JPS6321772A

JPS6321772A - 電気コネクタ用シールドケース

Info

Publication number: JPS6321772A
Application number: JP61164574A
Authority: JP
Inventors: 政雄山口; 寺村　紀美夫
Original assignee: Hirose Electric Co Ltd
Current assignee: Hirose Electric Co Ltd
Priority date: 1986-07-15
Filing date: 1986-07-15
Publication date: 1988-01-29
Also published as: US4789357A; JPH0213432B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、電気コネクタ用シールドケースの技術分野に
おいて利用され、特にプラグコネクタあるいはレセプタ
タルコネクタの絶縁ハウジングを包囲する形態のシール
ドケース及びその製造方法に関する。

（従来の技術）従来この種の電気コネクタ用シールドケースとしては、
添付図面の第８図及び第９図に示したシールドケース１
０．２０のごときのものがあった。すなわち、筒状の包
囲部１３；２３の基部周囲に鍔部１）；２１が絞り加工
によりそれぞれ形成された上部シールドケース１０．下
部シールドケース２０で、雄コンタクト３０が植設され
た絶縁ハウジング４０をそれぞれ上下から上記包囲部１
３：２３に挿入し、そして接面し合う上記鍔部１）；２
１を例えばネジ等で固定している。このように上記絶縁
ハウジングは、上部ハウジング１０及び下部ハウジング
２０で包囲挟持されていた。

このようなコネクタ１のシールドケース１０゜２０は金
属材料のシート材から成形されており、例えば上部シー
ルドケース１０は次のような工程で製造されていた。

■　最終製品（第８図（八）参照）に適合した寸法の金
属シート材１０Ａを、上部シールドケース１個につき１
枚用意する第１０図＜Ａ）。

■　次に包囲部１２の断面形状に対応した凸部５１を有
する下型５０を、これを受ける凹部６１を存する上型６
０に向けて相対移動せしめてプレス成形しく第１０図（
Ｂ）参照）、第１０図（Ｄ）に示すごとくのシールドケ
ース素体１０Ｂを得る。

該シールドケース素体１０Ｂには、突出部１）Ｂとその
周緑に鍔部１２［Ｉが形成される。

■　次にシールドケース素体１０Ｂの突出部１）Ｂの断
面形状に対応した凸部７１と上部シールドケース１０の
フランジ部１）の周縁形状に対応した凹部７２とを包有
する下型７０に対し、突出部１）Ｂの断面形状に対応し
た凹部８１と上部シールドケース１０のフランジ部１）
の周縁形状に対応した凸部８２とを包有する上型８０を
相対移動せしめてプレス打抜きを行なうことにより、上
部シールドケース素体１０Ｂの突出部１）Ｂに開口部１
３に形成され、かつフランジ部１）が所定形状に成形さ
れる（第１０図（Ｅ）参照）。

■　その後、第１）図に示すごとく、上部シールドケー
ス１０をめっきする。すなわち、めっき槽９０内のめっ
き液９１に上部シールドケース１０を多数個量しためっ
き吊具９２により該シールドケース１０を浸漬してめっ
きする。

以上のような工程を経ることより上部シールドケース１
０は製造される。また下部シールドケース２０もほぼ同
様な工程にて製造される。このような加工されたシール
ドケース１０及び２０は、第８図に示すように下部シー
ルドケース２０のハウジング収納凹部２３内に絶縁ハウ
ジング４０を収納後上部シールドケース１０を覆せ、さ
らに下部シールドケース２０のフランジ部２１に形成さ
れた貫通孔２４を有するカシメ突起部２４゛　にて上部
シールドケース１０と下部シールドケース２０とをカシ
メ固定し一体化して完成される（第９図参照）。

（解決すべき問題点）上述した従来の電気コネクタ用シールドケースでは次の
ような欠点を有していた。

■　絞加工を必要としていたため金にシート（オの材料
の歩留まりが悪く、材料経費が高価となる。

■　シールドケースの各々の加工工程が、シールドケー
ス−個につき一回なされ連絡性がないので、大量生産が
できずそのために加工費が斉くなる。

■　絞加工を必要としていたため、金属シート材は伸展
性を有する軟材料であることが求められるので、材料選
択の選択幅に制限があり、コスト高となると共に軟材料
を用いたために、外力による変形が生じやすいという欠
点を有していた。

