JP2010068175A - 音響調整装置及びそれを用いた音響装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高齢者施設あるいは暗騒音の大きい公共空間等の特定の場所での放送等に用いられる音響装置に適し、スピーカから明瞭性のよい聞き取りやすい音を出力することを可能にする音響調整装置を提供する。
【解決手段】 音声信号を複数の周波数帯域の信号に分割する帯域分割回路Fdと、それぞれ、特定の特性に基づいて各々の周波数帯域に対応して定められる出力目標レベルが設定され、帯域分割回路Fdにより分割された各々の周波数帯域の信号を入力し、各々の周波数帯域の信号の出力レベルが出力目標レベルとなるように各々の周波数帯域の信号に対して増幅処理を行い出力する複数の自動利得制御増幅回路G1〜Gnと、複数の自動利得制御増幅回路G1〜Gnの出力信号を合成して出力する帯域合成回路Fcとを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、老人ホーム等の高齢者施設あるいは暗騒音の大きい公共空間等での放送に用いられる音響装置等に用いられる音響調整装置及びそれを用いた音響装置に関する。
従来、PA(Public Address)システム、例えば会社の社内放送や学校の校内放送等のアナウンス等に用いられる音響装置では、マイクロホン等からの音声信号は、例えばイコライザにより、各周波数帯域ごとにその信号レベルが調整され、スピーカから拡声音として出力されるように構成されている。イコライザの一例は、例えば特許文献1に示されている。
また、PAシステム等として用いられる音響装置は、暗騒音が大きい公共空間等での放送に用いられることも多いが、放送される音声のうち暗騒音に埋もれてしまう成分は、明瞭に聞き取ることができない。そこで、暗騒音のレベルに応じてスピーカの出力音量を調整するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−30348号公報 特開2007−159042号公報
一般に、人間の耳の感度は周波数によって異なり、また、年齢が高くなるに伴って聴力が低下する。この聴力の低下傾向は、特に4000Hz以上の高い周波数領域で著しく、低い音に比べて高い音が聞き取りにくくなる。そこで、イコライザを用いて高域の音圧レベルを高くしても、入力される音声信号のレベル変動に応じて聴取レベルも大きく変動するので、高齢者が拡声音を聞くときの明瞭性向上対策としては十分ではなかった。
また、公共空間等での放送に用いられる音響装置において、暗騒音のレベルに応じてスピーカの出力音量を調整するようにしても、周波数に依存する人間の聴覚特性に基づいた調整ではないので、拡声音を明瞭に聞き取るためには不十分な調整であると言える。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、高齢者施設あるいは暗騒音の大きい公共空間等の特定の場所での放送等に用いられる音響装置に適し、スピーカから明瞭性のよい聞き取りやすい音を出力することを可能にする音響調整装置及びそれを用いた音響装置を提供することを目的としている。例えば、高齢者施設等での放送等に用いられる音響装置に適し、高齢者がスピーカから明瞭性のよい聞き取りやすい音を出力することを可能にする音響調整装置及びそれを用いた音響装置を提供することを目的としている。また、暗騒音の大きい場所等での放送等に用いられる音響装置に適し、暗騒音が大きくてもスピーカから明瞭性のよい聞き取りやすい音を出力することを可能にする音響調整装置及びそれを用いた音響装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の第1の音響調整装置は、音声信号を複数の周波数帯域の信号に分割する帯域分割回路と、それぞれ、特定の特性に基づいて各々の周波数帯域に対応して定められる出力目標レベルが設定され、前記帯域分割回路により分割された各々の周波数帯域の信号を入力し、前記各々の周波数帯域の信号の出力レベルが前記出力目標レベルとなるように前記各々の周波数帯域の信号に対して増幅処理を行い出力する複数の増幅回路と、前記複数の増幅回路の出力信号を合成して出力する帯域合成回路とを備えている。
