JP2002298988A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002298988A
JP2002298988A JP2001097988A JP2001097988A JP2002298988A JP 2002298988 A JP2002298988 A JP 2002298988A JP 2001097988 A JP2001097988 A JP 2001097988A JP 2001097988 A JP2001097988 A JP 2001097988A JP 2002298988 A JP2002298988 A JP 2002298988A
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connector
socket
electromagnetic shield
insulating housing
plug
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Application number
JP2001097988A
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English (en)
Inventor
Takeshi Konno
剛 今野
Akihito Sukegawa
章仁 助川
Daisuke Kitazawa
大輔 北澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】取付け基板の導電パターンをショートさせるこ
となくソケットの底面から発生するノイズを遮断するこ
とができ、部品数が少なく、組立が簡単なコネクタソケ
ットおよび該コネクタソケットを備えたコネクタを提供
することを目的とする。 【解決手段】複数のソケット側コンタクト部品120
と、前記ソケット側コンタクト部品120を保持するソ
ケット側絶縁ハウジング101と、前記ソケット側絶縁
ハウジング101の内部に設けられたソケット側電磁シ
ールド140とを具備するコネクタソケット100の前
記ソケット側電磁シールド140に対し、該ソケット側
電磁シールド140のグラウンド接続脚となるウイング
部150を設け、該ウイング部150を前記ソケット側
絶縁ハウジング101に設けられたスリット114から
下方へと突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に取
り付けられ、外部端子と接続することにより、電気信号
を伝達する多極コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコネクタの一例について
説明する。
【0003】図45は、従来の多極コネクタのコネクタ
プラグおよびコネクタソケットの分解斜視図であり、図
46は、従来の多極コネクタのコネクタプラグおよびコ
ネクタソケットの縦断面図である。
【0004】従来の多極コネクタ200は、図45に示
すように、コネクタプラグ201と該コネクタプラグ2
01を収容するコネクタソケット210とから構成され
ている。
【0005】前記コネクタプラグ201は、図45に示
すように、後述するプラグ側コンタクト部品215を保
持するプラグ側絶縁ハウジング202と、該プラグ側絶
縁ハウジング202の外周を覆う金属製のプラグ側電磁
シールド203と、該プラグ側電磁シールド203の外
周を覆うカバー204とから構成されている。
【0006】前記プラグ側電磁シールド203の上面ほ
ぼ中央には、図45に示すように、誤挿入防止凸部20
5が設けられている。
【0007】前記コネクタソケット210は、図45に
示すように、後述するソケット側コンタクト部品220
を保持するソケット側絶縁ハウジング211と、該ソケ
ット側絶縁ハウジング211の上面および左右側面を覆
う金属製のソケット側電磁シールド212を有してい
る。
【0008】前記ソケット側絶縁ハウジング211は、
樹脂で形成されており、その内壁面に図45に示すよう
に、前記誤挿入防止凸部205と係合し、前記コネクタ
プラグ10を上下の向きを間違うことなく前記コネクタ
ソケット210に挿入するための誤挿入防止凹部213
を有している。
【0009】次に、従来の多極コネクタのプラグ側コン
タクト部品について説明する。図47(a)および
(b)は、従来の多極コネクタのプラグ側コンタクト部
品の構造の一例を示す上面図、右側面図であり、図47
(c)は、該プラグ側コンタクト部品の接触部の前面図
である。また、図48(a)および(b)は、従来の多
極コネクタのプラグ側コンタクト部品の構造の一例を示
す上面図、右側面図であり、図48(c)は、該プラグ
側コンタクト部品の接触部の前面図である。
【0010】該プラグ側コンタクト部品215aおよび
215bは、図47および図48に示すように、いずれ
も一方の端部に相手方のソケット側コンタクト部品22
0と接触する接触部223aおよび223bを有してお
り、他方の端部に導線を挟持し、固定するとともに当該
プラグ側コンタクト部品215と導線との電気的な接続
を図るための導線接続部217を有している。
【0011】前記接触部223aは、図47(a)ない
し(c)に示すように、金属板材を打ち抜き加工などに
よってほぼ長方形に形成したものであり、この接触部2
23と相手方のソケット側コンタクト部品220との接
触により、当該プラグ側コンタクト部品215と、前記
ソケット側コンタクト部品220とが導通する。
【0012】一方、前記接触部223bは、図48
(a)ないし(c)に示すように、金属板材の左右側部
を折曲加工することにより断面がほぼU字状になるよう
に形成したものであり、その上面216が相手側のソケ
ット側コンタクト部品220と接触する。
【0013】次に、従来の多極コネクタのソケット側コ
ンタクト部品について説明する。従来の多極コネクタの
ソケット側絶縁ハウジング211には、図46に示すよ
うに、ソケット側コンタクト部品を保持するためのコン
タクト部品保持部材214が設けられており、前記ソケ
ット側コンタクト部品は、該ソケット側コンタクト部品
保持部材214の上側に位置する上側コンタクト部品2
21a、下側に位置する下側コンタクト部品221bの
2種類からなっており、これらのソケット側コンタクト
部品220が、当該コンタクト部品保持部材214の上
下の面に2列に並ぶようになっている。
【0014】また、前記ソケット側コンタクト部品22
0は、前記プラグ側コンタクト部品215と接触する接
触部223と、当該ソケット側コンタクト部品220を
基板の導電パターンなどに接続するための基板接続部2
24aおよび224bを有しており、前記接触部223
と前記基板接続部224aおよび224bとの間には、
折曲部225aおよび225bが設けられている。
【0015】なお、前記ソケット側コンタクト部品22
0の前記接触部223aおよび223bの先端から前記
折曲部225aおよび225bまでの距離は、図46に
示すようにほぼ等しくなっており、前記下側コンタクト
部品221bの折曲部225bは、隣り合う2つの上側
コンタクト部品221aの基板接続部224aの間に位
置しており、前記上側コンタクト部品221aの折曲部
225aと、前記下側コンタクト部品221bの折曲部
225bとが、図46に示すように、1つの面上に並ん
でいる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の多極コネクタ200のコネクタソケット210
のように、ソケット側絶縁ハウジング211の外側にソ
ケット側電磁シールド212を設ける構造において、ソ
ケットの下面側に電磁シールドを設けた場合、コネクタ
ソケットが取り付けられる基板の取り付け面に形成され
た導電パターンと、ソケット側電磁シールドの底面の電
磁シールドとが接触し、基板の導電パターンをショート
