JP2903665B2 - 補聴器調整装置 - Google Patents
補聴器調整装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は補聴器調整装置に関するものである。
従来の技術 従来の補聴器調整装置としては、例えば米国特許第47
31850号に示されている。
31850号に示されている。
第8図はこの従来の補聴器調整装置の構成図を示すも
のであり、10は補聴器調整装置、20は補聴器調整装置に
よって調整される補聴器、30は補聴器20を使用する補聴
器使用者である。40は補聴器調整装置内にある聴力測定
手段であり、50は補聴器調整手段である。60は純音、帯
域雑音等の試験信号を発生させる試験信号源である。70
は使用者反応検出手段、80は聴力データ決定手段、90は
利得特性調整手段である。
のであり、10は補聴器調整装置、20は補聴器調整装置に
よって調整される補聴器、30は補聴器20を使用する補聴
器使用者である。40は補聴器調整装置内にある聴力測定
手段であり、50は補聴器調整手段である。60は純音、帯
域雑音等の試験信号を発生させる試験信号源である。70
は使用者反応検出手段、80は聴力データ決定手段、90は
利得特性調整手段である。
以上のように構成された従来の補聴器調整装置の動作
を説明する。まず聴力測定手段40を用いて補聴器使用者
の残存聴力を測定する。具体的には、補聴器20の利得の
周波数特性を平坦にし、利得を一定にした後、試験信号
源60の出力信号のレベルと周波数を変化させながら補聴
器20に入力する。補聴器20の出力信号を補聴器使用者30
に補聴器装用状態で聞かせ補聴器使用者が感じたその試
験信号音の主観的なレベルの大きさを使用者反応検出手
段70により検出する。使用者反応検出手段70は、音の大
きさを、(1)聞こえない、(2)小さく聞こえる、
(3)ちょうど良い大きさ、(4)少し大きい、(5)
不快はほど大きい、の5段階に分けてその反応を補聴器
使用者に押しボタン等で応えさせるものである。聴力デ
ータ決定手段80は、試験信号源の周波数、信号レベル、
使用者の反応を基に、使用者の各周波数における最小可
聴値、MCL(最適聴取レベル)、UCL(不快閾値)等を決
定する。利得調整手段90は決定された最長可聴値、MCL
(最適聴取レベル)、UCL(不快閾値)等をもとに補聴
器の利得の周波数特性を決定し補聴器をその周波数特性
にもっとも近い特性になるように調整する。
を説明する。まず聴力測定手段40を用いて補聴器使用者
の残存聴力を測定する。具体的には、補聴器20の利得の
周波数特性を平坦にし、利得を一定にした後、試験信号
源60の出力信号のレベルと周波数を変化させながら補聴
器20に入力する。補聴器20の出力信号を補聴器使用者30
に補聴器装用状態で聞かせ補聴器使用者が感じたその試
験信号音の主観的なレベルの大きさを使用者反応検出手
段70により検出する。使用者反応検出手段70は、音の大
きさを、(1)聞こえない、(2)小さく聞こえる、
(3)ちょうど良い大きさ、(4)少し大きい、(5)
不快はほど大きい、の5段階に分けてその反応を補聴器
使用者に押しボタン等で応えさせるものである。聴力デ
ータ決定手段80は、試験信号源の周波数、信号レベル、
使用者の反応を基に、使用者の各周波数における最小可
聴値、MCL(最適聴取レベル)、UCL(不快閾値)等を決
定する。利得調整手段90は決定された最長可聴値、MCL
(最適聴取レベル)、UCL(不快閾値)等をもとに補聴
器の利得の周波数特性を決定し補聴器をその周波数特性
にもっとも近い特性になるように調整する。
また、別の従来の補聴器調整装置としては、例えば特
開昭55−52699号公報に示されているものがある。
開昭55−52699号公報に示されているものがある。
第9図はこの従来の補聴器調整装置の試験信号源の構
成図を示すものであり、110は白色雑音源、120は可変帯
域フィルタ、130は利得可変増幅器、140は加算器であ
る。
成図を示すものであり、110は白色雑音源、120は可変帯
域フィルタ、130は利得可変増幅器、140は加算器であ
る。
この様な補聴器調整装置の試験信号源において、白色
雑音源110で発生した広帯域な白色雑音は可変帯域フィ
ルタ120によって特定の周波数成分のみの帯域制限雑音
となり、利得可変増幅器で適当なレベルに増幅されたの
ち加算器140において白色雑音と加算される。加算器140
の出力信号を補聴器20に試験信号として入力する。加算
器140の出力信号中の帯域制限雑音は補聴器の聞こえを
試すための試験信号として機能する。また加算器140の
出力信号中の広帯域な白色雑音は周囲の環境雑音をマス
キングする。この様にして、環境雑音によるマスキング
効果による聴力データの測定値のバラツキを防止してい
た。
雑音源110で発生した広帯域な白色雑音は可変帯域フィ
ルタ120によって特定の周波数成分のみの帯域制限雑音
となり、利得可変増幅器で適当なレベルに増幅されたの
ち加算器140において白色雑音と加算される。加算器140
の出力信号を補聴器20に試験信号として入力する。加算
器140の出力信号中の帯域制限雑音は補聴器の聞こえを
試すための試験信号として機能する。また加算器140の
出力信号中の広帯域な白色雑音は周囲の環境雑音をマス
キングする。この様にして、環境雑音によるマスキング
効果による聴力データの測定値のバラツキを防止してい
た。
また、従来の補聴器調整装置の調整結果表示装置とし
ては、例えば特開昭59−63899号公報に示されているも
のがある。
ては、例えば特開昭59−63899号公報に示されているも
のがある。
第10図はこの従来の補聴器調整装置の調整結果表示装
置の構成図を示すものである。210は出力電力データ出
力手段、220は聴力データ出力手段、230は2次元表示の
ためのデータ変換装置、240は画像表示装置である。
置の構成図を示すものである。210は出力電力データ出
力手段、220は聴力データ出力手段、230は2次元表示の
ためのデータ変換装置、240は画像表示装置である。
出力電力データ出力手段210は補聴器の音声信号を入
力したときの各周波数における出力電力Pout(f)をデ
ータとして出力する。聴力データ出力手段220は第N図
の聴力データ決定手段80等で測定されたUCL、MCL等の聴
力データを出力する。データ変換装置230は表示装置240
で第11図に示したようなグラフとして表示できるように
するため、2次元表示のためのデータ変換を行う。
力したときの各周波数における出力電力Pout(f)をデ
ータとして出力する。聴力データ出力手段220は第N図
の聴力データ決定手段80等で測定されたUCL、MCL等の聴
力データを出力する。データ変換装置230は表示装置240
で第11図に示したようなグラフとして表示できるように
するため、2次元表示のためのデータ変換を行う。
発明が解決しようとする課題 しかしながら前記のような構成では、第8図の補聴器
調整装置において、補聴器の利得の周波数特性を決定す
るだけで、補聴器の振幅圧縮特性については、補聴器使
用者の残存聴力(ダイナミックレンジの広さや可聴周波
数範囲)に応じた調整を行っていないという問題点を有
していた。また、各周波数での聴力を個別に測定してか
ら、補聴器の利得の周波数特性を決定していているた
め、実際に環境雑音があるような場合の環境雑音による
マスキング効果や環境雑音による主観的なうるささは補
聴器の調整に考慮することができない。そのため、環境
雑音下では調整された補聴器がうるさくて使用できない
等の問題点を有していた。また、補聴器の振幅圧縮を複
数の帯域に分けて行う場合にも、どの様に帯域を分割
し、どれだけの数の帯域に分割して振幅の圧縮を行った
ら良いかを提示するような補聴器調整装置は無かった。
調整装置において、補聴器の利得の周波数特性を決定す
るだけで、補聴器の振幅圧縮特性については、補聴器使
用者の残存聴力(ダイナミックレンジの広さや可聴周波
数範囲)に応じた調整を行っていないという問題点を有
していた。また、各周波数での聴力を個別に測定してか
ら、補聴器の利得の周波数特性を決定していているた
め、実際に環境雑音があるような場合の環境雑音による
マスキング効果や環境雑音による主観的なうるささは補
聴器の調整に考慮することができない。そのため、環境
雑音下では調整された補聴器がうるさくて使用できない
等の問題点を有していた。また、補聴器の振幅圧縮を複
数の帯域に分けて行う場合にも、どの様に帯域を分割
し、どれだけの数の帯域に分割して振幅の圧縮を行った
ら良いかを提示するような補聴器調整装置は無かった。
雑音によるマスキングを考慮するために、第9図の様
に白色雑音源110の出力信号を試験信号に付加しても、
白色雑音は環境雑音と全く異なったスペクトラムをして
おり、環境雑音によるマスキング効果や環境雑音による
主観的なうるささを考慮した補聴器の調整ができないと
いう問題点を有していた。。
に白色雑音源110の出力信号を試験信号に付加しても、
白色雑音は環境雑音と全く異なったスペクトラムをして
おり、環境雑音によるマスキング効果や環境雑音による
主観的なうるささを考慮した補聴器の調整ができないと
いう問題点を有していた。。
更に、第10図の様な補聴器調整装置の表示装置では、
補聴器の出力電力を周波数だけの関数として表示してい
る。そのため、補聴器の振幅圧縮特性が患者の残存聴力
に適応しているかどうかを画像表示により判別できない
という問題点を有していた。
補聴器の出力電力を周波数だけの関数として表示してい
る。そのため、補聴器の振幅圧縮特性が患者の残存聴力
に適応しているかどうかを画像表示により判別できない
という問題点を有していた。
本発明はかかる点に鑑み、補聴器使用者の残存聴力
(ダイナミックレンジの広さや可聴周波数範囲)に応じ
て補聴器の振幅圧縮特性も調整を行う補聴器調整装置を
提供することを目的とする。
(ダイナミックレンジの広さや可聴周波数範囲)に応じ
て補聴器の振幅圧縮特性も調整を行う補聴器調整装置を
提供することを目的とする。
本発明はまた、補聴器の振幅圧縮を複数の帯域に分け
て行う場合に、どの様に帯域を分割し、どれだけの数の
帯域に分割して振幅の圧縮を行ったら良いかを提示する
ような補聴器調整装置を提供することを目的とする。
て行う場合に、どの様に帯域を分割し、どれだけの数の
帯域に分割して振幅の圧縮を行ったら良いかを提示する
ような補聴器調整装置を提供することを目的とする。
本発明はさらに、実際に環境雑音があるような場合の
環境雑音によるマスキング効果や環境雑音による主観的
なうるささは補聴器の調整に考慮することができる補聴
器調整装置を提供することを目的とする。
環境雑音によるマスキング効果や環境雑音による主観的
なうるささは補聴器の調整に考慮することができる補聴
器調整装置を提供することを目的とする。
本発明はさらに、補聴器の振幅圧縮特性が患者の残存
聴力に適応しているかどうか画像表示により判別できる
補聴器調整装置を提供することを目的とする。
聴力に適応しているかどうか画像表示により判別できる
補聴器調整装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の補聴器調整装置は、補聴器の使用者に補聴器
を装用させた状態で各周波数帯域で音声の下限レベル及
び上限レベルに相当する純音または狭帯域雑音からなる
試験信号を音響的または電気的に補聴器に入力する手段
と、補聴器使用者の反応を確認する手段と、各周波数帯
域で音声の下限レベルの前記試験信号を与えたときの補
聴器使用者の反応を前記補聴器使用者の反応を確認する
手段で確認し試験信号音が補聴器の使用者に快適に聞こ
える最小限の補聴器利得の周波数に関する関数G1(f)
を求める手段と、各周波数帯域で音声の上限レベルの試
験信号を与えたときの補聴器使用者の反応を前記補聴器
使用者の反応を確認する手段で確認し前記試験信号音が
補聴器の使用者に快適に聞こえる最大限の補聴器利得の
周波数に関する関数G2(f)を求める手段と、εを正の
数とした場合にある周波数範囲内で |G1−G2|<εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としかつ