この構成によれば、各周波数帯域の信号の出力レベルが、特定の特性に基づいて設定された出力目標レベルとなるように増幅処理が施される。そして、増幅処理された各周波数帯域の信号が帯域合成回路によって合成される。
また、第2の音響調整装置は、第1の音響調整装置において、前記特定の特性が、前記各々の周波数帯域における音圧レベルに対する所定年齢以上の高齢者に聞こえる音の大きさを示す高齢者の聴感特性である。
また、第3の音響調整装置は、第2の音響調整装置において、前記各々の周波数帯域に対応する前記出力目標レベルが、前記高齢者の聴感特性に基づいて前記高齢者に聞こえる音が同一の特定の大きさとなる音圧レベルに応じた出力レベルであるように、定められている。
この構成によれば、各周波数帯域の信号成分レベルの大小にかかわらず、各増幅回路において、各周波数帯域の信号が、高齢者に聞こえる音が同一の特定の大きさとなる音圧レベルに応じた出力レベル(出力目標レベル)となるように増幅処理されるので、高齢者にとって明瞭に聞き取ることのできる音声の信号となる。
このように、この音響調整装置に入力される音声信号のレベルに、周波数帯域毎のバラツキがあったとしても、増幅処理によって各周波数帯域の信号成分が各出力目標レベルまで増幅され、その後、帯域合成処理を施され、最終的には、高齢者にとって明瞭に聞き取ることのできる音声信号が生成される。
よって、高齢者施設等で使用される音響装置に適用した場合に、高齢者にとって明瞭に聞き取りやすい音声をスピーカから発生させることができる。
また、第4の音響調整装置は、第3の音響調整装置において、前記複数の増幅回路の各々に、前記出力目標レベルが予め設定されている。
また、第5の音響調整装置は、第3の音響調整装置において、前記各々の周波数帯域に対応する複数の前記出力目標レベルからなる出力目標レベル群を予め複数記憶し、各々の前記出力目標レベル群において、異なる前記特定の大きさとなる音圧レベルに応じた出力レベルであるように前記各々の周波数帯域に対応する前記出力目標レベルが定められている、出力目標レベル設定回路と、前記複数の出力目標レベル群の中からいずれか1つの前記出力目標レベル群を指定するための操作を行う操作手段とが設けられ、前記出力目標レベル設定回路は、前記操作手段により指定された前記出力目標レベル群を構成する各々の出力目標レベルを各々の前記増幅回路に設定するように構成されている。
この構成によれば、操作手段の操作によって聴取レベルの調整を行うことができる。従って、この音響調整装置を、例えばイヤホンやヘッドフォンに適用した場合に、好みの聴取レベルに調整を行うことができる。
また、第6の音響調整装置は、第1の音響調整装置において、前記特定の特性は、前記各々の周波数帯域における暗騒音の音圧レベルを示す騒音特性であり、前記各々の周波数帯域に対応する前記出力目標レベルが、前記騒音特性に基づいて、前記各々の周波数帯域における暗騒音の音圧レベルを所定量上回る音圧レベルに応じた出力レベルであるように、定められる。
この構成によれば、各周波数帯域の信号成分レベルの大小にかかわらず、各増幅回路において、各周波数帯域の信号が、暗騒音の音圧レベルを所定量上回る音圧レベルに応じた出力レベル(出力目標レベル)となるように増幅処理されるので、暗騒音が大きくても明瞭に聞き取ることのできる音声の信号となる。
このように、この音響調整装置に入力される音声信号のレベルに、周波数帯域毎のバラツキがあったとしても、増幅処理によって各周波数帯域の信号成分が各出力目標レベルまで増幅され、その後、帯域合成処理を施され、最終的には、暗騒音が大きくても明瞭に聞き取ることのできる音声信号が生成される。
よって、公共空間等での放送に使用される音響装置に適用した場合に、暗騒音が大きくても明瞭に聞き取りやすい音声をスピーカから発生させることができる。
また、第7の音響調整装置は、第6の音響調整装置において、前記騒音特性が予め定められている特性であり、前記複数の増幅回路の各々に、前記出力目標レベルが予め設定されている。
また、第8の音響調整装置は、第6の音響調整装置において、前記騒音特性が予め定められている特性であり、前記各々の周波数帯域に対応する複数の前記出力目標レベルからなる出力目標レベル群を予め複数記憶し、各々の前記出力目標レベル群において、異なる前記所定量上回る音圧レベルに応じた出力レベルであるように前記各々の周波数帯域に対応する前記出力目標レベルが定められている、出力目標レベル設定回路と、前記複数の出力目標レベル群の中からいずれか1つの前記出力目標レベル群を指定するための操作を行う操作手段とが設けられ、前記出力目標レベル設定回路は、前記操作手段により指定された前記出力目標レベル群を構成する各々の出力目標レベルを各々の前記増幅回路に設定するように構成されている。