■　深絞加工のためにシールドケースの各部における肉
厚に差が生じて、精度が欠ける。

■　相手コネクタとの結合の際、シールド接触するため
にケースの外面または内面に突出部を形成することを必
要とする場合があるが、その突起部を絞加工で形成する
のが極めて困難である。

■　ケースの表面をめっきする場合、めっき前に吊具に
シールドケースを一個毎手作業によって吊り下げねばな
らず煩瑣でありまたコスト高の原因ともなる。

■　１色本濠ハウジングをシールドケースに組み込む工
程も手作業に依るざるを得ず、組立の自動化、機械化に
よる量産組立てができないので、コスト高となり、さら
には、組立特に品質のバラツキが生じて品質が不安定と
なる。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上述のごとくの従来の諸問題を一挙に解決す
る、電気コネクタ用シールドケース及びその製造方法を
提供するもので、次のように構成される。

先ず第一にシールドケースに関しては、コンタクトの配
設された絶縁ハウジングの周面を包囲する電気コネクタ
用シールドケースにおいて１、　　金属シート材を弯曲せしめて絶縁ハウジングの周
面を包囲するための筒状の側面部を形成し、上記側面部
は、上記弯曲によって隣接することとなった周方向の両
端に互いに、係止し合って開き止めとなる係止手段を備
えている、ことにより構成される。

−また、第二としてシールドケースに関し別途、コンタ
クトの配設された絶縁ハウジングを、上部シールドケー
スと、下部シールドケースにより決着包囲する電気コネ
クタ用シールドケースにおいて、上部シールドケース及び下部シールドケースは両者と共
に、金属シート材を弯曲せしめて絶縁ハウジングの周面
を包囲するための筒状の側面部をそれぞれ有し、上記側面部は、上記弯曲によって隣接することとなった
周方向の両端に、互い係止し合って開き止めとなる係止
手段を備え、上記側面部の周面には、上部シールドケースは下部シー
ルドケースとが絶縁ハウジングを決着包囲した状態で係
止し合う結合手段が設けられている、によっても構成される。

さらに、第三としてシールドケースの製造方法に関して
は、コンタクトの配設された絶縁ハウジングの周面に包囲す
る環状の側面部を有する電気コネクタ用シールドケース
の製造方法において、互いに係止し合う係止手段を両端
に備えた側面部を展開状態で有する形に金属シート材を
打抜く第一工程と、上記打ち抜かれた金属シート材の側面部を弯曲しかつ係
止手段を係止させて筒状に形成する第二工程と、を経る
こと、により構成される。

かくして、本発明によるならば、シールドケースの側面
部は筒状に形成されしかも係止手段でその形状を維持し
、さらにシールドケースが上部及び下部シールドケース
によって形成される場合には結合手段によって両者は容
易に結合されて絶縁ハウジングを包囲挟持する。しかも
、かかるシールドケースは、−度に多数をプレス加工で
きるので量産可能となる。

（実施例）次に本発明の実施例について添付図面の第１図ないし第
７図を参照して詳細に説明する。

第１図は、本発明の第一実施例としての電気コネクタ用
シールドケースを用いた電気コネクタ用の分解斜視図で
ある。第２図は第１図のものが組込まれて完成した電気
コネクタの斜視図である。第３及び第４図は、第１図の
実施例のシールドケースの加工方法を示した説明図であ
る。

本実施例ではシールドケースは、絶縁ハウジングを上下
から包囲挟持する上部シールドケース１）０と下部シー
ルドケース１２０とから成っている。

上部シールドケース１）０は、断面が台形状の筒状空間
１）１を形成する側面部として大側部１）２．１）３と
小側部１）４．１）５が設けられており、−方の大側部
１）２には、下部シールドケース１２０に設けられてい
る譲状の係上部１２８を受は入れるための係止孔１）６
゛を有する鍔部１）６が形成されていて、上記係止部１
２８と係止孔工１６゛にて結合手段が形成されている。

