JP3350344B2 - 両耳補聴器調整装置およびラウドネス調整方法 - Google Patents

両耳補聴器調整装置およびラウドネス調整方法

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JP3350344B2 JP08619296A JP8619296A JP3350344B2 JP 3350344 B2 JP3350344 B2 JP 3350344B2 JP 08619296 A JP08619296 A JP 08619296A JP 8619296 A JP8619296 A JP 8619296A JP 3350344 B2 JP3350344 B2 JP 3350344B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補聴器調整装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の補聴器調整装置としては、たとえ
ば米国特許第4731850号に示されている。
【0003】図23はこの従来の補聴器調整装置の構成
図を示すものであり、10は補聴器調整装置、20は補
聴器調整装置によって調整される補聴器、30は補聴器
20を使用する補聴器使用者である。40は補聴器調整
装置内にある聴力測定手段であり、50は補聴器調整手
段である。60は純音、帯域雑音等の試験信号を発生さ
せる試験信号源である。70は使用者反応検出手段、8
0は聴力データ決定手段、90は、利得特性調整手段で
ある。
【0004】以上のように構成された従来の補聴器調整
装置の動作を説明する。まず聴力測定手段40を用いて
補聴器使用者の残存聴力を測定する。具体的には、補聴
器20の利得の周波数特性を平坦にし、利得を一定にし
た後、試験信号源60の出力信号のレベルと周波数を変
化させながら補聴器20に入力する。補聴器20の出力
信号を補聴器使用者30に補聴器装用状態で聞かせ補聴
器使用者が感じたその試験信号音の主観的なレベルの大
きさを使用者反応検出手段70により検出する。使用者
反応検出手段70は、音の大きさを、(1)聞こえな
い、(2)小さく聞こえる、(3)ちょうど良い大き
さ、(4)少し大きい、(5)不快なほど大きい、の5
段階に分けてその反応を補聴器使用者に押しボタン等で
応えさせるものである。聴力データ決定手段80は、試
験信号源の周波数、信号レベル、使用者の反応を基に、
使用者の各週は数における最小可聴値(HTL)、快適
値(MCL)、不快閾値(UCL)等を決定する。利得
調整手段90は決定された最小可聴値(HTL)、快適
値(MCL)、不快閾値(UCL)等をもとに補聴器の
利得の周波数特性を決定し補聴器をその周波数特性に最
も近い特性になるように調整する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、補聴器20が1入力、1出力を有する場
合左右それぞれの耳の聞こえに対して全く独立に調整す
ることになる。しかし、両耳で聴取する場合の最小可聴
値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)
は単耳で聴取する場合の最小可聴値(HTL)、快適値
(MCL)、不快閾値(UCL)より低い値になること
が知られている。従来の補聴器調整装置は左右の補聴器
を独立に調整しており、両耳聴による効果を考慮するこ
とができない。そのため、両耳に補聴器を装用した場合
に必要以上の利得が与えられてやかましい等の問題点を
有していた。また、難聴者の多くは左右の最小可聴値
(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)が
異なるが、従来の補聴器調整装置は左右の最小可聴値
(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)の
バランスを考慮することができない。そのため、両耳に
補聴器を装用した場合に正しい位置に音源が定位できな
い等の問題を有していた。
【0006】本発明は上記の従来の問題を解決しようと
するもので両耳に補聴器を装用した場合に必要以上の利
得を与えないような特性に補聴器を調整し、かつ両耳に
補聴器を装用した場合に音源が正しい位置に定位できる
ような特性に補聴器を調整する補聴器調整装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の補聴器調整装置における第1の発明におい
ては、単耳聴取時のラウドネス増加関数に基づいてラウ
ドネス関数上の複数点で左右の聴覚のラウドネスが等し
くなる提示音圧を測定し、左右の聴覚のラウドネスが等
しくなるよう検査音を設定して両耳聴取時のラウドネス
増加関数を測定し、両耳聴取時のラウドネス増加関数に
基づいて左右に装用する補聴器の特性を調整可能とした
もので、本発明の補聴器調整装置における第2、第3の
発明においては、単耳聴取時のラウドネス増加関数に基
づいて両耳聴取時のラウドネス増加関数を推定し、推定
された両耳聴取時のラウドネス増加関数に基づいて左右
に装用する補聴器の特性を調整可能としたものである。
【0008】上記した本発明の第1の手段によれば、補
聴器使用者の左右の聴覚のラウドネスのバランスをと
り、左右のラウドネスのバランスが保たれた状態で両耳
聴取時のラウドネス増加関数を測定し、測定された両耳
聴取時のラウドネス増加関数に基づいて補聴器の特性を
調整するので、補聴器を両耳装用する場合に適切な利得
あるいは振幅圧縮特性であり、音源を正しい位置に定位
することのできる状態に調整することができる。
【0009】上記した本発明の第2の手段によれば、補
聴器使用者の左右の聴覚で単耳聴取時のラウドネス増加
関数より両耳聴取時のラウドネス増加関数を推定し、推
定された両耳聴取時のラウドネス増加関数に基づいて補
聴器の特性を調整するので、補聴器を両耳装用する場合
に適切な利得あるいは振幅圧縮特性に調整することがで
きる。
【0010】上記した本発明の第2の手段によれば、補
聴器使用者の左右の聴覚のラウドネス増加関数が異なる
場合に、左右のラウドネス関数の差を考慮して単耳聴取
時のラウドネス増加関数より両耳聴取時のラウドネス増
加関数を推定し、推定された両耳聴取時のラウドネス増
加関数に基づいて補聴器の特性を調整するので、補聴器
を両耳装用する場合に適切な利得あるいは振幅圧縮特性
であり、音源を正しい位置に定位することのできる状態
に調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明の両耳装用補聴器調整装置の
第1の実施例を示す構成ブロック図である。図2に第1
の実施例の動作を説明するための流れ図を、図4、図
5、図6、図7、図9、図10、図11、図12、図1
3に動作を説明するための流れ図の一部を、図8にこの
実施例のラウドネス調整の模式図を示す。110Aは補
聴器調整装置、20は補聴器調整装置によって調整され
る補聴器である。前記の補聴器調整装置110Aは、操
作手段100、制御手段130A、補聴器20を使用す
る補聴器使用者の両耳聴取時の複数のラウドネスに対応
する左右おのおのの音圧を測定する測定部140、補聴
器の利得特性あるいは振幅圧縮特性を決定し前記の補聴
器20を調整する補聴器調整手段150A、記録手段1
60、表示手段170を有する。前記の測定部140
は、複数の周波数の検査用純音を発生する検査音源21
0、検査音源210の発生する周波数の検査用純音の周
波数を中心周波数とする帯域雑音を発生させる雑音源2
20、利得可変増幅器230L、利得可変増幅器230
R、電音響変換器240L、電音響変換器240
R、検査音源210と雑音源220の接続を切り替える
スイッチ250L、スイッチ250R、検査音および雑
音のレベルを決定する検査音レベル決定手段260A、
一定のラウドネスに対応する左右の音圧の差を判定する
判定手段270、特開平4−77100示された方法に
準じて補聴器使用者の反応を検出する反応検出手段28
0、左右の音の大きさのバランスに対する反応を検出す
る反応検出手段290、反応検出手段280、290を
切り替えるスイッチ300、測定結果を記憶する記憶手
段310Lおよび310R、検査音レベル決定手段26
0Aと記憶手段310L、310Rの接続を切り替える
スイッチ320L、320Rからなる。反応検出手段2
90は、具体的には、両耳聴取した音の左右のバランス
を、(1)右が大きいあるいは音が右から聞こえる、
(2)左が大きいあるいは音が左から聞こえる、(3)
左右が同じ大きさあるいは中央から聞こえる、の3状態
に分けてその反応を補聴器使用者に押しボタン等で応え
させるものである。
【0013】以上のように構成されたこの実施例の補聴
器調整装置において、その動作を図1、図2、図3、図
4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、
図12、図13に従って説明する。図4においてLHT
L500は記憶手段310Lに記憶された500Hzの
検査音に対するHTLを示し、RHTL500は記憶手
段310Rに記憶された500Hzの検査音に対するH
TLを示し、LMCL500は記憶手段310Lに記憶
された500Hzの検査音に対するMCLを示し、RM
CL500は記憶手段310Rに記憶された500Hz
の検査音に対するMCLを示し、LUCL500は記憶
手段310Lに記憶された500Hzの検査音に対する
UCLを示し、RUCL500は記憶手段310Rに記
憶された500Hzの検査音に対するUCLを示す。図
5においてLHTL1000は記憶手段310Lに記憶
された1000Hzの検査音に対するHTLを示し、R
HTL1000は記憶手段310Rに記憶された100
0Hzの検査音に対するHTLを示し、LMCL100
0は記憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査
音に対するMCLを示し、RMCL1000は記憶手段
310Rに記憶された1000Hzの検査音に対するM
CLを示し、LUCL1000は記憶手段310Lに記
憶された1000Hzの検査音に対するUCLを示し、
RUCL1000は記憶手段310Rに記憶された10
00Hzの検査音に対するUCLを示す。図6において
LHTL4000は記憶手段310Lに記憶された40
00Hzの検査音に対するHTLを示し、RHTL40
00は記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検
査音に対するHTLを示し、LMCL4000は記憶手
段310Lに記憶された4000Hzの検査音に対する
MCLを示し、RMCL4000は記憶手段310Rに
記憶された4000Hzの検査音に対するMCLを示
し、LUCL4000は記憶手段310Lに記憶された
4000Hzの検査音に対するUCLを示し、RUCL
4000は記憶手段310Rに記憶された4000Hz
の検査音に対するUCLを示す。測定部140で測定す
る複数のラウドネスに対応する音圧については例えば
(表1)のようになるが、本実施例では簡略化のため最
小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(U
CL)の3点を測定するものとする。
【0014】
【表1】
【0015】また、測定部140で測定する複数の周波
数についても補聴器20の調整可能な範囲の任意の周波
数を取りうるが、本実施例では簡略化のため500H
z、1000Hz、4000Hzの3種類について測定
するものとする。まず、単耳聴取での最小可聴値(HT
L)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)の測定を
行う(ステップ1000)。この動作の詳細を図3に示
す。操作手段100は測定開始指令信号を制御手段13
0Aへ出力する。制御手段130Aは操作手段100か
らの信号を受け取り制御信号を出力し、スイッチ300
を反応検出手段280に接続する(ステップ110
0)。まず右耳の測定を行う(ステップ1200)。制
御手段130Aからの制御信号によりスイッチ250R
を検査音源210に接続し、スイッチ250Lを切断す
る(ステップ1210)。制御手段130Aからの制御
信号によりスイッチ320Rを記憶手段310Rへ接続
し、スイッチ320Lを切断する(ステップ122
0)。制御手段130Aによる制御信号に従って、検査
音源210は検査音として500Hzの純音を発生する
(ステップ1230)。制御手段130Aからの制御信
号により検査音レベル決定手段260Aで検査音の出力
レベルを決定し、検査音レベル決定手段260Aからの
信号により制御手段130Aは制御信号を送り、利得可
変増幅器230Lは受け取った制御信号に従って利得を
調整する。検査音源210により発生させた検査音を利
得可変増幅器230Rで増幅し、電音響変換器240
Rより補聴器使用者の右耳に出力し、反応検出手段28
0により補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値(HT
L)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を測定す
る。(ステップ1240)。最小可聴値(HTL)の測
定方法は例えば「中村賢二 純音聴力検査 医歯薬出版
リハビリテーション医学全書13 聴覚障害第2版
後藤修二 編 40−43 (1984)」に記載の方
法がある。快適値(MCL)と不快閾値(UCL)の測
定方法は例えば「加藤弓子 他 簡易ラウドネス測定法
の検討 音響学会平成5年度春期研究発表会講演論文集
329−330(1993)」に記載の方法がある。
検査音の周波数および、測定された最小可聴値(HT
L)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を記憶手
段310Rに記憶する(ステップ1250)。次に、制
御手段130Aによる制御信号に従って、検査音源21
0は検査音として1000Hzの純音を発生する(ステ
ップ1260)。制御手段130Aからの制御信号によ
り検査音レベル決定手段260Aで検査音の出力レベル
を決定し、検査音レベル決定手段260Aからの信号に
より制御手段130Aは制御信号を送り、利得可変増幅
器230Lは受け取った制御信号に従って利得を調整す
る。検査音源210により発生させた検査音を利得可変
増幅器230Rで増幅し、電音響変換器240Rより
補聴器使用者の右耳に出力し、反応検出手段280によ
り補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値(HTL)、
快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を測定する。
(ステップ1270)。検査音の周波数および、測定さ
れた最小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾
値(UCL)を記憶手段310Rに記憶する(ステップ
1280)。次に、制御手段130Aによる制御信号に
従って、検査音源210は検査音として4000Hzの
純音を発生する(ステップ1290)。制御手段130
Aからの制御信号により検査音レベル決定手段260A
で検査音の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手段
260Aからの信号により制御手段130Aは制御信号
を送り、利得可変増幅器230Lは受け取った制御信号
に従って利得を調整する。検査音源210により発生さ
せた検査音を利得可変増幅器230Rで増幅し、電
響変換器240Rより補聴器使用者の右耳に出力し、反
応検出手段280により補聴器使用者の反応を検出し最
小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(U
CL)を測定する。(ステップ1300)。検査音の周
波数および、測定された最小可聴値(HTL)、快適値
(MCL)、不快閾値(UCL)を記憶手段310Rに
記憶する(ステップ1310)。次に、左耳を測定する
(ステップ1400)。制御手段130Aからの制御信
号によりスイッチ250Lを検査音源210に接続し、
スイッチ250Rを切断する(ステップ1410)。制
御手段130Aからの制御信号によりスイッチ320L
を記憶手段310Lへ接続し、スイッチ320Rを切断
する(ステップ1420)。制御手段130Aによる制
御信号に従って、検査音源210は検査音として500
Hzの純音を発生する(ステップ1430)。制御手段
130Aからの制御信号により検査音レベル決定手段2
60Aで検査音の出力レベルを決定し、検査音レベル決
定手段260Aからの信号により制御手段130Aは制
御信号を送り、利得可変増幅器230Lは受け取った制
御信号に従って利得を調整する。検査音源210により
発生させた検査音を利得可変増幅器230Lで増幅し、
音響変換器240Lより補聴器使用者の左耳に出力
し、反応検出手段280により補聴器使用者の反応を検
出し最小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾
値(UCL)を測定する。(ステップ1440)。検査
音の周波数および、測定された最小可聴値(HTL)、
快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を記憶手段31
0Lに記憶する(ステップ1450)。次に、制御手段
130Aによる制御信号に従って、検査音源210は検
査音として1000Hzの純音を発生する(ステップ1
460)。制御手段130Aからの制御信号により検査
音レベル決定手段260Aで検査音の出力レベルを決定
し、検査音レベル決定手段260Aからの信号により制
御手段130Aは制御信号を送り、利得可変増幅器23
0Lは受け取った制御信号に従って利得を調整する。検
査音源210により発生させた検査音を利得可変増幅器
230Lで増幅し、電音響変換器240Lより補聴器
使用者の左耳に出力し、反応検出手段280により補聴
器使用者の反応を検出し最小可聴値(HTL)、快適値
(MCL)、不快閾値(UCL)を測定する。(ステッ
プ1470)。検査音の周波数および、測定された最小
可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(UC
L)を記憶手段310Lに記憶する(ステップ148
0)。次に、制御手段130Aによる制御信号に従っ
て、検査音源210は検査音として4000Hzの純音
を発生する(ステップ1490)。制御手段130Aか
らの制御信号により検査音レベル決定手段260Aで検
査音の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手段26
0Aからの信号により制御手段130Aは制御信号を送
り、利得可変増幅器230Lは受け取った制御信号に従
って利得を調整する。検査音源210により発生させた
検査音を利得可変増幅器230Lで増幅し、電音響変
換器240Lより補聴器使用者の左耳に出力し、反応検
出手段280により補聴器使用者の反応を検出し最小可
聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(UC
L)を測定する。(ステップ1500)。検査音の周波
数および、測定された最小可聴値(HTL)、快適値
(MCL)、不快閾値(UCL)を記憶手段310Lに
記憶する(ステップ1510)。次に、左右の最小可聴
値(HTL)に大きな違いがある場合の最小可聴値(H
TL)の再測定をする(ステップ2000)。まず50
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の再測定
をする(ステップ2005)。この動作の詳細を図4に
示す。制御手段130Aによる制御信号に従って、31
0Lに記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)と310Rに記憶された500Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)とを判定手段270で
比較する(ステップ2010)。ステップ2010にお
いて、記憶手段310Lと記憶手段310Rに記憶され
た500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の
差が30dB以下の場合、1000Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)の再測定を行う(ステップ22
00)。もしステップ2010において、記憶手段31
0Lと記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音
に対する最小可聴値(HTL)の差が30dBより大き
い場合、制御手段130Aからの制御信号によって雑音
源220は中心周波数500Hzの帯域雑音を発生する
(ステップ2020)。記憶手段310Lに記憶された
500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と記
憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)とを判定手段270で比較する
(ステップ2030)。ステップ2030で記憶手段3
10Lに記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)が記憶手段310Rに記憶された500Hz
の検査音に対する最小可聴値(HTL)より大きい場合
は、制御手段130Aからの制御手段に従ってスイッチ
320Lを記憶手段310Lに接続し、スイッチ320
Rを切断する(ステップ2040)。制御手段130A
からの制御信号によりスイッチ250Lを検査音源21
0に接続し、スイッチ250Rを雑音源220に接続す
る(ステップ2050)。制御手段130Aによる制御
信号に従って、利得可変増幅器230Rの利得を雑音源
で発生する雑音の実効マスキングレベルが50dBにな
るように調整する。雑音源220により発生させた帯域
雑音を利得可変増幅器230Rで増幅し、電音響変換
器240Rより補聴器使用者の右耳に出力する(ステッ
プ2060)。制御手段130Aからの制御信号により
検査音レベル決定手段260Aで検査音の出力レベルを
決定し、検査音レベル決定手段260Aからの信号によ
り制御手段130Aは制御信号を送り、利得可変増幅器
230Lは受け取った制御信号に従って利得を調整す
る。検査音源210により発生させた検査音を利得可変
増幅器230Lで増幅し、電音響変換器240Lより
補聴器使用者の左耳に出力し、反応検出手段280によ
り補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値(HTL)を
測定する(ステップ2070)。記憶手段310Lに記
憶されている500Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)をステップ2070で測定された値と入れ替
える(ステップ2080)。次に、判定手段270で記
憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)と記憶手段310Lに記憶され
た500Hzの検査音に対する快適値(MCL)を比較
する(ステップ2090)。ステップ2090において
記憶手段310Lの500Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)が記憶手段310Lの500Hzの検査
音に対する快適値(MCL)より小さい場合は1000
Hzの検査音に対する検査音に対する最小可聴値(HT
L)の再測定を行う(ステップ2200)。もしステッ
プ2090において、記憶手段310Lの500Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310
Lの500Hzの検査音に対する快適値(MCL)以上
の場合は、記憶手段310Lに記憶された500Hzの
検査音に対する快適値(MCL)を、記憶手段310L
に記憶された500Hzの検査音に対する不快閾値(U
CL)と記憶手段310Lに記憶された500Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)の差に0.75を乗
じた値を記憶手段310Lに記憶された500Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)に加えたものに入れ
替える(ステップ2100)。次に1000Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)の再測定を行う(ステ
ップ2200)。もしステップ2030において記憶手
段310Lに記憶された500Hzの検査音に対する最
小可聴値(HTL)が記憶手段310Rに記憶された5
00Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)より小さ
い場合は、制御手段130Aからの制御手段に従ってス
イッチ320Rを記憶手段310Rに接続し、スイッチ
320Lを切断する(ステップ2110)。制御手段1
30Aからの制御信号によりスイッチ250Rを検査音
源210に接続し、スイッチ250Lを雑音源220に
接続する(ステップ2120)。制御手段130Aによ
る制御信号に従って、利得可変増幅器230Lの利得を
雑音源で発生する雑音の実効マスキングレベルが50d
Bになるように調整する。雑音源220により発生させ
た帯域雑音を利得可変増幅器230Lで増幅し、電
響変換器240Lより補聴器使用者の左耳に出力する
(ステップ2130)。制御手段130Aからの制御信
号により検査音レベル決定手段260Aで検査音の出力
レベルを決定し、検査音レベル決定手段260Aからの
信号により制御手段130Aは制御信号を送り、利得可
変増幅器230Rは受け取った制御信号に従って利得を
調整する。検査音源210により発生させた検査音を利
得可変増幅器230Rで増幅し、電音響変換器240
Rより補聴器使用者の右耳に出力し、反応検出手段28
0により補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値(HT
L)を測定する(ステップ2140)。記憶手段310
Rの500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)
をステップ2140で測定された値と入れ替える(ステ
ップ2150)。次に、判定手段270で記憶手段31
0Rに記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)と記憶手段310Rに記憶された500H
zの検査音に対する快適値(MCL)を比較する(ステ
ップ2160)。ステップ2160において記憶手段3
10Rの500Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)が記憶手段310Rの500Hzの検査音に対する
快適値(MCL)より小さい場合は1000Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)の再測定を行う(ステ
ップ2200)。もしステップ2160において、記憶
手段310Rの500Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)が記憶手段310Rの500Hzの検査音に
対する快適値(MCL)以上の場合は、記憶手段310
Rに記憶されている500Hzの検査音に対する快適値
(MCL)を、記憶手段310Rに記憶された500H
zの検査音に対する不快閾値(UCL)と記憶手段31
0Rに記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)の差に0.75を乗じた値を記憶手段31
0Rに記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)に加えたものに入れ替える(ステップ21
70)。次に1000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)の再測定を行う(ステップ2200)。ステ
ップ2200の詳細を図5に示す。制御手段130Aに
よる制御信号に従って、310Lに記憶された1000
