JP3308731B2 - 角型コネクタのソケット - Google Patents
角型コネクタのソケットInfo
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- JP3308731B2 JP3308731B2 JP26492994A JP26492994A JP3308731B2 JP 3308731 B2 JP3308731 B2 JP 3308731B2 JP 26492994 A JP26492994 A JP 26492994A JP 26492994 A JP26492994 A JP 26492994A JP 3308731 B2 JP3308731 B2 JP 3308731B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- terminal
- socket
- rectangular
- shield case
- Prior art date
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Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角型コネクタのソケッ
トに関し、特に、プリント基板側端子の位置規制を簡単
かつ正確に行うことができるようにすると共に、複数の
ターミナルの配設状態を組立て時に簡単に見分けること
ができる角型コネクタのソケットに関する。
トに関し、特に、プリント基板側端子の位置規制を簡単
かつ正確に行うことができるようにすると共に、複数の
ターミナルの配設状態を組立て時に簡単に見分けること
ができる角型コネクタのソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、角型コネクタのソケットにおい
て、プラグの接片と接触するために平行に配列された複
数の細長い接片(以下ターミナルという)の後端をプリ
ント基板の穴に合わせるため、予め90°に折り曲げた
ターミナルをハウジングに固定したもの、あるいは、タ
ーミナルをハウジングに固定した後、その後部を調整用
治工具を用いて90°折り曲げるものが知られている。
て、プラグの接片と接触するために平行に配列された複
数の細長い接片(以下ターミナルという)の後端をプリ
ント基板の穴に合わせるため、予め90°に折り曲げた
ターミナルをハウジングに固定したもの、あるいは、タ
ーミナルをハウジングに固定した後、その後部を調整用
治工具を用いて90°折り曲げるものが知られている。
【0003】上記のようにターミナルを90°折り曲げ
ると、実開平3−79175号公報「コネクタ」に開示
されているように、シールドのためにターミナル全体を
シールドケースで覆う場合、シールドケースを小さくす
ることができ、従って、ソケットを小型化することがで
きるという利点がある。
ると、実開平3−79175号公報「コネクタ」に開示
されているように、シールドのためにターミナル全体を
シールドケースで覆う場合、シールドケースを小さくす
ることができ、従って、ソケットを小型化することがで
きるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の角型コネクタのソケットにおいて、予め90°折り
曲げたターミナルをハウジングに固定する方式では、個
々のターミナルの先端が変形等のために不揃いとなるた
め位置精度が悪く、ターミナルをプリント基板穴に簡単
に挿入することができないという組み立て上の問題点が
あった。
来の角型コネクタのソケットにおいて、予め90°折り
曲げたターミナルをハウジングに固定する方式では、個
々のターミナルの先端が変形等のために不揃いとなるた
め位置精度が悪く、ターミナルをプリント基板穴に簡単
に挿入することができないという組み立て上の問題点が
あった。
【0005】又、ターミナルをハウジングに固定した後
に調整用治工具で折り曲げる方式では、治工具の操作が
面倒である上に、それが磨耗してくるとターミナルの位
置精度が低下するという製造上の問題点があった。
に調整用治工具で折り曲げる方式では、治工具の操作が
面倒である上に、それが磨耗してくるとターミナルの位
置精度が低下するという製造上の問題点があった。
【0006】更に、分割されたハウジングを組み立てる
際に、ターミナルを組み込んだハウジング内にプラグコ
ンタクトが収容されており、組み立ての際にプラグコン
タクトの配設状態を目視できないために不良欠品を見つ
けずらいという問題点があった。
際に、ターミナルを組み込んだハウジング内にプラグコ
ンタクトが収容されており、組み立ての際にプラグコン
タクトの配設状態を目視できないために不良欠品を見つ
けずらいという問題点があった。
【0007】従って、本発明は、ソケットの組み立て時
に、ターミナルのプリント基板側位置を治工具を用いる
ことなく簡単で、短時間に、かつ、正確に位置規制する
こと、及び位置規制されたターミナルの配設状態を目視
できるようにすることに課題を有しており、このような
ターミナルを多数個有する小型の角型コネクタソケット
を低コストで提供することを目的とする。
に、ターミナルのプリント基板側位置を治工具を用いる
ことなく簡単で、短時間に、かつ、正確に位置規制する
こと、及び位置規制されたターミナルの配設状態を目視
できるようにすることに課題を有しており、このような
ターミナルを多数個有する小型の角型コネクタソケット
を低コストで提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る角型コネクタのソケットは、(1)絶
縁体の矩形筒状に形成された所定位置にターミナル位置
規制用スリットを設けた第1のハウジングと、上記第1
のハウジングの上面、左右両面、及び後面を覆う金属板
で形成した外シールドケースと、上記第1のハウジング
の内面に接するように絶縁体の矩形筒状に形成された第
2のハウジングと、上記第2のハウジングの内面にスラ
イドさせて挿入固定する金属製矩形筒状に形成された内
シールドケースと、所定角度で折り曲げられた複数の弾
性導電線と、からなるソケットであって、前記第2のハ
ウジングに前記内シールドケースを挿入固定した後に、
前記第1のハウジングに設けられたターミナル位置規制
用スリットに、前記第2のハウジングに固定され90°
以上の角度で折り曲げられた整列状態の前記弾性導電線
のターミナルを案内させて位置規制しながら、前記第2
のハウジングを前記第1のハウジングに挿入することに
より組み立てることである。
