JPH07324143A - 異形押出成形用熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
異形押出成形用熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH07324143A JPH07324143A JP7050011A JP5001195A JPH07324143A JP H07324143 A JPH07324143 A JP H07324143A JP 7050011 A JP7050011 A JP 7050011A JP 5001195 A JP5001195 A JP 5001195A JP H07324143 A JPH07324143 A JP H07324143A
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- weight
- resin composition
- ethylene
- glass
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異形押出成形時のドローダウン性、スウェリ
ング性等の押出成形加工性に優れ、軽量で剛性、耐衝撃
性を有し、耐熱性、耐候性があり、新素材感を有する建
材、特に窓枠、サッシ等の異形押出成形品に好適な樹脂
組成物を提供するにある。 【構成】 (a)熱可塑性樹脂10〜90重量%、
(b)エチレン−α−オレフィン系重合体に芳香族ビニ
ル化合物およびシアン化ビニル化合物を主成分とする単
量体混合物を共重合させたグラフト共重合体5〜60重
量%、(c)ガラス系充填材5〜30重量%および
(d)炭素繊維0.5〜20重量%を配合してなる異形
押出成形用熱可塑性樹脂組成物。
ング性等の押出成形加工性に優れ、軽量で剛性、耐衝撃
性を有し、耐熱性、耐候性があり、新素材感を有する建
材、特に窓枠、サッシ等の異形押出成形品に好適な樹脂
組成物を提供するにある。 【構成】 (a)熱可塑性樹脂10〜90重量%、
(b)エチレン−α−オレフィン系重合体に芳香族ビニ
ル化合物およびシアン化ビニル化合物を主成分とする単
量体混合物を共重合させたグラフト共重合体5〜60重
量%、(c)ガラス系充填材5〜30重量%および
(d)炭素繊維0.5〜20重量%を配合してなる異形
押出成形用熱可塑性樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、(a) 熱可塑性芳香族ポ
リカーボネート樹脂、(b) エチレン- α- オレフィン-
ジエン共重合体に芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル
化合物を主成分とする単量体混合物を共重合して得られ
るグラフト共重合体、(c) ガラス系充填剤および(d) 炭
素繊維を配合してなる樹脂組成物に関する。本発明の樹
脂組成物は、特に剛性、強度、耐熱性、耐衝撃性、耐候
性、外観、ドローダウン性およびスウェリング性にすぐ
れており、建材、特に窓枠、ドアサッシなどの異形押出
品の製造に好適に使用できる異形押出成形用熱可塑性樹
脂組成物である。
リカーボネート樹脂、(b) エチレン- α- オレフィン-
ジエン共重合体に芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル
化合物を主成分とする単量体混合物を共重合して得られ
るグラフト共重合体、(c) ガラス系充填剤および(d) 炭
素繊維を配合してなる樹脂組成物に関する。本発明の樹
脂組成物は、特に剛性、強度、耐熱性、耐衝撃性、耐候
性、外観、ドローダウン性およびスウェリング性にすぐ
れており、建材、特に窓枠、ドアサッシなどの異形押出
品の製造に好適に使用できる異形押出成形用熱可塑性樹
脂組成物である。
【0002】
【従来の技術】従来、建材特に窓枠、ドアサッシなど
は、アルミニウム、鉄などの金属製が広く使用されてい
るが、多様性が求められる昨今、これら金属製に代え合
成樹脂製のものがある。窓枠、ドアサッシなどを合成樹
脂化する効用は、断熱機能を第一に、結露防止、意匠性
にある。従来これらに使用される合成樹脂としてはPV
C樹脂が主に用いられてきているが、軽量化、断熱性能
の向上、強度、剛性、耐衝撃性の向上等の面において未
だ多くの問題点があり、改善を求められている。
は、アルミニウム、鉄などの金属製が広く使用されてい
るが、多様性が求められる昨今、これら金属製に代え合
成樹脂製のものがある。窓枠、ドアサッシなどを合成樹
脂化する効用は、断熱機能を第一に、結露防止、意匠性
にある。従来これらに使用される合成樹脂としてはPV
C樹脂が主に用いられてきているが、軽量化、断熱性能
の向上、強度、剛性、耐衝撃性の向上等の面において未
だ多くの問題点があり、改善を求められている。
【0003】窓枠、ドアサッシ用合成樹脂に要求される
性能は、比重1.40以下、曲げ弾性率50,000kg/cm2以上、
シャルピー衝撃強度20kg/cm2以上であることが必要であ
り、さらに寸法精度、耐熱性、耐候性、その他に新素材
感 (意匠性) が望まれる。
性能は、比重1.40以下、曲げ弾性率50,000kg/cm2以上、
シャルピー衝撃強度20kg/cm2以上であることが必要であ
