JP3310548B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP3310548B2 JP17203096A JP17203096A JP3310548B2 JP 3310548 B2 JP3310548 B2 JP 3310548B2 JP 17203096 A JP17203096 A JP 17203096A JP 17203096 A JP17203096 A JP 17203096A JP 3310548 B2 JP3310548 B2 JP 3310548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上の画像
を用紙に転写する転写手段による転写後の用紙を、転写
された画像を定着させる定着手段へ搬送する無端状の用
紙搬送ベルトと、前記転写紙を当該用紙搬送ベルト側へ
吸引する吸引手段とを備えた、複写機やプリンタ等の転
写手段から定着手段へ用紙を搬送する用紙搬送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭57−3943号公報に記
載されているように、転写手段によりトナーなどの転写
画像が転写された転写紙(用紙)をエアー吸引によって
用紙搬送ベルト側に吸着し、該用紙搬送ベルトにて前記
転写手段から転写された画像を転写紙に定着させる定着
装置に搬送する用紙搬送装置があった。
【0003】このような用紙搬送装置は図11に示すよ
うに、像担持体であるドラム形状の感光体41と、感光
体41に静電潜像を形成する帯電器(図示せず)と、潜
像を可視像化してトナー像を形成するための現像部(図
示せず)と、トナー像を転写紙に転写する転写器42
と、転写紙に転写されたトナー像を定着させる定着ロー
ラからなる定着部43と、転写器42から排出された転
写紙を定着部43に搬送するための無端状の用紙搬送ベ
ルト44と、転写紙を用紙搬送ベルト44に吸着するた
めの吸引ダクト45と、転写紙の有無を検知する用紙検
知アーム46とから構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構成で
あれば、転写器から排出される転写紙は、感光体から転
写紙が離れる位置での感光体の接線方向に、転写紙の撓
みを伴って移動しようとするが、吸引ダクトが転写器と
定着部とのほぼ中央にあるため、すなわち、転写紙と用
紙搬送ベルトとの交点付近に吸気ダクトが設けられてい
るため、転写紙は図11の破線に示す軌跡に沿って転写
手段から用紙搬送ベルトへ到達し、用紙搬送ベルトに到
達するときに転写紙の先端が用紙搬送ベルトに大きな角
度でぶつかる(衝突する)上に、吸気ダクトの吸引力も
加わるため、その衝撃力も大きくなり、転写器からまだ
排出されていない部分にもその衝撃が伝わり、転写画像
がぶれ転写された像に悪影響を与えるという問題が生じ
た。
【0005】また、転写紙が用紙搬送ベルトによって定
着装置へ搬送され到達するとき、転写紙の先端が定着装
置の定着ローラにぶつかり、その衝撃によって転写中の
転写紙の後端側の画像がぶれて転写像に悪影響を与える
という問題が生じた。さらに、腰のつよい転写紙におい
ては、これらの問題が顕著に生じる。
【0006】また、従来の用紙搬送装置は未定着のトナ
ー像を担持する転写紙を安定して定着手段に搬送するこ
とを目的として、用紙搬送ベルトは平坦に形成されてい
たため、装置の小型化により転写紙の長さが転写手段と
定着手段との距離よりも長いときには、上記のように定
着手段に転写紙の先端がぶつかった衝撃により、転写中
の転写紙の後端の転写紙上の像がぶれて像がつぶれてし
まうという問題があった。
【0007】本発明の用紙搬送装置は上記の問題に鑑み
なされたものであり、吸引手段の吸引口部を前記用紙搬
送ベルトの前記転写手段側の内側に配設することによ
り、転写紙がその先端から用紙搬送ベルトにぶつかるの
を防止し、衝撃による画像のぶれを防ぐことを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の用紙搬送装置は、像担持体上の画像を用紙
に転写する転写手段による転写後の用紙を、転写された
画像を定着させる定着手段へ搬送する無端状の用紙搬送
ベルトと、前記紙を当該用紙搬送ベルト側へ吸引する
吸引手段とを備えた用紙搬送装置において、前記吸引手
段の吸引口部を前記用紙搬送ベルトの前記転写手段側
および前記定着手段側の内側に配置し、前記用紙搬送ベ
