JP3308107B2 - 識別信号復調装置 - Google Patents

識別信号復調装置

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JP3308107B2
JP3308107B2 JP17260394A JP17260394A JP3308107B2 JP 3308107 B2 JP3308107 B2 JP 3308107B2 JP 17260394 A JP17260394 A JP 17260394A JP 17260394 A JP17260394 A JP 17260394A JP 3308107 B2 JP3308107 B2 JP 3308107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、識別信号復調装置に関
し、特に第2世代EDTVなどのテレビジョン放送にお
ける識別制御信号を復調する識別信号復調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、第2世代EDTV放送を識別する
ために、映像信号の第22ライン及び第285ラインに
識別制御信号の挿入が提案されている。識別制御信号
は、図5に示すように、27ビットで構成され、1ビッ
トの期間は3.58MHzの色幅搬送波fscの7周期
分(約1.95μs)である。第1ビット(B1)から
第5ビット(B5)までをNRZ波形とし、B6〜B1
7をfscで位相変調された信号、B25〜B27を確
認用の4/7fscの正弦波としている。VTR等への
応用を考慮し、映像信号の位置を示すリファレンス信号
やレターボックスを示す識別信号はNRZ形式で、他の
識別信号は確認信号へのゴーストの影響を軽減するため
fscで変調されている。なお、NRZ(Non Return t
o Zero)波形は、0または1のビット信号が、1ビット
期間ハイまたはローレベルで表される信号波形である。
【0003】通常の放送では、第22ライン、第285
ラインは映像信号であるため、識別制御信号が挿入され
ているか否かを識別信号検出装置により検出しなければ
ならない。
【0004】従来の識別信号検出装置は、図6に示すよ
うに、色幅搬送波の4倍の周波数4fscでサンプリン
グされたディジタル映像信号100を入力する入力端子
1と、ディジタル映像信号100からfsc及び4/7
fsc成分を取り除くローパスフィルタ2と、ディジタ
ル映像信号100から4/7fsc成分を抽出するバン
ドパスフィルタ3と、装置各部を制御するコントロール
信号やゲート信号を発生するコントロール信号発生回路
4と、ローパスフィルタ2を通過した信号101にB1
〜B5のそれぞれが入力された時に1クロック毎に累積
するビット内累積手段5と、各ビット毎に累積された信
号102がHigh(1)かLow(0)かを判別する
NRZ復号回路6と、NRZ信号103が決められた状
態になっているか否かを判別するNRZ確認回路7と、
ローパスフィルタを通過した信号101のB24〜B2
7の確認信号を累積してその低域成分を算出し出力する
ライン内累積回路8と、入力された信号104の低域成
分とペデスタルレベルの差が小さい場合にHigh
(1)を出力する低域分判別回路9と、バンドパスフィ
ルタ3により抽出された4/7fsc成分105を7ク
ロック毎に累積する7クロック累積回路10と、累積結
果106を検波して確認信号部に4/7fsc成分の正
弦波が所定レベル以上存在しているとHigh(1)を
出力する4/7fsc成分検出回路11と、NRZ確認
回路7、低域分判別回路9及び4/7fsc成分検出回
路11からの出力が全てHigh(1)の場合に、識別
信号が確認されたとして出力端子13よりHigh
(1)を出力する合成回路12とを具備している。
【0005】ビット内累積手段5及びライン内累積回路
8は、図7(a)に示すように、入力端子14と、加算
器15と、2個のDフリップフロップ16、17と、出
力端子18とから構成されている。
【0006】前記7クロック累積回路10は、図7
(b)に示すように、入力端子19と、加算器20と、
8個のDフリップフロップ21a〜21g、22と、出
力端子23とから構成されている。
【0007】次に、本従来例の動作について説明する。
【0008】4fscでサンプリングされたディジタル
映像信号100は入力端子1から入力され、ローパスフ
ィルタ2によりディジタル映像信号100からfsc及
び4/7fsc成分が取り除かれ、バンドパスフィルタ
3によりディジタル映像信号100から4/7fsc成
分が抽出され、コントロール信号発生回路4により装置
各部を制御するコントロール信号やゲート信号が発生さ
れる。識別制御信号のB1〜B5のそれぞれがビット内