り、さらに寸法精度、耐熱性、耐候性、その他に新素材
感 (意匠性) が望まれる。
【0004】上記の窓枠、ドアサッシ用合成樹脂に要求
される性能のうち、耐熱性、耐衝撃性などを満足する樹
脂として芳香族ポリカーボネート樹脂がある。芳香族ポ
リカーボネート樹脂はPVC 樹脂に比べ耐熱性、耐衝撃性
等の点において優れているが、芳香族ポリカーボネート
樹脂は、一般に溶融体の強さ(melt strength) が小さく
異形押出成形時のドローダウン性あるいは賦形性が劣
る。
される性能のうち、耐熱性、耐衝撃性などを満足する樹
脂として芳香族ポリカーボネート樹脂がある。芳香族ポ
リカーボネート樹脂はPVC 樹脂に比べ耐熱性、耐衝撃性
等の点において優れているが、芳香族ポリカーボネート
樹脂は、一般に溶融体の強さ(melt strength) が小さく
異形押出成形時のドローダウン性あるいは賦形性が劣
る。
【0005】溶融体の強さの大きいものとして高粘度型
の芳香族ポリカーボネート樹脂や分岐化芳香族ポリカー
ボネート樹脂が知られている。しかしながら、このよう
なポリカーボネート樹脂は、押出加工性等の点から本発
明の対象とする複雑形状を有する異形押出成形に適用す
るには十分でない。
の芳香族ポリカーボネート樹脂や分岐化芳香族ポリカー
ボネート樹脂が知られている。しかしながら、このよう
なポリカーボネート樹脂は、押出加工性等の点から本発
明の対象とする複雑形状を有する異形押出成形に適用す
るには十分でない。
【0006】また、曲げ弾性率を50,000kg/cm2以上にす
べく材料設計するためには、無機フィラー、たとえば、
ガラス繊維、ガラスフレーク、ガラスビーズなどのガラ
ス系充填剤、カーボンブラック、炭素繊維などの炭素系
充填剤、その他の無機充填剤を適量添加する必要があ
る。このような充填剤を添加することにより比重が大き
くなり製品の軽量化が困難となる。
べく材料設計するためには、無機フィラー、たとえば、
ガラス繊維、ガラスフレーク、ガラスビーズなどのガラ
ス系充填剤、カーボンブラック、炭素繊維などの炭素系
充填剤、その他の無機充填剤を適量添加する必要があ
る。このような充填剤を添加することにより比重が大き
くなり製品の軽量化が困難となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来、主に
用いられているPVC 樹脂製の製品が有する欠点を克服
し、軽量であって剛性、衝撃強度に優れ、耐候性、新素
材感 (意匠性) を有する建材、特に窓枠、ドアサッシな
どの異形押出成形品の製造に好適な熱可塑性樹脂組成物
を提供することを目的とする。
用いられているPVC 樹脂製の製品が有する欠点を克服
し、軽量であって剛性、衝撃強度に優れ、耐候性、新素
材感 (意匠性) を有する建材、特に窓枠、ドアサッシな
どの異形押出成形品の製造に好適な熱可塑性樹脂組成物
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
如き現状に鑑み、剛性、強度、耐熱性、耐衝撃性、耐候
性、外観、ドローダウン性およびスウェリング性に優れ
た複雑形状を有する異形押出成形に適用する熱可塑性樹
脂組成物を得るべく鋭意検討を行った結果、耐熱性およ
び耐衝撃性に優れた熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹
脂と、耐候性、ドローダウン性等の成形加工性に優れた
AES樹脂の如きエチレン−α−オレフィン- ジエン共
重合体に芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物を
主成分とする単量体混合物を共重合して得られるグラフ
ト共重合体と、さらに剛性、強度、および外観性を賦与
すべく、ガラス繊維の如きガラス系充填剤および炭素繊
維を所定の割合で配合した樹脂組成物とすることによ
り、上記の所期の問題点を解決し得ることを見出し、本
発明を為した。
如き現状に鑑み、剛性、強度、耐熱性、耐衝撃性、耐候
性、外観、ドローダウン性およびスウェリング性に優れ
た複雑形状を有する異形押出成形に適用する熱可塑性樹
脂組成物を得るべく鋭意検討を行った結果、耐熱性およ
び耐衝撃性に優れた熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹
脂と、耐候性、ドローダウン性等の成形加工性に優れた
AES樹脂の如きエチレン−α−オレフィン- ジエン共
重合体に芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物を
主成分とする単量体混合物を共重合して得られるグラフ
ト共重合体と、さらに剛性、強度、および外観性を賦与
すべく、ガラス繊維の如きガラス系充填剤および炭素繊
維を所定の割合で配合した樹脂組成物とすることによ
り、上記の所期の問題点を解決し得ることを見出し、本
発明を為した。
【0009】すなわち本発明は、 (a)熱可塑性芳香族ポ
リカーボネート樹脂 10 〜90重量%、(b) エチレン- α-
オレフィン- ジエン共重合体に芳香族ビニル化合物と
シアン化ビニル化合物を主成分とする単量体混合物を共
重合して得られるグラフト共重合体 5〜60重量% 、(c)
ガラス系充填剤 5〜30重量% および(d) 炭素繊維 0.5〜