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と310R
に記憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)とを判定手段270で比較する(ステップ2
210)。ステップ2210において、記憶手段310
Lと記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)の差が40dB以下の
場合、4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)の再測定を行う(ステップ2400)。もしステッ
プ2210において、記憶手段310Lと記憶手段31
0Rに記憶された1000Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)の差が40dBより大きい場合、制御手
段130Aからの制御信号によって雑音源220は中心
周波数1000Hzの帯域雑音を発生する(ステップ2
220)。310Lに記憶された1000Hzの検査音
に対する最小可聴値(HTL)と310Rに記憶された
1000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と
を判定手段270で比較する(ステップ2230)。ス
テップ2230で記憶手段310Lに記憶された100
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手
段310Rに記憶された1000Hzの検査音に対する
最小可聴値(HTL)より大きい場合は、制御手段13
0Aからの制御手段に従ってスイッチ320Lを記憶手
段310Lに接続し、スイッチ320Rを切断する(ス
テップ2240)。制御手段130Aからの制御信号に
よりスイッチ250Lを検査音源210に接続し、スイ
ッチ250Rを雑音源220に接続する(ステップ22
50)。制御手段130Aによる制御信号に従って、利
得可変増幅器230Rの利得を雑音源で発生する雑音の
実効マスキングレベルが50dBになるように調整す
る。雑音源220により発生させた帯域雑音を利得可変
増幅器230Rで増幅し、電音響変換器240Rより
補聴器使用者の右耳に出力する(ステップ2260)。
制御手段130Aからの制御信号により検査音レベル決
定手段260Aで検査音の出力レベルを決定し、検査音
レベル決定手段260Aからの信号により制御手段13
0Aは制御信号を送り、利得可変増幅器230Lは受け
取った制御信号に従って利得を調整する。検査音源21
0により発生させた検査音を利得可変増幅器230Lで
増幅し、電音響変換器240Lより補聴器使用者の左
耳に出力し、反応検出手段280により補聴器使用者の
反応を検出し最小可聴値(HTL)を測定する(ステッ
プ2270)。記憶手段310Lに記憶されている10
00Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)をステッ
プ2270で測定された値と入れ替える(ステップ22
80)。次に、判定手段270で記憶手段310Lに記
憶された1000Hzの最小可聴値(HTL)と記憶手
段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対する
快適値(MCL)を比較する(ステップ2290)。ス
テップ2290において記憶手段310Lに記憶された
1000Hzの最小可聴値(HTL)が記憶手段310
Lに記憶された1000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)より小さい場合は4000Hzの検査音に対
する最小可聴値(HTL)の再測定を行う(ステップ2
400)。もし、ステップ2290において記憶手段3
10Lに記憶された1000Hzの最小可聴値(HT
L)が記憶手段310Lに記憶された1000Hzの検
査音に対する快適値(MCL)以上の場合は、記憶手段
310Lに記憶された1000Hzの検査音に対する快
適値(MCL)を、記憶手段310Lに記憶された10
00Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)と記憶手
段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対する
最小可聴値(HTL)の差に0.75を乗じた値を記憶
手段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)に加えたものに入れ替える(ス
テップ2300)。次に4000Hzの検査音に対する
最小可聴値(HTL)の再測定を行う(ステップ240
0)。もしステップ2230において記憶手段310L
に記憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)が記憶手段310Rに記憶された1000H
zの検査音に対する最小可聴値(HTL)より小さい場
合は、制御手段130Aからの制御手段に従ってスイッ
チ320Rを記憶手段310Rに接続し、スイッチ32
0Lを切断する(ステップ2310)。制御手段130
Aからの制御信号によりスイッチ250Rを検査音源2
10に接続し、スイッチ250Lを雑音源220に接続
する(ステップ2320)。制御手段130Aによる制
御信号に従って、利得可変増幅器230Lの利得を雑音
源で発生する雑音の実効マスキングレベルが50dBに
なるように調整する。雑音源220により発生させた帯
域雑音を利得可変増幅器230Lで増幅し、電音響変
換器240Lより補聴器使用者の左耳に出力する(ステ
ップ2330)。制御手段130Aからの制御信号によ
り検査音レベル決定手段260Aで検査音の出力レベル
を決定し、検査音レベル決定手段260Aからの信号に
より制御手段130Aは制御信号を送り、利得可変増幅
器230Rは受け取った制御信号に従って利得を調整す
る。検査音源210により発生させた検査音を利得可変
増幅器230Rで増幅し、電音響変換器240Rより
補聴器使用者の右耳に出力し、反応検出手段280によ
り補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値(HTL)を
測定する(ステップ2340)。記憶手段310Rに記
憶されている1000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)をステップ2340で測定された値と入れ替
える(ステップ2350)。次に、判定手段270で記
憶手段310Rに記憶された1000Hzの最小可聴値
(HTL)と記憶手段310Rに記憶された1000H
zの検査音に対する快適値(MCL)を比較する(ステ
ップ2360)。ステップ2360において記憶手段3
10Rに記憶された1000Hzの最小可聴値(HT
L)が記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検
査音に対する快適値(MCL)より小さい場合は400
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の再測定
を行う(ステップ2400)。もし、ステップ2360
において記憶手段310Rに記憶された1000Hzの
最小可聴値(HTL)が記憶手段310Rに記憶された
1000Hzの検査音に対する快適値(MCL)以上の
場合は、記憶手段310Rに記憶された1000Hzの
検査音に対する快適値(MCL)を、記憶手段310R
に記憶された1000Hzの検査音に対する不快閾値
(UCL)と記憶手段310Rに記憶された1000H
zの検査音に対する最小可聴値(HTL)の差に0.7
5を乗じた値を記憶手段310Rに記憶された1000
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)に加えたも
のに入れ替える(ステップ2370)。次に4000H
zの検査音に対する最小可聴値(HTL)の再測定を行
う(ステップ2400)。ステップ2400の詳細を図
6に示す。制御手段130Aによる制御信号に従って、
310Lに記憶された4000Hzの検査音に対する最
小可聴値(HTL)と310Rに記憶された4000H
zの検査音に対する最小可聴値(HTL)とを判定手段
270で比較する(ステップ2410)。ステップ24
10において、記憶手段310Lと記憶手段310Rに
記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)の差が40dB以下の場合、両耳バランス調
整を行う(ステップ3000)。もしステップ2410
において、記憶手段310Lと記憶手段310Rに記憶
された4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)の差が40dBより大きい場合、制御手段130A
からの制御信号によって雑音源220は中心周波数40
00Hzの帯域雑音を発生する(ステップ2420)。
310Lに記憶された4000Hzの検査音に対する最
小可聴値(HTL)と310Rに記憶された4000H
zの検査音に対する最小可聴値(HTL)とを判定手段
270で比較する(ステップ2430)。ステップ24
30で記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310R
に記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)より大きい場合は、制御手段130Aからの
制御手段に従ってスイッチ320Lを記憶手段310L
に接続し、スイッチ320Rを切断する(ステップ24
40)。制御手段130Aからの制御信号によりスイッ
チ250Lを検査音源210に接続し、スイッチ250
Rを雑音源220に接続する(ステップ2450)。制
御手段130Aによる制御信号に従って、利得可変増幅
器230Rの利得を雑音源で発生する雑音の実効マスキ
ングレベルが50dBになるように調整する。雑音源2
20により発生させた帯域雑音を利得可変増幅器230
Rで増幅し、電音響変換器240Rより補聴器使用者
の右耳に出力する(ステップ2460)。制御手段13
0Aからの制御信号により検査音レベル決定手段260
Aで検査音の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手
段260Aからの信号により制御手段130Aは制御信
号を送り、利得可変増幅器230Lは受け取った制御信
号に従って利得を調整する。検査音源210により発生
させた検査音を利得可変増幅器230Lで増幅し、電
音響変換器240Lより補聴器使用者の左耳に出力し、
反応検出手段280により補聴器使用者の反応を検出し
最小可聴値(HTL)を測定する(ステップ247
0)。記憶手段310Lに記憶されている4000Hz
の検査音に対する最小可聴値(HTL)をステップ24
70で測定された値と入れ替える(ステップ248
0)。次に、判定手段270で記憶手段310Lに記憶
された4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)と記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検
査音に対する快適値(MCL)を比較する(ステップ2
490)。ステップ2490において記憶手段310L
の4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)
が記憶手段310Lの4000Hzの検査音に対する快
適値(MCL)より小さい場合は両耳バランスの調整を
行う(ステップ3000)。もしステップ2490にお
いて、記憶手段310Lの4000Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)が記憶手段310Lの4000
Hzの検査音に対する快適値(MCL)以上の場合は、
記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検査音に
対する快適値(MCL)を、記憶手段310Lに記憶さ
れた4000Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)
と記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検査音
に対する最小可聴値(HTL)の差に0.75を乗じた
値を記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)に加えたものに入れ替
える(ステップ2500)。次に両耳のバランス調整を
行う(ステップ3000)。もしステップ2430にお
いて記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310Rに
記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)より小さい場合は、制御手段130Aからの
制御手段に従ってスイッチ320Rを記憶手段310R
に接続し、スイッチ320Lを切断する(ステップ25
10)。制御手段130Aからの制御信号によりスイッ
チ250Rを検査音源210に接続し、スイッチ250
Lを雑音源220に接続する(ステップ2520)。制
御手段130Aによる制御信号に従って、利得可変増幅
器230Lの利得を雑音源で発生する雑音の実効マスキ
ングレベルが50dBになるように調整する。雑音源2
20により発生させた帯域雑音を利得可変増幅器230
Lで増幅し、電音響変換器240Lより補聴器使用者
の左耳に出力する(ステップ2530)。制御手段13
0Aからの制御信号により検査音レベル決定手段260
Aで検査音の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手
段260Aからの信号により制御手段130Aは制御信
号を送り、利得可変増幅器230Rは受け取った制御信
号に従って利得を調整する。検査音源210により発生
させた検査音を利得可変増幅器230Rで増幅し、電
音響変換器240Rより補聴器使用者の右耳に出力し、
反応検出手段280により補聴器使用者の反応を検出し
最小可聴値(HTL)を測定する(ステップ254
0)。記憶手段310Rの4000Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)をステップ2540で測定され
た値と入れ替える(ステップ2550)。次に、判定手
段270で記憶手段310Rに記憶された4000Hz
の検査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段31
0Rに記憶された4000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)を比較する(ステップ2560)。ステップ
2560において記憶手段310Rの4000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310R
の4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)より
小さい場合は両耳バランス調整を行う(ステップ300
0)。もしステップ2560において、記憶手段310
Rの4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)が記憶手段310Rの4000Hzの検査音に対す
る快適値(MCL)以上の場合は、記憶手段310Rに
記憶されている4000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)を、記憶手段310Rに記憶された4000
Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)と記憶手段3
10Rに記憶された4000Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)の差に0.75を乗じた値を記憶手段
310Rに記憶された4000Hzの検査音に対する最
小可聴値(HTL)に加えたものに入れ替える(ステッ
プ2570)。次に両耳バランス調整を行う(ステップ
3000)。制御手段130Aからの制御信号によりス
イッチ250Lとスイッチ250Rを検査音源210に
接続する(ステップ3010)。制御手段130Aから
の制御信号によりスイッチ320Lを記憶手段310L
に接続し、320Rを記憶手段320Rに接続する(ス
テップ3020)。制御手段130Aからの制御信号に
よりスイッチ300を反応検出手段290に接続する
(ステップ3030)。まず500Hzの検査音に対す
る両耳のバランスを調整する(ステップ3100)。こ
の動作の詳細を図7に示す。制御手段130Aからの制
御信号によって、検査音源210は検査音として500
Hzの純音を発生する(ステップ3110)。制御手段
130Aからの制御信号に従って、検査音レベル決定手
段260Aで左耳に提示する検査音のレベルを決定する
ための式を図8に基づいて求める。図8において横軸を
ラウドネスの健聴者標準、縦軸を補聴器使用者のラウド
ネスとし、いずれの軸もdBで示す。あらかじめ定めら
れた最小可聴値(HTL)の健聴者標準値をNH、快適
値(MCL)の健聴者標準値をNM、不快閾値(UC
L)の健聴者標準値をNUとする。補聴器使用者の最小
化聴値(HTL)をSH、補聴器使用者の快適値(MC
L)をSM、補聴器使用者の不快閾値(UCL)をSU
とする。記憶手段310Lに記憶された500Hzの検
査音に対する快適値(MCL)から記憶手段310Lに
記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)を減じた値を、あらかじめ定められた500Hz
の検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値より
あらかじめ定められた500Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)の健聴者標準値を減じた値で除したも
のをa1Lとし、記憶手段310Lに記憶された500
Hzの検査音に対する快適値(MCL)より、a1Lに
あらかじめ定められた500Hzの検査音に対する快適
値(MCL)の健聴者標準値を乗じたものを減じた値を
b1Lとし、xの値があらかじめ定められた500Hz
の検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値以下
である場合に、検査音レベルはa1Lにxを乗じた値に
b1Lを加えたものとする。また記憶手段310Lに記
憶された500Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)から記憶手段310Lに記憶された500Hzの検
査音に対する快適値(MCL)を減じた値を、あらかじ
め定められた500Hzの検査音に対する不快閾値(U
CL)の健聴者標準値よりあらかじめ定められた500
Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値
を減じた値で除したものをa2Lとし、記憶手段310
Lに記憶された500Hzの検査音に対する快適値(M
CL)より、a2Lにあらかじめ定められた500Hz
の検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値を乗
じたものを減じた値をb2Lとし、xの値があらかじめ
定められた500Hzの検査音に対する快適値(MC
L)の健聴者標準値より大きい場合に、検査音レベルは
a2Lにxを乗じた値にb2Lを加えたものとする(ス
テップ3120)。次に検査音レベル決定手段260A
で右耳に提示する検査音のレベルを決定するための式を
図8に基づいて求める。記憶手段310Rに記憶された
500Hzの検査音に対する快適値(MCL)から記憶
手段310Rに記憶された500Hzの検査音に対する
最小可聴値(HTL)を減じた値を、あらかじめ定めら
れた500Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健
聴者標準値よりあらかじめ定められた500Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)の健聴者標準値を減じ
た値で除したものをa1Rとし、記憶手段310Rに記
憶された500Hzの検査音に対する快適値(MCL)
より、a1Rにあらかじめ定められた500Hzの検査
音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値を乗じたも
のを減じた値をb1Rとし、xの値があらかじめ定めら
れた500Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健
聴者標準値以下である場合に、検査音レベルはa1Rに
xを乗じた値にb1Rを加えたものとする。また記憶手
段310Rに記憶された500Hzの検査音に対する不
快閾値(UCL)から記憶手段310Rに記憶された5
00Hzの検査音に対する快適値(MCL)を減じた値
を、あらかじめ定められた500Hzの検査音に対する
不快閾値(UCL)の健聴者標準値よりあらかじめ定め
られた500Hzの検査音に対する快適値(MCL)の
健聴者標準値を減じた値で除したものをa2Rとし、記
憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音に対す
る快適値(MCL)より、a2Rにあらかじめ定められ
た500Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴
者標準値を乗じたものを減じた値をb2Rとし、xの値
があらかじめ定められた500Hzの検査音に対する快
適値(MCL)の健聴者標準値より大きい場合に、検査
音レベルはa2Rにxを乗じた値にb2Rを加えたもの
とする(ステップ3130)。検査音レベル決定手段2
60Aでxにあらかじめ定められた500Hzの検査音
に対する最小可聴値(HTL)の健聴者標準値より20
を減じた値を代入し、左右の耳に提示する検査音のレベ
ルを決定する(ステップ3140)。左右に提示するレ
ベルをラウドネスが等しくなるように調整する(ステッ
プ3150)。制御手段130Aは検査音レベル決定手
段260Aからの信号に基づき制御信号を出力し、利得
可変増幅器230L、230Rの利得を調整する。検査
音源210により発生させた検査音を利得可変増幅器2
30L、230Rで増幅し、電気音響変換器240L、
240Rよりそれぞれ補聴器使用者の左耳、右耳に同時
に出力する(ステップ3151)。反応検出手段290
により検出された補聴器使用者の反応を検査音レベル決
定手段260Aで判定する(ステップ3152)。ステ
ップ3152において補聴器使用者の反応が「音が聞こ
えない」である場合、検査音レベル決定手段260Aで
xに10dB大きい値を代入し(ステップ3153)、
ステップ3151以下を繰り返す。もしステップ315
2において補聴器使用者の反応が「音が聞こえない」で
ない場合、反応検出手段290により検出された補聴器
使用者の反応を検査音レベル決定手段260Aで判定す
る(ステップ3154)。ステップ3154で反応検出
手段290により検出された補聴器使用者の反応が「や
かましい」である場合、検査音レベル決定手段260A
でxに10dB小さい値を代入し(ステップ315
5)、ステップ3151以下を繰り返す。もしステップ
3154で反応検出手段290により検出された補聴器
使用者の反応が「やかましい」でない場合、反応検出手
段290により検出された補聴器使用者の反応を検査音
レベル決定手段260Aで判定する(ステップ315
6)。ステップ3156で反応検出手段290により検
出された補聴器使用者の反応が「左右が同じあるいは中
央から聞こえる」である場合、左耳に提示している検査
音レベルを記憶手段310Lに記憶された500Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)の値と入替え、右
耳に提示している検査音レベルを記憶手段310Rに記
憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)の値と入替える(ステップ3170)。もしステッ
プ3156で反応検出手段290により検出された補聴
器使用者の反応が「左右が同じあるいは中央から聞こえ
る」でない場合、反応検出手段290により検出された
補聴器使用者の反応を検査音レベル決定手段260Aで
判定する(ステップ3157)。ステップ3157で反
応検出手段290により検出された補聴器使用者の反応
が「左が大きいあるいは左から聞こえる」の場合、右耳
に提示する検査音の提示レベルを2dB大きい値に設定
し(ステップ3158)、ステップ3151以下を繰り
返す。もしステップ3157で反応検出手段290によ
り検出された補聴器使用者の反応が「左が大きいあるい
は左から聞こえる」でない場合、反応検出手段290に
より検出された補聴器使用者の反応を検査音レベル決定
手段260Aで判定する(ステップ3159)。ステッ
プ3159で反応検出手段290により検出された補聴
器使用者の反応が「右が大きいあるいは右から聞こえ
る」の場合、左耳に提示する検査音の提示レベルを2d
B大きい値に設定し(ステップ3160)、ステップ3
151以下を繰り返す。もしステップ3159で反応検
出手段290により検出された補聴器使用者の反応が
「右が大きいあるいは右から聞こえる」でない場合、左
耳に提示している検査音レベルを記憶手段310Lに記
憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)の値と入替え、右耳に提示している検査音レベルを
記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音に対
する最小可聴値(HTL)の値と入替える(ステップ3
170)。検査音レベル決定手段260Aでxにあらか
じめ定められた500Hzの検査音に対する快適値(M
CL)の健聴者標準値より20を減じた値を代入し、左
右の耳に提示する検査音のレベルを決定する(ステップ
3180)。左右に提示するレベルをラウドネスが等し
くなるように調整する(ステップ3150)。左耳に提
示している検査音レベルを記憶手段310Lに記憶され
た500Hzの検査音に対する快適値(MCL)の値と
入替え、右耳に提示している検査音レベルを記憶手段3
10Rに記憶された500Hzの検査音に対する快適値
(MCL)の値と入替える(ステップ3190)。検査
音レベル決定手段260Aでxにあらかじめ定められた
500Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)の健聴
者標準値より20を減じた値を代入し、左右の耳に提示
する検査音のレベルを決定する(ステップ3200)。
左右に提示するレベルをラウドネスが等しくなるように
調整する(ステップ3150)。左耳に提示している検
査音レベルを記憶手段310Lに記憶された500Hz
の検査音に対する不快閾値(UCL)の値と入替え、右
耳に提示している検査音レベルを記憶手段310Rに記
憶された500Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)の値と入替える(ステップ3210)。次に100
0Hzの検査音に対する両耳のバランスを調整する(ス
テップ3300)。この動作の詳細を図9に示す。制御
手段130Aからの制御信号によって、検査音源210
は検査音として1000Hzの純音を発生する(ステッ
プ3310)。制御手段130Aからの制御信号に従っ
て、検査音レベル決定手段260Aで左耳に提示する検
査音のレベルを決定するための式を図8に基づいて求め
る。記憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)から記憶手段310Lに記
憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)を減じた値を、あらかじめ定められた1000H
zの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値よ
りあらかじめ定められた1000Hzの検査音に対する
