JP3308270B2 - 乗物用換気設備の分配ユニット - Google Patents
乗物用換気設備の分配ユニットInfo
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- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
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Description
ウジングを有し、その内部で弁装置が殻体表面に設置さ
れた少なくとも一つの出口への空気流を制御するため、
ハウジングの殻体表面の母線に平行な軸によって回転可
能な、乗物の換気オリフィスに換気用空気を分配するよ
うに構成された、乗物用換気設備の分配ユニットに関す
るものである。
た多数のオリフィスを通って乗物内に分配ユニットによ
って供給される前に、内部に空気が導入されかつ調和さ
れるハウジングを有する。そのようなオリフィスは、た
とえば、除霜オリフィス、器具パネルオリフィス、乗物
内オリフィスおよび床オリフィスの形式を備えることが
できる。分配ユニットの種々の出口の間の換気の分配
は、通常、これらの出口を開閉するため使用しうる多数
のダンパによって実施される。したがって、そのような
換気設備は多数の異なったダンパおよび制御装置を備え
た比較的複雑な構造のものである。したがって、分配ユ
ニットは設けられる部品に対応しうるように大型でしか
も複雑な構造を有する。
った出口へ分配空気を指向するため、板状ダンパの弁装
置を使用することによって分配ユニットを簡単にする試
みがなされたが、この試みは別々のダンパが使用される
ときと同じように各出口を制御することができないとい
う欠点がある。
望の順序で多数の異なった出口の別々の制御を達成する
ため、殻体表面ならびに端部に出口を備えるとともに、
弁装置が円筒形でありかつ殻体表面ならびに端部を有
し、弁装置の回転によって殻体表面およびハウジング端
部の対応する出口と一致するように作られた孔を備えた
分配ユニットハウジングを設けることが提案された。し
かしながらこの装置の欠点は、多数の出口を所望すると
き、弁装置したがってハウジングの軸方向長さを比較的
長くしなければならないことである。
あるとともに、所望のように空気を分配する可能性を維
持する分配ユニットを得ることである。
された特徴を備えるように構成された分配ユニットによ
って達成される。
の孔が存在する殻体表面を必要としない、きわめて簡単
な弁要素によって制御される装置が得られる。弁要素は
狭くすることができ、また大きい困難なしに流れの観点
からその端部によって流入する空気流に適合する。この
解決法はとくに大きい利点をもって装置のハウジングを
短縮するため使用することができ、弁装置はまた殻体表
面およびハウジングの端部の孔と共働するためハウジン
グの端部に設置された二つの軸方向に離れた外側弁要素
を有し、これらの外側弁要素は中間皿状弁要素より軸方
向長さが長い。関連する中間円形弁要素は少なくとも二
つが適当である。
載から分かるであろう。以下、本発明を添付図面に示さ
れた実施例に基づき一層詳細に説明する。
面図を示す。
示す。
た部分の斜視図で、第3A図はハウジングを示し、第3B図
はハウジング内に設置された弁装置を示す。
部の、部分断面図である。
例の一部の、部分断面図である。
素17″の斜視図を示す。
部分の斜視図を示す。
え、その分配ユニット1によって空気が乗物内部の種々
の吹出しオリフィスに分配され、それぞれの条件に適す
るように乗物内部の換気を実施することができる。分配
ユニット1は本質的に円い円筒形断面のハウジング2を
有し、ハウジング2はその殻体表面ならびにその両端
に、(図示しない)適当な導管を通して乗物内部の種々
の吹出しオリフィスに接続するためのものである多数の
出口を有する。しかして、たとえば、ハウジング2頂部
の出口3および4は除霜オリフィス用のものであり、一
方出口5および6は、器具パネルに通ずる出口5によっ
て乗物内部の中央をまた出口6によって乗物内部の後方
部分を換気するためのものである。ハウジング2の右端
の出口7は乗物内部の右側の床空間にオリフィスを通る