20重量% を配合してなる異形押出成形用樹脂組成物に係
るものである。
リカーボネート樹脂 10 〜90重量%、(b) エチレン- α-
オレフィン- ジエン共重合体に芳香族ビニル化合物と
シアン化ビニル化合物を主成分とする単量体混合物を共
重合して得られるグラフト共重合体 5〜60重量% 、(c)
ガラス系充填剤 5〜30重量% および(d) 炭素繊維 0.5〜
20重量% を配合してなる異形押出成形用樹脂組成物に係
るものである。
【0010】本発明における熱可塑性芳香族ポリカーボ
ネート樹脂は、芳香族ジヒドロキシ化合物またはこれと
少量のポリヒドロキシ化合物を、ホスゲンまたは炭酸ジ
エステルとを、それ自体公知の方法、たとえば界面重合
法、ピリジン法、溶液重合法などにより反応させること
により得られる熱可塑性芳香族ポリカーボネート重合体
であり、該芳香族ポリカーボネート樹脂は分岐化したも
のであっても差し支えない。
ネート樹脂は、芳香族ジヒドロキシ化合物またはこれと
少量のポリヒドロキシ化合物を、ホスゲンまたは炭酸ジ
エステルとを、それ自体公知の方法、たとえば界面重合
法、ピリジン法、溶液重合法などにより反応させること
により得られる熱可塑性芳香族ポリカーボネート重合体
であり、該芳香族ポリカーボネート樹脂は分岐化したも
のであっても差し支えない。
【0011】芳香族ジヒドロキシ化合物としては、具体
的には、たとえば2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン〔=ビスフェノールA〕、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ3,5−ジメチルフェニル)プロパン
〔テトラメチルビスフェノールA〕、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン
〔テトラブロモビスフェノールA〕、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、ハ
イドロキノン、レゾルシノール、4,4' −ジヒドロキ
シフェニルなどが挙げられ、これらのうち特に好適には
ビスフェノールAである。
的には、たとえば2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン〔=ビスフェノールA〕、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ3,5−ジメチルフェニル)プロパン
〔テトラメチルビスフェノールA〕、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン
〔テトラブロモビスフェノールA〕、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、ハ
イドロキノン、レゾルシノール、4,4' −ジヒドロキ
シフェニルなどが挙げられ、これらのうち特に好適には
ビスフェノールAである。
【0012】また分岐化芳香族ポリカーボネート樹脂を
得る場合にの分岐化剤としては、たとえば、クロログリ
シン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒド
ロキシフェニル)ヘプテン−2、4,6−ジメチル−
2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン
−2、2,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒド
ロキシフェニル)ヘプテン−3、1,3,5−トリ(4
−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどで例示されるポ
リヒドロキシ化合物、および3,3−ビス(4−ヒドロ
キシアリール)オキシインドール〔イサチンビスフェノ
ール〕、5−クロロイサチンビスフェノール、5,7−
ジクロロイサチンビスフェノール、5−ブロモイサチン
ビスフェノールなどがあげられる。これら分岐化剤の少
なくとも一種を前記芳香族ジヒドロキシ化合物の一部、
たとえば0.1〜2モル%を置換して使用される。
得る場合にの分岐化剤としては、たとえば、クロログリ
シン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒド
ロキシフェニル)ヘプテン−2、4,6−ジメチル−
2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン
−2、2,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒド
ロキシフェニル)ヘプテン−3、1,3,5−トリ(4
−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどで例示されるポ
リヒドロキシ化合物、および3,3−ビス(4−ヒドロ
キシアリール)オキシインドール〔イサチンビスフェノ
ール〕、5−クロロイサチンビスフェノール、5,7−
ジクロロイサチンビスフェノール、5−ブロモイサチン
ビスフェノールなどがあげられる。これら分岐化剤の少
なくとも一種を前記芳香族ジヒドロキシ化合物の一部、
たとえば0.1〜2モル%を置換して使用される。