さらには、該大側部１）２の上端部のほぼ中央には、連
結部１５２が形成されており、この連結部１５２は多数
個の上部シールドケース１）Ｏを連結するため及び該ケ
ースを製造工程にしたがって移動するための連結帯１５
０にクランク状に折り曲げられて連結されている。該連
結部１５２の下方には、後述するごとく連結帯１５０と
上部シールドケース１）０との分離を容易とするための
ノツチ部１５３が設けられている。他方の大側部１）３
の中央部には端面が互いに周方向で対向する端部１）７
．１）７が形成され、一方の端部１）７には係止突部１
）７゛が、他方の端部１）７には、該係止突部１）７゛
及び係止凹部１）７″が形成されており、この係止突部
１）７”及び係止凹部１）７′により端部１）７．１）
７の開き止めとしての係止手段が形成されている。さら
に該端部１）７．１）７の下端には結合手段として下方
に向いた譲状の鉤部１）８が設けられ、該鉤部１）８に
はスリット１）８°が設けられている。これが下部シー
ルドケース１２０の結合孔１２６°に挿入されることに
より端部１）７，１）７の開き止めとなると共に上部シ
ールドケース１）０と下部シールドケース１２０との固
定を兼ねて作用している。小側部１）４．１）５には、
その下部に連続して横方向に延出しかつ貫通孔１）９’
を有するフランジ部１）９が形成されている。

１２０は下部シールドケースで断面が台形状のハウジン
グ収納凹部１２１を形成する大側部１２２，１２３と小
側部１２４．１２５が形成され、一方の大側部１）２に
は、上部シールドケース１）０に設けられている譲状の
係止部１）８を受は入れるための係止孔１２６゛を有す
る鍔部１２６が形成さる。さらには、該大側部１２２の
下端部のほぼ中央には、連結部１５２が形成されており
、この連結部１５２は多数個の下部シールドケース１）
０を連結するため及び該ケースを製造工程にしたがって
移動するための連結帯１５０にクランク状に折り曲げら
れて連結されている。該連結部１５２の下方には、後述
するごとく連結帯１５０と下部シールドケース１２０と
の分離を容易とするためのノツチ部１５３が設けられて
いる。他方の大側部１２３の中央部には端面が互いに周
方向で対向する端部１２７゜１２７が形成され、一方の
端部１２７には、係止突部１２７゛が、他方の端部１２
７には、該係止突部１２７゛に対応した形状の係止凹部
１２７”が形成されており、この係止突部１２７゛及び
係止凹部１２７”により端部１２７，１２７の開き止め
がなされている。さらに該端部１２７，１２７の上端に
は結合手段として上方に向いた譲状の鉤部１２８が設け
られ、該鉤部１２８にはスリット１２８°が設けられて
いる。これが上部シールドケース１）０の結合孔１）６
゛に挿入されることにより端部１２７，１２７の開き止
めとなると共に上部シールドケース１）０と下部シ−ル
ドケース１２０との固定を兼ねて作用している。

小側部１２４，１２５には、その上部に連続して横力向
に延出しかつ貫通孔１２９゛を有するフランジ部１２９
が形成されている。

さらに、大側部１２２の下端部には、その内側に折り曲
げられて、絶縁ハウジング１４０の下端面を係止する係
止突片（図示されず）が形成されており、また、さらに
は大側部１２２の上端部には、係止孔１２６゛を有する
鍔部１２６が形成されている。他方の大側部１２３の下
端部にも、大側部１２２と同様に係止突片１２３°が形
成さている。

次に、本実施例における上記構成の電気コネクタ用シー
ルドケース製造方法及び該シールドケースを用いた電気
コネクタ用の組立方法について詳述する。

■　先ず、本発明の電気コネクタ用シールドケース１）
０，１２０に適合した寸法の金属シート材であって連続
材（フープ材）とされたものを用意する（図示せず） ■　次に第３図（Ａ）及び第４図（Ａ）にそれぞれ示す
ようにプレス加工にて、シート材を連続的に各シールド
ケースを展開状態で板状に打ち抜く。この場合多数個の
板状の各シールドケース１）０．１２０は連結帯１５０
に連結されたままにしておく。

■　次に連結帯１５０に多数連結された板状の各シール
ドケース１）０．１２０を第３図（Ｂ）及び第４図（Ｂ
）にそれぞれ示すように連続的に移動せしめてめっき槽
９０内のめっき液９１に浸漬して多数個のシールドケー
ス１）０，１２０を一括してめっきを施こす。

ただしこのめっき工程は次のプレス加工による折り曲げ
加工後に実施してもよい。またさらには、フープ材をめ
っき処理したものを■で示すプレス加工してこのめっき
工程を省いてもよい。

■　次に連結帯１５０に上記板状のシールドケース１）
０．１２０が多数個連結されたまま、プレスにより第１
図（＾）及び（Ｃ）にそれぞれ開示するごとく折り曲げ
加工し、横断面がほぼ台形状の筒形とされたシールドケ
ース１）０及び１２０を形成する。この際各端部は係止
突部と係止凹部の嵌め合いによりしっかりと係止させる
。