最小可聴値(HTL)の健聴者標準値を減じた値で除し
たものをa1Lとし、記憶手段310Lに記憶された1
000Hzの検査音に対する快適値(MCL)より、a
1Lにあらかじめ定められた1000Hzの検査音に対
する快適値(MCL)の健聴者標準値を乗じたものを減
じた値をb1Lとし、xの値があらかじめ定められた1
000Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者
標準値以下である場合に、検査音レベルはa1Lにxを
乗じた値にb1Lを加えたものとする。また記憶手段3
10Lに記憶された1000Hzの検査音に対する不快
閾値(UCL)から記憶手段310Lに記憶された10
00Hzの検査音に対する快適値(MCL)を減じた値
を、あらかじめ定められた1000Hzの検査音に対す
る不快閾値(UCL)の健聴者標準値よりあらかじめ定
められた1000Hzの検査音に対する快適値(MC
L)の健聴者標準値を減じた値で除したものをa2Lと
し、記憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)より、a2Lにあらかじめ
定められた1000Hzの検査音に対する快適値(MC
L)の健聴者標準値を乗じたものを減じた値をb2Lと
し、xの値があらかじめ定められた1000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値より大きい
場合に、検査音レベルはa2Lにxを乗じた値にb2L
を加えたものとする(ステップ3320)。次に検査音
レベル決定手段260Aで右耳に提示する検査音のレベ
ルを決定するための式を図8に基づいて求める。記憶手
段310Rに記憶された1000Hzの検査音に対する
快適値(MCL)から記憶手段310Rに記憶された1
000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)を減
じた値を、あらかじめ定められた1000Hzの検査音
に対する快適値(MCL)の健聴者標準値よりあらかじ
め定められた1000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)の健聴者標準値を減じた値で除したものをa
1Rとし、記憶手段310Rに記憶された1000Hz
の検査音に対する快適値(MCL)より、a1Rにあら
かじめ定められた1000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)の健聴者標準値を乗じたものを減じた値をb
1Rとし、xの値があらかじめ定められた1000Hz
の検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値以下
である場合に、検査音レベルはa1Rにxを乗じた値に
b1Rを加えたものとする。また記憶手段310Rに記
憶された1000Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)から記憶手段310Rに記憶された1000Hzの
検査音に対する快適値(MCL)を減じた値を、あらか
じめ定められた1000Hzの検査音に対する不快閾値
(UCL)の健聴者標準値よりあらかじめ定められた1
000Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者
標準値を減じた値で除したものをa2Rとし、記憶手段
310Rに記憶された1000Hzの検査音に対する快
適値(MCL)より、a2Rにあらかじめ定められた1
000Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者
標準値を乗じたものを減じた値をb2Rとし、xの値が
あらかじめ定められた1000Hzの検査音に対する快
適値(MCL)の健聴者標準値より大きい場合に、検査
音レベルはa2Rにxを乗じた値にb2Rを加えたもの
とする(ステップ3330)。検査音レベル決定手段2
60Aでxにあらかじめ定められた1000Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)の健聴者標準値より2
0を減じた値を代入し、左右の耳に提示する検査音のレ
ベルを決定する(ステップ3340)。左右に提示する
レベルをラウドネスが等しくなるように調整する(ステ
ップ3150)。左耳に提示している検査音レベルを記
憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対
する最小可聴値(HTL)の値と入替え、右耳に提示し
ている検査音レベルを記憶手段310Rに記憶された1
000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の値
と入替える(ステップ3370)。検査音レベル決定手
段260Aでxにあらかじめ定められた1000Hzの
検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値より2
0を減じた値を代入し、左右の耳に提示する検査音のレ
ベルを決定する(ステップ3380)。左右に提示する
レベルをラウドネスが等しくなるように調整する(ステ
ップ3150)。左耳に提示している検査音レベルを記
憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対
する快適値(MCL)の値と入替え、右耳に提示してい
る検査音レベルを記憶手段310Rに記憶された100
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)の値と入替え
る(ステップ3390)。検査音レベル決定手段260
Aでxにあらかじめ定められた1000Hzの検査音に
対する不快閾値(UCL)の健聴者標準値より20を減
じた値を代入し、左右の耳に提示する検査音のレベルを
決定する(ステップ3400)。左右に提示するレベル
をラウドネスが等しくなるように調整する(ステップ3
150)。左耳に提示している検査音レベルを記憶手段
310Lに記憶された1000Hzの検査音に対する不
快閾値(UCL)の値と入替え、右耳に提示している検
査音レベルを記憶手段310Rに記憶された1000H
zの検査音に対する不快閾値(UCL)の値と入替える
(ステップ3410)。次に4000Hzの検査音に対
する両耳のバランスを調整する(ステップ3500)。
この動作の詳細を図10に示す。制御手段130Aから
の制御信号によって、検査音源210は検査音として4
000Hzの純音を発生する(ステップ3510)。制
御手段130Aからの制御信号に従って、検査音レベル
決定手段260Aで左耳に提示する検査音のレベルを決
定するための式を図8に基づいて求める。記憶手段31
0Lに記憶された4000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)から記憶手段310Lに記憶された4000
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)を減じた値
を、あらかじめ定められた4000Hzの検査音に対す
る快適値(MCL)の健聴者標準値よりあらかじめ定め
られた4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)の健聴者標準値を減じた値で除したものをa1Lと
し、記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)より、a1Lにあらかじめ
定められた4000Hzの検査音に対する快適値(MC
L)の健聴者標準値を乗じたものを減じた値をb1Lと
し、xの値があらかじめ定められた4000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値以下である
場合に、検査音レベルはa1Lにxを乗じた値にb1L
を加えたものとする。また記憶手段310Lに記憶され
た4000Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)か
ら記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検査音
に対する快適値(MCL)を減じた値を、あらかじめ定
められた4000Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)の健聴者標準値よりあらかじめ定められた4000
Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値
を減じた値で除したものをa2Lとし、記憶手段310
Lに記憶された4000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)より、a2Lにあらかじめ定められた400
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準
値を乗じたものを減じた値をb2Lとし、xの値があら
かじめ定められた4000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)の健聴者標準値より大きい場合に、検査音レ
ベルはa2Lにxを乗じた値にb2Lを加えたものとす
る(ステップ3520)。次に検査音レベル決定手段2
60Aで右耳に提示する検査音のレベルを決定するため
の式を図8に基づいて求める。記憶手段310Rに記憶
された4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)
から記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)を減じた値を、あらか
じめ定められた4000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)の健聴者標準値よりあらかじめ定められた4
000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の健
聴者標準値を減じた値で除したものをa1Rとし、記憶
手段310Rに記憶された4000Hzの検査音に対す
る快適値(MCL)より、a1Rにあらかじめ定められ
た4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健
聴者標準値を乗じたものを減じた値をb1Rとし、xの
値があらかじめ定められた4000Hzの検査音に対す
る快適値(MCL)の健聴者標準値以下である場合に、
検査音レベルはa1Rにxを乗じた値にb1Rを加えた
ものとする。また記憶手段310Rに記憶された400
0Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)から記憶手
段310Rに記憶された4000Hzの検査音に対する
快適値(MCL)を減じた値を、あらかじめ定められた
4000Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)の健
聴者標準値よりあらかじめ定められた4000Hzの検
査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値を減じた
値で除したものをa2Rとし、記憶手段310Rに記憶
された4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)
より、a2Rにあらかじめ定められた4000Hzの検
査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値を乗じた
ものを減じた値をb2Rとし、xの値があらかじめ定め
られた4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)
の健聴者標準値より大きい場合に、検査音レベルはa2
Rにxを乗じた値にb2Rを加えたものとする(ステッ
プ3530)。検査音レベル決定手段260Aでxにあ
らかじめ定められた4000Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)の健聴者標準値より20を減じた値を
代入し、左右の耳に提示する検査音のレベルを決定する
(ステップ3540)。左右に提示するレベルをラウド
ネスが等しくなるように調整する(ステップ315
0)。左耳に提示している検査音レベルを記憶手段31
0Lに記憶された4000Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)の値と入替え、右耳に提示している検査
音レベルを記憶手段310Rに記憶された4000Hz
の検査音に対する最小可聴値(HTL)の値と入替える
(ステップ3570)。検査音レベル決定手段260A
でxにあらかじめ定められた4000Hzの検査音に対
する快適値(MCL)の健聴者標準値より20を減じた
値を代入し、左右の耳に提示する検査音のレベルを決定
する(ステップ3580)。左右に提示するレベルをラ
ウドネスが等しくなるように調整する(ステップ315
0)。左耳に提示している検査音レベルを記憶手段31
0Lに記憶された4000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)の値と入替え、右耳に提示している検査音レ
ベルを記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検
査音に対する快適値(MCL)の値と入替える(ステッ
プ3590)。検査音レベル決定手段260Aでxにあ
らかじめ定められた4000Hzの検査音に対する不快
閾値(UCL)の健聴者標準値より20を減じた値を代
入し、左右の耳に提示する検査音のレベルを決定する
(ステップ3600)。左右に提示するレベルをラウド
ネスが等しくなるように調整する(ステップ315
0)。左耳に提示している検査音レベルを記憶手段31
0Lに記憶された4000Hzの検査音に対する不快閾
値(UCL)の値と入替え、右耳に提示している検査音
レベルを記憶手段310Rに記憶された4000Hzの
検査音に対する不快閾値(UCL)の値と入替える(ス
テップ3610)。次に両耳聴取での最小可聴値(HT
L)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)の測定を
行う(ステップ4000)。制御手段130Aからの制
御信号によりスイッチ250Lとスイッチ250Rを検
査音源210に接続する(ステップ4010)。制御手
段130Aからの制御信号によりスイッチ320Lを記
憶手段310Lに接続し、320Rを記憶手段320R
に接続する(ステップ4020)。制御手段130Aか
らの制御信号によりスイッチ300を反応検出手段28
0に接続する(ステップ4030)。まず500Hzの
検査音に対する両耳聴取での最小可聴値(HTL)、快
適値(MCL)、不快閾値(UCL)を測定する(ステ
ップ4100)。この動作の詳細を図11に示す。制御
手段130Aからの制御信号によって、検査音源210
は検査音として500Hzの純音を発生する(ステップ
4110)。制御手段130Aからの制御信号に従っ
て、検査音レベル決定手段260Aで左耳に提示する検
査音のレベルを決定するための式を図8に基づいて求め
る。記憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音
に対する快適値(MCL)から記憶手段310Lに記憶
された500Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)を減じた値を、あらかじめ定められた500Hzの
検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値よりあ
らかじめ定められた500Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)の健聴者標準値を減じた値で除したもの
をa1Lとし、記憶手段310Lに記憶された500H
zの検査音に対する快適値(MCL)より、a1Lにあ
らかじめ定められた500Hzの検査音に対する快適値
(MCL)の健聴者標準値を乗じたものを減じた値をb
1Lとし、xの値があらかじめ定められた500Hzの
検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値以下で
ある場合に、検査音レベルはa1Lにxを乗じた値にb
1Lを加えたものとする。また記憶手段310Lに記憶
された500Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)
から記憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音
に対する快適値(MCL)を減じた値を、あらかじめ定
められた500Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)の健聴者標準値よりあらかじめ定められた500H
zの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値を
減じた値で除したものをa2Lとし、記憶手段310L
に記憶された500Hzの検査音に対する快適値(MC
L)より、a2Lにあらかじめ定められた500Hzの
検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値を乗じ
たものを減じた値をb2Lとし、xの値があらかじめ定
められた500Hzの検査音に対する快適値(MCL)
の健聴者標準値より大きい場合に、検査音レベルはa2
Lにxを乗じた値にb2Lを加えたものとする(ステッ
プ4120)。次に検査音レベル決定手段260Aで右
耳に提示する検査音のレベルを決定するための式を図8
に基づいて求める。記憶手段310Rに記憶された50
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)から記憶手段
310Rに記憶された500Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)を減じた値を、あらかじめ定められた
500Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者
標準値よりあらかじめ定められた500Hzの検査音に
対する最小可聴値(HTL)の健聴者標準値を減じた値
で除したものをa1Rとし、記憶手段310Rに記憶さ
れた500Hzの検査音に対する快適値(MCL)よ
り、a1Rにあらかじめ定められた500Hzの検査音
に対する快適値(MCL)の健聴者標準値を乗じたもの
を減じた値をb1Rとし、xの値があらかじめ定められ
た500Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴
者標準値以下である場合に、検査音レベルはa1Rにx
を乗じた値にb1Rを加えたものとする。また記憶手段
310Rに記憶された500Hzの検査音に対する不快
閾値(UCL)から記憶手段310Rに記憶された50
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)を減じた値
を、あらかじめ定められた500Hzの検査音に対する
不快閾値(UCL)の健聴者標準値よりあらかじめ定め
られた500Hzの検査音に対する快適値(MCL)の
健聴者標準値を減じた値で除したものをa2Rとし、記
憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音に対す
る快適値(MCL)より、a2Rにあらかじめ定められ
た500Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴
者標準値を乗じたものを減じた値をb2Rとし、xの値
があらかじめ定められた500Hzの検査音に対する快
適値(MCL)の健聴者標準値より大きい場合に、検査
音レベルはa2Rにxを乗じた値にb2Rを加えたもの
とする(ステップ4130)。検査音レベル決定手段2
60Aでxにあらかじめ定められた500Hzの検査音
に対する最小可聴値(HTL)の健聴者標準値より20
を減じた値を代入し、左右の耳に提示する検査音のレベ
ルを決定する(ステップ4140)。制御手段130A
は検査音レベル決定手段260Aからの信号に基づき制
御信号を出力し、利得可変増幅器230L、230Rの
利得を調整する。検査音源210により発生させた検査
音を利得可変増幅器230L、230Rで増幅し、電気
音響変換器240L、240Rよりそれぞれ補聴器使用
者の左耳、右耳に同時に出力する(ステップ415
0)。反応検出手段290により検出された補聴器使用
者の反応を検査音レベル決定手段260Aで判定する
(ステップ4160)。ステップ4160において補聴
器使用者の反応が「音が聞こえない」である場合、検査
音レベル決定手段260Aでxに10dB大きい値を代
入し(ステップ4170)、ステップ4150以下を繰
り返す。もしステップ4170において補聴器使用者の
反応が「音が聞こえない」でない場合、反応検出手段2
90により検出された補聴器使用者の反応を検査音レベ
ル決定手段260Aで判定する(ステップ4180)。
ステップ4180で反応検出手段290により検出され
た補聴器使用者の反応が最小可聴値(HTL)を示すも
のである場合、左耳に提示している検査音レベルを記憶
手段310Lに記憶された500Hzの検査音に対する
最小可聴値(HTL)の値と入替え、右耳に提示してい
る検査音レベルを記憶手段310Rに記憶された500
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の値と入替
え(ステップ4190)、検査音レベル決定手段260
Aでxに10dB大きい値を代入し(ステップ420
0)ステップ4150以下を繰り返す。もしステップ4
180で反応検出手段290により検出された補聴器使
用者の反応が最小可聴値(HTL)を示すものでない場
合、反応検出手段290により検出された補聴器使用者
の反応を検査音レベル決定手段260Aで判定する(ス
テップ4210)。ステップ4210で反応検出手段2
90により検出された補聴器使用者の反応が快適値(M
CL)を示すものである場合、左耳に提示している検査
音レベルを記憶手段310Lに記憶された500Hzの
検査音に対する快適値(MCL)の値と入替え、右耳に
提示している検査音レベルを記憶手段310Rに記憶さ
れた500Hzの検査音に対する快適値(MCL)の値
と入替え(ステップ4220)、検査音レベル決定手段
260Aでxに10dB大きい値を代入し(ステップ4
230)ステップ4150以下を繰り返す。もしステッ
プ4210で反応検出手段290により検出された補聴
器使用者の反応が快適値(MCL)を示すものでない場
合、反応検出手段290により検出された補聴器使用者
の反応を検査音レベル決定手段260Aで判定する(ス
テップ4240)。ステップ4240で反応検出手段2
90により検出された補聴器使用者の反応が不快閾値
(UCL)を示すものでない場合、検査音レベル決定手
段260Aでxに10dB大きい値を代入し(ステップ
4250)、ステップ4150以下を繰り返す。もしス
テップ4240で反応検出手段290により検出された
補聴器使用者の反応が不快閾値(UCL)を示すもので
ある場合、左耳に提示している検査音レベルを記憶手段
310Lに記憶された500Hzの検査音に対する不快
閾値(UCL)の値と入替え、右耳に提示している検査
音レベルを記憶手段310Rに記憶された500Hzの
検査音に対する不快閾値(UCL)の値と入替え(ステ
ップ4260)、1000Hzの検査音に対する両耳聴
取での最小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快
閾値(UCL)を測定する(ステップ4300)。ステ
ップ4300の動作の詳細を図12に示す。制御手段1
30Aからの制御信号によって、検査音源210は検査
音として1000Hzの純音を発生する(ステップ43
10)。制御手段130Aからの制御信号に従って、検
査音レベル決定手段260Aで左耳に提示する検査音の
レベルを決定するための式を図8に基づいて求める。記
憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対
する快適値(MCL)から記憶手段310Lに記憶され
た1000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)
を減じた値を、あらかじめ定められた1000Hzの検
査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値よりあら
かじめ定められた1000Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)の健聴者標準値を減じた値で除したもの
をa1Lとし、記憶手段310Lに記憶された1000
Hzの検査音に対する快適値(MCL)より、a1Lに
あらかじめ定められた1000Hzの検査音に対する快
適値(MCL)の健聴者標準値を乗じたものを減じた値
をb1Lとし、xの値があらかじめ定められた1000
Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値
以下である場合に、検査音レベルはa1Lにxを乗じた
値にb1Lを加えたものとする。また記憶手段310L
に記憶された1000Hzの検査音に対する不快閾値
(UCL)から記憶手段310Lに記憶された1000
Hzの検査音に対する快適値(MCL)を減じた値を、
あらかじめ定められた1000Hzの検査音に対する不
快閾値(UCL)の健聴者標準値よりあらかじめ定めら
れた1000Hzの検査音に対する快適値(MCL)の
健聴者標準値を減じた値で除したものをa2Lとし、記
憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対
する快適値(MCL)より、a2Lにあらかじめ定めら
れた1000Hzの検査音に対する快適値(MCL)の
健聴者標準値を乗じたものを減じた値をb2Lとし、x
の値があらかじめ定められた1000Hzの検査音に対
する快適値(MCL)の健聴者標準値より大きい場合
に、検査音レベルはa2Lにxを乗じた値にb2Lを加
えたものとする(ステップ4320)。次に検査音レベ
ル決定手段260Aで右耳に提示する検査音のレベルを
決定するための式を図8に基づいて求める。記憶手段3
10Rに記憶された1000Hzの検査音に対する快適
値(MCL)から記憶手段310Rに記憶された100
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)を減じた
値を、あらかじめ定められた1000Hzの検査音に対
する快適値(MCL)の健聴者標準値よりあらかじめ定
められた1000Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)の健聴者標準値を減じた値で除したものをa1R
とし、記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検
査音に対する快適値(MCL)より、a1Rにあらかじ
め定められた1000Hzの検査音に対する快適値(M
CL)の健聴者標準値を乗じたものを減じた値をb1R
とし、xの値があらかじめ定められた1000Hzの検
査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値以下であ
る場合に、検査音レベルはa1Rにxを乗じた値にb1
Rを加えたものとする。また記憶手段310Rに記憶さ
れた1000Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)
から記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)を減じた値を、あらかじめ
定められた1000Hzの検査音に対する不快閾値(U
CL)の健聴者標準値よりあらかじめ定められた100
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準
値を減じた値で除したものをa2Rとし、記憶手段31
0Rに記憶された1000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)より、a2Rにあらかじめ定められた100