累積手段5の入力端子14から入力されたときに、CL
R信号によりDフリップフロップ16はリセットされ、
加算器15及び4fscのクロック信号でラッチされる
Dフリップフロップ17によって1クロック毎に累積さ
れる。それぞれのビットが終了すると、CLK信号でD
フリップフロップ17によりラッチされ、累積出力10
2が出力端子18から出力される。各ビット毎に累積さ
れた信号102は、NRZ復号回路6によりHigh
(1)かLow(0)かが判別される。
【0009】そして、NRZ確認回路7によりNRZ信
号103が決められた状態になっているか否かが判別さ
れる。例えば、B1が1、B2が0、B4がB3とB5
の偶パリティになっていれば、NRZ信号が確認された
としてHigh(1)信号が合成回路12に出力され
る。
【0010】また、ライン内累積回路8によりB24〜
B27の確認信号またはノイズに強くするためにB24
より前のfsc変調部分とB24〜B27との確認信号
が累積されて、その低域成分が算出される。低域分判別
回路9により入力された低域成分とペデスタルレベルの
差が小さい場合にHigh(1)信号が出力される。一
方、バンドパスフィルタ3により抽出された4/7fs
c成分105は7クロック累積回路10に供給され、B
25の確認信号部分が供給されるときに、CLR信号で
7個のDフリップフロップ21a〜21gリセットさ
れ、入力端子19からB25〜B27に信号が入力され
ている間、加算器20及びDフリップフロップ21a〜
21gを用いて入力信号が7クロック毎に累積される。
B27まで累積されると、累積結果106がCLK信号
でDフリップフロップ22によりラッチされ、出力端子
23より出力される。累積された信号は4/7fsc成
分検出回路11により検波され、4/7fsc成分の正
弦波が所定レベル以上存在しているとHigh(1)が
合成回路12へ出力される。合成回路12によりNRZ
確認回路7、低域分判別回路9及び4/7fsc成分検
出回路11からの出力が全てHigh(1)の場合に、
識別信号が確認されたとして出力端子13よりHigh
(1)信号が出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の識別信号復調装
置では、映像信号の第22ライン及び第285ラインに
識別信号が挿入されているか否かを判別しなければなら
ず、B1〜B5のNRZ信号やB25〜B27の確認信
号の4/7fsc成分の信号はある程度の振幅が大きい
ため、ノイズによって検出漏れ、すなわち識別信号が挿
入されているのに挿入されていないと判別することが起
こりにくいが、低域成分はペデスタルレベルとの差があ
る設定値より小さいことを確認するため、設定値を大き
くすると誤検知、すなわち識別信号が挿入されていない
のに挿入されていると判別することが多くなるため、設
定値は小さくせざるを得ず、設定値が小さくなると、ノ
イズに弱くなり、受信信号のS/Nが劣る場合に検出漏
れが多くなってしまうことが実験により確認されてい
る。
【0012】また、識別信号が挿入されていないで低域
成分とペデスタルレベルとの差が大きい場合と、識別信
号が挿入されていて低域成分とペデスタルレベルとの差
が小さい場合とが途中で切り替わった場合を考えると、
ノイズレベルに強くするために単に低域成分をフィール
ド毎に累積したとすると、レベル差が大きい場合が合わ
せて累積されるわけであるから、設定値を小さくしてお
くためレベル差の大きな信号の影響があるうちは、検出
漏れとなり、影響がなくなるまで累積しなければなら
ず、切り替わりの検出時間が遅れ、誤検出し易い。
【0013】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、受信信号のS/Nが劣る場合で
も、確認信号の検出で誤った判定をすることがなく、識
別信号が挿入されている場合と挿入されていない場合と
が切り替わっても誤検知しない識別信号復調装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的は、テレビジョン識別制御信号のNRZ信号を復号
する復号手段と、NRZ信号が規定通りの値となってい
るか否かを確認する確認手段と、確認手段によりNRZ
信号が規定通りに確認された場合のみ識別制御信号の確
認信号をフィールド毎に所定の係数をかけて累積する累
積手段と、累積結果から確認信号の判定や基準位相情報
を得る検出手段とを具備する請求項1に記載の識別信号
復調装置によって達成される。
【0015】本発明によれば、前述の目的は、識別制御
信号の確認信号をフィールド毎に所定の係数をかけて
積する累積機能及び累積結果を保持する保持機能を有
フィールド間累積手段と、フィールド間累積手段によ
って累積された確認信号の存在を確認する識別制御信号
