JP3309881B2 - 異形押出成形用熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

異形押出成形用熱可塑性樹脂組成物

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JP3309881B2 JP06605794A JP6605794A JP3309881B2 JP 3309881 B2 JP3309881 B2 JP 3309881B2 JP 06605794 A JP06605794 A JP 06605794A JP 6605794 A JP6605794 A JP 6605794A JP 3309881 B2 JP3309881 B2 JP 3309881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,熱可塑性芳香族ポリカ
ーボネート樹脂(a)、エチレン−α−オレフィン系ゴ
ムに芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物を主成
分とする単量体混合物を共重合して得られるグラフト共
重合体(b)(以下、AES樹脂と省略することがあ
る)、ガラス系充填材(c)、および表面改質されたホ
ウ酸アルミニウム(d)を配合してなる樹脂組成物であ
って、特に、剛性・強度・耐熱性・耐衝撃性・耐候性・
外観・ドローダウン性・スウェリング性に優れた異形押
出成形用熱可塑性樹脂組成物に関するものである。本発
明に係る樹脂組成物は、建材、特にサッシのごとき異形
押出成形品の製造に好適な熱可塑性樹脂組成物である。
【0002】
【従来の技術】サッシを樹脂化する効用は、断熱機能を
第一に防音、結露防止、意匠に求められている。従来か
らサッシ用樹脂としてはPVCが用いられてきている
が、サッシの軽量化、断熱性能の向上、強度・剛性・耐
衝撃性向上の面において、未だ多くの問題点が残されて
おり改善が求められている。
【0003】ところで、サッシ用樹脂に要求される性能
として、比重1.40以下、曲げ弾性率50,000kg
/cm2以上、シャルピー衝撃強度20kg/cm2以上であるこ
と、さらには、寸法精度、耐熱性・耐候性、新素材感が
望まれている。
【0004】上記のようなサッシ用樹脂に要求される耐
熱性、耐衝撃性などを満たす樹脂として芳香族ポリカー
ボネート樹脂がある。芳香族ポリカーボネート樹脂はP
VCに比べ耐熱性、耐衝撃性などの点において優れてい
るが、芳香族ポリカーボネート樹脂は一般に溶融体の強
度(melt strength)が小さいため、異形押出成形時の
ドローダウン性あるいは賦形性が劣る。この欠点を補う
ためのものとして高粘度芳香族ポリカーボネート樹脂や
分岐化ポリカーボネート樹脂が知られているが、複雑形
状を有する異形押出品に対しては限界がある。
【0005】また曲げ弾性率を50,000kg/cm2以上
に材料設計するためには、無機フィラー、ガラス繊維等
の充填材を適量添加しなければならない。その結果とし
て比重が大きくなり製品の軽量化が困難となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のPV
C製サッシが有する欠点を克服し、軽量で、剛性、衝撃
強度が優れ、耐熱性、耐候性、新素材感を有する建材、
特にサッシのごとき異形押出成形品の製造に好適な熱可
塑性樹脂組成物を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
如き現状に鑑み、剛性・強度・耐熱性・耐衝撃性・耐候
性・外観・ドローダウン性・スウェリング性に優れた異
形押出成形用熱可塑性樹脂組成物を得るべく鋭意検討し
た結果、耐熱性、耐衝撃性の優れた熱可塑性芳香族ポリ
カーボネート樹脂、耐候性、ドローダウン性等成形加工
性に優れたAES樹脂、剛性、強度、外観を持たせるた
めのガラス繊維及びホウ酸アルミを所定の割合で配合す
ることによって所期の問題点を解決し得ることを見いだ
し、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、(a)熱可塑性芳香
族ポリカーボネート樹脂10〜90重量%、(b)エチ
レン−α−オレフィン系ゴムに芳香族ビニル化合物とシ
アン化ビニル化合物を主成分とする単量体混合物を共重
合して得られるグラフト共重合体5〜60重量%、
(c)ガラス系充填材5〜30重量%、および(d)表