させるおそれがある。そのため、ソケット側絶縁ハウジ
ングの外側にソケット側電磁シールドを設ける構造で
は、図45に示した多極コネクタ200のように、ソケ
ット側絶縁ハウジング211の底面に電磁シールドを設
けることができなかった。そのため、このような従来の
コネクタは、コネクタソケットの底面から発生するノイ
ズを遮断することができなかった。
【0017】一方、ソケット側絶縁ハウジングの内側に
ソケット側電磁シールドを設ける構造では、ソケット側
電磁シールドの外側にソケット側絶縁ハウジングが位置
することから、ソケット底面と基板との接触によって基
板の導電パターンがショートするおそれがない。しかし
ながら、このような構造の従来のコネクタにおいては、
前記ソケット側絶縁ハウジング内に設けられたソケット
側電磁シールドと、基板に設けられたグラウンド接続部
とを電気的に接続するため、これら2つを他部材となる
導電部材によって導通しなくてはならなかったため、部
品数や組立工程の面で不利な構造となっていた。
【0018】本発明は、上述した問題点に鑑み、取付け
基板の導電パターンをショートさせることなくソケット
の底面から発生するノイズを遮断することができ、部品
数が少なく、組立が簡単なコネクタソケットおよび該コ
ネクタソケットを備えたコネクタを提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の(1)〜(13)の本発明により達成される。
【0020】(1) 複数のコンタクト部品と、前記コ
ンタクト部品を保持する絶縁ハウジングと、前記絶縁ハ
ウジングの内壁面に沿って配設された電磁シールドとを
具備するコネクタソケットを有するコネクタであって、
前記電磁シールドには、該電磁シールドと、前記コネク
タソケットが取り付けられる取付け面に設けられたグラ
ウンド接続部とを電気的に接続するグラウンド接続脚が
設けられており、前記絶縁ハウジングには、前記グラウ
ンド接続脚を挿通させ、該絶縁ハウジングの外側に突出
させる貫通孔が設けられていることを特徴とするコネク
タ。
【0021】(2) 前記絶縁ハウジングは、開口を有
するほぼ箱状に形成されており、前記開口は、当該絶縁
ハウジングの少なくとも1つの面に設けられていること
を特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
【0022】(3) 前記絶縁ハウジングは、上面部、
下面部、左面部、右面部、後面部を含むほぼ箱状に形成
され、前記下面部が前記取付け面に対面するようになっ
ており、前記後面部と対向する面に前記開口が設けられ
ていることを特徴とする上記(2)に記載のコネクタ。
【0023】(4) 前記貫通孔は、前記絶縁ハウジン
グの下面部に設けられていることを特徴とする上記
(3)に記載のコネクタ。
【0024】(5) 前記貫通孔は、前記絶縁ハウジン
グの左面部および右面部のうちの少なくとも一方に設け
られていることを特徴とする上記(3)に記載のコネク
タ。
【0025】(6) 前記貫通孔は、前記絶縁ハウジン
グの開口と連続していることを特徴とする上記(1)な
いし(5)のいずれかに記載のコネクタ。
【0026】(7) 前記貫通孔は、スリット状に形成
されていることを特徴とする上記(1)ないし(6)の
いずれかに記載のコネクタ。
【0027】(8) 前記貫通孔は、その長手方向が前
記絶縁ハウジングに前記電磁シールドを取り付ける際
に、前記電磁シールドが変位する方向とほぼ平行に設け
られていることを特徴とする上記(7)に記載のコネク
タ。
【0028】(9) 前記電磁シールドに、当該電磁シ
ールドを前記絶縁ハウジングに固定するための嵌合凸部
が設けられており、前記絶縁ハウジングに前記嵌合凸部
と嵌合する嵌合凹部が設けられていることを特徴とする
上記(3)ないし(8)のいずれかに記載のコネクタ。
【0029】(10) 前記嵌合凸部は、前記絶縁ハウ
ジングに前記電磁シールドを取付ける際に、前記電磁シ
ールドが変位する方向と略垂直な方向に突出する鉤部を
有することを特徴とする上記(9)に記載のコネクタ。
【0030】(11) 前記嵌合凸部は、前記電磁シー
ルドの後端部に設けられており、前記嵌合凹部は、前記
絶縁ハウジングの後面部付近に設けられていることを特
徴とする上記(9)または(10)に記載のコネクタ。
【0031】(12) 前記電磁シールドは、ほぼ角筒
状に形成されており、前記グラウンド接続脚は、該電磁
シールドの角部付近に設けられていることを特徴とする
上記(1)ないし(11)のいずれかに記載のコネク
タ。
【0032】(13) 前記電磁シールドは、上面部、
下面部、左面部、右面部を含むほぼ角筒状に形成されて
おり、前記グラウンド接続脚は、その少なくとも一部に
前記4面のうちのいずれか1つと連続した平面となる部
位を有することを特徴とする上記(12)に記載のコネ
クタ。
【0033】本発明の他の目的、作用および効果は、図
面を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明ら
かとなるであろう。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコネクタの好
適実施形態を図面に基づいて詳述する。
【0035】図1は、本発明のコネクタの全体構成を示
す斜視図である。図2は、本発明のコネクタに係るコネ
クタプラグの分解側面図であり、図3は、本発明のコネ
クタに係るコネクタソケットの分解側面図である。
【0036】本発明のコネクタ1は、図1に示すよう
に、コネクタプラグ10と、該コネクタプラグ10を収
容するコネクタソケット100を有している。
【0037】図4ないし図6は、本発明のコネクタのコ
ネクタプラグの上面図、前面図、右側面図である。ま
た、図7は、図4におけるA―A線断面図である。
【0038】前記コネクタプラグ10は、図2および図
4ないし図6に示すように、該コネクタプラグ10の外
周を覆う樹脂などの絶縁素材で形成されたプラグ側絶縁
ハウジング11と、該プラグ側絶縁ハウジング11の内
部に設けられたプラグ側電磁シールド20と、該プラグ
側電磁シールド20の内側に設けられたプラグ側コンタ
クト部品保持部材50を有している。
【0039】前記プラグ側絶縁ハウジング11は、図2
に示すように、前面部材12および後面部材16からな
る2つの部材から構成されている。
【0040】図8は、該コネクタプラグに係るコネクタ
側絶縁ハウジングの前面部材の正面図である。
【0041】前記前面部材12は、図8に示すように、
後述するプラグ側電磁シールド20の前端を突出させる
突出口13を有している。該突出口13の上側の縁部に
は、該突出口13に前記プラグ側電磁シールド20が挿
通される際に、前記プラグ側電磁シールド20の上側部
材21の上面部22に設けられた後述する誤挿入防止キ
ー23を挿通させるため、誤挿入防止キー挿通部14が
複数設けられている。本実施形態では、この誤挿入防止
キー挿通部14を前記突出口13の上側の縁部に複数配
列することにより、後に詳述する前記プラグ側電磁シー
ルド20の誤挿入防止キー23の配置(図15(a)な
いし(d)参照)に関わらず、同一形状の前面部材12
を用いることができるようになっている。
【0042】また、前記前面部材12の左右側面には、
図6および図8に示すように、後述するプラグ側電磁シ
ールド20の左右側面にそれぞれ設けられたロック爪4
7、47を押圧するための押圧片15、15が設けられ
ている。該押圧片15、15は、図6に示すように、そ
の前端部、上端部、下端部が、ほぼコの字状の間隙17
によって前記前面部材12と所定間隔をおいて離間して
いる。また、その後端部は、前記前面部材12と連続し
て一体に形成されており、該後端部を中心に当該押圧片
15、15の前端部が左右方向に変形可能に構成されて
いる。また、前記押圧片15、15の各前端部は、当該
前面部材12の側面から左右方向に突出しており、各前