この構成によれば、操作手段の操作によって聴取レベルの調整を行うことができる。
また、第9の音響調整装置は、第6の音響調整装置において、リアルタイムで前記騒音特性を求める暗騒音検出手段と、暗騒音検出手段により求められる前記騒音特性に基づいて、前記複数の増幅回路の各々の出力レベルが、各々の周波数帯域における暗騒音の音圧レベルを所定量上回る音圧レベルに応じたレベルとなる前記出力目標レベルを求め、求めた前記出力目標レベルを前記増幅回路に設定する出力目標レベル設定回路とが設けられている。
この構成によれば、リアルタイムで求められる騒音特性に基づいて各々の増幅回路の出力目標レベルが随時設定(変更)されることになるので、各々の周波数帯域における実際の暗騒音の音圧レベルの変動に応じた聴取レベルの調整が可能になる。
また、第10の音響装置は、第2〜第5のいずれかの音響調整装置と、前記音響調整装置の前記帯域合成回路の出力信号を増幅して出力する増幅装置と、前記増幅装置の出力信号を拡声音に変換して出力するスピーカとを備えている。
この構成によれば、高齢者にとって明瞭に聞き取りやすい音声をスピーカから発生させることができる。よって、高齢者施設等で使用される音響装置として好適である。
また、第11の音響装置は、第7または第8の音響調整装置と、前記音響調整装置の前記帯域合成回路の出力信号を増幅して出力する増幅装置と、前記増幅装置の出力信号を拡声音に変換して出力するスピーカとを備え、前記音響調整装置における前記騒音特性は、前記スピーカの設置場所において予め測定された特性である。
この構成によれば、暗騒音が大きくても明瞭に聞き取りやすい音声をスピーカから発生させることができる。よって、公共空間等での放送に使用される音響装置として好適である。
また、第12の音響装置は、第9の音響調整装置と、前記音響調整装置の前記帯域合成回路の出力信号を増幅して出力する増幅装置と、前記増幅装置の出力信号を拡声音に変換して出力するスピーカとを備え、前記音響調整装置の暗騒音検出手段は、前記スピーカの設置場所における暗騒音の前記騒音特性を求めるように構成されている。
この構成によれば、暗騒音が大きくても明瞭に聞き取りやすい音声をスピーカから発生させることができる。また、リアルタイムで求められる騒音特性に基づいて各々の増幅回路の出力目標レベルが随時設定(変更)されることになるので、各々の周波数帯域における実際の暗騒音の音圧レベルの変動に応じた聴取レベルの調整が可能になる。よって、公共空間等での放送に使用される音響装置として好適である。
本発明は、以上に説明した構成を有し、例えば、高齢者施設等での放送等に用いられる音響装置に適し、高齢者がスピーカから明瞭性のよい聞き取りやすい音を出力することを可能にする。また、暗騒音の大きい場所等での放送等に用いられる音響装置に適し、暗騒音が大きくてもスピーカから明瞭性のよい聞き取りやすい音を出力することを可能にする。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の音響調整装置を用いた音響装置の一例を示すブロック図である。
この音響装置には、音響調整装置1Aと、その出力端子OUTに接続されたD/A(デジタル/アナログ)変換器2と、D/A変換器2に接続されたパワーアンプ(増幅装置)3と、パワーアンプ3に接続されたスピーカ4とが備えられている。この音響装置は、例えば、老人ホーム等の高齢者施設において館内放送を行うための放送装置に適用することができる。
音響調整装置1Aの入力端子INには、例えばマイクロホンから出力されるアナログ音声信号がA/D変換されたデジタル音声信号、あるいはCDプレーヤ等の記録媒体再生装置から出力されるデジタル音声信号が入力される。
