JP3309349B2 - イコライザ及び音場補正装置 - Google Patents

イコライザ及び音場補正装置

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JP3309349B2
JP3309349B2 JP19534593A JP19534593A JP3309349B2 JP 3309349 B2 JP3309349 B2 JP 3309349B2 JP 19534593 A JP19534593 A JP 19534593A JP 19534593 A JP19534593 A JP 19534593A JP 3309349 B2 JP3309349 B2 JP 3309349B2
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徹 音野
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イコライザ及びこれを
用いた音場補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イコライザには、図6に示すパラ
メトリックイコライザ10や図7に示すようなグラフィ
ックイコライザ12がある。パラメトリックイコライザ
10は、複数のモジュール14を有し、これらモジュー
ル14には、周波数設定用の摘み16、Q値設定用の摘
み18、利得設定用の摘み20及び帯域切換用のスイッ
チ22が、それぞれ設けられている。また、グラフィッ
クイコライザ12は、それぞれ異なる周波数における利
得をそれぞれ設定するためのスライド式ボリューム24
を設けたもので、摘み26をスライドさせることによっ
て、各周波数における利得を設定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなパラメトリ
ックイコライザ10やグラフィックイコライザ12は、
音場の補正用に使用することがある。その場合には、こ
れらイコライザ10、12の周波数特性を設定するため
に、パラメトリックイコライザー10の場合には、各モ
ジュール14の周波数設定用の摘み16、Q値設定用の
摘み18、利得設定用の摘み20及び帯域切換用のスイ
ッチ22をそれぞれ操作する。しかし、これら摘み1
6、18、20の回転位置や切換スイッチ22の切換状
態から、現在どのような音場の補正を行っているかを、
想像しなければならず、そのため、正確にかつ短時間
で、パラメトリックイコライザ10を設定することは困
難であった。
【0004】グラフィックイコライザ12の場合、各ス
ライド式ボリューム24が、様々な周波数に対応してい
るので、これらスライド式ボリューム24の各摘み26
の位置を見ることによって、グラフィックイコライザ1
2の周波数特性をどのように設定しているかを判断する
ことができる。しかし、各スライド式ボリューム12
は、20Hz、40Hzのように離散している周波数で
の特性しか調整することができないので、細やかな周波
数特性の設定ができないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、パラメータに応じた周波数特性を呈
する複数のフィルタ手段を形成可能なフィルタ形成手段
と、画面の第1の方向を周波数軸とし、第1の方向と直
角な第2の方向を各周波数における上記フィルタ手段の
特性を表す特性軸とする表示手段と、予め定められた形
状であって、周波数変更指定領域及び特性変更指定領域
を有する1つの周波数特性曲線を、上記画面に、表示指
示信号が供給されるごとに、表示させる周波数特性曲線
表示制御手段と、上記画面上の上記1つの周波数特性曲
線の上記周波数変更指定領域及び上記特性変更指定領域
を操作する操作手段と、この操作手段によって上記1つ
の周波数変更指定領域の第1の方向への移動指令が供給
されたとき、該移動指令に応じて上記画面上の上記1つ
の周波数特性曲線を第1の方向へ移動させる移動表示制
御手段と、上記操作手段によって上記特性変更指定領域
の移動指令が供給されたとき、該移動指令に応じて上記
1つの周波数特性極の形状を変更することによって、上