【0013】さらに、必要に応じて分子量調節剤を使用
することもできる。このような分子量調節剤としては、
一価の芳香族ヒドロキシ化合物が使用される。このよう
な芳香族ヒドロキシ化合物としては、たとえばm−およ
びp−メチルフェノール、m−およびp−プロピルフェ
ノール、p−ブロモフェノール、p−tert−ブチル
フェノール、およびp−長鎖アルキル置換フェノールな
どが好適に使用される。
することもできる。このような分子量調節剤としては、
一価の芳香族ヒドロキシ化合物が使用される。このよう
な芳香族ヒドロキシ化合物としては、たとえばm−およ
びp−メチルフェノール、m−およびp−プロピルフェ
ノール、p−ブロモフェノール、p−tert−ブチル
フェノール、およびp−長鎖アルキル置換フェノールな
どが好適に使用される。
【0014】本発明において芳香族ポリカーボネート樹
脂として、代表的には、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)アルカン系化合物、特にビスフェノールAを主原料
とするポリカーボネートが挙げられ、ビスフェノールA
から誘導される芳香族ポリカーボネート重合体、2種以
上の芳香族ジヒドロキシ化合物を併用して得られる芳香
族ポリカーボネート共重合体、3価のフェノール系化合
物を少量併用して得られる分岐化ポリカーボネート重合
体もあげることができる。また2種以上の芳香族ポリカ
ーボネート樹脂を混合して用いることもできる。
脂として、代表的には、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)アルカン系化合物、特にビスフェノールAを主原料
とするポリカーボネートが挙げられ、ビスフェノールA
から誘導される芳香族ポリカーボネート重合体、2種以
上の芳香族ジヒドロキシ化合物を併用して得られる芳香
族ポリカーボネート共重合体、3価のフェノール系化合
物を少量併用して得られる分岐化ポリカーボネート重合
体もあげることができる。また2種以上の芳香族ポリカ
ーボネート樹脂を混合して用いることもできる。
【0015】本発明に使用されるエチレン−α−オレフ
ィン- ジエン共重合体に芳香族ビニル化合物とシアン化
ビニル化合物を主成分とする単量体混合物を共重合して
得られるグラフト共重合体におけるエチレン−α−オレ
フィン- ジエン共重合体は、エチレンおよびα−オレフ
ィンを必須成分とし、これとジエン化合物との共重合体
であり、エチレンとα−オレフィンの重量比は通常9
0:10〜20:80であり、好ましくは75:25〜
40:60の範囲である。
ィン- ジエン共重合体に芳香族ビニル化合物とシアン化
ビニル化合物を主成分とする単量体混合物を共重合して
得られるグラフト共重合体におけるエチレン−α−オレ
フィン- ジエン共重合体は、エチレンおよびα−オレフ
ィンを必須成分とし、これとジエン化合物との共重合体
であり、エチレンとα−オレフィンの重量比は通常9
0:10〜20:80であり、好ましくは75:25〜
40:60の範囲である。
【0016】このエチレン−α−オレフィン- ジエン共
重合体を構成するα−オレフィンは、プロピレンが好ま
しく、ジエン化合物としてはジシクロペンタジエン、エ
チリデンノルボルネン、1,4−ペンタジエン、1,4
−ヘキサジエン、1,5−シクロオクタジエンなどを使
用することができる。またエチレン−α−オレフィン系
ゴムに含まれる不飽和結合の割合は、ヨウ素価に換算し
て4〜50の範囲のものが好ましい。
重合体を構成するα−オレフィンは、プロピレンが好ま
しく、ジエン化合物としてはジシクロペンタジエン、エ
チリデンノルボルネン、1,4−ペンタジエン、1,4
−ヘキサジエン、1,5−シクロオクタジエンなどを使
用することができる。またエチレン−α−オレフィン系
ゴムに含まれる不飽和結合の割合は、ヨウ素価に換算し
て4〜50の範囲のものが好ましい。
【0017】本発明のグラフト共重合体を構成する単量
体は芳香族ビニル化合物およびシアン化ビニル化合物を
必須成分とし、さらにこれらと共重合可能な他のビニル
単量体が併用される。芳香族ビニル化合物は成形加工時
の成形性を良好にするための成分として有用であり、シ
アン化ビニル化合物は成形品の耐薬品性、塗装性を向上
させる上で有用である。
体は芳香族ビニル化合物およびシアン化ビニル化合物を
必須成分とし、さらにこれらと共重合可能な他のビニル
単量体が併用される。芳香族ビニル化合物は成形加工時
の成形性を良好にするための成分として有用であり、シ
アン化ビニル化合物は成形品の耐薬品性、塗装性を向上
させる上で有用である。
【0018】本発明に使用されるグラフト共重合体構成
成分の共重合モノマーの一つである芳香族ビニル化合物
としては、たとえばスチレン、p−メチレスチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジメチルスチレン
などのスチレン系単量体であり、他の成分であるシアン
化ビニル化合物としては、アクリロニトリル、メタクリ
ニトリルなどである。さらにこれらの単量体と共重合可
能なビニル化合物は、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレートなどが好適である。
成分の共重合モノマーの一つである芳香族ビニル化合物