この音響調整装置1Aには、入力端子INから入力されるデジタル音声信号を複数の周波数帯域の信号に分割するための帯域分割回路Fdと、帯域分割回路Fdから入力される各々の信号のレベルを各々の出力目標レベルにして出力する複数のAGC(自動利得制御)増幅回路G1〜Gnと、全てのAGC増幅回路G1〜Gnの出力信号を合成して出力する帯域合成回路Fcと、各々のAGC増幅回路G1〜Gnに対し各々の出力目標レベルを設定する目標レベル設定回路11と、操作部12とが備えられている。この音響調整装置1Aのうち操作部12以外は、例えばDSP(デジタル信号プロセッサ)によって構成され、帯域分割回路Fd、AGC増幅回路G1〜Gn、帯域合成回路Fc及び目標レベル設定回路11は、DSPの処理によって実現される機能ブロックを示したものである。
帯域分割回路Fdは、複数のバンドパスフィルタとして機能し、例えば、離散ウェーブレット変換を用いた帯域分割フィルタバンクにより構成すればよい。また、帯域合成回路Fcは、例えば、離散ウェーブレット逆変換を用いた帯域合成フィルタバンクとして構成すればよい。このような離散ウェーブレット変換及び逆変換を用いたフィルタバンクは、例えば画像信号のサブバンド符号化において用いられて周知である。
帯域分割回路Fdでは、入力されるデジタル音声信号を複数の周波数帯域の信号に分割して取り出し、複数の周波数帯域の信号(サブバンド信号)S1〜Snを生成する。ここで、サブバンド信号S1が最も低い周波数帯域のサブバンド信号であり、S1,S2,・・・,Snの順に高い周波数帯域のサブバンド信号とする。n=9の場合の一例を示せば、サブバンド信号S1は中心周波数が31.5Hzである22.4〜45Hzの周波数帯域の信号であり、サブバンド信号S2は中心周波数が63Hzである45〜90Hzの周波数帯域の信号であり、サブバンド信号S3は中心周波数が125Hzである90〜180Hzの周波数帯域の信号であり、サブバンド信号S4は中心周波数が250Hzである180〜355Hzの周波数帯域の信号であり、サブバンド信号S5は中心周波数が500Hzである355〜710Hzの周波数帯域の信号であり、サブバンド信号S6は中心周波数が1000Hzである710〜1400Hzの周波数帯域の信号であり、サブバンド信号S7は中心周波数が2000Hzである1400〜2800Hzの周波数帯域の信号であり、サブバンド信号S8は中心周波数が4000Hzである2800〜5600Hzの周波数帯域の信号であり、サブバンド信号S9は中心周波数が8000Hzである5600〜11200Hzの周波数帯域の信号である。
目標レベル設定回路11は、AGC増幅回路G1〜Gnに対し、それぞれの出力レベル(出力電圧レベル)の目標となる出力目標レベルを設定するための回路であり、AGC増幅回路G1〜Gnの各々に対応する複数の出力目標レベルからなる出力目標レベル群を、複数記憶している。操作部12は、例えば複数の押しボタンスイッチからなり、それぞれ、複数の出力目標レベル群の各々に対応して設けられている。操作部12の操作(例えば、上記の押しボタンスイッチのいずれか1つが押されること)によって、操作部12から操作された押しボタンスイッチに対応する出力目標レベル群を選択するための選択信号が目標レベル設定回路11へ出力される。目標レベル設定回路11では、操作部12からの選択信号に対応する出力目標レベル群を構成する複数の出力目標レベルの各々を、各々に対応するAGC増幅回路G1〜Gnに設定する。
図2は、高齢者群と若齢者群に対する、125Hz、1000Hz、8000Hzの音についての聴取実験の結果であり、音の大きさのマグニチュード推定値と耳元での音圧レベルとの関係を示した図である。高齢者群は、61歳〜75歳(中央値68歳)の24名の被験者からなり、若齢者群は、20歳代(中央値25歳)の13名の被験者からなる。この図2は、日本音響学会講演論文集「倉片憲治,木塚朝博,久場康良,口ノ町康夫、純音および低域通過雑音に対する高齢者のラウドネス関数の測定、音講論集、1999年秋季、pp.403−404、1999」から転載し、説明のための補助線と(M1)、(M2)、(M3)の記号とを追加したものである。
人間の聴力は加齢にともなって低下し、高齢者の聴感特性は、若齢者(若年健聴者)の聴感特性とは異なる。また、高齢者の聴感特性には、リクルートメント現象(補充現象)と呼ばれる特性を有する場合がある。これは、例えば図2において、高齢者群の8000Hzの特性をみればわかるように、音圧レベルが小さいときは聞こえないが、ある音圧レベルから少し大きくなると急激に大きな音として感じる特性である。