確認手段と、識別制御信号確認手段で確認された前記確
認信号の存在に基づいて確認信号の判定や基準位相情報
を得る合成手段とを具備し、フィールド間累積手段が、
識別制御信号確認手段により確認信号の存在が確認され
た場合に累積結果を保持し、確認されなかった場合に
は、それより前の累積結果を保持する請求項2に記載の
識別信号復調装置によって達成される。
【0016】
【作用】請求項1に記載の識別信号復調装置において
は、復号手段によりテレビジョン識別制御信号のNRZ
信号が復号され、確認手段によりNRZ信号が規定通り
の値となっているか否かが確認され、確認手段によりN
RZ信号が規定通りに確認された場合のみ、累積手段に
より識別制御信号の確認信号がフィールド毎に所定の係
数をかけて累積され、検出手段により累積結果から確認
信号の判定や基準位相情報が検出される。これにより、
受信信号のS/N比が劣る場合でも、確認信号の検出で
誤った判定をすることを防止でき、識別信号が挿入され
ている場合と挿入されていない場合とが切り替わっても
誤検知することがない。
【0017】請求項2に記載の識別信号復調装置におい
ては、フィールド間累積手段は、識別制御信号の確認信
号をフィールド毎に所定の係数をかけて累積する累積機
能及び累積結果を保持する保持機能を有し、識別制御信
号確認手段によりフィールド間累積手段によって累積さ
れた確認信号の存在が確認され、合成手段により識別制
御信号確認手段で確認された確認信号の存在に基づいて
確認信号の判定や基準位相情報が得られ、フィールド間
累積手段により、識別制御信号確認手段により確認信号
の存在が確認された場合に累積結果が保持され、確認さ
れなかった場合には、それより前の累積結果が保持され
。これにより、受信信号のS/N比が劣る場合でも、
確認信号の検出で誤った判定をすることを防止でき、識
別信号が挿入されている場合と挿入されていない場合と
が切り替わっても誤検知することがない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の識別信号復調装置の第1の実
施例を図1を参照しながら説明する。なお、図6と同一
構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0019】本実施例の識別信号復調装置には、ライン
内累積回路8と低域分判別回路9との間に配置されたN
RZ確認回路7によりNRZ信号が規定通りに確認され
た場合のみ識別制御信号をフィールド毎に累積する累積
手段としてのフィールド間累積回路24と、7クロック
累積回路10と4/7fsc成分検出回路11との間に
配置された累積手段としてのフィールド間累積回路25
とを具備している。
【0020】フィールド間累積回路24及び25は、図
2(a)に示すように、入力端子26と、入力信号を1
/4倍する逓倍器27と、加算器28と、Dフリップフ
ロップ29と、Dフリップフロップ29の出力信号を3
/4倍する逓倍器30と、出力端子18とから構成され
ている。
【0021】次に、本実施例の動作について説明する。
【0022】4fscでサンプリングされたディジタル
映像信号100は入力端子1から入力され、ローパスフ
ィルタ2によりfsc及び4/7fsc成分が取り除か
れ、バンドパスフィルタ3により4/7fsc成分が抽
出され、コントロール信号発生回路4により装置各部を
制御するコントロール信号やゲート信号が発生される。
識別制御信号のB1〜B5のそれぞれがビット内累積手
段5の入力端子14から入力されたときに、CLR信号
によりDフリップフロップ16はリセットされ、加算器
15及び4fscのクロック信号でラッチされるDフリ
ップフロップ17によって1クロック毎に累積される。
それぞれのビットが終了すると、CLK信号でDフリッ
プフロップ17によりラッチされ、累積出力102が出
力端子18から出力される。各ビット毎に累積された信
号102は、NRZ復号回路6によりHigh(1)か
Low(0)かが判別される。
【0023】そして、NRZ確認回路7によりNRZ信
号103が決められた状態になっているか否かが判別さ
れる。例えば、B1が1、B2が0、B4がB3とB5
の偶パリティになっていれば、NRZ信号が確認された
としてHigh(1)信号が合成回路12及びフィール
ド間累積回路24、25に出力される。
【0024】また、ライン内累積回路8により算出され
た低域成分はフィールド間累積回路24に入力される。
電源投入時やチャンネル切り替え時にCLR信号が入力
されてDフリップフロップ29はリセットされる。入力
端子26から入力された信号は逓倍器27により1/4
倍され、加算器28によりDフリップフロップ29の出
力である前フィールドまでの累積出力を逓倍器30によ