記1つの周波数特性曲線が表す利得及びQ値の少なくと
も一方を変化させる周波数特性変更表示制御手段と、上
記移動表示制御手段及び上記周波数特性表示制御手段へ
の両移動指令信号に応じた上記パラメータを決定し、こ
の決定されたパラメータを、上記フィルタ形成手段によ
って形成されており、かつ上記1つの特性表示曲線に対
応したフィルタ手段に、供給するパラメータ決定手段と
を、具備している。
【0006】また、本発明は、上記フィルタ手段からの
出力信号を音場に出力し、上記音場の周波数特性を決定
する音場周波数特性決定手段を設け、表示手段の画面に
上記音場周波数特性決定手段によって決定された音場周
波数特性を表示させる音場周波数特性表示制御手段を設
けて、音場補正装置とすることもできる。
【0007】
【作用】本発明によれば、表示指示信号が供給されるご
とに、周波数特性曲線表示制御手段によって、画面上に
1つの周波数特性曲線が表示される。この1つの周波数
特性曲線の周波数変更指定領域を第1の方向へ移動させ
る移動指令を、操作集団が発生すると、この移動指令に
応じて移動表示制御手段が第1の方向へ周波数特性曲線
を移動させる。更に、画面上の1つの周波数特性曲線の
特性変更指定領域の移動指令を、操作手段が発生する
と、この移動指令に応じて周波数特性変更表示制御手段
が、周波数特性曲線の形状を変更する。従って、操作手
段によって1つの周波数特性曲線の周波数変更指定領域
及び特性変更指定領域を操作することによって、所望の
1つの周波数特性を画面に表示できる。また、操作手段
から上記量表示制御手段への移動指令が、パラメータ決
定手段に供給され、パラメータ決定手段が、これら移動
指令に対応するパラメータを決定して、対応するフィル
タ手段に供給する。従って、画面に表示された周波数特
性と同じ特性を持つフィルタ手段が形成される。この作
業を繰り返すことによって、それぞれが所望の周波数特
性を有する任意の数のフィルタ手段を形成することがで
きる。
【0008】更に、本発明では、フィルタ手段の出力信
号は音場に供給され、この音場の周波数特性が周波数特
性決定手段によって決定され、画面に表示される。この
表示されている音場の周波数特性を見れば、どのような
周波数特性を各フィルタ手段に与えればよいかが分かる
ので、これを参考にして、操作手段によって周波数軸上
の位置や周波数特性曲線の形状を変更させた複数の周波
数特性曲線を表示し、これら各周波数特性曲線に対応し
たフィルタ手段を形成することによって、音場の周波数
特性を容易に補正することができる。
【0009】
【実施例】本発明の1実施例であるイコライザ30は、
図1(a)に示すように、DSP(ディジタル信号処理
装置)32を有している。このDSP32には、A/D
変換器34によってディジタル化されたディジタルオー
ディオ信号が供給される。DSP32は、CPU36か
ら供給されたパラメータに応じてディジタルフィルタと
して機能するもので、このDSP32によってフィルタ
処理されたディジタルオーディオ信号は、D/A変換器
38によってアナログオーディオ信号に変換されて、出
力される。
【0010】CPU36は、例えばキーボード及びマウ
スから構成される操作部38を有し、さらに、例えばC
RTまたはLCDによって構成された表示部40も有し
ている。
【0011】表示部40の画面には、図1(b)に示す
ような窓42がCPU36からの指令によって表示され
る。この窓42の水平方向は、周波数軸とされて、垂直
方向は、各周波数における特性、例えば利得を表す利得
軸とされている。
【0012】操作部38によって操作開始の指令を与え
ると、CPU36からの指令によって、周波数軸上の所
定の周波数の位置に、予め定めた形状及び大きさの山形
の周波数特性曲線44が表示される。この周波数特性曲
線44に対応する周波数特性を持つディジタルフィルタ
をDSP32によって実現するために、DSP32に供
給すべきパラメータが、CPU36に付属するメモリに
記憶されており、これをDSP32に供給する。
【0013】この周波数特性曲線44は、3つのマーカ
46、48、50を有している。マーカ46は、周波数
特性曲線44の中央のピーク位置に設けられており、マ