端部を左右方向から手指によって押圧することにより、
該押圧片15、15の前端部に当接した後述するプラグ
側電磁シールド20のロック片46、46を該押圧片1
5、15とともに押圧できるようになっている。
【0043】前記プラグ側電磁シールド20は、当該コ
ネクタプラグ10内に設けられたケーブルに対する外部
電界や外部磁界などの外部ノイズからの影響を遮蔽する
ために設けられており、図2に示すように、主に当該コ
ネクタプラグ10の上面および前面を覆う上側部材21
と、主に当該コネクタプラグ10の後面および下面を覆
う下側部材40とから構成されている。
【0044】図9ないし図11は、本発明のコネクタの
コネクタプラグに係るプラグ側電磁シールドの上側部材
の上面図、前面図、右側面図である。また、図15
(a)ないし(d)は、それぞれ該上側部材のに設けら
れる誤挿入防止キーの配置の例を示した前面図である。
【0045】前記上側部材21は、上面部22、天板部
25、前記上面部22の後端および前記天板部25の前
端を接続する前面部26、前記上面部22の左右方向両
端に位置する左面部27および右面部28、前記前面部
26の右端に位置する側板部29、および前記天板部2
5の左端に位置するケーブル固定部30を有している。
【0046】前記上面部22の前部には、図9ないし図
11に示すように、当該コネクタプラグ10が誤って前
記コネクタソケット100に上下逆向きに挿入された
り、前記コネクタソケット100以外の他のコネクタソ
ケットに誤って挿入されたりすることを防止するため、
2つの誤挿入防止キー23が設けられている。該誤挿入
防止キー23は、前記上面部22の一部を加工し、変形
させることによって設けられており、横断面がほぼ半円
形になるように形成されている。
【0047】また、該誤挿入防止キー23は、図10に
示すように、後述するソケット側電磁シールド140に
設けられたキー案内部145の位置(図41参照)と対
応する位置に設けられおり、該誤挿入防止キー23の前
記上面部22の上面からの突出高さDは、図11に示す
ように、後述するソケット側電磁シールド140に使用
されている金属板材の厚さd(図42参照)以下となる
ように形成されている。
【0048】そして、該誤挿入防止キー23と前記ソケ
ット側電磁シールド140をそのような寸法で形成する
ことにより、該誤挿入防止キー23の上端部が前記ソケ
ット側電磁シールド140の上方に位置する前記ソケッ
ト側絶縁ハウジング101の上面部102と接触するこ
となく、前記キー案内部145中をスムースに移動でき
るようになっている。
【0049】このように、本実施形態のコネクタ1は、
プラグ側電磁シールド20に誤挿入防止キー23を、ソ
ケット側電磁シールド140にキー案内部145を設
け、両者の接触面を金属によって構成していることか
ら、接触面が磨耗や変形に強くなっており、誤挿入防止
キー23を小型に形成した場合でも、十分な強度が確保
されるようになっている。
【0050】そのため、本発明のコネクタ1は、前記誤
挿入防止キー23を用途の種類に応じて図15(a)な
いし(d)に示すよう様々な配置にすることができ、そ
れにより複数のコネクタ1を使い分けることが可能とな
っている。
【0051】なお、本実施形態の誤挿入防止キー23の
形状や形成方法は、一例であり、他の形状、他の形成方
法によって形成することも無論可能である。
【0052】前記上面部22の後部には、図9ないし図
11に示すように、突出長規定部24が設けられてい
る。該突出長規定部24は、当該上側部材21を前記プ
ラグ側絶縁ハウジング11の突出口13へと挿入する際
に、その前面が前記プラグ側絶縁ハウジング11の前面
部材12の後面に当接し、当該上側部材21の突出長さ
を規定する機能を有している。
【0053】図12ないし図14は、本発明のコネクタ
のコネクタプラグに係るプラグ側電磁シールドの下側部
材の上面図、前面図、右側面図である。
【0054】前記下側部材40は、図12ないし図14
に示すように、下面部41、後面部43、左面部44、
右面部45の4面から構成されており、前記下面部41
の後端に前記後面部43が、前記下面部41および前記
後面部43の左右方向両端には前記左面部44および右
面部45が位置している。
【0055】前記下面部41は、図12ないし図14に
示すように、そのほぼ中央に突出長規定部42を備えて
いる。該突出長規定部42は、前記上側部材21の上面
部22に設けられた突出長規定部24と同様に、当該下
側部材40が前記プラグ側絶縁ハウジング11の突出口
13に挿通される際に、その前面が前記プラグ側絶縁ハ
ウジング11の前面部材12の後面に当接し、該前面部
材12の突出口13からの当該下側部材40の突出長さ
を規定する機能を有している。
【0056】前記左面部44および前記右面部45は、
図12ないし図14に示すように、各後端部が該左面部
44、右面部45と連続して一体に形成されたロック片
46、46を備えている。該ロック片46、46は、そ
の前端部に後述するソケット側電磁シールド140に設
けられたロック孔部149、149と係合するロック爪
47、47を有している。そして、該ロック爪47、4
7およびロック孔部149、149の係合により、前記
コネクタプラグ10が前記コネクタソケット100にロ
ックされるようになっている。
【0057】また、前記ロック片46、46は、前記プ
ラグ側絶縁ハウジング11の左右側面に設けられた前記
押圧片15、15によってその長手方向のほぼ中央部が
押圧されるようになっており、その際に、該ロック片4
6、46は左右方向内側に弾性変形するようになってい
る。そして、前記押圧片15、15の押圧によって前記
ロック爪47、47と前記ロック孔部149、149と
の係合が解除され、前記コネクタソケット100から前
記コネクタプラグ10が外れるようになっている。
【0058】図16ないし図19は、本発明のコネクタ
のコネクタプラグに係るコンタクト部品保持部材の上面
図、下面図、前面図、右側面図、後面図である。また、
図20は、図16におけるB−B線断面図である。
【0059】前記プラグ側コンタクト部品保持部材50
は、樹脂などの絶縁素材で形成されており、図16ない
し図19に示すように、上面部51、下面部59、右面
部52、左面部53、および後面部54を有するほぼ箱
状に形成されており、前記後面部54と対向する面が開
口56となっている。
【0060】前記後面部54には、図19に示すよう
に、前記上面部51および前記下面部59のそれぞれに
沿って後に詳述するプラグ側コンタクト部品70を複数
挿通する挿通孔55が配設されている。
【0061】また、前記上面部51および前記下面部5
9の内壁面には、図19および図20に示すように、前
記プラグ側コンタクト部品70を保持するほぼ溝状のコ
ンタクト部品保持部60が配設されている。
【0062】また、該プラグ側コンタクト部品保持部材
50の前記上面部51および下面部59の各前端付近に
は、後に詳述するプラグ側コンタクト部品70に設けら
れた一対の先端突出部83、83を支持するため、図2
0に示すように、該プラグ側コンタクト部品保持部材5
0の前方から後方に向かって延出する先端保持部57が
設けられている。該先端保持部57は、後述するプラグ
側コンタクト部品70に設けられた一対の先端突出部8
3、83の間に位置し(図7参照)、前記先端突出部8
3の上下方向の動きを規制する機能を有している。
【0063】また、該プラグ側コンタクト部品保持部材
50の前記上面部51および下面部59の長手方向ほぼ
中央部には、図16および図20に示すように、前記プ
ラグ側コンタクト部品70の前後方向の動きを規制する
ため、係合孔部58が設けられている。該係合孔部58
は、後述するプラグ側コンタクト部品70に設けられた
係合突部76と係合する。そして、前記係合突部76と
前記係合孔部58との係合により、前記プラグ側コンタ
クト部品保持部60に前記プラグ側コンタクト部品70