補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に設定する利得特性調整手段と、 G1−G2<−εの時には、補聴器の振幅圧縮を不要とし
かつ補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に仮に設定する利得調整手段と各周波数
帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試験
信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験信
号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく聞けるど
うかを確認し、ある周波数帯域での音声の下限レベルの
試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはその周波数帯
域での補聴器の利得G(f)が上がるように補聴器の利
得の周波数特性を調整し、ある周波数帯域での音声の上
限レベルの試験信号が大きすぎて不快な場合にはその周
波数帯域での補聴器の利得G(f)が下がるように補聴
器の利得の周波数特性を調整する利得特性微調整手段
と、 G1−G2>εの時には補聴器の振幅圧縮を必要とし基準
周波数をFとした場合に補聴器の利得の周波数特性G
(f)をG1(f)とG2(f)の間の値に仮に設定する利
得調整手段と、振幅圧縮特性を基準周波数Fでの下限レ
ベルに相当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG1
(F)、基準周波数Fでの上限レベルに相当するレベル
の試験信号には補聴器の利得がG2(F)となるように補
聴器の振幅圧縮装置を調整する圧縮特性調整手段とを備
えたものである。
を装用させた状態で各周波数帯域で音声の下限レベル及
び上限レベルに相当する純音または狭帯域雑音からなる
試験信号を音響的または電気的に補聴器に入力する手段
と、補聴器使用者の反応を確認する手段と、各周波数帯
域で音声の下限レベルの前記試験信号を与えたときの補
聴器使用者の反応を前記補聴器使用者の反応を確認する
手段で確認し試験信号音が補聴器の使用者に快適に聞こ
える最小限の補聴器利得の周波数に関する関数G1(f)
を求める手段と、各周波数帯域で音声の上限レベルの試
験信号を与えたときの補聴器使用者の反応を前記補聴器
使用者の反応を確認する手段で確認し前記試験信号音が
補聴器の使用者に快適に聞こえる最大限の補聴器利得の
周波数に関する関数G2(f)を求める手段と、εを正の
数とした場合にある周波数範囲内で |G1−G2|<εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としかつ
補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に設定する利得特性調整手段と、 G1−G2<−εの時には、補聴器の振幅圧縮を不要とし
かつ補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に仮に設定する利得調整手段と各周波数
帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試験
信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験信
号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく聞けるど
うかを確認し、ある周波数帯域での音声の下限レベルの
試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはその周波数帯
域での補聴器の利得G(f)が上がるように補聴器の利
得の周波数特性を調整し、ある周波数帯域での音声の上
限レベルの試験信号が大きすぎて不快な場合にはその周
波数帯域での補聴器の利得G(f)が下がるように補聴
器の利得の周波数特性を調整する利得特性微調整手段
と、 G1−G2>εの時には補聴器の振幅圧縮を必要とし基準
周波数をFとした場合に補聴器の利得の周波数特性G
(f)をG1(f)とG2(f)の間の値に仮に設定する利
得調整手段と、振幅圧縮特性を基準周波数Fでの下限レ
ベルに相当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG1
(F)、基準周波数Fでの上限レベルに相当するレベル
の試験信号には補聴器の利得がG2(F)となるように補
聴器の振幅圧縮装置を調整する圧縮特性調整手段とを備
えたものである。
本発明の補聴器調整装置はまた、補聴器の使用者に補
聴器を装用させた状態で各周波数帯域で音声の下限レベ
ル及び上限レベルに相当する純音または帯域雑音からな
る試験信号を音響的または電気的に補聴器に入力する手
段と、補聴器使用者の反応を確認する手段と、各周波数
帯域で音声の下限レベルの前記試験信号を与えたときの
補聴器使用者の反応を前記補聴器使用者の反応を確認す
る手段で確認し試験信号音が補聴器の使用者に快適に聞
こえる最小限の補聴器利得の周波数に関する関数G1
(f)を求める手段と、各周波数帯域で音声の上限レベ
ルの前記試験信号を与えたときの補聴器使用者の反応を
前記補聴器使用者の反応を確認する手段で確認し試験信
号音が補聴器の使用者に快適に聞こえる最大限の補聴器
利得の周波数に関する関数G2(f)を求める手段と、ε
を正の数とした場合にある周波数範囲内で |G1−G2|<εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としかつ
補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に設定する利得特性調整手段と、 G1−G2<−εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としか
つ補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に仮に設定する利得調整手段と、各周波
数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試
験信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験
信号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく聞ける
かどうかを確認し、ある周波数帯域での音声の下限レベ
ルの試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはその周波
数帯域での補聴器の利得G(f)が上がるように補聴器
の利得の周波数特性を調整し、ある周波数帯域での音声
の上限レベルの試験信号が大きすぎて不快な場合にはそ
の周波数帯域での補聴器の利得G(f)が下がるように
補聴器の利得の周波数特性を調整する利得特性微調整手
段と、 G1−G2>εの時には、異なった3つ以上の周波数f1、
f2、…、fi,…、fNで区切られた2つ以上の帯域におい
て、それぞれの周波数でδG(fi)=G1(fi)−G2(f
i)を求める手段と、各帯域の両端の周波数のfi、fi−
1でδG(fi)−δ(fi−1)をもとめる手段と、この
値が閾値を越えるまで隣あった帯域を統合し最終的に残
った帯域の両端の周波数で補聴器の振幅圧縮の帯域分割
を決定する手段と、各帯域において、各帯域内のある周
波数Fiとする場合に、帯域内の補聴器の利得の周波数特
性G(f)を音声信号の中間レベルに対してG1(f)と
G2(f)の間の値に設定し、振幅圧縮特性を基準周波数
Fでの下限レベルに相当するレベルの試験信号には補聴
器の利得がG1(Fi)、基準周波数Fでの上限レベルに相
当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG2(Fi)と
なるように補聴器を調整する手段を備えたものである。
聴器を装用させた状態で各周波数帯域で音声の下限レベ
ル及び上限レベルに相当する純音または帯域雑音からな
る試験信号を音響的または電気的に補聴器に入力する手
段と、補聴器使用者の反応を確認する手段と、各周波数
帯域で音声の下限レベルの前記試験信号を与えたときの
補聴器使用者の反応を前記補聴器使用者の反応を確認す
る手段で確認し試験信号音が補聴器の使用者に快適に聞
こえる最小限の補聴器利得の周波数に関する関数G1
(f)を求める手段と、各周波数帯域で音声の上限レベ
ルの前記試験信号を与えたときの補聴器使用者の反応を
前記補聴器使用者の反応を確認する手段で確認し試験信
号音が補聴器の使用者に快適に聞こえる最大限の補聴器
利得の周波数に関する関数G2(f)を求める手段と、ε
を正の数とした場合にある周波数範囲内で |G1−G2|<εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としかつ
補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に設定する利得特性調整手段と、 G1−G2<−εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としか
つ補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に仮に設定する利得調整手段と、各周波
数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試
験信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験
信号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく聞ける
かどうかを確認し、ある周波数帯域での音声の下限レベ
ルの試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはその周波
数帯域での補聴器の利得G(f)が上がるように補聴器
の利得の周波数特性を調整し、ある周波数帯域での音声
の上限レベルの試験信号が大きすぎて不快な場合にはそ
の周波数帯域での補聴器の利得G(f)が下がるように
補聴器の利得の周波数特性を調整する利得特性微調整手
段と、 G1−G2>εの時には、異なった3つ以上の周波数f1、
f2、…、fi,…、fNで区切られた2つ以上の帯域におい
て、それぞれの周波数でδG(fi)=G1(fi)−G2(f
i)を求める手段と、各帯域の両端の周波数のfi、fi−
1でδG(fi)−δ(fi−1)をもとめる手段と、この
値が閾値を越えるまで隣あった帯域を統合し最終的に残
った帯域の両端の周波数で補聴器の振幅圧縮の帯域分割
を決定する手段と、各帯域において、各帯域内のある周
波数Fiとする場合に、帯域内の補聴器の利得の周波数特
性G(f)を音声信号の中間レベルに対してG1(f)と
G2(f)の間の値に設定し、振幅圧縮特性を基準周波数
Fでの下限レベルに相当するレベルの試験信号には補聴
器の利得がG1(Fi)、基準周波数Fでの上限レベルに相
当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG2(Fi)と
なるように補聴器を調整する手段を備えたものである。
本発明の補聴器調整装置はさらに、交通雑音、パーテ
ィー雑音、会議における雑音等の背景雑音を発生させる
雑音源と、聴力測定用または補聴器調整用の純音または
帯域雑音を発生させる試験信号源と、試験信号源の出力
信号に雑音源の出力信号を実際の各環境の試験信号対雑
音比と等しくなるように加算する加算器とからなる信号
源を備えたものである。
ィー雑音、会議における雑音等の背景雑音を発生させる
雑音源と、聴力測定用または補聴器調整用の純音または
帯域雑音を発生させる試験信号源と、試験信号源の出力
信号に雑音源の出力信号を実際の各環境の試験信号対雑
音比と等しくなるように加算する加算器とからなる信号
源を備えたものである。
本発明の補聴器調整装置はさらに、補聴器の使用者に
補聴器を装用させた状態で各周波数帯域で音声の下限レ
ベル及び上限レベルに相当するレベルの純音または帯域