空気を供給し、ハウジングの左端の対応する出口8は乗
物内部の左側空間に空気を供給する。ハウジング2右端
の別の出口9は乗物内部の右側の横窓および後窓に空気
を供給し、ハウジング2の左端には乗物内部の左側に対
して、出口9に向き合った、出口10が設けられている。
ハウジング2の種々の出口はハウジング2の中心線11の
両側にまとめられている。ハウジング2底部には詳細に
は図示されない通常の種類の設備において通常の方法で
所望に応じて調和される空気用の入口12が接続されてい
る。
れ、弁装置13はその回転によってハウジング2の殻体表
面および両端部の種々の出口を開閉させることができ
る。弁装置13は共通の軸14に固定された多数の軸方向に
離れた弁要素15〜18を有する。軸は円い円周形ハウジン
グの中心に、ハウジングの殻体表面の母線に平行に設置
されている。軸14には歯車型のドッグ19が取付けられ、
ドッグ19はハウジングに突入する軸上の対応するドッグ
と噛み合うためのもので、弁装置13を回転するための詳
細には図示されない作動装置の一部を形成している。
く、それぞれ殻体壁およびハウジングの各端部に面する
それらに隣接した端部を有する。殻体壁および端部の適
当な形の孔は、種々の回転位置においてハウジング2の
殻体壁および端部の対応する出口を通る空気の排出を可
能にしている。ハウジング2および弁装置13は、二つの
外側弁要素15および16が入口12の両側に設置され、かつ
それぞれ入口12の近くに位置し、そこから空気が弁要素
に邪魔されないで通過しうるように構成されている。そ
のような弁要素を備えた装置はスウエーデン国特許出願
第9002950−5にすでに開示され、該明細書を詳細な説
明のためここに引用する。二つの中央弁要素17および18
は薄肉円板状ダンパで入口の中央に設置されている。そ
れらの僅かな軸方向厚さのため、それらはハウジングへ
流れ込む空気にそれ程邪魔にはならない。第2図に一層
詳細に示されているように、出口6はハウジング2の殻
体表面に設置されかつ、孔21を備えた凹み20を有し、孔
21はハウジングの内部に位置する半径方向面にほぼ向い
ておりかつ出口6を形成している。弁要素18は円板形
で、凹み20に付属する孔21の端部に対して軸方向に密封
接触するように構成されているが、明瞭のため、第2図
には弁要素18を端部22からある距離において示されてい
る。弁要素18には、孔21に対応し第2図に示された回転
位置にあるとき空気が出口6を通って流出しうる切欠き
23が設けられている。出口5は出口6に対して円周方向
に変位しているが、出口5に対応して別の構造にするこ
ともできる。第1図に示すように、二つの弁要素17およ
び18の間に入る空気は出口5および6を通ってハウジン
グから排出することができる。
ジング2を示している。第3B図において、弁装置13に含
まれる種々の弁要素15〜18は出口7および8のみが開い
ている第3A図のハウジングに対する位置においてハウジ
ング2から取出して示されている。図示のように、弁要
素15はその端部ならびにその殻体表面に、回転位置に応
じて出口3,8および10の一つ以上に対し中心に位置する
孔24を有する。同じことが弁要素16にも対応して起こ
る。
の弁要素の間の空間から、弁装置13の回転位置に係ら
ず、それらの切欠きを通って排出する。弁17および18の
場合、このことは空気が対応する切欠きに全部が分配さ
れるか、または一部か出口に一部がハウジングの端部
に、もしくは全部がハウジングの端部に分配されること
を含んでいる。弁要素15〜18の種々の孔および切欠きの
形状および位置は、ハウジング2の種々の出口の形状お
よび位置と同様に、意図する空気分配に従って、当然変
化される。たとえば、もし弁装置13の限定された回転の
みを意図するとき、作動を維持する可能性は二つの弁要
素17,18を円の代わりに扇形にすることを含み、それに
よりハウジング端部に向かって一層邪魔されないで流出
させることができる。
第1図ないし第3図に要素と同様の機能を備えた要素X
は同じ参照符号を付して示してあるが、X″として区別
されている。軸14″上のドッグ19″はハウジング2″の
一端に取付けられ、回転装置のハウジング外側に設置さ