が挿入された後に、前記プラグ側コンタクト部品保持部
材50から前記プラグ側コンタクト部品70が外れない
ようになっている。
【0064】図21は、本発明のコネクタに係るプラグ
側コンタクト部品の斜視図である。また、図22は、図
21における突出縁部付近の拡大斜視図である。また、
図23および図24は、該プラグ側コンタクト部品の上
面図、左側面図であり、図25は、該プラグ側コンタク
ト部品の接触部の前面図である。また、図26(a)
は、該プラグ側コンタクト部品の展開図であり、図26
(b)は、その変形例である。
【0065】前記プラグ側コンタクト部品70は、たと
えば銅合金などの導電性を有する板材を図26に示すよ
うな形状に打抜き加工したものをさらに折曲げ加工する
ことにより形成されており、図21ないし図26に示す
ように、先端側に接触部71、基端側に導線固定部91
を有している。
【0066】前記接触部71は、当該プラグ側コンタク
ト部品70の相手方となるコネクタソケット100に設
けられた電気接点、すなわちソケット側コンタクト部品
120との接点となる。また、前記導線固定部91は、
該プラグ側コンタクト部品70に接続される導線を固定
する。なお、該導線固定部91の構造は図47および図
48に示す従来のコンタクト部品215aおよび215
bの導線接続部217の構造と同様である。
【0067】前記接触部71は、図21に示すようなほ
ぼ角筒型に形成されており、ほぼ長方形の平面をなす4
つの面、すなわち上面部72、右面部77、左面部8
0、および下面部75から構成されている。また、該接
触部71は、隣り合う2つの面がほぼ直角をなすように
同一方向に折曲げ加工された第1折曲部88、第2折曲
部89、および第3折曲部90を有している。
【0068】前記上面部72および下面部75は、図2
1および図24ないし図26に示すように、各々の先端
に、一対の先端突出部83、83を有している。そし
て、該プラグ側コンタクト部品70を前記プラグ側コン
タクト部品保持部材50に取り付けた後、図7に示すよ
うに、前記一対の先端突出部83、83の間に、前記プ
ラグ側コンタクト部品保持部材50の先端保持部57が
位置し、これらの係合により、該プラグ側コンタクト部
品70の先端の上下方向の移動が規制される。
【0069】また、前記上面部72の左端部、すなわ
ち、前記上面部72および前記左面部80の間には、図
22および図26に示すように、切抜き部84が設けら
れている。
【0070】該切抜き部84は、前記上面部72に接触
する相手方となるソケット側コンタクト部品120との
接触面の面積を拡大する機能を有している。すなわち、
該切抜き部84は、図26(a)に示すように、ほぼ直
線状のスリットからなる1本の長辺部85と、該長辺部
85の長手方向両端部から該長辺部85に対してほぼ直
角かつ該長辺部85の片側に延出する2本の短辺部8
6、86とを含むほぼ「コ」の字状に形成されている。
また、該切抜き部84は、前記第1折曲部88とほぼ直
線上に並ぶように設けられている。
【0071】そして、前記第1折曲部88が形成される
際に、前記第1折曲部88の部分が折り曲げ加工によっ
て下方に反った形状になる一方、該切抜き部84の前記
上面部72側の縁部は、折り曲がらずに突出して突出縁
部73をなす。そして、該突出縁部73の上面と、前記
突出縁部73の上面に連続する前記上面部72の上面と
が平面をなし、前記上面部72の接触面79が形成され
る。
【0072】したがって、本実施形態のプラグ側コンタ
クト部品70の接触部71の接触面79は、図21に示
すように、その左側部に前記切抜き部84が位置し、右
側部には切断加工の際に形成された切断面74が位置す
ることから、前記第1折曲部88の部分を除き、その両
側部のほとんどが連続した平面となる。なお、該上面部
72の右端部の裏面は、前記右面部77の端面78と当
接する。
【0073】このように、本発明のコネクタ1に係るプ
ラグ側コンタクト部品70は、金属板材を角筒状に形成
していることから、薄い金属板材を使用した場合にも十
分な強度を確保できる。さらに、該プラグ側コンタクト
部品70は、その接触面79の両側部のほとんどが屈曲
部を有さず、連続した平面となるため、両側部が屈曲部
となっている同一の外形の従来の筒型のプラグ側コンタ
クト部品215より大きな接触面が得られる。
【0074】なお、本実施形態では、図21に示すよう
に、接触面79の一方の側部(左側部)に切抜き部84
を設け、他方の側部(右側部)に切断面74が位置する
ように構成しているが、本実施形態に限らず、接触面の
両側部に切抜き部を設けることも可能である。そのよう
な構造を用いた場合でも本発明のコネクタの利点を享受
することが可能である。
【0075】また、本実施形態では、前記プラグ側コン
タクト部品70をコネクタプラグのコンタクト部品とし
て使用しているが、本実施形態に限らず、コネクタソケ
ットのコンタクト部品として使用することも無論可能で
ある。
【0076】前記左面部80は、図21に示すように、
その長手方向両側部のうちの上側の側部が前記第1折曲
部88を介して前記上面部72と連続しており、下側の
側部が前記第2折曲部89を介して前記下面部75と連
続している。
【0077】また、該左面部80は、図22、図24、
および図26に示すように、前記切抜き部84によって
形成された端面81を有している。この端面81は、前
記突出縁部73が外力によって下方、すなわち該左面部
80の端面81の方向へ変形しようとした際に、前記突
出縁部73の裏面と当接する。そして、前記突出縁部7
3の下方への変形を規制する。
【0078】前記下面部75は、図21および図25に
示すように、その右側部が前記第2折曲部89を介して
前記左面部80と連続しており、その左側部が前記第3
折曲部90を介して前記右面部77と連続している。
【0079】また、該下面部75は、図24および図2
5に示すように、その長手方向のほぼ中央部に前記プラ
グ側コンタクト部品保持部材50のコンタクト部品保持
部60の前記係合孔部58と係合し、当該プラグ側コン
タクト部品70が前記プラグ側コンタクト部品保持部材
50から外れることを防止する係合突部76が設けられ
ている。また、該下面部75の先端部には、図24、図
25、および図26に示すように、前記上面部72の先
端と同様に、当該プラグ側コンタクト部品70を前記プ
ラグ側コンタクト部品保持部材50に取り付けた後に、
当該プラグ側コンタクト部品70の先端の上下方向の移
動を規制するための先端突出部83が設けられている。
【0080】前記右面部77は、その下側の側部が前記
第3折曲部90を介して前記下面部75と連続してい
る。また、該右面部77の上側の側部には、図23に示
すように、当該プラグ側コンタクト部品70に使用され
ている前記金属板材の外周の一部、すなわち切断面82
が位置している。該切断面82は、図23に示すよう
に、前記上面部72の左端部付近の裏面に当接する。
【0081】なお、本実施形態では、前記切抜き部84
は、図26(a)に示すように、ほぼコの字状に形成さ
れているが、本実施形態に限らず、前記切抜き部84を
ほぼ「H」字状、すなわち、図26(b)に示すよう
に、1本の長辺部85と、該長辺部85の長手方向両端
部から該長辺部85に対してほぼ直角かつ該長辺部85
の両側に延出する2本の短辺部86を含む形状とするこ
とも可能である。そのような形状にした場合にも、本実
施形態の切抜き部と同様の利点を享受することができ
る。
【0082】図27ないし図30は、本発明のコネクタ
に係るコネクタソケットの上面図、左側面図、前面図、
および後面図である。また、図31は、図27における
C−C線断面図である。
【0083】前記コネクタソケット100は、図4およ
び図27ないし図30に示すように、該コネクタソケッ
ト100の外周を覆う樹脂などの絶縁素材で形成された
ソケット側絶縁ハウジング101と、該ソケット側絶縁