面処理されたホウ酸アルミニウム1〜30重量%を配合
してなる異形押出成形用熱可塑性樹脂組成物に係る。本
発明に係る樹脂組成物は、建材、特にサッシのごときの
異形押出成形品を製造するのに好適な熱可塑性樹脂組成
物である。
【0009】本発明における熱可塑性芳香族ポリカーボ
ネート樹脂は、芳香族ジヒドロキシ化合物またはこれと
少量のポリヒドロキシ化合物を、ホスゲンまたは炭酸ジ
エステルと反応させることによって得られる熱可塑性芳
香族ポリカーボネート重合体であり、該芳香族ポリカー
ボネート樹脂は分岐化したものであってもよい。
【0010】芳香族ジヒドロキシ化合物として、具体的
には、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(=ビスフェノールA ),2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン(=テト
ラメチルビスフェノールA)、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン(テトラ
ブロモビスフェノールA)、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、ハイドロキ
ノン、レゾルシノール、4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルなどがあげられ、これらのうち特にビスフェノール
Aが好ましい。
【0011】また、分岐化芳香族ポリカーボネート樹脂
を得る場合の分岐化剤としては、例えば、クロログリシ
ン、4,6−ジメチル−2、4,6−トリ(4−ヒドロ
キシフェニル)ヘプテン−2,4,6−ジメチル−2,
4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、
2,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシ
フェニル)ヘプテン−3、4,6−ジメチル−2,4,
6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,
3,5−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、
1,1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタンな
どで例示されるポリヒドロキシ化合物、および3,3−
ビス(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール(=
イサチンビスフェノール)、5−クロロイサチンビスフ
ェノール、5,7−ジクロルイサチンビスフェノール、
5−ブロモイサチンビスフェノールなどがあげられ、こ
れらの分岐化剤を前記ジヒドロキシ化合物の一部、例え
ば、0.1〜2モル%をポリヒドロキシ化合物で置換す
る。
【0012】更に、必要に応じて分子量を調節を使用す
ることができ、このような分子量調節剤としては一価の
芳香族ヒドロキシ化合物が使用される。この一価の芳香
族ヒドロキシ化合物は、m−およびp−メチルフェノー
ル、m−およびp−プロピルフェノール、p−ブロモフ
ェノール、p−tert−ブチルフェノールおよびp−
長鎖アルキル置換フェノールなどが好ましい。
【0013】芳香族ポリカーボネート樹脂として、代表
的には、ビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカン系化
合物、特にビスフェノールAを主原料とするポリカーボ
ネートが挙げられ、2種以上の芳香族ジヒドロキシ化合
物を併用して得られるポリカーボネート共重合体、3価
のフェノール系化合物を少量併用して得られる分岐化ポ
リカーボネートも挙げることができる。また本発明にお
いては芳香族ポリカーボネート樹脂は、2種以上の混合
物として用いることもできる。
【0014】本発明に使用されるエチレン−α−オレフ
ィン系ゴムに芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合
物を主成分とする単量体混合物を共重合して得られるグ
ラフト共重合体におけるエチレン−α−オレフィン系ゴ
ムは、エチレンおよびα−オレフィンを必須成分とする
ゴム状共重合体であり、エチレンとα−オレフィンの重
量比は通常90:10〜20:80であり、好ましくは
75:25〜40:60の範囲のものである。