雑音と交通雑音、パーティー雑音、会議における雑音等
の環境雑音を加え合わせて補聴器に入力する手段と、補
聴器使用者の反応を確認する手段と、各周波数帯域で音
声の下限レベルに相当するレベルの純音または帯域雑音
と前記環境雑音を加え合わせて補聴器に入力したときの
補聴器使用者の反応を前記補聴器使用者の反応を確認す
る手段で確認し前記純音または前記帯域雑音が補聴器の
使用者に快適に聞こえる最小限の補聴器利得G1(f)を
補聴器の利得の周波数特性を変化させることにより求め
る手段と、各周波数帯域で音声の上限レベルに相当する
レベルの純音または帯域雑音と前記背景雑音を加え合わ
せて補聴器に入力したときの補聴器使用者の反応を前記
補聴器使用者の反応を確認する手段で確認し前記純音ま
たは前記帯域雑音が補聴器の使用者に快適に聞こえる最
大限の補聴器利得のG2(f)を補聴器の利得の周波数特
性を変化させることにより求める求める手段と、εを正
の数とした場合にある周波数範囲内で |G1−G2|<εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としかつ
補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に設定する利得性調整手段と、 G1−G2<−εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としか
つ補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に仮に設定する利得調整手段と、各周波
数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試
験信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験
信号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく聞ける
かどうかを確認し、ある周波数帯域での音声の下限レベ
ルの試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはその周波
数帯域での補聴器の利得G(f)が上がるように補聴器
の利得の周波数特性を調整し、ある周波数帯域での音声
の上限レベルの試験信号が大きすぎて不快な場合にはそ
の周波数帯域での補聴器の利得G(f)が下がるように
補聴器の利得の周波数特性を調整する利得特性微調整手
段と、 G1−G2>εの時には補聴器の振幅圧縮を必要とし基準
周波数をFとした場合に補聴器の利得の周波数特性G
(f)をG1(f)とG2(f)の間の値に仮に設定する利
得調整手段と、振幅圧縮特性を基準周波数Fでの下限レ
ベルに相当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG1
(F)、基準周波数Fでの上限レベルに相当するレベル
の試験信号には補聴器の利得がG2(F)となるように補
聴器の振幅圧縮装置を調整する圧縮特性調整手段とを備
えたものである。
補聴器を装用させた状態で各周波数帯域で音声の下限レ
ベル及び上限レベルに相当するレベルの純音または帯域
雑音と交通雑音、パーティー雑音、会議における雑音等
の環境雑音を加え合わせて補聴器に入力する手段と、補
聴器使用者の反応を確認する手段と、各周波数帯域で音
声の下限レベルに相当するレベルの純音または帯域雑音
と前記環境雑音を加え合わせて補聴器に入力したときの
補聴器使用者の反応を前記補聴器使用者の反応を確認す
る手段で確認し前記純音または前記帯域雑音が補聴器の
使用者に快適に聞こえる最小限の補聴器利得G1(f)を
補聴器の利得の周波数特性を変化させることにより求め
る手段と、各周波数帯域で音声の上限レベルに相当する
レベルの純音または帯域雑音と前記背景雑音を加え合わ
せて補聴器に入力したときの補聴器使用者の反応を前記
補聴器使用者の反応を確認する手段で確認し前記純音ま
たは前記帯域雑音が補聴器の使用者に快適に聞こえる最
大限の補聴器利得のG2(f)を補聴器の利得の周波数特
性を変化させることにより求める求める手段と、εを正
の数とした場合にある周波数範囲内で |G1−G2|<εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としかつ
補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に設定する利得性調整手段と、 G1−G2<−εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としか
つ補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に仮に設定する利得調整手段と、各周波
数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試
験信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験
信号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく聞ける
かどうかを確認し、ある周波数帯域での音声の下限レベ
ルの試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはその周波
数帯域での補聴器の利得G(f)が上がるように補聴器
の利得の周波数特性を調整し、ある周波数帯域での音声
の上限レベルの試験信号が大きすぎて不快な場合にはそ
の周波数帯域での補聴器の利得G(f)が下がるように
補聴器の利得の周波数特性を調整する利得特性微調整手
段と、 G1−G2>εの時には補聴器の振幅圧縮を必要とし基準
周波数をFとした場合に補聴器の利得の周波数特性G
(f)をG1(f)とG2(f)の間の値に仮に設定する利
得調整手段と、振幅圧縮特性を基準周波数Fでの下限レ
ベルに相当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG1
(F)、基準周波数Fでの上限レベルに相当するレベル
の試験信号には補聴器の利得がG2(F)となるように補
聴器の振幅圧縮装置を調整する圧縮特性調整手段とを備
えたものである。
本発明の補聴器調整装置はさらに、画像表示装置と、
入力試験信号レベル、周波数、利得または出力レベルを
各軸に取り、補聴器の入力信号の周波数、入力信号レベ
ル、最適利得または最適出力電力からなる理想特性とを
実際に調整した補聴器の特性をそれぞれ前記3軸座標に
よる3次元表示する手段とを備えたものである。
入力試験信号レベル、周波数、利得または出力レベルを
各軸に取り、補聴器の入力信号の周波数、入力信号レベ
ル、最適利得または最適出力電力からなる理想特性とを
実際に調整した補聴器の特性をそれぞれ前記3軸座標に
よる3次元表示する手段とを備えたものである。
作用 本発明は前記した構成により、まず、補聴器の使用者
に補聴器を装用させた状態で各周波数帯域で音声の下限
レベルに相当する試験信号を補聴器に入力し、補聴器使
用者の反応を確認しながら補聴器の各周波数における試
験信号音が補聴器の使用者に聞こえる最小限の補聴器利
得の周波数に関する関数G1(f)を求める。次に、各周
波数帯域で音声の上限レベルの試験信号を与えたときの
補聴器使用者の反応を確認しながら補聴器の利得を調整
し、試験信号音が補聴器の使用者に不快でない程度の大
きさで聞こえる最大限の補聴器利得の周波数に関する関
数G2(f)を求める。εを正の数とした場合にある周波
数範囲内で |G1−G2|>εの時には、音声信号は一定の増幅率で増
幅可能である。よって、補聴器の振幅圧縮を不要としか
つ補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に設定する。
に補聴器を装用させた状態で各周波数帯域で音声の下限
レベルに相当する試験信号を補聴器に入力し、補聴器使
用者の反応を確認しながら補聴器の各周波数における試
験信号音が補聴器の使用者に聞こえる最小限の補聴器利
得の周波数に関する関数G1(f)を求める。次に、各周
波数帯域で音声の上限レベルの試験信号を与えたときの
補聴器使用者の反応を確認しながら補聴器の利得を調整
し、試験信号音が補聴器の使用者に不快でない程度の大
きさで聞こえる最大限の補聴器利得の周波数に関する関
数G2(f)を求める。εを正の数とした場合にある周波
数範囲内で |G1−G2|>εの時には、音声信号は一定の増幅率で増
幅可能である。よって、補聴器の振幅圧縮を不要としか
つ補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に設定する。
G1−G2<−εの時には、残存聴力のダイナミックレン
ジが音声信号のダイナミックレンジに比べて十分に広
い。よって、補聴器の振幅圧縮を不要としかつ補聴器の
利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2(f)の間の
値に仮に設定する。ただ、それだけでは残存聴力の広に
ダイナミックレンジを十分に活用しているか不明であ
る。よって、以下の手順で微調整を行う。即ち、まず、
各周波数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当
する試験信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれら
の試験信号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく
聞けるかどうかを確認し、ある周波数帯域での音声の下
限レベルの試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはそ
の周波数帯域での補聴器の利得G(f)が上がるように
補聴器の利得の周波数特性を調整する。次に、ある周波
数帯域での音声の上限レベルの試験信号が大きすぎて不
快な場合にはその周波数帯域での補聴器の利得G(f)
が下がるように補聴器の利得の周波数特性を調整する。
ジが音声信号のダイナミックレンジに比べて十分に広
い。よって、補聴器の振幅圧縮を不要としかつ補聴器の
利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2(f)の間の
値に仮に設定する。ただ、それだけでは残存聴力の広に
ダイナミックレンジを十分に活用しているか不明であ
る。よって、以下の手順で微調整を行う。即ち、まず、
各周波数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当
する試験信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれら
の試験信号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく
聞けるかどうかを確認し、ある周波数帯域での音声の下
限レベルの試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはそ
の周波数帯域での補聴器の利得G(f)が上がるように
補聴器の利得の周波数特性を調整する。次に、ある周波
数帯域での音声の上限レベルの試験信号が大きすぎて不
快な場合にはその周波数帯域での補聴器の利得G(f)
が下がるように補聴器の利得の周波数特性を調整する。
G1−G2>εの時には、残存聴力のダイナミックレンジ
が音声信号のダイナミックレンジに比べて狭い。この場
合には、補聴器の振幅圧縮を必要とし基準周波数をFと
した場合に補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1
(f)とG2(f)の間の値に仮に設定し、振幅圧縮特性
を基準周波数Fでの下限レベルに相当するレベルの試験
信号には補聴器の利得がG1(F)、基準周波数Fでの上
限レベルに相当するレベルの試験信号には補聴器の利得
がG2(F)となるように補聴器を調整することを特徴と
する。以上のように残存聴力のダイナミックレンジと、
音声信号のダイナミックレンジとを補聴器の利得G1