としては、たとえばスチレン、p−メチレスチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジメチルスチレン
などのスチレン系単量体であり、他の成分であるシアン
化ビニル化合物としては、アクリロニトリル、メタクリ
ニトリルなどである。さらにこれらの単量体と共重合可
能なビニル化合物は、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレートなどが好適である。
【0019】グラフト共重合体構成成分の好ましい単量
体の組合せは、スチレン−アクリロニトリルまたはスチ
レン−アクリロニトリル−メチルメタクリレートであ
る。これら単量体の好ましい組成割合は、芳香族ビニル
化合物50〜80重量%、シアン化ビニル化合物50〜
15重量%、これらの単量体と共重合可能な他のビニル
化合物0〜30重量%の範囲である。
体の組合せは、スチレン−アクリロニトリルまたはスチ
レン−アクリロニトリル−メチルメタクリレートであ
る。これら単量体の好ましい組成割合は、芳香族ビニル
化合物50〜80重量%、シアン化ビニル化合物50〜
15重量%、これらの単量体と共重合可能な他のビニル
化合物0〜30重量%の範囲である。
【0020】エチレン−α−オレフィン- ジエン共重合
体の存在下に上記の単量体混合物をグラフト共重合させ
る方法は、エマルジョン重合法、溶液重合法、バルク重
合法、懸濁重合法およびこれらを組合せた方法など任意
の方法を採用することができる。
体の存在下に上記の単量体混合物をグラフト共重合させ
る方法は、エマルジョン重合法、溶液重合法、バルク重
合法、懸濁重合法およびこれらを組合せた方法など任意
の方法を採用することができる。
【0021】重合に際して、重合時の粘度コントロー
ル、反応熱の除去効率および分散ゴム粒子径のコントロ
ール等の面から、重合前にはゴム状重合体成分(エチレ
ン−α−オレフィン系ゴム)が相転換し粒子状の分散相
となるような有機溶媒を用いる溶液重合法を採用するの
が望ましい。この場合の有機溶媒としては脂肪族炭化水
素および/または芳香族炭化水素溶媒を任意に使用する
ことができるが、特に好ましい溶媒としてはトルエンで
ある。
ル、反応熱の除去効率および分散ゴム粒子径のコントロ
ール等の面から、重合前にはゴム状重合体成分(エチレ
ン−α−オレフィン系ゴム)が相転換し粒子状の分散相
となるような有機溶媒を用いる溶液重合法を採用するの
が望ましい。この場合の有機溶媒としては脂肪族炭化水
素および/または芳香族炭化水素溶媒を任意に使用する
ことができるが、特に好ましい溶媒としてはトルエンで
ある。
【0022】なお、本発明のエチレン−α−オレフィン
系ゴムに芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物を
主成分とする単量体混合物を共重合して得られるグラフ
ト共重合体中の分散ゴム粒子の粒子径は0.1〜1μm
の範囲にあることが望ましい。
系ゴムに芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物を
主成分とする単量体混合物を共重合して得られるグラフ
ト共重合体中の分散ゴム粒子の粒子径は0.1〜1μm
の範囲にあることが望ましい。
【0023】本発明における(b)成分であるグラフト
共重合体の配合量は、5〜60重量%、好ましくは 10
〜30重量%である。この配合量が5重量%を下回る場合
は異形押出時に樹脂のドローダウンが起こり、また製品
の耐候性を向上させる効果が少なく、また60重量%を
超える場合には特に製品に耐熱性が低下し好ましくな
い。
共重合体の配合量は、5〜60重量%、好ましくは 10
〜30重量%である。この配合量が5重量%を下回る場合
は異形押出時に樹脂のドローダウンが起こり、また製品
の耐候性を向上させる効果が少なく、また60重量%を
超える場合には特に製品に耐熱性が低下し好ましくな
い。
【0024】つぎに本発明の樹脂組成物には必須成分と
してガラス系充填剤および炭素繊維が配合される。ガラ
ス系充填剤としては、ガラス繊維、ガラスフレーク、ガ
ラスビーズから少なくとも一種が選択される。さらに具
体的には、ガラス繊維は平均径2〜30μm、特に長さ
3〜10mmのチョップドストランド、長さ30〜10
0μmのミルドファイバー、ロービングタイプのものが
使用される。ガラスフレークは、平均厚さ0.1〜50
μmで平均最大長10〜2000μmのものが好適であ
り、またガラスビーズは平均粒子径5〜500μmのも
のが使用される。ガラス繊維はカップリング剤、その他
の表面処理剤により処理されたものも好適に使用でき、
またポリカーボネート樹脂で集束したものが好適であ
る。
してガラス系充填剤および炭素繊維が配合される。ガラ
ス系充填剤としては、ガラス繊維、ガラスフレーク、ガ
ラスビーズから少なくとも一種が選択される。さらに具
体的には、ガラス繊維は平均径2〜30μm、特に長さ
3〜10mmのチョップドストランド、長さ30〜10
0μmのミルドファイバー、ロービングタイプのものが
使用される。ガラスフレークは、平均厚さ0.1〜50
μmで平均最大長10〜2000μmのものが好適であ
り、またガラスビーズは平均粒子径5〜500μmのも