ーカ48は、マーカ46の真下の周波数軸上に位置して
おり、マーカ50は周波数特性曲線44の中途の位置に
設けられている。
【0014】マーカ46は、周波数特性曲線44のピー
クの利得を調整するためのもので、例えば操作部38の
マウスによってカーソルをマーカ46に合わせて、マウ
スをクリックしたままマウスを上方向に移動させると、
即ち上方にドラッグすると、CPU36は、例えば周波
数特性曲線44aで示すように相似形の状態に拡大し、
マウスの釦を離すと、即ちドロップすると、その位置で
拡大を停止させる。また、カーソル46を下方に移動さ
せると、図示していないが、CPU36は、周波数特性
曲線44を相似形の状態で縮小する。
【0015】マーカ48は、周波数特性曲線44のピー
ク利得となる周波数を変更するためのもので、例えば拡
大された周波数特性曲線44aのマーカ48に、操作部
38のマウスによってカーソルを合わせて、水平方向に
ドラッグすると、例えば周波数特性曲線44bで示すよ
うに周波数特性曲線44aが水平方向に移動し、ドリッ
プした点で移動が停止する。
【0016】マーカ50は、周波数特性曲線44のQ値
を変更するためのもので、例えば最大利得及びその周波
数が移動された周波数特性曲線44bのカーソル50
に、操作部38のマウスによってカーソルを合わせて、
図1(b)における右方向に向かって水平にドラッグす
ると、周波数特性曲線44cとして示すように、周波数
特性曲線の傾きが緩やかになる。即ち、Q値が小さくな
る。また、図1(b)における左方向にカーソル50を
ドラッグすると、周波数特性曲線44の傾きは急峻とな
る。即ち、Q値が大きくなる。これらのような傾きの変
更は、ドロップするまで継続する。
【0017】従って、マーカ46、50は、周波数特性
曲線44の形状を変更するための特性変更指定領域とし
て機能し、マーカ48は、周波数特性曲線46の周波数
を変更するための周波数変更指定領域として機能する。
【0018】マウスのドラッグが行われている間に、C
PU36は、そのときの周波数特性曲線、例えば周波数
特性曲線44a、44bまたは44cの位置及びその形
状に対応した周波数特性を持つディジタルフィルタをD
SP32によって実現するために、DSP32に供給す
るパラメータを演算し、DSP32に供給する。
【0019】なお、このような周波数特性曲線44を所
望のピーク周波数において所望の形状とした後、再び操
作部38の操作によって操作開始の状態にすると、新た
に周波数特性曲線44が表示される。これを所望のピー
ク周波数において所望の形状にマウスによって操作する
ことによって、DSP32は、先に修正された周波数特
性曲線に対応する周波数特性を持つディジタルフィルタ
と、今回修正された周波数特性に対応する周波数特性を
持つディジタルフィルタとが縦続接続されたものとして
機能する。同様にして、様々な周波数特性を持つ複数の
ディジタルフィルタの縦続接続回路をDSP32によっ
て実現できる。
【0020】このような処理を行うため、CPU32
は、図2のフローチャートに示すように、まず操作部3
8によって操作開始の指示が与えられたか判断する(ス
テップS2)。例えば、画面上に表示した操作開始マー
カ(図示せず)がマウスによってクリックされたか判断
する。クリックされていないと、クリックされるまでス
テップS2を繰り返す。
【0021】クリックされると、表示部40の窓42に
所定の周波数特性曲線44を表示し、かつこの周波数特
性曲線に対応する周波数特性とするためのパラメータを
DSP32に供給する。(ステップS4)。
【0022】次に、終了スイッチが押されているか判断
する(ステップS6)。例えば画面上に表示した終了マ
ーカ(図示せず)がマウスによって、クリックされたか
判断する。もし、クリックされていたなら、ステップS
2に戻る。もしクリックされてなければ、周波数特性曲
線44に対しての操作が行われたか判断する(ステップ
S8)。例えば、マーカ46、48、50のうちいずれ
かをドラッグするために、マーカ46、48、50のう
ちいずれかの上にカーソルを移動させた状態で、マウス
がクリックされたか判断する