ルトに用紙検知手段を設け、 前記用紙検知手段は、前記
用紙搬送ベルトから突出する用紙検知アームと、該用紙
検知アームが用紙により用紙搬送ベルトに没入する方向
への回動によって用紙有りを検知する検知部とからな
り、 前記検知アームの没入時に、当該用紙検知アームの
一部が前記用紙搬送ベルト表面より突出するよう回動を
規制する規制手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】上記構成によれば、転写後の用紙は用紙搬
送ベルトへと吸引され、用紙がその先端から用紙搬送ベ
ルトに衝突するのを防ぎ、転写時の画像ぶれを防止でき
る。また、定着手段に搬送される用紙先端が定着手段に
衝突しても、その衝突が後端側へと伝わるのを防止でき
る。さらに、用紙検知アームにより搬送中の紙の中央
部を撓ませ、この撓みによって、紙の先端が定着手段
に衝突した際の衝突を吸収する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の用紙搬送装置を適用して
なる複写機を図1とともに説明する。図1に示すよう
に、複写機は、複写機本体1と、原稿の処理部、すなわ
ち、原稿を原稿露光位置へと順次搬送し、処理後、原稿
を元の位置に戻すためのRDH2とから構成される。
【0014】前記複写機本体1には、上部に画像形成に
かかる原稿画像を露光するための光学系3が配置されて
いる。この光学系3は、ハロゲンランプ等からなるコピ
ーランプ4と、複数枚のミラー5,6,7,8,9,1
0と、ズームレンズ11とを有している。
【0015】前記光学系3の下方には、ドラム形状に形
成された記録媒体である表面に光伝導層を有する像担持
体である感光体12が回転自在に配置されている。この
感光体12の周囲には、画像を形成するための各種の装
置が配置されている。例えば、帯電器13、現像部1
4、転写器15、クリーニング部16及び除電器17等
が配置されている。
【0016】画像形成に際しては、まず、帯電器13に
て感光体12表面を均一に所定の電位に帯電し、次に光
学系3のコピーランプ4により原稿を照射することで、
その反射光を複数枚のミラー5,6,7,8,9,10
及びズームレンズ11を介して感光体12の表面に投影
する。これにより、感光体12上に原稿の画像に応じた
静電潜像が形成され、該静電潜像を可視像化するために
現像部14にてトナー付着され、トナー像が形成され
る。該トナー像は、用紙トレイ18から給紙装置19に
より給紙された転写用紙が、感光体12の回転と同期さ
れて転写紙を給送させるためのレジストローラ20を介
して給送され、転写器15の作用により静電転写され
る。
【0017】その後に、転写紙は感光体12より剥離さ
れ、用紙吸着搬送装置21を介して定着部22へと送り
込まれる。
【0018】前記定着部22は、例えば、上記トナー像
と接する側が少なくとも加熱源にて一定温度に加熱され
た熱ローラ22aと、該熱ローラ22aに適度の圧力で
加圧される加圧ローラ22bとから構成されており、該
熱ローラ22aと加圧ローラ22bとで転写紙上のトナ
ー像を加熱定着する。
【0019】この定着された画像形成済みの転写紙は、
複写機本体1の排紙部23に対応してその位置が上下す
るフィニシャー24へと排出する他に、画像が形成され
た用紙の反対面または同一面に再度画像を形成するため
に複写機本体1の内部に設けられた中間トレイ25へと
搬送するための搬送手段26へと送られる。
【0020】この搬送手段26にて搬送された定着後の
転写紙は、スイッチバック搬送部27を経由、または、
スイッチバック搬送部27を経由せず、そのまま中間ト
レイ25へと搬送される。つまり、スイッチバック搬送
部27を経由することで、転写紙の先端と後端の送り方
向が逆転し表裏が反転された状態で中間トレイ25へと
搬送されるが、スイッチバック搬送部27を経由しなけ
れば、転写紙の表裏が反転することなく、中間トレイ2
5へと搬送される。
【0021】前記中間トレイ25には、用紙を載置する
ための載置台28と、該載置台28上の転写紙を給紙す
る再給紙手段29とからなる給紙装置が設けられてい
る。
【0022】前記中間トレイ25に収容された転写紙
は、再給紙手段29の作用により、再下部の転写紙から
順次1枚づつ給紙され、再給紙手段29及び各種搬送ロ
ーラを介して上述した画像形成部におけるレジストロー
ラ20へと送り込まれ、前述した動作を繰り返すことに
より、表裏両面に画像が形成された両面コピー、或い