図2に示すように、高齢者群の特性において、例えば、125Hzの音が耳元で45dBの音圧レベルとなり、1000Hzの音が耳元で29dBの音圧レベルとなり、8000Hzの音が耳元で67.5dBの音圧レベルとなるようにすれば、それぞれの周波数の音が同じ大きさ(M1)で聞こえる。同様に、125Hzの音が耳元で55dBの音圧レベルとなり、1000Hzの音が耳元で41dBの音圧レベルとなり、8000Hzの音が耳元で73dBの音圧レベルとなるようにすれば、それぞれの周波数の音が同じ大きさ(M2)で聞こえる。同様に、125Hzの音が耳元で65dBの音圧レベルとなり、1000Hzの音が耳元で52.5dBの音圧レベルとなり、8000Hzの音が耳元で79dBの音圧レベルとなるようにすれば、それぞれの周波数の音が同じ大きさ(M3)で聞こえる。
そこで、本実施の形態では、サブバンド信号S1〜Snのそれぞれの周波数帯域について、スピーカ4から出力される音が所定の聴取エリア内の高齢者にとって同じ大きさで聞こえる音圧レベルに応じたAGC増幅回路G1〜Gnの出力レベルを出力目標レベルに定めて、それらの出力目標レベルを出力目標レベル群とし、このような出力目標レベル群を複数、目標レベル設定回路11に記憶している。
前述の図2の例では、マグニチュード推定値がM1のときのそれぞれの周波数での音圧レベルは、125Hzの音が耳元で45dBであり、1000Hzの音が耳元で29dBであり、8000Hzの音が耳元で67.5dBである。これらのことから、中心周波数が125Hzのサブバンド信号S3の音が聴取エリアにおいて45dBで聞こえるように、AGC増幅回路G3の出力目標レベルを決める。また、中心周波数が1000Hzのサブバンド信号S6の音が聴取エリアにおいて29dBで聞こえるように、AGC増幅回路G6の出力目標レベルを決める。また、中心周波数が8000Hzのサブバンド信号S9の音が聴取エリアにおいて67.5dBで聞こえるように、AGC増幅回路G3の出力目標レベルを決める。
また、他の周波数帯域の中心周波数の音についても同様の聴取実験を行っておき、同様にして、各周波数帯域についてマグニチュード推定値がM1のときの音圧レベルを求め、それぞれの音圧レベルに対応する各AGC増幅回路の出力目標レベルを決める。
以上のようにして、マグニチュード推定値がM1のときについてのAGC増幅回路G1〜Gnの各々の出力目標レベルを決め、それらを1つの出力目標レベル群として目標レベル設定回路11に記憶しておく。
さらに、同様にして、マグニチュード推定値がM2、M3等のときについても、AGC増幅回路G1〜Gnの各々の出力目標レベルを決め、出力目標レベル群としてそれぞれ目標レベル設定回路11に記憶しておく。
以上のようにして目標レベル設定回路11に記憶しておいた複数の出力目標レベル群の中から、操作部12の操作によってある1つの出力目標レベル群が選択されて、それに含まれる各出力目標レベルが対応するAGC増幅回路G1〜Gnに設定される。
以上のように構成された音響装置について、以下にその動作を説明する。
まず、操作部12の操作によって、複数の出力目標レベル群の中から1つの出力目標レベル群が選択されると、目標レベル設定回路11から、選択された出力目標レベル群に含まれる各出力目標レベルが対応するAGC増幅回路G1〜Gnに設定される。
そして、デジタル音声信号が音響調整装置1Aの入力端子INへ入力されると、帯域分割回路Fdでは、前述のように、デジタル音声信号を複数の周波数帯域の信号に分割してサブバンド信号S1〜Snを生成する。
帯域分割回路Fdから出力される各々のサブバンド信号S1〜Snは、それぞれAGC増幅回路G1〜Gnによってそれぞれの出力目標レベルの信号となるように自動利得制御による増幅処理が行われて出力される。すなわち、AGC増幅回路G1〜Gnでは、各々に設定されている出力目標レベルの出力信号が得られるように、各々の入力信号レベルに応じて利得を自動的に調整して増幅処理する。
各々のAGC増幅回路G1〜Gnから出力された信号は、帯域合成回路Fcによって合成されて出力端子OUTから出力される。
音響調整装置1Aの出力端子OUTから出力される音声信号(デジタル信号)は、D/A変換器2によってアナログ音声信号に変換された後、パワーアンプ3によって電力増幅され、スピーカ4から拡声音として出力される。