め、本発明に係る角型コネクタのソケットは、(1)絶
縁体の矩形筒状に形成された所定位置にターミナル位置
規制用スリットを設けた第1のハウジングと、上記第1
のハウジングの上面、左右両面、及び後面を覆う金属板
で形成した外シールドケースと、上記第1のハウジング
の内面に接するように絶縁体の矩形筒状に形成された第
2のハウジングと、上記第2のハウジングの内面にスラ
イドさせて挿入固定する金属製矩形筒状に形成された内
シールドケースと、所定角度で折り曲げられた複数の弾
性導電線と、からなるソケットであって、前記第2のハ
ウジングに前記内シールドケースを挿入固定した後に、
前記第1のハウジングに設けられたターミナル位置規制
用スリットに、前記第2のハウジングに固定され90°
以上の角度で折り曲げられた整列状態の前記弾性導電線
のターミナルを案内させて位置規制しながら、前記第2
のハウジングを前記第1のハウジングに挿入することに
より組み立てることである。
【0009】又、(2)上記第1のハウジングと、該第
1のハウジングの後方から挿入された前記第2のハウジ
ングと、該第2のハウジングに囲まれたプラグ挿入用空
間に後方から突き出すように前記第2のハウジングに固
定された絶縁平面板と、該絶縁平面板の表面に互いに平
行に配列され前記第2のハウジングの後部外側に引き出
された複数の前記ターミナルと、前記第1のハウジング
に設けられ該各ターミナルの後端と係合する前記ターミ
ナル位置規制用スリットとを具備し、前記ターミナルは
組み立て前には90°以上の角度で折り曲げられ、組み
立て時に、前記ターミナルを前記スリットにより案内し
ながら前記第2のハウジングを前記第1のハウジングの
後方から押込むことにより組み立てたことを特徴とする (1)に記載の角型コネクタのソケット。 (3)上記ターミナルは、弾力性のある短冊状導電接片
の後部の幅を細くして形成されていることを特徴とする
(1)または(2)に記載の角型コネクタのソケット。 (4)上記ターミナルは、90°以上折り曲げた後、上
記第2のハウジングに挿入固定することを特徴とする
(1)、(2)または(3)に記載の角型コネクタのソ
ケット。 (5)上記ターミナルは、上記第2のハウジングに固定
した後90°以上に折り曲げられることを特徴とする
(1)、(2)または(3)に記載の角型コネクタのソ
ケット。
1のハウジングの後方から挿入された前記第2のハウジ
ングと、該第2のハウジングに囲まれたプラグ挿入用空
間に後方から突き出すように前記第2のハウジングに固
定された絶縁平面板と、該絶縁平面板の表面に互いに平
行に配列され前記第2のハウジングの後部外側に引き出
された複数の前記ターミナルと、前記第1のハウジング
に設けられ該各ターミナルの後端と係合する前記ターミ
ナル位置規制用スリットとを具備し、前記ターミナルは
組み立て前には90°以上の角度で折り曲げられ、組み
立て時に、前記ターミナルを前記スリットにより案内し
ながら前記第2のハウジングを前記第1のハウジングの
後方から押込むことにより組み立てたことを特徴とする (1)に記載の角型コネクタのソケット。 (3)上記ターミナルは、弾力性のある短冊状導電接片
の後部の幅を細くして形成されていることを特徴とする
(1)または(2)に記載の角型コネクタのソケット。 (4)上記ターミナルは、90°以上折り曲げた後、上
記第2のハウジングに挿入固定することを特徴とする
(1)、(2)または(3)に記載の角型コネクタのソ
ケット。 (5)上記ターミナルは、上記第2のハウジングに固定
した後90°以上に折り曲げられることを特徴とする
(1)、(2)または(3)に記載の角型コネクタのソ
ケット。
【0010】(7)絶縁体の矩形筒状に形成した第1の
ハウジングと、矩形筒状に形成し且つ前記第1のハウジ
ング内に挿入嵌合する第2のハウジングと、該第2のハ
ウジング内部の所定位置に配置され且つ平板形状に形成
し、その上面及び下面にターミナルを係合するターミナ
ル挿入溝を設けた絶縁平面板とからなり、前記第1のハ
ウジングと第2のハウジングとを嵌合した時に、前記絶
縁平面板部のターミナル挿入溝前端部が前記第1のハウ
ジングの前端面よりも後方に位置し且つ第2のハウジン
グの前端面よりも前方に位置することを特徴とする角型
コネクタのソケット。 (8)絶縁体の矩形筒状に形成した第1のハウジング
と、上記第1のハウジングの上面、左右両面、及び後面
を覆う金属板で形成した外シールドケースと、矩形筒状
に形成し且つ前記第1のハウジング内に挿入嵌合する第
2のハウジングと、上記第2のハウジングの内面にスラ
イドさせて挿入固定する金属製矩形筒状に形成された内
シールドケースと、上記第2のハウジング内部の所定位
置に配置され且つ平板形状に形成し、その上面及び下面
にターミナルを係合するターミナル挿入溝を設けた絶縁
平面板とからなり、 前記第1のハウジングと第2のハウ
ジングとを嵌合した時に、前記絶縁平面板部のターミナ
ル挿入溝前端部が前記第1のハウジングの前端面よりも
後方に位置し且つ第2のハウジングの前端面よりも前方
に位置することを特徴とする角型コネクタのソケット。
ハウジングと、矩形筒状に形成し且つ前記第1のハウジ
ング内に挿入嵌合する第2のハウジングと、該第2のハ
ウジング内部の所定位置に配置され且つ平板形状に形成
し、その上面及び下面にターミナルを係合するターミナ
ル挿入溝を設けた絶縁平面板とからなり、前記第1のハ
ウジングと第2のハウジングとを嵌合した時に、前記絶
縁平面板部のターミナル挿入溝前端部が前記第1のハウ
ジングの前端面よりも後方に位置し且つ第2のハウジン
グの前端面よりも前方に位置することを特徴とする角型
コネクタのソケット。 (8)絶縁体の矩形筒状に形成した第1のハウジング
と、上記第1のハウジングの上面、左右両面、及び後面
を覆う金属板で形成した外シールドケースと、矩形筒状
に形成し且つ前記第1のハウジング内に挿入嵌合する第
2のハウジングと、上記第2のハウジングの内面にスラ
イドさせて挿入固定する金属製矩形筒状に形成された内
シールドケースと、上記第2のハウジング内部の所定位
置に配置され且つ平板形状に形成し、その上面及び下面
にターミナルを係合するターミナル挿入溝を設けた絶縁
平面板とからなり、 前記第1のハウジングと第2のハウ
ジングとを嵌合した時に、前記絶縁平面板部のターミナ
ル挿入溝前端部が前記第1のハウジングの前端面よりも
後方に位置し且つ第2のハウジングの前端面よりも前方
に位置することを特徴とする角型コネクタのソケット。
【0011】
【作用】上記基本構成による角型コネクタのソケットは