【0023】クリックされていないと、ステップS6に
戻り、クリックされていると、周波数、利得、Qのいず
れの操作か判断する(ステップS10)。例えば、ステ
ップS8においてクリックされたと判断されたのが、マ
ーカ46、48、50のいずれであるか判断する。
【0024】周波数の変更の場合、即ちマーカ48がク
リックされていると、以後マウスによって水平方向に沿
ってドラッグが行われるので、そのドラッグに従って周
波数特性曲線44を周波数軸方向に沿って左方または右
方へ移動させ、このドラッグに応じた周波数特性を、D
SP32によって構成されるパラメトリックイコライザ
に持たせるためのパラメータを計算し、これをDSP3
2に供給する(ステップS12)。このようなドラッグ
に応じて周波数特性曲線44を周波数軸上で移動させる
こと、及びこの移動に応じた周波数特性をDSP32に
よるパラメトリックイコライザにもたせることは、マウ
スのドロップが行われるまで継続され、ドロップ後、ス
テップS6に戻る。
【0025】ステップS10において、利得の変更と判
断されると、即ちマーカ46がクリックされた判断され
ると、このクリックに続いて上方または下方へのドラッ
グが行われるので、そのドラッグに従って周波数特性曲
線44を、その形状を変えずにピークの位置を利得軸に
沿って上方または下方へ移動させ、この移動に応じた周
波数特性を、DSP32によって構成されるパラメトリ
ックイコライザに持たせるためのパラメータを計算し、
これをDSP32に供給する(ステップS14)。この
ドラッグに応じて周波数特性曲線44のピーク値を相似
形を維持しながら変化させること、及びこの周波数特性
曲線44のピークの変化に応じた周波数特性を、DSP
32によって構成したパラメトリックイコライザに持た
せることは、マウスがドロップされるまで継続される。
このドロップ後、ステップS6に戻る。
【0026】ステップS10において、Q値の変更と判
断されると、即ちマーカ50がクリックされた判断され
ると、このクリックに続いて水平方向に沿って左方また
は右方へドラッグが行われるので、このドラッグに従っ
て周波数特性曲線44の傾き、即ちQ値が変化し、この
Q値の変化に応じた周波数特性を、DSP32によって
構成されるパラメトリックイコライザに持たせるための
パラメータを計算し、これをDSP32に供給する(ス
テップS16)。このドラッグに応じて周波数特性曲線
44のQ値を変化させること、及びこの周波数特性曲線
44のQ値の変化に応じた周波数特性を、DSP32に
よって構成されるパラメトリックイコライザに持たせる
ことは、マウスがドロップされるまで継続される。この
ドロップ後、ステップS6に戻る。
【0027】図3及び図4に、本実施例のイコライザ3
0を音場の補正装置として使用した例を示す。このイコ
ライザ30のA/D変換器34には、開閉スイッチ52
を閉じ、開閉スイッチ54を開くことによって、基準信
号源56からアナログ基準信号が供給される。この基準
信号は、A/D変換器34によってディジタル化基準信
号に変換され、DSP32を通過して、D/A変換器3
8によって再びアナログ基準信号に変換される。この再
変換されたアナログ基準信号は、増幅器58によって増
幅され、音場60内に設けたスピーカ62に供給され、
音場60に拡声される。
【0028】この音場60に拡声されたアナログ基準信
号は、音場60内に設けたマイクロホン64によって収
音され、増幅器66によって増幅されて、FFT(高速
フーリエ変換)装置68に供給される。FFT装置68
には開閉スイッチ52を介してアナログ基準信号も供給
されており、FFT装置68は、音場60における周波
数特性を決定する。この決定された周波数特性は、CP
U36に供給されて、表示部40の窓42に、例えば図
4(a)に示す周波数特性曲線70のように表示され
る。
【0029】このような周波数特性を持つ音場60の周
波数特性を平坦なものにするため、まず操作部38の操
作によって、図4(b)に示すように、周波数特性曲線
70を反転させた周波数特性曲線70aを表示させる。
【0030】そして、図4(c)に示すように、周波数
特性曲線44を表示させ、反転させた周波数特性曲線7