(f)、G2(f)を用いて比較することにより補聴器の
圧縮特性を難聴者の聴力に合わせて調整することが可能
になる。
が音声信号のダイナミックレンジに比べて狭い。この場
合には、補聴器の振幅圧縮を必要とし基準周波数をFと
した場合に補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1
(f)とG2(f)の間の値に仮に設定し、振幅圧縮特性
を基準周波数Fでの下限レベルに相当するレベルの試験
信号には補聴器の利得がG1(F)、基準周波数Fでの上
限レベルに相当するレベルの試験信号には補聴器の利得
がG2(F)となるように補聴器を調整することを特徴と
する。以上のように残存聴力のダイナミックレンジと、
音声信号のダイナミックレンジとを補聴器の利得G1
(f)、G2(f)を用いて比較することにより補聴器の
圧縮特性を難聴者の聴力に合わせて調整することが可能
になる。
また、本発明は前記した構成により、交通雑音、パー
ティー雑音、会議における雑音等の背景雑音と、聴力測
定用または補聴器調整用の純音または帯域雑音を発生さ
せる試験信号源とを実際の環境の試験信号対雑音比と等
しくなるように加算し信号源として用いることで、実際
に環境雑音があるような場合の環境雑音によるマスキン
グ効果や環境雑音による主観的なうるささは補聴器の調
整に考慮することが可能になる。
ティー雑音、会議における雑音等の背景雑音と、聴力測
定用または補聴器調整用の純音または帯域雑音を発生さ
せる試験信号源とを実際の環境の試験信号対雑音比と等
しくなるように加算し信号源として用いることで、実際
に環境雑音があるような場合の環境雑音によるマスキン
グ効果や環境雑音による主観的なうるささは補聴器の調
整に考慮することが可能になる。
さらに、本発明は前記した構成により、帯域の両端で
理想的な圧縮特性に変化が少ない場合には圧縮のために
分割する帯域数の設定値を減少させ、帯域の両端で理想
的な圧縮特性が大きく変化する場合にはその変化が少な
くなるように振幅圧縮のための帯域を分割するように補
聴器を設定する。よって、補聴器の振幅圧縮を複数の帯
域に分けて行う場合に、どの様に帯域を分割し、どれだ
けの数の帯域に分割して振幅の圧縮を行ったら良いかを
提示できる。
理想的な圧縮特性に変化が少ない場合には圧縮のために
分割する帯域数の設定値を減少させ、帯域の両端で理想
的な圧縮特性が大きく変化する場合にはその変化が少な
くなるように振幅圧縮のための帯域を分割するように補
聴器を設定する。よって、補聴器の振幅圧縮を複数の帯
域に分けて行う場合に、どの様に帯域を分割し、どれだ
けの数の帯域に分割して振幅の圧縮を行ったら良いかを
提示できる。
さらに、本発明は前記した構成により、入力試験信号
レベル、周波数、利得または出力レベルを各軸に取り、
補聴器の理想特性と実際に調整可能な特性をそれぞれ前
記3軸座標による3次元表示する。よって、補聴器の振
幅圧縮特性が患者の残存聴力に適応しているかどうか画
像表示により容易に判別できる。
レベル、周波数、利得または出力レベルを各軸に取り、
補聴器の理想特性と実際に調整可能な特性をそれぞれ前
記3軸座標による3次元表示する。よって、補聴器の振
幅圧縮特性が患者の残存聴力に適応しているかどうか画
像表示により容易に判別できる。
実施例 第1図は本発明の第1の実施例における補聴器調整装
置の使用時の構成図を示すのである。第2図は第1図の
構成の補聴器調整装置の動作の流れ図である。第1図に
おいて、310は補聴器調整装置、312は補聴器調整装置用
信号源部、315は補聴器調整装置の補聴器調整部、320は
補聴器、330は補聴器使用者である。340は試験信号源で
ある。350は試験信号源340の出力レベルを信号の周波数
に応じて音声の下限レベルに調整して出力する音声下限
レベル調整手段である、具体的にはデジタルフィルタ等
で実現できる。360は試験信号源340の出力レベルを信号
の周波数に応じて音声の上限レベルに調整して出力する
音声上限レベル調整手段である、具体的にはデジタルフ
ィルタ等で実現できる。音声の下限及び上限レベルは例
えば雑誌Hearing Instrument 1978,29,12−16 and 39
に示されている。365は試験信号出力を切り換えるため
のスイッチである。370は使用者反応検出手段であり、
音の大きさを、(1)聞こえない、(2)小さく聞こえ
る、(3)ちょうど良い大きさ、(4)少し大きい、
(5)不快はほど大きい、の5段階に分けてその反応を
補聴器使用者に押しボタン等で応えさせるものである。
380は利得調整手段であり、使用者反応検出手段370で検
出した補聴器使用者330の反応がちょうど良い大きさに
試験信号が聞こえる最小限の利得G1(f)を各周波数で
判別し補聴器の利得の周波数特性を決定し、記憶する。
390は利得調整手段であり、使用者反応検出手段370で検
出した補聴器使用者330の反応がちょうど良い大きさに
試験信号が聞こえる最大限の利得G2(f)を各周波数で
判別し補聴器の利得の周波数特性を決定し記憶する。40
0はスイッチであり、スイッチ365に連動している。スイ
ッチ365がa端子側に接続されるときにはスイッチ400は
c端子側に接続され、スイッチ365がb端子側に接続さ
れるときには、スイッチ400もd端子側に接続される。4
10はスイッチである。420は利得比較手段であり、ある
周波数範囲で|G1−G2|<5dB(5dBは請求の範囲第1項の
εに相当)の時には利得調整手段430を起動する。G1−G
2<−5dBの時には利得調整手段440を起動する。G1−G2
<−5dBの時には利得調整手段450を起動する。利得調整
手段430は補聴器の振幅圧縮を不要としかつ補聴器の利
得の周波数特性G(f)をG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2と設定する。利得調整手段440は補聴器の利
得の周波数特性G(f)をG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2に設定し、補聴器利得特性微調整手段460を
起動する。補聴器利得特性微調整手段460は各周波数帯
域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試験信
号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験信号
の補聴器の出力試験信号を聞かせて使用者反応検出装置
370への応答結果で心地よく聞けるかどうかを確認し、
ある周波数帯域での音声の下限レベルの試験信号が小さ
すぎて聞きにくい場合にはその周波数帯域での補聴器の
利得G(f)が上がるように補聴器の利得の周波数特性
を調整し、ある周波数帯域での音声の上限レベルの試験
信号が大きすぎて不快な場合にはその周波数帯域での補
聴器の利得G(f)が下がるように補聴器の利得の周波
数特性を調整する。利得調整手段450は補聴器の振幅圧
縮は無くなるように補聴器を調整した後、補聴器の利得
の周波数特性G(f)をG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2と仮に設定し、圧縮特性調整手段470を起動
する。圧縮特性調整手段470は補聴器の信号帯域内の基
準周波数Fに対して補聴器の振幅圧縮特性を決定する。
即ち、基準周波数Fでの下限レベルに相当するレベルの
試験信号には補聴器の利得がG1(F)、基準周波数Fで
の上限レベルに相当するレベルの試験信号には補聴器の
利得がG2(F)となるように補聴器の圧縮特性を調整す
る。
置の使用時の構成図を示すのである。第2図は第1図の
構成の補聴器調整装置の動作の流れ図である。第1図に
おいて、310は補聴器調整装置、312は補聴器調整装置用
信号源部、315は補聴器調整装置の補聴器調整部、320は
補聴器、330は補聴器使用者である。340は試験信号源で
ある。350は試験信号源340の出力レベルを信号の周波数
に応じて音声の下限レベルに調整して出力する音声下限
レベル調整手段である、具体的にはデジタルフィルタ等
で実現できる。360は試験信号源340の出力レベルを信号
の周波数に応じて音声の上限レベルに調整して出力する
音声上限レベル調整手段である、具体的にはデジタルフ
ィルタ等で実現できる。音声の下限及び上限レベルは例
えば雑誌Hearing Instrument 1978,29,12−16 and 39
に示されている。365は試験信号出力を切り換えるため
のスイッチである。370は使用者反応検出手段であり、
音の大きさを、(1)聞こえない、(2)小さく聞こえ
る、(3)ちょうど良い大きさ、(4)少し大きい、
(5)不快はほど大きい、の5段階に分けてその反応を
補聴器使用者に押しボタン等で応えさせるものである。
380は利得調整手段であり、使用者反応検出手段370で検
出した補聴器使用者330の反応がちょうど良い大きさに
試験信号が聞こえる最小限の利得G1(f)を各周波数で
判別し補聴器の利得の周波数特性を決定し、記憶する。
390は利得調整手段であり、使用者反応検出手段370で検
出した補聴器使用者330の反応がちょうど良い大きさに
試験信号が聞こえる最大限の利得G2(f)を各周波数で
判別し補聴器の利得の周波数特性を決定し記憶する。40
0はスイッチであり、スイッチ365に連動している。スイ
ッチ365がa端子側に接続されるときにはスイッチ400は
c端子側に接続され、スイッチ365がb端子側に接続さ
れるときには、スイッチ400もd端子側に接続される。4
10はスイッチである。420は利得比較手段であり、ある
周波数範囲で|G1−G2|<5dB(5dBは請求の範囲第1項の
εに相当)の時には利得調整手段430を起動する。G1−G
2<−5dBの時には利得調整手段440を起動する。G1−G2
<−5dBの時には利得調整手段450を起動する。利得調整
手段430は補聴器の振幅圧縮を不要としかつ補聴器の利
得の周波数特性G(f)をG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2と設定する。利得調整手段440は補聴器の利
得の周波数特性G(f)をG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2に設定し、補聴器利得特性微調整手段460を
起動する。補聴器利得特性微調整手段460は各周波数帯
域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試験信
号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験信号
の補聴器の出力試験信号を聞かせて使用者反応検出装置
370への応答結果で心地よく聞けるかどうかを確認し、
ある周波数帯域での音声の下限レベルの試験信号が小さ
すぎて聞きにくい場合にはその周波数帯域での補聴器の
利得G(f)が上がるように補聴器の利得の周波数特性
を調整し、ある周波数帯域での音声の上限レベルの試験
信号が大きすぎて不快な場合にはその周波数帯域での補
聴器の利得G(f)が下がるように補聴器の利得の周波
数特性を調整する。利得調整手段450は補聴器の振幅圧
縮は無くなるように補聴器を調整した後、補聴器の利得
の周波数特性G(f)をG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2と仮に設定し、圧縮特性調整手段470を起動
する。圧縮特性調整手段470は補聴器の信号帯域内の基
準周波数Fに対して補聴器の振幅圧縮特性を決定する。
即ち、基準周波数Fでの下限レベルに相当するレベルの
試験信号には補聴器の利得がG1(F)、基準周波数Fで
の上限レベルに相当するレベルの試験信号には補聴器の
利得がG2(F)となるように補聴器の圧縮特性を調整す
る。
以上のように構成されたこの実施例の補聴器調整装置
において、以下その動作を説明する。まず、スイッチ41
0を接点e側に接続する。補聴器使用者330に補聴器320
を装用させた状態でスイッチ365をa接点側に接続し各
周波数帯域で音声の下限レベルに相当する試験信号を補
聴器320に入力する。以上の動作は第2図の510に相当す
る。補聴器使用者330の反応を使用者反応検出手段370で