【0015】オレフィンは、プロピレンが好ましく、ジ
エン成分としてはジシクロペンタジエン、エチリデンノ
ルボルネン、1,4−ペンタジエン、1,4−ヘキサジ
エン、1,5−シクロオクタジエンなどを使用すること
ができる。上記のエチレン−α−オレフィン系ゴムに含
まれる不飽和結合の割合は、ヨウ素価に換算して、4〜
50の範囲のものが望ましい。
【0016】芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合
物は必須成分であるがこれらと共重合可能なビニル化合
物を併用することもできる。芳香族ビニル化合物は成形
物の成形加工時の成形性を良くし、またシアン化ビニル
化合物は耐薬品性、塗装性を良くする効果を与える。
【0017】芳香族ビニル化合物としては、スチレン、
p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エン、ジメチルスチレン等であり、シアン化ビニル化合
物としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等
であり、またこれらと共重合可能なビニル化合物として
はメチルメタクリレート、エチルメタクリレート等が好
適に使用される。好ましい単量体の組合せは、スチレン
−アクリロニトリルまたはスチレン−アクリロニトリル
−メチルメタクリレートである。またこれら単量体の好
ましい組成割合は、芳香族ビニル化合物50〜85重量
%、シアン化ビニル化合物50〜15重量%、共重合可
能な他のビニル化合物0〜30重量%の範囲である。
【0018】エチレン−α−オレフィン系ゴムの存在下
に単量体混合物をグラフト重合させる方法についてはエ
マルジョン重合法、溶液重合法、バルク重合法、懸濁重
合法及びこれらの組合せ方法を任意に採用することがで
きる。重合時の粘度コントロール、反応熱の除去効率及
び分散ゴム粒子径のコントロール面から、重合前にはゴ
ム状重合体成分が転相により、粒子状の分散相となるよ
うな有機溶媒を用いる溶液重合法を採用するのが望まし
い。有機溶媒としては脂肪族炭化水素及び/または芳香
族炭化水素溶媒を任意に使用することができるが、特に
好ましい溶媒としてはトルエンがある。尚本発明のエチ
レン−α−オレフィン系ゴムに芳香族ビニル化合物とシ
アン化ビニル化合物を主成分とする単量体混合物を共重
合して得られるグラフト共重合体中の分散ゴム粒子の粒
子径は0.1〜1μmの範囲にあることが好ましい。
【0019】本発明における(b)成分であるグラフト
共重合体の配合量は、5〜60重量%が好ましい。配合
量が5重量%を下回るものは、異形押出時に樹脂のドロ
ーダウンが発生し、耐候性の効果が少ない。また配合量
が60重量%を超える場合は、耐熱性が低下するので好
ましくない。
【0020】ガラス系充填材は、ガラス繊維、ガラスフ
レーク、ガラスビーズの中から選ばれた1種以上のもの
である。さらに具体的に述べると、ガラス繊維は平均繊
維2〜30μm,特に長さ3〜10mmのチョップドス
トランド、長さ30〜1000μmのミルドファイバ
ー、ロービングタイプのものが使用できる。ガラスフレ
ークは、平均厚さ0.1〜50μmで平均最大長が10
〜2000μmのものである。またガラスビーズの平均
粒子系は5から500μmのものである。
【0021】本発明におけるガラス系充填材の添加量
は、本発明の組成物全量中5〜30重量%を占める範囲
で選定されればよく、5%を下回ると、寸法安定性(低
収縮率)、強度あるいは剛性の面で劣り、ガラス強化樹
脂材料としての機能が発揮されない。一方、30%を超
えると、流動性が不足して押出成形が困難になったり、
シリンダーの摩耗が激しくなり、経済的に不利になる。
最も好ましい範囲としては8〜20重量%である。
【0022】本発明に使用される表面処理されたホウ酸
アルミニウムは、下記の製造方法で得られたホウ酸アル
ミニウムが好適に使用される。すなわち水にホウ酸アル
ミニウムを分散されたスラリー中に少なくとも1種類の
ケイ酸エステル0.5〜10.0重量%(該ホウ酸アル
ミニウムに対する重量%、以下同様)、好ましくは1.
0〜5.0重量%とアミノシランカップリング剤0.2
〜6.0重量%、好ましくは1.0〜2.0重量%とを
同時に添加して、少なくとも10分間攪はん後、ホウ酸
アルミニウムの表面にケイ酸とアミノシラン系カップリ
ング剤の重縮合物を沈着させて薄膜を形成させる。さら
に該スラリー中に酸を添加して、スラリーのpHを2.