のが使用される。ガラス繊維はカップリング剤、その他
の表面処理剤により処理されたものも好適に使用でき、
またポリカーボネート樹脂で集束したものが好適であ
る。
【0025】ガラス系充填剤の添加量は、本発明の組成
物全量中5〜30重量%を占める範囲で選定され、5重
量%を下回ると成形品の寸法精度(寸法安定性、低収縮
性)、強度、剛性の面で劣り、ガラス強化された樹脂材
料としての機能が発揮されない。一方30重量%を超え
る量では流動性が悪く押出成形が困難になったり、成形
機のシリンダーの磨耗が激しくなったりし不利である。
最も好ましい範囲は8〜20重量%である。
物全量中5〜30重量%を占める範囲で選定され、5重
量%を下回ると成形品の寸法精度(寸法安定性、低収縮
性)、強度、剛性の面で劣り、ガラス強化された樹脂材
料としての機能が発揮されない。一方30重量%を超え
る量では流動性が悪く押出成形が困難になったり、成形
機のシリンダーの磨耗が激しくなったりし不利である。
最も好ましい範囲は8〜20重量%である。
【0026】また炭素繊維は、市販のPAN系、ピッチ
系のチョップドストランド、ロービングストランド、ミ
ルドファイバーなどの直径1〜30μmの範囲のものが
使用される。また炭素繊維はカップリング剤、オキサゾ
リン環を持った有機化合物、その他の表面処理剤により
処理されたものも好適に使用でき、またポリカーボネー
ト樹脂で集束したものが好適である。
系のチョップドストランド、ロービングストランド、ミ
ルドファイバーなどの直径1〜30μmの範囲のものが
使用される。また炭素繊維はカップリング剤、オキサゾ
リン環を持った有機化合物、その他の表面処理剤により
処理されたものも好適に使用でき、またポリカーボネー
ト樹脂で集束したものが好適である。
【0027】炭素繊維の配合は、成形品の強度、剛性の
向上、サイジング台(金型)との滑り性、さらには外観
を良好にすることにある。このような点から炭素繊維の
配合量は、0.5〜20重量%の範囲から選ばれること
が好ましい。0.5重量%を下回る量では強度、剛性な
ど強化が不十分であり、20重量%を超える量では溶融
粘度が高くなり成形が困難となったり、押出時にダイス
内部でブッリジが生じ安定した押出成形ができず好まし
くない。
向上、サイジング台(金型)との滑り性、さらには外観
を良好にすることにある。このような点から炭素繊維の
配合量は、0.5〜20重量%の範囲から選ばれること
が好ましい。0.5重量%を下回る量では強度、剛性な
ど強化が不十分であり、20重量%を超える量では溶融
粘度が高くなり成形が困難となったり、押出時にダイス
内部でブッリジが生じ安定した押出成形ができず好まし
くない。
【0028】また、ガラス系充填剤を比較的多量に配合
した材料は押出成形加工時にダイス内部でブリッジを生
じ樹脂の目詰りを起こしやすくなることから、炭素繊維
の配合量は通常の強化材料の場合に配合される量よりも
少量の配合で強度、剛性の向上のみならず成形加工性も
向上させることができる。
した材料は押出成形加工時にダイス内部でブリッジを生
じ樹脂の目詰りを起こしやすくなることから、炭素繊維
の配合量は通常の強化材料の場合に配合される量よりも
少量の配合で強度、剛性の向上のみならず成形加工性も
向上させることができる。
【0029】本発明の樹脂組成物は、上記の成分(a),
(b), (c) および(d) を必須成分としてそれぞれの配合
比率で含有するものであるが、さらに所望に応じてUV吸
収剤、安定剤、顔料、染料、滑剤等の種々の添加剤を、
あるいは有機系の補強材を配合することもできる。その
他に本発明の樹脂組成物の特性を損なわない範囲内で他
の樹脂を配合することができる。
(b), (c) および(d) を必須成分としてそれぞれの配合
比率で含有するものであるが、さらに所望に応じてUV吸
収剤、安定剤、顔料、染料、滑剤等の種々の添加剤を、
あるいは有機系の補強材を配合することもできる。その
他に本発明の樹脂組成物の特性を損なわない範囲内で他
の樹脂を配合することができる。
【0030】本発明に係る樹脂組成物を調整するにあっ
たては、従来公知の方法が採用できる。たとえば、押出
機、バンバリー、ヘンシェルなどのミキサー、ロール等
で混練する方法が適宜採用できる。
たては、従来公知の方法が採用できる。たとえば、押出
機、バンバリー、ヘンシェルなどのミキサー、ロール等
で混練する方法が適宜採用できる。
【0031】
【実施例】以下に、本発明の樹脂組成物を実施例に基づ
き具体的に説明する。本発明はこれらの例に限定される
ものでない。
き具体的に説明する。本発明はこれらの例に限定される
ものでない。
【0032】実施例1〜5および比較例1〜5 (a)成分としてビスフェノールAから誘導された芳香族
ポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学(株)製、商品名
ユーピロンE−2000;分子量28,000)(b) 成
分としてAES樹脂(エチレン−プロピレン−ジエン共
重合体にアクリロニトリルおよびスチレンを重合させた
グラフト共重合体;JSR(株)製、商品名AES14
5)、(c) 成分としてチョップドストランド・ガラス繊
維 (日本電気硝子(株)、商品名ECS03T531D
E 繊維径6μm)および(d) 成分として炭素繊維 (東