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準
値を乗じたものを減じた値をb2Rとし、xの値があら
かじめ定められた1000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)の健聴者標準値より大きい場合に、検査音レ
ベルはa2Rにxを乗じた値にb2Rを加えたものとす
る(ステップ4330)。検査音レベル決定手段260
Aでxにあらかじめ定められた1000Hzの検査音に
対する最小可聴値(HTL)の健聴者標準値より20を
減じた値を代入し、左右の耳に提示する検査音のレベル
を決定する(ステップ4340)。制御手段130Aは
検査音レベル決定手段260Aからの信号に基づき制御
信号を出力し、利得可変増幅器230L、230Rの利
得を調整する。検査音源210により発生させた検査音
を利得可変増幅器230L、230Rで増幅し、電気音
響変換器240L、240Rよりそれぞれ補聴器使用者
の左耳、右耳に同時に出力する(ステップ4350)。
反応検出手段290により検出された補聴器使用者の反
応を検査音レベル決定手段260Aで判定する(ステッ
プ4360)。ステップ4360において補聴器使用者
の反応が「音が聞こえない」である場合、検査音レベル
決定手段260Aでxに10dB大きい値を代入し(ス
テップ4370)、ステップ4350以下を繰り返す。
もしステップ4170において補聴器使用者の反応が
「音が聞こえない」でない場合、反応検出手段290に
より検出された補聴器使用者の反応を検査音レベル決定
手段260Aで判定する(ステップ4380)。ステッ
プ4380で反応検出手段290により検出された補聴
器使用者の反応が最小可聴値(HTL)を示すものであ
る場合、左耳に提示している検査音レベルを記憶手段3
10Lに記憶された1000Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)の値と入替え、右耳に提示している検
査音レベルを記憶手段310Rに記憶された1000H
zの検査音に対する最小可聴値(HTL)の値と入替え
(ステップ4390)、検査音レベル決定手段260A
でxに10dB大きい値を代入し(ステップ440
0)、ステップ4350以下を繰り返す。もしステップ
4380で反応検出手段290により検出された補聴器
使用者の反応が最小可聴値(HTL)を示すものでない
場合、反応検出手段290により検出された補聴器使用
者の反応を検査音レベル決定手段260Aで判定する
(ステップ4410)。ステップ4410で反応検出手
段290により検出された補聴器使用者の反応が快適値
(MCL)を示すものである場合、左耳に提示している
検査音レベルを記憶手段310Lに記憶された1000
Hzの検査音に対する快適値(MCL)の値と入替え、
右耳に提示している検査音レベルを記憶手段310Rに
記憶された1000Hzの検査音に対する快適値(MC
L)の値と入替え(ステップ4420)、検査音レベル
決定手段260Aでxに10dB大きい値を代入し(ス
テップ4430)、ステップ4350以下を繰り返す。
もしステップ4410で反応検出手段290により検出
された補聴器使用者の反応が快適値(MCL)を示すも
のでない場合、反応検出手段290により検出された補
聴器使用者の反応を検査音レベル決定手段260Aで判
定する(ステップ4440)。ステップ4440で反応
検出手段290により検出された補聴器使用者の反応が
不快閾値(UCL)を示すものでない場合、検査音レベ
ル決定手段260Aでxに10dB大きい値を代入し
(ステップ4450)、ステップ4350以下を繰り返
す。もしステップ4440で反応検出手段290により
検出された補聴器使用者の反応が不快閾値(UCL)を
示すものである場合、左耳に提示している検査音レベル
を記憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査音
に対する不快閾値(UCL)の値と入替え、右耳に提示
している検査音レベルを記憶手段310Rに記憶された
1000Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)の値
と入替え(ステップ4460)、4000Hzの検査音
に対する両耳聴取での最小可聴値(HTL)、快適値
(MCL)、不快閾値(UCL)を測定する(ステップ
4500)。ステップ4500の動作の詳細を図13に
示す。制御手段130Aからの制御信号によって、検査
音源210は検査音として4000Hzの純音を発生す
る(ステップ4510)。制御手段130Aからの制御
信号に従って、検査音レベル決定手段260Aで左耳に
提示する検査音のレベルを決定するための式を図8に基
づいて求める。記憶手段310Lに記憶された4000
Hzの検査音に対する快適値(MCL)から記憶手段3
10Lに記憶された4000Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)を減じた値を、あらかじめ定められた
4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴
者標準値よりあらかじめ定められた4000Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)の健聴者標準値を減じ
た値で除したものをa1Lとし、記憶手段310Lに記
憶された4000Hzの検査音に対する快適値(MC
L)より、a1Lにあらかじめ定められた4000Hz
の検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値を乗
じたものを減じた値をb1Lとし、xの値があらかじめ
定められた4000Hzの検査音に対する快適値(MC
L)の健聴者標準値以下である場合に、検査音レベルは
a1Lにxを乗じた値にb1Lを加えたものとする。ま
た記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検査音
に対する不快閾値(UCL)から記憶手段310Lに記
憶された4000Hzの検査音に対する快適値(MC
L)を減じた値を、あらかじめ定められた4000Hz
の検査音に対する不快閾値(UCL)の健聴者標準値よ
りあらかじめ定められた4000Hzの検査音に対する
快適値(MCL)の健聴者標準値を減じた値で除したも
のをa2Lとし、記憶手段310Lに記憶された400
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)より、a2L
にあらかじめ定められた4000Hzの検査音に対する
快適値(MCL)の健聴者標準値を乗じたものを減じた
値をb2Lとし、xの値があらかじめ定められた400
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準
値より大きい場合に、検査音レベルはa2Lにxを乗じ
た値にb2Lを加えたものとする(ステップ452
0)。次に検査音レベル決定手段260Aで右耳に提示
する検査音のレベルを決定するための式を図8に基づい
て求める。記憶手段310Rに記憶された4000Hz
の検査音に対する快適値(MCL)から記憶手段310
Rに記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)を減じた値を、あらかじめ定められた40
00Hzの検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標
準値よりあらかじめ定められた4000Hzの検査音に
対する最小可聴値(HTL)の健聴者標準値を減じた値
で除したものをa1Rとし、記憶手段310Rに記憶さ
れた4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)よ
り、a1Rにあらかじめ定められた4000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値を乗じたも
のを減じた値をb1Rとし、xの値があらかじめ定めら
れた4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)の
健聴者標準値以下である場合に、検査音レベルはa1R
にxを乗じた値にb1Rを加えたものとする。また記憶
手段310Rに記憶された4000Hzの検査音に対す
る不快閾値(UCL)から記憶手段310Rに記憶され
た4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)を減
じた値を、あらかじめ定められた4000Hzの検査音
に対する不快閾値(UCL)の健聴者標準値よりあらか
じめ定められた4000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)の健聴者標準値を減じた値で除したものをa
2Rとし、記憶手段310Rに記憶された4000Hz
の検査音に対する快適値(MCL)より、a2Rにあら
かじめ定められた4000Hzの検査音に対する快適値
(MCL)の健聴者標準値を乗じたものを減じた値をb
2Rとし、xの値があらかじめ定められた4000Hz
の検査音に対する快適値(MCL)の健聴者標準値より
大きい場合に、検査音レベルはa2Rにxを乗じた値に
b2Rを加えたものとする(ステップ4530)。検査
音レベル決定手段260Aでxにあらかじめ定められた
4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の
健聴者標準値より20を減じた値を代入し、左右の耳に
提示する検査音のレベルを決定する(ステップ454
0)。制御手段130Aは検査音レベル決定手段260
Aからの信号に基づき制御信号を出力し、利得可変増幅
器230L、230Rの利得を調整する。検査音源21
0により発生させた検査音を利得可変増幅器230L、
230Rで増幅し、電気音響変換器240L、240R
よりそれぞれ補聴器使用者の左耳、右耳に同時に出力す
る(ステップ4550)。反応検出手段290により検
出された補聴器使用者の反応を検査音レベル決定手段2
60Aで判定する(ステップ4560)。ステップ45
60において補聴器使用者の反応が「音が聞こえない」
である場合、検査音レベル決定手段260Aでxに10
dB大きい値を代入し(ステップ4570)、ステップ
4550以下を繰り返す。もしステップ4170におい
て補聴器使用者の反応が「音が聞こえない」でない場
合、反応検出手段290により検出された補聴器使用者
の反応を検査音レベル決定手段260Aで判定する(ス
テップ4580)。ステップ4580で反応検出手段2
90により検出された補聴器使用者の反応が最小可聴値
(HTL)を示すものである場合、左耳に提示している
検査音レベルを記憶手段310Lに記憶された4000
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の値と入替
え、右耳に提示している検査音レベルを記憶手段310
Rに記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)の値と入替え(ステップ4590)、検査
音レベル決定手段260Aでxに10dB大きい値を代
入し(ステップ4600)、ステップ4550以下を繰
り返す。もしステップ4580で反応検出手段290に
より検出された補聴器使用者の反応が最小可聴値(HT
L)を示すものでない場合、反応検出手段290により
検出された補聴器使用者の反応を検査音レベル決定手段
260Aで判定する(ステップ4610)。ステップ4
610で反応検出手段290により検出された補聴器使
用者の反応が快適値(MCL)を示すものである場合、
左耳に提示している検査音レベルを記憶手段310Lに
記憶された4000Hzの検査音に対する快適値(MC
L)の値と入替え、右耳に提示している検査音レベルを
記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検査音に
対する快適値(MCL)の値と入替え(ステップ462
0)、検査音レベル決定手段260Aでxに10dB大
きい値を代入し(ステップ4650)、ステップ455
0以下を繰り返す。もしステップ4610で反応検出手
段290により検出された補聴器使用者の反応が快適値
(MCL)を示すものでない場合、反応検出手段290
により検出された補聴器使用者の反応を検査音レベル決
定手段260Aで判定する(ステップ4640)。ステ
ップ4640で反応検出手段290により検出された補
聴器使用者の反応が不快閾値(UCL)を示すものでな
い場合、検査音レベル決定手段260Aでxに10dB
大きい値を代入し(ステップ4650)、ステップ45
50以下を繰り返す。もしステップ4640で反応検出
手段290により検出された補聴器使用者の反応が不快
閾値(UCL)を示すものである場合、左耳に提示して
いる検査音レベルを記憶手段310Lに記憶された40
00Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)の値と入
替え、右耳に提示している検査音レベルを記憶手段31
0Rに記憶された4000Hzの検査音に対する不快閾
値(UCL)の値と入替える(ステップ4660)。次
に制御手段130Aからの制御信号に従って補聴器調整
手段150Aは記憶手段310Lに記憶された左耳の測
定値より左耳に装用する補聴器の利得あるいは振幅圧縮
特性を決定するパラメータを決定し、記憶手段310R
に記憶された右耳の測定値より右耳に装用する補聴器の
利得あるいは振幅圧縮特性を決定するパラメータを決定
し、制御信号を出力して補聴器20を調整する(ステッ
プ5000)。補聴器の利得あるいは振幅圧縮特性の調
整方法は例えば「特開平4−77100号広報に示され
ているものがある。制御手段130Aによる制御信号に
従って記録手段160により、記憶手段310Lおよび
記憶手段310Rに記憶された測定値および補聴器調整
手段150Aの調整結果を記録する、あるいは表示手段
170により記憶手段310Lおよび記憶手段310R
に記憶された測定値および補聴器調整手段150Aの調
整結果を表示し(ステップ5100)、補聴器の調整を
終了する(ステップ5200)。
【0016】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0017】図14は本発明の両耳装用補聴器調整装置
の第2の実施例を示す構成ブロック図である。図15に
第2の実施例の動作を説明するための流れ図を、図16
に動作を説明するための流れ図の一部を示す。図14に
おいて図1と同一物または部分については同一符号を付
しているので説明を省略し、異なった部分についてのみ
説明する。110Bは補聴器調整装置、20Lおよび2
0Rは補聴器調整装置によって調整される補聴器であ
る。前記の補聴器調整装置110Bは、操作手段10
0、制御手段130B、補聴器調整手段150B、記録
手段160、表示手段170、検査音源210、検査音
のレベルを決定する検査音レベル決定手段260B、反
応検出手段280、記憶手段310L、310R、検査
音レベル決定手段260Bと記憶手段310L、310
Rの接続を切り替えるスイッチ320L、320R、前
記の検査音源と前記の補聴器20Lおよび補聴器20R
の接続を切り替えるスイッチ510Lおよび510R、
前記の記憶手段310Lおよび310Rに記録された補
聴器使用者の単耳聴取時のラウドネスから両耳聴取時の
ラウドネスを推定する両耳聴取時ラウドネス推定手段5
20Bからなる。
【0018】以上のように構成されたこの実施例の補聴
器調整装置において、その動作を図14、図15、図1
6に従って説明する。図15においてBHTLは両耳聴
取時の最小可聴値(HTL)、BMCLは両耳聴取時の
快適値(MCL)、BUCLは両耳聴取時の不快閾値
(UCL)、MHTLは単耳聴取時の最小可聴値(HT
L)、MMCLは単耳聴取時の快適値(MCL)、MU
CLは単耳聴取時の不快閾値(UCL)を示す。図15
および図16において図2および図3と同一動作には同
一符号を付して説明する。測定する複数のラウドネスに
対応する音圧については例えば(表1)のようになる
が、本実施例では簡略化のため最小可聴値(HTL)、
快適値(MCL)、不快閾値(UCL)の3点を測定す
るものとする。また、測定する複数の周波数についても
補聴器20Lおよび20Rの調整可能な範囲の任意の周
波数を取りうるが、本実施例では簡略化のため500H
z、1000Hz、4000Hzの3種類について測定
するものとする。まず、単耳聴取での最小可聴値(HT
L)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)の測定を
行う(ステップ6000)。この動作の詳細を図16に
示す。操作手段100は測定開始指令信号を制御手段1
30Bへ出力する。制御手段130Bは操作手段100
からの信号を受け取り制御信号を出力し右耳の測定を行
う(ステップ6200)。制御手段130Bからの制御
信号によりスイッチ510Rを検査音源210に接続
し、スイッチ510Lを切断する(ステップ621
0)。制御手段130Bからの制御信号によりスイッチ
320Rを記憶手段310Rへ接続し、スイッチ320
Lを切断する(ステップ1220)。制御手段130B
による制御信号に従って、検査音源210は検査音とし
て500Hzの純音を発生する(ステップ1230)。
制御手段130Bからの制御信号により検査音レベル決
定手段260Bで検査音の出力レベルを決定し、検査音
レベル決定手段260Bからの信号により制御手段13
0Bは制御信号を送り、補聴器調整装置150Bは制御
信号に従って補聴器20Rが出力する検査音が検査音レ
ベル決定手段260Bで決定されたレベルになるよう補
聴器20Rの利得を調整する。検査音源210により発
生させた検査音を補聴器20Rで増幅し補聴器使用者の
右耳に出力する。反応検出手段280により補聴器使用
者の反応を検出し最小可聴値(HTL)、快適値(MC
L)、不快閾値(UCL)を測定する(ステップ624
0)。検査音の周波数および、測定された最小可聴値
(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を
記憶手段310Rに記憶する(ステップ1250)。次
に、制御手段130Bによる制御信号に従って、検査音
源210は検査音として1000Hzの純音を発生する
(ステップ1260)。制御手段130Bからの制御信
号により検査音レベル決定手段260Bで検査音の出力
レベルを決定し、検査音レベル決定手段260Bからの
信号により制御手段130Bは制御信号を送り、補聴器
調整装置150Bは制御信号に従って補聴器20Rが出
力する検査音が検査音レベル決定手段260Bで決定さ
れたレベルになるよう補聴器20Rの利得を調整する。
検査音源210により発生させた検査音を補聴器20R
で増幅し補聴器使用者の右耳に出力する。反応検出手段
280により補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値
(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を
測定する(ステップ6270)。検査音の周波数およ
び、測定された最小可聴値(HTL)、快適値(MC
L)、不快閾値(UCL)を記憶手段310Rに記憶す
る(ステップ1280)。次に、制御手段130Bによ
る制御信号に従って、検査音源210は検査音として4
000Hzの純音を発生する(ステップ1290)。制
御手段130Bからの制御信号により検査音レベル決定
手段260Bで検査音の出力レベルを決定し、検査音レ
ベル決定手段260Bからの信号により制御手段130
Bは制御信号を送り、補聴器調整装置150Bは制御信
号に従って補聴器20Rが出力する検査音が検査音レベ
ル決定手段260Bで決定されたレベルになるよう補聴
器20Rの利得を調整する。検査音源210により発生
させた検査音を補聴器20Rで増幅し補聴器使用者の右
耳に出力する。反応検出手段280により補聴器使用者
の反応を検出し最小可聴値(HTL)、快適値(MC
L)、不快閾値(UCL)を測定する(ステップ630
0)。検査音の周波数および、測定された最小可聴値
(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を
記憶手段310Rに記憶する(ステップ1310)。次
に、左耳を測定する(ステップ6400)。制御手段1
30Bからの制御信号によりスイッチ510Lを検査音
源210に接続し、スイッチ510Rを切断する(ステ
ップ6410)。制御手段130Bからの制御信号によ
りスイッチ320Lを記憶手段310Lへ接続し、スイ
ッチ320Rを切断する(ステップ1420)。制御手
段130Bによる制御信号に従って、検査音源210は
検査音として500Hzの純音を発生する(ステップ1
430)。制御手段130Bからの制御信号により検査
音レベル決定手段260Bで検査音の出力レベルを決定
し、検査音レベル決定手段260Bからの信号により制
御手段130Bは制御信号を送り、補聴器調整装置15
0Bは制御信号に従って補聴器20Lが出力する検査音
が検査音レベル決定手段260Bで決定されたレベルに
なるよう補聴器20Lの利得を調整する。検査音源21
0により発生させた検査音を補聴器20Lで増幅し補聴
器使用者の左耳に出力する。反応検出手段280により
補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値(HTL)、快
適値(MCL)、不快閾値(UCL)を測定する。(ス
テップ6440)。検査音の周波数および、測定された
最小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値
(UCL)を記憶手段310Lに記憶する(ステップ1
450)。次に、制御手段130Bによる制御信号に従
って、検査音源210は検査音として1000Hzの純
音を発生する(ステップ1460)。制御手段130B
からの制御信号により検査音レベル決定手段260Bで
検査音の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手段2
60Bからの信号により制御手段130Bは制御信号を
送り、補聴器調整装置150Bは制御信号に従って補聴
器20Lが出力する検査音が検査音レベル決定手段26
0Bで決定されたレベルになるよう補聴器20Lの利得
を調整する。検査音源210により発生させた検査音を
補聴器20Lで増幅し補聴器使用者の左耳に出力する。
反応検出手段280により補聴器使用者の反応を検出し
最小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値
(UCL)を測定する。(ステップ6470)。検査音
の周波数および、測定された最小可聴値(HTL)、快
適値(MCL)、不快閾値(UCL)を記憶手段310
Lに記憶する(ステップ1480)。次に、制御手段1
30Bによる制御信号に従って、検査音源210は検査
音として4000Hzの純音を発生する(ステップ14
90)。制御手段130Bからの制御信号により検査音
レベル決定手段260Bで検査音の出力レベルを決定
し、検査音レベル決定手段260Bからの信号により制
御手段130Bは制御信号を送り、補聴器調整装置15
0Bは制御信号に従って補聴器20Lが出力する検査音
が検査音レベル決定手段260Bで決定されたレベルに
なるよう補聴器20Lの利得を調整する。検査音源21
0により発生させた検査音を補聴器20Lで増幅し補聴
器使用者の左耳に出力する。反応検出手段280により
補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値(HTL)、快
適値(MCL)、不快閾値(UCL)を測定する。(ス
テップ6500)。検査音の周波数および、測定された
最小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値
(UCL)を記憶手段310Lに記憶する(ステップ1
310)。次に、両耳聴取時ラウドネス推定手段520
Bで記憶手段310Lおよび310Rに記憶された単耳
聴取時の最小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不
快閾値(UCL)より両耳聴取時の最小可聴値(HT
L)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を推定す
る(ステップ7000)。記憶手段310Lに記憶され
た500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)か
ら5を減じた値を記憶手段310Lの500Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、記憶手段
310Lに記憶された500Hzの検査音に対する快適
値(MCL)から5を減じた値を記憶手段310Lの5
00Hzの検査音に対する快適値(MCL)と入れ替
え、記憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音
に対する不快閾値(UCL)から8を減じた値を記憶手
段310Lの500Hzの検査音に対する不快閾値(U
CL)と入れ替える。記憶手段310Rに記憶された5
00Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)から5
を減じた値を記憶手段310Rの500Hzの検査音に
対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、記憶手段31
0Rに記憶された500Hzの検査音に対する快適値
(MCL)から5を減じた値を記憶手段310Rの50
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)と入れ替え、
記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音に対
する不快閾値(UCL)から8を減じた値を記憶手段3
10Rの500Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)と入れ替える(ステップ7100)。記憶手段31
0Lに記憶された1000Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)から4を減じた値を記憶手段310Lの
1000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と
入れ替え、記憶手段310Lに記憶された1000Hz
の検査音に対する快適値(MCL)から6を減じた値を
記憶手段310Lの1000Hzの検査音に対する快適
値(MCL)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶され
た1000Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)か
ら8を減じた値を記憶手段310Lの1000Hzの検
査音に対する不快閾値(UCL)と入れ替える。記憶手
段310Rに記憶された1000Hzの検査音に対する
最小可聴値(HTL)から4を減じた値を記憶手段31
0Rの1000Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)と入れ替え、記憶手段310Rに記憶された100
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)から6を減じ
た値を記憶手段310Rの1000Hzの検査音に対す
る快適値(MCL)と入れ替え、記憶手段310Rに記
憶された1000Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)から8を減じた値を記憶手段310Rの1000H
zの検査音に対する不快閾値(UCL)と入れ替える
(ステップ7200)。記憶手段310Lに記憶された
4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)か
ら5を減じた値を記憶手段310Lの4000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、記憶手