本実施の形態では、AGC増幅回路G1〜Gnによって各周波数帯域の信号を、それぞれの出力目標レベルの信号となるように増幅される。それぞれの出力目標レベルを、高齢者にとって同じ大きさの音に聞こえるように設定しているので、音響調整装置1Aの出力信号は、高齢者にとって明瞭に聞き取ることのできる音声の信号となる。よって、スピーカ4から再生される音声は、高齢者にとって明瞭に聞き取りやすい音声となる。
また、操作部12によって、AGC増幅回路G1〜Gnに設定する出力目標レベル群を選択することにより、聴取レベルの調整を行うことができる。例えば、図2のマグニチュード推定値がM1の大きさの音に対応する出力目標レベル群を設定するよりも、M2あるいはM3の大きさの音に対応する出力目標レベル群を設定した場合の方が大きな音で聞くことができる。
なお、高齢者の聴覚特性に基づいて各周波数帯域の音が聞こえやすいようにそれぞれの出力目標レベルが設定されていれば、各周波数帯域の音が必ずしも同じ大きさの音として聞こえるように設定されていなくてもよい。
なお、本実施の形態では、AGC増幅回路G1〜Gnに設定する出力目標レベル群を選択できるようにしたが、AGC増幅回路G1〜Gnに予め1つの所定の出力目標レベル群(例えば、図2のマグニチュード推定値がM1、M2、M3のうちのいずれかの大きさの音に対応する出力目標レベル群)が設定されているようにしてもよい。この場合、目標レベル設定回路11及び操作部12は不要である。
また、音響調整装置1Aを老人ホームなどの老人福祉施設等での館内放送を行う音響装置(放送装置)に用いる場合に、図1において、パワーアンプ3の出力がハイインピーダンス伝送路を介してスピーカ4に入力されるようにしてもよい。この場合、パワーアンプ3の出力はハイインピーダンス伝送用(昇圧用)のトランスを介してハイインピーダンス伝送路へ出力され、ハイインピーダンス伝送路からマッチングトランスを介してスピーカ4へ入力されるように構成すればよい。
また、図1の音響装置を、高齢者用のイヤホンやヘッドフォンにも適用することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2の音響調整装置を用いた音響装置の一例を示すブロック図である。
この音響装置には、音響調整装置1Bと、その出力端子OUTに接続されたD/A(デジタル/アナログ)変換器2と、D/A変換器2に接続されたパワーアンプ(増幅装置)3と、パワーアンプ3に接続されたスピーカ4とが備えられている。この音響装置は、例えば、ショッピングセンターなどの公共空間等での放送を行うための放送装置に適用することができる。
音響調整装置1Bは、図1の音響調整装置1Aにおける目標レベル設定回路11及び操作部12に代えて、目標レベル設定回路13及び暗騒音検出手段14を設けており、AGC増幅回路G1〜Gn、帯域分割回路Fd及び帯域合成回路Fcは図1と同様の構成である。この場合も、目標レベル設定回路13はAGC増幅回路G1〜Gn、帯域分割回路Fd及び帯域合成回路Fcとともに、例えばDSPにて構成される。
暗騒音検出手段14は、周波数分析器を内蔵している公知の騒音計に備えられている機能によって実現できるものであり、スピーカ4の設置場所における暗騒音をリアルタイムで測定し、その測定結果の周波数分析を行うように構成されており、周波数分析した結果(例えば図4の暗騒音の周波数特性線N1を示すデータ)を目標レベル設定回路13へ出力する。
図4は、暗騒音の周波数分析結果等の一例を示す図である。図4において、N1は、暗騒音検出手段14による暗騒音の周波数分析結果を示す暗騒音の周波数特性線であり、各周波数帯域において暗騒音の音圧レベルを示す。また、N2は、後述の目標レベル設定回路13により算出される各周波数帯域において暗騒音より所定レベル(α)大きい音圧レベルを示す所望出力の周波数特性線である。また、図4において、数字で明記した横軸の周波数は、各周波数帯域の中心周波数であり、これらの中心周波数が各周波数帯域を代表して示している。
ここで、暗騒音検出手段14では、帯域分割回路Fdから出力されるサブバンド信号S1〜Snの各周波数帯域に対応して、それらと同じ各周波数帯域についての暗騒音の音圧レベル(暗騒音の周波数特性線N1を示すデータ、すなわち暗騒音の周波数分析結果)を求めて、目標レベル設定回路13へ出力する。