下記のように作用する。ソケットは、プラグとの接続部
を第1と第2の2重のハウジングに収容している。夫々
のハウジングは別々に製作された後、第2のハウジング
を第1のハウジングの中に収納することによりソケット
を組み立てる。
下記のように作用する。ソケットは、プラグとの接続部
を第1と第2の2重のハウジングに収容している。夫々
のハウジングは別々に製作された後、第2のハウジング
を第1のハウジングの中に収納することによりソケット
を組み立てる。
【0012】第2のハウジングにはプラグと接触する弾
性導電線のターミナルを固定する。このターミナルは9
0°以上の角度で折り曲げる。この折り曲げ作業は第2
のハウジングにターミナルを固定する前でも後でもよ
い。
性導電線のターミナルを固定する。このターミナルは9
0°以上の角度で折り曲げる。この折り曲げ作業は第2
のハウジングにターミナルを固定する前でも後でもよ
い。
【0013】一方、第1のハウジングには、ターミナル
と対応する位置にターミナル位置規制用スリットを設け
る。具体的には、ターミナルを第2のハウジングの後方
で下方に折り曲げた場合には、第1のハウジングの下部
板の後端から前方へスリットを切る。
と対応する位置にターミナル位置規制用スリットを設け
る。具体的には、ターミナルを第2のハウジングの後方
で下方に折り曲げた場合には、第1のハウジングの下部
板の後端から前方へスリットを切る。
【0014】ソケットの組み立ては、第2のハウジング
を第1のハウジングの中に挿入することによって行う
が、この時、ターミナルとターミナル位置規制用スリッ
トとは自然に係合するようになっている。
を第1のハウジングの中に挿入することによって行う
が、この時、ターミナルとターミナル位置規制用スリッ
トとは自然に係合するようになっている。
【0015】従って、ターミナルをターミナル位置規制
用スリットにより案内しながら、第2のハウジングを第
1のハウジングに挿入すると、ターミナルはその弾性に
より容易かつ正確にスリットの終点の位置に整列固定さ
れる。
用スリットにより案内しながら、第2のハウジングを第
1のハウジングに挿入すると、ターミナルはその弾性に
より容易かつ正確にスリットの終点の位置に整列固定さ
れる。
【0016】もっと具体的には、第1のハウジングを絶
縁体の筒型に形成し、第2のハウジングを絶縁体の箱型
に形成し、第2のハウジングによって囲まれた矩形状の
プラグ挿入用空間の後方から絶縁体の平板を突出させ、
この平板の表面に複数のターミナルを相互に平行に配列
固定する。この場合、ターミナルの後部を第2のハウジ
ングの後部を貫通して外側に出す。
縁体の筒型に形成し、第2のハウジングを絶縁体の箱型
に形成し、第2のハウジングによって囲まれた矩形状の
プラグ挿入用空間の後方から絶縁体の平板を突出させ、
この平板の表面に複数のターミナルを相互に平行に配列
固定する。この場合、ターミナルの後部を第2のハウジ
ングの後部を貫通して外側に出す。
【0017】そこで、第2のハウジングから出ているタ
ーミナル後部と第1のハウジングのターミナル位置規制
用スリットとを係合させ、第2のハウジングを第1のハ
ウジング内へ押し込むと、最初はターミナルは90°以
上の折れ角でスリットに案内されて抵抗無く進むが、第
2のハウジングが更に第1のハウジングの中に進むと、
ターミナルの後端はスリットの終点に当接しそこで停止
させられる。
ーミナル後部と第1のハウジングのターミナル位置規制
用スリットとを係合させ、第2のハウジングを第1のハ
ウジング内へ押し込むと、最初はターミナルは90°以
上の折れ角でスリットに案内されて抵抗無く進むが、第
2のハウジングが更に第1のハウジングの中に進むと、
ターミナルの後端はスリットの終点に当接しそこで停止
させられる。
【0018】しかしながら、第2のハウジングの移動は
更に継続するから、ターミナルはその弾力による抵抗を
示すが、この抵抗力に打ち勝って更に第2のハウジング
を押すと、ターミナルの折り曲げ点より前の部分は第2
のハウジングと共に前進し、折り曲げ点より後部はスリ
ットの終点を支点として回動する。
更に継続するから、ターミナルはその弾力による抵抗を
示すが、この抵抗力に打ち勝って更に第2のハウジング
を押すと、ターミナルの折り曲げ点より前の部分は第2
のハウジングと共に前進し、折り曲げ点より後部はスリ
ットの終点を支点として回動する。
【0019】その結果、必然的に折り曲げ点における角
度は小さくなって行き、第2のハウジングが第1のハウ
ジングに完全に収納された時には、ターミナルの折れ角
は完全に90°になる。最後に第2のハウジングはスト
ッパにより第1のハウジングに固定され、その時、ター
ミナルの先端は、プリント基板の穴の位置に合致するよ
うになっている。
度は小さくなって行き、第2のハウジングが第1のハウ
ジングに完全に収納された時には、ターミナルの折れ角
は完全に90°になる。最後に第2のハウジングはスト
ッパにより第1のハウジングに固定され、その時、ター
ミナルの先端は、プリント基板の穴の位置に合致するよ
うになっている。
【0020】上記のように、第2のハウジングを第1の
ハウジングに挿入しただけで、ターミナルは位置規制用
スリットと係合し、このスリットに案内されて前進する
ように構成されているから、組み立て前に複数のターミ
ナルの各々の折れ角が揃っていなくても、何の調整の必
要なく第2のハウジングを押し込むだけで組み立て後に
は全ターミナルが高い精度でプリント基板の穴に位置決
めされることになる。
ハウジングに挿入しただけで、ターミナルは位置規制用
スリットと係合し、このスリットに案内されて前進する
ように構成されているから、組み立て前に複数のターミ
ナルの各々の折れ角が揃っていなくても、何の調整の必
要なく第2のハウジングを押し込むだけで組み立て後に
は全ターミナルが高い精度でプリント基板の穴に位置決
めされることになる。
【0021】第1のハウジング、第2のハウジング、タ
ーミナルのいずれも構造が簡単で製作も容易で低コスト
で製作することができる。又、組み立ても上記のように
簡単、確実、かつ短時間で行うことができるから、コネ
クタの製造工程が効率化かつ低コスト化される。
ーミナルのいずれも構造が簡単で製作も容易で低コスト
で製作することができる。又、組み立ても上記のように
簡単、確実、かつ短時間で行うことができるから、コネ
クタの製造工程が効率化かつ低コスト化される。
【0022】ターミナルのプラグコンタクト部は、第2
のハウジングの前端部よりも突出した構造にすることに
より、組み立て時に、ターミナルの配設状態を目視によ