邦レーヨン (株) HTA−C6−CI)を使用し、表−
1に記載の割合(重量%)でタンブラーにて混合し、各
々を一軸のベント式押出機で押出してペレットを得た。
このペレットを熱風乾燥機中で120℃で5時間以上乾
燥した後、樹脂温度260℃で異形押出成形し、図−1
に示す形状の中空成形品を得た。この成形品から物性試
験用テストピースを切り出し各物性を測定した。
ポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学(株)製、商品名
ユーピロンE−2000;分子量28,000)(b) 成
分としてAES樹脂(エチレン−プロピレン−ジエン共
重合体にアクリロニトリルおよびスチレンを重合させた
グラフト共重合体;JSR(株)製、商品名AES14
5)、(c) 成分としてチョップドストランド・ガラス繊
維 (日本電気硝子(株)、商品名ECS03T531D
E 繊維径6μm)および(d) 成分として炭素繊維 (東
邦レーヨン (株) HTA−C6−CI)を使用し、表−
1に記載の割合(重量%)でタンブラーにて混合し、各
々を一軸のベント式押出機で押出してペレットを得た。
このペレットを熱風乾燥機中で120℃で5時間以上乾
燥した後、樹脂温度260℃で異形押出成形し、図−1
に示す形状の中空成形品を得た。この成形品から物性試
験用テストピースを切り出し各物性を測定した。
【0033】ただし、表−1の比較例1は(a) 成分のみ
にカーボンブラックを配合し、比較例2 は(d) 成分を配
合せず、比較例4 は(a) 成分を使用せず、比較例5は
(b) 成分としてAES樹脂のかわりに市販ABS樹脂(b
2)(三菱レイヨン(株)製、商品名SE−3)を使用し
た。
にカーボンブラックを配合し、比較例2 は(d) 成分を配
合せず、比較例4 は(a) 成分を使用せず、比較例5は
(b) 成分としてAES樹脂のかわりに市販ABS樹脂(b
2)(三菱レイヨン(株)製、商品名SE−3)を使用し
た。
【0034】なお、物性は下記により測定した。 比重:ASTM D−792
【0035】曲げ強度および曲げ弾性率:ASTM D
−790
−790
【0036】シャルピー衝撃強度(ノッチ;0.25m
mR):JIS K−7111
mR):JIS K−7111
【0037】荷重たわみ温度(荷重;18.6kg/c
m2):ASTM D−468
m2):ASTM D−468
【0038】耐候性(暴露試験):スガ試験機(株)製
サンシャインウエザー試験機を用いて、ブラックパネル
温度63℃、雨噴霧18分/120分の条件で1000
時間処理し、色差ΔEを測定した。
サンシャインウエザー試験機を用いて、ブラックパネル
温度63℃、雨噴霧18分/120分の条件で1000
時間処理し、色差ΔEを測定した。
【0039】押出加工時のドローダウン性は、図−1に
示す成形品の中央リブの変形状態により評価した。
示す成形品の中央リブの変形状態により評価した。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明に係る熱可塑性樹脂組成物は、剛
性、耐衝撃性、耐熱性、耐候性、押出加工性等に優れ、
ドローダウン性、スウェリング性に優れており、建材特
に窓枠、ドアサッシ等の押出異形成形用樹脂組成物とし
て好適である。
性、耐衝撃性、耐熱性、耐候性、押出加工性等に優れ、
ドローダウン性、スウェリング性に優れており、建材特
に窓枠、ドアサッシ等の押出異形成形用樹脂組成物とし
て好適である。
【図1】図1は、本発明の樹脂組成物を使用した中空状
の試験用押出異形成形品の斜視図を示す。
の試験用押出異形成形品の斜視図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08F 255/02 MQC B29K 69:00 B29L 31:10
Claims (10)
- 【請求項1】 (a)熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹
脂 10 〜90重量% 、(b) エチレン- α- オレフィン- ジ
エン共重合体に芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化
合物を主成分とする単量体混合物を共重合して得られる
グラフト共重合体 5〜60重量% 、(c) ガラス系充填剤 5
〜30重量% および(d) 炭素繊維 0.5〜20重量% を配合し
てなる異形押出成形用熱可塑性樹脂組成物 - 【請求項2】 グラフト共重合体(b) におけるエチレン
- α- オレフィン- ジエン共重合体は、エチレンとα-
オレフィンとの重量比が 90:10〜 20:80である請求項1
記載の樹脂組成物 - 【請求項3】 エチレン- α- オレフィン- ジエン共重
合体が、エチレン- プロピレン- ジエン共重合体である
請求項2記載の樹脂組成物 - 【請求項4】 グラフト共重合体(b) における単量体混
合物が、芳香族ビニル化合物 50 〜85重量% 、シアン化
ビニル化合物 50 〜15重量% 、これらと共重合可能なビ
ニル化合物 0〜30重量% である請求項1記載の樹脂組成
物。 - 【請求項5】 グラフト共重合体(b) における単量体混
合物が、芳香族ビニル化合物 50 〜85重量% 、シアン化