は、表面に複数枚の原稿の像が転写された多重コピーを
得ることができる。
【0023】次に、本発明による用紙吸着搬送装置21
の実施形態1について図2及び図3とともに説明する。
【0024】実施形態1の用紙吸着搬送装置21は、転
写紙を転写器15から定着部22(熱ローラ22aと加
圧ローラ22b)まで搬送するための用紙搬送ベルト3
1と、転写紙を用紙搬送ベルト31に吸着させる吸引口
部である転写器側吸引ダクト32と、転写器側吸引ダク
ト32内に外部より低い圧力を発生させるための真空ポ
ンプ(図示せず)とから構成されている。
【0025】前記用紙搬送ベルト31は、2個のローラ
33a,33bに懸架されていて、2個のローラ33
a,33bの内、一方を駆動ローラ33aとし、他方を
従動ローラ33bとしたものである。前記転写器側吸引
ダクト32は、用紙搬送ベルト31の内側で転写器15
側の駆動ローラ33aの近傍(転写器15の下流側)に
設けられている。
【0026】前記真空ポンプの駆動によって、転写器側
吸引ダクト32内のエアーが吸い込まれる結果、その上
部の破線で示す転写紙Aに吸引力を作用させ、この転写
紙Aを実線で示すBの位置までその先端を吸引して下げ
た後、転写紙を用紙搬送ベルト31側に吸着させて搬送
する。
【0027】前記転写器15から排出される転写紙は、
転写器側吸引ダクト32の吸引力によりその先端部分が
転写器15から出てすぐに用紙搬送ベルト31上面に吸
着されるため、転写紙が用紙搬送ベルト31に吸引され
るときの角度がほぼ用紙搬送ベルト31と平行となるの
で、転写紙の先端が用紙搬送ベルト31に大きな角度で
衝突することがなく、転写紙に衝突による衝撃が加わる
ことがない。このため、転写器15からまだ排出されて
いない部分に衝撃が加わることがなく、トナー像の転写
部分におけるぶれの発生を防止することができる。
【0028】そして、転写紙の先端部分が用紙搬送ベル
ト31によって定着部22へ到達したとき、転写紙を吸
着する吸引力が働くのは転写紙の後端側、すなわち、転
写器15側近傍のみであるため、定着部22と転写器側
吸引ダクト32との間では、転写紙に吸引力は作用せ
ず、転写紙はこの部分において自由に上方へ撓むことが
できるため、転写紙の先端が定着部22の熱ローラ22
a,加圧ローラ22bに衝突して生じる衝撃をこの撓み
部分で吸収することができ、転写器15側までこの衝撃
を伝達させることがなく、転写器15の転写部分におけ
る転写ぶれを防止することができる。
【0029】本発明による用紙吸着搬送装置21の実施
形態2について図4及び図5とともに説明する。
【0030】実施形態2の用紙吸着搬送装置21は、図
4及び図5に示すように、転写器15側の駆動ローラ3
3aの近傍に設けられた転写器側吸引ダクト32に加え
て、定着部22側の従動ローラ33b側(定着部22の
上流近傍)にも定着部側吸引ダクト34が設けられてい
る。
【0031】このような構成にすることで、実施形態1
の用紙吸着搬送装置21で生じる効果に加えて、さら
に、転写紙の先端付近を定着部側吸引ダクト34にて吸
引(保持)した状態で、転写紙が搬送されているので、
転写紙の先端が定着部22の熱ローラ22a,加圧ロー
ラ22bに衝突しても、転写紙の後端側、すなわち、転
写器15の転写位置側までその衝撃が伝達されず、転写
ぶれを発生することはない。
【0032】また、腰の強い転写紙においては、転写器
側吸引ダクト32と定着部側吸引ダクト34とで転写紙
を吸着しているが、その中央部分においては転写紙を吸
着していないので、この部分で上方へ撓むことが可能で
あり、転写紙の中央部分を撓ませることにより、吸引ダ
クトによる吸着による衝撃伝達防止に加え、この部分の
撓みにより衝撃を更に吸収するので、腰の強い転写紙に
おいても衝撃が転写器15側への伝達を防止し、画像ぶ
れを確実に防止することができる。
【0033】本発明による用紙吸着搬送装置21の実施
形態3について図6及び図7とともに説明する。
【0034】実施形態3の用紙吸着搬送装置21は、図
6及び図7に示すように、転写器側吸引ダクト32と定
着部側吸引ダクト34との間にローラ35を配設し、該
ローラ35により用紙搬送ベルト31の中央部に上方へ
突出した凸状部31aを形成している。前記ローラ35
は、用紙搬送ベルト31と摩擦により回動する従動ロー
ラである。
【0035】このような構成により、転写器側吸引ダク
ト32により吸引された転写紙が用紙搬送ベルト31の
