送手段Ｅの第２コン
ベア８によって高所へと搬送した後、分別部Ｆのブラシ
ローラー１１上に転送され、球根は各ブラシローラー１
１上を伝って後方へ順次送られる一方、土石は各ブラシ
ローラー１１間より下方へ排出され、土石から分離され
た球根が格納部Ｇの収納箱６内に投入されるが、傾斜し
ていることからその下側の側壁を転がるように伝って挿
入され、畝の最終端部側に至った時には、収納箱６内に
球根がほぼ一杯に入り、しかもこの時には収納箱６はほ
ぼ直立の状態にまで変位しているもので、そこで更に深
く傾斜して作業車Ａを前進することにより、一杯になっ
た収納箱６を畝上に降ろして設置することができるもの
である。

【００２６】

【発明の効果】本発明による球根の収穫方法によれば、
畝から掘り起された球根を掬い取った場合、球根と共に
土石をも掬い取られるが、この混合物を回転するブラシ
ローラー上を通過するのみで、土石はブラシローラー間
から落下して排除し、球根のみを分別して取り出すこと
ができ、人手を要せずして能率良く分別することができ
るものである。更に以上のように分別された球根は、少
なくとも一畝で収穫できる全量を格納できる大きな収納
箱に挿入するものであるから、収穫の能率を向上するこ
とができると共に、この大きな収納箱に球根を挿入する
際、収納箱を傾斜して箱の側壁に転がしながら落下して
入れ、収納量が増えるに従って収納箱を起立するように
順次変位するため、球根に傷を付けることがなく箱一杯
に平均した状態に収納することができる。

【００２７】本発明による球根の収穫装置であれば、作
業車を畝に沿って前進駆動することにより、掘り起し操
作から格納まで一挙に行われ、しかもブラシローラーか
ら排出する土石が落下して畝に戻されるものであり、一
畝ごとに一挙に処理できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による球根の収穫装置を設けた作業車を
示す斜視図である。

【図２】本発明装置の要部を示す断面図である。

【図３】格納部の収納箱を降ろした時の状態を示す側面
図である。

【図４】掬取り手段の一部を示す斜視図である。

【図５】搬送手段の一部を示す斜視図である。

【符号の説明】

Ａ 作業車 Ｂ 排土手段 Ｃ 掬取り手段 Ｄ 台車 Ｅ 搬送手段 Ｆ 分別部 Ｇ 格納部 ３ 掘起し部 ６ 収納箱 １１ ブラシローラー １５ 傾倒調節手段 １８ 第２シリンダー

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 畝より掬い取った球根と土石の混合物を
   複数並設してそれぞれ同方向に回転する各ブラシローラ
   ー（１１）を通過して、球根をブラシローラー（１１）
   によって順次送り、球根に混在する土石を各ブラシロー
   ラー（１１）間から落下排除する分別工程を行い、分別
   して送られる球根を収納箱（６）に格納する際に、少な
   くとも一畝から収穫される球根量を収納できる大きさの
   収納箱（６）を、その側壁の開放口縁がブラシローラー
   （１１）の支持位置の高さ近辺に保持し、底部に至るに
   従って低くなるように傾斜して、球根を収納箱（６）の
   前記側壁を転がり落ちるように挿入し、収納箱（６）内
   の貯留量が増大するに従って収納箱（６）を起立する方
   向に順次変位することを特徴とする球根の収穫方法。
2. 【請求項２】 作業車（Ａ）に畝の表層部土を除去する
   排土手段（Ｂ）と、球根掘起し部（３）を介して掬い上
   げる掬取り手段（Ｃ）を備え、作業車（Ａ）で牽引され
   る台車（Ｄ）に前記掬取り手段（Ｃ）に連ねて斜めに上
   昇して球根を台車（Ｄ）の上端部へ移送する搬送手段
   （Ｅ）と、搬送手段（Ｅ）に続いて球根に混在する土石
   を排除する分別部（Ｆ）と、分別部（Ｆ）を通過した球
   根を収納箱（６）に投入する格納部（Ｇ）を順次配設し
   てあって、上記分別部（Ｆ）は、複数のブラシローラー
   （１１）をそれぞれ同方向に回転可能に並設すると共
   に、その隣接する各毛先部が互いに重り合う状態で架設
   し、上記格納部（Ｇ）は、少なくとも一畝から収穫され
   る球根量を収納できる大きさの収納箱（６）を、その側
   壁の開放口縁がブラシローラー（１１）の支持位置の高
   さ近辺に保持し、底部に至るに従って低くなるように傾
   斜した状態から起立する方向に変位可能の傾倒調節手段
   （１５）に着脱自在に支持していることを特徴とする球
   根の収穫装置。
3. 【請求項３】 前記分別部（Ｆ）に設けた各ブラシロー
   ラー（１１）の毛の硬度が、交互に硬軟の差が付けてあ
   ることを特徴とする請求項２に記載の球根の収穫装置。
4. 【請求項４】 前記格納部（Ｇ）の傾倒調節手段（１
   ５）は、分別部（Ｆ）のブラシローラー（１１）の支持
   高さ位置近傍から台車（Ｄ）の下端部にまで垂下する高
   さを持つ枠体（１６）を、その上端部において第２シリ
   ンダー（１８）によって上下に揺動可能に枢着し、該枠
   体（１６）の下端部に、少なくとも一畝から収穫される
   球根量を収納できる大きさで且つ枠体（１６）の上端部
   にまで至る高さを持つ収納箱（６）を載置する支持片
   （１７）を突設し、上記第２シリンダー（１８）の駆動
   回路中に、枠体（１６）をその枢支点を中心にして上方
   へ押上げた状態から、球根の投入されるに従って増量す
   る重量によって第２シリンダー（１８）を下降する制御
   弁を介在していることを特徴とする請求項２または３に
   記載の球根の収穫装置。