JP3309338B2 - 履帯シュ− - Google Patents
履帯シュ−Info
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- JP3309338B2 JP3309338B2 JP2000018020A JP2000018020A JP3309338B2 JP 3309338 B2 JP3309338 B2 JP 3309338B2 JP 2000018020 A JP2000018020 A JP 2000018020A JP 2000018020 A JP2000018020 A JP 2000018020A JP 3309338 B2 JP3309338 B2 JP 3309338B2
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- Japan
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- crawler
- shoe
- plate
- crawler shoe
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
用車両に用いる履帯シュ−に関するものであり、更に詳
しくは鉄製履板に装着容易とした履帯シュ−に係るもの
である。
−ラは、多数の履板をリンクによりブッシュ及びピンを
介して無端状に連結したものであり、この踏面側にゴム
パッドを備えた履帯シュ−をボルトにて装着した構造の
ものが広く用いられている。しかるに、ゴムパッドにあ
けられたボルト孔内に砂や小石が入り込み、このボルト
孔近傍からゴムパッドに亀裂が入り耐久性を著しく悪く
しているのが現状である。又、履板への装着時にあって
も、通常は4本のボルトをクロ−ラ内周側でナットにて
装着するものであり、装着作業性が悪く特に車両の内側
に位置するボルトにあっては締め付ける作業が容易では
ない。又、履板の裏面側にボルトが必要以上に突出する
ことともなり、車両側のフレ−ム等とのスペ−スをせば
める結果、ここに土砂が噛み込みやすくなり、かつ、ナ
ットを損傷して履帯シュ−の取り外しができなくなる等
の欠点があった。
トを履帯シュ−のゴムパッド内に予め埋設する技術も開
発されているが、ゴムパッドの亀裂等の発生は低減され
るものの、履板との装着のための作業性は改善されてい
ない。更に改良されたものとして、例えば実開平6−7
4594号にて履帯シュ−のゴムパッド内にナットを埋
設する技術が開発されている。この履帯シュ−にあって
は、ゴムパッドの亀裂等の発生も少なく、かつ履板との
装着性もある程度改善され、従来のものに比べてすぐれ
た性能をもっている。
り、帯板21に袋ナット22が溶接されたもので、この
帯板21に袋ナット22を囲んでゴムパッド23が加硫
接着されているものである。従って、履板24の裏側よ
り挿入されたボルト25が袋ナット22と螺合されるこ
とによって履帯シュ−が装着されることとなる。前記し
たように、通常履板24と履帯シュ−とは4本のボルト
25をもって装着されるため、袋ナット22もゴムパッ
ド23中に4個埋設されるものである。
のゴムパッドには装着のためのボルト孔がなく、ここか
らのゴムパッドの亀裂等の発生はなくなるが、装着時の
作業は基本的には4本のボルトをもって装着されるた
め、装着作業性の悪さは従来のものとそれほど差異はな
く、特に車両の内側に位置するボルトの締め付けは容易
ではなくこの点での問題は解決されていない。
としたものであって、ゴムパッドの亀裂等の低減は勿論
のこと、履板との装着作業性を改良することをその主目
的とするものである。
にて無端状に連結される履板に装着される履帯シューで
あって、当該履帯シューは、帯板と、この帯板の外側に
接着されたゴムパッドと、帯板の一方端縁に備えられた
当該履帯シューを履板に係止するための内向きのフック
金具と、帯板の他方端側にはリンク側に向けて開口する
ナットが履帯シュー内に配置されたものであり、前記フ
ック金具の外側にはゴム保護材が接着され、かかるフッ
ク金具にて履帯シューの車両の内側に位置する側の端縁
に係止し、帯板の他方端側は車両の外側に位置してリン
ク側から履板を挟んで前記ナットにボルトを螺合して装
着することを特徴とする履帯シューであって、好ましく
は、前記フック金具は帯板に溶接され、履帯シューのゴ
ムパッド幅端より外側に突出している。
は帯板の一方側に内向きにフック金具を備えており、こ
のフック金具をもって履板の一方縁部(特に車両の内側
縁部)に引っ掛けて履帯シュ−を係止するものであっ
て、特に車両機体の内側に位置する履板の縁部に引っ掛
けることによって装着が極めて容易となったものであ
る。そして、他方側を(車両の外側)履板を挟んでリン
ク側から履帯シュ−側のナットに向かってボルトを差し
込んで螺着し履帯シュ−を装着するものである。
ばボルトを締め付けるだけで完了するものであり、フッ
ク金具における履板と履帯シュ−の係止はワンタッチで
行えるためほとんど作業時間を要さない。このフック金
具の先端は履板の端縁が嵌り易いように面取りが施され
たり、或いは拡開されていたり、更にはフック金具の中