れた回転軸とかみ合うようにされている。凹み20″に隣
接する端部22″はここでは軸14″の軸受を形成し、シー
ルの目的で弁要素16″をハウジング2″の端部に向かっ
て押すばね25の支持体を形成している。別のばね26が二
つの弁要素17″および18″の間に設置され、それらを押
し離して各出口5″および6″の各端部22″に密封係合
させている。図示のように出口6″は、ハウジング2″
外側に空気導管に接続する突起27を備えている。第1図
ないし第3図の実施例とは異なり、出口6″の開口は半
径方向平面の両側に延長し、接触面は弁要素18″と端部
22″の間に設置されている。このことは、弁要素18″が
軸方向に延長されることにより、この場合には殻体部分
28によって可能にされ、殻体部分28は軸方向に凹み20″
から離れる方向に突起27の下に達し、出口と反対方向に
延びる孔30を閉鎖する。その結果、弁要素18″が開放位
置にあるとき出口は拡大し、したがって以前よりも空気
の偏倚が少ない好ましい流れが生ずる。その訳は空気の
一部が孔30を通ってほとんど半径方向に流出するからで
ある。隣接する弁要素17″は同様の構造のものである
が、当然前記と同じ設計のものまたは別の設計のものと
することもできる。端部22″は入口12″に向かって延長
され空気流入用の案内29を形成している。
されている。第1図ないし第4図と同じ機能を備えた要
素Xは同じ参照符号をもつが、X″として区別されてい
る。軸14″に取付けられた薄肉円形弁要素17″は皿型で
ある。弁要素17″は第6図に一層詳細に示され、その外
側端部は半径方向を向き、ハウジング2″の内側に密接
し、半径方向内部円錐部分40に接合し、円錐部分40は、
ハウジング2″を通って横方向に延びかつ下端部の平面
に対して横方向に変位した平面内にある平らな底部に終
わっている。この円形弁要素17″はハウジングの凹み2
0″の孔21″に向かって凸状をなしている。孔21″はハ
ウジング内部に設置された半径方向平面に向かって斜め
の方向に、しかし実質的にその平面に向いている。すべ
ての空気はハウジングの半径方向平面を通過するが、弁
要素17″の円錐部分40は、空気の案内の見地から、凹み
20″の延長を形成し、それにより空気は出口5″に向か
って突然変向することが少なくなっている。第5図ない
し第7図の別の実施例における皿型弁要素17″は切欠き
41″を有し、切欠き41″は弁要素17″の端部上にかつそ
の円錐部分40上に延びている。第5図および第7図に示
されたように、ハウジング2″は切欠き41″に対応する
凹みを備えている。弁装置17″は切欠き41″が出口5″
の凹みと一致するような回転位置にあるとき、空気は切
欠き41″を通って出口5″に導き出される。弁装置17″
が皿型でありかつ弁装置の円錐部分40上に延長する切欠
き41″を有することは、流れ断面を大きくかつ空気流の
偏倚を小さくし、したがって、流量損失を小さくし、円
周方向の長さを最小にする。このことは出口5″に対し
て流量を大きくすることが容易に可能になるとともに、
この型の二つ以上の出口5″をハウジングの円周方向に
設置することを可能にするものである。
への空気流に対する好ましい効果が生ずるが、その訳は
円錐部分40が入口12″から流れ込む空気流を穏やかに変
向しさらにハウジングの端部に送るからである。
18〜18″と同様に、プラスチックから作るのが有利であ
り、その場合、各出口は第4図に示された型の突起を備
えるのが有利である。シールを促進するため弁要素のシ
ール面をポリアミド層のようなシール材料によって被覆
することが適当である。
〜16″は比較的短くすることができ、その結果、これら
の弁要素に沿う軸方向流れ通路に短縮することができ
る。さらに、ハウジング2〜2″も短縮することができ
る。二つの出口5〜5″および6〜6″の場合、ハウジ
ング2〜2″内側のそれらに属する孔21〜21″は互いに
向き合うが、また当然5〜5″および6〜6″をたとえ
ば、それらの各孔21〜21″が互いに横を向き、すなわち
各出口が軸方向に180゜回転されるような、別の方法で
位置決めすることができる。このことはハウジング2〜
2″の長さをさらに短縮するようにするものである。も