0aの一部に、周波数特性曲線44が一致するように、
マーカ46、48、50を操作して、周波数特性曲線4
4を変形させる。そして、新たに周波数特性曲線44を
表示させ、反転させた周波数特性曲線70aの残りの部
分の一部に、新たな周波数特性曲線44が一致するよう
に、マーカ46、48、50を操作し、新たな周波数特
性曲線44を変形させる。
【0031】以下、同様にして、反転させた周波数特性
曲線70aにほぼ一致する周波数特性曲線を表示させ
る。その結果、DSP32は、反転させた周波数特性曲
線70aに、ほぼ対応する周波数特性をもつパラメトリ
ックイコライザとなる。
【0032】このように周波数特性が設定されたDSP
32に供給されたディジタル化基準信号は、DSP32
によって図4(b)に示すような周波数特性によってフ
ィルタ処理がされ、D/A変換器38によってアナログ
信号に変換され、増幅器58によって増幅され、スピー
カ62より音場60に拡声される。
【0033】音場60は、図4(a)に示すような周波
数特性を持っているので、収音マイクロホン64によっ
て収音されたアナログ信号は、例えば図4(d)に示す
ような周波数特性を持つものとなり、ほぼ音場56の周
波数特性が補正されている。
【0034】このように補正が終了すると、開閉スイッ
チ52を開き、開閉スイッチ54を閉じて、入力端子7
2から入力信号をA/D変換器34に供給すると、上述
したように周波数設定されたDSP32によってフィル
タ処理がなされ、音場60に拡声される。
【0035】上記の実施例では、マーカ46によって周
波数特性曲線44のピーク利得を、マーカ50によって
周波数特性曲線44のQ値をそれぞれ修正するようにし
たが、例えばマーカ46のみを設け、ピーク利得のみを
修正するように構成してもよい。
【0036】上記の実施例では、周波数特性曲線44に
マーカ44、46、48を設けたが、これらを設けず
に、例えば図5に示すように周波数特性曲線44を3つ
の指定領域74、76、78に分け、例えば指定領域7
4内においてマウスがクリックされると、周波数が指定
されたと判断し、指定領域76内においてマウスがクリ
ックされると、Q値が指定されたと判断し、指定領域7
8内においてマウスがクリックされると、利得が指定さ
れたと判断するように、図2に示すフローチャートのス
テップS10を変更してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によるイコライザ
では、必要とされる数のフィルタ手段だけをフィルタ形
成手段が形成することができ、フィルタ形成手段の負担
が少なくなる。更に、これらフィルタの周波数特性は、
周波数特性曲線によって表されており、この周波数特性
曲線の位置や形状を変化させて、パラメータを決定する
ごとに、対応するフィルタ手段のパラメータが変更され
るので、各フィルタ手段をどのような周波数特性に設定
しているのか瞬時に理解することができるし、また一旦
設定した後に、その設定周波数や周波数特性の変更も容
易に行うこともできる。更に、本発明による音場補正装
置では、音場の周波数特性を表示手段に表示させ、この
表示させた周波数特性を相殺するように、同じ画面上に
所望数の周波数特性曲線を表示させ、これら周波数特性
曲線の位置や形状を変更することによって、音場を容易
に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるイコライザの1実施例のブロック
図及びその表示部の表示を示す図である。
【図2】同実施例のフローチャートである。
【図3】図1のイコライザを用いた音場補正装置のブロ
ック図である。
【図4】同音場補正装置の表示部の表示を示す図であ
る。
【図5】図1のイコライザにおいて用いる周波数特性曲
線の他の例を示す図である。
【図6】従来のパラメトリックイコライザの正面図であ
る。
【図7】従来のグラフィックイコライザの正面図であ
る。
【符号の説明】
32 DSP(フィルタ手段) 36 CPU(周波数特性曲線表示制御手段、移動表示
制御手段、周波数特性変更表示制御手段、パラメータ決