り3/4倍したものと加算される。その加算結果はDフ
リップフロップ29に入力されるが、NRZ信号が確認
されなかった場合は、累積されない。そして、ラッチ出
力は出力端子31より出力される。フィールド間累積回
路24で低域成分が累積されることによってノイズ成分
が低減され、低減分判別回路9により入力された低域成
分とペデスタルレベルの差が判別され、低域成分とペデ
スタルレベルの差が小さい場合にHigh(1)信号が
出力される。
【0025】一方、バンドパスフィルタ3により抽出さ
れた4/7fsc成分105は7クロック累積回路10
に供給され、B25の確認信号部分が供給されるとき
に、CLR信号で7個のDフリップフロップ21a〜2
1gがリセットされ、入力端子19からB25〜B27
に信号が入力されている間、加算器20及びDフリップ
フロップ21a〜21gを用いて入力信号が7クロック
毎に累積される。B27まで累積されると、累積結果1
06がCLK信号でDフリップフロップ22によりラッ
チされ、出力端子23より出力される。7クロック累積
回路10により7クロック毎に累積された確認信号の4
/7fsc成分はフィールド間累積回路25によりNR
Z信号がHigh(1)の場合に、フィールド間累積が
行われ、Low(0)の場合に、フィールド間累積は行
われず、累積出力は4/7fsc成分検出回路11に供
給され、4/7fsc成分検出回路11により検波さ
れ、4/7fsc成分の正弦波が所定レベル以上存在し
ているとHigh(1)が合成回路12へ出力される。
合成回路12によりNRZ確認回路7、低域分判別回路
9及び4/7fsc成分検出回路11からの出力が全て
High(1)の場合に、識別信号が確認されたとして
出力端子13よりHigh(1)信号が出力される。
【0026】また、フィールド間累積回路24、25
を、図2(b)に示すように、入力端子32と、四つの
Dフリップフロップ33、34、35、36と、三つの
加算器37、38、39と、出力端子40とにより構成
してもよい。
【0027】このようにした場合、電源投入時やチャン
ネル切り替え時にCLR信号が入力されてDフリップフ
ロップ33〜36はリセットされる。入力端子32から
入力された信号はDフリップフロップ33及び三つの加
算器37、38、39に供給される。NRZ信号がHi
gh(1)の場合、CLK信号は毎フィールド入力され
る。すなわち、Dフリップフロップ34からは2フィー
ルドの累積、Dフリップフロップ35からは3フィール
ドの累積、Dフリップフロップ36からは4フィールド
の累積結果が出力される。また、NRZ信号がLow
(0)の場合は、CLK信号は入力されないため、NR
Z信号が確認されず、フィールドの累積は行われないこ
とになる。
【0028】次に、本発明の識別信号復調装置の第2の
実施例を図3を参照しながら説明する。なお、図1及び
図6と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。本実施例の識別信号復調装置の特徴は、低域分判別
回路9の出力107がフィールド間累積回路24にフィ
ードバックされると共に、4/7fsc成分検出回路1
1の出力108がフィールド間累積回路25にフィード
バックされることにある。
【0029】フィールド間累積回路24及び25は、図
4(a)に示すように、入力端子41と、入力信号を1
/4倍する逓倍器42と、加算器43と、Dフリップフ
ロップ44と、Dフリップフロップ44の出力信号を3
/4倍する逓倍器45と、出力端子46とから構成され
ている。
【0030】次に、本実施例の動作について説明する。
【0031】4fscでサンプリングされたディジタル
映像信号100は入力端子1から入力され、ローパスフ
ィルタ2によりfsc及び4/7fsc成分が取り除か
れ、バンドパスフィルタ3により4/7fsc成分が抽
出され、コントロール信号発生回路4により装置各部を
制御するコントロール信号やゲート信号が発生される。
識別制御信号のB1〜B5のそれぞれがビット内累積手
段5の入力端子14から入力されたときに、CLR信号
によりDフリップフロップ16はリセットされ、加算器
15及び4fscのクロック信号でラッチされるDフリ
ップフロップ17によって1クロック毎に累積される。
それぞれのビットが終了すると、CLK信号でDフリッ
プフロップ17によりラッチされ、累積出力102が出
力端子18から出力される。各ビット毎に累積された信
号102は、NRZ復号回路6によりHigh(1)か
Low(0)かが判別される。
【0032】そして、NRZ確認回路7によりNRZ信
号103が決められた状態になっているか否かが判別さ
れる。例えば、B1が1、B2が0、B4がB3とB5
の偶パリティになっていれば、NRZ信号が確認された