ハウジング101の内部に設けられたソケット側電磁シ
ールド140とを有している。
【0084】図32ないし図35は、本発明のコネクタ
のコネクタソケットに係るソケット側絶縁ハウジングの
上面図、下面図、前面図、後面図である。また、図36
および図37は、図32のD−D線断面図およびE−E
線断面図である。
【0085】前記ソケット側絶縁ハウジング101は、
樹脂などの絶縁素材で形成され、図32ないし図37に
示すように、上面部102、下面部103、右面部10
4、左面部105、および後面部106からなるほぼ箱
型に形成されている。また、これら5つの面に囲まれた
空間は、相手方の前記コネクタプラグ10を収容する収
容部107となっている。また、前記後面部106に
は、後述するソケット側コンタクト部品120を保持す
るためのソケット側コンタクト部品保持部材108が一
体に形成されている。また、前記後面部106と対向す
る面は前記収容部107と外部とを接続する開口109
となっている。
【0086】前記上面部102は、図34、図36、お
よび図37に示すように、当該コネクタソケット100
の上部に位置しており、該上面部102の左右両側部か
らは前記左面部105および前記右面部104が該上面
部102とほぼ直角に連続して形成されている。
【0087】前記下面部103は、図34、図36、お
よび図37に示すように、当該コネクタソケット100
の下部に位置しており、該コネクタ1を基板などに取付
ける際には、該下面部103の下面が基板などの取付け
面に対面するように設けらている。該下面部103の左
右両側部には、図33に示すように、当該コネクタソケ
ット100の前後方向、すなわち、前記ソケット側電磁
シールド140を取り付ける際に、前記ソケット側電磁
シールド140が変位する方向とほぼ平行に形成された
スリット114が設けられている。該スリット114
は、前記ソケット側電磁シールド140に設けられた後
述するウイング部150を該ソケット側絶縁ハウジング
101の下面から下方へと突出させる貫通孔となる。ま
た、これらのスリット114は、図34、図33、およ
び図37に示すように、前記開口109側の端部が開放
端となっており、該開放端より後述するソケット側電磁
シールド140のウイング部150を挿通させることが
できる。
【0088】前記後面部106は、図35および図31
に示すように、当該ソケット側絶縁ハウジング101の
前後方向に貫通するソケット側コンタクト部品保持部1
12を複数有している。なお、該ソケット側コンタクト
部品保持部112には、後に詳述するソケット側コンタ
クト部品120が挿通され、固定される。
【0089】また、前記後面部106と前記上面部10
2、左面部105、右面部104との間には、図36お
よび図37に示すように、後述するソケット側電磁シー
ルド140の上面部141、左面部144、右面部14
3の各後端に設けられた嵌合凸部147a、147bと
嵌合する嵌合凹部110a、110bが設けられてい
る。
【0090】また、前記後面部106の後方下部には、
後述するソケット側コンタクト部品120の基板接続部
122と係合する係合部111が該後面部106の長手
方向に沿って複数配列されている。
【0091】前記ソケット側コンタクト部品保持部材1
08は、図34、図36、および図37に示すように、
前記後面部106の前面のほぼ中央部に一体形成されて
おり、該ソケット側絶縁ハウジング101の前方に向か
って延出している。
【0092】該ソケット側コンタクト部品保持部材10
8は、図34および図36に示すように、その上面およ
び下面に該コネクタソケット100の前後方向に延びる
ほぼ溝状のコンタクト部品保持部112を有している。
該コンタクト部品保持部112は、当該ソケット側コン
タクト部品保持部材108の上面および下面の各面上
に、隣接するコンタクト部品保持部112同士の左右方
向の間隔がほぼ一定となるよう並設されている。また、
該ソケット側コンタクト部品保持部112の前面には、
それぞれが前記ソケット側コンタクト部品120の先端
と係合する孔113が設けられている。
【0093】なお、本実施形態においては、前記スリッ
ト114を前記ソケット側絶縁ハウジング101の下面
部103に設けているが、本実施形態に限らず、前記ス
リット114は、前記ソケット側絶縁ハウジング101
の外壁面、すなわち、前記上面部141、下面部14
2、左面部144、右面部143のいずれかに設ければ
よい。
【0094】図38は、本発明のコネクタのコネクタソ
ケットに係るソケット側コンタクト部品の展開図であ
る。また、図39(a)および図39(b)は、それぞ
れ、本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケッ
ト側コンタクト部品の上側コンタクト部品および下側コ
ンタクト部品の左側面図である。
【0095】ソケット側コンタクト部品120は、図3
8ないし図39(b)に示すように、当該ソケット側コ
ンタクト部品120の相手方となるプラグ側コンタクト
部品70と接触する幅の広い端子接触部121と、該端
子接触部121と段部123を境に連続して形成され、
当該コネクタソケット100を基板に取り付ける際に、
基板上の回路パターンなどと接続される幅の狭い基板接
続部122とを有する金属板材から形成される。
【0096】該ソケット側コンタクト部品120は、前
述した形状の金属板材に2通りの折曲加工を施すことに
より、上側コンタクト部品125、下側コンタクト部品
126の2種類のコンタクト部品として用いられる。
【0097】すなわち、前記上側コンタクト部品125
および下側コンタクト部品126の各端子接触部121
には、図39(a)および図39(b)に示すように、
先端側から順に第1折曲部127、第2折曲部128、
第3折曲部129が形成されている。そして、前記第2
折曲部128付近で相手方となる前記プラグ側コンタク
ト部品70との接触が図られるようになっている。
【0098】一方、前記端子接触部121の前記段部1
23付近には、前記基板接続部122の延出方向を定め
るため、前記上側コンタクト部品125と前記下側コン
タクト部品126とで位置および曲げ方向が異なる主折
曲部130が設けられている。すなわち、前記上側コン
タクト部品125の主折曲部130aは、図38におけ
るAの位置に、前記下側コンタクト部品126の主折曲
部130bは、図38におけるBの位置に形成されてお
り、前記上側コンタクト部品125の端子接触部121
の先端から前記主折曲部130aまでの距離L1(図3
9(a)参照)が前記下側コンタクト部品126の端子
接触部121の先端から前記主折曲部130bまでの距
離L2(図39(b)参照)より長くなっている。そし
て、各ソケット側コンタクト部品の前記端子接触部12
1の先端を前記ソケット側コンタクト部品保持部材10
8に取り付けた際に、図31に示すように、前記上側コ
ンタクト部品125の前記主折曲部130aが、前記下
側コンタクト部品126の主折曲部130bより後側、
つまり当該コネクタソケット100の外側に位置し、前
記上側コンタクト部品125の主折曲部130aと前記
下側コンタクト部品126の主折曲部130bとが前述
した従来構造のように1つの面上に配置されるのではな
く、前記端子接触部121の厚さ方向にずれた位置関係
となる2つの面上に並ぶようになっている。そして、こ
れらのコンタクト部品をこのような配列にすることで、
前記前記主折曲部130aおよび130bの両方を図3
0に示すように幅広に形成することが可能となり、それ
により各主折曲部130aおよび130bの強度を高め
ることが可能となっている。
【0099】また、前記上側コンタクト部品125の主
折曲部130aは、図39(a)に示すように、前記第
2折曲部128と同一の方向、前記下側コンタクト部品
126の主折曲部130bは、図39(b)に示すよう
に、前記第2折曲部128と反対の方向に折り曲げられ