段310Lに記憶された4000Hzの検査音に対する
快適値(MCL)から8を減じた値を記憶手段310L
の4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)と入
れ替え、記憶手段310Lに記憶された4000Hzの
検査音に対する不快閾値(UCL)から11を減じた値
を記憶手段310Lの4000Hzの検査音に対する不
快閾値(UCL)と入れ替える。記憶手段310Rに記
憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)から5を減じた値を記憶手段310Rの4000
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と入れ替
え、記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)から8を減じた値を記憶手
段310Rの4000Hzの検査音に対する快適値(M
CL)と入れ替え、記憶手段310Rに記憶された40
00Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)から11
を減じた値を記憶手段310Rの4000Hzの検査音
に対する不快閾値(UCL)と入れ替える(ステップ7
300)。次に制御手段130Bからの制御信号に従っ
て補聴器調整手段150Bは記憶手段310Lに記憶さ
れた左耳の測定値より左耳に装用する補聴器の利得ある
いは振幅圧縮特性を決定するパラメータを決定し、制御
信号を出力して補聴器20Lを調整する。記憶手段31
0Rに記憶された右耳の測定値より右耳に装用する補聴
器の利得あるいは振幅圧縮特性を決定するパラメータを
決定し、制御信号を出力して補聴器20Rを調整する
(ステップ8000)。補聴器の利得あるいは振幅圧縮
特性の調整方法は例えば「特開平4−77100号公報
に示されているものがある。制御手段130Bによる制
御信号に従って記録手段160により、記憶手段310
Lおよび記憶手段310Rに記憶された測定値および補
聴器調整手段150Bの調整結果を記録する、あるいは
表示手段170により記憶手段310Lおよび記憶手段
310Rに記憶された測定値および補聴器調整手段15
0Bの調整結果を表示し(ステップ5100)、補聴器
の調整を終了する(ステップ5200)。
【0019】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0020】図17は発明の両耳装用補聴器調整装置の
第3の実施例を示す構成ブロック図である。図18に
の実施例の動作を説明するための流れ図を、図19、
図20、図21、図22に動作を説明するための流れ図
の一部を示す。図17において図1または図14と同一
物または部分については同一符号を付しているので説明
を省略し、異なった部分についてのみ説明する。第3の
実施例の図17は図14の構成に雑音源220がつけ加
わり、補聴器20Lおよび補聴器20Rが補聴器20に
制御手段130Bが制御手段130Cに、補聴器調整装
置150Bが補聴器調整装置150Cに検査音レベル決
定手段260Bが検査音レベル決定手段260Cに、両
耳聴取時ラウドネス推定手段520Bが両耳聴取時ラウ
ドネス推定手段520Cに、スイッチ510Lが補聴器
20の左耳用チャンネルと検査音源210および雑音源
220との接続を切り替えるスイッチ610Lに、スイ
ッチ510Rが補聴器20の右耳用チャンネルと検査音
源210および雑音源220との接続を切り替えるスイ
ッチ610Rに置き換わった以外は第2の実施例の構成
と同一な構成である。
【0021】以上のように構成されたこの実施例の補聴
器調整装置において、その動作を図17、図18、図1
9、図20、図21、図22に従って説明する。図1
8、図20、図21、図22においてMLHTL500
は500Hzの検査音に対する左耳の単耳聴取時の最小
可聴値(HTL)を示し、MRHTLは500Hzの検
査音に対する右耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)
を示し、BLHTL500は500Hzの検査音に対す
る両耳聴取時の左耳の最小可聴値(HTL)を示し、B
RHTL500は500Hzの検査音に対する両耳聴取
時の右耳の最小可聴値(HTL)を示す。MLMCL5
00は500Hzの検査音に対する左耳の単耳聴取時の
快適値(MCL)を示し、MRMCLは500Hzの検
査音に対する右耳の単耳聴取時の快適値(MCL)を示
し、BLMCL500は500Hzの検査音に対する両
耳聴取時の左耳の快適値(MCL)を示し、BRMCL
500は500Hzの検査音に対する両耳聴取時の右耳
の快適値(MCL)を示す。MLUCL500は500
Hzの検査音に対する左耳の単耳聴取時の不快閾値(U
CL)を示し、MRUCLは500Hzの検査音に対す
る右耳の単耳聴取時の不快閾値(UCL)を示し、BL
UCL500は500Hzの検査音に対する両耳聴取時
の左耳の不快閾値(UCL)を示し、BRUCL500
は500Hzの検査音に対する両耳聴取時の右耳の不快
閾値(UCL)を示す。MLHTL1000は1000
Hzの検査音に対する左耳の単耳聴取時の最小可聴値
(HTL)を示し、MRHTLは1000Hzの検査音
に対する右耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)を示
し、BLHTL1000は1000Hzの検査音に対す
る両耳聴取時の左耳の最小可聴値(HTL)を示し、B
RHTL1000は1000Hzの検査音に対する両耳
聴取時の右耳の最小可聴値(HTL)を示す。MLMC
L1000は1000Hzの検査音に対する左耳の単耳
聴取時の快適値(MCL)を示し、MRMCLは100
0Hzの検査音に対する右耳の単耳聴取時の快適値(M
CL)を示し、BLMCL1000は1000Hzの検
査音に対する両耳聴取時の左耳の快適値(MCL)を示
し、BRMCL1000は1000Hzの検査音に対す
る両耳聴取時の右耳の快適値(MCL)を示す。MLU
CL1000は1000Hzの検査音に対する左耳の単
耳聴取時の不快閾値(UCL)を示し、MRUCLは1
000Hzの検査音に対する右耳の単耳聴取時の不快閾
値(UCL)を示し、BLUCL1000は1000H
zの検査音に対する両耳聴取時の左耳の不快閾値(UC
L)を示し、BRUCL1000は1000Hzの検査
音に対する両耳聴取時の右耳の不快閾値(UCL)を示
す。MLHTL4000は4000Hzの検査音に対す
る左耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)を示し、M
RHTLは4000Hzの検査音に対する右耳の単耳聴
取時の最小可聴値(HTL)を示し、BLHTL400
0は4000Hzの検査音に対する両耳聴取時の左耳の
最小可聴値(HTL)を示し、BRHTL4000は4
000Hzの検査音に対する両耳聴取時の右耳の最小可
聴値(HTL)を示す。MLMCL4000は4000
Hzの検査音に対する左耳の単耳聴取時の快適値(MC
L)を示し、MRMCLは4000Hzの検査音に対す
る右耳の単耳聴取時の快適値(MCL)を示し、BLM
CL4000は4000Hzの検査音に対する両耳聴取
時の左耳の快適値(MCL)を示し、BRMCL400
0は4000Hzの検査音に対する両耳聴取時の右耳の
快適値(MCL)を示す。MLUCL4000は400
0Hzの検査音に対する左耳の単耳聴取時の不快閾値
(UCL)を示し、MRUCLは4000Hzの検査音
に対する右耳の単耳聴取時の不快閾値(UCL)を示
し、BLUCL4000は4000Hzの検査音に対す
る両耳聴取時の左耳の不快閾値(UCL)を示し、BR
UCL4000は4000Hzの検査音に対する両耳聴
取時の右耳の不快閾値(UCL)を示す。図18、図1
9、図20、図21、図22において図2、図3、図
4、図5、図6、図15、図16と同一動作には同一符
号を付して説明する。測定する複数のラウドネスに対応
する音圧については例えば(表1)のようになるが、本
実施例では簡略化のため最小可聴値(HTL)、快適値
(MCL)、不快閾値(UCL)の3点を測定するもの
とする。また、測定する複数の周波数についても補聴器
20の調整可能な範囲の任意の周波数を取りうるが、本
実施例では簡略化のため500Hz、1000Hz、4
000Hzの3種類について測定するものとする。ま
ず、単耳聴取での最小可聴値(HTL)、快適値(MC
L)、不快閾値(UCL)の測定を行う(ステップ90
00)。この動作の詳細を図18に示す。操作手段10
0は測定開始指令信号を制御手段130Cへ出力する。
制御手段130Cは操作手段100からの信号を受け取
り制御信号を出力し右耳の測定を行う(ステップ901
0)。制御手段130Cからの制御信号によりスイッチ
610Rを検査音源210に接続し、スイッチ610L
を切断する(ステップ9020)。制御手段130Cか
らの制御信号によりスイッチ320Rを記憶手段310
Rへ接続し、スイッチ320Lを切断する(ステップ1
220)。制御手段130Cによる制御信号に従って、
検査音源210は検査音として500Hzの純音を発生
する(ステップ1230)。制御手段130Cからの制
御信号により検査音レベル決定手段260Cで検査音の
出力レベルを決定し、検査音レベル決定手段260Cか
らの信号により制御手段130Cは制御信号を送り、補
聴器調整装置150Cは制御信号に従って補聴器20か
ら補聴器使用者の右耳へ出力する検査音が検査音レベル
決定手段260Cで決定されたレベルになるよう補聴器
20の右耳用チャンネルの利得を調整する。検査音源2
10により発生させた検査音を補聴器20で増幅し補聴
器使用者の右耳に出力する。反応検出手段280により
補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値(HTL)、快
適値(MCL)、不快閾値(UCL)を測定する(ステ
ップ9030)。検査音の周波数および、測定された最
小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(U
CL)を記憶手段310Rに記憶する(ステップ125
0)。次に、制御手段130Cによる制御信号に従っ
て、検査音源210は検査音として1000Hzの純音
を発生する(ステップ1260)。制御手段130Cか
らの制御信号により検査音レベル決定手段260Cで検
査音の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手段26
0Cからの信号により制御手段130Cは制御信号を送
り、補聴器調整装置150Cは制御信号に従って補聴器
20から補聴器使用者の右耳へ出力する検査音が検査音
レベル決定手段260Cで決定されたレベルになるよう
補聴器20の右耳用チャンネルの利得を調整する。検査
音源210により発生させた検査音を補聴器20で増幅
し補聴器使用者の右耳に出力する。反応検出手段280
により補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値(HT
L)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を測定す
る(ステップ9040)。検査音の周波数および、測定
された最小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快
閾値(UCL)を記憶手段310Rに記憶する(ステッ
プ1280)。次に、制御手段130Cによる制御信号
に従って、検査音源210は検査音として4000Hz
の純音を発生する(ステップ1290)。制御手段13
0Cからの制御信号により検査音レベル決定手段260
Cで検査音の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手
段260Cからの信号により制御手段130Cは制御信
号を送り、補聴器調整装置150Cは制御信号に従って
補聴器20から補聴器使用者の右耳へ出力する検査音が
検査音レベル決定手段260Cで決定されたレベルにな
るよう補聴器20の右耳用チャンネルの利得を調整す
る。検査音源210により発生させた検査音を補聴器2
0で増幅し補聴器使用者の右耳に出力する。反応検出手
段280により補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値
(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を
測定する(ステップ9050)。検査音の周波数およ
び、測定された最小可聴値(HTL)、快適値(MC
L)、不快閾値(UCL)を記憶手段310Rに記憶す
る(ステップ1310)。次に、左耳を測定する(ステ
ップ9060)。制御手段130Cからの制御信号によ
りスイッチ610Lを検査音源210に接続し、スイッ
チ610Rを切断する(ステップ9070)。制御手段
130Cからの制御信号によりスイッチ320Lを記憶
手段310Lへ接続し、スイッチ320Rを切断する
(ステップ1420)。制御手段130Cによる制御信
号に従って、検査音源210は検査音として500Hz
の純音を発生する(ステップ1430)。制御手段13
0Cからの制御信号により検査音レベル決定手段260
Cで検査音の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手
段260Cからの信号により制御手段130Cは制御信
号を送り、補聴器調整装置150Cは制御信号に従って
補聴器20から補聴器使用者の左耳へ出力する検査音が
検査音レベル決定手段260Cで決定されたレベルにな
るよう補聴器20の左耳用チャンネルの利得を調整す
る。検査音源210により発生させた検査音を補聴器2
0で増幅し補聴器使用者の左耳に出力する。反応検出手
段280により補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値
(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を
測定する。(ステップ9080)。検査音の周波数およ
び、測定された最小可聴値(HTL)、快適値(MC
L)、不快閾値(UCL)を記憶手段310Lに記憶す
る(ステップ1450)。次に、制御手段130Cによ
る制御信号に従って、検査音源210は検査音として1
000Hzの純音を発生する(ステップ1460)。制
御手段130Cからの制御信号により検査音レベル決定
手段260Cで検査音の出力レベルを決定し、検査音レ
ベル決定手段260Cからの信号により制御手段130
Cは制御信号を送り、補聴器調整装置150Cは制御信
号に従って補聴器20から補聴器使用者の左耳へ出力す
る検査音が検査音レベル決定手段260Cで決定された
レベルになるよう補聴器20の左耳用チャンネルの利得
を調整する。検査音源210により発生させた検査音を
補聴器20で増幅し補聴器使用者の左耳に出力する。反
応検出手段280により補聴器使用者の反応を検出し最
小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾値(U
CL)を測定する。(ステップ9090)。検査音の周
波数および、測定された最小可聴値(HTL)、快適値
(MCL)、不快閾値(UCL)を記憶手段310Lに
記憶する(ステップ1480)。次に、制御手段130
Cによる制御信号に従って、検査音源210は検査音と
して4000Hzの純音を発生する(ステップ149
0)。制御手段130Cからの制御信号により検査音レ
ベル決定手段260Cで検査音の出力レベルを決定し、
検査音レベル決定手段260Cからの信号により制御手
段130Cは制御信号を送り、補聴器調整装置150C
は制御信号に従って補聴器20から補聴器使用者の左耳
へ出力する検査音が検査音レベル決定手段260Cで決
定されたレベルになるよう補聴器20の左耳用チャンネ
ルの利得を調整する。検査音源210により発生させた
検査音を補聴器20で増幅し補聴器使用者の左耳に出力
する。反応検出手段280により補聴器使用者の反応を
検出し最小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快
閾値(UCL)を測定する。(ステップ9100)。検
査音の周波数および、測定された最小可聴値(HT
L)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)を記憶手
段310Lに記憶する(ステップ1510)。次に、両
耳ラウドネス推定手段520Cで記憶手段310Lに記
憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)と記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)の差と30dBを比較
する(ステップ9200)。ステップ9200において
記憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音に対
する最小可聴値(HTL)と記憶手段310Rに記憶さ
れた500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)
の差が30dB以下の場合、記憶手段310Lに記憶さ
れた500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)
から5を減じた値を記憶手段310Lの500Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、記憶手
段310Lに記憶された500Hzの検査音に対する快
適値(MCL)から5を減じた値を記憶手段310Lの
500Hzの検査音に対する快適値(MCL)と入れ替
え、記憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音
に対する不快閾値(UCL)から8を減じた値を記憶手
段310Lの500Hzの検査音に対する不快閾値(U
CL)と入れ替える。記憶手段310Rに記憶された5
00Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)から5
を減じた値を記憶手段310Rの500Hzの検査音に
対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、記憶手段31
0Rに記憶された500Hzの検査音に対する快適値
(MCL)から5を減じた値を記憶手段310Rの50
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)と入れ替え、
記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音に対
する不快閾値(UCL)から8を減じた値を記憶手段3
10Rの500Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)と入れ替える(ステップ7100)。次に、両耳ラ
ウドネス推定手段520Cで記憶手段310Lに記憶さ
れた1000Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)と記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)の差と40dBを比
較する(ステップ9500)。もし、ステップ9200
において記憶手段310Lに記憶された500Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段310R
に記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)の差が30dBより大きい場合、500Hz
の検査音に対する最小可聴値(HTL)の再測定と両耳
聴取時の500Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)、快適値(MCL)、不快閾値(UCL)の推定を
行う(ステップ9300)。この動作の詳細を図20に
示す。制御手段130Cからの制御信号によって雑音源
220は中心周波数500Hzの帯域雑音を発生する
(ステップ2020)。両耳聴取時ラウドネス推定手段
520Cで記憶手段310Lに記憶された500Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段310
Rに記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)とを比較する(ステップ9310)。ステッ
プ9310で記憶手段310Lに記憶された500Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310
Rに記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)より大きい場合は、制御手段130Cからの
制御手段に従ってスイッチ320Lを記憶手段310L
に接続し、スイッチ320Rを切断する(ステップ20
40)。制御手段130Cからの制御信号によりスイッ
チ610Lを検査音源210に接続し、スイッチ610
Rを雑音源220に接続する(ステップ9320)。制
御手段130Cによる制御信号に従って、補聴器調整手
段150Cは制御信号を出力して補聴器20の右耳用チ
ャンネルの利得を雑音源で発生する雑音の実効マスキン
グレベルが50dBになるように調整する。雑音源22
0により発生させた帯域雑音を補聴器20で増幅し、補
聴器使用者の右耳に出力する(ステップ9330)。制
御手段130Cからの制御信号により検査音レベル決定
手段260Cで検査音の出力レベルを決定し、検査音レ
ベル決定手段260Cからの信号により制御手段130
Cは補聴器調整手段150Cに制御信号を送り、その制
御信号に基づいて補聴器調整手段150Cは補聴器20
に制御信号を出力する。補聴器20は受け取った制御信
号に従って利得を調整する。検査音源210により発生
させた検査音を補聴器20で増幅し、補聴器使用者の左
耳に出力し、反応検出手段280により補聴器使用者の
反応を検出し最小可聴値(HTL)を測定する(ステッ
プ9340)。記憶手段310Lに記憶された500H
zの検査音に対する最小可聴値(HTL)をステップ9
340で測定された値と入れ替える(ステップ208
0)。記憶手段310Lに記憶された500Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段310Rに
記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)との差に0.75を乗じた値を、記憶手段310
Lに記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)から減じた値を記憶手段310Lの500H
zの検査音に対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、
記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音に対
する最小可聴値(HTL)から3を減じた値を記憶手段
310Rに記憶された500Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶
された500Hzの検査音に対する快適値(MCL)と
記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音に対
する快適値(MCL)の差に0.5を乗じた値を、記憶
手段310Lに記憶された500Hzの検査音に対する
快適値(MCL)から減じた値を、記憶手段310Lに
記憶された500Hzの検査音に対する快適値(MC
L)と入れ替え、記憶手段310Rに記憶された500
Hzの検査音に対する快適値(MCL)から3を減じた
値を記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音
に対する快適値(MCL)と入れ替え、記憶手段310
Lに記憶された500Hzの検査音に対する不快閾値
(UCL)と記憶手段310Rに記憶された500Hz
の検査音に対する不快閾値(UCL)との差に0.5を
乗じた値を、記憶手段310Lに記憶された500Hz
の検査音に対する不快閾値(UCL)から減じた値を記
憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音に対す
る不快閾値(UCL)と入れ替え、記憶手段310Rに
記憶された500Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)から4を減じた値を記憶手段310Rに記憶された
500Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)と入れ
替える(ステップ9350)。次に、両耳聴取時ラウド
ネス推定手段520Cで記憶手段310Lに記憶された
500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と記
憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音に記憶
された快適値(MCL)を比較する(ステップ936
0)。ステップ9360において記憶手段310Lに記
憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)が記憶手段310Lに記憶された500Hzの検査
音に記憶された快適値(MCL)より小さい場合は、両
耳ラウドネス推定手段520Cで記憶手段310Lに記
憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)と記憶手段310Rに記憶された1000Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)の差と40dBを
比較する(ステップ9500)。もし、ステップ936
0において記憶手段310Lに記憶された500Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310
Lに記憶された500Hzの検査音に記憶された快適値
(MCL)以上の場合は、記憶手段310Lに記憶され
た500Hzの検査音に対する快適値(MCL)を、記
憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音に対す
る不快閾値(UCL)と記憶手段310Lに記憶された
500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の差
に0.75を乗じた値を記憶手段310Lに記憶された
500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)に加
えたものに入れ替える(ステップ2100)。次に、両
耳ラウドネス推定手段520Cで記憶手段310Lに記
憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)と記憶手段310Rに記憶された1000Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)の差と40dBを
比較する(ステップ9500)。もし、ステップ931
0で記憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音に
対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310Rに記憶
された500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)
以下の場合は、制御手段130Cからの制御手段に従っ
てスイッチ320Rを記憶手段310Rに接続し、スイ
ッチ320Lを切断する(ステップ2110)。制御手
段130Cからの制御信号によりスイッチ610Rを検
査音源210に接続し、スイッチ610Lを雑音源22
0に接続する(ステップ9370)。制御手段130C
による制御信号に従って、補聴器調整手段150Cは制
御信号を出力して補聴器20の左耳用チャンネルの利得