り確認することができるようになる。
のハウジングの前端部よりも突出した構造にすることに
より、組み立て時に、ターミナルの配設状態を目視によ
り確認することができるようになる。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る角型コネクタのソケット
を2重シールドコネクタに適用した実施例について説明
する。
を2重シールドコネクタに適用した実施例について説明
する。
【0024】本実施例は、図1、図2及び図3に示すよ
うに、上記第1のハウジングとしてのメーンハウジング
1と、メーンハウジング1の中に収容された上記第2の
ハウジングとしてのコネクタハウジング2と、コネクタ
ハウジング2の中に収容された導電板からなる内シール
ドケース3と、内シールドケース3に囲まれたプラグ挿
入用空間の真ん中にプラグと接触するように設けられた
プラグコンタクト部4と、メーンハウジング1を覆うよ
うに導電板で形成された外シールドケース5とから概略
構成されている。以下夫々の構成について、 [1]メーンハウジング1 [2]コネクタハウジング2 [3]内シールドケース3 [4]プラグコンタクト部4 [5]外シールドケース5 [6]ソケットの組み立て、 の順に説明する。
うに、上記第1のハウジングとしてのメーンハウジング
1と、メーンハウジング1の中に収容された上記第2の
ハウジングとしてのコネクタハウジング2と、コネクタ
ハウジング2の中に収容された導電板からなる内シール
ドケース3と、内シールドケース3に囲まれたプラグ挿
入用空間の真ん中にプラグと接触するように設けられた
プラグコンタクト部4と、メーンハウジング1を覆うよ
うに導電板で形成された外シールドケース5とから概略
構成されている。以下夫々の構成について、 [1]メーンハウジング1 [2]コネクタハウジング2 [3]内シールドケース3 [4]プラグコンタクト部4 [5]外シールドケース5 [6]ソケットの組み立て、 の順に説明する。
【0025】[1]メーンハウジング1 メーンハウジング1は、他のコネクタのハウジングと共
に纏めて絶縁体で一体成形したコネクタアセンブリの中
に形成され、前から、プラグが挿入される口部6と、外
シールドフレーム5を係止するための枠部7と矩形筒状
の筒部8とから構成されている。
に纏めて絶縁体で一体成形したコネクタアセンブリの中
に形成され、前から、プラグが挿入される口部6と、外
シールドフレーム5を係止するための枠部7と矩形筒状
の筒部8とから構成されている。
【0026】口部6は、プラグ挿入口であり、その内面
は、コネクタハウジング2の中に収納された内シールド
ケース3の内面と共にプラグ挿入空間を形成している。
は、コネクタハウジング2の中に収納された内シールド
ケース3の内面と共にプラグ挿入空間を形成している。
【0027】枠部7は、筒部8の外側に被せられる外シ
ールドケース5の前縁を係止するようになっている。
ールドケース5の前縁を係止するようになっている。
【0028】筒部8は、矩形筒状に形成され、その大き
さはコネクタハウジング2を後方から円滑にスライドし
て収納するようになっている。筒部8には前後方向に溝
10が設けられている。この溝10は、筒部8にある程
度の可撓性を与えると共に後述するコネクタハウジング
2の突起19と係合することによりコネクタハウジング
2を固定する役割を持っている。
さはコネクタハウジング2を後方から円滑にスライドし
て収納するようになっている。筒部8には前後方向に溝
10が設けられている。この溝10は、筒部8にある程
度の可撓性を与えると共に後述するコネクタハウジング
2の突起19と係合することによりコネクタハウジング
2を固定する役割を持っている。
【0029】又、筒部8を形成する下部板8aの後縁に
は、図4及び図5に示すように、本発明の特徴である複
数の端子位置規制用スリット11が設けられている。こ
の端子位置規制用スリット11は、略同じ幅の深いスリ
ット11aと浅いスリット11bとを交互に千鳥状に配
列してあり、後述するように、コネクタハウジング2を
メーンハウジング1に挿入した時、浅いスリット11b
は上部ターミナル12と係合し、深いスリット11aは
下部ターミナル13と係合してばらばらな方向を向いて
いる端子を同一方向に向かせて整列させる。
は、図4及び図5に示すように、本発明の特徴である複
数の端子位置規制用スリット11が設けられている。こ
の端子位置規制用スリット11は、略同じ幅の深いスリ
ット11aと浅いスリット11bとを交互に千鳥状に配
列してあり、後述するように、コネクタハウジング2を
メーンハウジング1に挿入した時、浅いスリット11b
は上部ターミナル12と係合し、深いスリット11aは
下部ターミナル13と係合してばらばらな方向を向いて
いる端子を同一方向に向かせて整列させる。
【0030】[2]コネクタハウジング2 コネクタハウジング2は、図1、図3及び図4に示すよ
うに絶縁体の1面を開口した矩形筒状のハウジングに形
成されており、その大きさはメーンハウジング1の筒部
8の内面にスライドして嵌め込むことができる寸法に成
形されている。その内部には先端が開口面から突出し、
且つ長手方向に平行に配置したプラグコンタクト部4の
絶縁板24を一体に形成し、開口面の反対側には後述す
るプラグコンタクト部4の上部ターミナル12及び下部
ターミナル13を貫通させる貫通孔14a、14bを設
けた構造となっており、開口面側が前となり貫通孔14
a、14b側が後ろとなる。尚、プラグコンタクト部4
については後述する。
うに絶縁体の1面を開口した矩形筒状のハウジングに形
成されており、その大きさはメーンハウジング1の筒部
8の内面にスライドして嵌め込むことができる寸法に成
形されている。その内部には先端が開口面から突出し、
且つ長手方向に平行に配置したプラグコンタクト部4の
絶縁板24を一体に形成し、開口面の反対側には後述す
るプラグコンタクト部4の上部ターミナル12及び下部
ターミナル13を貫通させる貫通孔14a、14bを設
けた構造となっており、開口面側が前となり貫通孔14
a、14b側が後ろとなる。尚、プラグコンタクト部4
については後述する。
【0031】又、図3に示すように、コネクタハウジン
グ2の下部板15の両端と左右側板16との間には、前
後方向に所定の長さのスリット17、17を設ける。こ
のスリット17、17は、組み立て時に内シールドケー
ス3のアース端子18、18をガイドするためのもので
ある。
グ2の下部板15の両端と左右側板16との間には、前
後方向に所定の長さのスリット17、17を設ける。こ