■　次に自動組立機（図示せず）により、第１図に示す
ごとく、上方に上部シールドケース１）０を、中間にコ
ンタクト１３０を配設した絶縁ハウジング１４０を、そ
して下方に下部シールドケース１２０を配置し、下部シ
ールドケース１２０のハウジング収納凹部１２１内にハ
ウジング１４０を収納した後に上部シールドケース１）
０を降下あるいは、下部シールドケース１２０を上昇さ
せる。か（して、上部シールドケース１）０の倣状の係
止部１）Ｂが下部シールドケース１２０の係止孔１２６
°に、そして下部シールドケース１２０の繊状の係止部
１２８が上部シールドケースの係止孔１）６”挿入され
、上部シールドケース１）０と下部シールドケース１２
０とは一体的に固着されると共に、絶縁ハウジング１４
０も上部及び下部シールドケース内に固定され、さらに
は、各端部１）７．１２７の開き止めはさらに強固にな
される。これで電気コネクタ用１００として完成される
（第２図参照）。

第５図は本発明の第二実施例を示すものである。すなわ
ち、最近電波障害を防止するため、相手コネクタのシー
ルドケースと完全にシールド接触するためにシールドケ
ースの側部に弾性を有する突部を設けるものがあるが、
従来のような絞加工を有するシールドケースにおいては
、その加工上でシールドケースの側部に弾性を有する突
部を設けることが極めて困難であった。またそれが可能
であっても加工が困難であるため、高価なものとなって
いた。

しかし、本発明のシールドケースであっては、初めのプ
レス打抜き加工時に非常に簡単に突部１２２Ａ、　１２
３Ａを設け、さらに第５図に示すごとく折り曲げ加工に
より突部１２２Ａ、　１２３Ａを有するシールドケース
ｌｌ０Ａを形成することができる。

その他の形状及び製造方法については第一実施例と同一
でよいので繰返しての説明は省略する。

かくして、この突部１２２ｉ、　１２３Ａにより、相手
コネクタのシールドケースとシールド接触することがで
き電波障害防止等の効果を有することとなる。

第６図は、本発明の第三実施例である。この実施例は前
述の上部及び下部シールドケースのシールドケースと相
違する点は、−個のシールドケースのみで絶縁ハウジン
グを包囲することである。

すなわち、シールドケース１）０Ｂは、断面が台形状の
空間１）１Ｂを包囲する大側部１）２Ｂ、　１）３Ｂと
、小側部１）４Ｂ、１）５Ｂが設けられている。

一方の大側部１）２Ｂの下端には、後述する絶縁ハウジ
ング１４０Ｂのフランジ部１４５Ｂに設けられている、
係止溝１４６Ｂに挿入して係止するための波状の係止片
１）８Ｂが設けられており、この係止片には係止溝１４
６１３に弾性的に係止されるようにスリ割１）８Ｂ’を
設けるとよい。

さらに、該大側部１）２Ｂの下端には、係止部の両サイ
ドに屈曲形成された屈曲結合舌片としてフランジ包囲片
１）２Ｂ’　が形成され、またさらに大側部１）２Ｂの
上端には、周縁の側壁包囲片１）２Ｂ″が設けられてい
る。大側部１）３Ｂにも大側部１）２Ｂと同様に淑状の
スリ割１）８Ｂ’　を有する係止部１）８Ｂ、フランジ
包囲片１）３Ｂ’　、壁包囲片１）３Ｂ″が設けられて
いる。また、さらには大側部１）２Ｂのほぼ中央には、
端部１）７Ｂ。

１）７Ｂが形成され、一方の端部には係止突部１）７Ｂ
’　が他の端部１）７Ｂには係止凹部１）７Ｂ″が形成
されている。この係止突部１）７Ｂ″　と係止凹部１）
７Ｂ”によって端部１）７，１）７の開き止めがなされ
ている。小側部１）４Ｂ、　１）５８の下方には、絶縁
ハウジング１４０Ｂのフランジ部１４５Ｂに設けられた
係止溝１４７Ｂに挿入して係止するための波状の係止片
１）４Ｂ’　が設けられている。