を雑音源で発生する雑音の実効マスキングレベルが50
dBになるように調整する。雑音源220により発生さ
せた帯域雑音を補聴器20で増幅し、補聴器使用者の左
耳に出力する(ステップ9380)。制御手段130C
からの制御信号により検査音レベル決定手段260Cで
検査音の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手段2
60Cからの信号により制御手段130Cは補聴器調整
手段150Cに制御信号を送り、その制御信号に基づい
て補聴器調整手段150Cは補聴器20に制御信号を出
力する。補聴器20は受け取った制御信号に従って利得
を調整する。検査音源210により発生させた検査音を
補聴器20で増幅し、補聴器使用者の右耳に出力し、反
応検出手段280により補聴器使用者の反応を検出し最
小可聴値(HTL)を測定する(ステップ9390)。
記憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音に対
する最小可聴値(HTL)をステップ9390で測定さ
れた値と入れ替える(ステップ2150)。記憶手段3
10Lに記憶された500Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)から3を減じた値を記憶手段310Lに
記憶された500Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶された50
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手
段310Rに記憶された500Hzの検査音に対する最
小可聴値(HTL)との差に0.75を乗じた値を、記
憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)から減じた値を記憶手段310
Rの500Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)
と入れ替え、記憶手段310Lに記憶された500Hz
の検査音に対する快適値(MCL)から3を減じた値を
記憶手段310Lに記憶された500Hzの検査音に対
する快適値(MCL)と入れ替え、記憶手段310Lに
記憶された500Hzの検査音に対する快適値(MC
L)と記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査
音に対する快適値(MCL)の差に0.5を乗じた値
を、記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査音
に対する快適値(MCL)から減じた値を、記憶手段3
10Rに記憶された500Hzの検査音に対する快適値
(MCL)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶された
500Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)から4
を減じた値を記憶手段310Lに記憶された500Hz
の検査音に対する不快閾値(UCL)と入れ替え、記憶
手段310Lに記憶された500Hzの検査音に対する
不快閾値(UCL)と記憶手段310Rに記憶された5
00Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)との差に
0.5を乗じた値を、記憶手段310Rに記憶された5
00Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)から減じ
た値を記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査
音に対する不快閾値(UCL)と入れ替える(ステップ
9400)。次に、両耳聴取時ラウドネス推定手段52
0Cで記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段310Rに
記憶された500Hzの検査音に記憶された快適値(M
CL)を比較する(ステップ9410)。ステップ94
10において記憶手段310Rに記憶された500Hz
の検査音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手段31
0Rに記憶された500Hzの検査音に記憶された快適
値(MCL)より小さい場合は、両耳ラウドネス推定手
段520Cで記憶手段310Lに記憶された1000H
zの検査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段3
10Rに記憶された1000Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)の差と40dBを比較する(ステップ
9500)。もし、ステップ9410において記憶手段
310Rに記憶された500Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)が記憶手段310Rに記憶された50
0Hzの検査音に記憶された快適値(MCL)以上の場
合は、記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査
音に対する快適値(MCL)を、記憶手段310Rに記
憶された500Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)と記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)の差に0.75を乗じ
た値を記憶手段310Rに記憶された500Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)に加えたものに入れ替
える(ステップ2170)。次に、両耳ラウドネス推定
手段520Cで記憶手段310Lに記憶された1000
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段
310Rに記憶された1000Hzの検査音に対する最
小可聴値(HTL)の差と40dBを比較する(ステッ
プ9500)。ステップ9500において記憶手段31
0Lに記憶された1000Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)と記憶手段310Rに記憶された100
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の差が4
0dB以下の場合、記憶手段310Lに記憶された10
00Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)から4
を減じた値を記憶手段310Lの1000Hzの検査音
に対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、記憶手段3
10Lに記憶された1000Hzの検査音に対する快適
値(MCL)から6を減じた値を記憶手段310Lの1
000Hzの検査音に対する快適値(MCL)と入れ替
え、記憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査
音に対する不快閾値(UCL)から8を減じた値を記憶
手段310Lの1000Hzの検査音に対する不快閾値
(UCL)と入れ替える。記憶手段310Rに記憶され
た1000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)
から4を減じた値を記憶手段310Rの1000Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、記憶
手段310Rに記憶された1000Hzの検査音に対す
る快適値(MCL)から6を減じた値を記憶手段310
Rの1000Hzの検査音に対する快適値(MCL)と
入れ替え、記憶手段310Rに記憶された1000Hz
の検査音に対する不快閾値(UCL)から8を減じた値
を記憶手段310Rの1000Hzの検査音に対する不
快閾値(UCL)と入れ替える(ステップ7200)。
次に、両耳ラウドネス推定手段520Cで記憶手段31
0Lに記憶された4000Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)と記憶手段310Rに記憶された400
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の差と4
0dBを比較する(ステップ9800)。もし、ステッ
プ9500において記憶手段310Lに記憶された10
00Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶
手段310Rに記憶された1000Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)の差が40dBより大きい場
合、1000Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)の再測定と両耳聴取時の1000Hzの検査音に対
する最小可聴値(HTL)、快適値(MCL)、不快閾
値(UCL)の推定を行う(ステップ9600)。この
動作の詳細を図21に示す。制御手段130Cからの制
御信号によって雑音源220は中心周波数1000Hz
の帯域雑音を発生する(ステップ2220)。両耳聴取
時ラウドネス推定手段520Cで記憶手段310Lに記
憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)と記憶手段310Rに記憶された1000Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)とを比較する(ス
テップ9610)。ステップ9610で記憶手段310
Lに記憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)が記憶手段310Rに記憶された1000
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)より大きい
場合は、制御手段130Cからの制御手段に従ってスイ
ッチ320Lを記憶手段310Lに接続し、スイッチ3
20Rを切断する(ステップ2240)。制御手段13
0Cからの制御信号によりスイッチ610Lを検査音源
210に接続し、スイッチ610Rを雑音源220に接
続する(ステップ9620)。制御手段130Cによる
制御信号に従って、補聴器調整手段150Cは制御信号
を出力して補聴器20の右耳用チャンネルの利得を雑音
源で発生する雑音の実効マスキングレベルが50dBに
なるように調整する。雑音源220により発生させた帯
域雑音を補聴器20で増幅し、補聴器使用者の右耳に出
力する(ステップ9630)。制御手段130Cからの
制御信号により検査音レベル決定手段260Cで検査音
の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手段260C
からの信号により制御手段130Cは補聴器調整手段1
50Cに制御信号を送り、その制御信号に基づいて補聴
器調整手段150Cは補聴器20に制御信号を出力す
る。補聴器20は受け取った制御信号に従って利得を調
整する。検査音源210により発生させた検査音を補聴
器20で増幅し、補聴器使用者の左耳に出力し、反応検
出手段280により補聴器使用者の反応を検出し最小可
聴値(HTL)を測定する(ステップ9640)。記憶
手段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)をステップ9640で測定され
た値と入れ替える(ステップ2280)。記憶手段31
0Lに記憶された1000Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)と記憶手段310Rに記憶された100
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)との差に
0.75を乗じた値を、記憶手段310Lに記憶された
1000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)か
ら減じた値を記憶手段310Lの1000Hzの検査音
に対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、記憶手段3
10Rに記憶された1000Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)から2を減じた値を記憶手段310R
に記憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶された
1000Hzの検査音に対する快適値(MCL)と記憶
手段310Rに記憶された1000Hzの検査音に対す
る快適値(MCL)の差に0.5を乗じた値を、記憶手
段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対する
快適値(MCL)から減じた値を、記憶手段310Lに
記憶された1000Hzの検査音に対する快適値(MC
L)と入れ替え、記憶手段310Rに記憶された100
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)から3を減じ
た値を記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検
査音に対する快適値(MCL)と入れ替え、記憶手段3
10Lに記憶された1000Hzの検査音に対する不快
閾値(UCL)と記憶手段310Rに記憶された100
0Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)との差に
0.5を乗じた値を、記憶手段310Lに記憶された1
000Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)から減
じた値を記憶手段310Lに記憶された1000Hzの
検査音に対する不快閾値(UCL)と入れ替え、記憶手
段310Rに記憶された1000Hzの検査音に対する
不快閾値(UCL)から4を減じた値を記憶手段310
Rに記憶された1000Hzの検査音に対する不快閾値
(UCL)と入れ替える(ステップ9650)。次に、
両耳聴取時ラウドネス推定手段520Cで記憶手段31
0Lに記憶された1000Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)と記憶手段310Lに記憶された100
0Hzの検査音に記憶された快適値(MCL)を比較す
る(ステップ9660)。ステップ9660において記
憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対
する最小可聴値(HTL)が記憶手段310Lに記憶さ
れた1000Hzの検査音に記憶された快適値(MC
L)より小さい場合は、両耳ラウドネス推定手段520
Cで記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検査
音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段310Rに
記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)の差と40dBを比較する(ステップ980
0)。もし、ステップ9660において記憶手段310
Lに記憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)が記憶手段310Lに記憶された1000
Hzの検査音に記憶された快適値(MCL)以上の場合
は、記憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)を、記憶手段310Lに記
憶された1000Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)と記憶手段310Lに記憶された1000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)の差に0.75を乗
じた値を記憶手段310Lに記憶された1000Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)に加えたものに入
れ替える(ステップ2300)。次に、両耳ラウドネス
推定手段520Cで記憶手段310Lに記憶された40
00Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶
手段310Rに記憶された4000Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)の差と40dBを比較する(ス
テップ9800)。もし、ステップ9610で記憶手段
310Lに記憶された1000Hzの検査音に対する最
小可聴値(HTL)が記憶手段310Rに記憶された1
000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)以下
の場合は、制御手段130Cからの制御手段に従ってス
イッチ320Rを記憶手段310Rに接続し、スイッチ
320Lを切断する(ステップ2310)。制御手段1
30Cからの制御信号によりスイッチ610Rを検査音
源210に接続し、スイッチ610Lを雑音源220に
接続する(ステップ9670)。制御手段130Cによ
る制御信号に従って、補聴器調整手段150Cは制御信
号を出力して補聴器20の左耳用チャンネルの利得を雑
音源で発生する雑音の実効マスキングレベルが50dB
になるように調整する。雑音源220により発生させた
帯域雑音を補聴器20で増幅し、補聴器使用者の左耳に
出力する(ステップ9680)。制御手段130Cから
の制御信号により検査音レベル決定手段260Cで検査
音の出力レベルを決定し、検査音レベル決定手段260
Cからの信号により制御手段130Cは補聴器調整手段
150Cに制御信号を送り、その制御信号に基づいて補
聴器調整手段150Cは補聴器20に制御信号を出力す
る。補聴器20は受け取った制御信号に従って利得を調
整する。検査音源210により発生させた検査音を補聴
器20で増幅し、補聴器使用者の右耳に出力し、反応検
出手段280により補聴器使用者の反応を検出し最小可
聴値(HTL)を測定する(ステップ9690)。記憶
手段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)をステップ9690で測定され
た値と入れ替える(ステップ2350)。記憶手段31
0Lに記憶された1000Hzの検査音に対する最小可
聴値(HTL)から2を減じた値を記憶手段310Lに
記憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶された
1000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と
記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検査音に
対する最小可聴値(HTL)との差に0.75を乗じた
値を、記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)から減じた値を記憶
手段310Rの1000Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶され
た1000Hzの検査音に対する快適値(MCL)から
3を減じた値を記憶手段310Lに記憶された1000
Hzの検査音に対する快適値(MCL)と入れ替え、記
憶手段310Lに記憶された1000Hzの検査音に対
する快適値(MCL)と記憶手段310Rに記憶された
1000Hzの検査音に対する快適値(MCL)の差に
0.5を乗じた値を、記憶手段310Rに記憶された1
000Hzの検査音に対する快適値(MCL)から減じ
た値を、記憶手段310Rに記憶された1000Hzの
検査音に対する快適値(MCL)と入れ替え、記憶手段
310Lに記憶された1000Hzの検査音に対する不
快閾値(UCL)から4を減じた値を記憶手段310L
に記憶された1000Hzの検査音に対する不快閾値
(UCL)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶された
1000Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)と記
憶手段310Rに記憶された1000Hzの検査音に対
する不快閾値(UCL)との差に0.5を乗じた値を、
記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検査音に
対する不快閾値(UCL)から減じた値を記憶手段31
0Rに記憶された1000Hzの検査音に対する不快閾
値(UCL)と入れ替える(ステップ9700)。次
に、両耳聴取時ラウドネス推定手段520Cで記憶手段
310Rに記憶された1000Hzの検査音に対する最
小可聴値(HTL)と記憶手段310Rに記憶された1
000Hzの検査音に記憶された快適値(MCL)を比
較する(ステップ9710)。ステップ9710におい
て記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検査音
に対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310Rに記
憶された1000Hzの検査音に記憶された快適値(M
CL)より小さい場合は、両耳ラウドネス推定手段52
0Cで記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段310R
に記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)の差と40dBを比較する(ステップ980
0)。もし、ステップ9710において記憶手段310
Rに記憶された1000Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)が記憶手段310Rに記憶された1000
Hzの検査音に記憶された快適値(MCL)以上の場合
は、記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)を、記憶手段310Rに記
憶された1000Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)と記憶手段310Rに記憶された1000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)の差に0.75を乗
じた値を記憶手段310Rに記憶された1000Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)に加えたものに入
れ替える(ステップ2370)。次に、両耳ラウドネス
推定手段520Cで記憶手段310Lに記憶された40
00Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶
手段310Rに記憶された4000Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)の差と40dBを比較する(ス
テップ9800)。ステップ9800において記憶手段
310Lに記憶された4000Hzの検査音に対する最
小可聴値(HTL)と記憶手段310Rに記憶された4
000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の差
が40dB以下の場合、記憶手段310Lに記憶された
4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)か
ら5を減じた値を記憶手段310Lの4000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、記憶手
段310Lに記憶された4000Hzの検査音に対する
快適値(MCL)から8を減じた値を記憶手段310L
の4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)と入
れ替え、記憶手段310Lに記憶された4000Hzの
検査音に対する不快閾値(UCL)から11を減じた値
を記憶手段310Lの4000Hzの検査音に対する不
快閾値(UCL)と入れ替える。記憶手段310Rに記
憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)から5を減じた値を記憶手段310Rの4000
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と入れ替
え、記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)から8を減じた値を記憶手
段310Rの4000Hzの検査音に対する快適値(M
CL)と入れ替え、記憶手段310Rに記憶された40
00Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)から11
を減じた値を記憶手段310Rの4000Hzの検査音
に対する不快閾値(UCL)と入れ替える(ステップ7
300)。次に制御手段130Cからの制御信号に従っ
て補聴器調整手段150Cは記憶手段310Lに記憶さ
れた左耳の測定値より左耳に装用する補聴器の利得ある
いは振幅圧縮特性を決定するパラメータを決定し、記憶
手段310Rに記憶された右耳の測定値より右耳に装用
する補聴器の利得あるいは振幅圧縮特性を決定するパラ
メータを決定し、制御信号を出力して補聴器20の左右
おのおのの耳用のチャンネルを調整する(ステップ10
100)。もし、ステップ9800において記憶手段3
10Lに記憶された4000Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)と記憶手段310Rに記憶された40
00Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の差が
40dBより大きい場合、4000Hzの検査音に対す
る最小可聴値(HTL)の再測定と両耳聴取時の400
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)、快適値
(MCL)、不快閾値(UCL)の推定を行う(ステッ
プ9900)。この動作の詳細を図22に示す。制御手
段130Cからの制御信号によって雑音源220は中心
周波数4000Hzの帯域雑音を発生する(ステップ2
420)。両耳聴取時ラウドネス推定手段520Cで記
憶手段310Lに記憶された4000Hzの検査音に対
する最小可聴値(HTL)と記憶手段310Rに記憶さ
れた4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)とを比較する(ステップ9910)。ステップ99
10で記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310R
に記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)より大きい場合は、制御手段130Cからの
制御手段に従ってスイッチ320Lを記憶手段310L
に接続し、スイッチ320Rを切断する(ステップ24
40)。制御手段130Cからの制御信号によりスイッ
チ610Lを検査音源210に接続し、スイッチ610
Rを雑音源220に接続する(ステップ9920)。制
御手段130Cによる制御信号に従って、補聴器調整手
段150Cは制御信号を出力して補聴器20の右耳用チ
ャンネルの利得を雑音源で発生する雑音の実効マスキン
グレベルが50dBになるように調整する。雑音源22
0により発生させた帯域雑音を補聴器20で増幅し、補
聴器使用者の右耳に出力する(ステップ9930)。制
御手段130Cからの制御信号により検査音レベル決定
手段260Cで検査音の出力レベルを決定し、検査音レ
ベル決定手段260Cからの信号により制御手段130
Cは補聴器調整手段150Cに制御信号を送り、その制
御信号に基づいて補聴器調整手段150Cは補聴器20
に制御信号を出力する。補聴器20は受け取った制御信