定手段) 38 操作部(操作手段) 40 表示部(表示手段) 46 50 マーカ(特性変更指定領域) 48 マーカ(周波数変更指定領域) 50 音場 58 FFT装置(音場周波数特性決定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 5/00 - 5/28 H04R 3/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラメータに応じた周波数特性を呈する
    複数のフィルタ手段を形成可能なフィルタ形成手段と、 画面の第1の方向を周波数軸とし、第1の方向と直角な
    第2の方向を各周波数における上記フィルタ手段の特性
    を表す特性軸とする表示手段と、 予め定められた形状であって、周波数変更指定領域及び
    特性変更指定領域を有する1つの周波数特性曲線を、上
    記画面に、表示指示信号が供給されるごとに、表示させ
    る周波数特性曲線表示制御手段と、 上記画面上の上記1つの周波数特性曲線の上記周波数変
    更指定領域及び上記特性変更指定領域を操作する操作手
    段と、 この操作手段によって上記1つの周波数変更指定領域の
    第1の方向への移動指令が供給されたとき、該移動指令
    に応じて上記画面上の上記1つの周波数特性曲線を第1
    の方向へ移動させる移動表示制御手段と、 上記操作手段によって上記特性変更指定領域の移動指令
    が供給されたとき、該移動指令に応じて上記1つの周波
    数特性極の形状を変更することによって、上記1つの周
    波数特性曲線が表す利得及びQ値の少なくとも一方を変
    化させる周波数特性変更表示制御手段と、 上記移動表示制御手段及び上記周波数特性表示制御手段
    への両移動指令信号に応じた上記パラメータを決定し、
    この決定されたパラメータを、上記フィルタ形成手段に
    よって形成されており、かつ上記1つの特性表示曲線に
    対応したフィルタ手段に、供給するパラメータ決定手段
    とを、 具備するイコライザ。
  2. 【請求項2】 入力信号をパラメータに応じた周波数特
    性で処理して音場に出力する複数のフィルタ手段を形成
    可能なフィルタ形成手段と、 上記音場の周波数特性を決定する音場周波数特性決定手
    段と、 画面の第1の方向を周波数軸とし、第1の方向と直角な
    第2の方向を各周波数における上記フィルタ手段の特性
    を表す特性軸とする表示手段と、 上記画面に上記音場周波数特性決定手段によって決定さ
    れた音場周波数特性を表示させる音場周波数特性表示制
    御手段と、 予め定められた形状であって、周波数変更指定領域及び
    特性変更指定領域を有する1つの周波数特性曲線を、表
    示指示信号が供給されるごとに、上記画面に表示させる
    周波数特性曲線表示制御手段と、 上記画面上の上記1つの周波数特性曲線の上記周波数変
    更指定領域及び上記特性変更指定領域を操作する操作手
    段と、 この操作手段によって上記1つの周波数特性曲線の上記
    周波数変更指定領域の第1の方向への移動指令が供給さ
    れたとき、該移動指令に応じて上記画面上の上記1つの
    周波数特性曲線を第1の方向に移動させる移動表示制御
    手段と、 上記操作手段によって上記1つの周波数特性曲線の上記
    特性変更指定領域の移動指令が供給されたとき、該移動
    指令に応じて上記1つの周波数特性曲線の形状を変更す
    ることによって、上記1つの周波数特性曲線が表す利得
    及びQ値の少なくとも一方を変更させる周波数特性変更
    表示制御手段と、 上記移動表示制御手段及び上記周波数特性表示制御手段
    への両移動指令信号に応じた上記パラメータを決定し、
    この決定されたパラメータを、上記フィルタ形成手段に
    よって形成されており、かつ上記1つの特性表示曲線に
    対応したフィルタ手段に、供給するパラメータ決定手段
    とを、 具備する音場補正装置。
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