確認しながら補聴器の各周波数における試験信号音が補
聴器使用者330に心地よく聞こえる最小限の補聴器利得
の周波数に関する関数G1(f)を求める。以上の動作は
第2図520に相当する。同様に、スイッチ365をb接点側
に、スイッチ400を接点d側に切り換え、各周波数帯域
で音声の上限レベルの試験信号を与えたとき(第2図53
0に相当)の試験信号音が補聴器の使用者に心地よく聞
こえる最大限の補聴器利得の周波数に関する関数G2
(f)を求める。以上の動作は第2図540に相当する。
次に、スイッチ410を接点f側に接続する。そして、利
得比較手段420でG1(f)−G2(f)を計算し閾値5dBと
比較する。これは第2図550に相当する。|G1−G2|<5dB
の時には、残存聴力の快適に聞こえる範囲のダイナミッ
クレンジが音声信号のダイナミックレンジと一致してい
る。この場合、利得調整手段430で補聴器の振幅圧縮を
不要としかつ補聴器の利得の周波数特性G(f)を利得
制御手段430を用いてG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2と設定することにより、ダイナミックレンジ
内に全ての音声信号を収めることが可能となる。これは
第2図560に相当する。G1−G2<−5dBの時には、残存聴
力のダイナミックレンジが音声信号のダイナミックレン
ジに比べて十分に広い。よって、補聴器の振幅圧縮は不
要となる。利得調整手段440を利用して補聴器の利得の
周波数特性G(f)をG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2と仮に設定する。これは第2図570に相当す
る。ただ、それだけでは残存聴力の広いダイナミックレ
ンジを十分に活用しているか不明である。よって、利得
調整手段460を用いて補聴器320の周波数特性の微調整を
行う。これは第2図580、590、600、610、620、630に相
当する。G1−G2>5dBの時には、残存聴力のダイナミッ
クレンジが音声信号のダイナミックレンジに比べて狭
い。この場合には、音声信号を難聴者の狭いダイナミッ
クレンジに入れるため、補聴器で振幅圧縮を行うことが
必要となる。まず、振幅圧縮を行わない状態で補聴器の
利得の周波数特性G(f)をG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2と仮に設定する。これは第2図640に相当す
る。振幅圧縮特性を基準周波数Fでの下限レベルに相当
するレベルの試験信号には補聴器の利得がG1(F)、基
準周波数Fでの上限レベルに相当するレベルの試験信号
には補聴器の利得がG2(F)となるように補聴器の圧縮
特性を調整する。これは第2図650に相当する。
において、以下その動作を説明する。まず、スイッチ41
0を接点e側に接続する。補聴器使用者330に補聴器320
を装用させた状態でスイッチ365をa接点側に接続し各
周波数帯域で音声の下限レベルに相当する試験信号を補
聴器320に入力する。以上の動作は第2図の510に相当す
る。補聴器使用者330の反応を使用者反応検出手段370で
確認しながら補聴器の各周波数における試験信号音が補
聴器使用者330に心地よく聞こえる最小限の補聴器利得
の周波数に関する関数G1(f)を求める。以上の動作は
第2図520に相当する。同様に、スイッチ365をb接点側
に、スイッチ400を接点d側に切り換え、各周波数帯域
で音声の上限レベルの試験信号を与えたとき(第2図53
0に相当)の試験信号音が補聴器の使用者に心地よく聞
こえる最大限の補聴器利得の周波数に関する関数G2
(f)を求める。以上の動作は第2図540に相当する。
次に、スイッチ410を接点f側に接続する。そして、利
得比較手段420でG1(f)−G2(f)を計算し閾値5dBと
比較する。これは第2図550に相当する。|G1−G2|<5dB
の時には、残存聴力の快適に聞こえる範囲のダイナミッ
クレンジが音声信号のダイナミックレンジと一致してい
る。この場合、利得調整手段430で補聴器の振幅圧縮を
不要としかつ補聴器の利得の周波数特性G(f)を利得
制御手段430を用いてG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2と設定することにより、ダイナミックレンジ
内に全ての音声信号を収めることが可能となる。これは
第2図560に相当する。G1−G2<−5dBの時には、残存聴
力のダイナミックレンジが音声信号のダイナミックレン
ジに比べて十分に広い。よって、補聴器の振幅圧縮は不
要となる。利得調整手段440を利用して補聴器の利得の
周波数特性G(f)をG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2と仮に設定する。これは第2図570に相当す
る。ただ、それだけでは残存聴力の広いダイナミックレ
ンジを十分に活用しているか不明である。よって、利得
調整手段460を用いて補聴器320の周波数特性の微調整を
行う。これは第2図580、590、600、610、620、630に相
当する。G1−G2>5dBの時には、残存聴力のダイナミッ
クレンジが音声信号のダイナミックレンジに比べて狭
い。この場合には、音声信号を難聴者の狭いダイナミッ
クレンジに入れるため、補聴器で振幅圧縮を行うことが
必要となる。まず、振幅圧縮を行わない状態で補聴器の
利得の周波数特性G(f)をG(f)=(G1(f)+G2
(f))/2と仮に設定する。これは第2図640に相当す
る。振幅圧縮特性を基準周波数Fでの下限レベルに相当
するレベルの試験信号には補聴器の利得がG1(F)、基
準周波数Fでの上限レベルに相当するレベルの試験信号
には補聴器の利得がG2(F)となるように補聴器の圧縮
特性を調整する。これは第2図650に相当する。
以上のようにこの実施例によれば、残存聴力のダイナ
ミックレンジと、音声信号のダイナミックレンジとを補
聴器の音声信号の下限の信号レベルや上限の信号レベル
に適した補聴器の利得G1(f)、G2(f)を用いて比較
し、その結果に応じて異なった手段で補聴器の利得の周
波数特性、振幅圧縮特性の調整をを行うことにより、圧
縮特性を含めた補聴器の特性を個々の難聴者の聴力に合
わせて調整することが可能にある。
ミックレンジと、音声信号のダイナミックレンジとを補
聴器の音声信号の下限の信号レベルや上限の信号レベル
に適した補聴器の利得G1(f)、G2(f)を用いて比較
し、その結果に応じて異なった手段で補聴器の利得の周
波数特性、振幅圧縮特性の調整をを行うことにより、圧
縮特性を含めた補聴器の特性を個々の難聴者の聴力に合
わせて調整することが可能にある。
第3図は本発明の第2の実施例における補聴器調整装
置の構成図を示すものである。第1図と同一物は同一番
号を付して説明する。補聴器調整装置用信号源部312の
構成は第1図の実施例と全く同一である。補聴器調整装
置用信号源部312と補聴器調整部315の間に可変利得増幅
器710と可変特性フィルタ720が挿入されている点、およ
び、補聴器調整部315に補聴器の利得の周波数特性を平
坦にする利得特性平坦化手段730を備えた点が第1図の
補聴器調整装置と異なる。
置の構成図を示すものである。第1図と同一物は同一番
号を付して説明する。補聴器調整装置用信号源部312の
構成は第1図の実施例と全く同一である。補聴器調整装
置用信号源部312と補聴器調整部315の間に可変利得増幅
器710と可変特性フィルタ720が挿入されている点、およ
び、補聴器調整部315に補聴器の利得の周波数特性を平
坦にする利得特性平坦化手段730を備えた点が第1図の
補聴器調整装置と異なる。
以上のように構成されたこの実施例の補聴器調整装置
において、一旦、補聴器320も利得の周波数特性を利得
特性平坦化手段730により平坦にし、利得Gsとする。ス
イッチ365をa接点側に接続し各周波数帯域で音声の下
限レベルに相当する試験信号を補聴器320に入力する。
補聴器調整装置に内蔵した可変利得増幅器710の利得Ga
と可変特性フィルタ720の利得の周波数特性Gb(f)を
変化させることにより補聴器320への入力レベルを調整
する。ここで、G(f)=Gs・Ga・Gbとする。利得G1
(f)、G2(f)を補聴器調整装置に内蔵した可変利得
増幅器710の利得Gaと可変特性フィルタ720の利得の周波
数特性Gb(f)を変化させることにより入力電力を調整
する。G(f)=Gs・Ga・Gbとし、補聴器使用者330の
反応を使用者反応検出手段370で確認しながら補聴器の
各周波数における試験信号音が補聴器使用者330に心地
よく聞こえる最小限の利得G(f)を求める。このG
(F)をG1(f)とする。同様にスイッチ365をb接点
側に、スイッチ400を接点d側に切り換え、各周波数帯
域で音声の上限レベルの試験信号を与えたときの試験信
号音が補聴器の使用者に心地よく聞こえる最大限の補聴
器利得の周波数の関する関数G(f)をもとめ、G
(f)=G2(f)とする。以上のように、利得G1
(f)、G2(f)を求めることにより、補聴器のプログ
ラムを度々変更することなく利得G1(f)、G2(f)を
求めることが可能となり、補聴器320の特性の調整が高
速化できる。
において、一旦、補聴器320も利得の周波数特性を利得
特性平坦化手段730により平坦にし、利得Gsとする。ス
イッチ365をa接点側に接続し各周波数帯域で音声の下
限レベルに相当する試験信号を補聴器320に入力する。
補聴器調整装置に内蔵した可変利得増幅器710の利得Ga
と可変特性フィルタ720の利得の周波数特性Gb(f)を
変化させることにより補聴器320への入力レベルを調整
する。ここで、G(f)=Gs・Ga・Gbとする。利得G1
(f)、G2(f)を補聴器調整装置に内蔵した可変利得
増幅器710の利得Gaと可変特性フィルタ720の利得の周波
数特性Gb(f)を変化させることにより入力電力を調整
する。G(f)=Gs・Ga・Gbとし、補聴器使用者330の
反応を使用者反応検出手段370で確認しながら補聴器の
各周波数における試験信号音が補聴器使用者330に心地
よく聞こえる最小限の利得G(f)を求める。このG
(F)をG1(f)とする。同様にスイッチ365をb接点
側に、スイッチ400を接点d側に切り換え、各周波数帯
域で音声の上限レベルの試験信号を与えたときの試験信
号音が補聴器の使用者に心地よく聞こえる最大限の補聴
器利得の周波数の関する関数G(f)をもとめ、G
(f)=G2(f)とする。以上のように、利得G1
(f)、G2(f)を求めることにより、補聴器のプログ
ラムを度々変更することなく利得G1(f)、G2(f)を
求めることが可能となり、補聴器320の特性の調整が高
速化できる。
以上のようにこの実施例によれば、補聴器調整装置内
の可変利得増幅器710と可変特性フィルタ720の特性を変
化させることにより利得の周波数特性G1(f)、G2
(f)を決定を高速化でき、補聴器の調整に要する時間
も短縮できる。
の可変利得増幅器710と可変特性フィルタ720の特性を変
化させることにより利得の周波数特性G1(f)、G2
(f)を決定を高速化でき、補聴器の調整に要する時間
も短縮できる。
第4図は、本発明の第3の実施例における補聴器調整
装置の圧縮特性調整手段の構成図を示すものである。第
1図の実施例で用いた利得特性調整手段450と圧縮特性
調整手段470の代わりに第5図の圧縮特性調整手段810を
用いれば効率の良いマルチチャンネル振幅圧縮特性の設
定が可能になる。第1図でG1−G2>5dBの時にはの振幅
圧縮を必要とし、第5図の圧縮特性調整手段を起動す
る。第5図において、820は異なった3つ以上の周波数f
1、f2、…、fi,…、fNで区切られた2つ以上の周波数帯
域において、それぞれの周波数でεG(i)=G1(fi)
−G2(fi)を求める手段である。830は各帯域の両端の
周波数のfi、fi−1でεG(i)−δG(i−1)を計
算し、閾値を越えるまで隣あった帯域を統合する手段で
ある。即ち、最初i=jとし、δG(j)−δG(i−
1)が閾値を越えない場合には、j+1をjに置き換え
てδG(j)−δG(i−1)と閾値とを比較し、閾値
を越えるまでこれを繰り返す。閾値を越えた場合には、
その周波数fjを記憶装置850に記憶する。そして、iに