ビニル化合物 50 〜15重量% である請求項1記載の樹脂
組成物。 - 【請求項6】 芳香族ビニル化合物がスチレンであり、
シアン化ビニル化合物がアクリロニトリルである請求項
4記載の樹脂組成物 - 【請求項7】 グラフト共重合体(b) が、エチレン- プ
ロピレン- ジエン共重合体・アクリロニトリル- スチレ
ン グラト共重合体である請求項1記載の樹脂組成物。 - 【請求項8】 ガラス系充填剤が、ガラス繊維、ガラス
フレーク、ガラスビーズから選ばれる少なくとも一種で
ある請求項1記載の樹脂組成物。 - 【請求項9】 (a) 熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹
脂 45 〜70重量% 、(b) エチレン- プロピレン- ジエン
共重合体・アクリロニトリル- スチレン グラフト共重
合体 10 〜 30 重量% 、(c) ガラス繊維 10 〜30重量%
および(d) 炭素繊維 1〜10重量% を配合してなる異形押
出成形用熱可塑性樹脂組成物 - 【請求項10】 上記請求項1記載の樹脂組成物からな
る異形押出成形品
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7050011A JPH07324143A (ja) | 1994-04-04 | 1995-03-09 | 異形押出成形用熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-66058 | 1994-04-04 | ||
JP6605894 | 1994-04-04 | ||
JP7050011A JPH07324143A (ja) | 1994-04-04 | 1995-03-09 | 異形押出成形用熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07324143A true JPH07324143A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=26390447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7050011A Pending JPH07324143A (ja) | 1994-04-04 | 1995-03-09 | 異形押出成形用熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07324143A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002069287A (ja) * | 2000-06-15 | 2002-03-08 | Techno Polymer Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JP4849196B1 (ja) * | 2010-07-21 | 2012-01-11 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 高熱伝導性ポリカーボネート系樹脂組成物及び成形体 |
JP2015168810A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-09-28 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 熱伝導性ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品 |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP7050011A patent/JPH07324143A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002069287A (ja) * | 2000-06-15 | 2002-03-08 | Techno Polymer Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JP4849196B1 (ja) * | 2010-07-21 | 2012-01-11 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 高熱伝導性ポリカーボネート系樹脂組成物及び成形体 |
WO2012011356A1 (ja) * | 2010-07-21 | 2012-01-26 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 高熱伝導性ポリカーボネート系樹脂組成物及び成形体 |
JP2015168810A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-09-28 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 熱伝導性ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品 |
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