目標レベル設定回路13では、暗騒音検出手段14による暗騒音の周波数分析結果に基づいて、AGC増幅回路G1〜Gnのそれぞれの出力レベルの目標となる出力目標レベルを算出し、算出した出力目標レベルをAGC増幅回路G1〜Gnに設定する。すなわち、暗騒音の周波数特性線N1を示すデータに基づいて、各周波数帯域において、暗騒音より所定レベルα(例えば10dB)大きい音圧レベル(図4の所望出力の周波数特性線N2を示すデータ)を算出し、その音圧レベルに応じたAGC増幅回路(G1〜Gn)の出力レベルを求め、それを出力目標レベルとしてAGC増幅回路(G1〜Gn)に設定する。
このように、AGC増幅回路G1〜Gnのそれぞれの出力目標レベルを、各周波数帯域の暗騒音より大きい音になるようにしているので、音響調整装置1の出力信号は、暗騒音に埋もれることなく明瞭に聞き取ることのできる音声の信号となる。
よって、スピーカ4から再生される音声は、暗騒音が大きくても人間が聞き取りやすい明瞭な音声となる。
また、本実施の形態において、各周波数帯域において、暗騒音より所定レベル(α)大きい音圧レベルを算出し、その音圧レベルに応じた出力目標レベルを求めるようにしているが、ここで、所定レベル(α)を調整可能なように構成していてもよい。例えば、目標レベル設定回路13に接続される操作部(例えば、スライド式ボリューム等)を設けて、その操作部の操作によって、所定レベル(α)の値を調整できるように構成すればよい。
なお、本実施の形態では、AGC増幅回路G1〜Gnのそれぞれの出力レベルの目標となる出力目標レベルを、リアルタイムで測定した暗騒音の各周波数帯域におけるレベルに基づいて、設定するようにしたが、予め所定の騒音特性に基づいて各周波数帯域の出力目標レベルを求めておき、AGC増幅回路G1〜Gnの各々に予め1つの所定の出力目標レベルが設定されているようにしてもよい。この場合、目標レベル設定回路13及び暗騒音検出手段14は不要である。また、上記の所定の騒音特性には、スピーカ4の設置場所において予め測定された特性を用いることもできるし、規定の騒音特性(例えば、ホス(Hoth)雑音の周波数特性)を用いることもできる。
また、目標レベル設定回路13及び暗騒音検出手段14に代えて、図1のように、目標レベル設定回路11及び操作部12を設け、目標レベル設定回路11に所定の騒音特性に対応する複数の出力目標レベル群を記憶しておいて、操作部12の操作によって選択される出力目標レベル群をAGC増幅回路G1〜Gnに設定するようにしてもよい。例えば、各周波数特性において所定の騒音特性より10dB大きい音圧レベルに応じたAGC増幅回路G1〜Gnの出力目標レベル群と、各周波数特性において所定の騒音特性より15dB大きい音圧レベルに応じたAGC増幅回路G1〜Gnの出力目標レベル群とを、目標レベル設定回路11に記憶しておいて操作部12の操作によって選択されるようにしてもよい。
本発明に係る音響調整装置及びそれを用いた音響装置は、老人ホーム等の高齢者施設あるいは暗騒音の大きい公共空間等での放送に用いられる音響装置等に使用される装置として有用である。
本発明の実施の形態1の音響調整装置を用いた音響装置の一例を示すブロック図である。 高齢者群と若齢者群に対して行った、125Hz、1000Hz、8000Hzの音についての聴取実験の結果を示す図である。 本発明の実施の形態2の音響調整装置を用いた音響装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における暗騒音の周波数分析結果等の一例を示す図である。
符号の説明
1A,1B 音響調整装置
2 D/A変換器
3 パワーアンプ
4 スピーカ
11 目標レベル設定回路
12 操作部
13 目標レベル設定回路
14 暗騒音検出手段
Fd 帯域分割回路
G1〜Gn AGC(自動利得制御)増幅回路
Fc 帯域合成回路

Claims (12)

  1. 音声信号を複数の周波数帯域の信号に分割する帯域分割回路と、
    それぞれ、特定の特性に基づいて各々の周波数帯域に対応して定められる出力目標レベルが設定され、前記帯域分割回路により分割された各々の周波数帯域の信号を入力し、前記各々の周波数帯域の信号の出力レベルが前記出力目標レベルとなるように前記各々の周波数帯域の信号に対して増幅処理を行い出力する複数の増幅回路と、