jを代入して、同様な動作を繰り返す。この様にして、
帯域の両端でのδG(i)の差が閾値を越える様な複数
の帯域に補聴器の振幅圧縮の帯域分割を決定する。860
は各帯域の圧縮特性決定手段である。各帯域において、
各帯域内の中心周波数Fkとする場合に、帯域内の補聴器
の利得の周波数特性G(f)を音声信号の中間レベルの
入力信号に対してG(f)=(G1(f)+G2(f))/2
と設定し、周波数Fkにおいて振幅圧縮特性を基準周波数
Fkでの下限レベルに相当するレベルの試験信号には補聴
器の利得がG1(Fk)、基準周波数Fでの上限レベルに相
当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG2(Fk)と
なるように補聴器を調整する。
装置の圧縮特性調整手段の構成図を示すものである。第
1図の実施例で用いた利得特性調整手段450と圧縮特性
調整手段470の代わりに第5図の圧縮特性調整手段810を
用いれば効率の良いマルチチャンネル振幅圧縮特性の設
定が可能になる。第1図でG1−G2>5dBの時にはの振幅
圧縮を必要とし、第5図の圧縮特性調整手段を起動す
る。第5図において、820は異なった3つ以上の周波数f
1、f2、…、fi,…、fNで区切られた2つ以上の周波数帯
域において、それぞれの周波数でεG(i)=G1(fi)
−G2(fi)を求める手段である。830は各帯域の両端の
周波数のfi、fi−1でεG(i)−δG(i−1)を計
算し、閾値を越えるまで隣あった帯域を統合する手段で
ある。即ち、最初i=jとし、δG(j)−δG(i−
1)が閾値を越えない場合には、j+1をjに置き換え
てδG(j)−δG(i−1)と閾値とを比較し、閾値
を越えるまでこれを繰り返す。閾値を越えた場合には、
その周波数fjを記憶装置850に記憶する。そして、iに
jを代入して、同様な動作を繰り返す。この様にして、
帯域の両端でのδG(i)の差が閾値を越える様な複数
の帯域に補聴器の振幅圧縮の帯域分割を決定する。860
は各帯域の圧縮特性決定手段である。各帯域において、
各帯域内の中心周波数Fkとする場合に、帯域内の補聴器
の利得の周波数特性G(f)を音声信号の中間レベルの
入力信号に対してG(f)=(G1(f)+G2(f))/2
と設定し、周波数Fkにおいて振幅圧縮特性を基準周波数
Fkでの下限レベルに相当するレベルの試験信号には補聴
器の利得がG1(Fk)、基準周波数Fでの上限レベルに相
当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG2(Fk)と
なるように補聴器を調整する。
補聴器の利得G1(f)と利得G2(f)の差が周波数に
よって大きく異なるときには、周波数毎に補聴器の最適
な圧縮特性も大きく異なる。よって、周波数帯域を複数
に分割して、それぞれ独自に振幅圧縮特性を調整する必
要がある。また、補聴器の利得G1(f)と利得G2(f)
の差が周波数によってあまり異ならないときには、周波
数帯域を複数に分割して、それぞれ独自に振幅圧縮特性
を調整する必要はない。そこで、以上のように構成され
たこの実施例の補聴器調整装置において、適当な閾値を
用いて、帯域を統合する手段830で、G1(f)と利得G2
(f)の差があまり大きくならない複数の帯域に分割
し、圧縮特性決定手段860で圧縮特性を決定する。これ
により、マルチチャンネル振幅圧縮のチャンネル間の境
界周波数の柔軟に設定でき、しかも最小限のチャンネル
数で最適の振幅圧縮特性を得ることができる。
よって大きく異なるときには、周波数毎に補聴器の最適
な圧縮特性も大きく異なる。よって、周波数帯域を複数
に分割して、それぞれ独自に振幅圧縮特性を調整する必
要がある。また、補聴器の利得G1(f)と利得G2(f)
の差が周波数によってあまり異ならないときには、周波
数帯域を複数に分割して、それぞれ独自に振幅圧縮特性
を調整する必要はない。そこで、以上のように構成され
たこの実施例の補聴器調整装置において、適当な閾値を
用いて、帯域を統合する手段830で、G1(f)と利得G2
(f)の差があまり大きくならない複数の帯域に分割
し、圧縮特性決定手段860で圧縮特性を決定する。これ
により、マルチチャンネル振幅圧縮のチャンネル間の境
界周波数の柔軟に設定でき、しかも最小限のチャンネル
数で最適の振幅圧縮特性を得ることができる。
以上のようにこの実施例によれば、利得G1(f)と利
得G2(f)の差が周波数によって大きく異なるときに
は、帯域を統合する手段830で、G1(f)と利得G2
(f)の差があまり大きくならない複数の帯域に分割
し、圧縮特性決定手段860で圧縮特性を決定する。これ
により、マルチチャンネル振幅圧縮のチャンネル間の境
界周波数を柔軟に設定でき、しかも最小限のチャンネル
数で最適の振幅圧縮特性を得ることができる。
得G2(f)の差が周波数によって大きく異なるときに
は、帯域を統合する手段830で、G1(f)と利得G2
(f)の差があまり大きくならない複数の帯域に分割
し、圧縮特性決定手段860で圧縮特性を決定する。これ
により、マルチチャンネル振幅圧縮のチャンネル間の境
界周波数を柔軟に設定でき、しかも最小限のチャンネル
数で最適の振幅圧縮特性を得ることができる。
第5図は本発明の第4の実施例における補聴器調整装
置の信号源の構成図を示すものである。第1図と同一物
は同一番号を付して説明する。第3図において、340は
試験信号源であり臨界帯域幅に帯域制限された白色雑音
を用いている。350は試験信号源340の出力レベルを音声
の下限レベルに調整して出力する音声下限レベル調整手
段である、具体的にはデジタルフィルタ等で実現でき
る。360は試験信号源340の出力レベルを音声の上限レベ
ルに調整して出力する音声上限レベル調整手段である、
具体的にはデジタルフィルタ等で実現できる。365は試
験信号出力を切り換えるためのスイッチである。910は
交通雑音、パーティー雑音、会議における雑音等の背景
雑音を発生させる環境雑音発生手段である。環境雑音発
生手段は実際の環境雑音を記録したテープレコーダ、デ
ジタルオーディオテープレコーダ、ROMとD/A変換器等で
実現が可能である。920は環境雑音を実際に実生活で補
聴器に入力される環境雑音と同一レベルに調整するため
の減衰器である。930はアナログ加算器である。
置の信号源の構成図を示すものである。第1図と同一物
は同一番号を付して説明する。第3図において、340は
試験信号源であり臨界帯域幅に帯域制限された白色雑音
を用いている。350は試験信号源340の出力レベルを音声
の下限レベルに調整して出力する音声下限レベル調整手
段である、具体的にはデジタルフィルタ等で実現でき
る。360は試験信号源340の出力レベルを音声の上限レベ
ルに調整して出力する音声上限レベル調整手段である、
具体的にはデジタルフィルタ等で実現できる。365は試
験信号出力を切り換えるためのスイッチである。910は
交通雑音、パーティー雑音、会議における雑音等の背景
雑音を発生させる環境雑音発生手段である。環境雑音発
生手段は実際の環境雑音を記録したテープレコーダ、デ
ジタルオーディオテープレコーダ、ROMとD/A変換器等で
実現が可能である。920は環境雑音を実際に実生活で補
聴器に入力される環境雑音と同一レベルに調整するため
の減衰器である。930はアナログ加算器である。
以上のように構成されたこの実施例の補聴器調整装置
の信号源において、実際に補聴器に入力されるレベルに
なった環境雑音信号である減衰器920の出力信号はスピ
ーチスペクトルの下限レベルまたは上限レベルに調整さ
れた試験信号と加算器930で加算され、補聴器に入力さ
れる。第3図の補聴器調整装置用信号源を第1図の補聴
器調整装置用信号源部312と置き換えれば、補聴器に実
際に使用する状況と同様に環境雑音を含んだ音声信号を
入力することが可能になり、環境雑音によるマスキング
効果や環境雑音による主観的なうるささを考慮した補聴
器の調整が可能となる。試験信号源340には臨界帯域幅
に帯域制限された白色雑音を用いているため、純音を用
いたときのように聴覚が疲労することもなく、しかもラ
ウドネスサンメンション効果を考慮せずに試験信号源34
0のエネルギーをそのまま入力エネルギーとして取り扱
うことが可能となる。周波数分解能の劣化した難聴者で
もしかも、補聴器のフィルタの周波数特性を変更しなが
ら、第1図の実施例で行ったような、利得G1(f)、G2
(f)を求めれば、環境雑音のマスキング効果を補聴器
の実使用状態に近い状態で評価でき、実用的な補聴器の
調整が可能となる。
の信号源において、実際に補聴器に入力されるレベルに
なった環境雑音信号である減衰器920の出力信号はスピ
ーチスペクトルの下限レベルまたは上限レベルに調整さ
れた試験信号と加算器930で加算され、補聴器に入力さ
れる。第3図の補聴器調整装置用信号源を第1図の補聴
器調整装置用信号源部312と置き換えれば、補聴器に実
際に使用する状況と同様に環境雑音を含んだ音声信号を
入力することが可能になり、環境雑音によるマスキング
効果や環境雑音による主観的なうるささを考慮した補聴
器の調整が可能となる。試験信号源340には臨界帯域幅
に帯域制限された白色雑音を用いているため、純音を用
いたときのように聴覚が疲労することもなく、しかもラ
ウドネスサンメンション効果を考慮せずに試験信号源34
0のエネルギーをそのまま入力エネルギーとして取り扱
うことが可能となる。周波数分解能の劣化した難聴者で
もしかも、補聴器のフィルタの周波数特性を変更しなが
ら、第1図の実施例で行ったような、利得G1(f)、G2
(f)を求めれば、環境雑音のマスキング効果を補聴器
の実使用状態に近い状態で評価でき、実用的な補聴器の
調整が可能となる。
以上のようにこの実施例によれば、補聴器調整装置の
信号源において、環境雑音源を設け、実際にしよう補聴
器を使用する環境と同一レベルの環境雑音を試験信号に
付加することにより、環境雑音によるマスキング効果や
環境雑音による主観的なうるささを考慮した補聴器の調
整が可能となる。さらに、補聴器のフィルタの周波数特
性を変更しながら、第1図の実施例で行ったような、利
得G1(f)、G2(f)を求めれば、環境雑音のマスキン
グ効果を補聴器の実使用状態に近い状態で評価でき、実
用的な補聴器の調整が可能となる。
信号源において、環境雑音源を設け、実際にしよう補聴
器を使用する環境と同一レベルの環境雑音を試験信号に
付加することにより、環境雑音によるマスキング効果や
環境雑音による主観的なうるささを考慮した補聴器の調
整が可能となる。さらに、補聴器のフィルタの周波数特
性を変更しながら、第1図の実施例で行ったような、利
得G1(f)、G2(f)を求めれば、環境雑音のマスキン
グ効果を補聴器の実使用状態に近い状態で評価でき、実
用的な補聴器の調整が可能となる。
第6図は、本発明の第5の実施例における補聴器調整
装置の調整結果表示装置の構成図を示すものであり、第
7図はその表示例を示したものである。1010は第1図の
補聴器調整装置の補聴器調整部315で得た周波数と入力
信号レベルの関数であるG1(f,Pli)、G2(f,Pui)のデ
ータ出力手段である。ここで、Pliは各周波数での音声
の下限レベル、Puiは各周波数での音声の上限レベルで
ある。、第1図の補聴器調整装置の補聴器調整部315等
に相当する出力電力データ出力手段である。1020は補聴
器の調整結果を周波数と入力信号レベルの関数であるG
(f,Pin)として出力する補聴器調整結果出力手段であ
る。ここで、Pinは入力電力であり、最低Pli,Puiの2つ
のレベルの信号を入力した場合について表示する必要が
ある。1030は、G1(f,Pli)、G2(f,Pui)、G(f,Pi
n)を利得と周波数と入力レベルの3次元表示で画像表
示装置1040に表示するための3次元表示データ変換装置
である。
装置の調整結果表示装置の構成図を示すものであり、第
7図はその表示例を示したものである。1010は第1図の
補聴器調整装置の補聴器調整部315で得た周波数と入力
信号レベルの関数であるG1(f,Pli)、G2(f,Pui)のデ
ータ出力手段である。ここで、Pliは各周波数での音声
の下限レベル、Puiは各周波数での音声の上限レベルで