としてHigh(1)信号が合成回路12に出力され
る。
【0033】また、ライン内累積回路8により算出され
た低域成分はフィールド間累積回路24に入力される。
電源投入時やチャンネル切り替え時にCLR信号が入力
されてDフリップフロップ44はリセットされる。入力
端子41から入力された信号は逓倍器42により1/4
倍され、加算器43によりDフリップフロップ44の出
力である前フィールドまでの累積出力を逓倍器45によ
り3/4倍したものと加算される。その加算結果は出力
端子46より出力される。そして、低減分判別回路9に
よりフィールド間累積された低域成分とペデスタルレベ
ルの差が判別され、低域成分とペデスタルレベルの差が
小さい場合にHigh(1)信号が合成回路12及びフ
ィールド間累積回路24に出力される。低域分判別信号
がHigh(1)となった場合は、Dフリップフロップ
44にCLK信号が入力されて累積結果がラッチされ
る。また、低域分判別信号がLow(0)となった場合
は、CLK信号が入力されないため、現フィールドの累
積結果はラッチされず、前フィールドまでの累積結果が
保持される。
【0034】一方、バンドパスフィルタ3により抽出さ
れた4/7fsc成分105は7クロック累積回路10
に供給され、B25の確認信号部分が供給されるとき
に、CLR信号で7個のDフリップフロップ21a〜2
1gがリセットされ、入力端子19からB25〜B27
に信号が入力されている間、加算器20及びDフリップ
フロップ21a〜21gを用いて入力信号が7クロック
毎に累積される。B27まで累積されると、累積結果1
06がCLK信号でDフリップフロップ22によりラッ
チされ、出力端子23より出力される。7クロック累積
回路10により7クロック毎に累積された確認信号の4
/7fsc成分はフィールド間累積回路25に入力され
る。電源投入時やチャンネル切り替え時にCLR信号が
入力されてDフリップフロップ44はリセットされる。
入力端子41から入力された信号は逓倍器42により1
/4倍され、加算器43によりDフリップフロップ44
の出力である前フィールドまでの累積出力を逓倍器45
により3/4倍したものと加算される。その加算結果は
出力端子46より出力される。4/7fsc成分検出回
路11によりフィールド間累積された4/7fsc成分
が検波され、4/7fsc成分の正弦波が所定レベル以
上存在しているとHigh(1)が合成回路12へ出力
される。合成回路12によりNRZ確認回路7、低域分
判別回路9及び4/7fsc成分検出回路11からの出
力が全てHigh(1)の場合に、識別信号が確認され
たとして出力端子13よりHigh(1)信号が出力さ
れる。
【0035】また、フィールド間累積回路24、25
を、図4(b)に示すように、入力端子47と、三つの
Dフリップフロップ48、49、50と、三つの加算器
51、52、53と、出力端子54とにより構成しても
よい。
【0036】このようにした場合、電源投入時やチャン
ネル切り替え時にCLR信号が入力されてDフリップフ
ロップ48〜50はリセットされる。入力端子47から
入力された信号はDフリップフロップ48及び三つの加
算器51、52、53に供給される。加算器53におい
てDフリップフロップ50からの出力すなわち3フィー
ルド分の累積結果と現フィールドの低減分が加算されて
出力端子54から出力される。同様に、低域分判別回路
9で判別信号がHigh(1)となった場合、Dフリッ
プフロップ48〜50にCLK信号が入力されて累積結
果がラッチされる。また、判別信号がLow(0)とな
った場合は、CLK信号が入力されないため、現フィー
ルドの累積結果はラッチされず、前フィールドまでの累
積結果が保持される。
【0037】なお、上述実施例においては、図2(a)
または図4(a)に示すように、フィールド間累積回路
24、25の逓倍器の係数は1/4,3/4となってい
るが、これに限らず、他の係数、を用いてもよく、本発
明は係数の値に限定されない。
【0038】また、上述実施例においては、図2(b)
または図4(b)に示すように、フィールド間累積回路
24、25のDフリップフロップの段数は3段または4
段であるが、本発明はDフリップフロップの段数に限定
されない。更に、フィールド間累積回路24、25の累
積特性を変えたり、あまり前の影響を残さないために、
CLR信号を定期的に供給してもよい。
【0039】そして、上述実施例においては、ライン内
の累積を行った後にフィールド毎の累積を行っている
が、これに限らず、フィールド毎の累積を行った後にラ
イン内の累積を行ってもよい。このようにした場合、フ
ィールド累積分のフリップフロップの数が多くなり、装
置規模が大きくなる。
【0040】なお、上述実施例においては、4fscで