号に従って利得を調整する。検査音源210により発生
させた検査音を補聴器20で増幅し、補聴器使用者の左
耳に出力し、反応検出手段280により補聴器使用者の
反応を検出し最小可聴値(HTL)を測定する(ステッ
プ9940)。記憶手段310Lに記憶された4000
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)をステップ
9940で測定された値と入れ替える(ステップ248
0)。記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段310R
に記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)との差に0.75を乗じた値を、記憶手段3
10Lに記憶された4000Hzの検査音に対する最小
可聴値(HTL)から減じた値を記憶手段310Lの4
000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と入
れ替え、記憶手段310Rに記憶された4000Hzの
検査音に対する最小可聴値(HTL)から3を減じた値
を記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検査音
に対する最小可聴値(HTL)と入れ替え、記憶手段3
10Lに記憶された4000Hzの検査音に対する快適
値(MCL)と記憶手段310Rに記憶された4000
Hzの検査音に対する快適値(MCL)の差に0.5を
乗じた値を、記憶手段310Lに記憶された4000H
zの検査音に対する快適値(MCL)から減じた値を、
記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検査音に
対する快適値(MCL)と入れ替え、記憶手段310R
に記憶された4000Hzの検査音に対する快適値(M
CL)から4を減じた値を記憶手段310Rに記憶され
た4000Hzの検査音に対する快適値(MCL)と入
れ替え、記憶手段310Lに記憶された4000Hzの
検査音に対する不快閾値(UCL)と記憶手段310R
に記憶された4000Hzの検査音に対する不快閾値
(UCL)との差に0.5を乗じた値を、記憶手段31
0Lに記憶された4000Hzの検査音に対する不快閾
値(UCL)から減じた値を記憶手段310Lに記憶さ
れた4000Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)
と入れ替え、記憶手段310Rに記憶された4000H
zの検査音に対する不快閾値(UCL)から6を減じた
値を記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検査
音に対する不快閾値(UCL)と入れ替える(ステップ
9950)。次に、両耳聴取時ラウドネス推定手段52
0Cで記憶手段310Lに記憶された4000Hzの検
査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手段310L
に記憶された4000Hzの検査音に記憶された快適値
(MCL)を比較する(ステップ9960)。ステップ
9960において記憶手段310Lに記憶された400
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手
段310Lに記憶された4000Hzの検査音に記憶さ
れた快適値(MCL)より小さい場合は、制御手段13
0Cからの制御信号に従って補聴器調整手段150Cは
記憶手段310Lに記憶された左耳の測定値より左耳に
装用する補聴器の利得あるいは振幅圧縮特性を決定する
パラメータを決定し、記憶手段310Rに記憶された右
耳の測定値より右耳に装用する補聴器の利得あるいは振
幅圧縮特性を決定するパラメータを決定し、制御信号を
出力して補聴器20の左右おのおのの耳用のチャンネル
を調整する(ステップ10100)。もし、ステップ9
960において記憶手段310Lに記憶された4000
Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)が記憶手段
310Lに記憶された4000Hzの検査音に記憶され
た快適値(MCL)以上の場合は、記憶手段310Lに
記憶された4000Hzの検査音に対する快適値(MC
L)を、記憶手段310Lに記憶された4000Hzの
検査音に対する不快閾値(UCL)と記憶手段310L
に記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)の差に0.75を乗じた値を記憶手段310
Lに記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)に加えたものに入れ替える(ステップ25
00)。次に制御手段130Cからの制御信号に従って
補聴器調整手段150Cは記憶手段310Lに記憶され
た左耳の測定値より左耳に装用する補聴器の利得あるい
は振幅圧縮特性を決定するパラメータを決定し、記憶手
段310Rに記憶された右耳の測定値より右耳に装用す
る補聴器の利得あるいは振幅圧縮特性を決定するパラメ
ータを決定し、制御信号を出力して補聴器20の左右お
のおのの耳用のチャンネルを調整する(ステップ101
00)。もし、ステップ9910で記憶手段310Lに
記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)が記憶手段310Rに記憶された4000H
zの検査音に対する最小可聴値(HTL)以下の場合
は、制御手段130Cからの制御手段に従ってスイッチ
320Rを記憶手段310Rに接続し、スイッチ320
Lを切断する(ステップ2510)。制御手段130C
からの制御信号によりスイッチ610Rを検査音源21
0に接続し、スイッチ610Lを雑音源220に接続す
る(ステップ9970)。制御手段130Cによる制御
信号に従って、補聴器調整手段150Cは制御信号を出
力して補聴器20の左耳用チャンネルの利得を雑音源で
発生する雑音の実効マスキングレベルが50dBになる
ように調整する。雑音源220により発生させた帯域雑
音を補聴器20で増幅し、補聴器使用者の左耳に出力す
る(ステップ9980)。制御手段130Cからの制御
信号により検査音レベル決定手段260Cで検査音の出
力レベルを決定し、検査音レベル決定手段260Cから
の信号により制御手段130Cは補聴器調整手段150
Cに制御信号を送り、その制御信号に基づいて補聴器調
整手段150Cは補聴器20に制御信号を出力する。補
聴器20は受け取った制御信号に従って利得を調整す
る。検査音源210により発生させた検査音を補聴器2
0で増幅し、補聴器使用者の右耳に出力し、反応検出手
段280により補聴器使用者の反応を検出し最小可聴値
(HTL)を測定する(ステップ9990)。記憶手段
310Lに記憶された4000Hzの検査音に対する最
小可聴値(HTL)をステップ9990で測定された値
と入れ替える(ステップ2550)。記憶手段310L
に記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴値
(HTL)から3を減じた値を記憶手段310Lに記憶
された4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HT
L)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶された400
0Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)と記憶手
段310Rに記憶された4000Hzの検査音に対する
最小可聴値(HTL)との差に0.75を乗じた値を、
記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検査音に
対する最小可聴値(HTL)から減じた値を記憶手段3
10Rの4000Hzの検査音に対する最小可聴値(H
TL)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶された40
00Hzの検査音に対する快適値(MCL)から4を減
じた値を記憶手段310Lに記憶された4000Hzの
検査音に対する快適値(MCL)と入れ替え、記憶手段
310Lに記憶された4000Hzの検査音に対する快
適値(MCL)と記憶手段310Rに記憶された400
0Hzの検査音に対する快適値(MCL)の差に0.5
を乗じた値を、記憶手段310Rに記憶された4000
Hzの検査音に対する快適値(MCL)から減じた値
を、記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検査
音に対する快適値(MCL)と入れ替え、記憶手段31
0Lに記憶された4000Hzの検査音に対する不快閾
値(UCL)から6を減じた値を記憶手段310Lに記
憶された4000Hzの検査音に対する不快閾値(UC
L)と入れ替え、記憶手段310Lに記憶された400
0Hzの検査音に対する不快閾値(UCL)と記憶手段
310Rに記憶された4000Hzの検査音に対する不
快閾値(UCL)との差に0.5を乗じた値を、記憶手
段310Rに記憶された4000Hzの検査音に対する
不快閾値(UCL)から減じた値を記憶手段310Rに
記憶された4000Hzの検査音に対する不快閾値(U
CL)と入れ替える(ステップ10000)。次に、両
耳聴取時ラウドネス推定手段520Cで記憶手段310
Rに記憶された4000Hzの検査音に対する最小可聴
値(HTL)と記憶手段310Rに記憶された4000
Hzの検査音に記憶された快適値(MCL)を比較する
(ステップ10010)。ステップ10010において
記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検査音に
対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310Rに記憶
された4000Hzの検査音に記憶された快適値(MC
L)より小さい場合は、制御手段130Cからの制御信
号に従って補聴器調整手段150Cは記憶手段310L
に記憶された左耳の測定値より左耳に装用する補聴器の
利得あるいは振幅圧縮特性を決定するパラメータを決定
し、記憶手段310Rに記憶された右耳の測定値より右
耳に装用する補聴器の利得あるいは振幅圧縮特性を決定
するパラメータを決定し、制御信号を出力して補聴器2
0の左右おのおのの耳用のチャンネルを調整する(ステ
ップ10100)。もし、ステップ10010において
記憶手段310Rに記憶された4000Hzの検査音に
対する最小可聴値(HTL)が記憶手段310Rに記憶
された4000Hzの検査音に記憶された快適値(MC
L)以上の場合は、記憶手段310Rに記憶された40
00Hzの検査音に対する快適値(MCL)を、記憶手
段310Rに記憶された4000Hzの検査音に対する
不快閾値(UCL)と記憶手段310Rに記憶された4
000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)の差
に0.75を乗じた値を記憶手段310Rに記憶された
4000Hzの検査音に対する最小可聴値(HTL)に
加えたものに入れ替える(ステップ2570)。次に制
御手段130Cからの制御信号に従って補聴器調整手段
150Cは記憶手段310Lに記憶された左耳の測定値
より左耳に装用する補聴器の利得あるいは振幅圧縮特性
を決定するパラメータを決定し、記憶手段310Rに記
憶された右耳の測定値より右耳に装用する補聴器の利得
あるいは振幅圧縮特性を決定するパラメータを決定し、
制御信号を出力して補聴器20の左右おのおのの耳用の
チャンネルを調整する(ステップ10100)。補聴器
の利得あるいは振幅圧縮特性の調整方法は例えば「特開
平4−77100号広報に示されているものがある。制
御手段130Cによる制御信号に従って記録手段160
により、記憶手段310Lおよび記憶手段310Rに記
憶された測定値および補聴器調整手段150Cの調整結
果を記録する、あるいは表示手段170により記憶手段
310Lおよび記憶手段310Rに記憶された測定値お
よび補聴器調整手段150Cの調整結果を表示し(ステ
ップ5100)、補聴器の調整を終了する(ステップ5
200)。
【0022】以上のように本発明の3つの実施例によれ
ば、判定手段を備えた測定部あるいは両耳聴取時ラウド
ネス推定手段を設けることにより、単耳聴取時とは異な
る両耳聴取時のラウドネス増加関数が得られ、両耳聴取
時のラウドネス増加関数に基づいて補聴器の特性を調整
するため、両耳に補聴器を装用した場合に適した利得あ
るいは振幅圧縮特性が設定され、さらに音源が正しい位
置に定位できるような特性に補聴器を調整することがで
きる。
【0023】なお、本発明の3つの実施例において、補
聴器調整装置110A〜Cは図1、図14、図17に示
したとおりとしたが、これらをソフトウェア的に実現し
ても良い。
【0024】なお、本発明の3つの実施例において、ス
テップ1000、ステップ6000、ステップ9000
で単耳聴取による測定を右耳から行うとしたが、左耳か
ら測定しても良い。
【0025】なお、本発明の3つの実施例において、ス
テップ1000、ステップ6000、ステップ9000
で単耳聴取による測定を右耳から行うとしたが、補聴器
使用者がよく聞こえると思うほうから測定しても良い。
【0026】なお、本発明の3つの実施例において最小
可聴値・快適値・不快閾値を測定したが、ラウドネスの
測定はこれ以外のラウドネスを測定しても良い。
【0027】なお、本発明の3つの実施例において検査
音の周波数は500Hz、1000Hz、4000Hz
としたが、補聴器20あるいは補聴器20L、20Rが
調整可能な範囲の他の周波数でも良い。
【0028】なお、本発明の3つの実施例において、ス
テップ1000、ステップ6000、ステップ9000
で単耳聴取による測定を行ったが、あらかじめ測定され
た値を入力するものとしても良い。
【0029】なお、本発明の第1と第3の実施例におい
て判定手段270あるいは両耳ラウドネス推定手段52
0Cで記憶手段310Lと記憶手段310Rのそれぞれ
に記憶された最小可聴値の差が500Hzの検査音に対
するもので30dB、1000Hzおよび4000Hz
の検査音に対するもので40dBとしたが、500Hz
の検査音に対するものについては20dB〜60dBの
間、1000Hzの検査音に対するものについては25
dB〜65dBの間、4000Hzの検査音に対するも
のについては30dB〜70dBの範囲の他の値として
も良い。
【0030】なお、本発明の第1と第3の実施例におい
て判定手段270あるいは両耳ラウドネス推定手段52
0Cで記憶手段310Lと記憶手段310Rのそれぞれ
に記憶された最小可聴値の差が500Hzの検査音に対
するもので30dB、1000Hzおよび4000Hz
の検査音に対するもので40dBとしたが、検査音が5
00Hz、1000Hz、4000Hzの周波数以外の
場合は、1000Hz以下の検査音に対する左右の最小
可聴値の差が20〜60dBの範囲の30dB以外の
値、1000Hzより大きい周波数の検査音に対する左
右の最小可聴値の差が30dB〜70dBの範囲の40
dB以外の値でも良い。
【0031】なお、本発明の第1と第3の実施例におい
てステップ2000およびステップ9300、ステップ
8600、ステップ9800で再測定を行う耳の反対側
の耳に対して雑音が実効マスキングレベル50dBにな
るように調整したが、実効マスキングレベル30dB〜
100dBの範囲の50dB以外の値でも良い。
【0032】なお、本発明の第1と第3の実施例におい
て雑音源220は検査音の周波数を中心周波数とする帯
域雑音を発生するとしたが検査音の周波数を中心にした
重みをつけた雑音を発生しても良い。
【0033】なお、本発明の第2と第3の実施例におい
てステップ7100〜7300およびステップ9200
〜10010で両耳聴取時のラウドネス増加関数を推定
し、ステップ8000およびステップ10100で補聴
器の調整をするとしたが、両耳聴取時のラウドネス増加
関数を推定した後に、実施例1のように両耳聴取時のラ
ウドネス増加関数を測定しても良い。
【0034】なお、本発明の第1の実施例において検査
音の出力手段は図1に示すとおりとしたが、第2、第3
の実施例のように補聴器を介して検査音を補聴器使用者
に提示するものとしても良い。
【0035】なお、本発明の第2と第3の実施例におい
て検査音の出力手段は図14、図17に示すとおりとし
たが、実施例1のように構成しても良い。
【0036】なお、本発明の第1と第3の実施例におい
て補聴器調整装置110Aおよび110Cは左右おのお
のの耳に対応するチャンネルをもった1つの補聴器20
を調整するとしたが、実施例2のように2つの補聴器を
調整するとしても良い。
【0037】なお、本発明の第2の実施例において補聴
器調整装置110Bは補聴器20Lと補聴器20Rの2
つの補聴器を調整するとしたが、実施例1、実施例3の
ように左右おのおのの耳に対応するチャンネルをもった
1つの補聴器を調整するとしても良い。
【0038】なお、第1と第3の実施例においてステッ
プ2100、ステップ2170、ステップ2300、ス
テップ2370、ステップ2500、ステップ257
0、で不快閾値(UCL)と最小可聴値(HTL)の差
に0.75を乗じたものを最小可聴値(HTL)に加え
たものを快適値(MCL)としたが、不快閾値(UC
L)と最小可聴値(HTL)の差に乗じる値は0.4〜
0.9の範囲の0.75以外の値でも良い。
【0039】なお、第1の実施例においてステップ30
00およびステップ4000で検査音レベルを図8に示
した式に従って設定したが、式のxが快適値の健聴者標
準値(NM)に等しい場合は a2×x+b2 を用い
て検査音レベルを決定しても良い。
【0040】なお、第1の実施例においてステップ31
40、ステップ3340、ステップ3540、ステップ
4140、ステップ4340、ステップ4540でxの
値を最小可聴値の健聴者標準値から20dBを減じたも
のとしたが、0dB〜60dBの範囲の20dB以外の
値としても良い。
【0041】なお、第1の実施例においてステップ31
53、ステップ3155、ステップ4170、ステップ
4200、ステップ4230、ステップ4250、ステ
ップ4370、ステップ4400、ステップ4430、
ステップ4450、ステップステップ4570、4ステ
ップ600、ステップ4630、ステップ4650でx
を10dB上昇あるいは下降させたがこれ以外の値でも
良い。
【0042】なお、第1の実施例においてステップ31
58、ステップ3160で検査音レベルを2dB上昇さ
せたが、これ以外の値としても良い。
【0043】なお、第2と第3の実施例において、ステ
ップ7100で両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を単
耳聴取時の最小可聴値(HTL)より5を減じた値とし
たが、1〜15の範囲の5以外の値を減じるものとして
も良い。
【0044】なお、第2と第3の実施例において、ステ
ップ7100で両耳聴取時の快適値(MCL)を単耳聴
取時の快適値(MCL)より5を減じた値としたが、3
〜20の範囲の5以外の値を減じるものとしても良い。
【0045】なお、第2と第3の実施例において、ステ
ップ7100で両耳聴取時の不快閾値(UCL)を単耳
聴取時の快適値(UCL)より8を減じた値としたが、
3〜30の範囲の8以外の値を減じるものとしても良
い。
【0046】なお、第2と第3の実施例において、ステ
ップ7200で両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を単
耳聴取時の最小可聴値(HTL)より4を減じた値とし
たが、1〜15の範囲の4以外の値を減じるものとして
も良い。
【0047】なお、第2と第3の実施例において、ステ
ップ7200で両耳聴取時の快適値(MCL)を単耳聴
取時の快適値(MCL)より6を減じた値としたが、3
〜20の範囲の6以外の値を減じるものとしても良い。
【0048】なお、第2と第3の実施例において、ステ
ップ7200で両耳聴取時の不快閾値(UCL)を単耳
聴取時の快適値(UCL)より8を減じた値としたが、
3〜30の範囲の8以外の値を減じるものとしても良
い。
【0049】なお、第2と第3の実施例において、ステ
ップ7300で両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を単
耳聴取時の最小可聴値(HTL)より5を減じた値とし
たが、1〜15の範囲の5以外の値を減じるものとして
も良い。
【0050】なお、第2と第3の実施例において、ステ
ップ7300で両耳聴取時の快適値(MCL)を単耳聴
取時の快適値(MCL)より8を減じた値としたが、3
〜20の範囲の8以外の値を減じるものとしても良い。
【0051】なお、第2と第3の実施例において、ステ
ップ7300で両耳聴取時の不快閾値(UCL)を単耳
聴取時の快適値(UCL)より11を減じた値とした
が、3〜30の範囲の11以外の値を減じるものとして
も良い。
【0052】なお、第3の実施例において、ステップ9
350、ステップ9650、ステップ9950で左耳の
両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を単耳聴取時の左右
の最小可聴値(HTL)の差に0.75を乗じた値を左
耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)より減じたもの
としたが、乗ずる値は0.3〜1.0の範囲の0.75
以外の値でも良い。
【0053】なお、第3の実施例において、ステップ9
350、ステップ9650、ステップ9950で左耳の
両耳聴取時の快適値(MCL)を単耳聴取時の左右の快
適値(MCL)の差に0.5を乗じた値を左耳の単耳聴
取時の快適値(MCL)より減じたものとしたが、乗ず
る値は0.2〜1.0の範囲の0.5以外の値でも良
い。
【0054】なお、第3の実施例において、ステップ9
350、ステップ9650、ステップ9950で左耳の
両耳聴取時の不快閾値(UCL)を単耳聴取時の左右の
不快閾値(UCL)の差に0.5を乗じた値を左耳の単
耳聴取時の不快閾値(UCL)より減じたものとした
が、乗ずる値は0.2〜1.0の範囲の0.5以外の値
でも良い。
【0055】なお、第3の実施例において、ステップ9
400、ステップ9700、ステップ10000で右耳
の両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を単耳聴取時の左
右の最小可聴値(HTL)の差に0.75を乗じた値を
右耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)より減じたも
のとしたが、乗ずる値は0.3〜1.0の範囲の0.7
5以外の値でも良い。
【0056】なお、第3の実施例において、ステップ9
400、ステップ9700、ステップ10000で右耳
の両耳聴取時の快適値(MCL)を単耳聴取時の左右の
快適値(MCL)の差に0.5を乗じた値を右耳の単耳
聴取時の快適値(MCL)より減じたものとしたが、乗
ずる値は0.2〜1.0の範囲の0.5以外の値でも良
い。
【0057】なお、第3の実施例において、ステップ9
400、ステップ9700、ステップ10000で右耳
の両耳聴取時の不快閾値(UCL)を単耳聴取時の左右
の不快閾値(UCL)の差に0.5を乗じた値を右耳の
単耳聴取時の不快閾値(UCL)より減じたものとした
が、乗ずる値は0.2〜1.0の範囲の0.5以外の値
でも良い。
【0058】なお、第3の実施例において、ステップ9
350で右耳の両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を右
耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)より3を減じた
値としたが、0〜10の範囲の3以外の値を減じるもの
としても良い。
【0059】なお、第3の実施例において、ステップ9
400で左耳の両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を左
耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)より3を減じた
値としたが、0〜10の範囲の3以外の値を減じるもの
としても良い。
【0060】なお、第3の実施例において、ステップ9
350で右耳の両耳聴取時の快適値(MCL)を右耳の
単耳聴取時の快適値(MCL)より3を減じた値とした
が、0〜15の範囲の3以外の値を減じるものとしても
良い。
【0061】なお、第3の実施例において、ステップ9
400で左耳の両耳聴取時の快適値(MCL)を左耳の
単耳聴取時の快適値(MCL)より3を減じた値とした
が、0〜15の範囲の3以外の値を減じるものとしても
良い。
【0062】なお、第3の実施例において、ステップ9
350で右耳の両耳聴取時の不快閾値(UCL)を右耳
の単耳聴取時の快適値(UCL)より4を減じた値とし
たが、0〜20の範囲の4以外の値を減じるものとして
も良い。
【0063】なお、第3の実施例において、ステップ9
400で左耳の両耳聴取時の不快閾値(UCL)を左耳
の単耳聴取時の快適値(UCL)より4を減じた値とし
たが、0〜20の範囲の4以外の値を減じるものとして
も良い。
【0064】なお、第3の実施例において、ステップ9
650で右耳の両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を右
耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)より2を減じた
値としたが、0〜10の範囲の2以外の値を減じるもの
としても良い。
【0065】なお、第3の実施例において、ステップ9
700で左耳の両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を左
耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)より2を減じた
値としたが、0〜10の範囲の2以外の値を減じるもの
としても良い。
【0066】なお、第3の実施例において、ステップ9
650で右耳の両耳聴取時の快適値(MCL)を右耳の
単耳聴取時の快適値(MCL)より3を減じた値とした
が、0〜15の範囲の3以外の値を減じるものとしても
良い。
【0067】なお、第3の実施例において、ステップ9
700で左耳の両耳聴取時の快適値(MCL)を左耳の
単耳聴取時の快適値(MCL)より3を減じた値とした
が、0〜15の範囲の3以外の値を減じるものとしても
良い。
【0068】なお、第3の実施例において、ステップ9
650で右耳の両耳聴取時の不快閾値(UCL)を右耳
の単耳聴取時の快適値(UCL)より4を減じた値とし
たが、0〜20の範囲の4以外の値を減じるものとして
も良い。
【0069】なお、第3の実施例において、ステップ9
700で左耳の両耳聴取時の不快閾値(UCL)を左耳
の単耳聴取時の快適値(UCL)より4を減じた値とし
たが、0〜20の範囲の4以外の値を減じるものとして
も良い。
【0070】なお、第3の実施例において、ステップ9
950で右耳の両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を右
耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)より3を減じた
値としたが、0〜10の範囲の3以外の値を減じるもの
としても良い。
【0071】なお、第3の実施例において、ステップ1
0000で左耳の両耳聴取時の最小可聴値(HTL)を
左耳の単耳聴取時の最小可聴値(HTL)より3を減じ
た値としたが、0〜10の範囲の3以外の値を減じるも
のとしても良い。
【0072】なお、第3の実施例において、ステップ9
950で右耳の両耳聴取時の快適値(MCL)を右耳の
単耳聴取時の快適値(MCL)より4を減じた値とした
が、0〜15の範囲の4以外の値を減じるものとしても
良い。
【0073】なお、第3の実施例において、ステップ1
0000で左耳の両耳聴取時の快適値(MCL)を左耳
の単耳聴取時の快適値(MCL)より4を減じた値とし
たが、0〜15の範囲の4以外の値を減じるものとして
も良い。