のスリット17、17は、組み立て時に内シールドケー
ス3のアース端子18、18をガイドするためのもので
ある。
【0032】更に、図1、図3及び図4に示すように、
コネクタハウジング2の上面および下面に突起19を設
ける。この突起19は、コネクタハウジング2をメーン
ハウジング1の筒部8に挿入する時、筒部8の後部を押
し広げ、コネクタハウジング2がメーンハウジング1に
完全に収容された後はメーンハウジング1の溝10(図
5参照)と係合することになる。
コネクタハウジング2の上面および下面に突起19を設
ける。この突起19は、コネクタハウジング2をメーン
ハウジング1の筒部8に挿入する時、筒部8の後部を押
し広げ、コネクタハウジング2がメーンハウジング1に
完全に収容された後はメーンハウジング1の溝10(図
5参照)と係合することになる。
【0033】[3]内シールドケース3 内シールドケース3は、図3に示すような金属板により
矩形筒状に一体成形される。内シールドケース3の大き
さは、コネクタハウジング2の内面にスライドさせて挿
入することができるような寸法に成形される。
矩形筒状に一体成形される。内シールドケース3の大き
さは、コネクタハウジング2の内面にスライドさせて挿
入することができるような寸法に成形される。
【0034】内シールドケース3は、左右側板の後部下
端にアース端子18、18を有している。内シールドケ
ース3をコネクタハウジング2に挿入する時には、この
アース端子18、18をコネクタハウジング2のスリッ
ト17、17の入口から差し込み、内シールドケース3
を後方へ押すと、アース端子18、18がスリット1
7、17にガイドされて後方へ滑り、内シールドケース
3はコネクタハウジング2内に円滑かつ容易に収容され
ることになる。
端にアース端子18、18を有している。内シールドケ
ース3をコネクタハウジング2に挿入する時には、この
アース端子18、18をコネクタハウジング2のスリッ
ト17、17の入口から差し込み、内シールドケース3
を後方へ押すと、アース端子18、18がスリット1
7、17にガイドされて後方へ滑り、内シールドケース
3はコネクタハウジング2内に円滑かつ容易に収容され
ることになる。
【0035】又、内シールドケース3の上部板および下
部板の前端を夫々コネクタハウジング2の上部板および
下部板の厚さ分に相当する幅だけ外方向に直角に折り曲
げることにより鍔部20、21を形成する。この鍔部2
0、21は、内シールドケース3を収納したコネクタハ
ウジング2をメーンハウジング1に挿入した時、メーン
ハウジング1の口部6の後端とコネクタハウジング2の
前端との間に挟まり、内シールドケース3を固定する機
能を果たす。
部板の前端を夫々コネクタハウジング2の上部板および
下部板の厚さ分に相当する幅だけ外方向に直角に折り曲
げることにより鍔部20、21を形成する。この鍔部2
0、21は、内シールドケース3を収納したコネクタハ
ウジング2をメーンハウジング1に挿入した時、メーン
ハウジング1の口部6の後端とコネクタハウジング2の
前端との間に挟まり、内シールドケース3を固定する機
能を果たす。
【0036】又、図3に示すように、内シールドケース
3の上部板、下部板、及び左右側板には、挿入されたプ
ラグのアース部分に接触する接触片22a、22b、2
2c、22d及びハーフロック部22e、22fを設け
た構造になっており、上部板、下部板、左右側板の夫々
の接合面はストッパー部22gにより係合係止された構
造となっている。
3の上部板、下部板、及び左右側板には、挿入されたプ
ラグのアース部分に接触する接触片22a、22b、2
2c、22d及びハーフロック部22e、22fを設け
た構造になっており、上部板、下部板、左右側板の夫々
の接合面はストッパー部22gにより係合係止された構
造となっている。
【0037】更に、内シールドケース3の後部は、図示
していないが、プラグコンタクト部4を通すための最小
限の大きさの開口を残して上下左右から窄めてあり、こ
れによりシールド効果を向上させている。
していないが、プラグコンタクト部4を通すための最小
限の大きさの開口を残して上下左右から窄めてあり、こ
れによりシールド効果を向上させている。
【0038】[4]プラグコンタクト部4 コネクタハウジング2内に形成されているプラグコンタ
クト部4は、夫々、細長い導電性接片を平面上に複数個
互いに平行に配列して構成され、プラグを接片の長さ方
向(前後方向)にソケットに挿入することによって夫々
対応する接片同士が接触するようになっている。
クト部4は、夫々、細長い導電性接片を平面上に複数個
互いに平行に配列して構成され、プラグを接片の長さ方
向(前後方向)にソケットに挿入することによって夫々
対応する接片同士が接触するようになっている。
【0039】プラグコンタクト部4は、コネクタハウジ
ング2内に一体に形成されている平面絶縁板24と、こ
の絶縁板24の上部及び下部の基部に所定間隔に設けた
上部ターミナル用貫通孔14aと下部ターミナル用貫通
孔14bとからなる。
ング2内に一体に形成されている平面絶縁板24と、こ
の絶縁板24の上部及び下部の基部に所定間隔に設けた
上部ターミナル用貫通孔14aと下部ターミナル用貫通
孔14bとからなる。
【0040】上部ターミナル12と下部ターミナル13
は、夫々、短冊状のやや弾力性のある金属接片で形成
し、夫々の後部を細くするか、あるいは、短冊型接片の
後部に細くかつ弾力性のある針金を接続することにより
製作し、いわゆるターミナル12、13の後端部が千鳥
形状に形成されている。この場合、上部ターミナル12
の長さは、下部ターミナル13よりも長くする。それ
は、上部ターミナル12と下部ターミナル13とを夫々
折り曲げた場合、夫々の後端が揃うようにするためであ
る。
は、夫々、短冊状のやや弾力性のある金属接片で形成
し、夫々の後部を細くするか、あるいは、短冊型接片の
後部に細くかつ弾力性のある針金を接続することにより
製作し、いわゆるターミナル12、13の後端部が千鳥
形状に形成されている。この場合、上部ターミナル12
の長さは、下部ターミナル13よりも長くする。それ
は、上部ターミナル12と下部ターミナル13とを夫々
折り曲げた場合、夫々の後端が揃うようにするためであ
る。
【0041】更に、各ターミナル12、13には切り起
こしのストッパ25を設ける。このストッパ25は、貫
通孔14a、14bに差し込んだ時、コネクタハウジン
グ2の後部内面と係合し、その結果、ターミナル12、
13を固定する機能を有する。
こしのストッパ25を設ける。このストッパ25は、貫