ている。
【0100】また、これら主折曲部130aおよび13
0bの曲げ角度、すなわち前記端子接触部121と前記
基板接続部122とがなす角度は、当該ソケット側コン
タクト部品120を前記ソケット側コンタクト部品保持
部材108へと取り付ける前には、直角よりやや鋭角
に、取り付けた後には、図39(a)および(b)に示
すように前記基板接続部122と前記コネクタソケット
100の下部、すなわち前記係合部111との当接によ
る弾性変形によって、ほぼ直角となるように設定してお
くことが好ましい。そして、そのような構成にすること
で、前記基板接続部122が前記係合部111側に常に
付勢された状態となり、該基板接続部122が前記係合
部111から離脱することなく確実に位置決めされるよ
うになっている。
【0101】また、これら上側コンタクト部品125お
よび下側コンタクト部品126には、図31および図3
9aおよび図39bに示すように、前記ソケット側絶縁
ハウジング101の係合部111のやや下方に位置し、
前記基板接続部122の延出方向を定めるための下部折
曲部131aおよび131bが設けられている。各下部
折曲部131aおよび131bは、前記各主折曲部13
0aおよび130bと反対の方向にほぼ直角に折り曲げ
加工を施すことによって設けられている。そして、前記
上側コンタクト部品125の下部折曲部131aと下側
コンタクト部品126の下部折曲部131bとが前述し
た従来構造の多極コネクタ200と同様に当該コネクタ
ソケット100の左右方向に一列に並ぶように形成され
ている。このように、本発明のコネクタは、上側コンタ
クト部品125の下部折曲部131aと下側コンタクト
部品126の下部折曲部131bとが当該コネクタソケ
ット100の左右方向に一直線上に並ぶ構造となってい
るため、これらのコンタクト部品125、126を前記
ソケット側コンタクト部品保持部材108に取り付けた
後に、前記上側コンタクト部品125の下部折曲部13
1aと前記下側コンタクト部品126の下部折曲部13
1bとを1つの工程で同時に形成することができる。
【0102】前記下側コンタクト部品126には、図3
1および図39(b)に示すように、前記主折曲部13
0aおよび130bにおける前後方向の位置の差を調整
し、両コンタクト部品125、126の基板接続部12
2側の先端が一列に並ぶように設けられた2つの副折曲
部132aおよび132bを有している。
【0103】該副折曲部132aおよび132bは、図
31および図39下に示すように、前記基板接続部12
2のほぼ中央部に設けられており、前記主折曲部130
aと隣り合う前記副折曲部132aの曲げ方向が前記主
折曲部130bと逆の方向、前記基板接続部122の先
端側に位置する前記副折曲部132bの曲げ方向が前記
主折曲部130bと同一の方向になっている。
【0104】また、前記副折曲部132aおよび132
bは、各副折曲部132aおよび132bを挟む2つの
面がなす角度が鈍角になるように形成されている。この
ような構造を用いることにより各副折曲部132を鋭角
あるいは直角に折り曲げた場合よりも外力に対する強度
が高くなっている。
【0105】また、前記端子接触部121の前記段部1
23の付近には、前記ソケット側絶縁ハウジング101
のソケット側コンタクト部品保持部材108の前記コン
タクト部品保持部112の側面と係合し、該ソケット側
コンタクト部品120の抜けを防止する鋸刃状の鉤部1
33が設けられている。
【0106】図40ないし図43は、本発明のコネクタ
に係るソケット側電磁シールドの上面図、前面図、左側
面図、下面図である。また、図44(a)ないし(d)
は、それぞれ該ソケット側電磁シールドに設けられるキ
ー案内部の配置の例を示した前面図である。
【0107】前記ソケット側電磁シールド140は、金
属板材によって形成され、図40ないし図43に示すよ
うに、上面部141、下面部142、右面部143、左
面部144からなるほぼ角筒状に形成されている。
【0108】前記上面部141は、図40および図41
に示すように、当該コネクタソケット100の前後方向
に延びる2本のキー案内部145を有している。該キー
案内部145は、前記コネクタプラグ10のプラグ側電
磁シールド20の上側部材21に設けられた誤挿入防止
キー23と係合し、該プラグ側電磁シールド20を前後
方向に案内する機能を有している。すなわち、該キー案
内部145は、当該コネクタソケット100の前後方向
に延びるスリット状の貫通孔であり、これら各キー案内
部145の左右の一対のほぼ平行な縁部146、146
が当該コネクタソケット100の前後方向、つまり当該
コネクタソケット100に挿入される相手方となる前記
コネクタプラグ10の変位する方向とほぼ平行になるよ
うに形成されている。そして、該キー案内部145に係
合した前記誤挿入防止キー23が、該キー案内部145
の内部をスムースに移動できるようになっている。
【0109】また、図42に示す当該ソケット側電磁シ
ールド140に使用されている金属板材の厚さdは、前
述したように、前記プラグ側電磁シールド20の上面部
22に設けられた前記誤挿入防止キー23の該上面部2
2からの突出高さD(図11参照)以上の寸法となって
おり、当該キー案内部145内を移動する前記誤挿入防
止キー23が、該ソケット側電磁シールド140の上方
に位置する前記ソケット側絶縁ハウジング101の上面
部102に接触せず、前記誤挿入防止キー23が該キー
案内部145内をスムースに移動できるようになってい
る。
【0110】なお、前記キー案内部145は、前記誤挿
入防止キー23の配置(図15(a)ないし(d)参
照)に合わせて図44(a)ないし(d)に示すように
様々な配置にすることが可能である。
【0111】また、前記上面部141の後端には、図4
0および図42に示すように、該ソケット側電磁シール
ド140を前記ソケット側絶縁ハウジング101に固定
するための2つの嵌合凸部147、147が設けられて
いる。これらの嵌合凸部147、147は、図40に示
すように、左右両端に鋸刃状の鉤部148aを有してお
り、該嵌合凸部147aと前記ソケット側絶縁ハウジン
グ101の嵌合凹部110とが嵌合した後、この鉤部1
48の先端が前記嵌合凹部110の左右側面に引っ掛か
り、当該ソケット側電磁シールド140が前記ソケット
側絶縁ハウジング101から抜けないようになってい
る。
【0112】前記左面部144および右面部143は、
それぞれ、図41に示すように、前記上面部141に対
してほぼ垂直に形成されており、前記プラグ側電磁シー
ルド20に設けられた前記ロック爪47を係合させるロ
ック孔部149をその前後方向ほぼ中央に有している。
【0113】また、該左面部144および右面部143
の後端には、図40および図42に示すように、前記上
面部141に設けられた嵌合凸部147aと同等の機能
を有する嵌合凸部147bが設けられている。すなわ
ち、これらの嵌合凸部147bは、前記上面部141に
設けられた嵌合凸部147aと同様に、鋸刃状の鉤部1
48bを有している。そして、該鉤部148bと、前記
ソケット側絶縁ハウジング101に設けられた嵌合凹部
110bの上面および下面との嵌合により、当該ソケッ
ト側電磁シールド140がソケット側絶縁ハウジング1
01から抜けないようになっている。
【0114】また、該左面部144および右面部143
の下端には、図41ないし図43に示すように、該ソケ
ット側電磁シールド140と、当該コネクタソケット1
00が取り付けられる基板の取り付け面に設けられた導
電パターンなどのグラウンド接続部とを電気的に接続す
るグラウンド接続脚をなすウイング部150が設けられ
ている。
【0115】すなわち、該ウイング部150は、図41
に示すように、前記左面部144および右面部143の
各下端部に2つずつ設けられている。そして、各々が該
左面部144および右面部143と連続した面となる垂