ある。、第1図の補聴器調整装置の補聴器調整部315等
に相当する出力電力データ出力手段である。1020は補聴
器の調整結果を周波数と入力信号レベルの関数であるG
(f,Pin)として出力する補聴器調整結果出力手段であ
る。ここで、Pinは入力電力であり、最低Pli,Puiの2つ
のレベルの信号を入力した場合について表示する必要が
ある。1030は、G1(f,Pli)、G2(f,Pui)、G(f,Pi
n)を利得と周波数と入力レベルの3次元表示で画像表
示装置1040に表示するための3次元表示データ変換装置
である。
以上のように構成されたこの実施例の補聴器調整装置
の調整結果表示装置において、補聴器の使用者の聴力に
依存するデータG1(f,Pli)、G2(f,Pui)は第7図に示
したように補聴器理想特性として画像表示装置1040の画
面の左側に3次元表示される。補聴器調整結果は画像表
示装置1040の画面の右側に3次元表示される。通常、補
聴器の振幅圧縮は分割するチャンネル数が少ないため補
聴器の使用者の聴力を適合した補聴器理想特性を実現す
ることは困難である。そこで、補聴器理想特性と補聴器
調整結果を入力信号レベルを含めた3次元表示で比較す
れば、補聴器理想特性と補聴器調整結果との差が圧縮特
性まで含めて一目瞭然となる。
の調整結果表示装置において、補聴器の使用者の聴力に
依存するデータG1(f,Pli)、G2(f,Pui)は第7図に示
したように補聴器理想特性として画像表示装置1040の画
面の左側に3次元表示される。補聴器調整結果は画像表
示装置1040の画面の右側に3次元表示される。通常、補
聴器の振幅圧縮は分割するチャンネル数が少ないため補
聴器の使用者の聴力を適合した補聴器理想特性を実現す
ることは困難である。そこで、補聴器理想特性と補聴器
調整結果を入力信号レベルを含めた3次元表示で比較す
れば、補聴器理想特性と補聴器調整結果との差が圧縮特
性まで含めて一目瞭然となる。
以上のようにこの実施例によれば、補聴器の使用者の
聴力に依存するデータG1(f,Pli)、G2(f,Pui)、G
(f,Pin)を3次元表示データ変換装置1030を用いて、
利得と周波数と入力レベルの3次元表示で画像表示装置
1040に表示することにより、補聴器の振幅圧縮特性が患
者の残存聴力に適応しているかどうか画像表示により判
別できる補聴器調整装置を提供することが可能となる。
聴力に依存するデータG1(f,Pli)、G2(f,Pui)、G
(f,Pin)を3次元表示データ変換装置1030を用いて、
利得と周波数と入力レベルの3次元表示で画像表示装置
1040に表示することにより、補聴器の振幅圧縮特性が患
者の残存聴力に適応しているかどうか画像表示により判
別できる補聴器調整装置を提供することが可能となる。
なお、第1図、第3図の実施例において利得調整手段
430、440、450で利得G(f)をG(f)=(G1(f)
+G2(f))としなくても、G(f)がG1(f)とG2
(f)の間であればどの様な値でも良い。第6図の実施
例において、利得に関して表示するかわりに補聴器の出
力信号レベルで表示しても良い。第1図、第3図、第4
図の実施例の補聴器調整装置に第5図の補聴器調整装置
用信号源や第6図の補聴器調整装置の調整結果表示装置
を組み合わせて使用しても良いのはいうまでもない。
430、440、450で利得G(f)をG(f)=(G1(f)
+G2(f))としなくても、G(f)がG1(f)とG2
(f)の間であればどの様な値でも良い。第6図の実施
例において、利得に関して表示するかわりに補聴器の出
力信号レベルで表示しても良い。第1図、第3図、第4
図の実施例の補聴器調整装置に第5図の補聴器調整装置
用信号源や第6図の補聴器調整装置の調整結果表示装置
を組み合わせて使用しても良いのはいうまでもない。
発明の効果 本発明によれば、補聴器使用者の残存聴力(ダイナミ
ックレンジの広さや可聴周波数範囲)に応じて補聴器の
振幅圧縮特性も個々の残存聴力に合わせて調整を行う補
聴器調整装置を提供することすることができる。
ックレンジの広さや可聴周波数範囲)に応じて補聴器の
振幅圧縮特性も個々の残存聴力に合わせて調整を行う補
聴器調整装置を提供することすることができる。
また、本発明によれば、補聴器の振幅圧縮を複数の帯
域に分けて行う場合に、どの様に帯域を分割し、どれだ
けの数の帯域に分割し振幅の圧縮を行ったら良いかを提
示するような補聴器調整装置を提供することができる。
域に分けて行う場合に、どの様に帯域を分割し、どれだ
けの数の帯域に分割し振幅の圧縮を行ったら良いかを提
示するような補聴器調整装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、実際に環境雑音があるよう
な場合の環境雑音によるマスキング効果や環境雑音によ
る主観的なうるささは補聴器の調整に考慮することがで
きる補聴器調整装置を提供することができる。
な場合の環境雑音によるマスキング効果や環境雑音によ
る主観的なうるささは補聴器の調整に考慮することがで
きる補聴器調整装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、補聴器の振幅圧縮特性が患
者な残存聴力に適応しているかどうか画像表示により判
別できる補聴器調整装置を提供することができる。
者な残存聴力に適応しているかどうか画像表示により判
別できる補聴器調整装置を提供することができる。
第1図は本発明の第1の実施例における補聴器調整装置
の使用時の構成を示すブロック図、第2図は第1図の構
成の補聴器調整装置の動作の流れ図、第3図は本発明の
第2の実施例における補聴器調整装置の構成を示すブロ
ック図、第4図は本発明の第3の実施例における補聴器
調整装置の圧縮特性調整手段の構成を示すブロック図、
第5図は本発明の第4の実施例における補聴器調整装置
の信号源の構成を示すブロック図、第6図は本発明の第
5の実施例における補聴器調整装置の調整結果表示装置
の構成を示すブロック図、第7図はその表示例を示した
図、第8図は従来の補聴器調整装置の構成を示すブロッ
ク図、第9図はこの従来の補聴器調整装置の試験信号源
の構成を示すブロック図、第10図は従来の補聴器調整装
置の調整結果表示装置の構成を示すブロック図、第11図
はその表示例を示した図である。 310……補聴器調整装置、320……補聴器、330……補聴
器使用者、340……試験信号源、370……使用者反応検出
手段、350……音声下限レベル調整手段、360……音声上
限レベル調整手段、380、390、430、440、450……利得
調整手段、365、400、410……スイッチ、420……利得比
較手段、460……補聴器利得特性微調整手段、470……圧
縮特性調整手段、710……可変利得増幅器、720……可変
特性フィルタ、730……利得特性平坦化手段、710……圧
縮特性調整手段、830……閾値を越えるまで隣あった帯
域を統合する手段、840……記憶装置、860……圧縮特性
決定手段、910……環境雑音発生手段、920……減衰器、
930……アナログ加算器、1010……G1(f,Pli)、G2(f,
Pui)のデータ出力手段、 1020……補聴器調整結果出力手段、1030……3次元表示
データ変換装置、1040……画像表示装置。
の使用時の構成を示すブロック図、第2図は第1図の構
成の補聴器調整装置の動作の流れ図、第3図は本発明の
第2の実施例における補聴器調整装置の構成を示すブロ
ック図、第4図は本発明の第3の実施例における補聴器
調整装置の圧縮特性調整手段の構成を示すブロック図、
第5図は本発明の第4の実施例における補聴器調整装置
の信号源の構成を示すブロック図、第6図は本発明の第
5の実施例における補聴器調整装置の調整結果表示装置
の構成を示すブロック図、第7図はその表示例を示した
図、第8図は従来の補聴器調整装置の構成を示すブロッ
ク図、第9図はこの従来の補聴器調整装置の試験信号源
の構成を示すブロック図、第10図は従来の補聴器調整装
置の調整結果表示装置の構成を示すブロック図、第11図
はその表示例を示した図である。 310……補聴器調整装置、320……補聴器、330……補聴
器使用者、340……試験信号源、370……使用者反応検出
手段、350……音声下限レベル調整手段、360……音声上
限レベル調整手段、380、390、430、440、450……利得
調整手段、365、400、410……スイッチ、420……利得比
較手段、460……補聴器利得特性微調整手段、470……圧
縮特性調整手段、710……可変利得増幅器、720……可変
特性フィルタ、730……利得特性平坦化手段、710……圧
縮特性調整手段、830……閾値を越えるまで隣あった帯
域を統合する手段、840……記憶装置、860……圧縮特性
決定手段、910……環境雑音発生手段、920……減衰器、
930……アナログ加算器、1010……G1(f,Pli)、G2(f,
Pui)のデータ出力手段、 1020……補聴器調整結果出力手段、1030……3次元表示
データ変換装置、1040……画像表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−52699(JP,A) 特開 昭48−98698(JP,A) 特開 昭59−63899(JP,A) 特開 昭58−151800(JP,A) 特開 昭55−68793(JP,A) 特開 昭63−64960(JP,A) 実開 昭59−17700(JP,U) 特表 平3−505808(JP,A) 特表 平1−500631(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 25/00 - 25/04
Claims (9)
- 【請求項1】補聴器の使用者に補聴器を装用させた状態
で各周波数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相
当する純音または狭帯域雑音からなる試験信号を音響的
または電気的に補聴器に入力する手段と、補聴器使用者
の反応を確認する手段と、各周波数帯域で音声の下限レ
ベルの前記試験信号を与えたときの補聴器使用者の反応
を前記補聴器使用者の反応を確認する手段で確認し試験
信号音が補聴器の使用者に快適に聞こえる最小限の補聴
器利得の周波数に関する関数G1(f)を求める手段と、
各周波数帯域で音声の上限レベルの試験信号を与えたと
きの補聴器使用者の反応を前記補聴器使用者の反応を確
認する手段で確認し前記試験信号音が補聴器の使用者に
快適に聞こえる最大限の補聴器利得の周波数に関する関
数G2(f)を求める手段と、εを正の数とした場合にあ
る周波数範囲内で|G1−G2|<εの時には補聴器の振幅圧
縮を不要としかつ補聴器利得の周波数特性G(f)をG1
(f)とG2(f)の間の値に設定する利得性調整手段
と、 G1−G2<−εの時には、補聴器の振幅圧縮を不要としか
つ補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に仮に設定する利得調整手段と各周波数
帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試験
信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験信
号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく聞けるか
どうかを確認し、ある周波数帯域での音声の下限レベル
の試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはその周波数
帯域での補聴器の利得G(f)が上がるように補聴器の
利得の周波数特性を調整し、ある周波数帯域での音声の
上限レベルの試験信号が大きすぎて不快な場合にはその
周波数帯域での補聴器の利得G(f)が下がるように補
聴器の利得の周波数特性を調整する利得特性微調整手段
と、 G1−G2>εの時には補聴器の振幅圧縮を必要とし基準周
波数をFとした場合に補聴器の利得の周波数特性G
(f)をG1(f)とG2(f)の間の値に仮に設定する利
得調整手段と、振幅圧縮特性を基準周波数Fでの下限レ
ベルに相当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG1