通孔14a、14bに差し込んだ時、コネクタハウジン
グ2の後部内面と係合し、その結果、ターミナル12、
13を固定する機能を有する。
【0042】一方、絶縁板24は、図1及び図3に示す
ように、コネクタハウジング2の開口面端部2aから突
出し、且つ組み立てた時にメーンハウジング1の口部6
内に収まる長さに形成され、少なくともターミナルの先
端部分がコネクタハウジング2の開口面端部2aから突
出する構造となっている。
ように、コネクタハウジング2の開口面端部2aから突
出し、且つ組み立てた時にメーンハウジング1の口部6
内に収まる長さに形成され、少なくともターミナルの先
端部分がコネクタハウジング2の開口面端部2aから突
出する構造となっている。
【0043】又、図1及び図2に示すように、絶縁板2
4の上面と下面には上部ターミナル12と下部ターミナ
ル13を嵌め込むための複数の平行な溝24aを設けた
構造となっている。この各溝24aの自由端側にはター
ミナル12、13の先端部を係合係止する係合部24b
を設けた構造になっている。
4の上面と下面には上部ターミナル12と下部ターミナ
ル13を嵌め込むための複数の平行な溝24aを設けた
構造となっている。この各溝24aの自由端側にはター
ミナル12、13の先端部を係合係止する係合部24b
を設けた構造になっている。
【0044】このような構造からなるプラグコンタクト
部4を組み立てるには、上部ターミナル12および下部
ターミナル13を貫通孔14a、14bに貫通させて絶
縁板24の上面および下面の溝24aに嵌め込み、か
つ、ターミナル12、13の各先端部を溝24aの先端
部に設けた係合部24bに挿入して係合係止させると同
時にストッパ25により抜け止めされる。従って、絶縁
板24に装着されたターミナル12、13は溝24aか
ら飛び出したりめくれたりすることを防止できる構造と
なっている。
部4を組み立てるには、上部ターミナル12および下部
ターミナル13を貫通孔14a、14bに貫通させて絶
縁板24の上面および下面の溝24aに嵌め込み、か
つ、ターミナル12、13の各先端部を溝24aの先端
部に設けた係合部24bに挿入して係合係止させると同
時にストッパ25により抜け止めされる。従って、絶縁
板24に装着されたターミナル12、13は溝24aか
ら飛び出したりめくれたりすることを防止できる構造と
なっている。
【0045】一方、コネクタハウジング2の後方のター
ミナル12、13の各後端部が千鳥形状になっているた
めに、前方へ90°以上の角度で曲がっているようにす
る。そのためには、予め90°以上の角度で折り曲げて
あるターミナル12、13を上記のようにしてコネクタ
ハウジング2に固定するか、ターミナル12、13をコ
ネクタハウジング2に固定した後に折り曲げるかは任意
であり、その角度も全てのターミナル12、13が正確
な角度に折り曲げる必要がない。
ミナル12、13の各後端部が千鳥形状になっているた
めに、前方へ90°以上の角度で曲がっているようにす
る。そのためには、予め90°以上の角度で折り曲げて
あるターミナル12、13を上記のようにしてコネクタ
ハウジング2に固定するか、ターミナル12、13をコ
ネクタハウジング2に固定した後に折り曲げるかは任意
であり、その角度も全てのターミナル12、13が正確
な角度に折り曲げる必要がない。
【0046】[5]外シールドケース5 外シールドケース5は、メーンハウジング1の筒部8の
上面と左右両面と、ターミナル12、13の後部とを覆
うように金属板で図5に示すような形状に一体成形され
る。外シールドケース5の上部板の前部にはメーンハウ
ジング1の穴と係合する突起9を設ける。
上面と左右両面と、ターミナル12、13の後部とを覆
うように金属板で図5に示すような形状に一体成形され
る。外シールドケース5の上部板の前部にはメーンハウ
ジング1の穴と係合する突起9を設ける。
【0047】又、外シールドケース5の左右側板には、
下端にアース端子26、中央に切り起こしのストッパー
27が夫々設けられる。アース端子26は、外シールド
ケース5をメーンハウジング1に取り付ける時、メーン
ハウジング1の下部板に設けられたスリットに案内され
てスライドし、外シールドケース5の左右方向の位置決
めを容易にする。
下端にアース端子26、中央に切り起こしのストッパー
27が夫々設けられる。アース端子26は、外シールド
ケース5をメーンハウジング1に取り付ける時、メーン
ハウジング1の下部板に設けられたスリットに案内され
てスライドし、外シールドケース5の左右方向の位置決
めを容易にする。
【0048】又、ストッパ27は、外シールドケース5
をメーンハウジング1に取り付けた後、外シールドケー
ス5が前後方向に動かないように固定する機能を有す
る。
をメーンハウジング1に取り付けた後、外シールドケー
ス5が前後方向に動かないように固定する機能を有す
る。
【0049】[6]ソケットの組み立て 上記、メーンハウジング1と、プラグコンタクト部4を
組み込んだコネクタハウジング2と、内シールドケース
3と、外シールドケース5とにより下記のようにソケッ
トを組み立てる。
組み込んだコネクタハウジング2と、内シールドケース
3と、外シールドケース5とにより下記のようにソケッ
トを組み立てる。
【0050】先ず、プラグコンタクト部4にターミナル
12、13を後部の貫通孔14a、14bから挿入し、
ターミナル12、13を配設する。この時のターミナル
12、13の状態は図1の点線(12A、13A)で示
すように90°以上に曲がっている。
12、13を後部の貫通孔14a、14bから挿入し、
ターミナル12、13を配設する。この時のターミナル
12、13の状態は図1の点線(12A、13A)で示
すように90°以上に曲がっている。
【0051】次に、図3に示すように、ターミナル1
2、13を配設した内シールドケース3をアース端子1
8をスリット17でガイドさせながら挿入する。内シー
ルドケース3をコネクタハウジング2に完全に収容した
時、内シールドケース3の鍔部20、21は、コネクタ
ハウジング2の前縁に当接することになる。
2、13を配設した内シールドケース3をアース端子1
8をスリット17でガイドさせながら挿入する。内シー
ルドケース3をコネクタハウジング2に完全に収容した
時、内シールドケース3の鍔部20、21は、コネクタ
ハウジング2の前縁に当接することになる。
【0052】次に、図4に示すように、内シールドケー
ス3を収容したコネクタハウジング2をメーンハウジン
グ1の筒部8の後方から、アース端子18をメーンハウ