サンプリングするように構成されているが、これに限ら
ず、4fsc以外の周波数でサンプリングしてもよい。
更に、アナログ信号のまま演算を行ってもよい。
【0041】また、NRZ信号と、低域分と、4/7f
sc成分の確認の合成の結果をそれぞれのフィールド間
累積の制御に用いてもよい。NRZ信号の確認結果だけ
を用いた場合、識別信号が挿入されていなかったとして
も、たまたま映像信号がNRZの確認機能に合う信号と
なり、誤検出する場合も考えられる。NRZ信号の確認
結果と、4/7fsc成分の確認結果と、低域分の判別
結果とを合成して用いることにより、誤検出の可能性が
減ることになる。これを図1に示した第1の実施例に適
用すると、ノイズに強いNRZ信号の確認結果と4/7
fsc成分の検出信号との論理積をとった信号をフィー
ルド間累積回路24、25に供給し、積信号がHigh
のとき累積を行わせるようにする。第2の実施例に適用
した場合も同様である。
【0042】なお、確認信号の判別ではなく、4/7f
sc正弦波のピーク点やゼロクロス点、B1の立下がり
等を検出して位相基準として用いる場合にも、その使用
する信号部分を上記方法と同様に制御してフィールド間
の累積をとる。
【0043】識別信号は位相基準を検出することにも使
われるが、その方法としては、4/7fsc正弦波のピ
ーク点やゼロクロス点、B1の立下がりの位置を検出し
て用いる。そのままピーク位置等を用いると、ノイズに
よって変動してしまう。従って、フィールド間に累積を
とってノイズを軽減する必要がある。このフィールド間
累積回路の制御に上述実施例と同様に確認信号を用い
る。
【0044】
【発明の効果】請求項1の識別信号復調装置によれば、
NRZ信号を検出確認した後、確認信号のフィールド間
累積を行っているので、放送途中に識別信号がなくなっ
た場合でも、その時点で累積を止め、識別信号が挿入さ
れていたフィールドまでの累積データを保持しているた
め、再び識別信号が多重された場合でも前のデータと累
積できるため、速やかに識別信号を検出できる。
【0045】請求項2の識別信号復調装置によれば、識
別信号がない場合に、映像信号をNRZ信号と見なして
誤検知された場合でも、確認信号を累積した結果から確
認信号の存在が確認された場合に、ラッチされて累積結
果が保持されるため、より一層誤検知しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の識別信号復調装置の第1の実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1の識別信号復調装置のフィールド間累積回
路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の識別信号復調装置の第2の実施例を示
すブロック図である。
【図4】図2の識別信号復調装置のフィールド間累積回
路の構成を示すブロック図である。
【図5】識別信号の波形を示す図である。
【図6】従来の識別信号復調装置の構成を示すブロック
図である。
【図7】ビット内累積手段及びライン内累積回路の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
6 NRZ復号回路 7 NRZ確認回路 9 低域分判別手段 11 4/7fsc成分検出回路 24,25 フィールド間累積回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン識別制御信号のNRZ信号
    を復号する復号手段と、NRZ信号が規定通りの値とな
    っているか否かを確認する確認手段と、確認手段により
    NRZ信号が規定通りに確認された場合のみ識別制御信
    号の確認信号をフィールド毎に所定の係数をかけて累積
    する累積手段と、累積結果から確認信号の判定や基準位
    相情報を得る検出手段とを具備する識別信号復調装置。
  2. 【請求項2】別制御信号の確認信号をフィールド毎
    所定の係数をかけて累積する累積機能及び累積結果を
    保持する保持機能を有するフィールド間累積手段と、フ
    ィールド間累積手段によって累積された前記確認信号の
    存在を確認する識別制御信号確認手段と、前記識別制御
    信号確認手段で確認された前記確認信号の存在に基づい
    て確認信号の判定や基準位相情報を得る合成手段とを具
    備し、前記フィールド間累積手段が、識別制御信号確認
    手段により確認信号の存在が確認された場合に累積結果
    を保持し、確認されなかった場合には、それより前の累
    積結果を保持することを特徴とする識別信号復調装置。
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