【0074】なお、第3の実施例において、ステップ9
950で右耳の両耳聴取時の不快閾値(UCL)を右耳
の単耳聴取時の快適値(UCL)より6を減じた値とし
たが、0〜20の範囲の6以外の値を減じるものとして
も良い。
【0075】なお、第3の実施例において、ステップ1
0000で左耳の両耳聴取時の不快閾値(UCL)を左
耳の単耳聴取時の快適値(UCL)より6を減じた値と
したが、0〜20の範囲の6以外の値を減じるものとし
ても良い。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両耳のラウドネスのバランスをとり、両耳聴取時のラウ
ドネス増加曲線を測定する、あるいは単耳聴取時のラウ
ドネス増加曲線から両耳聴取時のラウドネス増加曲線を
推定して両耳聴取時のラウドネス増加曲線に基づいて補
聴器の特性を調整するので、補聴器の利得あるいは振幅
圧縮特性を両耳装用に適した特性に調整することがで
き、補聴器使用者が不快なほど大きな音を出力せず、音
源位置を正しく定位できるように両耳に装用する補聴器
を調整することができ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における補聴器調整装置の第1の実施例
の構成ブロック図
【図2】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図3】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図4】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図5】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図6】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図7】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図8】同実施例のラウドネス調整方法の模式図
【図9】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図10】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図11】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図12】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図13】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図14】本発明における補聴器調整装置の第2の実施
例の構成ブロック図
【図15】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図16】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図17】本発明における補聴器調整装置の第3の実施
例の構成ブロック図
【図18】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図19】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図20】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図21】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図22】同実施例の動作を説明するための流れ図
【図23】従来の補聴器調整装置の構成ブロック図
【符号の説明】
20,20L,20R 補聴器 30 補聴器使用者 40 聴力測定手段 50,150A,150B,150C 補聴器調整手段 60 試験信号源 70,280,290 反応検出手段 80 聴力データ決定手段 90 利得調整手段 100 操作手段 10,110A,110B,110C 補聴器調整装置 130A,130B,130C 制御手段 140 測定部 160 記録手段 170 表示手段 210 検査音源 220 雑音源 230L,230R 利得可変増幅器 240L,240R 電気音響変換器 250L,260L,300,320L,320R,5
10L,510R,610L,610R スイッチ 260A,260B,260C 検査音レベル決定手段 270 判定手段 310L,310R 記憶手段 520B,520C 両耳聴取時ラウドネス推定手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−284000(JP,A) 特開 平5−268700(JP,A) 特開 平2−231826(JP,A) 実開 平4−88199(JP,U) 特表 平2−503499(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 25/00

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の聴覚のラウドネスが等しくなる検査
    音を用いて、複数のラウドネスに対応する音圧を両耳聴
    取で測定することにより、左右各々について、音圧レベ
    ルとラウドネスとの関係を示すラウドネス関数を求め、 両耳聴取時の前記ラウドネス関数に応じて、左右各々に
    装用する補聴器の特性を調整する両耳補聴器調整装置。
  2. 【請求項2】複数のラウドネスが、最小可聴値(HT
    L)・快適値(MCL)・不快閾値(UCL)のうちの
    少なくとも二つであることを特徴とする請求項1に記載
    の両耳補聴器調整装置。
  3. 【請求項3】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査音
    を生成するラウドネス関数測定用検査音生成部と、 補聴器使用者の左右各々の耳に前記検査音を出力する少
    なくとも二つの検査音出力手段と、 前記補聴器使用者の反応を検出する反応検出手段を用い
    て、前記検査音の音圧レベルに対応するラウドネスを測
    定し、ラウドネス関数を求めるラウドネス測定手段と、 補聴器の特性を調整する補聴器調整手段を備えた両耳補
    聴器調整装置であって、 両耳聴取時の左右各々のラウドネス関数に応じて、前記
    補聴器使用者の左右各々に装用する補聴器の特性を調整
    することを特徴とする両耳補聴器調整装置。
  4. 【請求項4】補聴器使用者の左右おのおのの耳の100
    0Hz以下の周波数の検査音に対するラウドネスに対応
    する音圧を測定し、その測定値が左右の耳で20dBか
    ら60dBのあらかじめ定められた値を超えて異なる場
    合、あるいは前記補聴器使用者の1000Hzより大き
    い周波数の検査音に対するラウドネスに対応する音圧を
    測定し、その測定値が左右の耳で30dBから70dB
    のあらかじめ定められた値を超えて異なる場合に、左右
    の耳のうち前記ラウドネスに対応する音圧の測定値が小
    さい側の耳にラウドネスに対応する音圧を測定するため
    の検査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑音
    を提示し左右の耳のうち前記ラウドネスに対応する音圧
    の測定値が大きい側の耳の前記ラウドネスに対応する音
    圧を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請求項3
    記載の両耳補聴器調整装置。
  5. 【請求項5】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査音
    を生成するラウドネス測定用検査音生成部と、 補聴器使用者の左右おのおのの耳に前記検査音を出力す
    る少なくとも2つの検査音出力手段と、前記補聴器使用者の反応を検出する反応検出手段を用い
    て、前記検査音の音圧レベルに対応するラウドネスを測
    定し、ラウドネス関数を求めるラウドネス測定手段と、 前記ラウドネス について両耳聴取時の左右のラウドネス
    が等しくなる音圧を検出するバランス調整手段と、 補聴器の特性を調整する補聴器調整手段を備えた請求項
    1記載の両耳補聴器調整装置。
  6. 【請求項6】補聴器使用者の左右おのおのの耳の100
    0Hz以下の周波数の検査音に対するラウドネスに対応
    する音圧を測定し、その測定値が左右の耳で20dBか
    ら60dBのあらかじめ定められた値を超えて異なる場
    合、あるいは前記補聴器使用者の1000Hzより大き
    い周波数の検査音に対するラウドネスに対応する音圧を
    測定し、その測定値が左右の耳で30dBから70dB
    のあらかじめ定められた値を超えて異なる場合に、左右
    の耳のうち前記ラウドネスに対応する音圧の測定値が小
    さい側の耳にラウドネスに対応する音圧を測定するため
    の検査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑音
    を提示し左右の耳のうち前記ラウドネスに対応する音圧
    の測定値が大きい側の耳の前記ラウドネスに対応する音
    圧を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請求項5
    記載の両耳補聴器調整装置。
  7. 【請求項7】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査音
    を生成するラウドネス測定用検査音生成部と、 補聴器の特性を調整して前記補聴器を介して補聴器使用
    者の左右おのおのの耳に前記検査音を出力する補聴器調
    整手段と、前記補聴器使用者の反応を検出する反応検出手段を用い
    て、前記検査音の音圧 レベルに対応するラウドネスを測
    定し、ラウドネス関数を求めるラウドネス測定手段と、 を備えた請求項1記載の両耳補聴器調整装置。
  8. 【請求項8】補聴器使用者の左右おのおのの耳の100
    0Hz以下の周波数の検査音に対するラウドネスに対応
    する音圧を測定し、その測定値が左右の耳で20dBか
    ら60dBのあらかじめ定められた値を超えて異なる場
    合、あるいは前記補聴器使用者の1000Hzより大き
    い周波数の検査音に対するラウドネスに対応する音圧を
    測定し、その測定値が左右の耳で30dBから70dB
    のあらかじめ定められた値を超えて異なる場合に、左右
    の耳のうち前記ラウドネスに対応する音圧の測定値が小
    さい側の耳にラウドネスに対応する音圧を測定するため
    の検査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑音
    を提示し左右の耳のうち前記ラウドネスに対応する音圧
    の測定値が大きい側の耳の前記ラウドネスに対応する音
    圧を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請求項7
    記載の両耳補聴器調整装置。
  9. 【請求項9】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査音
    を生成するラウドネス測定用検査音生成部と、 補聴器の特性を調整して前記補聴器を介して補聴器使用
    者の左右おのおのの耳に前記検査音を出力する補聴器調
    整手段と、前記補聴器使用者の反応を検出する反応検出手段を用い
    て、前記検査音の音圧レベルに対応するラウドネスを測
    定し、ラウドネス関数を求めるラウドネス測定手段と、 前記ラウドネスの二つ以上について 両耳聴取時の左右の
    ラウドネスが等しくなる音圧を検出するバランス調整手
    段と、 を備えた請求項1記載の両耳補聴器調整装置。
  10. 【請求項10】補聴器使用者の左右おのおのの耳の10
    00Hz以下の周波数の検査音に対するラウドネスに対
    応する音圧を測定し、その測定値が左右の耳で20dB
    から60dBのあらかじめ定められた値を超えて異なる
    場合、あるいは前記補聴器使用者の1000Hzより大
    きい周波数の検査音に対するラウドネスに対応する音圧
    を測定し、その測定値が左右の耳で30dBから70d
    Bのあらかじめ定められた値を超えて異なる場合に、左
    右の耳のうち前記ラウドネスに対応する音圧の測定値が
    小さい側の耳にラウドネスに対応する音圧を測定するた
    めの検査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑
    音を提示し左右の耳のうち前記ラウドネスに対応する音
    圧の測定値が大きい側の耳の前記ラウドネスに対応する
    音圧を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請求項
    9記載の両耳補聴器調整装置。
  11. 【請求項11】両耳聴取時の最小可聴値・快適値・不快
    閾値に対応する音圧に応じて左右おのおのに装用する補
    聴器の特性を調整する請求項1記載の両耳補聴器調整装
    置。
  12. 【請求項12】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査
    音を生成するラウドネス測定用検査音生成部と、 補聴器使用者の左右おのおのの耳に前記検査音を出力す
    る少なくとも2つの検査音出力手段と、 前記補聴器使用者の前記検査音の最小可聴値・快適値・
    不快閾値を検出する反応検出手段からなるラウドネス測
    定手段と、 補聴器の特性を調整する補聴器調整手段を備えた請求項
    11記載の両耳補聴器調整装置。
  13. 【請求項13】補聴器使用者の左右おのおのの耳の10
    00Hz以下の周波数の検査音に対する最小可聴値を測
    定し、その測定値が左右の耳で20dBから60dBの
    あらかじめ定められた値を超えて異なる場合、あるいは
    前記補聴器使用者の1000Hzより大きい周波数の検
    査音に対する最小可聴値を測定し、その測定値が左右の
    耳で30dBから70dBのあらかじめ定められた値を
    超えて異なる場合に、左右の耳のうち前記最小可聴値の
    測定値が小さい側の耳に最小可聴値を測定するための検
    査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑音を提
    示し左右の耳のうち前記最小可聴値が大きい側の耳の最
    小可聴値を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請
    求項12記載の両耳補聴器調整装置。
  14. 【請求項14】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査
    音を生成するラウドネス測定用検査音生成部と、補聴器
    使用者の左右おのおのの耳に前記検査音を出力する少な
    くとも2つの検査音出力手段と、前記補聴器使用者の前
    記検査音の最小可聴値・快適値・不快閾値を検出する反
    応検出手段からなるラウドネス測定手段と、前記最小可
    聴値・快適値・不快閾値の両耳聴取時の左右のラウドネ
    スが等しくなる音圧を検出するバランス調整手段と、補
    聴器の特性を調整する補聴器調整手段を備えた請求項1
    1記載の両耳補聴器調整装置。
  15. 【請求項15】補聴器使用者の左右おのおのの耳の10
    00Hz以下の周波数の検査音に対する最小可聴値を測
    定し、その測定値が左右の耳で20dBから60dBの
    あらかじめ定められた値を超えて異なる場合、あるいは
    前記補聴器使用者の1000Hzより大きい周波数の検
    査音に対する最小可聴値を測定し、その測定値が左右の
    耳で30dBから70dBのあらかじめ定められた値を
    超えて異なる場合に、左右の耳のうち前記最小可聴値の
    測定値が小さい側の耳に最小可聴値を測定するための検
    査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑音を提
    示し左右の耳のうち前記最小可聴値が大きい側の耳の最
    小可聴値を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請
    求項14記載の両耳補聴器調整装置。
  16. 【請求項16】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査
    音を生成するラウドネス測定用検査音生成部と、補聴器
    の特性を調整して補聴器を介して補聴器使用者の左右お
    のおのの耳に前記検査音を出力する補聴器調整手段と、
    前記補聴器使用者の前記検査音の最小可聴値・快適値・
    不快閾値を検出する反応検出手段からなるラウドネス測
    定手段を備えた請求項11記載の両耳補聴器調整装置。
  17. 【請求項17】補聴器使用者の左右おのおのの耳の10
    00Hz以下の周波数の検査音に対する最小可聴値を測
    定し、その測定値が左右の耳で20dBから60dBの
    あらかじめ定められた値を超えて異なる場合、あるいは
    前記補聴器使用者の1000Hzより大きい周波数の検
    査音に対する最小可聴値を測定し、その測定値が左右の
    耳で30dBから70dBのあらかじめ定められた値を
    超えて異なる場合に、左右の耳のうち前記最小可聴値の
    測定値が小さい側の耳に最小可聴値を測定するための検
    査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑音を提
    示し左右の耳のうち前記最小可聴値が大きい側の耳の最
    小可聴値を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請
    求項16記載の両耳補聴器調整装置。
  18. 【請求項18】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査
    音を生成するラウドネス測定用検査音生成部と、補聴器
    の特性を調整して補聴器を介して補聴器使用者の左右お
    のおのの耳に前記検査音を出力する補聴器調整手段と、
    前記補聴器使用者の前記検査音の最小可聴値・快適値・
    不快閾値を検出する反応検出手段からなるラウドネス測
    定手段と、前記最小可聴値・快適値・不快閾値の両耳聴
    取時の左右のラウドネスが等しくなる音圧を検出するバ
    ランス調整手段を備えた請求項11記載の両耳補聴器調
    整装置。
  19. 【請求項19】補聴器使用者の左右おのおのの耳の10
    00Hz以下の周波数の検査音に対する最小可聴値を測
    定し、その測定値が左右の耳で20dBから60dBの
    あらかじめ定められた値を超えて異なる場合、あるいは
    前記補聴器使用者の1000Hzより大きい周波数の検
    査音に対する最小可聴値を測定し、その測定値が左右の
    耳で30dBから70dBのあらかじめ定められた値を
    超えて異なる場合に、左右の耳のうち前記最小可聴値の
    測定値が小さい側の耳に最小可聴値を測定するための検
    査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑音を提
    示し左右の耳のうち前記最小可聴値が大きい側の耳の最
    小可聴値を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請
    求項18記載の両耳補聴器調整装置。
  20. 【請求項20】単耳聴取時における左右の聴覚の音圧レ
    ベルに対する音の大きさの感覚量の関係を示すラウドネ
    ス関数より両耳聴取時における左右の聴覚の音圧レベル
    に対する音の大きさの感覚量の関係を示すラウドネス関
    を推定しその推定したラウドネス関数に応じて左右お
    のおのに装用する補聴器の特性を調整する両耳補聴器調
    整装置。
  21. 【請求項21】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査
    音を生成するラウドネス測定用検査音生成部と、 補聴器使用者の左右おのおのの耳に前記検査音を出力す
    る検査音出力手段と、前記補聴器使用者の反応を検出する反応検出手段を用い
    て、前記検査音の音圧レベルに対応するラウドネスを測
    定し、ラウドネス関数を求めるラウドネス測定手段と、 前記補聴器使用者の単耳聴取時の左右の聴覚のラウドネ
    ス関数より前記補聴器使用者の両耳聴取時の左右のラウ
    ドネス関数を推定する推定手段と、 補聴器の特性を調整する補聴器調整手段を備えた請求項
    20記載の両耳補聴器調整装置。
  22. 【請求項22】補聴器使用者の左右おのおのの耳の10
    00Hz以下の周波数の検査音に対するラウドネスに対
    応する音圧を測定し、その測定値が左右の耳で20dB
    から60dBのあらかじめ定められた値を超えて異なる
    場合、あるいは前記補聴器使用者の1000Hzより大
    きい周波数の検査音に対するラウドネスに対応する音圧
    を測定し、その測定値が左右の耳で30dBから70d
    Bのあらかじめ定められた値を超えて異なる場合に、左
    右の耳のうち前記ラウドネスに対応する音圧の測定値が
    小さい側の耳にラウドネスに対応する音圧を測定するた
    めの検査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑
    音を提示し左右の耳のうち前記ラウドネスに対応する音
    圧の測定値が大きい側の耳の前記ラウドネスに対応する
    音圧を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請求項
    21記載の両耳補聴器調整装置。
  23. 【請求項23】左右おのおのの聴覚の単耳聴取時におけ
    る最小可聴値・快適値・不快閾値に対応する音圧より前
    記左右おのおのの聴覚の両耳聴取時の最小可聴値・快適
    値・不快閾値に対応する音圧を推定しその推定した音圧
    に応じて左右おのおのに装用する補聴器の特性を調整す
    る請求項20記載の両耳補聴器調整装置。
  24. 【請求項24】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査
    音を生成するラウドネス測定用検査音生成部と、補聴器
    使用者に前記検査音を出力する検査音出力手段と、前記
    補聴器使用者の前記検査音の閾値および前記複数の音圧
    の前記検査音に対する最小可聴値・快適値・不快閾値を
    検出する反応検出手段からなるラウドネス測定手段と、
    前記補聴器使用者の左右おのおのの聴覚の単耳聴取時の
    最小可聴値・快適値・不快閾値より前記補聴器使用者の
    左右おのおのの聴覚の両耳聴取時の最小可聴値・快適値
    ・不快閾値を推定する推定手段と、補聴器の特性を調整
    する補聴器調整手段を備えた請求項23記載の両耳補聴
    器調整装置。
  25. 【請求項25】補聴器使用者の左右おのおのの耳の10
    00Hz以下の周波数の検査音に対する最小可聴値を測
    定し、その測定値が左右の耳で20dBから60dBの
    あらかじめ定められた値を超えて異なる場合、あるいは
    前記補聴器使用者の1000Hzより大きい周波数の検
    査音に対する最小可聴値を測定し、その測定値が左右の
    耳で30dBから70dBのあらかじめ定められた値を
    超えて異なる場合に、左右の耳のうち前記最小可聴値の
    測定値が小さい側の耳に最小可聴値を測定するための検
    査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑音を提
    示し左右の耳のうち前記最小可聴値が大きい側の耳の最
    小可聴値を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請
    求項24記載の両耳補聴器調整装置。
  26. 【請求項26】複数の音圧のラウドネス関数測定用検査
    音を生成するラウドネス測定用検査音生成部と、補聴器
    の特性を調整して補聴器を介して補聴器使用者の左右お
    のおのの耳に前記検査音を出力する補聴器調整手段と、
    前記補聴器使用者の前記検査音に対する最小可聴値・快
    適値・不快閾値を検出する反応検出手段からなるラウド
    ネス測定手段と、前記補聴器使用者の左右おのおのの聴
    覚の単耳聴取時の最小可聴値・快適値・不快閾値より前
    記補聴器使用者の左右おのおのの聴覚の両耳聴取時の最
    小可聴値・快適値・不快閾値を推定する推定手段を備え
    た請求項23記載の両耳補聴器調整装置。
  27. 【請求項27】補聴器使用者の左右おのおのの耳の10
    00Hz以下の周波数の検査音に対する最小可聴値を測
    定し、その測定値が左右の耳で20dBから60dBの
    あらかじめ定められた値を超えて異なる場合、あるいは
    前記補聴器使用者の1000Hzより大きい周波数の検
    査音に対する最小可聴値を測定し、その測定値が左右の
    耳で30dBから70dBのあらかじめ定められた値を
    超えて異なる場合に、左右の耳のうち前記最小可聴値の
    測定値が小さい側の耳に最小可聴値を測定するための検
    査音の周波数を含む帯域雑音であるマスキング雑音を提
    示し左右の耳のうち前記最小可聴値が大きい側の耳の最
    小可聴値を測定しなおすラウドネス測定手段を備えた請
    求項26記載の両耳補聴器調整装置。
  28. 【請求項28】左右おのおのの聴覚の単耳聴取時におけ
    る最小可聴値・快適値・不快閾値に対応する音圧より左
    右おのおのの聴覚の両耳聴取時の最小可聴値・快適値・
    不快閾値に対応する音圧を(数1)を用いて推定するラ
    ウドネス調整方法。 【数1】
  29. 【請求項29】補聴器使用者の1000Hz以下の周波
    数の検査音に対する最小可聴値の左右の聴覚の差が20
    dBから60dBのあらかじめ定められた値をこえる場
    合あるいは前記補聴器使用者の1000Hzより大きい
    周波数の検査音に対する最小可聴値の左右の聴覚の差が
    30dBから70dBのあらかじめ定められた値をこえ
    る場合に左右の聴覚のうち前記最小可聴値の小さい側の
    単耳聴取時における最小可聴値・快適値・不快閾値に対
    応する音圧より前記最小可聴値の小さい側の両耳聴取時
    の最小可聴値・快適値・不快閾値に対応する音圧を(数
    2)を用いて推定し前記最小可聴値の大きい側の単耳聴
    取時における最小可聴値・快適値・不快閾値に対応する
    音圧より前記最小可聴値の大きい側の両耳聴取時の最小
    可聴値・快適値・不快閾値に対応する音圧を(数3)を
    用いて推定するラウドネス調整方法。 【数2】 【数3】
  30. 【請求項30】快適値が不明あるいは快適値が最小可聴
    値以下である場合に(数4)を用いて快適値を推定する
    請求項28に記載のラウドネス調整方法。 【数4】
  31. 【請求項31】両耳聴取時のラウドネスの測定において
    (数5)を用いて検査音の音圧を決定するラウドネス調
    整方法。 【数5】
  32. 【請求項32】両耳聴取時のラウドネスの測定において
    (数6)を用いて検査音の音圧を決定するラウドネス調
    整方法。 【数6】
JP08619296A 1996-04-09 1996-04-09 両耳補聴器調整装置およびラウドネス調整方法 Expired - Fee Related JP3350344B2 (ja)

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