ジング1に設けたスリット8bでガイドすることにより
挿入する。この時、絶縁板24に配設されているターミ
ナル12、13はコネクタハウジング2の開口面よりも
突出した状態で配設されているため、目視により簡単に
欠品、配設状態の不良等の区別を行ってからメーンハウ
ジング1に挿入できる。
ス3を収容したコネクタハウジング2をメーンハウジン
グ1の筒部8の後方から、アース端子18をメーンハウ
ジング1に設けたスリット8bでガイドすることにより
挿入する。この時、絶縁板24に配設されているターミ
ナル12、13はコネクタハウジング2の開口面よりも
突出した状態で配設されているため、目視により簡単に
欠品、配設状態の不良等の区別を行ってからメーンハウ
ジング1に挿入できる。
【0053】コネクタハウジング2がメーンハウジング
1に挿入されてゆくと、ターミナル12、13は、端子
位置規制用スリット11の深いスリット11a及び浅い
スリット11bの終点に当接する。しかし、当接した端
子部分はその点で停止させられた状態で更にコネクタハ
ウジング2は前進する。
1に挿入されてゆくと、ターミナル12、13は、端子
位置規制用スリット11の深いスリット11a及び浅い
スリット11bの終点に当接する。しかし、当接した端
子部分はその点で停止させられた状態で更にコネクタハ
ウジング2は前進する。
【0054】そうすると、図1及び図5に示すようにタ
ーミナル12、13の各後端部は端子位置規制用スリッ
ト11の深いスリット11a及び浅いスリット11bに
当接した状態で回動することになる。その場合、ターミ
ナル12、13の弾力による抵抗を感ずるがこれに逆ら
ってコネクタハウジング2を押すと、ターミナル12、
13の曲げ角度は小さくなって行き、最終的にコネクタ
ハウジング2がメーンハウジング1の中に完全に収容さ
れた時には、ターミナル12、13は、全部90°の角
度で整列固定されることになる。即ち、図1に示すよう
に、90゜に整列された下部ターミナル13の後端側
と、上部ターミナル12の後端側とは整列位置を間隔H
だけ離して組み立てられる。
ーミナル12、13の各後端部は端子位置規制用スリッ
ト11の深いスリット11a及び浅いスリット11bに
当接した状態で回動することになる。その場合、ターミ
ナル12、13の弾力による抵抗を感ずるがこれに逆ら
ってコネクタハウジング2を押すと、ターミナル12、
13の曲げ角度は小さくなって行き、最終的にコネクタ
ハウジング2がメーンハウジング1の中に完全に収容さ
れた時には、ターミナル12、13は、全部90°の角
度で整列固定されることになる。即ち、図1に示すよう
に、90゜に整列された下部ターミナル13の後端側
と、上部ターミナル12の後端側とは整列位置を間隔H
だけ離して組み立てられる。
【0055】最後に、外シールドケース5を、アース端
子26とメーンハウジング1のスリット8cとを係合さ
せスライドさせることにより、メーンハウジング1の外
側に取り付けてソケットの組み立ては完了する。
子26とメーンハウジング1のスリット8cとを係合さ
せスライドさせることにより、メーンハウジング1の外
側に取り付けてソケットの組み立ては完了する。
【0056】このようにして複数のターミナル12、1
3の夫々の前端部分の整列状態を目視により正確に確認
でき、且つターミナル12、13の後端部分を組み立て
時に自動的に一定の方向に整列した状態にして組み立て
ることができ、組み立ての簡略化及び欠品等の不良製品
を大幅になくすことができる構造となっているのであ
る。
3の夫々の前端部分の整列状態を目視により正確に確認
でき、且つターミナル12、13の後端部分を組み立て
時に自動的に一定の方向に整列した状態にして組み立て
ることができ、組み立ての簡略化及び欠品等の不良製品
を大幅になくすことができる構造となっているのであ
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多数のターミナルを持つ角型コネクタのソケットは内外
2つのハウジングを有しており、一方のハウジングに弾
性のあるターミナルを固定してその後部を90°以上折
り曲げ、他方のハウジングにターミナルと係合するター
ミナル位置規制用スリットを設け、ターミナルの位置を
ターミナル位置規制用スリットで規制しながら一方のハ
ウジングを他方のハウジングに挿入することにより組み
立てられるから、組み立て作業時のターミナルの位置規
制を容易かつ確実に行うことができ、従って、コネクタ
の製造効率が向上する。
多数のターミナルを持つ角型コネクタのソケットは内外
2つのハウジングを有しており、一方のハウジングに弾
性のあるターミナルを固定してその後部を90°以上折
り曲げ、他方のハウジングにターミナルと係合するター
ミナル位置規制用スリットを設け、ターミナルの位置を
ターミナル位置規制用スリットで規制しながら一方のハ
ウジングを他方のハウジングに挿入することにより組み
立てられるから、組み立て作業時のターミナルの位置規
制を容易かつ確実に行うことができ、従って、コネクタ
の製造効率が向上する。
【0058】又、プラグコンタクト部の接続先端部分を
少なくともコネクタハウジングの開口面端部よりも突出
させた構造にすることにより、組み立てる際にターミナ
ルの係合係止状態が目視により確認することができ不良
品及び欠品を取り除くことが極めて容易となる。
少なくともコネクタハウジングの開口面端部よりも突出
させた構造にすることにより、組み立てる際にターミナ
ルの係合係止状態が目視により確認することができ不良
品及び欠品を取り除くことが極めて容易となる。
【図1】本発明に係る角型コネクタのソケットの断面図
である。
である。
【図2】同ソケットの正面図である。
【図3】同ソケットの分解斜視図である。
【図4】同ソケットのメーンハウジングとコネクタハウ
ジングとの後方斜視図である。
ジングとの後方斜視図である。
【図5】同メーンハウジングの端子位置規制用スリット
の要部拡大斜視図である。
の要部拡大斜視図である。
1 メーンハウジング(第1のハウジング) 2 コネクタハウジング(第2のハウジング) 3 内シールドケース 4 プラグコンタクト部 5 外シールドケース 6 メーンハウジング1の口部 7 枠部 8 筒部 8a 下部板 8b、8c スリット 9、14、19 突起 10 溝 11 端子位置規制用スリット 11a 深いスリット 11b 浅いスリット 12 上部ターミナル 13 下部ターミナル 14 コネクタハウジング2の後部穴 15 コネクタハウジング2の下部板 16 コネクタハウジング2の側板 17 スリット 18、26 アース端子 20、21 鍔部 24 絶縁板 24a 溝 24b 係合部 25、27 ストッパ