(F)、基準周波数Fでの上限レベルに相当するレベル
の試験信号には補聴器の利得がG2(F)となるように補
聴器の振幅圧縮装置を調整する圧縮特性調整手段とを備
えたことを特徴とする補聴器調整装置。 - 【請求項2】補聴器の利得または利得の周波数特性を変
化させる手段を有し、前期補聴器の利得を変化させるこ
とにより補聴器使用者の試験信号の聞こえを調整し、関
数G1(f)、関数G2(f)を求めることを特徴とする請
求項1に記載の補聴器調整装置。 - 【請求項3】補聴器の使用者に補聴器を装用させた状態
で各周波数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相
当するレベルの純音または狭帯域雑音からなる試験信号
を増幅する増幅器と、濾波するフィルタの両方またはど
ちらかと、補聴器の利得を一定とし利得の周波数特性を
平坦にする手段とを備え、前記補聴器の利得を一定とし
利得の周波数特性を平坦にする手段により補聴器の利得
を一定とし周波数特性を平坦にしたのち、前記増幅器の
利得、前記フィルタの利得の周波数特性を変化させるこ
とにより補聴器使用者の試験信号の聞こえを調整し、関
数G1(f)、関数G2(f)を求めることを特徴とする請
求項1に記載の補聴器調整装置。 - 【請求項4】補聴器の使用者に補聴器を装用させた状態
で各周波数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相
当する純音または帯域雑音からなる試験信号を音響的ま
たは電気的に補聴器に入力する手段と、補聴器使用者の
反応を確認する手段と、各周波数帯域で音声の下限レベ
ルの前記試験信号を与えたときの補聴器使用者の反応を
前記補聴器使用者の反応を確認する手段で確認し試験信
号音が補聴器の使用者に快適に聞こえる最小限の補聴器
利得の周波数に関する関数G1(f)を求める手段と、各
周波数帯域で音声の上限レベルの前記試験信号を与えた
ときの補聴器使用者の反応を前記補聴器使用者の反応を
確認する手段で確認し試験信号音が補聴器の使用者に快
適に聞こえる最大限の補聴器利得の周波数に関する関数
G2(f)を求める手段と、εを正の数とした場合にある
周波数範囲内で |G1−G2|<εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としかつ
補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に設定する利得特性調整手段と、 G1−G2<−εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としかつ
補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に仮に設定する利得調整手段と、各周波
数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試
験信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験
信号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく聞ける
かどうかを確認し、ある周波数帯域での音声の下限レベ
ルの試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはその周波
数帯域での補聴器の利得G(f)が上がるように補聴器
の利得の周波数特性を調整し、ある周波数帯域での音声
の上限レベルの試験信号が大きすぎて不快な場合にはそ
の周波数帯域での補聴器の利得G(f)が下がるように
補聴器の利得の周波数特性を調整する利得特性微調整手
段と、 G1−G2>εの時には、異なった3つ以上の周波数f1、f
2、…、fi,…、fNで区切られた2つ以上の帯域におい
て、それぞれの周波数でδG(fi)=G1(fi)−G2(f
i)を求める手段と、各帯域の両端の周波数のfi、fi−
1でδG(fi)−δ(fi−1)をもとめる手段と、この
値が閾値を越えるまで隣あった帯域を統合し最終的に残
った帯域の両端の周波数で補聴器の振幅圧縮の帯域分割
を決定する手段と、各帯域において、各帯域内のある周
波数Fiとする場合に、帯域内の補聴器の利得の周波数特
性G(f)を音声信号の中間レベルに対してG1(f)と
G2(f)の間の値に設定し、振幅圧縮特性を基準周波数
Fでの下限レベルに相当するレベルの試験信号には補聴
器の利得がG1(Fi)、基準周波数Fでの上限レベルに相
当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG2(Fi)と
なるように補聴器を調整する手段を備えたことを特徴と
する補聴器調整装置。 - 【請求項5】交通雑音、パーティー雑音、会議における
雑音等の背景雑音を発生させる雑音源と、聴力測定用ま
たは補聴器調整用の純音または帯域雑音を発生させる試
験信号源と、試験信号源の出力信号に雑音源の出力信号
を実際の各環境の試験信号対雑音比と等しくなるように
加算する加算器とからなる信号源を備えたことを特徴と
する請求項4に記載の補聴器調整装置。 - 【請求項6】聴力測定用または補聴器調整用の試験信号
源として、各々の周波数での臨界帯域幅より狭帯域の帯
域雑音を用いたことを特徴とする請求項2に記載の補聴
器調整装置。 - 【請求項7】補聴器の使用者に補聴器を装用させた状態
で各周波数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相
当するレベルの純音または帯域雑音と交通雑音、パーテ
ィー雑音、会議における雑音等の環境雑音を加え合わせ
て補聴器に入力する手段と、補聴器使用者の反応を確認
する手段と、各周波数帯域で音声の下限レベルに相当す
るレベルの純音または帯域雑音と前記環境雑音を加え合
わせて補聴器に入力したときの補聴器使用者の反応を前
記補聴器使用者の反応を確認する手段で確認し前記純音
または前記帯域雑音が補聴器の使用者に快適に聞こえる
最小限の補聴器利得G(f)を補聴器の利得の周波数特
性を変化させることにより求める手段と、各周波数帯域
で音声の上限レベルに相当するレベルの純音また帯域雑
音と前記背景雑音を加え合わせて補聴器に入力したとき
の補聴器使用者の反応を前記補聴器使用者の反応を確認
する手段で確認し前記純音または前記帯域雑音が補聴器
の使用者に快適に聞こえる最大限の補聴器利得のG2
(f)を補聴器の利得の周波数特性を変化させることに
より求める求める手段と、εを正の数とした場合にある
周波数範囲内で |G1−G2|<εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としかつ
補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に設定する利得特性調整手段と、 G1−G2>−εの時には補聴器の振幅圧縮を不要としかつ
補聴器の利得の周波数特性G(f)をG1(f)とG2
(f)の間の値に仮に設定する利得調整手段と、各周波
数帯域で音声の下限レベル及び上限レベルに相当する試
験信号を補聴器に入力し補聴器の使用者のこれらの試験
信号の補聴器の出力試験信号を聞かせて心地よく聞ける
かどうかを確認し、ある周波数帯域での音声の下限レベ
ルの試験信号が小さすぎて聞きにくい場合にはその周波
数帯域での補聴器の利得G(f)が上がるように補聴器
の利得の周波数特性を調整し、ある周波数帯域での音声
の上限レベルの試験信号が大きすぎて不快な場合にはそ
の周波数帯域での補聴器の利得G(f)が下がるように
補聴器の利得の利得の周波数特性を調整する利得特性微
調整手段と、 G1−G2>εの時には補聴器の振幅圧縮を必要とし基準周
波数をFとした場合に補聴器の利得の周波数特性G
(f)をG1(f)とG2(f)の間の値に仮に設定する利
得調整手段と、振幅圧縮特性を基準周波数Fでの下限レ
ベルに相当するレベルの試験信号には補聴器の利得がG1
(F)、基準周波数Fでの上限レベルに相当するレベル
の試験信号には補聴器の利得がG2(F)となるように補
聴器の振幅圧縮装置を調整する圧縮特性調整手段とを備
えたことを特徴とする補聴器調整装置。 - 【請求項8】画像表示装置と、入力試験信号レベル、周
波数、利得または出力レベルを各軸に取り、補聴器の入
力信号の周波数、入力信号レベル、最適利得または最適
出力電力からなる理想特性とを実際に調整した補聴器の
特性をそれぞれ前記3軸座標による3次元表示する手段
とを備えたことを特徴とする補聴器調整装置。 - 【請求項9】画像表示装置と、G1(f)、G2(f)と実
際に調整した補聴器の特性を入力試験信号レベル、周波
数と利得または出力レベルを各軸に取り3次元表示する
手段とを備えたことを特徴とする請求項1、4、5、ま
たは6のいずれかに記載の補聴器調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18906890A JP2903665B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 補聴器調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18906890A JP2903665B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 補聴器調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0477100A JPH0477100A (ja) | 1992-03-11 |
JP2903665B2 true JP2903665B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=16234766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18906890A Expired - Fee Related JP2903665B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 補聴器調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2903665B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
EP1196006A3 (en) * | 2000-10-03 | 2008-08-27 | FreeSystems Pte Ltd | On-demand audio entertainment device that allows wireless download content |
US7190795B2 (en) * | 2003-10-08 | 2007-03-13 | Henry Simon | Hearing adjustment appliance for electronic audio equipment |
DE102005032273B8 (de) * | 2005-07-11 | 2009-08-13 | Siemens Audiologische Technik Gmbh | Hörgerätesystem, Hörgerät und entsprechendes Verfahren zu dessen Einstellung |
JP2011512768A (ja) * | 2008-02-20 | 2011-04-21 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | オーディオ装置及びその動作方法 |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP18906890A patent/JP2903665B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0477100A (ja) | 1992-03-11 |
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