    前記複数の増幅回路の出力信号を合成して出力する帯域合成回路とを備えた音響調整装置。
  2. 前記特定の特性が、前記各々の周波数帯域における音圧レベルに対する所定年齢以上の高齢者に聞こえる音の大きさを示す高齢者の聴感特性である請求項1に記載の音響調整装置。
  3. 前記各々の周波数帯域に対応する前記出力目標レベルが、前記高齢者の聴感特性に基づいて前記高齢者に聞こえる音が同一の特定の大きさとなる音圧レベルに応じた出力レベルであるように、定められている請求項2に記載の音響調整装置。
  4. 前記複数の増幅回路の各々に、前記出力目標レベルが予め設定されている請求項3に記載の音響調整装置。
  5. 前記各々の周波数帯域に対応する複数の前記出力目標レベルからなる出力目標レベル群を予め複数記憶し、各々の前記出力目標レベル群において、異なる前記特定の大きさとなる音圧レベルに応じた出力レベルであるように前記各々の周波数帯域に対応する前記出力目標レベルが定められている、出力目標レベル設定回路と、
    前記複数の出力目標レベル群の中からいずれか1つの前記出力目標レベル群を指定するための操作を行う操作手段とが設けられ、
    前記出力目標レベル設定回路は、前記操作手段により指定された前記出力目標レベル群を構成する各々の出力目標レベルを各々の前記増幅回路に設定するように構成された請求項3に記載の音響調整装置。
  6. 前記特定の特性は、前記各々の周波数帯域における暗騒音の音圧レベルを示す騒音特性であり、
    前記各々の周波数帯域に対応する前記出力目標レベルが、前記騒音特性に基づいて、前記各々の周波数帯域における暗騒音の音圧レベルを所定量上回る音圧レベルに応じた出力レベルであるように、定められる請求項1に記載の音響調整装置。
  7. 前記騒音特性が予め定められている特性であり、
    前記複数の増幅回路の各々に、前記出力目標レベルが予め設定されている請求項6に記載の音響調整装置。
  8. 前記騒音特性が予め定められている特性であり、
    前記各々の周波数帯域に対応する複数の前記出力目標レベルからなる出力目標レベル群を予め複数記憶し、各々の前記出力目標レベル群において、異なる前記所定量上回る音圧レベルに応じた出力レベルであるように前記各々の周波数帯域に対応する前記出力目標レベルが定められている、出力目標レベル設定回路と、
    前記複数の出力目標レベル群の中からいずれか1つの前記出力目標レベル群を指定するための操作を行う操作手段とが設けられ、
    前記出力目標レベル設定回路は、前記操作手段により指定された前記出力目標レベル群を構成する各々の出力目標レベルを各々の前記増幅回路に設定するように構成された請求項6に記載の音響調整装置。
  9. リアルタイムで前記騒音特性を求める暗騒音検出手段と、
    暗騒音検出手段により求められる前記騒音特性に基づいて、前記複数の増幅回路の各々の出力レベルが、各々の周波数帯域における暗騒音の音圧レベルを所定量上回る音圧レベルに応じたレベルとなる前記出力目標レベルを求め、求めた前記出力目標レベルを前記増幅回路に設定する出力目標レベル設定回路とが設けられた請求項6に記載の音響調整装置。
  10. 請求項2〜5のいずれかに記載の音響調整装置と、
    前記音響調整装置の前記帯域合成回路の出力信号を増幅して出力する増幅装置と、
    前記増幅装置の出力信号を拡声音に変換して出力するスピーカとを備えた音響装置。
  11. 請求項7または8に記載の音響調整装置と、
    前記音響調整装置の前記帯域合成回路の出力信号を増幅して出力する増幅装置と、
    前記増幅装置の出力信号を拡声音に変換して出力するスピーカとを備え、
    前記音響調整装置における前記騒音特性は、前記スピーカの設置場所において予め測定された特性である音響装置。
  12. 請求項9に記載の音響調整装置と、
    前記音響調整装置の前記帯域合成回路の出力信号を増幅して出力する増幅装置と、
    前記増幅装置の出力信号を拡声音に変換して出力するスピーカとを備え、
    前記音響調整装置の暗騒音検出手段は、前記スピーカの設置場所における暗騒音の前記騒音特性を求めるように構成された音響装置。
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