この係止片１）４Ｂには係止溝１４７Ｂに挿入して係止
する際に、弾性を有するためのスリ割部１）−４８’が
設けられるとよい。

一方、絶縁ハウジング１４０Ｂは、断絶が台形状の開口
部１４１Ｂを有し、この開口部１４１Ｂには、雄コンタ
ク）　１３０Ｂが複数個配列されており、開口部１４１
Ｂは大側壁１４２Ｂ、　１４３Ｂと、小側壁１４Ｑ、　
１４５Ｂにて包囲されている。大側壁１４２Ｂ、　１４
３Ｂの上端は、前述の側壁包囲部１）２［１’　、　１
）３Ｂ”を受は入れるための凹部１４２Ｂ”、１４３Ｂ
’が設けられている。また、大側壁１４２Ｂ、　１４３
Ｂ及び小側壁１４４Ｂ、　１４５Ｂの下方には、それと
連続してフランジ部１４５Ｂが設けられており、大側壁
１４２Ｂ、　１４３Ｂ側のフランジ部１４５Ｂには前述
の係止部１）８Ｂを受は入れて係止するための係止溝１
４６Ｂが設けられ、小側壁側１４４Ｂ、　１４５Ｂ側の
）５　ランジ部１４５Ｂには、前述の係止片１）４Ｂ’
　を受は入れて係止するための挿入溝１４７Ｂが形成さ
れている。さらにフランジ部１４５Ｂには、コネクタを
パネル等にビス等により取付るための貫通孔１４５Ｂ”
が設けられている。

このような構成のシールドケースｌｌ０Ｂの製造方法は
第７図（Ａ）　、　（Ｂ）に示されるごとくであるが、
その要領は第一実施例の製造方法と同一でよいので繰り
返しの説明は省略する。

また、シールドケース１）０Ｂを絶縁ハウジング１４０
Ｂに組み込む方法は、組立自動機（図示せず）により第
６図に示すごとく配置せしめ、シールドケース１）０Ｂ
または絶縁ハウジング１４０Ｂの移動により簡単に組み
込むことができる。

このように簡単な組立であるため、他の実施例と同様に
自動的に多数−括して組立が可能となる。また、絶縁ハ
ウジングに配設されたコンタクトはほぼ完全にシールド
ケースに包囲されると共に、シールドケースの側壁包囲
部１）２Ｂ”、　１）３Ｂ”は相手コネクタのシールド
ケースに弾性的に接触することが可能となり、シールド
接触効果を向上することとなる。

以上説明した各シールドケースの端部の開き止めとする
係止手段は端部に設けた係止突部とそれに対応する係止
凹部あるいは波状の係止部と相手シールドケース等に設
けられた係止孔等によりなされたが、本発明はそれに限
ることなく、端部の合わせ目に接着剤、半田付、溶接に
よる係止でもよいし、端部を折り返しによるカシメ付ま
たは、へトメ金具等を用いたカシメ付でもよい。

また、以上説明した絶縁ハウジングは雄コンタクトが配
設したものであったが、これに限らず雌コンタクトを配
設した絶縁ハウジングでもよいことは明らかである。

（発明の効果）本発明は以上のごとくであり、次のような効果を有する
。

■　絞加工を全く必要としないので、金属シート材の材
料の歩留りがよく、材料経費が安価となる。

■　シールドケースの加工及び該シールドケースを用い
た電気コネクタの組立は連続的に可能となるので自動加
工、自動組立が容易でかつ大量生産が可能となり従来と
比べ大幅なコスト低減化が図れる。

■　絞加工を必要としないため、伸展性ある軟材料を要
せず材料の選択幅が広くなり、また加工応力に伴う変形
がない。

■　また、絞加工を必要してないため、加工後のシール
ドケースは、各部とも、同一肉厚さで均一とされ精度の
低下がなく高品質のシールドケースを提供できる。

■　相手コネクタとシールド接触するための突出部は、
その加工が非常に簡単に可能となり、かつバネ性を有す
るシート材にて形成することができるので該突出部の弾
性が容易に確保することができる。

■　シールドケースのシート材から、コネクタの組立ま
でほとんど手作業によることなく自動化する己とができ
るので、大量生産が可能でかつ品質は均一となり、安価
で品質安定とされた電気コネクタとなり得る。