0〜9.0に調整して薄膜を酸処理させる。酸処理後固
液分離し、分離された固体を未洗浄の状態で70〜14
0℃、好ましくは80〜120℃の温度で乾燥された表
面処理ホウ酸アルミニウムが望ましい。
【0023】ホウ酸アルミニウムは特に限定されない
が、代表的には、化学式9Al2 3・2B2 3 また
は2Al2 3 ・B2 3 で示されるホウ酸アルミニウ
ムが用いられる。その形状はどのようなものであっても
差し支えないが配合される樹脂の強度、弾性率を向上さ
せるためには、ウィスカーのような繊維状のものが好ま
しい。
【0024】本発明における表面処理されたホウ酸アル
ミニウムの配合量は、1〜30重量%が好ましい。ホウ
酸アルミニウムを配合することにより、強度・剛性の向
上、表面の平滑性、新素材感を出すたことができる。ガ
ラス系充填材を高濃度配合した材料は、押出加工時にダ
イス内部でブリッジが起き、樹脂の目詰まりを起こす傾
向があるので、ホウ酸アルミニウムのような微細なフィ
ラーを配合することによって押出加工性を向上させるこ
ともできる。
【0025】さらに、本発明の成分(a)、(b)、
(c)、(d)からなる異形押出成形用熱可塑性樹脂組
成物には、所望に応じてUV吸収剤、安定剤、顔料、染
料、滑剤等の各種添加剤あるいは有機の繊維物質といっ
た補強材を配合することができる。その他に本発明樹脂
組成物の特性を害さない範囲で他の樹脂成分を配合して
も良い。
【0026】本発明の熱可塑性樹脂組成物を調整するに
あたっては、従来公知の方法が採用され、たとえば押出
機、バンバリー、ヘンシェルなどのミキサー、ロール等
で混練する方法が適宜選択される。
【0027】
【実施例】以下に、本発明の組成物を実施例に基づき更
に具体的に説明する。本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0028】実施例1〜5および比較例1〜3 (a)成分としてビスフェノールAを原料とする芳香族
ポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学(株)製、商品名
ユーピロン E−2000;分子量28,000)、
(b)成分としてAES樹脂(JSR(株)製、商品名
AES145)、(c)成分としてチョプドストラン
ド・ガラス繊維(日本電気硝子(株)商品名 ECS0
3T531DE繊維径6μm)、および(d)成分とし
て表面処理ホウ酸アルミニウム(四国化成(株)製、Y
S−3A)を、表−1に記載の比率(重量%)でタンブ
ラーにて混合し、各々一軸のベント式押出機で押出して
ペレット化し、このペレットを熱風乾燥器中で120℃
にて5時間以上乾燥した後、樹脂温度260℃にて異形
押出しを行い図−1の形状の成形品を得た。この異形押
出成形品からテストピースを切出し各物性値を測定し
た。
【0029】なお、各物性値は下記により測定した。
【0030】比重は、ASTM D−792に基づいて
測定した。
【0031】曲げ強さ及び曲げ弾性率は、ASTM D
−790に基づいて測定した。
【0032】シャルピー衝撃強さ(ノッチ0.25mmR)
は、JIS K−7111に基いて測定した。
【0033】荷重たわみ温度(荷重;18.6kg/cm2)は、
ASTM D−648に基いて測定した。
【0034】暴露試験は、スガ試験機(株)製サンシャ
インウェザー試験機を用いて、ブラックパネル温度63
℃、雨噴霧18分/120分の条件で1000時間処理
し、色差△Eを測定した。
【0035】また、押出加工時におけるドローダウン性
は、図−1の中央リブの変形状態により評価を行った。
【0036】
【本発明の効果】本発明に係る樹脂組成物は、剛性、耐
衝撃性、耐熱性、耐候性、押出加工性等に優れ、ドロー
ダウン性、スウェリング性に優れており、サッシ等の建
材用の異形押出成形用樹脂組成物として好適なものであ
る。
【0037】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】試験用異形押出成形品の縦断面図を示す。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 51/04 C08L 69/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)熱可塑性芳香族ポリカーボネート
    樹脂10〜90重量%、(b)エチレン−α−オレフィ
    ン系ゴムに芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物
    を主成分とする単量体混合物を共重合して得られるグラ
    フト共重合体5〜60重量%、(c)ガラス系充填材5
    〜30重量%、および(d)表面処理されたホウ酸アル
    ミニウム1〜30重量%を配合してなる異形押出成形用
    熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 表面処理されたホウ酸アルミニウムが表
    面にケイ酸とアミノシラン系カップリング剤の重縮合か
    らなる薄膜を有しかつ該薄膜が酸処理されているもので
    ある請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1における(b)のグラフト共重
    合体における単量体混合物が、芳香族ビニル化合物50
    〜85重量%、シアン化ビニル化合物50〜15重量
    %、共重合可能な他のビニル化合物0〜30重量%であ
    る請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1における(b)のグラフト共重
    合体におけるエチレン−α−オレフィン系ゴムは、エチ
    レンとα−オレフィンとの重量比が90:10〜20:
    80である請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1における(b)のグラフト共重
    合体が、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体・アク
    リロニトリル−スチレングラフト共重合体またはエチレ
    ン−プロピレン−ジエン共重合体・アクリロニトリル−
    スチレン−メチルメタクリレートグラフト共重合体であ
    る請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 ガラス系充填剤がガラス繊維、ガラスフ
    レーク、ガラスビーズから選ばれる少なくとも一種であ
    る請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物から
    なる異形押出成形品。
  8. 【請求項8】 異形押出成形品がサッシである請求項7
    記載の異形押出成形品。
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