間部が狭まっているのが好ましい。しかも、前記したよ
うにフック金具を車両機体の内側に配置することによ
り、ボルトの締付けは車両機体の外側の作業だけとなる
ため、装着に要する作業性は著しく短縮し、装着作業性
が向上したこととなる。
したり、岩石等に衝突することは避けられないが、この
衝突が繰り返されるとフック金具が破損し、ゴムクロー
ラの寿命が短くなり、破損しないまでも変形が生じる
と、取り外しができなくなり交換不可能となってしま
う。このため、本発明のフック金具には特に外側、即ち
接地面側にはゴム弾性体からなる保護材を、好ましくは
パッドの加硫と同時に接着することが行われる。
する。図1は本発明の履帯シュ−の接地面側の平面図で
あり、図2は正面図、図3は主要部での側断面図、図4
は部分正面図である。図中、1は帯板であり、この帯板
1には接地面側に向けてグロ−サ−10 が形成されてい
る。そして、このグロ−サ−10 、10 間の底面11 に
フック金具3が溶接されている。即ち、このフック金具
3は帯板1の一方端に溶接されて履板との係止に供され
るものであり、その先端がリンク側に曲げられている。
他方、帯板1にはフック金具3と反対側にボルト孔4が
穿孔されている。このような構造をもつ帯板1の接地側
にゴムパッド5が加硫接着されるもので、このゴムパッ
ド5内にフック金具3の溶接部が埋設される。
袋ナット2が配置される。この袋ナット2の背丈につい
て言えば、図示するようにグロ−サ−の背丈と帯板1の
厚さとの合計よりも背丈の高いものもあるが、ナット2
が保護され、耐久性を向上させるためには、グロ−サ−
の背丈と帯板1の厚さの合計よりもナット2の背丈を同
等乃至はこれよりも背丈の低い方が好ましい。尚、袋ナ
ット2は帯板1のグロ−サ−10 、10 間の底面に配置
され、好ましくは、この底面に溶接される。
端状に連結されてなる履板11であって、図示するよう
に、履板11の一方端縁110 にフック金具3をもって
履帯シュ−を係止し、次いでその反対側の袋ナット2に
履板11のボルト孔12を介してボルト13を螺合して
履帯シュ−を装着するものである。尚、前述したよう
に、フック金具3側は車両の内側に配置するのが作業性
の面からみて好ましいことは言うまでもない。
部を取り出した部分拡大正面図である。図例では特にそ
のフック金具3の先端30 は拡開されて曲げられている
例を示すもので、フック金具3の先端30 が拡開されて
いることにより、履板11の端縁110 がワンタッチで
係止できることとなったものである。勿論、場合によっ
ては先端30 が曲げられなくとも面取りを施すだけでも
よい。尚、この例にあって、帯板1の一方端にフック金
具3が溶接されている。
3の接地面側に加硫接着されたゴム弾性体14であり、
これは走行時に小石等が直接フック金具に衝突すること
を阻止するための保護ブロックである。フック金具3が
帯板1の履板11側の底面11 に備えることによって、
特にこの保護ブロック14の厚さを確保できるため耐久
性が著しく向上することとなる。この保護ブロック14
は、帯板1の接地面側に加硫接着されるゴムパッド5と
同時に加硫成形されるのが一般的である。
図である。この例にあっては、履板11のグロ−サ−1
11 全体に接触するように帯板1の幅が広くなっている
ものであり、言い換えればゴムパッド5の全面に帯板1
が存在する形態である。このため、履板11と履帯シュ
−とは金属同士(履板11と帯板1)の接触面となるた
めに一体化が強まり、かつゴムパッド5は帯板1に加硫
接着されているためこの間に異物が入り込むことなくゴ
ムの損傷を防ぐことができる。
けるフック金具3によって履板11との係止が先ず行わ
れることとなるが、図5における帯板1の形態はフック
金具3のない従来の履帯シュ−にも適用可能である。
111 、111 間の間隔A、Bは、同一寸法には設計さ
れていない。従って、装着する履帯シュ−も又この間隔
A、Bに合致させて帯板1が形成されるのが通例である
が、このようにすることにより履帯シュ−に方向性が生
じることとなってしまうのが現状である。
シュ−の装着の方向性をなくすこととしたものである。
即ち、履板11のグロ−サ−111 、111 間隔A、B
(A>Bとする)に対し、帯板1のグロ−サ−110 、
110 の間隔P、QはB≧P、Qなる関係を有するよう
設計することにより履帯シュ−の装着時の方向性をなく
すものである。この例にあっても、フック金具3によっ
て履板11との係止が図られることとなるが、図6に示
す帯板1と履板11との関係は、従来の形態の履帯シュ
−にも適用可能であることは言うまでもない。
と履帯シュ−の帯板1との間には場合によって間隔Sが
生ずるが、この間隔を構成する部材(履板11と帯板
1)がいずれも金属製であるのでここに異物が入り込ん
でもゴムパッド5にはなんら影響しない。尚、この場
合、図例でも分る通り帯板1と履板11との両グロ−サ
−10 と111 とが直接接触しあって装着されることが
必要である。
であり、グロ−サ−の間隔はA>B、P=B=Qとし
た。即ち、履板11と履帯シュ−の装着にあって、図7
はBとPを合わせた場合、図8は履帯シュ−を逆にして