直部151と、該垂直部151の下部をほぼ垂直に折り
曲げることによって形成され、該コネクタソケット10
0の左右方向外側にそれぞれ延出する水平部152とを
有しており、縦断面がほぼL字状となるように形成され
ている。
【0116】前記垂直部151は、当該ソケット側電磁
シールド140を前記ソケット側絶縁ハウジング101
へと取り付ける際に、前記ソケット側絶縁ハウジング1
01に設けられたスリット114と係合する。また、前
記水平部152は、前記垂直部151が前記スリット1
14と係合した際に、図28および図30に示すよう
に、前記ソケット側絶縁ハウジング101の左面部10
5および右面部104の下方に位置する。
【0117】このように、本実施形態のコネクタ1にお
いては、ソケット側電磁シールド140に設けたウイン
グ部150をソケット側絶縁ハウジング101の下面部
142に設けられたスリット114から突出させ、ソケ
ット側電磁シールド140の下面をソケット側絶縁ハウ
ジング101によって覆う構造となっているため、ソケ
ット側電磁シールド140の下面と、取付け基板に設け
られた導電パターンとが接触し、基板に設けられた導電
パターンをショートさせてしまうおそれがない。
【0118】なお、本実施形態においては、前記キー案
内部145をスリット状に形成しているが、本実施形態
に限らず、キー案内部を溝状に形成することも可能であ
る。そのような構造にした場合にも、本実施形態と同様
の利点を享受することが可能である。
【0119】最後に、本発明は、上述した実施形態に限
定されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の変更及び改良が可能であることは言うまでもな
い。
【0120】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のコネクタ
は、ソケット側電磁シールドに設けたウイング部をソケ
ット側絶縁ハウジングの下面部に設けられたスリットか
ら突出させ、ソケット側電磁シールドの下面をソケット
側絶縁ハウジングによって覆う構造となっているため、
ソケット側電磁シールドの下面と、取付け基板に設けら
れた導電パターンとが接触し、基板に設けられた導電パ
ターンをショートさせてしまうおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタの全体構成を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明のコネクタに係るコネクタプラグの分解
側面図である。
【図3】本発明のコネクタに係るコネクタソケットの分
解側面図である。
【図4】本発明のコネクタに係るコネクタプラグの上面
図である。
【図5】本発明のコネクタに係るコネクタプラグの前面
図である。
【図6】本発明のコネクタに係るコネクタプラグの右側
面図である。
【図7】図4におけるA−A線断面図である。
【図8】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコネ
クタ側絶縁ハウジングの前面部材の正面図である。
【図9】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るプラ
グ側電磁シールドの上側部材の上面図である。
【図10】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るプ
ラグ側電磁シールドの上側部材の前面図である。
【図11】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るプ
ラグ側電磁シールドの上側部材の右側面図である。
【図12】本発明のコネクタのコネクタプラグのプラグ
側電磁シールドの下側部材の上面図である。
【図13】本発明のコネクタのコネクタプラグのプラグ
側電磁シールドの下側部材の前面図である。
【図14】本発明のコネクタのコネクタプラグのプラグ
側電磁シールドの下側部材の右側面図である。
【図15】図15(a)ないし(d)は、それぞれ本発
明のコネクタのコネクタプラグのプラグ側電磁シールド
の上側部材に設けられる誤挿入防止キーの配置の例を示
した前面図である。
【図16】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコ
ンタクト部品保持部材の上面図である。
【図17】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコ
ンタクト部品保持部材の前面図である。
【図18】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコ
ンタクト部品保持部材の右側面図である。
【図19】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコ
ンタクト部品保持部材の後面図である。
【図20】図16におけるB−B線断面図である。
【図21】本発明のコネクタに係るコネクタプラグに取
り付けられているプラグ側コンタクト部品の斜視図であ
る。
【図22】図21における突出縁部付近の拡大図であ
る。
【図23】本発明のコネクタに係るコネクタプラグに取
り付けられているプラグ側コンタクト部品の上面図であ
る。
【図24】本発明のコネクタに係るコネクタプラグに取
り付けられているプラグ側コンタクト部品の接触部の左
側面図である。
【図25】本発明のコネクタに係るコネクタプラグに取
り付けられているプラグ側コンタクト部品の前面図であ
る。
【図26】図26(a)は、本発明のコネクタに係るコ
ネクタプラグに取り付けられているプラグ側コンタクト
部品の展開図であり、図26(b)は、その変形例であ
る。
【図27】本発明のコネクタに係るコネクタソケットの
上面図である。
【図28】本発明のコネクタに係るコネクタソケットの
左側面図である。
【図29】本発明のコネクタに係るコネクタソケットの
前面図である。
【図30】本発明のコネクタに係るコネクタソケットの
後面図である。
【図31】図27におけるC−C線断面図である。
【図32】本発明のコネクタのコネクタソケットに係る
ソケット側絶縁ハウジングの上面図である。
【図33】本発明のコネクタのコネクタソケットに係る
ソケット側絶縁ハウジングの下面図である。
【図34】本発明のコネクタのコネクタソケットに係る
ソケット側絶縁ハウジングの前面図である。
【図35】本発明のコネクタのコネクタソケットに係る
ソケット側絶縁ハウジングの後面図である。
【図36】図32におけるD―D線断面図である。
【図37】図32におけるE−E線断面図である。
【図38】本発明のコネクタのコネクタソケットに係る
ソケット側コンタクト部品の展開図である。
【図39】図39(a)および(b)は、それぞれ、本
発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側コ
ンタクト部品の上側コンタクト部品および下側コンタク
ト部品の側面図である。
【図40】本発明のコネクタに係るソケット側電磁シー
ルドの上面図である。
【図41】本発明のコネクタに係るソケット側電磁シー
ルドの前面図である。
【図42】本発明のコネクタに係るソケット側電磁シー
ルドの左側面図である。
【図43】本発明のコネクタに係るソケット側電磁シー
ルドの下面図である。
【図44】図44(a)ないし(d)は、それぞれ本発
明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側電磁
シールドに設けられるキー案内部の配置の例を示した前
面図である。
【図45】従来の多極コネクタのコネクタプラグおよび
コネクタソケットの分解斜視図である。
【図46】従来の多極コネクタのコネクタプラグおよび
コネクタソケットの縦断面図である。
【図47】図47(a)および(b)は、従来の多極コ
ネクタのプラグ側コンタクト部品の構造の一例を示す上