Claims (8)
- 【請求項1】 絶縁体の矩形筒状に形成された所定位置
にターミナル位置規制用スリットを設けた第1のハウジ
ングと、上記第1のハウジングの上面、左右両面、及び
後面を覆う金属板で形成した外シールドケースと、上記
第1のハウジングの内面に接するように絶縁体の矩形筒
状に形成された第2のハウジングと、上記第2のハウジ
ングの内面にスライドさせて挿入固定する金属製矩形筒
状に形成された内シールドケースと、所定角度で折り曲
げられた複数の弾性導電線と、からなるソケットであっ
て、 前記第2のハウジングに前記内シールドケースを挿入固
定した後に、前記第1のハウジングに設けられたターミ
ナル位置規制用スリットに、前記第2のハウジングに固
定され90°以上の角度で折り曲げられた整列状態の前
記弾性導電線のターミナルを案内させて位置規制しなが
ら、前記第2のハウジングを前記第1のハウジングに挿
入することにより組み立てることを特徴とする角型コネ
クタのソケット。 - 【請求項2】 上記第1のハウジングと、該第1のハウ
ジングの後方から挿入された前記第2のハウジングと、
該第2のハウジングに囲まれたプラグ挿入用空間に後方
から突き出すように前記第2のハウジングに固定された
絶縁平面板と、該絶縁平面板の表面に互いに平行に配列
され前記第2のハウジングの後部外側に引き出された複
数の前記ターミナルと、前記第1のハウジングに設けら
れ該各ターミナルの後端と係合する前記ターミナル位置
規制用スリットとを具備し、 前記ターミナルは組み立て前には90°以上の角度で折
り曲げられ、組み立て時に、前記ターミナルを前記スリ
ットにより案内しながら前記第2のハウジングを前記第
1のハウジングの後方から押込むことにより組み立てた
ことを特徴とする請求項1に記載の角型コネクタのソケ
ット。 - 【請求項3】 上記ターミナルは、弾力性のある短冊状
導電接片の後部の幅を細くして形成されていることを特
徴とする請求項1または2に記載の角型コネクタのソケ
ット。 - 【請求項4】 上記ターミナルは、90°以上折り曲げ
た後、上記第2のハウジングに挿入固定することを特徴
とする請求項1、2または3に記載の角型コ ネクタのソ
ケット。 - 【請求項5】 上記ターミナルは、上記第2のハウジン
グに固定した後90°以上に折り曲げられることを特徴
とする請求項1、2または3に記載の角型コネクタのソ
ケット。 - 【請求項6】 絶縁体の矩形筒状に形成された所定位置
にターミナル位置規制用スリットを設けた第1のハウジ
ングと、該第1のハウジングの内面に接するように絶縁
体の矩形筒状に形成された第2のハウジングと、所定角
度で折り曲げられた複数の弾性導電線とからなるソケッ
トであり、 前記第1のハウジングに設けられたターミナル位置規制
用スリットに、前記第2のハウジングに固定され90°
以上の角度で折り曲げられた整列状態の前記弾性導電線
のターミナルを案内させて位置規制しながら、前記第2
のハウジングを前記第1のハウジングに挿入することに
より組み立てることを特徴とする角型コネクタのソケッ
ト。 - 【請求項7】 絶縁体の矩形筒状に形成した第1のハウ
ジングと、矩形筒状に形成し且つ前記第1のハウジング
内に挿入嵌合する第2のハウジングと、該第2のハウジ
ング内部の所定位置に配置され且つ平板形状に形成し、
その上面及び下面にターミナルを係合するターミナル挿
入溝を設けた絶縁平面板とからなり、前記第1のハウジ
ングと第2のハウジングとを嵌合した時に、前記絶縁平
面板部のターミナル挿入溝前端部が前記第1のハウジン
グの前端面よりも後方に位置し且つ第2のハウジングの
前端面よりも前方に位置することを特徴とする角型コネ
クタのソケット。 - 【請求項8】 絶縁体の矩形筒状に形成した第1のハウ
ジングと、上記第1のハウジングの上面、左右両面、及
び後面を覆う金属板で形成した外シールドケースと、矩
形筒状に形成し且つ前記第1のハウジング内に挿入嵌合
する第2のハウジングと、上記第2のハウジングの内面
にスライドさせて挿入固定する金属製矩形筒状に形成さ
れた内シールドケースと、上記第2のハウジング内部の
所定位置に配置され且つ平板形状に形成し、その上面及
び下面にターミナルを係合するターミナル挿入溝を設け
た絶縁平面板とからなり、 前記第1のハウジングと第2のハウジングとを嵌合した
時に、前記絶縁平面板部 のターミナル挿入溝前端部が前
記第1のハウジングの前端面よりも後方に位置し且つ第
2のハウジングの前端面よりも前方に位置することを特
徴とする角型コネクタのソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26492994A JP3308731B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 角型コネクタのソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26492994A JP3308731B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 角型コネクタのソケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130052A JPH08130052A (ja) | 1996-05-21 |
JP3308731B2 true JP3308731B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=17410159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26492994A Expired - Fee Related JP3308731B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 角型コネクタのソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3308731B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008103271A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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