ちろん出口の相対的位置も円周方向に変更することがで
きる。
図示されたもの以外に多くの別の形式を備えることがで
きる。ハウジング2〜2″の調節に対応して、弁装置13
〜13″を完全に弁部材17〜17″および18〜18″として図
示された多数の弁要素から構成することも多分適当であ
る。添付図面は、各弁部材17〜17″および18〜18″に対
してただ一つの出口を示すのみであるが、必要に応じ
て、各弁要素に対して、多分異なった形状のまた異なっ
た軸方向長さの多数の出口を円周方向に使用することも
可能である。
損失が小さくなるので有利である。流量損失は、壁およ
び入口に向いた弁要素を比較的薄くすることにより、一
層小さくすることができる。
Claims (8)
- 【請求項1】乗物の換気オリフィスに換気用空気を分配
するための、乗物の換気設備用分配ユニットであって、
少なくとも部分円筒状殻体表面を備えたハウジング(2
〜2″)を有し、その内部で弁装置(13〜13″)が、殻
体表面に設置された少なくとも一つの出口(6)への空
気流を制御するため、ハウジングの殻体表面の母線に平
行な軸(14〜14″)によって回転可能である前記分配ユ
ニットにおいて、ハウジング(2〜2″)の殻体表面は
ほぼ、ハウジング内部に位置する、半径方向平面に向か
いかつ出口(6〜6″)を形成する孔(21〜21″)を備
えた少なくとも一つの凹み(20〜20″)を有し、弁装置
(13〜13″)は孔(21〜21″)と共働し、その半径方向
外側部分に孔(21〜21″)に向き合った切欠き(23,4
1)を備えかつハウジング(2〜2″)の分離壁を形成
する弁要素(17〜17″,18〜18″)を有することを特徴
とする分配ユニット。 - 【請求項2】弁要素(17〜17″,18〜18″)が切欠き(2
3〜23″)を備えた皿型のものであり、切欠き(23〜2
3″)がハウジングの凹み(20〜20″)の孔(21〜2
1″)と同じ半径方向平面内にあることを特徴とする請
求項1に記載の分配ユニット。0 - 【請求項3】弁要素(17″,18″)がハウジングの凹み
の孔(21″)に向かう方向に凹んだ皿型であり、また弁
要素(17″,18″)の凹み部分の一部、好ましくは円錐
部分が孔(21″)の部分に対応する切欠き(23″)を有
することを特徴とする請求項1に記載の分配ユニット。 - 【請求項4】ハウジング(2〜2″)の殻体表面は横方
向に離れかつそれぞれそれらの弁要素(17〜17″,18〜1
8″)を備えた少なくとも二つの出口(5〜5″,6〜
6″)を有することを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれか一項に記載の分配ユニット。 - 【請求項5】出口(5,6)がハウジングの円周方向に相
互に離されていることを特徴とする請求項4に記載の分
配ユニット。 - 【請求項6】ハウジング(2″)の殻体表面の出口
(6″)の開口は孔(21″)が位置する半径方向平面の
両側において軸方向に延び、弁要素(18″)が凹み(2
0″)から離れる方向に軸方向に延長され、かつハウジ
ングの円周方向に位置し半径方向平面内に位置する孔
(21″)に連通する孔を閉鎖しうることを特徴とする請
求項2に記載の分配ユニット。 - 【請求項7】弁装置(13〜13″)はまた二つの軸方向に
離れた外側弁要素(15〜15″,16〜16″)を有し、前記
弁要素(15〜15″,16〜16″)はハウジングの端部に位
置しかつそれぞれ殻体表面および殻体表面の出口(3,4,
7〜10)ならびにハウジングの端部と共働する端部を有
し、これらの外側弁要素(15〜15″,16〜16″)は分離
壁を形成する中間円形弁要素(17〜17″,18〜18″)よ
り軸方向長さが長いことを特徴とする請求項1ないし6
項のいずれか一項に記載の分配ユニット。 - 【請求項8】ハウジングの入口(12〜12″)は弁装置
(13〜13″)の薄肉円形弁要素(17〜17″,18〜18″)
に対してほぼ中心に位置していることを特徴とする請求
項1ないし7のいずれか一項に記載の分配ユニット。
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