面図、右側面図であり、図47(c)は、該プラグ側コ
ンタクト部品の接触部の前面図である。
【図48】図48(a)および(b)は、従来の多極コ
ネクタのプラグ側コンタクト部品の構造の他の例を示す
上面図、右側面図であり、図48(c)は、該プラグ側
コンタクト部品の接触部の前面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 10 コネクタプラグ 11 プラグ側絶縁ハウジング 12 前面部材 13 突出口 14 誤挿入防止キー挿通部 15 押圧片 16 後面部材 17 間隙 20 プラグ側電磁シールド 21 上側部材 22 上面部 23 誤挿入防止キー 24 突出長規定部 25 天板部 26 前面部 27 左面部 28 右面部 29 側板部 30 ケーブル固定部 40 下側部材 41 下面部 42 突出長規定部 43 後面部 44 左面部 45 右面部 46 ロック片 47 ロック爪 50 プラグ側コンタクト部品保持部材 51 上面部 52 右面部 53 左面部 54 後面部 55 挿通孔 56 開口 57 先端保持部 58 係合孔部 59 下面部 60 コンタクト部品保持部 70 プラグ側コンタクト部品 71 接触部 72 上面部 73 突出縁部 74 切断面 75 下面部 76 係合突部 77 右面部 78 端面 79 接触面 80 左面部 81 端面 82 端面 83 先端突出部 84 切抜き部 85 長辺部 86 短辺部 88 第1折曲部 89 第2折曲部 90 第3折曲部 91 導線固定部 100 コネクタソケット 101 ソケット側絶縁ハウジング 102 上面部 103 下面部 104 右面部 105 左面部 106 後面部 107 収容部 108 ソケット側コンタクト部品保持部材 109 開口 110 嵌合凹部 111 係合部 112 コンタクト部品保持部 113 孔 114 スリット 120 ソケット側コンタクト部品 121 端子接触部 122 基板接続部 123 段部 125 上側コンタクト部品 126 下側コンタクト部品 127 第1折曲部 128 第2折曲部 129 第3折曲部 130 主折曲部 131 下部折曲部 132 副折曲部 133 鉤部 140 ソケット側電磁シールド 141 上面部 142 下面部 143 右面部 144 左面部 145 キー案内部 146 縁部 147a、b 嵌合凸部 148a、b 鉤部 149 ロック孔部 150 ウイング部 151 垂直部 152 水平部 200 多極コネクタ 201 コネクタプラグ 202 プラグ側絶縁ハウジング 203 プラグ側電磁シールド 204 カバー 205 誤挿入防止凸部 210 コネクタソケット 211 ソケット側絶縁ハウジング 212 ソケット側電磁シールド 213 誤挿入防止凹部 214 コンタクト部品保持部材 215a、b プラグ側コンタクト部品 216 上面 217 導線接続部 218a、b 接触部 220 ソケット側コンタクト部品 221a 上側コンタクト部品 221b 下側コンタクト部品 223a、b 接触部 224a、b 基板接続部 225a、b 折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北澤 大輔 茨城県水戸市元吉田町1297番地 ミツミニ ューテク株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA09 FB01 FC08 FC21 LA09 LA15 5E023 AA16 BB22 CC23 GG15 HH12 HH13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンタクト部品と、前記コンタク
    ト部品を保持する絶縁ハウジングと、前記絶縁ハウジン
    グの内壁面に沿って配設された電磁シールドとを具備す
    るコネクタソケットを有するコネクタであって、 前記電磁シールドには、該電磁シールドと、前記コネク
    タソケットが取り付けられる取付け面に設けられたグラ
    ウンド接続部とを電気的に接続するグラウンド接続脚が
    設けられており、前記絶縁ハウジングには、前記グラウ
    ンド接続脚を挿通させ、該絶縁ハウジングの外側に突出
    させる貫通孔が設けられていることを特徴とするコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記絶縁ハウジングは、開口を有するほ
    ぼ箱状に形成されており、前記開口は、当該絶縁ハウジ
    ングの少なくとも1つの面に設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁ハウジングは、上面部、下面
    部、左面部、右面部、後面部を含むほぼ箱状に形成さ
    れ、前記下面部が前記取付け面に対面するようになって
    おり、前記後面部と対向する面に前記開口が設けられて
    いることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記貫通孔は、前記絶縁ハウジングの下
    面部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載
    のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記貫通孔は、前記絶縁ハウジングの左
    面部および右面部のうちの少なくとも一方に設けられて
    いることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記貫通孔は、前記絶縁ハウジングの開
    口と連続していることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載のコネクタ。
  7. 【請求項7】 前記貫通孔は、スリット状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記
    載のコネクタ。
  8. 【請求項8】 前記貫通孔は、その長手方向が前記絶縁
    ハウジングに前記電磁シールドを取り付ける際に、前記
    電磁シールドが変位する方向とほぼ平行に設けられてい
    ることを特徴とする請求項7に記載のコネクタ。
  9. 【請求項9】 前記電磁シールドに、当該電磁シールド
    を前記絶縁ハウジングに固定するための嵌合凸部が設け
    られており、前記絶縁ハウジングに前記嵌合凸部と嵌合
    する嵌合凹部が設けられていることを特徴とする請求項
    3ないし8のいずれかに記載のコネクタ。
  10. 【請求項10】 前記嵌合凸部は、前記絶縁ハウジング
    に前記電磁シールドを取付ける際に、前記電磁シールド
    が変位する方向と略垂直な方向に突出する鉤部を有する
    ことを特徴とする請求項9に記載のコネクタ。
  11. 【請求項11】 前記嵌合凸部は、前記電磁シールドの
    後端部に設けられており、前記嵌合凹部は、前記絶縁ハ
    ウジングの後面部付近に設けられていることを特徴とす
    る請求項9または10に記載のコネクタ。
  12. 【請求項12】 前記電磁シールドは、ほぼ角筒状に形
    成されており、前記グラウンド接続脚は、該電磁シール
    ドの角部付近に設けられていることを特徴とする請求項
    1ないし11のいずれかに記載のコネクタ。
  13. 【請求項13】 前記電磁シールドは、上面部、下面
    部、左面部、右面部を含むほぼ角筒状に形成されてお
    り、前記グラウンド接続脚は、その少なくとも一部に前
    記4面のうちのいずれか1つと連続した平面となる部位
    を有することを特徴とする請求項12に記載のコネク
    タ。
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