【図面の簡単な説明】

第１図（＾）、（Ｂ）、（Ｃ）は本発明の第一実施例の
電気コネクタ用の上下シールドケースと電気コネクタを
分離状態で示す斜視図、第２図は第１図のものの組立が
完成した際の斜視図、第３図（Ａ）は第１図（Ａ）の上
部シールドケースが展開状態でプレス抜きされた部分正
面図、第３図（Ｂ）は第３図（八）のものをめっき槽に
入れた際の断面図、第４図（八）は第１図（Ｃ）の下部
シールドケースが展開状態でプレス抜きされた部分正面
図、第４図（［１）は第４図（八）のものをめっき槽に
入れた際の断面図、第５図は本発明の第二実施例のシー
ルドケースの斜視図、第６図は本発明の第三実施例のシ
ールドケースの斜視図、第７図（Ａ）は、第６図のシー
ルドケースのプレス抜きされたときの部分正面図、第７
図（Ｂ）は第７図（＾）のものをめっき槽に入れた際の
断面図、第８図ないし第１）図は従来のシールドケース
を示すもので、第８図（八）　、　（Ｂ）　、　（Ｃ）
は上下シールドケースと電気コネクタを分離状態で示す
斜視図、第９図は第８図のものの組立が完成した際の斜
視図、第１０図（八）〜（ＩＥ）は第８図（八）または
（Ｂ）のシールドケースの製造工程を順を追って示す図
、第１）図は第９図（Ａ）　、　（Ｂ）のシールドケー
スのめっき要領を示す断面図である。１）０、１２０；１）０Ａ；ｌｌ０Ｂ・・・・・・・・
・・・・・・・シールドケース１）２、１）３．１）４
．１）５；１）２１３．１）３Ｂ、　１）４Ｂ、　１）
５Ｂ；１）７Ｂ’　。１）７Ｂ”・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・側面部１）２Ｂ’、１）３Ｂ’１ｌ１２Ｂ”、１）３
Ｂ’　・・・屈曲結合舌片１）７°、１）７”；１）７
Ｂ’、１）７”・・・・・・・・・係止手段１）４１）
、１）８Ｂ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・係止片１２２Ａ’　、　１２３Ａ・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・突部１２８’、
１）６’、１）８°、１２Ｇ’　・・・・・・・・・結
合手段１４０゛・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・絶縁ハウジング１４６
Ｂ、　１４７Ｂ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・係止溝特許出願人　　　　　　　ヒロセ電
機株式会社代　理　人　　弁理士　　　藤　　岡　　　
敬第２図第５図第９図第８図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）コンタクトの配設された絶縁ハウジングの周面を
包囲する電気コネクタ用シールドケースにおいて、金属シート材を弯曲せしめて絶縁ハウジングの周面を包囲するための筒状の側面部を形成し、上記側面部は、上記弯曲によって隣接することとなった周方向の両端に、互いに係止し合って開き
止めとなる係止手段を備えている、ことを特徴とする電
気コネクタ用シールドケース。
（２）側面部は、相手方コネクタのシールドケースに弾
性的に接触する突部が形成せられていることを特徴とす
る特許請求の範囲第（１）項記載の電気コネクタ用シー
ルドケース。
（３）側面部は、周縁に絶縁ハウジングの係止溝に嵌挿
される係止片及び／もしくは絶縁ハウジングの緑に嵌着
される屈曲結合舌片を有していることを特徴とする特許
請求の範囲第（１）項または第（２）項記載の電気コネ
クタ用シールドケース。
（４）コンタクトの配設された絶縁ハウジングを、上部
シールドケースと、下部シールドケースにより挟着包囲
する電気コネクタ用シールドケースにおいて、上部シールドケース及び下部シールドケースは両者と共に、金属シート材を弯曲せしめて絶縁ハウ
ジングの周面を包囲するための筒状の側面部をそれぞれ
有し、上記側面部は、上記弯曲によって隣接することとなった周方向の両端に、互い係止し合って開き止
めとなる係止手段を備え、上記側面部の周面には、上部シールドケースは下部シールドケースとが絶縁ハウジングを挟着包囲
した状態で係止し合う結合手段が設けられている、ことを特徴とする電気コネクタ用シールドケース。
（５）コンタクトの配設された絶縁ハウジングの周面に
包囲する環状の側面部を有する電気コネクタ用シールド
ケースの製造方法において、互いに、係止し合う係止手
段を両端に備えた側面部を展開状態で有する形に金属シ
ート材を打抜く第一工程と、上記打ち抜かれた金属シート材の側面部を弯曲しかつ係止手段を係止させて筒状に形成する第二工
程と、を経ることを特徴とする電気コネクタ用シールドケースの製造方法。
（６）第一工程は金属シート材の打抜きの後、めっき工
程を経ることを特徴とする特許請求の範囲第（５）項記
載の電気コネクタ用シールドケースの製造方法。