装着し、BとQとを合わせた場合の断面図である。図7
にあってはA、Q間で間隔S1 が、図8にあってはA、
P間で隙間S2 が,B、Q間で隙間S3 が形成されるこ
ととなるが、いずれもグロ−サ−部で履板11と帯板1
とが接触しているため機能上なんら問題を生じない。
図9に示すが、フック金具3の材質は例えば圧延鋼又は
バネ鋼等であり、フックの金具3の先端を内側に湾曲さ
せてフック金具3の間隔dを狭めてあり、履板の厚さよ
りも狭い間隔とするのが履板11の固定に都合がよい。
断面図である。この例から分かるように履帯シュ−の長
手方向の前後には帯板1が達していない例である。そし
て、好ましくは帯板1の前後端12 、13 が履板11の
グロ−サ−111 の背丈より短く形成され、グロ−サ−
111 よりも帯板1の前後端12 、13 が突出しないこ
とが望まれる。もし、帯板1の前後端12 、13 がグロ
−サ−111 よりも突出していると、この先端によって
ゴムパッド5の亀裂破壊が簡単に発生してしまうからで
ある。更に、履帯シュ−全体として前後端のゴムパッド
5の厚さは帯板の分だけ厚くなっており、このため履板
シュ−の走行時に石等に乗り上げた際に生じるゴムパッ
ド5の圧壊がゴム厚が厚くなることで改善されるという
効果もある。
−と履板とがフック金具で装着される方法を採用したた
め、その装着作業性は著しく向上した。
である。
る。
断側面図である。
る。
である。
面図である。
す切断側面図である。
との装着例を示す切断側面図である。
面図である。
る。
グロ−サ−間の底面、2‥‥袋ナット、3‥‥フック金
具、30 ‥‥フック金具の先端、4‥‥ボルト孔、5‥
‥ゴムパッド、11‥‥リンクにて無端状に連結された
履板、110 ‥‥履板の一方端縁、111 ‥‥履板のグ
ロ−サ−、12‥‥履板のボルト孔、13‥‥ボルト、
14‥‥フック金具の接地面側に接着されたゴム弾性
体、A、B‥‥履板のおけるグロ−サ−間の間隔、P、
Q‥‥帯板のグロ−サ−間の間隔、S1 、S2 、S3 ‥
‥グロ−サ−間の隙間。
Claims (2)
- 【請求項1】 リンクにて無端状に連結される履板に装
着される履帯シューであって、当該履帯シューは、帯板
と、この帯板の外側に接着されたゴムパッドと、帯板の
一方端縁に備えられた当該履帯シューを履板に係止する
ための内向きのフック金具と、帯板の他方端側にはリン
ク側に向けて開口するナットが履帯シュー内に配置され
たものであり、前記フック金具は外側にゴム保護材が接
着され、かかるフック金具にて履帯シューの車両の内側
に位置する側の端縁に係止し、帯板の他方端側は車両の
外側に位置してリンク側から履板を挟んで前記ナットに
ボルトを螺合して装着することを特徴とする履帯シュ
ー。 - 【請求項2】 前記フック金具は帯板に溶接され、履帯
シューのゴムパッド幅端より外側に突出している請求項
第1項記載の履帯シュー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000018020A JP3309338B2 (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 履帯シュ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000018020A JP3309338B2 (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 履帯シュ− |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31398398A Division JPH11198874A (ja) | 1995-11-06 | 1998-10-16 | 履帯シュ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000229589A JP2000229589A (ja) | 2000-08-22 |
JP3309338B2 true JP3309338B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=18544926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000018020A Expired - Lifetime JP3309338B2 (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 履帯シュ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3309338B2 (ja) |
-
2000
- 2000-01-25 JP JP2000018020A patent/JP3309338B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000229589A (ja) | 2000-08-22 |
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