凸状部31a部分を通過する際に、この凸状部31aで
上方に大きく撓み、その後、定着部側吸引ダクト34に
て吸引され、定着部22へ搬送されるので、定着部22
の熱ローラ22a,加圧ローラ22bに転写紙が衝突す
るときの衝撃を緩和することができ、転写中の転写ぶれ
を確実に防止することができる。
【0036】本発明による用紙吸着搬送装置21の実施
形態4について図8及び図9とともに説明する。
【0037】実施形態4の用紙吸着搬送装置21は、図
8及び図9に示すように、ローラ35により形成される
凸状部31aの頂点を定着部側吸引ダクト34の上流近
傍に形成する。
【0038】前記凸状部31aの頂点を定着部側吸引ダ
クト34の上流近傍に形成するのは、この頂点を転写機
側吸引ダクト32の下流近傍に形成すると、転写紙の撓
みが転写器15の位置まで影響するため、転写ぶれの原
因となり、しかも、転写器15から排出された転写紙の
先端がと用紙搬送ベルト31の凸状部31aと衝突す
る。この衝突時の転写紙と用紙搬送ベルト31との衝突
角度が大きくなり、衝撃が大きくなり転写器15での転
写ぶれが大きくなるため、上記の位置に凸状部31aの
頂点を形成する。
【0039】このように、凸状部31aの頂点をを定着
部側吸引ダクト34の上流近傍に形成すると、転写紙の
撓む位置が転写器15から遠ざかり、撓みの影響が転写
器15に伝わりにくい上、転写器15から排出された転
写紙と用紙搬送ベルト31の接触する位置に凸状部31
aの頂点がなく、吸引した転写紙はほぼ用紙搬送ベルト
31と平行となるので、衝撃が非常に小さくなり転写ぶ
れを確実に防止することができる。さらに、定着部側吸
引ダクト34の上流近傍に凸状部31aを形成すると、
凸状部31aを通過して転写紙が直ぐ定着部側吸引ダク
ト34により吸引されるため、転写紙を撓ませる効果が
非常に向上する。
【0040】また、感光体12から転写紙を剥離すると
きの剥離効果も向上させることができ、ドラム形状の感
光体12に転写紙が巻き付くことによる紙詰まりを防止
することができる。
【0041】本発明による用紙吸着搬送装置21の実施
形態5について図10とともに説明する。
【0042】実施形態5の用紙吸着搬送装置21は、図
10に示すように、転写器側吸引ダクト32と定着部側
吸引ダクト34との間に用紙の有無を検知するための用
紙検知アーム36を設け、該用紙検知アーム36は用紙
搬送ベルト31により搬送される転写紙により用紙吸着
搬送装置21内側に没入する方向に回動軸37により回
動自在に軸支されており、上記用紙検知アーム36が転
写紙により没入方向に回動すると透過型フォトセンサ3
8の発する赤外線等の光線を用紙検知アーム36の一部
が遮断することにより、転写紙の有無を電気信号として
検知することができるようになっている。
【0043】前記用紙検知アーム36は、その先端が常
時用紙吸着搬送装置21より突出するようにその後端を
スプリング39により付勢されており、しかも、転写紙
により用紙検知アーム36が没入方向に回動した際に、
用紙検知アーム36の先端が用紙吸着搬送装置21より
突出した状態でとまるようにストッパー40によって回
動が規制されている。
【0044】したがって、転写紙が用紙搬送ベルト31
により搬送された場合、上記の実施形態3と同様に、用
紙検知アーム36の先端部分で上方へ撓みが形成され、
実施形態3と同様の効果を別部材を用いることなく、用
紙検知用の部材である用紙検知アーム36を用いて生じ
ることができ、転写ぶれを確実に防止することができ
る。
【0045】そして、転写紙が通過すると用紙検知アー
ム36はスプリング39により再び用紙吸着搬送装置2
1から突出した元の状態に復帰するようになっている。
【0046】
【発明の効果】以上説明した本発明の用紙搬送装置の構
成によれば、用紙は吸引手段の吸引口部の吸引力により
その先端部分が転写手段から出てすぐに用紙搬送ベルト
上面に吸着されるため、用紙が用紙搬送ベルトに吸引さ
れるときの角度はほぼ用紙搬送ベルトに平行となり、用
紙の先端が用紙搬送ベルトに大きな角度で衝突すること
がなく、用紙に衝突による衝撃が加わらず、また転写手
の部分に衝撃が伝わることなく、トナー像の転写部
分におけるぶれの発生を防止きる。
【0047】そして、用紙が用紙搬送ベルトによって定
着手段へ搬送され先端部分が到達したとき、用紙を吸着
する吸引力が働くのは用紙の後端側、すなわち、転写手
段側近傍のみであるため、定着手段と吸引手段との間で
は、用紙に吸引力は作用せず、用紙はこの部分において
自由に上方へ撓むことができるため、用紙の先端が定着
手段に衝突して生じる衝撃をこの撓み部分で吸収するこ
とができ、転写手段側までこの衝撃を伝達させることが
なく、転写手段の転写部分における転写ぶれを防止する
ことができる。
【0048】また、用紙の先端付近を吸引手段にて吸引
(保持)した状態で、用紙が搬送されるので、用紙の先
端が定着手段に衝突しても、用紙の後端側、すなわち、
転写手段の転写位置側までその衝撃が伝達されず、転写
ぶれを発生することはない。
【0049】また、腰の強い用紙においては、転写手段
側の吸引手段と定着手段側の吸引手段とで用紙を吸着し
ているが、その中央部分においては用紙を吸着していな
いので、この部分で上方へ撓むことが可能であり、用紙
の中央部分を撓ませることにより、吸引手段による吸着
による衝撃伝達防止に加え、この部分の撓みにより衝撃
を吸収するので、腰の強い用紙においても衝撃が転写手
段側への伝達を防止し、画像ぶれを確実に防止すること
ができる。
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】さらに、用紙用紙搬送ベルトより搬送さ
れた場合、用紙検知アームの一部で上方へ撓みが形成さ
れ、この撓みにて用紙の先端が定着手段の衝突した時の
衝撃を緩和でき、転写中の転写ぶれを防止できる。この
場合、用紙の撓みを形成するために別部材を用いること
なく、用紙検知用の部材である用紙検知アームを用いて
上述した転写ぶれを確実に防止きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙搬送装置を適用した複写機を示す
断面図である。
【図2】本発明の用紙搬送装置の実施形態1において、
転写紙の搬送開始時を示す断面図である。
【図3】本発明の用紙搬送装置の実施形態1において、
転写紙の搬送中を示す断面図である。
【図4】本発明の用紙搬送装置の実施形態2において、
転写紙の搬送開始時を示す断面図である。
【図5】本発明の用紙搬送装置の実施形態2において、
転写紙の搬送中を示す断面図である。
【図6】本発明の用紙搬送装置の実施形態3において、
転写紙の搬送開始時を示す断面図である。
【図7】本発明の用紙搬送装置の実施形態3において、
転写紙の搬送中を示す断面図である。
【図8】本発明の用紙搬送装置の実施形態4において、
転写紙の搬送開始時を示す断面図である。
【図9】本発明の用紙搬送装置の実施形態4において、
転写紙の搬送中を示す断面図である。
【図10】本発明の用紙搬送装置の実施形態5を示す断
面図である。
【図11】従来の用紙搬送装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 複写機本体 3 光学系 12 感光体 13 帯電器 14 現像部 15 転写器 16 クリーニング部 17 除電器 21 用紙吸着搬送装置 22 定着部 22a 熱ローラ 22b 加圧ローラ 31 用紙搬送ベルト 32 転写器側吸引ダクト 33a 駆動ローラ 33b 従動ローラ 34 定着部側吸引ダクト 35 ローラ 36 用紙検知アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/24 B65H 5/02 G03G 15/00 G03G 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上の画像を用紙に転写する転写
    手段による転写後の用紙を、転写された画像を定着させ
    る定着手段へ搬送する無端状の用紙搬送ベルトと、前記
    紙を当該用紙搬送ベルト側へ吸引する吸引手段とを備
    えた用紙搬送装置において、 前記吸引手段の吸引口部を前記用紙搬送ベルトの前記転
    写手段側、および前記定着手段側の内側に配置し、前記用紙搬送ベルトに用紙検知手段を設け、 前記用紙検知手段は、 前記用紙搬送ベルトから突出する用紙検知アームと、該
    用紙検知アームが用紙により用紙搬送ベルトに没入する
    方向への回動によって用紙有りを検知する検知部とから
    なり、 前記検知アームの没入時に、当該用紙検知アームの一部
    が前記用紙搬送ベルト表面より突出するよう回動を規制
    する規制手段を設けた ことを特徴とする用紙搬送装置。
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